(テーマ音楽)1952年このワインセラーでアメリカから亡命したチャップリンの歓迎会が開かれました。
スイスのレマン湖。
南斜面のラボー地区には30kmにわたってブドウ畑が広がっています。
スイスワインの代表的な産地として知られます。
15世紀からブドウを栽培している一家の22代目シェバレーさんです。
(シェバレー)ここからはすばらしいレマン湖の眺めが見えますよ。
シェバレーさんの畑は1級に認定されています。
よいブドウの栽培地としての条件の一つは土壌です。
ラボーは水はけのよい石灰質の土に恵まれています。
白ワイン用のシャスラという品種が栽培されています。
酸味があまりなく魚介類の料理によく合います。
このラボーのワインをこよなく愛した人物がいました。
ハリウッドの映画俳優喜劇王チャップリンです。
ラボーのブドウ畑の東の端。
この森にチャップリンは大邸宅を構えました。
1952年63歳の時チャップリンはアメリカからスイスに亡命します。
アメリカ国内で共産主義者とそしりを受けたための選択でした。
その後20年以上をラボーで過ごします。
鬱屈した時を重ねていたチャップリン。
彼を慰めたのはブドウ畑の散歩道でした。
ラボーは傷ついた彼の心を癒やし安らぎを与えてくれたのです。
春先畑ではブドウを育てるのにとても重要なせんてい作業が行われます。
つるだけを切り成長を抑えることでブドウの実に栄養を集中させるのです。
夏の間に実はどんどん大きくなります。
ラボーでは現在50軒の農家が斜面を利用してブドウを栽培しています。
石垣やブドウ畑は12世紀修道院の僧たちによって造られたのが始まりです。
寒冷地でのブドウ栽培には独自の工夫がありました。
ラボーではよく太陽が3つあるといわれます。
1つはもちろんあの自然のままの太陽。
2つ目は湖面がブドウ畑に反射させる太陽の光。
傾斜が急なほど反射光が当たるというわけです。
そして3つ目は昼間に熱をためる石垣です。
夜に熱をブドウ畑に送る役目を果たします。
この3つの太陽のお陰で私の畑は1級畑に認定されているんですよ。
ラボーのブドウ畑は自然と人間が互いにうまくかかわりあいながら生み出されました。
ラボーをそしてラボーのワインを愛したチャップリン。
1977年この地で88歳の生涯を終えました。
「移住のきっかけはここから」。
2014/08/23(土) 11:25〜11:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ラボーのブドウ畑〜スイス〜」[字]
チャップリンが愛したワイン ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
チャップリンが愛したワイン ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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