連続テレビ小説 花子とアン(125)「ラジオのおばさん誕生」 2014.08.22

(花子)てっ…。
もも!?
(蓮子)ももちゃん。
北海道に嫁いだももは夫に先立たれ東京へやって来ました。
(もも)ご無沙汰してます。
(かよ)もも…よく来たじゃん。
(吉太郎)もも。
しばらくじゃんな。
かよ姉やん。
兄やん。
そして安東家の家族全員が本当に久しぶりに顔をそろえました。
兄やんがすっかり年取っちまったからもも戸惑ってるだよ。
何だと?はなだって年を取ったら。
なあもも。
うん。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」もも。
北海道はどんなとこだったでえ?おとうが言ってたとおりのとこ。
旦那はどんな人でえ?おとうが言ってたとおりの働きもん。
もものご主人…去年病気で亡くなったそうで…。
(吉平)ほうだっただか…。
(ふじ)もも…苦労しただね…。
ふんだけんどももが元気でよかったよう…。
こうしてまたみんなで集まるこんできて本当に本当にうれしいよ。
(吉平)ほうだな。
さあ頂きましょう。
このごちそう全部ももが作ってくれただよ。
ここんちの台所は何でもそろっててびっくりしたら?ほれじゃ頂きます。
(一同)頂きます。
おとう。
おかあ。
うん。
ももうめえな。
うめえよ。
(かよ)うん。
うめえ。
絵描きさん。
今日は身内だけで貸し切りなんですけど…。
(旭)これで飲めるお酒下さい。
またやけ酒ですか?どうぞ。
かよ姉やん特製のコーヒーじゃん。
頂きます。
あ…。
(英治)花子さん時折ももさんに本や手紙を送ってましたけどこのところ返事がなくておかしいと思ってたんです。
ももは北海道でどんな暮らしをしてたずら…。
もも。
もう北海道には戻らなんでいいだよ。
ほうだよ。
逃げ出すほどつらかったとこなんか戻るこんないさ。
もも。
お姉やんと一緒に暮らそう。
英治さんは優しい人だからももは何にも気にしなんでいいだよ。
おら…もっとももの事分かってやらんきゃ…。
お姉やんには分からないと思う。
あんなにいい暮らしして立派な仕事して…旦那さんにも大切にしてもらって…。
幸せなお姉やんには私の気持ちなんて分かりっこない。
どうしてこんなに違うんだろう…。
同じおとうとおかあから生まれたのに…。
もも。
おらも昔同じこん考えた事がある。
「はなは東京の女学校行って最高の教育受けてるに何で長男のおらが地べたはいつくばって百姓やってるずらか」って…。
あの頃ぁおとうを恨んでた。
あの人は口では「人間は平等だ」とか言ってるけんどはなだけを特別扱いしただ。
もも。
いいから全部ぶちまけちめえ。
腹ん中にたまってるこん言っちめえ。
何で逃げてきたのかも全部話してみろし。
食べる物も着る物もなくて本当に冬はつらかった…。
雪ん中はだしで仕事したり…。
それでもまだあの人が生きてた頃は頑張れた。
みんなで必死に土地耕してればそのうち楽な生活ができるようになるって信じて来年こそは来年こそはって頑張ってた。
…けどうちの人が病気で働けなくなったら親兄弟みんな冷たくなって…。
薬買うためにお金借りようとしたけどみんなその日生きていくのに精いっぱいで貸す金なんかないって言われた。
最後は葬式も出してやれなかった…。
旦那さんが亡くなってっからはどうしてたでえ?誰も助けてくれなくて…住むうちもなくて…馬小屋で寝てた。
町に出た時ラジオからお姉やんの声が聞こえてきて…。
回想
(有馬)「お伝えしますは村岡花子先生です」。
「全国のお…お小さい方々ごきげんよう」。
その時思った。
私にはこんなに立派なお姉やんがいるのにこんな所で何やってるんだろうって…。
けど…お姉やんに会ったらもっと惨めな気持ちになった…。
お姉やんが羨ましくて羨ましくて…。
何でおらとこんなに違うだって…。

(吉太郎)もも。
全部俺のせいだ…。
俺がももを北海道なんかに嫁がせなんだらほんな思いしなんで済んだに…。
(泣き声)ふじ…。
ももを甲府に連れて帰ろう。
おとう。
おかあ。
甲府に帰ってもももは肩身が狭いだけじゃん。
ここで一緒に暮らす。
今の私があるのは家族みんなが働いてる中私だけ思いっきし勉強さしてもらったからじゃん。
ももにも感謝してるだ。
ほれを少しでも返したいの。
僕からもお願いします。
絵描きさん。
もう店じまいなんで。
あの…。
今日は一枚も売れなかったんでこの絵買ってもらえませんか?調子…よすぎますね。
すいません…。
いいです。
差し上げます。
(かよ)何の絵?
(かよ)てっ…。
えっ…これ…もも?
(かよとももの笑い声)
(笑い声)ももがようやく昔の笑顔を見せてくれました。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/08/22(金) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(125)「ラジオのおばさん誕生」[解][字][デ][再]

もも(土屋太鳳)に会うため吉平(伊原剛志)、ふじ(室井滋)、吉太郎(賀来賢人)、かよ(黒木華)が花子(吉高由里子)の家へ駆けつけ、久しぶりに一家全員がそろうが…

詳細情報
番組内容
もも(土屋太鳳)に会うために吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)が上京し、吉太郎(賀来賢人)とかよ(黒木華)も駆けつけて、久しぶりに一家全員が顔を合わせる。だが、食事の間もももはどこかうつろな様子で、花子(吉高由里子)たちは心配を募らせる。兄姉たちに誘われてかよの店にやって来たももに、花子は「一緒に暮らそう」と持ちかけるが、ももは胸の内にためこんでいた気持ちを次第に花子にぶつけ始める…
出演者
【出演】吉高由里子,伊原剛志,室井滋,賀来賢人,黒木華,鈴木亮平,金井勇太,土屋太鳳,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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