土石流が起きた朝の様子を住民が撮影していました。
3時半で止まったままの時計。
大量の土砂や流木を取り除きながらの捜索。
新たに6人の死亡が確認されました。
こんばんは。
ニュース7です。
広島市の土砂災害は発生から4日目になりました。
きょうも新たに死亡が確認された人がいて、警察によりますと、死者は46人、行方不明のおそれがある人は41人となりました。
犠牲になった人が出たのは、6つの地区です。
特に被害が大きかったのは、安佐南区の八木地区と緑井地区で、38人が亡くなりました。
行方不明のおそれがある41人も、この2つの地区に集中しています。
これらの地区を大量の土砂が襲いました。
こちらは災害が起きる前の写真です。
木々に囲まれた中に、家やアパートがあります。
その場所は大きく姿を変えました。
建物ごと流された場所も確認できます。
泥に覆われた現場では、今、この時間も懸命の捜索が続いています。
救出を信じて駆けつけた家族が、捜索を見守る姿もありました。
就職先の神奈川県から帰ってきた、三好りゅう也さんです。
母親の千賀子さんと、妹の麗奈さんの行方が分かっていません。
2人が住んでいたのは、安佐南区の八木地区。
被害が大きい地域の一つです。
2人の手がかりはないか。
今も大量の土砂や流木が残った道。
三好さんは、捜索が続く現場に近づきます。
ところがそこに見えたのは、大きな岩。
母と妹が暮らしていたアパートは、跡形もなくなっていました。
災害の発生から、24時間態勢で続く懸命の捜索。
警察、消防、自衛隊、きょうは合わせて3000人の態勢で行われました。
きょうから大型の重機が入り、これまで捜索を阻んできた大量の土砂や、巨大な岩を取り除く作業も進められています。
一方、現場近くの警察署では。
安佐南区の緑井地区では、けさ、倒壊した建物の中から男性1人の遺体が見つかりました。
住んでいた室屋敏夫さんの行方が分からなくなっていました。
弟の守さんです。
警察からの連絡を受けて、きょうだいや家族は遺体と対面しました。
服装や歯型などから、室屋さんと確認されたということです。
警察によりますと、きょうは新たに6人の死亡が確認され、死者は46人になりました。
行方不明のおそれがあるのは41人となっています。
多くの人々を飲み込んだ今回の土砂災害。
土石流の発生直後の映像を、NHKが独自に入手しました。
住宅街の中を、泥水が猛烈な勢いで流れています。
押し流されてきた泥まみれの車は横転。
辺りは土砂やがれきに覆われました。
被害が大きかった安佐南区の八木3丁目。
映像を撮影した土井勲さんです。
土石流が起きたと見られる2時間余りあとに撮影しました。
異変に気付いたのは、まだ暗い時間だったといいます。
20日午前中の上空からの映像。
黄色い丸で囲んだ所が、土井さんの自宅です。
上のほうの山は、気が根こそぎなくなっていました。
危機的な状況の中、間一髪で難を逃れた家族もいます。
同じ八木3丁目の県営住宅に住む高橋利幸さんです。
20日午前3時半ごろ、長女で小学6年生の理奈さんの声で目を覚ましました。
すでに部屋の中には土砂が押し寄せていました。
長男の真生さんと3人で、自宅の中で山の斜面から一番遠い部屋に移動します。
しかし、その部屋にも土砂が押し寄せ、大きな地鳴りが聞こえてきたといいます。
周辺は鉄砲水のように雨水が流れ、土砂やがれきで歩くのもままなりませんでした。
避難所に行くのを諦め、県営住宅の建物の陰で、夜が明けるのを待ったということです。
部屋には、大きな石やがれきが残されていました。
広島市では、多くの被災者が避難を余儀なくされています。
一方で、復旧に向けた動きも始まりました。
土砂災害から4日目。
初めての週末を迎えた現地では、ボランティアの受け付けが始まりました。
10人ずつのグループに分かれ、スコップなどを使って、家の中や道路にたまった土砂を運び出しました。
道路では、懸命に石を運ぶ高校生の姿が。
地元の高校に通う女子生徒たち。
行方が分からない同級生の捜索が少しでも早く進むようにと、集めた石を道路の段差に敷き詰め、復旧作業を手伝っていました。
土砂災害の被害を受けた現地の事業所でも、片づけ作業に追われています。
店舗と工場の中が土砂に埋まる被害を受けたクリーニング店。
機械の一部が壊れましたが、きょうから受け付けを再開しました。
理由は、地域の人たちの生活再建。
来週中にも工場を再開させ、土砂をかぶった衣服や寝具は無償で受け付けるということです。
こちらの自動車販売店でも、土砂のかき出しが終わったばかりの工場に、被害を受けた車が次々と運び込まれています。
土砂につかった車は、配線などの部品の交換が必要で、部品が準備できしだい、修理を行うということです。
広島市の避難所には、きょう午後3時現在で、759世帯の合わせて1737人が避難。
時間の経過とともに、体の不調などを訴える人も相次いでいます。
避難所では、夕食時に合わせて、地元で学校給食を調理している女性たちが、豚汁をふるまいました。
きょう、現場を視察した新藤総務大臣。
普通交付税の一部を繰り上げて支給するなど、復旧作業にかかる資金繰りに支障が出ないよう、万全を尽くす考えを示しました。
危険な状態は今も続いています。
土石流の現場で、専門家のグループが調査を始めました。
その結果、住宅地の上の急斜面に、土砂や岩などが流れ止まった場所が複数あり、場所によっては3メートルから4メートル堆積していることが分かりました。
土の中には今も大量の水が含まれ、今後の雨で、再び崩れるおそれもあるということです。
広島市では、これから局地的に激しい雨が降るおそれがあります。
専門家は、雨が降り始めたら早めに避難するなど、引き続き警戒が必要だとしています。
そしてきょうも西日本から北日本にかけての広い範囲で、大気の状態が不安定になっています。
滋賀県の高島市朽木では、午後5時半過ぎまでの1時間に、79.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また午後4時までの1時間には、静岡市井川で56.5ミリ、大津市南小松で55ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また滋賀県と京都府では、土砂災害の危険性が非常に高まっている地域があります。
西日本から東北では、あすにかけて、所によって雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、それに落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
きょう8月23日は、69年前にいわゆるシベリア抑留が始まったとされる日です。
終戦直後、旧ソビエトが、中国にいた元日本兵や民間人をシベリアなどに移送する指令を出しました。
厚生労働省によりますと、およそ57万人が抑留され、寒さや飢えなどで、およそ5万5000人が亡くなったとされています。
抑留経験を伝えようという動き。
その子どもの世代で始まっています。
東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑では、元抑留者や遺族で作る団体が追悼式を開き、およそ150人が参列しました。
ことし初めて追悼式に参列した、京都府長岡京市に住む西岡秀子さんです。
西岡さんの父、蓮井秀義さんはおととし、98歳で亡くなりました。
満州で小学校の教師をしていた蓮井さんは、終戦間際に召集されました。
そして、終戦後4年間、シベリアに抑留されました。
西岡さんが遺品を整理して見つけた、父親のノート。
11冊ありました。
父親が生前、ほとんど口にしなかったシベリアでの経験が、400首の短歌につづられていました。
父親が残したまえがき。
子どもたち、孫たちに書き残すことは有意義だと記されています。
短歌に詠まれていたのは、過酷な抑留生活でした。
日本の白い銀シャリくいたいと言い言い友はかつえ死にたり。
食料不足が極限にまで達した生活を、生々しく描いた歌も。
なきがらに供えしパンも盗まれて水一つある友の通夜かな。
そして帰れないふるさとへの、切ない思いを詠んだ歌もありました。
妻や子や故郷のこと思うこと心の毒と忘れるときむ。
西岡さんは、父親の壮絶な経験を後世に伝えようと、ことし5月、残されたノートを編集し、本を自費出版しました。
当初、出版したのは600部でしたが、注文が相次ぎ、さらに1100部を出版する予定です。
西岡さんと同じように、元抑留者の親を持つ世代からの注文も多いといいます。
そして、きょうの式典。
終戦から69年。
元抑留者の高齢化が進む中、抑留の記憶を伝える役割が、次の世代に受け継がれています。
さてこちらは、鎌倉時代の代表的な絵巻物、蒙古襲来絵詞。
歴史の教科書などで見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
こうした国宝級の作品を数多く含む、皇室ゆかりの美術品を所蔵し、一般に公開している、三の丸尚蔵館の新館を、宮内庁が皇居内に建設する方針を固めました。
完成すれば、展示スペースが数倍に拡充され、展示内容も大幅に向上することになります。
皇居・東御苑に平成5年に開館した、三の丸尚蔵館。
知名度の高い国宝や重要文化財級の作品など、皇室から国に寄贈された1万点近い美術品が収蔵されています。
こちらは2度にわたる元寇の様子を記録した、蒙古襲来絵詞。
鎌倉時代の代表的な絵巻物です。
そして、唐獅子図屏風。
安土桃山時代の絵師、狩野永徳の代表作です。
平安以降の各時代を代表する貴重な美術品の数々。
これまでに80回近くの展覧会が開かれ、500万人近くが訪れています。
天皇皇后両陛下や皇族方も、折に触れて、足を運ばれてきました。
無料で観覧できることもあって、年々増える傾向の来館者。
ところが、三の丸尚蔵館は、当初、美術品の保管施設として計画されたため、展示スペースが全体の10分の1以下の160平方メートルしかありません。
一度に展示できる作品が限られてしまうのが大きな課題となっていました。
こうした中、関係者によりますと、宮内庁は三の丸尚蔵館の新館を、皇居・東御苑に建設する方針を固めたということです。
これによって、展示スペースが数倍に拡充される見通しで、一度に展示できる作品の数が大幅に増えるほか、複数の作品からなる大作の展示なども可能になるということです。
また、常設展用と企画展用など、複数の展示室が出来、展示品の入れ替えのための休館もなくなる見込みです。
三の丸尚蔵館の運営について助言する懇談会の委員の一人で、日本美術史が専門の西川杏太郎さんは、次のように話しています。
新たに建設される三の丸尚蔵館の新館は、ことし初めて行われた宮殿の特別参観や、桜の並木道の一般公開と同様、皇居への関心をさらに高めることになるものと見られます。
中国の戦闘機が今月、南シナ海の上空で、アメリカ軍の哨戒機に異常接近し、アメリカ政府が中国側に抗議しました。
アメリカ国防総省の当局者によりますと、異常接近したのは、中国の主力戦闘機、セン11です。
今月19日、南シナ海の公海、公の海の上空で、アメリカ海軍のP8哨戒機に接近を繰り返し、時には10メートルに満たない距離にまで近づいたということです。
夏の全国高校野球は、あすが準決勝です。
ベスト4の4校が、試合に向けて調整しました。
このうち準優勝した平成21年以来のベスト4、新潟の日本文理。
相手投手をDVDで研究しながら、鋭い打球を飛ばしていました。
1回戦から4試合完投している、エースの飯塚投手。
キャッチボールなど、軽めのメニューで汗を流しました。
また、敦賀気比のエース、平沼投手。
投球練習は行わず、疲れを取ろうと、はだしで芝生の上を動き、あすに備えました。
あすの準決勝は、第1試合で三重と日本文理が、第2試合では、大阪桐蔭と敦賀気比が対戦します。
プロ野球6試合の速報です。
楽天は連敗を3で止めました。
西武は中村が2打席連続ホームランを打ちましたが、序盤の大量失点が響いて、敗れました。
巨人は1回、坂本に2ランホームランが出ています。
気象情報は斉田さんです。
こんばんは。
落雷、各地で発生してるようですね。
午後になって、西日本や東海付近、落雷の発生する範囲が広がってきています。
これは上空に強い寒気が流れ込んできているためです。
この寒気がこのあと流れ込んでくる、関東や東北も、このあと、落雷の発生が多くなりそうです。
雷を伴って、1時間に50ミリ以上、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
また大気の状態が非常に不安定となりますので、あすの朝にかけては、竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
雷の音が聞こえている間は、頑丈な建物の中にいるなど、安全を確保するようにしてください。
また落雷によって、停電が起きるおそれもあります。
最新の情報を入手するためにも、携帯電話の充電などをしておくようにしてください。
それでは予想天気図です。
北海道に低気圧が近づく見込みです。
上空の寒気は、きょうよりもやや北上してきますが、西からは前線も延びてきます。
全国的に大気の不安定な状態が続くでしょう。
では全国のあすの天気です。
午後になると、再び局地的に激しい雨や雷雨の所がありそうです。
あすは特に北海道で、竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
3時間ごとの天気、札幌から東京にかけてです。
2014/08/23(土) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽広島・再び雨のおそれ 懸命の捜索に影響も… 【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】寺川奈津美
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【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】寺川奈津美
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