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<守口市役所>三洋本社ビルを購入 17年春までに移転

毎日新聞 9月11日(木)21時50分配信

 大阪府守口市は11日、パナソニックの子会社、三洋電機の本社ビルと土地を約50億円で取得し、市役所本庁舎として使うと発表した。18日開会の9月定例市議会に購入費などを盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する。耐震改修工事などを経て2017年春までの移転を目指す。

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 現在の市役所(守口市京阪本通2)は1951年完成の本館と、その後81年までに建てた4棟の別館で構成。いずれも老朽化が進み、震度6強で倒壊の恐れがあるという。市は昨年、庁舎整備のプロジェクトチームを作って検討し、「安価・短時間で移転できる」として三洋本社への移転を決めた。今年度中に交渉をまとめ、土地と建物を取得する。

 99年に建てられた三洋電機本社ビルは現在の市役所の南西約300メートルの国道1号沿いにあり、地上10階、地下1階。09年に三洋を子会社化したパナソニックは、経営効率化の一環で三洋の主要事業を譲渡、資産の売却を進めている。本社周辺の5棟のビルも薬品会社と不動産会社に売却され、社屋やマンションになる。

 三洋電機は50年の会社設立時から守口市に本社を置き、最盛期の00年代前半には6棟のビルに約2300人が勤務していた。【五十嵐和大、宇都宮裕一】

最終更新:9月11日(木)23時29分

毎日新聞

 

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