(ミスターQ)豊かに流れる川。
川を流れる水ももとをたどれば雨水です。
命を支えるめぐみの水。
しかしひとたび大雨となれば川の水はあふれおそろしい災害になる事もあります。
今回は水のめぐみと災害について考えて頂きましょう。
(テーマ音楽)
(はく手)やあ!「ふしぎスタジオ」にようこそ。
今回クイズに挑戦して頂くかたはこちら!こんにちは!また来ましたよ〜。
はい顔色が青いわりに元気な男の子アマノ君です。
今回のテーマは「水のめぐみと災害」ですが自信のほどは?まかせてください!全問正解の場合は賞品として高級レインコートをペアで差し上げます。
よ〜し全問正解するぞ!ではまずこちらをご覧ください。
これは土砂くずれの被害の映像です。
うら山がくずれ建物などがこわされました。
原因は雨でした。
うひゃあ大変だ!では問題です。
第1問。
この時の雨は1時間にどれくらいの量だったでしょうか。
う〜んこれだけすごい災害を起こした雨なんだから150ミリ以上なのじゃないですか。
なるほどではVTRを見てみましょう。
毎年台風の季節などによく降る雨。
水の災害はどれくらいの雨で起こるのでしょうか?まずは雨の量を体験できる装置を使って雨の降る量とその時の雨の強さを見てみましょう。
雨の量は一定の時間降り続けた雨がたまった時の水の高さで表されます。
やや強い雨の中にビーカーを置いて1時間たつと高さは15ミリメートルになりました。
この時の雨を「1時間に15ミリの雨」と言うのです。
では1時間に50ミリの雨はどれくらいの強さでしょうか。
50ミリ以上の雨は非常に激しい雨です。
1時間に100ミリの雨です。
大変な被害のおそれがあるもうれつな雨です。
1時間に150ミリの雨。
前がはっきりと見えなくなりました。
これは記録的な大雨の強さです。
実際の雨の量と災害の関係を見てみましょう。
2006年の7月に和歌山県で起こった土砂くずれです。
住宅のうら山がはば約200m高さ約60mにわたってくずれました。
土砂くずれが起こった日と前の日の時間ごとの雨の量のグラフです。
最大で1時間に30ミリでした。
1時間の雨の量が50ミリ以下でも長く降り続けば災害につながるのです。
第1問は「土砂くずれの原因となった雨の量がどれくらいか?」という問題でしたが「1時間におよそ30ミリ」でした。
…という事で残念。
あ〜そうだったのか。
がけの近くは気をつけなくちゃな〜。
アマノさん雨が降った時はがけだけじゃなく川の近くも注意が必要ですよ。
こちらをご覧ください。
この川岸にたくさん置かれたコンクリートのブロックは川の水の勢いを弱め岸を守る働きをしています。
これがあれば水が増えても岸がけずられずにすむんですね。
ところがこの川の反対の岸を見てみると…。
コンクリートのブロックがありません。
え〜?ここで第2問。
コンクリートのブロックが片側の川岸にしかないのはなぜでしょう?そんな事ぼくに聞かれてもなあ。
お金が足りなかったからかなあ?それとも…。
ではヒントです。
コンクリートのブロックの置かれた場所と置かれていない場所では水のけずる力がちがうのです。
え〜!同じ川なのにそんな事あったっけ。
え〜と何だっけな〜?はい時間です。
ではVTRをどうぞ。
東京を流れる多摩川。
カーブが多く昔から水の災害の多い川です。
下流の川岸に置かれたコンクリートのブロックです。
川の水の勢いを弱め岸を守っています。
一方反対側にはブロックはありません。
なぜ片側の岸にしかないのでしょう。
高い所から見るとこの辺りは川が大きくカーブしています。
コンクリートのブロックが置かれているのはカーブの外側です。
川の外側と内側でどんなちがいがあるのでしょうか。
実験で確かめてみましょう。
人工の川に水を流しカーブの外側と内側に注目します。
外側の岸だけがどんどんけずられていくのがわかります。
川のカーブの外側にだけブロックが置かれているのは水のけずる力が外側のほうが大きいからなのです。
はい第2問は「コンクリートのブロックが片側にしかないのはなぜか?」…という問題でしたが「川がカーブしていて外側のほうがけずられやすいから」だったんですね。
あ〜そうだった〜。
これ知ってましたよ〜。
それではもう1問。
川の問題をいってみましょう。
よ〜し今度こそがんばるぞ〜!この映像をご覧ください。
これは大きな川の下流のようすです。
ここで問題です。
第3問。
てい防と川岸がこんなにはなれているのはなぜでしょうか?え〜野球場や公園になっている場所ですよね。
みんなが遊ぶためにあるんじゃないですか。
はいではVTRをどうぞ。
大きな川の下流で水の災害を防ぐ仕組みを見てみましょう。
下流ではてい防から川岸までかなりはなれています。
このてい防と川の間にある広い場所を「河川しき」といいます。
河川しきはふだんは公園などとして利用されていますが川の水が増えた時に重要な役わりを果たすのです。
河川しきがない場合水が増えると川は深くなり高いてい防が必要となりますしかし同じように水が増えても河川しきがあれば川は浅くなりゆっくりと流れます。
これはふだんの多摩川のようすです。
こう水の時と比べてみましょう。
河川しきの公園やグラウンドは水にしずんでいますがてい防はやぶられていません。
河川しきがある事で水の量が増えても川はあふれにくくなっているのです。
はい。
第3問は「てい防と川岸がはなれているのはなぜか」という問題でしたが「川があふれるのを防ぐため」だったんですね。
う〜んあんな広い場所が水にしずんでしまうなんて大雨ってこわいな〜。
ところでアマノさん。
水はわたしたちの生活になくてはならないものですよね。
川の水をどうやって利用しているのか見てみましょう。
リカさ〜ん出番ですよ〜。
(リカ)はいは〜い!水のめぐみをお届けします。
東京に住む人々の飲み水となる多摩川。
ここには水をむだなく安全に使うためのくふうがあります。
上流にある小河内ダムです。
ここにためられた水はおよそ1億9,000万トン。
東京都全体で使う40日分の水の量です。
ダムは水をためる一方で常に水を川に流しています。
ふだんは1秒に10〜20トンほど必要とされる量を流します。
ダムがある事で水を確保する事ができるのです。
自然の中にもダムと同じような働きをしている場所があります。
小河内ダムのさらに上流の山です。
ここには水げん林と呼ばれる林があります。
林のある山全体がダムの働きをするのです。
木の根がのびた土の中にはたくさんの小さなすき間があります。
このふかふかの土には多くの水がしみこみます。
やがてその水は少しずつ流れて川の水になります。
山そのものが水が一気に流れるのを防ぐ自然のダムの働きをしているのです。
はいご覧頂いたのは水をためるダムでしたがこちらのダムをご覧ください。
このダムは水をためないダムです。
ここで問題です。
第4問。
このダムにはどんな役わりがあるのでしょうか。
う〜ん水をためないならほかに何をためるのかな。
う〜んもしかして山から土や石が流れないようにしてるんじゃないですか。
なるほど〜土砂を防ぐという事ですね。
ではVTRをどうぞ。
これは砂防ダムといわれる水をためないダムです。
砂防ダムの役わりを見てみましょう。
大雨のときはたくさんの土砂が流れる事があります。
これを土石流といいます。
流される大きな石などで被害はとても大きくなります。
そこで被害を防ぐためにつくられたのが砂防ダムです。
砂防ダムがある場合とない場合で被害がどう変わるのかも型で実験してみましょう。
山の上には石や砂がたまっています。
これを水で流します。
まず砂防ダムがない場合を見てみましょう。
水におし流された大きな石で町はうまってしまいました。
では砂防ダムがある場合はどうでしょう。
こちらは岩や石の流れを食い止めるダムと土砂をためるダムがありその下の川岸もまっすぐに整備されています。
土砂がダムでためられ町の被害を食い止める事ができました。
ダムにはこのように水はためず危険な土砂が流れるのを防ぐものもあります。
水をためない砂防ダムはいざという時に土砂を防ぐためにつくられていたんですねえ。
おめでとう正解です!ヤッホーイ!思ったとおりだ〜い!では1問正解ですががんばったアマノさんには防災点検の旅に出て頂きましょうかね。
やった〜!防災点検防災点検!ホントにいいんですか〜?ではがんばって〜。
さて次回はどんななぞが待ち受けているのでしょうか。
お楽しみに!
(ミスターQ)ここにありますのは1本のぼう。
2014/08/22(金) 01:20〜01:35
NHKEテレ1大阪
理科5年 ふしぎワールド「水のめぐみと災害」[解][字]
小学校5年生向け理科番組。雨は、飲料水のもととなり、森や田畑をうるおすが、洪水などの災害をもたらすこともある。自然とのつきあい方を考える。
詳細情報
番組内容
【声】中尾隆聖,むたあきこ,古賀慶太
出演者
【声】中尾隆聖,むたあきこ,古賀慶太
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:7828(0x1E94)