何かとせわしない都会の暮らし。
いろいろ悩みはあってもみんな懸命に前を向いて歩き続ける。
そんな町の片隅でひっそりと小さな命を守り続ける場所がある。
今回の舞台24時間診療の動物病院だ。
都会の人々はどんな思いで動物たちと暮らしているんだろう。
早速待合室で犬に話しかける女性。
(取材者)今日はどうされたんですか?元気そうに見えるけど…。
ちょっと行ってきますね。
よろしくお願いします。
体に管を通し毎日たまった尿を取り出す事で命をつないでいる。
40代の彼女。
夫と2人暮らしで子どもはいないらしい。
ありがとうございます。
お大事にして下さい。
お疲れさまです。
この病院には連日首都圏全域から多くの飼い主が訪れる。
開業以来46年。
ずっと24時間オープンで手術や入院など最新の医療技術で対応してきた。
今度は若い男性。
連れてきたのは猫。
ところでこんな平日の昼間にお仕事は?大学か何かの研究室で?研究に没頭するうち心を病んでしまったという。
そんな時もずっとそばでこの猫が寄り添ってくれていたんだって。
気が付けばいつも1匹の猫に励まされている。
生まれた時からの目の持病。
これまで4年間通院を続けているという。
飼い主にとって決して負担は軽くないはずだけど…。
至れり尽くせりなんだな。
お大事にして下さい。
ありがとうございました。
深夜取り乱した様子の女性。
妊娠中の愛犬が予定日よりもだいぶ前に突然出産してしまったらしい。
おなかにはまだ3匹残っている。
母犬は人間でいうと50歳近い高齢。
この難産に耐えられるか危うい。
8年前何となく飼い始めた犬だそうだけど。
とりあえずここでおなかの子とともに様子を見る事に。
大都会の片隅。
命を巡る小さなドラマが繰り返される。
撮影2日目。
お願いします。
(一同)お願いします。
受付に少しワイルドな感じの男性。
動物は連れていない。
入ったのは入院室。
(鳴き声)はいはいはい。
どうやら愛犬が今日で退院らしい。
1人暮らしという彼。
ふだんはちょっと変わった仕事をしているという。
若い頃からダンス一筋。
この世界で認められようとただひたすら走り続けた。
そして気付けば30代。
出会いはそんな時だった。
どうも。
昨日高齢出産の愛犬を連れてきた土屋さんと再会した。
飼っている別の2匹を連れて様子を見に来たという。
今は離れて暮らす長男もこの日は心配で駆けつけていた。
母犬は依然予断を許さない状態らしい。
実は母犬を飼うようになったのは長男とのある出来事がきっかけだった。
教育熱心な母親に反発し18歳で家出した。
その時飼い始めたのがこのベルだった。
(鳴き声)世話をするうち不思議と家族の話題が増え関係もゆっくりとほぐれていったという。
今はただ出産の無事を祈るのみ。
深夜1時過ぎ。
駆け込んできたのは母親と小学生の男の子。
体が震えている。
すぐに手術室へ。
運び込まれたのはハムスター。
高齢のため1週間前から急激に衰弱したという。
すぐに親子が呼ばれた。
今の状態では今晩を乗り切れるかどうか。
このまま延命治療を続けるか自宅へ戻り最期をみとるか選択を迫られた。
おお〜。
しばらくするとハムスターに変化が。
男の子は一人っ子。
お母さんが外で働いているので1人で過ごす事が多かったという。
ようやく手にした小さな兄弟。
2時間後。
ハムスターの容体が急変した。
連絡を受けお母さん1人が駆けつけた。
でも頑張った。
頑張ったね。
何だか歩き方のぎこちない猫がいた。
更にもう一匹。
ぐったりした犬も連れていた。
右半身にまひがあり歩く事もおぼつかない状態だという。
まだいらっしゃるんですか?はい。
もともと大の動物好きで放っておけなかった。
でもここまでするのは彼女自身の事情とも関係があるらしい。
もう既に3度体に宿った命と別れてきた。
真面目ですから。
柴犬は。
ありがとうございました。
お気を付けて。
ありがとうございます。
この日も土屋さんが母犬ベルの様子を見に来ていた。
結局おなかにいた5匹のうちほとんどは息をしなかったという。
だけど…。
1匹だけ懸命に生きていた。
(土屋)かわいい。
元気だ。
元気だ〜!よかった〜。
よかった〜。
赤ちゃん?そうなんです見てやって下さい。
すごい。
こんなちっちゃい赤ちゃん初めて。
本当ですか?ああ〜。
うわ〜。
わあ〜初めて私。
よかったね〜。
お母さんかわいいよ。
(土屋)シュナウツァーの子どもなんですよ。
小さな命の周りに人の輪が出来る。
かわいいでしょう?うん。
かわいい。
かわいいね〜。
目が明くともっとかわいいよ。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
2014/08/22(金) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
ドキュメント72時間「眠らぬ都会の動物病院」[字]
毎回一つの場所に密着する「72時間」。今回は大都会の片隅にある24時間営業の動物病院。そこに運び込まれる動物を通して、都市で暮らす人びとの胸の内をのぞいてみた。
詳細情報
番組内容
東京・初台に24時間急患が駆け込んでくる老舗の動物病院がある。開業は今から46年前。野良猫に襲われた犬、骨折したハムスター、交通事故にあった猫など首都圏全域から毎日100匹前後が運び込まれる。ペットブームと言われて久しい現在、目立つのは1匹の動物とじっくり寄り添う人の姿だという。認知症の犬を世話する主婦、23年間1匹の猫と暮らしてきた老人…。家族以上に強い絆で結ばれる、人と動物の物語。
出演者
【語り】冨永愛
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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