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吉田、15大会連続V=女子53キロ級で偉業―世界レスリング

時事通信 9月11日(木)22時42分配信

 【タシケント時事】レスリングの世界選手権第4日は11日、タシケントで行われ、吉田沙保里(ALSOK)が女子53キロ級の決勝でスウェーデンの選手を判定で下して優勝し、昨年までの55キロ級に続き、五輪と世界選手権を合わせて15大会連続世界一の偉業を達成した。
 吉田は2002年の世界選手権で初優勝してから連覇を続け、その後はアテネ、北京、ロンドンの五輪3大会で金メダルを獲得して世界女王の座に君臨。12年には、グレコローマンスタイル男子130キロ級のアレクサンドル・カレリン(ソ連、ロシア)の12連覇を更新する世界13連覇を遂げた。
 吉田は初優勝から昨年の世界選手権まで女子55キロ級を制してきたが、今回から階級区分が変更され、2016年リオデジャネイロ五輪で55キロ級がなくなるため、53キロ級に出場した。
◇吉田沙保里の略歴
 吉田 沙保里(よしだ・さおり)元全日本王者の父栄勝さんのレスリング道場で3歳から鍛えられる。三重・久居高から中京女大(現至学館大)を経てALSOK。世界選手権は初出場の02年から55キロ級で11連覇し、53キロ級の今回で12連覇。五輪は04年アテネから3連覇。12年に国民栄誉賞。01〜08年に公式戦119連勝。全日本選手権は13年まで10連覇を含む計11度の優勝。157センチ。31歳。三重県出身。 

最終更新:9月11日(木)23時28分

時事通信

 

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