チューリップ安部俊幸さん、64歳で死去していた 7月7日インドの自宅で脳出血

2014年9月10日6時0分  スポーツ報知

 「心の旅」などのヒット曲を持つバンド「TULIP(チューリップ)」のギタリスト・安部俊幸(あべ・としゆき)さんが7月7日、脳出血のため自宅のあるインドで亡くなっていたことを9日、所属レコード会社が発表した。享年64歳。葬儀は故人の遺志に従い、現地で近親者のみの密葬で行われた。

 関係者によると、これまで大きな病気を患ったことはなく、自宅で倒れているところを家族が発見。そのまま帰らぬ人となったという。いつ頃からインドに住んでいたかは明らかにされていない。昨年7月2日に福岡で行ったツアー最終公演が最後のステージとなった。

 安部さんは1971年、財津和夫(66)が率いる同バンドにギタリストとして参加。72年に福岡から上京し、「魔法の黄色い靴」でメジャーデビュー。「心の旅」「サボテンの花」「虹とスニーカーの頃」などヒットを連発。85年に脱退したが、97年の再結成に加わり、12~13年に結成40周年の全国ツアーを行った。

 ボーカルの財津は「とにかくギターを愛した男でした。彼が20歳の頃に出会って44年の付き合い。青春時代をともに生きてきた大切な友人でした。もう一度ステージで一緒に演奏したいです」とコメントした。遺族の意向で、しのぶ会などは行わないという。

 ◆安部 俊幸(あべ・としゆき)1950年3月14日、福岡市生まれ。ビートルズの影響を受け、71年、福岡で活動中の「TULIP」にギタリストとして参加。72年にメジャーデビュー。85年に脱退し、姫野達也らとバンド「オールウェイズ」を結成。97年、TULIPの再結成に参加。

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