男からもらった飴を食べた小3女児倒れる

2014年9月9日6時0分  スポーツ報知

 7月末に東京都瑞穂町の公園で、小学3年の女児(9)が見知らぬ男から受け取ったあめのようなものと飲み物を口にした後、体調を崩して路上に倒れていたことが8日、警視庁への取材で分かった。女児は発見時、泡を吹いて一時意識がもうろうとしていたが、現在は回復したという。警視庁福生署によると、女子の尿からは睡眠薬のような成分が検出された。同署は詳しい鑑定を行うとともに、傷害容疑で調べている。

 男は7月29日午後、瑞穂町の松原西公園で、1人で遊んでいた女児に「あめをあげる。おいしいよ」と声を掛けたという。飲み物は乳酸菌飲料のようなものだった。通行人が公園近くの路上に倒れている女児を見つけ、午後7時20分ごろ、119番した。

 福生署によると、女児が倒れているのが見つかる1時間ほど前、女児をおぶって公園を立ち去る男が目撃されていたことが判明。公園から女児の自宅方向へ歩いて行くのを、公園にいた知り合いの別の女児が見たという。目撃した女児は「男が『家まで送る』と話しているのが聞こえた」と証言している。福生署は、「あめ」を渡した男の可能性があるとみて調べる。

 瑞穂町内では、8月2日にも小学生の男児が見知らぬ男に「あめをあげる」などと話しかけられたが、男児は受け取らなかったという。福生署は事件との関連を調べている。

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