AKB襲撃:容疑者を傷害などで起訴…責任能力あると判断

毎日新聞 2014年09月11日 20時13分(最終更新 09月11日 21時42分)

AKB48のメンバーらが負傷した会場=岩手県滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」で2014年5月25日午後8時44分、佐々木順一撮影
AKB48のメンバーらが負傷した会場=岩手県滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」で2014年5月25日午後8時44分、佐々木順一撮影

 岩手県滝沢市で5月、アイドルグループ「AKB48」のメンバーら3人が襲撃された事件で、盛岡地検は11日、青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者(24)を傷害と銃刀法違反罪で盛岡地裁に起訴した。約3カ月の鑑定留置で「責任能力がある」と判断した。逮捕容疑は殺人未遂だったが「殺意を立証できない」とした。

 起訴状などによると、梅田被告は5月25日、滝沢市のイベント会場で、カッターナイフの替え刃4枚を貼り付けたのこぎりを持ち、AKB48の川栄李奈(かわえいりな)さん(19)と入山杏奈(いりやまあんな)さん(18)のほか男性スタッフを切りつけ、重傷を負わせたとされる。

 岩手県警によると、梅田被告は「人を殺そうと思った。AKBなら誰でもよかった」と供述していた。アイドルとファンが直接交流する「握手会」が事件現場となり、同様のイベントの中止が相次ぎ、警備体制も見直されるなどした。【春増翔太】

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