よしもと新喜劇【「最期のおじいちゃん孝行」】 2014.08.21

(すっちー・ナレーション)
今週の「よしもと新喜劇」は余命短いおじいちゃんに会うため孫たちが大集合
しかし孫たちはとんでもない姿に
それを見た川畑はなんとかごまかそうと悪戦苦闘!
それでは「よしもと新喜劇」始まりま〜す!

(信濃)いや〜ええとこやなぁ。
なあええとこやなぁここな。
(啓之)ここやで花月旅館。
(信濃)ほんまですね〜。
しかしこんな偶然あるんですね。
たまたま同じ電車に乗って隣になったこのふた組が同じ旅館に泊まるやなんて…。
(まみ)うん!旅行ってこういう出会いがあるからいいですよね。
(ひで子)ほんまですね。
(信濃)これも何かの縁ですし仲よくしましょね。
(啓之)お願いします。
(信濃)じゃあ早速入りましょか。
(啓之)そうですね。
(信濃)へえ〜でもええ感じやな。
(ひで子)すてきな旅館。
バタン!
(啓之)うお〜〜!ちょちょ…ちょっとおかしいでしょ?ちょっと。
なんで閉めるんですか?
(信濃)すみません。
(啓之)仲よくするんですよね?
(信濃)仲よくしましょ。
(啓之)お願いしますよ。
(信濃)すみません仲よくしましょ。
(ひで子)あっ!ねえ岳夫君見て見て!
(信濃)おお〜すごい!
(ひで子)滝があるわよ。
(信濃)ほんまやなぁ。
いやでもちょっとこれものすごい高さやな。
怖っこれ。
(ひで子)ほんまやねぇ。
でもきれいな景色!
(信濃)ほんまやなぁ。
せやけどひで子ちゃんの方がきれいやで。
(ひで子)もう〜岳夫君ったら!ははっ。
(啓之)まみちゃん俺らも見よ。
(まみ)ああ〜見たい見たい!すみません。
うわ〜見て見て!ほんまにきれいな景色やねぇ。
何言ってんねんまみちゃんの方がきれいやで。
(まみ)もう〜啓之君ったら!
(啓之)うわ〜!
(信濃)危ない危ない危ない!大丈夫っすか?
(啓之)あっあっあっあっ…。
はぁはぁ…はぁはぁ…。
死んでしまうで!?ごめんね。
つい…。
「つい」じゃないよこんなん。
(信濃)じゃあ呼びましょか。
すみませんすみませ〜ん!・
(川畑)は〜い!カァーー!
(効果音)
(信濃)なんや?すみません。
どうもいらっしゃいませ。
(信濃)2名で予約してた信濃です。
伺っております。
ありがとうございます。
あら?ひょっとしてカップルでご旅行ですか?
(信濃)ええそうなんですよ。
いいですねかわいい彼女じゃないですか。
まるで女優さんみたいな感じで。
(ひで子)そんなぁ!いやかわいいですよ。
いや〜彼氏も格好いいですね。
(信濃)そうですか?まるでアイドル歌手みたい。
(信濃)ちょっと言い過ぎですよ。
(啓之)すみませんすみません予約してた清水です。
ああ〜伺っております。
あっこちらもカップルでご旅行ですか?いやいいですねかわいらしい彼女じゃないですか。
まるでお人形さんみたいな感じ。
(まみ)そんなこと言ってぇ!ではお部屋の方へ…。
(啓之)ちょっとおかしいでしょ!なんで無視なんですか?僕だけ褒めるとこないって言いたいんですか?カァーー!
(効果音)
(啓之)なんやそれ!いや図星のときの顔なんです。
(啓之)「図星」…ちょっと腹立つ。
なんですかちょっと。
ちょっと突くことないやないですか。
あなたが悪いんでしょ。
(信濃)ちょっとちょっと!ちょっとやめてください。
ちょっと暴力は…暴力はやめてください。
あららら…。
(啓之)何してんねんおい!待て待て待て待て待て!すばしっこいやつやなおい。
すばしっこいなおい。
すば…すばしっこいってなんですか?
(啓之)パッパパッパ行っとるやないか。
背中がかゆかっただけですよ。
(啓之)うそつけおい。
パンツ見たいだけやろ!カァーー!
(効果音)
(啓之)やっぱりそうやないか!腹立つなぁ。
さっきからばかにしてんのか!?カァーー!
(効果音)
(啓之)やめろそれ!
(まみ)もう〜ちょっと!啓之君もういいじゃない。
(啓之)そんなんいうても…。
(まみ)私の言うことが聞けないの!?カァーー!
(効果音)
(啓之)いやお前が返事すんな!なんや?この旅館。
腹立つなぁ。
ほか誰かいてへんのかいな。
誰か〜誰か〜!・
(けんじ)は〜い!落ち着いて落ち着いて。
(けんじ)はい。
あっどうもお客様いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
あっ私ここの旅館の息子でけんじと申します。
(真希)妻の真希です。
(啓之)この人何なんですか?
(けんじ)どうかされました?
(啓之)さっきから失礼なことばっかりするんですよ。
(けんじ)バタやんお前またか!何回同じこと言わすねん。
いやほんとにすみません。
(けんじ)すみませんって思ってんのかほんま。
しょっちゅうそんなことしてお客さんのことばかにしてるやろ!カァーー!
(効果音)
(けんじ)いや正解か!ほんますみません。
(啓之)気をつけてくださいよ!
(けんじ)ちゃんと注意しときます。
(真希)ああ〜けんじさん私そろそろお義父さん迎えに病院まで行かないと。
(けんじ)ああ〜頼むわな。
(真希)うん。
あっそれからおじいさんのお見舞いもしてくるわね。
(けんじ)ごめんな苦労かけて。
(真希)大丈夫大丈夫。
ふぅ〜。
二人ともはよ死んだらええのに。
(けんじ)なんちゅうこと言うねん!真希?めっちゃ怖いこと言いましたね今。
(信濃)ああ〜でも病院ってお父さん具合悪いんですか?
(けんじ)ああ〜ちょっと最近体調悪くてね朝から病院の方で検査をしてるんです。
まあ実はその病院にはうちのじいちゃんも入院してますんでねお見舞いのついでみたいなもんですけども。
(信濃)そういうことですか。
(ひで子)ちょっとこんな時間よ。
先に観光行きましょう。
(まみ)私たちもそうしましょう。
(啓之)あっそうやな。
すみませんこの荷物部屋に置いとってもらっていいです?ああ〜じゃあ私…はい。
(啓之)ちょ…ちょっとあなたですか?大丈夫ですか?ちゃんと置けます?置けますよ失礼な。
痛〜い!な…な…なんですか?「痛〜い!」ってなんですか?
(信濃)あのねあなたがやり過ぎなんです!あなたにまで言われたくないです。
痛〜い!お前関係あれへん。
(啓之)ついついやったんですよ。
いいですから早く置いてください。
ほな置いたらええんやろ。
(けんじ)おい何しとんねん。
おいおいおいおい。
うまいこと入ったわ壺の中に。
(信濃)言うてる場合かほんまにもう!もういい自分たちで行くんで部屋教えてください。
(けんじ)信濃様は鶴の間で清水様は梅の間となっておりますお客様お詫びといってはなんですが今晩の夕食のときビールサービスさしていただきますんで。
(信濃)そんなんいりませんよ!
(けんじ)ああ〜すみません。
じゃあお客様そちらで鍵をお渡しします。
そんなんいりませんよ!
(けんじ)いや部屋入れませんよちょっと!もう〜バタやん持ってってあげて鍵。
そうやなそうやな。
え〜っとこれとこれね。
え〜っと…ほい!投げるなもうお前。

(啓之)痛〜い!当たってもうたがなおい。
たぶんこうやってたんでしょうね。
やってんねやろうけど。
お前ええかげんにせぇよ。
どんだけお客さんに迷惑かけたら気ぃ済むねん!喜んでもらうみたいなとこが…。
「喜んでもらう」やあるかぁお前はほんま。
お前のせいで俺が怒られてんねんぞ。
(場内拍手)
(一の介)おじゃましますぅ〜。
(けんじ)お父ちゃんけったいな挨拶やめてぇやもう。
(一の介)ああ〜すまんすまん。
なんかあったんかお前。
(けんじ)聞いてや。
バタやんがまたお客さんに迷惑かけたんや。
(一の介)ええ〜もうバタやん真面目に仕事やってくれよ!ほんとに申しわ毛ぇない。
「毛ぇない」!?お前どこ見て言うてんねん?ここ。
こら!たたくなほんまに。
いやすみません。
あの〜つい口がツルッと。
ツルッと!?いやどう言うてハゲまそう。
そんな励ましいらんわあほ!ついぴっかり。
「うっかり」やそれを言うなら!ええ〜あっ…ううっ…ハゲ!そのままやないか!ダジャレが思いつかなくて。
思いつかなくていいんだよ!
(けんじ)もうええよお父ちゃんもうほっとけバタやんのことは。
(一の介)ほんま腹立つで。
(けんじ)ああ〜そんなことより体調どうやねん?ああ〜ただの風邪やった。
風邪?よかったやん。
あれ?真希に会わへんかったか?ああ〜真希ちゃんと会うたよ。
今からなほれあの〜健一と耕一と珠代が帰って来るから駅まで迎えに行ってもらった。
えっちょっと待って。
兄ちゃん姉ちゃん帰って来るの?ああそうや。
なんで?まあ病院の先生が来てからなちゃんと説明があるから。
(けんじ)先生?おいなんかあったんか?
(一の介)いやいやもうええから。
もうすぐ先生来るはずやから。
おお〜来た来た来た来た。
先生!すみませんすみません。
(竜夫)おじゃましまんにゃわ〜。
(けんじ)もう〜ほんまに。
ああ〜先生お久しぶりです。
いやちょっと待ってください。
これ病院の先生ですか?
(けんじ)そうや。
どっちかいうたら患者側でしょ。
(けんじ)失礼やお前は。
(竜夫)どなたですか?
(けんじ)新人の川畑です。
(竜夫)どうもどうもどうも。
(けんじ)先生何があったんです?
(竜夫)あの〜実はですねあなたのおじいさん入院なさっておられますな。
そのおじいさんの容体につきまして大事な報告がございまして。
(けんじ)何なんですか?それ。
(竜夫)それなんですよ。
(けんじ)はい教えてください。
はいはい…。
はよ教えてください早く。
ええええ…。
大変大事なことでございましてねええそうなんですわ。
だからはよ言うてくださいよ。
分かりました大事なんは。
ええええそれねあの〜ふふふふっ…。
(けんじ)何がおかしいねん。
笑うてる場合違いますよ。
忘れましてん。
(けんじ)「忘れた」?そこまで覚えとったんやけどね。
いやちょっとかなんな思い出してよそれ。
思い出しますわ。
えらいことなっとった。
ちょっと待ってね。
あのね確かあれは〜えっ?ああああああ…。
(けんじ)何言うてんの?はいはいはいはい。
ああ〜ああ〜なんやははっ。
あっこれちゃうわちゃうわ。
(けんじ)違うんかい。
ちょっと!おい!
(竜夫)ああ〜ちょっとあかん。
だんだん頭ん中が真っ白なってきた。
これあかんわ。
ははっ。
こりゃ傑作じゃ。
(けんじ)いやおもろないっすよ。
ははははっ…。
あぁ〜ああぁ…。
いやあのね容体をみんな心配…寝とんのかいほんで!バシ!
(竜夫)さんずの川や〜。
(けんじ)行ったらあかんよ!お盆に帰っておいで。
(けんじ)渡らすなお前は!何を考えてんねんお前。
先生のこと殺す気か!カァーー!
(効果音)
(けんじ)やっぱりかお前は!ええかげんにせぇよほんま。
いや先生も思い出してください。
(竜夫)ショック与えていただいて思い出しました。
(けんじ)ほんまっすか!?
(竜夫)いやあの〜実はいろいろと検査した結果おじいさんの…あの〜何は…余命はあと1週間なんです。
(けんじ)じいちゃんの余命があと1週間?ということはじいちゃん1週間で死ぬんですか!?カァーー!
(効果音)
(けんじ)いやまねせんでええ!おいこの状況でようふざけれんな?ほんま。
ちょ…ちょっと先生なんかの間違いちゃうんですか?
(竜夫)いや残念ながら…。
(けんじ・川畑)そんな…。
あと1週間で…あと1週間で香典用意せなあかんやなんて。
(けんじ)なんの心配してんねん。
ええかげんにせぇよ。
いやちょっとおいこれじいちゃん知ってんのか?まあ最期はなこの家で迎えたいとおじいちゃんがそう言ってんねや。
そうか…。
まあじいちゃんの望みなるべくかなえてやりたいもんな。
ほかの望みもあるしな。
えっ?ほかの望みってなんや?
(一の介)孫たちの立派になった姿を見たいとおじいちゃんそう言うてんねや。
ひょっとしてそれで兄ちゃん姉ちゃん帰って来んのか?まあまあそういうこっちゃ。
でじいちゃんは?じいちゃんな今看護師さんと一緒に帰って来てる。
もうすぐ帰って来るわ。
(けんじ)ああ。
(一の介)おお〜帰って来たわ。
おじいちゃんおかえりおかえり。

(オクレ)こんにちは〜…。
なんやそれ。
なんやけったいな挨拶…。
おいちょっと待ってくれ。
ちょっと待ってひと言言わしてもうてもええか?俺ら協力してこけてんのにこのじじいしゃがんだだけやぞ!
(一の介)えっ!?また!?
(けんじ)そんなわけない。
そこはサボらんよさすがに。
いや…ちょっとほなもう一回やってくれこれ。
(けんじ)もう一回やんの!?もう一回やってみてくれ。
おじいさんすみませんもう一回言うてもうていいです?
(けんじ)えっ!?
(一の介)おじいちゃんすまんな。
頼むで。
こんにちは〜…。
(けんじ)なんじゃおい。
ほら見てみぃ!
(けんじ)ちょっと…えっ!?しゃがんだだけや。
(けんじ)アメフトのタッチダウンみたいになっとるやないかこないしてお前…。
イエ〜イ。
(けんじ)格好つけんでええねん。
何してんねんほんまに。
(オクレ)おお〜けんじ。
先生から話聞いてくれたか?
(けんじ)聞いたがな。
じいちゃんもう…ううっ…。
(オクレ)バタやんも聞いてくれたか?いや今聞いてびっくりして…。
もうほんとこの度は…。
(けんじ)死んでないねん。
お前は失礼な!何してんねんほんま。
(オクレ)ごほっごほっ。
(けんじ)大丈夫か?もう…。
こちら座られた方が…。
(けんじ)そうやなその方がええ。
いやぁ〜大丈夫かいな?どうぞどうぞ。
はいはい。
もう邪魔なんなぁこれほんと。
(けんじ)抜くなそれおい!何して…おいちょっと。
大丈夫ですか!?これ。
(安世)大丈夫です。
そろそろ外す時間だったので。
(けんじ)いや結構残ってますよまだこれ。
栄養補給できた?
(オクレ)ごほっごほっ。
(けんじ)ああ〜せきこんで…。
大丈夫か?ハンカチ…。
(けんじ)貸したげてハンカチ。
はいはいはい。
(けんじ)掛けるなよ顔の上に!死んだみたいになってるやないか。
せきしてるからマスクとかない?
(一の介)ああ〜マスクな…。
これでいいですかね?これね。
(けんじ)いやお化けやろそれ。
死んだあとやもうこれ!もうあかん。
ここおったら何されるか分からんからな。
奥で寝かしてもらえます?あの…北枕でお願いします。
(けんじ)黙っとけもうお前は!
(安世)じゃあ大丈夫ですね?行きましょうね。
はいはいはい。
(オクレ)あぁ…。
(けんじ)おお〜じいちゃん。
(安世)あらっ!?ちょっと!
(一の介)こらこらこらこら!
(安世)ちょっと!
(一の介)何をしとんねん。
(けんじ)おいじいちゃんほんまは元気なんちゃうか?ものすごい力で…。
すんませんね看護師さんほんま。
(安世)いえいえ大丈夫ですよ。
全然気にしてませんから!!
(けんじ)蹴ってますやん!めっちゃ怒ってますやん。
(安世)じゃあ先生行きましょうか。
(竜夫)そうしましょうか。
どうもお大事に。
どうもどうも。
(一の介)どうも先生ご苦労さまでございました。
ありがとうございました。
(竜夫)ごほっごほっごほっ…。
(一の介)いやいやあのねちょっと大丈夫ですか?先生。
(安世)ああ〜大丈夫です。
点滴打ちますから。
(けんじ)ちょっと待ってください。
えっ?それ使い回しするんですか?感染症かなんかなりますよこれ。
(一の介)そうですよ。
(安世)はい先生。
(けんじ)どこに刺すねんおい!
(一の介)どこに刺してんの?あぁ〜あ先生の香典も用意せなあかんがな。
(けんじ)いらんことを言うな。
失礼なお前は。
縁起悪い!いやでもお父ちゃんこうなったら兄ちゃんと姉ちゃん帰って来たらな残りの1週間じいちゃんと家族全員でゆっくり過ごそう。
(一の介)そういうことや。
いやでも知りませんでした。
けんじさんにお兄さんとお姉さんいてはったんですね。
(一の介)ああ〜バタやんには言うてなかったな。
実はな4人兄弟でなけんじはいちばん末っ子やねん。
上に兄が2人に姉が1人いてんねん。
そうですか。
(けんじ)でも何年ぶりやろな?えっ?何年ぶりってそないに会うてはらへんかったんですか?
(けんじ)ああ〜まあ実はな孫たちが立派になるまで帰って来ぇへんというのがじいちゃんとの約束やったんや。
なるほどねぇそういうことですか。
あなた珠代義姉さんが帰って来られたわよ。
(けんじ)珠代姉ちゃん!?さぞかし立派なってんねやろな。
(一の介)そやろうなぁ。
えっちょっと…珠代お姉さんって何をされてるんですか?
(一の介)音楽の教師やねん。
昔からおじいちゃんの夢でな今やさぞかし立派な音楽教師になってるやろな。
(けんじ)楽しみやわほんまな。
(真希)それが…。
(2人)えっ?
(けんじ)なんや?「それが」って。
なんかあったんか?・
(珠代)ヘイヘイヘ〜イ!ホウ〜!イエイイエイイエイイエ〜イ!ろう人形にしてやろうか?ああ〜んああ…こんにちは〜。
(けんじ)なんや!?おい。
すみませんあの…予想を覆すぐらい気持ち悪いの出てきたんですけどね。
誰が気持ち悪いんだよ?なんだよ出会い頭によぉ腹が立つなぁまったくよぉああ〜…好き。
頭おかしいやろお前!なんで「好き」やねん?急に。
(けんじ)珠代姉ちゃんそんなことよりなんや?この格好にそのメイクは。
(珠代)はっ?なんだよ。
いかしてんだろ?ブレイクダウンだろ?あははっ。
(一の介)珠代何がいかしてるやお前。
こんな不良みたいな格好してな音楽の教師が務まんのか!?はぁ〜…父ちゃんあっしねぇ…へっ音楽教師捨てたんだ。
(一の介)はあ?今はヘビメタのリードボーカルやってるんだぜぇ〜!はっ!ジャジャジャ〜ン!ウィ〜。
なんや?いやすみませんあの…リードボーカルやのになんでギター弾くまねするんですか?よう分からへんこれ。
(珠代)何言ってんだよ。
(一の介)珠代何を考えとんねや?ええっ?あのなほかの兄ちゃんは一生懸命頑張ってんねや!何を考えとんねんほんまに!あの…私ほかのお義兄さんたち迎えに行ってきます。
(けんじ)ああ頼むわな。
(珠代)父ちゃんけんじヘビメタをばかにすんじゃねぇよ。
(一の介)はあ?
(珠代)俺の歌聴いてくれよ。
そしたら気持ち変わっかもしんないからさぁ。
(一の介)何が「変わる」じゃ。
(けんじ)なんでマイク持ってんの?わざわざ…。
おい。
じゃあいくぜ。
(けんじ)えっ?
(珠代)「天使のささやき」ミュージックスタート!
(「天使のささやき」)
(珠代)アオッ!!アオッ!!イエイイエイイエイイエイ!!ワオッ!!ワオッワオッワオッワオ〜!!
(けんじ)ストップストップストップ!!
(珠代)いやぁ〜ああ〜チ〜ン!
(けんじ)何してんの!?姉ちゃん。
どこたたいてんねんもう!
(珠代)ふふっ。
なんだよ?
(けんじ)おい…お前ほんまにたたいてしもうたからちょっと動揺してるやないか。
(場内笑い)
(一の介)姉弟やからええけどな!姉弟やからええことあらへん!姉弟やからややこしいねや。
(けんじ)ほんまにおい。
(一の介)珠代!こんな格好を見たらなおじいちゃんがもう…ショックを受けるわ!いやそらそうですよ。
音楽教師になってるいうて家出てはるんでしょ?帰って来てこれヘビメタってむちゃくちゃですよ!ちょっと…。
・俺の好きに〜さしてくれ・よぉ〜〜〜!ワオッ!!好きにも程があるでしょ〜〜〜!
(けんじ)まねせんでええねん!チ〜ン!なんでやねん!あほ!もう…ほんまにもう…。
珠代言うとくぞ!こんな格好ではなおじいちゃんに絶対会わせへんからな!そらそうやわぁほんま。
あなた。
健一義兄さんが帰って来られたわよ。
(一の介)ちょうどええわ。
お前健一にな怒ってもらえ。
(珠代)えっ?
(一の介)健一はお前と違うてな立派になってるはずや。
(珠代)ふ〜んだ!でその健一お兄さんっていうのは何をされてるんですか?
(一の介)警察官や。
昔からおじいちゃんの夢でな。
今やさぞかし立派な警察官になってるやろな。
(真希)それが…。
(けんじ)「それが」ってなんや?またなんかあんのか?
(健一)ああ〜久しぶりやなぁ。
ただいま〜っと。
おおっ!けんじお父ちゃん久しぶりやのう。
(けんじ)「久しぶり」やあるかい。
なんちゅう格好してんねんおい!
(健一)えっ?
(けんじ)なんや?全身緑って?
(健一)ファッション。
(けんじ)ファ…ファッション?
(健一)分かるか?
(けんじ)ちょっと待っていや…スーツやネクタイかばんの緑まだぎりぎり分かんで。
いやこれ…革靴の緑ってよう見つけたなこんなん。
(健一)ええとこ目ぇ付けたな。
これどこ行っても売ってないで。
これはオーダーメードでコーディネートしとるから。
(けんじ)靴下も緑やおい!
(健一)そうやそうやお前。
ビシッときめななぁヤクザはなめられたらあかんからよ。
(一の介)えっ?健一お前ヤクザになったんか?そうや。
今は天下の吉本組の組員や。
(一の介)吉本組…。
(健一)ドスまで持たしてもうてる。
(けんじ)ちょっと危ない。
ジャ〜ン!緑やないかおい。
ドスまで緑?
(健一)俺のポリシーや。
(一の介)健一がヤクザって…。
わしはなお前をそういうふうに育てた覚えはないぞ!そらそうでしょ。
えっ警察官になるいうて出てはんのでしょ?それがヤクザってむちゃくちゃやないですか。
(健一)お前誰やねん?関係ないやろ。
いてまうど!別にかまへんやないかい!
(一の介)おいおいおい。
めっちゃ怖い。
めっちゃ怖い。
(一の介)ほんまにもう…。
結局まともなんは耕一だけか…。
(真希)あの〜私耕一義兄さん迎えに行ってきます。
その方がいいですね。
(健一)すまんすまん。
(一の介)おい健一こんな格好ではなおじいちゃんと絶対会わせへんからな。
お父ちゃん…。
何を言うてんねん!そうやろが!おじいちゃんはなお前が立派な警察官になってると思ってんねや。
それをお前ヤクザになってるっておじいちゃんな悲しむわ!ほな会わしてくれへんのか?当たり前じゃ。
お前が悪いんじゃ。
健一はヤクザやし珠代はヘビメタやし…。
(健一)あれ珠代かい。
ヘビメタ?おじいちゃんとの約束どうすんねん!
(けんじ)誰が言うてんねんおい。
ヤクザなっとるやないか。
(真希)あなた耕一義兄さんが帰って来られたわよ。
(一の介)ああ〜そうかそうか。
もう出ていった兄弟の中でまともなんは耕一だけやな。
情けないわもう…。
であの〜耕一兄さんは何をされてるんすか?
(一の介)医者やねや。
昔からのおじいちゃんの夢でな。
今やさぞかし立派な医者になってるやろう。
(真希)それが…。
(けんじ)また?えっ耕一兄ちゃんもなんかあんの?おいなんやそれ…。
(耕一)ただいま。
(一の介)えっ?ちょ…ちょっとすみません。
あの〜これ「イエスフォーリンラブ」の人ちゃうの?違うわよ。
バービーじゃないわよ私。
(けんじ)ほんまに耕一兄ちゃん?
(耕一)けんじ久しぶり。
(けんじ)ええ〜!
(珠代)耕一兄ちゃん!
(健一)耕一?珠代に健一兄ちゃん?なんちゅう格好してんのよ。
お前や!チャンピオンやそれ。
もうなんかつっこむとこがいっぱいあるわそれ。
上から下まで。
(一の介)耕一。
(耕一)お父ちゃん。
(一の介)「お父ちゃん」やあるか。
なんや?これ。
(耕一)きれいでしょ?
(一の介)「きれい」?そんなん言うてるんちゃうわ!ほんまにもう何を考えとんねん。
もうほんまに情けない!
(耕一)情けないのはお父ちゃんの頭じゃないのよ。
頭のことはどうでもいいのよ!
(けんじ)うつってるよお父ちゃん。
(一の介)ええっ!?
(耕一)落ち着いてお父ちゃん。
(一の介)説明しろ。
今日は全部しゃべろうと思って帰って来たんだから。
実はね私お医者さんにはなれなかったの。
(一の介)そんなん分かってるわ!
(耕一)分かってんの?
(一の介)分かってるわ!
(耕一)実はねお医者さん諦めて今おネエとしてスナックで働いてるの。
(一の介)はぁ〜スナック…。
あのなもう誰一人としてまともなんいてへんやないかい!そうですよ。
これむちゃくちゃやないっすか。
なんですか?これ。
ええっ?ヘビメタにヤクザにおネエに旅館の跡取りって…。
いや俺はええやろお前。
まっとうやないか。
お前は…。
(一の介)おい言うとくぞお前たちなこんな格好してたらおじいちゃんには絶対会わせへんからな。
それになお前らもう全員なうちの子供でもなんでもない。
もうすぐ出ていけ!
(健一)せっかく帰って来たのに。
(一の介)出ていけもう!はよ出ていけ出ていけ出ていけ!ええから出ていけほんま〜!
(けんじ)お父ちゃん許して…なんで俺が出されてんねんおい。
俺は大丈夫やろお前!
(けんじ)お前だけはほんまええかげんにせぇよ。
なんで俺を追い出すねんお前は。
どうせあれわざとやろ。
カァーー!
(効果音)
(けんじ)やめぇそれお前。
何回すんねや。
かたまってはったからしゃあないやないですか。
すみませんね。
いやでもおじいさんねお孫さんに会うのすごい楽しみにしてはるんでしょ?これどうしはるんですか?だから今着替えさしに行ってる。
そうか。
普通の格好に着替えたら会うても大丈夫ですもんね。
いやそれがな普通の格好ではあかんねや。
えっどういうことですか?じいちゃんな孫たちが立派になって活躍してる姿を見たい言うてんねや。
活躍してる姿?そういうこと。
だから今それぞれな音楽の教師医者警察官の格好に着替えさしてんねん。
ああ〜なるほど。
それやったら大丈夫ですよね。
いやいやでもそんな衣装どうしはったんすか?事情をクリーニング屋さんに説明したら分かってくれはって協力してくれはったんや。
今真希がな着替え手伝うてくれてるわ。
まあそれやったら安心ですね。

(一の介)おじいちゃん大丈夫か?ああ〜気ぃつけてな。
(けんじ)じいちゃん。
(オクレ)ほんで孫たちは帰って来たんか?
(けんじ)ああ〜いやまだ帰って来てないねんけどな。
もうじき帰って来る思うで。
(オクレ)ああ〜そうか。
まあまあとりあえず座って。
(けんじ)ああ。
あなた珠代義姉さんの着替えが終わったわよ。
(けんじ)おお〜じいちゃん喜んでや。
珠代姉ちゃん帰って来たで。
(オクレ)ああ〜ほんまか?
(一の介)珠代立派な音楽の教師になってるやろなぁ。
(けんじ)そらそうやんな。
(真希)珠代義姉さんどうぞ〜!・
(珠代)ふふっじいちゃんじいちゃん!あはははっ!ああ〜〜!あらららっ!
(けんじ)何かぶしてんねんお前。
もうええわ。
ちょっと姉ちゃん。
なんや?この格好は!だって着替えてこいって言うから。
メイク落とさな意味ないやろ。
(珠代)あっ!
(けんじ)あほとちゃう?なんで真希もこのまま連れてくんねん!
(真希)メイク落としたらブサイクやったから…。
ちょっと!
(けんじ)ええから落としてこい。
(一の介)はよせぇもう。
あっ…。
ああ〜よかった。
(けんじ)眼鏡…。
お前何かぶしとんねん。
すみませんあの〜雑巾と間違えてしまいまして。
(けんじ)失礼やぞお前は。
直してきます。
大丈夫です。
(オクレ)そんなことより今化け物みたいなやつ入ってけぇへんかったか?いやそんなん入ってない。
あれ珠代さんなんです。
(けんじ)お〜い!いや違う違う。
化け物じゃない。
あなた健一義兄さんの着替えが終わったわよ。
健一兄ちゃんな。
ああ〜じいちゃん健一兄ちゃん帰って来たって。
(オクレ)ああ〜ほんまか。
(一の介)健一立派な警察官になってるやろうなぁ。
(けんじ)そらそうやで。
(真希)健一義兄さんどうぞ〜!
(健一)んんっ…んんっ…。
(けんじ)何してんねんおい!ええ〜!?あらららっ!
(けんじ)壺!?壺かぶす!?
(健一)どけぇ。
どけぇ。
(けんじ)「どけぇ」やあるか!なんや?この緑色の…。
(健一)何が?
(けんじ)全部緑やないか。
ピストルホルダーとか警棒まで緑!?何?これ。
(健一)俺のポリシーやないかい。
(けんじ)いらんよこんなポリシー。
普通の警察官でええから。
(健一)借りれるか?おい。
(けんじ)頼むぞもう真希も。
(一の介)あっ…。
何かぶしとんねんこらぁ。
いやすみません。
あの〜壺の深さを測ろう思いまして。
(けんじ)測るなじいちゃんで。
直してきます。
直してきます。
(オクレ)いやいやそんなことより今緑の警官入ってけぇへんかったか?あっ…いやそんなやついるわけないやないですか。
ねえ。
あれはあの〜おっきい色鉛筆なんです。
(けんじ)どんな言い訳やそれ。
いやいやなんも見えてないやん。
あなた耕一義兄さんの着替えが終わったわよ。
(けんじ)耕一兄ちゃんな。
ああ〜じいちゃん耕一兄ちゃんが帰って来たって。
(オクレ)ああ〜ほんまか?耕一立派なおネエになってるやろうなぁ。
ああ〜!
(一の介)いやいや違う違う。
医者医者。
医者になってるでしょうねぇ。
(真希)耕一義兄さんどうぞ〜!
(けんじ)兄ちゃんは大丈夫。
は〜い。
(けんじ)まじかおい!ああ〜!
(けんじ)ええっ!?ちょっと…ええっ!?ミノムシ…。
(一の介)なんやねんもう…。
(けんじ)なんや?この格好!一度でいいからねこういう格好してみたかったの。
(けんじ)「してみたかった」やない。
普通の医者に着替えてこいよ。
(耕一)分かったわよ。
けんじのぞかないでね。
(けんじ)のぞくか!行ってこい真希ももう…。
あっあっ…すみませんでしたね。
ふふふっ…何をしとんねんこれ。
すみません。
オムツの時間かなと。
(けんじ)してない。
(けんじ)じいちゃん今度こそ珠代姉ちゃん帰って来たって。
(真希)珠代義姉さんどうぞ〜!
(けんじ)大丈夫?大丈夫?
(珠代)ふふふっおじいちゃんただいま。
(オクレ)おう珠代。
(珠代)おじいちゃん久しぶりやね。
ああ久しぶりやな。
会いたかったよ。
わしも会いたかった。
ほんでお前ちゃんと生徒たちに音楽教えてるんか?教えてるよ。
そうか。
おおせや久しぶりに珠代の歌聴きたいんやけどな。
ああ〜。
よく…聴かせたもんね。
(けんじ)それはあかん!それはあかん!姉ちゃん激しすぎるから…。
じいちゃんなんかリクエストないの?そうですね。
(オクレ)リクエストな…ああ〜あの〜「ふるさと」がええな。
(けんじ)「ふるさと」。
ああ〜「・兎追いしかの山」な。
あれええ歌ですよね。
(けんじ)それ頼むわ頼むわ。
(珠代)はい。
じゃあいくよ。
・兎追いし・かの山・アァ〜ン・小鮒釣りし・かの川
(ヘビメタ調で)・ワァオウ!夢は今もめぐりて、
(けんじ)何挿してんの!
(珠代)ろう人形にしてやろうか?
(けんじ)「世紀末」やないかそれおい!姉ちゃんそんなんしたらバレてまうやろ!
(一の介)お前!ほんまにもう!ああ…。
あんたなんでバナナ挿すねん!ああっ!そんなバナナ!
(けんじ)おもろないぞ!いらん!そんなダジャレ。
ははははっ!
(けんじ)なんで笑うてんねんじいちゃん!おもろいか?今の。
あなた!健一義兄さんの着替えが終わったわ。
(けんじ)健一兄ちゃんやな!おお〜じいちゃん健一兄ちゃんが帰って来たって。
(オクレ)おお〜そうか。
(真希)健一義兄さんどうぞ!
(健一)んんっ…あっああ…。
ただいま!
(オクレ)おう健一。
(健一)どうも。
おじいちゃん久しぶり。
元気でしたか?
(オクレ)元気やで。
(健一)立派な警察官になって帰ってまいりました!
(オクレ)そうかそうか。
健一の立派に働いてる姿見たいんやけどな。
(健一)まあ見せたいんですけど事件がないとね。
(けんじ)そう。
平和な町やから…。
困ったな〜どうしよう。
財布なかったら困るしな…。
(けんじ)どうしたんっすか?
(啓之)ああ〜実は僕ね財布なくしたんですよ。
(オクレ)ああ〜ちょうど警察官ここにいてますよ。
えっ?いやあの〜それは…。
(オクレ)いやいやお前の働いてる姿見れるがな。
(健一)ええ〜っ!?いやど…どうする?どうする?
(けんじ)もうしゃあない。
もう…ほな見よう見まねで。
(健一)ええっ!?見よう見まね?
(けんじ)ドラマで見たことあるやろ。
(啓之)お巡りさんすみません実は僕財布なくしたんですよ。
(健一)ああそれは大変ですね。
どこでなくされたんですかね?
(啓之)ああ…どこやったかちょっと分かんないんですけどたぶんね公園やと思うんですよ。
(健一)公園で…。
(啓之)ちょっと待ってください。
公園やったか?神社かもしれん。
よくよく捜したんですけどねもしかしたら旅館の中かもしれないんですよね。
だからいくら入ってたんすか?2万円なんですよ。
2万円?あっでも待ってくださいね。
1万円使ったから残り1万か。
でも下ろしたから…。
3万ぐらいやと思うんですけど。
どんな財布ですか?こんな長方形のやつなんですけど。
長方形?黒なんですよ。
でも横がねちょっと茶色なってまして。
横が茶色で?パカッと開けたらちょっと赤な感じなんですよ。
ちょっと変わってましてどういうふうに…。
はっきりせんかいこらお前!
(けんじ)あかんちょっと!あらららっ!
(けんじ)急須!?急須挿すの?
(健一)警察行けよこらぁぼけ!
(啓之)すみませんでした!
(まみ)えっ!?
(けんじ)もう。
あっすみません。
(オクレ)何挿しとんねんこら!万事休すということで。
(けんじ)やめろそれ!ええから。
ははははっ!
(けんじ)また笑うてるやん!ダジャレ好きやなじいちゃん。
笑っていただけました?
(真希)あなた!耕一義兄さんの着替えが終わったわ。
(けんじ)ほんまに大丈夫やろな?ああ〜じいちゃん耕一兄ちゃんが帰って来たって。
(オクレ)おお〜そうか。
(真希)耕一義兄さんどうぞ!
(けんじ・一の介)おお〜!パチパチパチ
(拍手)
(耕一)ただいま。
(オクレ)おう耕一。
(耕一)おじいちゃん久しぶり。
(オクレ)久しぶり。
会いたかったわよ。
(けんじ)早い早い!早いよ!おネエが漏れてるから!
(耕一)あっ!
(けんじ)「で」とか「ぜ」とか。
最後の語尾。
(耕一)会いたかったで。
(オクレ)おう元気やったか?
(耕一)うん。
ほら立派なお医者さんになって帰って来たよ。
(けんじ)ええやんええやん。
(オクレ)耕一の働いてる姿も見たいんやけどな。
(耕一)いやそれはちょっと無理やわ。
今患者もおれへんし。
そ…そうですね。

(ひで子)大丈夫?しっかりして。
(信濃)痛たたたっ!
(ひで子)大丈夫?どうしよう。
(けんじ)どうしたんですか?
(ひで子)彼が急に胸が痛いって言いだしたんです。
(オクレ)それやったらちょうどお医者さんいてますよ。
(ひで子)ほんまですか!すぐに彼を診てあげてください!
(耕一)いやあの〜どうしよう。
しゃあないとりあえず診たりぃ兄ちゃん。
あとで医者紹介するからあいつらには。
どうやって診察すんのよ?ほら胸痛い言うてんねやから服脱がして胸診たったらええがな。
分かった分かった。
ああ〜じゃあ診察を始めます。
(ひで子)ありがとうございます。
(耕一)こちらへ。
まあまあまあ診るだけね。
(耕一)はいじゃあまずね服を脱いでください。
(信濃)分かりました。
ワオォ〜!
(けんじ)気持ち悪いねんおい!いやあの…ドイツ語です。
(オクレ)はあ?医学用語で「ワオォ〜」ってやつ…。
(オクレ)ああ。
(けんじ)そういうのがあんねんね。
じゃあ胸診てあげて。
胸が痛いんですね?ええ〜この辺りかな?この辺りかな?
(けんじ)乳首ばっかり触るんじゃないほんとに!兄ちゃん音聴いてあげて胸の。
(耕一)ああ〜胸の音を聴きます。
(けんじ)そうそうそう。
なんで直接やおい!聴診器とか…。
(耕一)だってもう我慢できない!
(一の介)おい!あかんあかん!あかんあかん!
(けんじ)何挿してんねん!
(健一)おいこら耕一指詰めろ!
(耕一)怖いじゃないのよもう〜。
(珠代)ワァ〜オッ!
(珠代・ヘビメタ調で)・けんかをやめて二人をとめて
(健一)けんじにやらす!
(けんじ)じいちゃん向こう!
(珠代・ヘビメタ調で)・けんかをやめてわあ〜〜!ヒュ〜〜〜…
(落下する音)バシャ〜ン!
(滝壺に落ちる音)
(けんじ)ちょっと待てお前!今ひょっとしてじいちゃん落としたんか!?カァーー!
(効果音)
(けんじ)やめろそれ。
じいちゃん。
(けんじ)お前はほんまむちゃくちゃやな。
すみません。
幸いにもじいちゃんの命助かったからよかったもののほんまにもう。
ほんまに死んでたらどないすんねん!遅かれ早かれ…。
反省せぇよほんまに!反省するようにします。
とにかく残り1週間絶対うそを隠し通すからな。
ちゃんと協力せぇよお前!分かりましたそれは任して…。
ちょっとちょっと!
(けんじ)なんやお前買い物行ったんちゃうんか?
(真希)珠代義姉さんのバンド仲間の人たちが今すぐ珠代さんに会わせろってすぐそこまで来てるのよ!
(けんじ)はあ?そんなんあかん。
バンドメンバーここおってじいちゃんに見られたらお前うそバレてまうやないか!
(真希)いやでももう来てるから。
(けんじ)おいちょっと。
(真希)来た!来た!来た!
(けんじ)ええ〜!?ちょっともう。
(奈臣実)失礼します。
(けんじ)あの…ええっ!?バンドメンバーデブしかおれへんやないかこれおい!これバンドメンバーですか?プロレス団体かなんかちゃうん?
(奈臣実)いえ違います。
(けんじ)「違う」?えっ珠代姉ちゃんのバンドのメンバー?
(奈臣実)そうっす。
私の名前はキャリー。
(けんじ)キャリー?
(ぢゃいこ)私の名前はキャロル。
(けんじ)キャロル?
(今別府)私の名前は今別府。
(けんじ)なんで名字やねん!お前なんで横文字横文字で来てお前だけ日本語の名字やねん!じゃあ「キャラメルコーン」で。
(けんじ)いやいやもうそれお菓子の名前やないかお前は。
なんや?あいつ。
気持ち悪い。
担当の楽器はなんですか?
(奈臣実)ドラムです。
(ぢゃいこ)ドラムです。
ドラムです。
(けんじ)どんなバンドやそれ!なんで全員ドラムや!誰かギターとかせぇよ!じゃあギターで。
(けんじ)「じゃあ」ってなんや!さっきからなんかコロコロ意見変わるやん自分の意見ないんか!ないです。
(けんじ)ないんかい!死んでまえほんなら。
死にます。
(けんじ)死ぬなもう!なんでそんな流されるかな?
(奈臣実)あの〜リーダーいます?
(けんじ)「リーダー」ってえっ珠代姉ちゃんのこと?
(奈臣実)そうっす。
あの〜リーダーがね急に実家に帰るとか言いだしたんでなんかおかしいなと思って追っかけてきたんすよ。
(けんじ)えっ?
(奈臣実)早く出てこいよ!リーダー!
(ぢゃいこ)リーダー!チーター!
(けんじ)「チーター」言うてる!「リーダー」やろ?じゃあ死にます。
(けんじ)いや言うてないやろ誰も!死なんといて。
(奈臣実)リーダー出してください。
おめぇら来たのかよ!
(奈臣実)リーダー!なんだよその格好!
(ぢゃいこ)やっぱりバンド脱退する気なんじゃ?
(けんじ)なんもないんかい!ないんやったらお前出てくるなお前はほんまに!何よあんた!あんたにそんなこと言われる筋合いないわよ!なんや?やるっちゅうんか!
(けんじ)やらへんのかい!めっちゃびびってるやんけもう。
(奈臣実)リーダー説明してくれよ!この格好はちょっとじいちゃんのためにやってんだよ。
(奈臣実)はあ?意味分かんねぇよちゃんと説明してくれよ!
(けんじ)いやもうもう…。
ちょっととりあえずちょっと1個聞いていいですか?なんでこんなブスばっかり集まったんですか?
(けんじ)ええやろそこは!まあまあ…いやとりあえず姉ちゃんな事情2階で説明してあげてややこしなるからもう。
(珠代)来いよ!
(ぢゃいこ・奈臣実)リーダー!
(奈臣実)ちゃんと説明してくれよ!
(珠代)違ぇんだよ!なんや?
(けんじ)ないんかい。
あいついちばん気持ち悪いっすね。
(けんじ)意味の分からんやつやでほんまに…。
(今別府)誰が気持ち悪いのよ〜!めっちゃ怒って出てきたやん。
なんやねんお前!あんたさっきからね失礼なのよ。
なんやねんお前こらぁ。
ぴゅっ!なんやおい。
えっ?えっ?いやいや…。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!パンパンパンパン!
(手拍子)すみません今何が起こったんですか?これ。
私は乳首を4回触られたら反応してしまうのよ。
うそや。
乳首触ってそんなんなったりせぇへんでしょ。
なるわよ。
ええっ?これ…。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ほんまや。
もう1回してよ!4回触ってくれないとできないのよ!ああ〜4回でなんのかいな。
はい。
ぴゅぴゅぴゅぴゅ…。
速い速い速い!リズムよく4回触ってください。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!やれや!
(真希)私ちょっと心配やから見てくるわね。
(けんじ)ああ〜頼むわな。
いや〜おもろなってきましたね。
おもろないよなんにも。
ええかげんにしぃやもうほんまに…。
(安井)どうも失礼しました。
(けんじ)いや帰ったらあかんがなちょっとおい!「失礼しました」ってなんやねん。
(安井)すみません焦ってまして。
(けんじ)お客さんですか?
(安井)いや客じゃないんです。
キャサリン来てますか?
(けんじ)キャサリン?えっバンドメンバー?ああ〜キャなんとかいう人…。
あぁ〜あ。
(安井)キャサリン!
(けんじ)えっ?ちょっと待って。
えっお兄さんもバンドのメンバーやったんすか?
(けんじ)そういうこと違うやろ。
鈍いなお前。
えっ兄ちゃんがキャサリン?
(耕一)そうよ。
(けんじ)えっ?なんでちょっと平泳ぎでひとかきしたんですか?これ。
よう分からへん。
チーター!
(けんじ)チーター?そんな名前なん?お前関係ない関係ない!お前が捜してたチーターやないから。
なんやあいつ反応早いなあれ。
(けんじ)ほんまやな。
なんやったんや今。
(けんじ)すぐ来よるやん。
どうしてここに?お前が急に実家に帰るなんて言いだしたからおかしいと思って来たんだ。
(けんじ)ちょっと兄ちゃん誰?
(耕一)私の彼よ。
(けんじ)彼!?それに何なんだお前その格好!外見は男だけど中身は女だって言ってたじゃないか。
それが中身まで男なのかよ〜!すみません情報が多すぎてよう分からん。
何がどうでっていう…。
(耕一)だから誤解だってば。
私は女よ。
(安井)うそつくなよ〜!何なんだよ〜心は女だって言ってたじゃないかよ〜。
あれだけ愛し合っていたのになんでなんだよ!俺たちの愛は永遠じゃなかったのかよ!なあなんとか言ってくれよチーター!
(けんじ)いやお前やろチーターは。
おい!いやチーター自分やん。
関係ない関係ない!お前の捜してるチーターちゃうから。
絶対反応しよるなあいつ。
(けんじ)ほんまやな。
(安井)ずっとだましてたのかよ!
(耕一)だましてないわよもう。
(けんじ)ええから兄ちゃん見られたらやばいからちょっと2階で説明したってもう。
(耕一)分かったわ。
2階でやろう。
(けんじ)「やろう」って言い方…。
ちょっともう〜。
(安井)何なんだよ。
いやあの〜ちょっと…ちょっとすみません。
ほんまにあの人好きなんすか?はい。
僕のタイプは男の体で心も男なんです。
(けんじ)まるっきり男やないか。
自分で言うてること分からんなってんちゃう?そんなことよりどうでもええけど兄ちゃんの彼氏まで来てもうた。
いや〜ますますおもろなってきましたね。
楽しむな言うてんねん!しつこいのうお前。
(太田)兄貴ここです。
(ヒロ)ここか。
行け。
はい。
おじゃま死にま〜す!なんや!?えっ?
(けんじ)何?すみません今なんか起こりました?
(けんじ)分からん分からん。
いきなり来てすぐ死んだこの人。
ほんで「おじゃまします」言うと思ったよね?その瞬間死んだし「おじゃま死にま〜す!」って。
(けんじ)ほんまや。
めっちゃきれい。
ええっ?めっちゃ笑顔で死んでる。
にこやかに。
まあまあええ死に方。
いやでもほんまに死んでるんですか?生きてるよ〜!なんやおい…。
(太田)兄貴びびらしてやりましたわ。
わしがびびったわあほ!何急に死んでくれてんねんお前。
いやあいつらびびらしたろう思いましてね。
(ヒロ)わしがびびったっちゅうねん。
(太田)すんまへん。
(けんじ)あの…お客様ですかね?わしら客ちゃうねや。
わしら吉本組の者や。
(けんじ)吉本組って…。
おい健一兄ちゃんの組の?
(ヒロ)おい健一帰って来とるやろ?呼んでくれ。
(けんじ)いやあの…どういったご用件ですかね?実はなうちの組に警察のスパイがおるっちゅううわさがあってな急に実家に帰るって言いだした健一がもしかしたら警察のスパイかもしれんって疑ってるんじゃい。
(ヒロ)まあそういうこっちゃ。
そして組長にも言われとんねや裏切り者見つけ出して殺せってよ。
(けんじ)「殺す」?
(ヒロ)お前らも邪魔したらどえらい目遭わすぞこらぁ〜!!
(けんじ)ちょっとおい…。
どこ行きやがったんやみんな。
(ヒロ)健一!
(健一)ヒロさんに太田さんどうされました?
(ヒロ)お前そんな格好…。
やっぱり警察のスパイやったんやのうこら!
(健一)えっ?ええっ!?いやちょっと清水さんあかん…笑いが止まりません。
しばいたろかお前は!腹ビクビクなってる。
心配せぇよこれお前。
(ヒロ)死んでもらうぞ。
(健一)この格好はねおじいちゃんのためにやってる…。
(ヒロ)訳分からんこと言うな!
(健一)わしが訳分かりません。
(太田)おい健一…。
(ヒロ)待たんかいこらぁ!
(太田)待てこらぁお前!兄ちゃん大丈夫?あれ。

(真希)大変よ大変よ!上でみんながもめだしてるのよ!誤解だっつってんだろうがよ!
(奈臣実)リーダー待ってくれよ。
ちゃんと話してくれよ。
(奈臣実・今別府)リーダー!
(耕一)だからもう誤解だってば。
なんやあいつジョギングしてるだけやないですか。
(けんじ)追っかける気あんのか?おいおい言うてたら向こうから来たおい。
(健一)だからねちょっと話を…。
(ヒロ)待たんかいこらぁ!
(健一)話聞いて…。
(太田)待たんかこらぁ!
(奈臣実)リーダー!
(耕一)誤解なのよ。
ちょっとすみませんあの…デブの率高くないですか?
(けんじ)どうでもええわそんなこと。
えらいことやど。
見てきますわ。
(けんじ)おお〜頼むでお前。
ほんまむちゃくちゃやなみんな。
こっちからまた来たがなおい。
(健一)ああ〜もうだから…。
(ヒロ)待て言うとるやろこらぁ!
(耕一)誤解ですってもう〜。
なんでバタやんもジョギングしてんねんあいつおい。
追っかける気あんのかあいつ。
おおっ来た来た来たもう〜。
(健一)ああ〜だからもう…。
(ヒロ)待て言うとるやろ!
(太田)待てこらぁ!
(健一)じいちゃんがね…。
(奈臣実)リーダー!
(耕一)もう…。

(けんじ)おい今度はヤクザなっとったぞあいつおい。
何してんねんあいつほんま。
おい来た来たこっちから。
(健一)だから話を…。
(ヒロ)おらぁ!
(太田)待て言うてんねん!
(奈臣実)リーダー!
(けんじ)えっ?いやちょっと…。
えっ?ええっ?なんで誰もおかしいのに気付かんねんあれ。
なんやねんあれ。
ああ〜また来たおい。
(健一)ああ〜もうしつこいですね。
話を聞いて…。
(珠代)何回言えば分かんだよ誤解なんだよ。
(奈臣実)リーダー!
(けんじ)いよいよなんの関係もない格好しだしたぞ。
本格的に遊んどんなあいつだけほんまに。
来た来た来たもう〜!・
(健一)ああ〜もうだめです。
もうちょっと…ヒロさん…。
ああっ!
(ヒロ)あかん…。

(けんじ)点滴せんでええねん!もう走れません。
(ヒロ)最期に話だけ聞いたらぁ。
(健一)先ほども言うたようにおじいちゃんのためにやってるんですよ。
うちのおじいちゃんがね命あと残り1週間いうことで。
でおじいちゃんの夢が俺が警察官になることやったんです。
そやから警察官のふりしてるんすよ。
ヤクザの俺が警察官の格好するわけないでしょ?
(ヒロ)よう出来た作り話やのう。
(健一)作り話って…。
(ヒロ)死んでもらうぞ!
(太田)すんまへん。
おい今取り込んでるからあとに…。
何?警察のスパイが見つかったやと!?兄貴!健一!俺は信用してたで。
(健一)どこがや!はなから疑ってましたやんか。
(ヒロ)いやすまんかったな。
(健一)いやまあまあわしもねこんな格好してましたから。
(ヒロ)悪いのう。
(奈臣実)リーダーちゃんと理由を説明してくれよ!
(珠代)俺も一緒だよ。
じいちゃんの命があと1週間だっつぅからじいちゃんの前からの夢…私を音楽教師にすることその夢をかなえてやろうと思ってこうやってうそついてこういう格好してたんだよ。
(奈臣実)じゃあバンドを抜けるんじゃねぇんだな?
(珠代)当たり前だろ。
(3人)リーダー!
(奈臣実)リーダー!
(珠代)おめぇら暑いよちょっと。
暑ちちちちっ!暑ちちちちっ!
(耕一)私もそうよ。
おじいちゃん私をお医者さんにしたかったの。
だからこんな格好してただけ。
心は女よ。
(安井)そうだったのか。
(けんじ)お前もすんのかいおい。
(安井)ごめんなキャサリン。
(耕一)愛してるわチーター。
いやお前関係ないから。
「チーター」に反応するな。
おらんからな。
お前は「リーダー」と「チーター」を間違えただけやから。
(耕一)愛してるわ。
(安井)キャサリン!
(けんじ)やめてやめて!もう見てられへんから!ちょっと…。
お前ら!
(けんじ)あっじいちゃん。
こういうことやったんかい!
(健一)あかんあかんあかん…。
パンパンパンパン…
(銃声)
(健一)おい!
(珠代)おじいちゃん!
(耕一・健一)おじいちゃん!
(けんじ)おい!お前何がガッツじゃあほ。
何してんねん!いやないしょにせなあかんでしょ。
(けんじ)あほと違うか。
そもそもあんたがピストル持ってくるから悪いねんど!
(ヒロ)心配するなこれはおもちゃや。
(けんじ)おもちゃ?
(一同)うわっ!えっ?おもちゃやったんかいな。
(けんじ)なんで倒れたんやおい。
えっ?びっくりして倒れたんやないか。
(けんじ)「びっくりした」?
(オクレ)そんなことよりお前ら学校の先生にも警察官にも医者にもなってなかったやないか。
(健一)これはね…。
(耕一)違うの。
(珠代)事情が。
(オクレ)お前ら!ありがとう。
(一同)ええっ!?
(けんじ)おいじいちゃんなんや?ありがとうって。
(オクレ)いやわしにうそついてくれてたんやろ?ありがとうな。
そらぁ立派になるに越したことはない。
そやけど自分の好きに生きるのがいちばんや。
どうやらわしのわがままを無理やり押しつけてたみたいやな。
すまん。
そやからこれからは自分の好きな道に進んでいってくれたらええ。
(健一)ということは俺らのこと許してくれんのか?
(オクレ)当たり前やないか。
(珠代)じいちゃん!おじいちゃ〜ん!
(オクレ)ええっ?
(けんじ)気持ち悪いなほんまにもう。
失礼します。
(けんじ)あっ看護師さんに先生どうかしたんですか?
(安世)あのですね重大な報告がございまして。
(けんじ)何?重大な報告って。
カルテを見間違うとったんですよ。
(けんじ)はあ!?どういうことやそれ!
(安世)おじいさんのカルテと違う方のカルテが入れ代わってしまいまして…。
おじいさんに伝えた診断結果は違う方の診断結果やったんです。
(けんじ)えっ?ちょっと待ってじゃあひょっとしてうちのじいちゃんは1週間では死なない?
(竜夫・安世)はい。
おじいさんの診断結果はただの風邪やったんです。
(けんじ・健一)風邪!?
(けんじ)じいちゃんよかったやん!
(オクレ)よかった。
(健一)よっしゃ〜よかった!おじいちゃんは死なへんし俺らも自由に生きてってええねや!
(珠代)誰に何を言われようとも自由なことをやっていこう!おじいちゃん一度だけ抱いてあげる。
(けんじ)やめなさい。
いやもう同じようにせんでええから!できてへんがなほんで。
おい!お前らええかげんにせぇよ!喜んでる場合か!おじいちゃんは許してもなわしは絶対に許さんぞ。
そんなこと言わんでも…。
今丸く収まったんですからええやないっすか。
いやそれにねおじいさんは全然違ってたんですよ。
1週間では亡くならないんです。
カルテを間違うてただけやったんです。
で誰のカルテと間違うてはったんですか?
(安世)確か…あっ島田一の介さんという方です。
ええ〜〜!!いやいやいやいやちょ…ちょっと待ってくれ!ということは1週間後にわしが死ぬということか!?せぇ〜の…。
カァーー!
(効果音)
(一の介)何をやっとるんじゃ!そんなあほな〜!2014/08/21(木) 09:55〜10:50
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[再][字]【「最期のおじいちゃん孝行」】

「最期のおじいちゃん孝行」

詳細情報
お知らせ
この番組は2014年3月8日に放送されたものです。
番組内容
旅館従業員のバタヤン。旅館のおじいちゃんが余命1週間と宣告される
最期に孫が会いに帰って来るが皆とんでもない姿になっていた
何とかごまかそうとバタヤンは悪戦苦闘!!
果たしてバレずにウソをつき通す事は出来るのか!?
出演者
川畑泰史、吉田ヒロ、井上竜夫、Mr.オクレ、島田一の介、中條健一、烏川耕一、清水けんじ、今別府直之、太田芳伸、信濃岳夫、清水啓之、安井まさじ、島田珠代、山本奈臣実、ぢゃいこ、前田真希、井上安世、前田まみ、服部ひで子
ほか

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
劇場/公演 – 現代劇・新劇
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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