【中日】FA炭谷獲り!“ポスト谷繁”へ獲得調査

2014年9月9日10時0分  スポーツ報知

 中日が今年8月に国内フリーエージェント(FA)権を取得した西武・炭谷銀仁朗捕手(27)の獲得調査を進めていることが8日、分かった。谷繁捕手兼任監督(43)の就任2年目の来季に向けて“ポスト谷繁”の補強は急務。今オフ、炭谷がFA宣言すれば、獲得に名乗りを上げる可能性は高い。

 落合GM率いる中日フロントが水面下で動き出した。今季開幕前、同GMは編成担当者に「補強ポイントは左腕、捕手、右打者」と号令をかけた。5月には西武から金銭トレードで捕手の武山を獲得。だが松井雅らを含めて正捕手の座を奪うに至らず、ここまで43歳の指揮官が最多の72試合で先発マスクをかぶった。「監督が正捕手というのは無理なプレーができない部分がある」と球団関係者も危惧。兼任監督の激務も、今季低迷の一因だった。

 炭谷は13年WBC日本代表に選出され3試合出場。強気なリードと堅固な守備が売りの強肩捕手で、今季もここまで115試合に出場し、打率2割7厘、6本塁打ながら、盗塁阻止率は12球団最高の4割4分2厘をマーク。27歳の若さに加え、高卒1年目の06年から開幕マスクをかぶるなど、豊富な経験も魅力だ。

 だが、炭谷がFA宣言すれば他球団との争奪戦も避けられない。球団は、FA権再取得の条件を満たしているソフトバンク・細川亨捕手(34)も並行して調査する予定。強竜復活へ、扇の要を最優先に補強する。

 ◆炭谷 銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年7月19日、京都府生まれ。27歳。平安高(現・龍谷大平安高)から05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。09年に涌井と最優秀バッテリー賞、12年にゴールデン・グラブ賞を受賞。180センチ、93キロ。右投右打。今季の年俸は7700万円。

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