事件【朝日新聞会見詳報(3)】各社記事への抗議文、訂正・謝罪要求「撤回、謝罪したい」「明らかに事実の前提間違った」+(1/3ページ)(2014.9.11 21:07

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【朝日新聞会見詳報(3)】
各社記事への抗議文、訂正・謝罪要求「撤回、謝罪したい」「明らかに事実の前提間違った」

2014.9.11 21:07 (1/3ページ)朝日新聞「吉田調書」報道訂正会見
会見した木村伊量社長(中央)、杉浦信之取締役編集担当(右)ら=11日午後、東京・築地(川口良介撮影) 

会見した木村伊量社長(中央)、杉浦信之取締役編集担当(右)ら=11日午後、東京・築地(川口良介撮影) 

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 (19:50~20:00)

 《東京電力福島第1原発事故対応をめぐり、「所長命令に違反、原発撤退」と報じた記事を撤回し、謝罪した朝日新聞。同社が記事の根拠としていたのは、所長として事故対応にあたった吉田昌郎氏=昨年7月死去=が政府事故調査・検証委員会の聞き取りに答えた「聴取結果書」(吉田調書)だ。会見場に集まった報道機関からは、記事撤回に至る経緯について質問が相次いだ》

 記者「1点目は今回、事実の誤りを認めたのか、評価の誤りを認めたのか。2点目は、おそらく今回の報道の根拠として、(平成23年)3月15日の吉田所長の発言があったとされる部分をとられたんだと思う、それについて誤りと判断した根拠は何ですか。最終的な判断の根拠を教えてください。3点目は、8月末に(報道機関に対して)朝日新聞が『誤報ではない』というコメントを出したと聞いている。今日はまだ9月11日。なぜこの短期間に判断が覆ったのか、その点を教えてください」

 《回答したのは杉浦信之取締役編集担当だ》

 杉浦取締役「事実か、あるいは評価のどちらが間違いかといえば、結論から言えば事実です。なぜそう判断したのかという質問と、3点目(の質問)を併せて説明すると、吉田所長が第1(原発)の、線量の低いところに残るようにお話しされた記録が、吉田調書のほかに朝日新聞が独自に入手した資料の中にありました。その時間帯にテレビ会議を通じて、吉田さんがお話しされた。これは吉田さんの命令があったという風に判断しました」

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会見した木村伊量社長=11日午後、東京・築地(川口良介撮影)
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