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事件
原発風評被害装い…東電の賠償金詐取 容疑でNPO元理事らを再逮捕
2014.9.6 17:06
東京電力福島第1原発事故の風評被害を装った賠償金の不正請求事件で、警視庁組織犯罪対策3課は6日、詐欺容疑で、東京都練馬区豊玉南、NPO法人「東日本大震災原子力災害等被災者支援協会」(中野区)自称元理事、進藤一聡被告(42)ら2人を再逮捕、横浜市青葉区藤が丘、同協会会員で建築会社社長、佐藤武人容疑者(54)を逮捕した。同課によると、進藤容疑者ら2人は容疑を認め、佐藤容疑者は否認している。
同協会の理事長は久間章生元防衛相(73)。平成24年1~8月に同協会が代理申請するなどした二十数社に東電から約3億数千万円の賠償金が支払われており、佐藤容疑者もうち約4300万円を受け取っていた。同課は進藤容疑者らが主導して不正請求を繰り返していたみて全容解明を進めている。
逮捕容疑は、佐藤容疑者の建築会社が請け負っていた福島県南相馬市内の建築工事が原発事故前に中止になっていたにもかかわらず、事故の影響で中止になったように装い、平成23年12月~24年1月に虚偽の書類を東電側に提出。賠償金として約1800万円を詐取したとしている。
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