ていくとしています。
(佐久間)今年の学園祭シンクロチームのリーダーは進藤勘九郎君です!
(勘九郎)選ばれたからには精一杯頑張るしかないっていうかそういう…。
・
(杉田)「おーい。
シンクロできないかもしれないぞ」
(憲男)立松憲男。
通称タテノリです。
ウイ〜!
(勘九郎)あっ。
シンクロをやらせてほしいんです。
(教頭)水泳部を1週間の活動停止処分としその間のプールの使用を禁ずることが決まりました。
(勘九郎)ほっといてくれよ!もう俺は俺のやりたいようにやらしてくれよ!中止が決まったんだから誰も来るわけねえだろ。
(憲男)バカだね進藤ちゃん。
進藤ちゃんが来てくれたじゃないの。
(憲男)どうすんだよ進藤ちゃん。
クソー!もうやってやらあ!・
(窓に石がぶつかる音)
(窓に石がぶつかる音)
(窓に石がぶつかる音)あっ。
(憲男)いつまで寝てんだバカタレ。
ごめんごめん。
(憲男)さあ〜!やるぞ!
(勘九郎)立松おい声がでかいよ。
ホントは入っちゃいけないんだから。
・
(七波)分かってるなら侵入するな。
何だお前ら?
(七波・鷲津)生徒会だ。
(七波)君たちのような不届き者が来るのを監視している。
(鷲津)やっぱり来たか。
生徒会長の田中さんの言ったとおりだ。
捕まえよう。
うん。
(七波・鷲津)それ!わあっ!
(鷲津)何だよ!
(七波)生徒会をなめんなよ!
(鷲津)田中さんに訴えてやるからな!
(憲男)こんな朝早くから見張りやがって。
どうしようか?
(憲男)別の練習法を考えるしかねえだろ。
(小野川)そこの二人!あさってから期末試験よ。
集中して。
(二人)はーい。
(勘九郎)せーの左手右向き万歳拝んでジャンプ。
潜って変わってハイ!笑顔!笑顔!笑顔笑顔笑顔!いいじゃんできるじゃん。
嘘〜。
いいいい。
でも何か水の中じゃないからこうカッという感じが何か出ないんだよね〜。
・
(縄跳びの音)あいつまたお前のこと見てるよ。
場所変えよっか?あっいいこと思いついた!
(勘九郎)なあやっぱりやめようよ。
女子校に忍び込んだなんてバレたら何て言われるか。
大丈夫大丈夫。
(勘九郎)笑顔!笑顔!笑顔!
(二人)笑顔〜!わあ〜!
(憲男)やっぱ水の中は気持ちいいや。
(勘九郎)最高だなホントに。
(せきこみ)どうした?鼻に水が入った。
それくらい我慢しろよ。
よくあることなんだからさ。
ごめんなさい。
バカ死ぬかと思ったよ。
お前勝手に沈めたら死んじゃう…。
・
(警備員)こらー!何やってんだお前ら!
(二人)やべえ。
(警備員)絶対逃がさないからな。
待てこら!
(勘九郎)だからやめようって言ったのに。
(憲男)うるさーい。
(勘一の笑い声)
(美和子)もうやだ立松君たら。
その調子で期末試験も頑張ってよ。
(憲男)はい。
しかしホントに美人なお母さんですね。
(美和子)もういいってば。
このカレーも最高ですよ。
(勘一)そう?カレーはわたしの担当だから味には自信が。
えっ?もう行こうよ。
うん。
じゃあごちそうさまでした。
ごちそうさま。
(美和子)頑張ってね!
(憲男)はい!面白いお友達ね。
・
(麻子)こんばんは。
(仁美)麻子ちゃん。
いらっしゃい。
(麻子)お邪魔します。
(仁美)あっスイカ?うん。
(美和子)あら麻子ちゃん。
いつも悪いわねえ。
(麻子)おばあちゃんちがたくさん送ってくれたんです。
そう。
勘九郎は?お友達と期末試験のお勉強。
あの子もやっとやる気になったみたいでさ。
(憲男)ジムのプールで月8,000円か。
しかも入会金が1万円。
そんな金ねえよな。
プール閉鎖が終わるまで練習はお預けか。
お前何見てんだよお前。
お前俺があげたやつじゃねえかよこれ。
・
(麻子)へえ〜期末試験の勉強。
怪しいと思った。
親に嘘ついちゃってもいいのかなあ。
お前余計なことしゃべるんじゃねえぞ。
ちょっとそれが人にもの頼む言い方?うるせえな。
何だよこの塩は。
スイカの甘さが引き立つのよ。
だから俺はいらねえって言ってんだろ。
(憲男)ちょちょっと待って。
もしかしてお二方つきあって…。
勘九郎に女が付くわけないでしょ。
隣に住んでる大西麻子ちゃん。
(憲男)あらら生意気だねえ。
どうもどうもはじめまして。
立松憲男通称タテノリと申す者でございます。
知ってるわよ。
お騒がせ転校生でしょ。
懲りもせずにまだシンクロやろうってわけだ。
もういいからほっといてくれよ。
大体あんた水泳部辞めたんじゃなかったの?
(憲男)いやね水泳部じゃなきゃシンクロができないっていう法律があるわけじゃないんだよ。
分かる?麻子ちゃん。
(麻子)分かんない。
(憲男)そうだよね。
あーっ!何よ大きい声出さないでよ。
それです。
それだよ。
水泳部以外でやればいいんだよ。
だって水泳部でのシンクロは中止になったけど水泳部以外では禁止されてないわけだから同好会とかそういうの作ればいいんだよ。
ダメ?進藤ちゃん天才。
それでいこう。
キャプテンは進藤ちゃんでいいね?えっ?俺キャプテンでいいの?もうやっちゃってよもう〜。
(麻子)何がうれしいんだか。
いいから早く帰れよお前。
(麻子)表に変な人いるのよ。
(勘九郎・憲男)えっ?変な人。
高原さん。
お前やっぱ狙われてるよ。
(田中)「シンクロ同好会」か。
ルールを重んじる僕としてはとても認められないな。
えっ?何で?
(田中)理由は3つある。
一つ新規登録には最低五名のメンバーが必要である。
二つ顧問教師も必要である。
三つシンクロ中止を覆そうという魂胆が見え見えである。
でも3つ目はルールと関係ないんじゃ?とにかく五人必要なんだよ。
(憲男)そこをさあ生徒会長さまのお力で何とかしてもらえないかなあ田中ちゃん。
(田中)断る。
条件が整ってから申請に来るんだな。
それがルールだ。
(佐久間)「わたしは震える手で手紙を巻き収めて再び封の中へ入れました。
わたしはわざとそれをみんなの目につくように…」やっぱ鍛えてるヤツがいいよな。
いちばん強い部どこだ?やっぱ野球部かな。
(脇田)はい。
センター!
(脇田)甲子園で活躍してドラフト1位でプロ入り。
それが俺の人生設計だ。
ほか当たってくれ。
(勘九郎)だけどお前らレギュラーじゃないだろ?
(新村)うるさい!俺たちはな地区予選ベスト8まで勝ち残って甲子園最有力って言われてんだぞ。
何がシンクロだ。
(憲男)失礼しました。
ごめんなさい。
やっぱり弱い部のほうがよさそうだな。
(兼光)確かにさ俺たち一回戦敗退だよ。
しかもスコアは12対0。
だよね?野球部と違って全然暇でしょ?だからシンクロ同好会にさ。
(泉)でもサッカー部って言ったほうがモテそうじゃん。
(兼光)あっヤバイ。
(泉)ゴール!一発先制〜!
(勘九郎)安田だってホントはシンクロやりたいんだろ?
(安田)だけど…。
ずっと一緒に頑張ってきたんだしさ。
でも…。
(憲男)もう入っちゃえよ。
・
(竹原)お前ら〜。
まだシンクロやろうとしてんのか?
(一条)もう無理なことはあきらめようよ。
なあ。
(江守)ほら安田予備校行くぞ。
じゃあね。
じゃあ行くね。
何だよあいつら。
おっそこの君!ぜひぜひぜひぜひシンクロ同好会に入ってみませんか?
(二人)あっ…。
(石塚)まさか今デブにスポーツは無理だとか思ったりしませんでしたよね?別に思ってないよ。
大体言うほど太ってないじゃねえかよ。
とか言ってホントは白豚にプールは似合わないとか思ったんじゃないんですか?何でそうやって人の心を読もうとするんだよ。
しかも全然当たってねえし。
もう行こう。
はい。
もう他にいねえのかよ。
もうちょっとマシな人材はよ。
やっぱ思ってましたね!
(辻の歌声)シンクロがやりたくて入部してすぐ辞めたヤツらだよ。
へえ〜。
(陣内)まだシンクロなんかやってんのかよ。
成長しないヤツだな。
(辻)俺たちオーディション受けるんだ。
受かればデビューだぜ。
(星山)お前もさ早くまともな目標見つけろよ。
(辻)そう。
はいやろうぜ。
(辻の歌声)あっ。
(佐久間)聞いちゃったわよ。
どうしてそういうことをわたしに相談してくれないのかなあ。
(勘九郎)佐久間先生。
まず最初に顧問でしょうが。
わたしがなってあげる。
えっ?マジですか?それと人集めにはエサが必要でしょ?いい考えあるんだけどなあ。
乗ってみる?
(二人)はい!
(憲男)「シンクロ〜シンクロ。
あるかもしれない初体験。
水着美人とうきうきスキンシップ。
ただいま女子大シンクロ部ときめきツアーの参加大募集」ちょっとやりすぎじゃないかな。
これぐらいやんなきゃ人が集まんねえんだよ。
(憲男)「参加は無料美人が無料。
シンクロ〜シンクロ」また彼らですか?あしたから試験だっていうのに。
後で悔やむのは自分たちなんですよ。
(憲男)「皆さん集まりましたか?」「えーただ今から女子大シンクロ勉強会へ向かいたいと思います」
(歓声)
(憲男)「えーその前にですねシンクロ同好会の入部届けにお名前をお書きください」お願いします!名前書くの?何だよそれ。
聞いてねえよ!
(罵声)
(憲男)「女の子そこにいっぱいいるんだよ」
(佐久間)ちょっと待ってよ。
みんないなくなっちゃったね。
あっあそこにいるわよ。
まだ一人。
た…高原さん。
何しに来たんだろう?お前のことシメに来たんだよ。
暴力事件で留年だろ。
ムシャクシャしてんだよ。
(佐久間)じゃああっちで名前を。
お前行ってこいよ。
とりあえず謝ってこいよ。
何か?よかったじゃない。
一人入部してくれたわよ。
じゃあ行きましょう。
本気かな?さあ。
(佐久間)じゃあちょっとこっちで待ってて。
(勘九郎)はい。
(憲男)すげー!
(佐久間)みんなよろしくね。
(美紀)佐久間先輩たった三人のために演技するんですか?たった三人かもしれないけど何て言うの?素質?能力?そういうのはもうバッチリだから。
何たってわたしが選んだよりすぐりの三人なのよ。
(真希)よりすぐりってまさかトビウオ三兄弟?
(由貴)将来のオリンピック候補の?
(骨の鳴る音)
(美紀)分かりました。
だったら文句はありません。
(佐久間)頼んだわよ。
ちょっとちょっとちょっと。
とりあえず見せてもらえることにはなったから。
じゃあわたしは期末試験の問題作りしなきゃいけないから後は任せたわね。
じゃあね。
・『剣の舞』
(憲男)すっげえ。
やっぱ本物は違うな。
ところで何であの白豚がここにいるんだ?
(石塚)豚じゃありません。
石塚です。
おい盗撮だろお前。
見つかったらマズイよ。
(石塚)失礼なこと言わないでくださいよ。
新聞部の依頼で取材写真撮りに来たんです。
ちゃんと大学の許可も取ってあります。
ホントかよ。
(拍手)ブラボー!グッジョブ!ファンタスティック!マーベラス!イェイ!
(憲男)すげえな。
すごい。
じゃあ君たちも早くプール入って。
(二人)えっ?いや俺たちはなとても。
トビウオ三兄弟ならすぐできるわよ。
トビウオ三兄弟?いやまあ実力的には確かにそうなんですけれども。
じゃあ早く早く。
いやあのでもなっ水着持ってきてないし。
そう忘れちゃったんですよね。
大丈夫貸してあげるから。
(女子大生たちの笑い声)撮るなバカお前!じゃあ始めましょうか。
(二人)はい…。
何だよこのプール。
足着かないよ。
(真希)規定演技をするシンクロプールは水深3メートル以上。
知らなかったの?あっそうだった。
(美紀)じゃあまずどのくらい潜っていられるか見せてもらえます?
(由貴)さっいちばん上のお兄さんも早く。
(美紀)潜水開始。
おいおいほら早く!
(高原)うわっ!ダメ。
うまく潜れない。
水飲んだ。
すごいな高原さん。
まだ潜ってるよ。
根性だな。
(石塚)バカ溺れてんだよ!
(二人)えっ?速い。
あのデブすげえ。
何やってんだよ?ぼーっとしてないで早く引き上げようよ。
(二人)おう。
(憲男・勘九郎)せーの。
高原さん?高原さん?
(せきこみ)何がトビウオ三兄弟よ。
とんだ偽者ね。
(石塚)じゃあ乾いたらすぐお返ししますから。
(憲男)ドンマイドンマイ高原ちゃん。
(勘九郎)そうだよ。
足がつれば溺れることだってあるんだしさ。
(憲男)うん。
(高原)俺は…金づちなんだ。
はっ?苦手なんだ水が。
顔を洗うのも怖くなることがある。
でもだったら何で入部を?
(憲男)まあここは前向きに考えて。
新しい仲間の石塚ちゃんに教えてもらえばすぐ泳げるようになるよ。
勝手に仲間にしないでください。
いやでもさっきの泳ぎはホントにすごかったよな。
ああ。
人は見かけによらねえよな。
それってデブっていう意味ですか?だからそういうことじゃないってば。
それは被害妄想だよ。
そうだよ。
一緒にシンクロやろうよ。
デブが海パンになる苦しみ分かって言ってんですか?子豚君だのタルタル君だのオッパイ君だのと笑われて「ブラジャー忘れたの?」ってからかわれる。
その気持ちあなた方には分からないでしょ?まあ。
でも鍛えれば引き締まるんだしな。
うん。
少し恥ずかしいの我慢すればやせられんだけどな。
気安く言わないでくださいよ。
今更自分変えようったって無理なんですよ。
そんなのやってみないと分かんないだろ。
(石塚)無理なもんは無理なんですよ。
あなた方こそ目を覚ましたらどうです?本気でシンクロできるなんて思ってんですか?あんな人が泳げるようになるなんて思いますか?あなただってホントは無理だって思ってんでしょ?そそんなことないよな?できるよな?進藤。
(石塚)やっぱり無理だって思ってんですよね。
(憲男)終わった終わった!終わった!ダメだよ。
全然できなかったよ。
大丈夫だよ。
今日でプール閉鎖も終わってやっと練習できるんだよ。
高原さん気合い満々だよ。
高原さん頑張ろうね。
(高原)うわあ。
高原さんこれに捕まってれば絶対に沈まないから。
ほら。
水に入んなきゃ何にも始まんないよ。
あしたいや来週までには何とか。
・
(岩崎)何やってんだお前ら。
(大地)おいおい水泳部の練習の邪魔だ。
出てってくれ。
俺たちだってシンクロ同好会の練習中なんだよ。
(大地)何だよ。
いいか?プールの使用権は俺たちにある。
トビウオ三兄弟だってどれだけプール閉鎖が終わるのを待ってたと思ってんだよ?大体お前ら同好会として認められてないだろ?
(岩崎)集まったのが金づち一人じゃな。
・
(ホイッスルの音)
(杉田)「こらお前らとっとと練習始めろ」
(水泳部員たち)はい。
(杉田)よーし!そこからピッチ上げてけよ!進藤。
あいつらは県大会までに活動停止中の遅れを取り戻さなきゃならないんだ。
分かってるよな?分かってます。
原因は僕ですから。
まあお前らの気持ちも分からんでもないがな。
そういやあ金曜日は大学遠征の日だったよな。
ほらもっとピッチ上げてけ!大地!おい聞いたか?つまり金曜日はプールがあいてるってことだぜ。
(憲男)どうしちゃったんだよ二人とも。
黙り込んじゃってさ。
金曜日にはプールが使えるんだぜ。
でも一日だけじゃな。
だから五人集めて同好会成立させてプールの使用許可を勝ち取るわけだよ。
まずは石塚だよな。
でもあいつは嫌がってるわけだし。
あいつはやせたいんだよ。
石塚がこの金づちに泳ぎを教えてやればもう一石二鳥だよ。
何だよ?あっごめんなさい。
あっ。
(憲男)何だよあいつ。
やる気あんのか?やっぱり石塚の言ってたとおりなのかな。
(憲男)んっ?水にも入れない人が泳げるようになるわけないし。
(憲男)何言ってんだよ進藤。
ホントにシンクロやれるのかな。
(ため息)どこ行くんだよ?お前んちに部員募集のビラ作りだよ。
大丈夫。
あしたになったらたくさん集まるから。
なっ。
行くぞカバン持って。
ホイホイホイホイ。
ホイホイホイホイ。
(清正)こら待てこら待てこら待てよ。
はいはいはい。
このアイスコーヒー3つどうすんだよ?いりません。
いらねえのかお前は?すいません。
いりません。
何だお前。
バカもう。
(チイママ)若いっていいわねえ。
立松君ってすごい行動力。
(ママ)立松ねえ。
そういえば昔そういう名前の男がいたわよねえ。
やだ。
ひょっとしてママの初恋の人?ちょっとやめてよ。
チイったらやめてよ。
(清正)あのあのオッサン二人オッサン二人。
このアイスコーヒーの代金どうすんですか?何言ってんのよ。
そんなものあんたの給料から引きゃあいいじゃないのよ。
どんな店だよ。
そんな理屈が通用するのかよ!どんな店もあんな店もこんな店もそんな店もこんな店よ。
(憲男)シンクロ同好会部員募集です。
お願いします。
あっシンクロ同好会入りませんか?小野川先生。
こんなことしてる場合じゃないわよ進藤君。
廊下の掲示板見た?はい?何?どうしたの?
(鷲津)ああ期末試験の成績上位者発表ですね。
(七波)まあ田中さんはいつも同じ順位ですから2位に何点差をつけたかを確認するだけですけどね。
(響子)じゃあ田中君ずっとトップなの?すごーい。
(田中)いや別にそのガリ勉ってわけでもないんですけど。
あのたまたまいつも結果が良いんですよ。
あっ。
今回は2位なんだ。
いや別にその…。
立松憲男?
(麻子)勘九郎。
すごいじゃんあんたの相棒。
あっ!えっ?何で?勉強してる素振りとか全然なかったのに。
じゃあ行きましょうか。
(響子)はい。
麻子。
あんたの名前も載ってるよ。
嘘。
やべえ!追試だ!金曜日の追試で合格点に満たなかった場合夏休み中学校に通って補習授業を受けてもらうことになります。
夏休みもですか?進藤君君の場合学業以外のことに無駄な労力を注ぎすぎじゃありませんか?そんなことは…。
追試がダメだと今年の夏休みもつぶれるんですね?
(教頭)あっ石塚君。
君が不合格だった場合夏休み補習来なくていいです。
入学以来追試補習の連続ですから。
一年卒業を見送って勉強し直してもらうことになると思います。
(石塚)とうとう留年か。
(勘九郎)まあでも追試で合格すればいいんだろ。
(石塚)無理ですよ。
教科書見たって何が何やらさっぱり。
(憲男)大丈夫大丈夫。
俺が俺が教えてやるから。
なっ。
バッチリ教えてやるからなっ。
(石塚)まさか交換条件で入部させようって考えじゃないでしょうね?
(憲男)おいおい考えすぎだよ。
石塚ちゃん何言ってんの?俺が純粋に純粋に教えてあげるから。
ねっ行こう。
任せろ。
進藤ちゃんあんたもヤバイよ。
行くよ。
(憲男)こんばんは。
うわっ。
あらいらっしゃい。
(チイママ)いらっしゃい。
何か昼とはずいぶん雰囲気違うんですね。
バータイムはねこういうふうになるのよ。
じゃあ。
(憲男)そうだね。
今日はちょっと。
(ママ)何言ってんの。
大丈夫よ。
お客さんまだ来てないんだから入りなさいよ。
あら何これ?これ新しい仲間?
(憲男)そうです。
石塚君です。
(石塚)仲間じゃありません。
勉強しにきただけです。
(ママ)チイちゃん。
チイちゃん好みの子豚ちゃんよ。
あら。
ほらこのお肉の付き方。
柔らかい!いいわよこれ。
豚カツ屋の息子?あんた。
(石塚)違います。
やめてください。
(憲男)だからなそれで2倍のサインシータコサインシータはサイン2シータってことだ。
分かる?簡単だろ?なっ?だからさ立松もうちょっと分かり安く説明してくれないかな。
何回言ったんだよ。
簡単なことなんだからさ。
だからさお前には簡単なことでも俺たちにはすごい難しいんだよ。
今更勉強したって手遅れだよ。
僕にはとても無理です。
ほらデブだから根気も集中力もないし。
(憲男)いやいやデブってそんなことのせいにするなよ。
おいおいおい!進藤ちゃんも引き止めろよ。
勧誘のチャンスだぞ。
そんな無理に誘わなくても。
キャプテンがそんなこと言ってて人が集まるかよ。
でもやっぱりさどんなに頑張っても無理なもんは無理なんじゃないかな。
何言ってんの。
お前まで石塚みたいなこと言うなよ。
こっちまでやる気なくすだろ。
だけど…。
(ママ)あーらいらっしゃい。
こちらご新規さん?どうぞどうぞ。
どうぞお座りください。
どうぞお座りください。
どうぞこちらのほうへ。
子供たちはもう帰んのよ。
お客さん来たんだから未成年は帰ってよほら。
土手でも行って遊んでらっしゃいよ。
(憲男・勘九郎)土手?土手よ。
土手に黙って行けば分かるのよ。
土手行きなさい。
ほら土手。
(勘九郎)んっ?
(憲男)もっとあっちか?こんな所に何があるっつうんだよ。
もう帰ろっか。
うん。
んっ?んっ?だっ!あっ!あれ。
あっ。
高原さん。
(高原)ああっ!高原さん!頑張りましょう高原さん。
(憲男)お願いします。
(勘九郎)お願いします。
あっ石塚おはよう。
(石塚)まだそんなことやってたんですね。
言ったじゃないですか。
無理なことはやめたほうがいいって。
石塚。
何?あの。
俺ずっと考えてたんだけどさ最初っから無理だって決めてかかったらやれることだってできなくなるんじゃないかなって思うんだ。
たとえ無理だって思っても何もしないよりはやれるだけやっといたほうが後悔しないで済むと思うんだ。
これ去年の追試問題のコピー。
高原さんから。
解き方も書いといたからさ。
ほっといてくださいよ。
もう覚悟できてんですから。
何とかなるって。
放課後土手にいるからさ。
高原さんもうちょっとだけ入ってみましょうよ。
水ん中に顔付けられなきゃ話になんないからね。
せーの。
・
(足音)おう石塚。
(憲男)おう来た。
分かんないとこあった?おい立松。
どうした?勘違いしないでください。
これ返しに来たんです。
どうして?僕が持ってても無駄ですから。
おいおいあきらめんなよ。
留年は想像以上にきついってあいつも言ってたしさ。
あれ?高原さんは?高原さんまさかまた。
(石塚)だから無理するなって言ったじゃないですか!潜って10まで数えたぞ!
(勘九郎・憲男)すげえ!やったぜ高原さん!やった!
(憲男)やったぜおい。
じゃあもう一発いっとくか?石塚。
お前だってやればできるよ。
きっと。
なあ。
なあ?そうだよ。
(勘九郎・憲男)イエーイ!高原さんやったよ!
(響子)進藤君たちまだあきらめてなかったんだ。
ホント懲りないよね。
ああ違う。
追試あしただぞ。
こんな公式覚えられないでどうすんだよ?
(高原)オッス!・
(麻子)お邪魔しまーす。
何でそうやっていちいち来るんだよ。
もう向こう行ってろよ。
いいのかな。
そんなこと言っちゃって。
せっかく差し入れ持ってきてあげたのになあ。
(憲男)うわー!焼きそば!せーのいただきます。
お前これ麺生だし味薄いしまずいにも程があるよ。
こんなんじゃお嫁にも…。
あっ。
えっ?花村さん?ごめんなさい!わたし料理とかしたことなくて。
えっ?これ花村さんが?お口に合わないみたいなんで下げますね。
すいませんでした。
(仁美)バカだね勘九郎。
せっかく連れてきてあげたのに。
(小野川)あと10分。
(憲男)怖がってちゃダメなんだよ。
顔つけりゃ進むんだからさ。
・
(勘九郎)おーい!
(憲男)どうだったどうだった?合格だ!74点も取ったよ!
(憲男・勘九郎)わあ〜!
(憲男)進藤ちゃん最高。
高原さんのお陰だよ。
これで夏休みの練習バッチリだよ!
(憲男)今日は水泳部も遠征でいないし思いっきり練習できるな。
すごいよ高原さん。
大進歩だよ。
(田中)へえ〜。
結局集まったのは金づち一人だけか。
何しに来たんだよ?
(田中)学園祭の下見だ。
今年はプールを使った合同企画を検討しようと思う。
(憲男)何言ってんだよ。
ここのプールは俺たちがシンクロで使うんだよ?
(田中)冷静になれよ。
お前たちには無理だろ。
(石塚)無理かどうかやってみないと分からないじゃないですか。
(憲男・勘九郎)うわ〜!すげえ!やったじゃねえか石塚!僕だって頑張ればそれなりにやれるかななんて。
僕だってホントは変わりたいんです。
今度は子豚君ですか。
最悪なチームだな。
デブだからってバカにしないでもらいたいんだよな。
そうだよ。
石塚の泳ぎはすげえんだぞ。
見せてやれよ。
・
(鷲津)こちらですどうぞ。
会長お待たせしました。
(田中)どうした?すごい泳ぎを見せてくれるんじゃないのか?口だけかお前は?
(鷲津)タルッタルの体見られるのが恥ずかしいんだよな。
(七波)大体白豚ってのは泳げたんだっけ?うわ〜!
(石塚)うわ〜!高原さん。
泳ぎは僕に任せてください。
わ〜い!わ〜い!あと一人で同好会成立だ!
(憲男)イエーイ!あと一人あと一人あと一人!
(田中)じゃあ花村さん我々は生徒会室へ戻ってプール使用の検討に移りましょうか。
はい。
あと一人あと一人あと一人。
オンリーワンオンリーワンオンリーワン。
はい!・『虹』2014/08/22(金) 14:57〜15:53
関西テレビ1
ウォーターボーイズ #02[再][字]
「シンクロ危うし!?」
詳細情報
番組内容
勘九郎(山田孝之)と憲男(森山未來)は、早朝から、閉鎖中の学校のプールにシンクロの練習へ向かった。が、生徒会の七波(並木伸之)と鷲津(鷲頭功学)が待ち受けている。会長の田中(瑛太)に命令され、閉鎖破りの監視に来ていたのだ。屋上へ行っても、高原(石垣佑磨)が相変わらず怖い顔で睨んでいるのでさらに場所を変える。夜になって桜木女子高のプールにまで忍び込むが、警備員に追いかけられてあわてて逃げ出す始末。
番組内容2
勘九郎は「同好会を作ればいいんだ!!」と思いつく。
2人は、生徒会に同好会登録を出しに行くが、田中は「5人以上の会員がいない」などと受け付けない。早速2人は勧誘に奔走する。他部はもとより、デブの石塚(石井智也)、ロックバンドの星山(星野源)たちにも断られる。そこへ、佐久間(眞鍋かをり)が「顧問になる」と言い、人集めの知恵を出してきた。そのアイデアとは「女子大シンクロ部ツアー」。
番組内容3
スケベ根性の生徒が何人も集まり佐久間の出身校・梅花女子大へ。そこで勘九郎たちは「同好会入部申込書」を差し出すが、生徒たちは、全員消えてしまった。ただ一人、高原だけが、無言で入部届けにサインするのだった。
一方、勘九郎たちはなぜか女子水着姿に着替えさせられプールへ。高原だけが上がってこない。高原は実はカナヅチだったのだ…。
出演者
山田孝之
森山未來
瑛太
石垣佑磨
石井智也
宮地真緒
杉本哲太
玉木宏
柄本明
布施明ほか
原作・脚本
【原作】
矢口史靖
アルタミラピクチャーズ
【脚本】
橋本裕志
中谷まゆみ
監督・演出
【プロデューサー】
船津浩一
柳川由起子
【演出】
佐藤祐市
村上正典
高橋伸之
音楽
佐藤直紀
【主題歌】
福山雅治
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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