この単語がタイトルに使われている記事を見た瞬間、私は記事の内容を見ずとも「あー、あるある。わかるなー。」となりました。
記事内容はこちら:子育て:イクメンも悩み?パタニティーブルー - 毎日新聞
パタニティーブルーとは
「パタニティー」は父性、の意味。母親が出産後などに自信喪失や涙もろさ、いらいら感に襲われる「マタニティーブルー」の言わばパパ版、らしい。
引用:子育て:イクメンも悩み?パタニティーブルー - 毎日新聞
ということですが、「自信喪失、いらいら感」という箇所は私も多いに当てはまるので私も少なからず『パタニティーブルー』の経験者かと思います。
何故パタニティーブルーになるのか?
『パタニティーブルー』になる原因としては、私個人の考えとしては一言で言うと、
- 頑張り過ぎ
これにつきると思います。
もちろん頑張らなくていいわけではありません。おじいちゃんおばあちゃんと同居ならまだしも、パパとママ二人だけで育児をするにはママの頑張りと共にパパも同じようにもしくはそれ以上に頑張らなくてはなりません。
ただ男はバカなのでここで頑張りすぎちゃうわけですね(笑)。頑張りすぎてしまい出来ない時上手く行かない時に「自信喪失、いらいら感」が表れ『パタニティーブルー』になってしまうわけですね。
まあ、私は専門家ではありませんしただの新米パパなので偉そうな事は言えませんが、一年半ちょっとパパを初めて経験してみて分かったことがあります。
それは、どんなに頑張っても男性が育児で女性にはかなわない、ということです。
パパは頑張っても母乳は出ないのです。夜中に赤ちゃんが泣いてもパパにはそれを感知するセンサーが無いのです(参考:赤ん坊が泣いているのにイビキをかいている夫 : 妊娠・出産・育児 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。
パパはママの代わりにはなれないのです。
なのでママの代わりに完璧に育児しようと思うといわゆる『パタニティーブルー』になってしまうのではないかなと。
所詮我々男性陣は母親の女性にはかなわないのです。
もし男性が「育児なんて楽勝じゃん。」と思ったとしたら、それは大変な所は目をそむけるという男性陣特有の(笑)、嫌な部分は無意識に見ない、好きな事楽しい事だけ率先してやる(私もです。笑)という自分勝手な思考の結果「楽勝じゃん」という発想になるのかなと思います。
見ない所は実はママが対応していた、または自分は対応せず気づきもしない、という話だと私は思います。
私も我が子と二人きりの時がありますが、振り返ってみるとまあ大抵遊ぶだけですね(笑)。妻の事前フォロー事後フォローがあって初めて我が子との二人きりの時間を楽しく過ごせているのです。
パタニティーブルーにならない為には
最近常々思うことがあります。それは「育児は一人だけ、または夫婦だけでは上手く行かない。」ということです。
たまにおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行った時の楽な事楽な事!ちょっとの時間、ほんと数分だけでもパパママ以外の人に我が子を見てもらえるだけでもだいぶ違うなーと。
また、ちょっとした育児の話も
ママ:「こんな辛いことが...」
おばあちゃん:「あんたもそうだったのよ。」
こんな話だけでも出来ると出来ないでは大違いです。ちょっとした育児の悩みを話せるだけでもだいぶ気持ちも楽になります。
夫婦二人だけでも大変なのに、「ママが大変そうだ。パパの俺が全て包んで頑張らなくては。」と一人頑張っても所詮無理なのです。
もちろん頑張るとパタニティーブルーになるから頑張るのやめましょう、と言いたいのではないですよ。
頑張る方向性です。
大事なのは支え合うということだと思います。
もし、この記事を読んでいるあなたが、もしくは旦那様が今現在パタニティーブルーならば、このように考えてみてはいかがでしょうか?
- パパはママの代わりにはなれない
- パパはママのサポートなら出来る
そもそも母乳も出ない泣き声センサーも無い我々男性はママにはかなわないのですからママの代わりは100%は務まりません。それをまず認識し母親の偉大さを尊敬しましょう。
そして我々男性陣に出来る事があります。それは忙しいママのサポートです。
母乳が出なくても泣き声センサーが無くても、掃除や洗濯、キッチンの洗い物や食事の準備、肩がこっていたらマッサージしてあげるとか、育児の悩みの話を聞くとか、ママのサポートはいくらでも出来ます。
必要以上にママの領域を頑張ろうとするよりもママのサポートを頑張る、それがパタニティーブルーにならない為のポイントではないかなと、もちろん反論もあるかと思いますが私個人的にはそう思います。
実際私も、右も左もわからない我が子が産まれてからしばらくは、妻と同じことを頑張ろうとしていました。
が、出来ないわけですよ。昼間泣かれてもオッパイはあげられず、普段料理なんかしないのでミルクを作るのもてんやわんや、夜中泣かれても気づきもせず、「あー、俺って駄目だなー。」と思った時期がありました。
でも、「所詮ママにはかなわない、サポートにまわろう。」と考えはじめてからだいぶ育児にパパとして積極的に楽しく取り組むことが出来るようになったかな、と思います。
まあ、偉そうな事を書いてみても私もこれから先育児に沢山悩むと思います。
その時は笑いながら「いやー俺パタニティーブルーだよー。」くらいの余裕を持っていたいな、と思います。
一人では何も出来ません。それはパパもママも一緒です。共にサポートしあい頑張っていければと思います。