アップルがiPhone6、腕時計型端末を発表
2014年9月10日10時7分 スポーツ報知
米IT大手アップルは9日、同社初の腕時計型端末「アップルウオッチ」を発表した。心拍数の計測や地図の検索など多くの機能を持つ。画面を大型化したスマートフォンの新機種「iPhone(アイフォーン)6」と「6プラス」を19日に日米などで発売することも発表した。日本の携帯大手3社は、新型アイフォーンの予約を12日から受け付ける。
新分野の製品発表は2010年のタブレット端末「iPad(アイパッド)」以来、約4年ぶり。腕時計型端末や大型スマホは韓国サムスン電子などが先行して販売しており、競争が激化しそうだ。
アップルウオッチはフレームがステンレス製、アルミ製、18金製の3モデル。「5」以降のアイフォーンと連動して使用、電話の着信や簡単な電子メールの送受信などができる。来年の早い時期の発売を予定し、米国での価格は349ドル(約3万7000円)から。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はクパチーノの施設で開いた新製品発表会で、アップルウオッチについて「アップルの物語の次章だ」と意義を強調した。
スマホでは動画やゲームなど用途が広がっていることから、画面を大きくし見やすくした。画面サイズは「6」が4・7インチ(約12センチ)で、米国での販売価格は199ドルから。「6プラス」は5・5インチで299ドルから。
「6」と「6プラス」には独自の決済機能を新たに搭載。利用者はクレジットカードを「6」などに登録することにより、店舗側の端末に触れるだけで支払いができる。
「6」や「6プラス」と連動させたアップルウオッチでも決済は可能。10月から米国でサービスを開始する。米国以外での導入は未定としている。(共同)