アップルが iCloud の有料ストレージプランを更新しました。無料で5GB は従来から変わらない一方で、今後は20GBで
月額100円、200GB 400円、500GB 1200円、1TB 2400円になります。
なお従来のプランは、
年額10GB 2000円、20GB 4000円、50GB 1万円。年額で比べると20GB が4000円から1200円になり、200GB を1年間利用しても以前の50GB の半額ほどで済みます。
iCloudのストレージは iOS機器のクラウドバックアップなどに使えるほか、近日中に提供予定の iCloud Driveでは、デバイスやOSをまたいだ汎用のクラウドストレージとしても使えるようになります。
iOS 8 やOS X 10.10 Yosemite とiCloud Drive の連携性について、詳細はWWDC 2014 の関連記事をどうぞ。
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なお競合するGoogle Drive は無料で15GB が利用でき、アップグレード容量の月額は1TB 9.99ドル、10TB 99.99ドル、20TB 199.99ドル、30TB 299.99ドル。
またマイクロソフトOneDrive も、今年6月に無料容量を15GB へ倍増するとともに、アップグレード容量の月額も100GB 190円、200GB 380円へ大幅値下げしています。
マイクロソフト、OneDrive の無料容量を15GBに倍増。追加容量は約7割安に改定、100GB月190円から
ウェブストレージ単体のコストパフォーマンスではGoogle やMS に劣るiCloud Drive ですが、一方で機能面に目を向けると、OS、ハードウェア、ウェブサービスのシームレスな連携を重視するアップルの姿勢が見えてきます。