NHKニュース おはよう日本 2014.08.21

広島市安佐南区の上空です。
一夜明けた土砂崩れ現場です。
山の斜面が大きく削れています。
こちら、八木地区では、自衛隊などによる夜を徹しての捜索活動が行われています。
今は家の周りにある木などを運び出しています。
以上、捜索活動が続く現場上空からお伝えしました。
きのうの夜明け前、被災直後の映像です。
その手前が、完全に道路が水の勢いで崩れて、遮断されてますね。
歩けるどころじゃない、道が、道そのものが、もう流されちゃってます。
車もひっくり返ってる。
すごいな、こりゃ。
広島市を襲った猛烈な雨。
広島市三入ではきのう未明、僅か3時間で平年の8月1か月分を上回る217.5ミリの雨が降りました。
明るくなるにつれて、被害は明らかに。
家の中に土砂が入り込んでいるのが分かります。
裏山が崩れて、住宅に土砂が流れ込み、2歳と11歳の兄弟が死亡しました。

広島市安佐南区八木の上空です。
あちらこちらで土砂が崩れています。
住宅地の姿は一変していました。
山からは濁った水が激しく流れてきます。
土砂崩れは、木や車を巻き込みながら、住宅を押し流したのです。
住宅の屋根の上に避難していた人たちを、警察官が救助しています。
現場では懸命の救助が続きました。
特に被害が集中した安佐南区の八木地区。
この男性は、自宅が土砂で流されました。
妻は行方が分からなくなっていると話していました。
この女性も、住宅の中に土砂が流れ込む被害に遭いました。
当時は、帰省していた娘と孫を含む家族8人で家にいましたが、土砂崩れの直前に逃げて、巻き込まれるのを免れました。
土砂災害が相次いでいた現場で、住民の避難誘導に当たっていた消防署員も犠牲になりました。
政岡則義さんは、3歳の男の子を抱きかかえ避難をしていたところ、土石流に巻き込まれ死亡しました。
命懸けで救おうとした男の子も亡くなったということです。
広島市内で同時多発的に発生した今回の土砂災害。
夜を徹しての捜索が続きました。
おはようございます。
7時になりました。
発生から1日が過ぎ、被害の大きさがさらに明らかになってきています。
広島市内の土砂崩れでは、これまでに39人が亡くなったことが確認され、いまだに7人の行方が分かっていません。
被害はこちら、この赤い線で囲まれた広島市の北部、安佐南区と安佐北区に集中しています。
こちらが、その赤い線で囲まれた地域の模型です。
印がついているのは、亡くなった方や行方不明の方がいる地域です。
いずれも山沿いまで住宅地が広がっています。
そして、亡くなった方が最も多いのが、八木地区です。
25人が亡くなり、行方が分からない方も5人います。
この八木地区の最新情報を、高木アナウンサーが中継でお伝えします。
きのうの未明、土石流が襲った八木地区です。
土石流から24時間以上がたっていますが、私の後ろ、山側から今も濁った水が流れてきています。
その先を見ますと、車が土砂に乗り上げるようにしています。
その前輪はほとんど水につかった状態です。
大量の土砂を含んだ水が斜面を流れ、下ってきました。
ここは住宅地です。
広島市の中心部から北へ10キロメートルほどの所です。
ここに立っていますと、もう住宅のすぐそばに山が迫っていることが分かります。
その住宅と山の際の辺り、家が大きく壊れている所があります。
ほとんど原形をとどめていません。
その家の右下のあたり、大きな岩のようなものが見えます。
そしてこの左側には、クリーム色の住宅があるんですが、県営住宅です。
県営住宅、一部では土石流が2階の所まで流れ込んだところがありました。
亡くなった方もいます。
安佐南区では今も行方が分かっていない人がいます。
自衛隊などが夜を徹して捜索活動を続けてきました。
今も消防の隊員が地区に入ってきますが、この県道には、朝から続々と各地の警察の車両が入ってきました。
警察や消防、自衛隊など、きょう日中は2500人態勢で捜索活動を行う予定です。
この、今見えている県道を歩いていますと、数キロにわたって、この土砂が残った状態が続いています。
土砂災害の範囲の大きさ、規模の大きさを感じます。
以上、広島市安佐南区からお伝えしました。
広島市安佐南区の八木地区のけさの映像です。
警察と自衛隊、消防は、災害現場で夜を徹して、行方の分からない人の捜索を続けました。
八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。
警察によりますと、八木地区では、左官の鳥越勇司さんと星野藤夫さん、真鍋美千子さんが死亡するなど、これまでに25人の死亡が確認されたほか、5人が行方不明になっているということです。
一方、安佐南区の緑井地区では、岡村健二さんと、澤本範子さん、それに広島市都市交通部長の竹内重喜さんが死亡するなど、合わせて8人が死亡、1人が行方不明となっています。
消防によりますと、緑井地区では住民から10棟前後あった建物がなくなっているという通報が入っているということで、消防が現場で確認しようとしていますが、近づくことができない場所もあるということです。
また、安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れて、子ども2人の行方が分からなくなり、消防が捜索した結果、平野都翔ちゃんと兄の平野遙大くんの兄弟の死亡が確認されました。
さらに安佐北区の可部東地区では、安佐北消防署の消防司令補、政岡則義さんが、被害に遭った住宅での救助活動中に死亡し、政岡さんが救助しようとした畑中和希ちゃんも死亡するなど、合わせて3人の死亡が確認されました。
安佐北区の可部町桐原では1人が死亡、安佐北区の三入南でも1人が行方不明となっています。
これまでに確認された広島市内で亡くなった人は、39人、行方不明者は7人となっています。
広島市安佐南区の小学校に設けられた避難所です。
大きな被害を受けた地区の住民たちが、不安な夜を過ごしました。
当時の様子について、住民たちは。
避難所には、家族や友人と連絡がつかないという人が、相次いで安否の確認に訪れています。
ライフラインへの影響も続いています。
中国電力によりますと、安佐南区と安佐北区では、きのう午後8時現在で、合わせておよそ1100世帯が停電しているということです。
また広島市水道局によりますと、安佐南区や安佐北区を中心に、現在も合わせておよそ2700世帯で断水が続いています。
広島市水道局では、断水になっている世帯に対しては、安佐南区と安佐北区の合わせて5か所で給水を行うことにしています。
気象庁は引き続き、土砂災害への警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海にある前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から東北の広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
東北北部では、昨夜遅くから断続的に激しい雨が降り、秋田県由利本荘市では、午前6時半までの1時間に、36ミリの激しい雨を観測しました。
秋田県内では、土砂災害の危険性が非常に高まっている地域があります。
広島市では、きのう明け方にかけて猛烈な雨が降り、広島市三入では、午前4時半までの3時間に、平年の8月1か月分を上回る雨が降りました。
広島市ではこれまでに降った雨で、各地で土砂災害が発生し、広島県北部では、きょう未明から断続的に弱い雨が降っています。
西日本から東北の広い範囲では、今夜にかけて局地的に1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降るおそれがあり、広島市ではきょう夕方から、雨が強く降る所がある見込みです。
これまでの雨で地盤が緩んでいる地域では、今後、弱い雨でも土砂災害が起きるおそれがあります。
気象庁は、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。
では、これまでに分かっている被害の状況を、改めて見ていきます。
被害が集中しているのが、広島市北部の安佐南区と安佐北区です。
土砂災害は崖や山すその近い所で、同時多発的に発生しました。
亡くなった方が最も多く確認されているのが、八木地区です。
25人が亡くなり、5人の行方が分かっていません。
そして、こちらは八木地区の被害の前の様子です。
山すそまで住宅が立ち並んでいる様子が分かります。
そして同じ場所のきのうの様子です。
この画面中央の山肌が大きくえぐられて、住宅街の広い地域が土砂に覆われています。
比べてみますと、この黄色い線で囲った地域、注目してください。
画面の左、土砂災害の発生の前には、複数の住宅がありました。
それが、こちら、きのうにはなくなっています。
八木地区では、国土交通省の専門家の調査で、土石流が発生していたことが分かっています。
ではスタジオには、土砂災害に詳しい広島工業大学教授の菅雄三さんにお越しいただきました。
菅さんはこの地区にもたびたび訪れて、地区の状況、詳しい方でいらっしゃいます。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まずは今回の土砂災害、どういったメカニズムで起きたのかということを伺っていきたいんですが、その大きな要因の一つに、雨がありましたよね。
この辺りでは、雨がどのように降ったんでしょうか?
当時は、南からの湿った暖かい空気が流れ込んでいました。
そこに前線と。
前線があったわけですね。
あったわけですね。
ちょうどここに山が連なっていると思いますが。
ここですね、このラインですね。
ちょうど被災地の左側の所ですね。
標高500メートル、400メートルクラスの山地が連なってます。
これが南西から北東にかけて、こういったりょう線を形成してます。
そのりょう線上で前線に沿った形で、南からの湿った暖かい空気が衝突したと。
それによって、ここがちょうどびょうぶ岩のような形になりまして、次々に積乱雲が発生したと。
その積乱雲が勢いよく大量の雨を降らした、集中豪雨が起こったと。
いわゆるバックビルディング現象といわれるものが発生したんじゃないかと考えられます。
もともとこの地区は、地質的な要因もいわれていましたよね。
この地域は、いわゆる花こう岩地域ですけれども、特に風化花こう岩といわれるまさ土、まさ土がですね、多く含まれた地域です。
ですから至る所の谷、沢、この八木地区におきましても非常に多くの谷沢が大小あります。
そこに大量のまさ土が包含されておったと。
今、映像に映ってますが、非常にもろいんですね。
そうですね、非常にもろくて、水を含みやすくて、崩れやすい。
これが今回の土石流とか、崖崩れ、そういったものを引き起こしたということになります。
そうなんですね。
つまり、歴史的にも地質条件的にも土砂災害が起きやすいと指摘されていて、さらに住民の皆さんもそういった意識が高かったと思うんですが、それでも防げなかったというのは、これはなぜなんでしょうか?
やはり災害を防ぐ場合は、ハード面とソフト面とがありますからね、特にこの地域においては、従来から非常に被害多発地域でしたので、県とか国は砂防えん堤といいまして、土石流を防ぐような土砂ダムを造ってました。
ただし、それは非常に数が多くて、間に合ってない状況です。
そういった状況から、土石流が土砂ダムを破壊したりとか、それを越流して、越えてきて、下流地域の住宅団地を襲ったという状況ですね。
そうしたハード面には限界がある中で、こうした災害ですね、ほかの地域でも起こりえますよね?どうしたらいいんでしょうか。
やはりハードの欠点を、十分でないところを埋めるためには、やはりソフト面、いわゆる情報を的確に素早く、安全に誘導するための情報を整備する必要がある。
やはりその情報というのが、今回の場合でも非常に問題になってたところではないかと思います。
ですからハードとソフト、特にソフト面をこれからかなり重点的に整備していく必要があるんじゃないかと考えられます。
ソフト面といいますと、具体的にはどういう点でしょうか?
やはり土砂災害警戒情報が出た段階で、そのタイムラインに沿ってですね、避難勧告、避難指導ですね、指示、こういったものを連続的に、間断なく地域住民に示して、素早く、安全に避難させる誘導態勢、これが非常に重要じゃないかと思います。
そのための情報システム整備、これが非常に重要になってくると思います。
情報が鍵になってくるということですね。
分かりました。
広島工業大学の菅教授に聞きました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
現地では一体、何が起きたのか。
再び広島市安佐南区で取材している高木アナウンサーです。
広島市安佐南区の八木地区です。
この周辺、少し斜面を上った所でも、きのうの夕方の段階で、道路をまだ速い勢いで水が流れている所がありました。
危険な状態は続いています。
斜面の上のほうに住んでいる人たちは、山すその小学校に避難しています。
きのう午後、避難所で取材をしました。
高齢の方が多く避難してきていました。
そこで、土石流が発生したとき、どんな状況だったのか聞いてみますと、そこから見えてきたのは、夜、暗い中でまさに急激に土石流が襲ってきたこと、そして、その威力の激しさです。
大きな被害を受けた安佐南区八木地区です。
県営住宅では建物の間を縫うように土石流が流れ込みました。
9号棟では2階部分にまで土砂が押し寄せてきました。
2階部分に住んでいた住民は、土砂が流れ込む前に、地響きで目が覚めたといいます。
窓の外で車が流されるのを見て、避難しようと1階部分にさしかかった際、衝撃を受けたと言います。
そこから東に1.5キロ、直接、大量の土砂が家屋に流れ込むことはなかったものの、臭いで異変を感じたという住民もいました。
その後、周囲に大きな岩が転がっているのを見て、慌てて避難を始めましたが、容易ではなかったといいます。
異変に気が付き、
その直後には、土石流が襲ってきたということです。
土石流が土砂や石を含んだ水の流れとその速さが感じられました。
その中で早い段階で逃げておくこと、避難しておくこと、そして何か兆候が見られたときには、山側と反対の2階や3階のできるだけ高い所にすぐに逃げること、とにかく逃げることの重要性を感じました。
非常に、広島市安佐南区から中継でお伝えしました。
被害はなぜ、ここまで広がったのか。
その要因です。
直接の原因がおととい夜からの局地的な豪雨です。
このうち、広島市三入では、きのう午前4時半までの3時間に降った雨の量が、217.5ミリ。
統計を取り始めてから最も多く、平年の8月1か月分を上回りました。
広島市は避難勧告を出すのが遅かったとしています。
広島市は土砂災害が起きる前のきのうごぜん3時に、一部の地域で、避難勧告を出す基準の雨量を超えるなどしていたにもかかわらず、実際に避難勧告を出したのは1時間以上あとだったことが分かりました。
専門家は、地質のもろさも指摘しています。
広島県内の面積のおよそ半分を占めているのは花こう岩が風化して出来たまさ土で、もろくて水分を含むと崩れやすくなります。
このため、広島県の土砂災害の危険箇所は3万2000か所と、全国で最も多くなっています。
また、平野部が少ない広島市では、土砂災害の危険性がある崖地や山すそに近い所まで宅地開発が進んでいます。
土砂災害防止法では、災害のおそれのある区域を土砂災害警戒区域として指定することになっています。
しかし今回、亡くなった人が出た地域の多くでは、指定されていませんでした。
これについて広島県は、過去に土砂災害が起きた地区や、病院や老人ホームなど避難に支援が必要な人たちの施設がある地区を優先していたため、指定が進んでいなかったとしています。
スタジオには、災害時の避難行動に詳しい日本大学教授の中森広道さんにお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
中森さん、今回、避難勧告が出るまでに時間がかかったということですが、その対応については、まずどうでしょうか。
実際に避難勧告が出ましたのが、被害が起きてからですね、4時を過ぎてからということで、これは大変時間がかかっています。
今は救出活動とか、そういった作業が今、大変、今一番忙しい時期ではあるんですけれども、今後、どうしてこういう避難勧告が、時間がかかってしまったのか。
今回の対応に対して、どういう問題があったのかということをきちんと調べて、明らかにすることが、これは課題としてあると思います。
そして今回は、急激な大雨に襲われたのが、深夜、この時間帯でした。
どういう行動が必要だったんでしょうか。
深夜、皆さん、多くの方々が寝ている時間です。
となりますと、無防備な状況ですから、そこに突然、危険な状況になりますと、日中、活動しているときよりも、なかなか対応というのは難しいことがあります。
今回の広島の雨の場合は、外を見ますと、激しい雨が降っていたり、気が付いたときには、もう近くで被害が起きているというような状況です、となりますと、外へ出ることが非常に難しいと、外へ避難するということが大変危険であるというふうに皆さん、お感じになったと思うんです。
そうなりますと、お住まいの家の中、建物の中で、より安全な場所に避難をすると、移動するということがまず求められると思います。
外への避難が難しいということであれば、家の中でどの辺りが安全なのか。
今回も2階に上って助かったという方いらっしゃいましたけれども、例えば2階であるとか、崖から離れた所の部屋であるとか、そういった所にまず移動いたしまして、身の安全を守るということが求められるというふうに思います。
そして、きょうも現地では救助活動が続けられたり、それから後片づけなどで、行かれる方も多いと思うんですね。
これから、きょうこれから改めてどういうところに注意をして、作業を行えばいいでしょうか。
まず、きのう災害が起こったばっかりです。
まだまだ危険な状況にあります。
ですから作業されている方、現地にいらっしゃる方々は危険な場所にいるということ、それを心にとどめておくことが、まず第一に必要なことだと思います。
それから、実際におうちへ帰られて、いろいろ片づけをしたり、作業されてる方いらっしゃいますけれども、実際に土砂が家の中に入り込んで、いろんな物が壊れているような状況ですから、何かのはずみでものが落ちてくるとか、また土砂の中に何か危険なものがあるかもしれないとなりますと、身の安全を守ると、体を守るという、できればヘルメットをかぶるとか、何か身の安全を守るような格好で、作業をされるというようなことが求められると思います。
それでけがをしないようにするということですね、それが求められるんじゃないかと思います。
作業に注意必要ですね。
そしてこうした災害に備えて、私たちが日頃から気をとめておくべきこと、どういう点がありますか?
今回もかなり早い段階で、大雨警報が出ていたわけなんですけれども、大雨警報というのは今、市町村単位で出されるようになりましたけれども、大雨が降るという警報ではあるんですが、その雨によってどんな災害が起こるかというのは、これは地域によって、これは違うと思います。
ですから、もしこの地域で雨が降った場合、皆さんがお住まいの地域で、雨が降った場合にどんな被害が起こるのか、どんな危険があるのかということをまず確認をしておいて、それに対して、どういう対応が必要なのかということ、それを確認しなければならないというふうに思います。
特に山の近く、川の近くで対応が違うわけですね。
今回は、広島の場合は土砂災害でしたけれども、河川が氾濫する、川が氾濫するかもしれない、洪水が起こるかもしれない、そういう危険がある所があるかもしれません。
ですから、雨が降るということは知らせられるわけですけれども、それに対して、どんなことが起こるかは、これは地域によって違います。
そういったことを一般の方々、なかなか難しいかもしれませんけれども、行政であったり、公的な機関のほうが、積極的にこういった情報を出して、どういう問題があるのか、どういう危険性があるかということを、住民の方に認識してもらって、また住民の方も、それに対して積極的にいろんなこと、自分がどういうことをすればいいかということを、考えながら対応する。
そういったことが求められているというふうに思います。
ありがとうございました。
ここまで日本大学教授の中森広道さんにお話を伺いました。
では、今後の雨の見通しについて、気象情報担当の檜山さんです。
きょうも九州から東北、雨雲が発達しやすい状態です。
今、西日本は、局地的な発達している所はあります。
この日本海から東北にかけて、今、発達した雲がありまして、特に秋田県には線状に発達している雲があります。
この先、秋田県では警戒をしてください。
このあと3時間ごとの雨の予想を見ますと、午前中は秋田県で非常に激しい雨の降るおそれがあります。
さらに午後になりますと、今度は関東甲信、山沿いでも非常に激しく降るおそれがあります。
そして夜にかけては、九州北部でも激しい雨の降るおそれがあります。
そして広島ですね、広島も夕方からは、きょうは雷雨となる所がありますので、きょうも雨の降り方には注意が必要です。
天気図を見ますと、非常に湿った空気が流れ込んでいる状態が続いています。
上空の寒気はきょうもさらに強まりそうで、大気の不安定な状態です。
前線付近や、この湿った空気と寒気がぶつかる所、東北や関東甲信、九州などで、きょうは特に不安定といえそうです。
今後はこの寒気の影響でしばらく不安定な状態が続きます。
この先、寒気の予想を見ますと、これからあす金曜日、そして23日の土曜日にかけて、上空に寒気が居座りますので、局地的な大雨、発生しやすい状態です。
さらにこのあとです。
日曜日になると、西日本では次第に抜けていきます。
来週月曜日になると、東日本も次第に抜ける予想となっています。
そして、このあと局地的な大雨の降りやすい期間、見てみますと、西日本ではこれから土曜日にかけて、東日本は日曜日ごろまで、北日本は来週の月曜日ごろにかけては、まだ局地的な大雨、発生しやすい状態となっています。
特に広島県は今後、少しの雨でもまだ土砂崩れなど発生しやすいので、警戒してください。
いつも以上に、気象レーダーなど、こまめに気象情報、確認するようにしてください。
では次のニュースです。
内戦が続くシリアで、イスラム過激派組織に拘束されたと見られる日本人男性。
解放を働きかけている武装勢力の幹部は、仲介人を通して、過激派組織と交渉を始めたことを明らかにしましたが、交渉に応じた人物が特定できておらず、男性の解放につながるかは、予断を許さない状況です。
シリア北部のアレッポ郊外で、千葉市の湯川遥菜さんと見られる男性が、イスラム過激派組織、イスラム国に拘束されたとする映像が、インターネット上に掲載され、隣国ヨルダンの日本大使館が確認を急いでいます。
男性が直前まで行動を共にしていたというシリアの反政府勢力、イスラム戦線は、対立するイスラム国に対して、捕虜との交換などを条件に、男性の解放を働きかけていて、幹部の一人は20日、過激派組織と交渉を始めたことを明らかにしました。
男性の安否については、軽いけがはしているものの、治療を受けて元気だとの知らせを受けているということです。
ただ、過激派組織のどのレベルの人物が交渉に応じてきたかは分かっていないため、状況を見極めながら、慎重に交渉を進めるとしており、実際に男性の解放につながるかどうかは、予断を許さない状況です。
次は、来年度・平成27年度予算案の概算要求についてです。
防衛省は離島防衛を強化するため、新型輸送機オスプレイや、水陸両用車の購入費などを盛り込み、過去最大となる5兆545億円を求める方針を固めました。
防衛省は、来年度予算案の概算要求について、離島防衛を強化するため、新型輸送機オスプレイや、水陸両用車、それに次期戦闘機F35の購入費のほか、陸上自衛隊に新設する水陸機動団の拠点を整備する経費などを盛り込むことにしています。
また、警戒・監視能力を強化するため、アメリカ軍のグローバルホークを念頭に、無人偵察機や、新たな早期警戒管制機の購入費を要求する方針です。
一方、当初、4機程度の購入を検討していた、国産の新型哨戒機P1は、調達コスト削減のため、現在は原則として禁止されている長期契約を可能にする法整備を行う方向で、調整が進められていることを踏まえ、20機をまとめて購入する費用を盛り込むことになりました。
その結果、概算要求は今年度予算より3.5%多く、過去最大となる5兆545億円を求める方針を固めました。
これについて防衛省幹部は、防衛力整備を着実に進めることに加え、新たな政府専用機として、アメリカ・ボーイング社の777型機を取得する経費などを盛り込むためだと説明しています。
続いて気象情報です。
渡辺さん、きょうも各地で大気の不安定な状況が続くんですね。
そうなんです。
きょうも続きます。
引き続き局地的な大雨、そしてこの暑さにもやっぱり注意が必要なんですね。
広島でもきょうは気温が高くなりまして、かなり蒸し暑くなりそうです。
大雨の復旧作業などをされるときも、本当に熱中症、くれぐれも気をつけていただきたいと思います。
そして、新たな土砂災害には本当に注意が必要です。
きょうも東北から九州にかけて、局地的には雨、激しく降りそうです。
この時間帯の雨雲ですが、日本海から東北北部にかけて、ところどころ、雨雲発達しています。
特に秋田県、昨夜から断続的に激しい雨が降っていて、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域もあるんです。
今後の予想を見ていきましょう。
このあと、その東北北部や新潟、昼ごろまでは激しい雨に注意してください。
そして日中は、東北から九州、ところどころ、雨雲が発達します。
広島も夕方から雨で、雷を伴う可能性があるので、土砂災害、十分気をつけてください。
そして九州北部から中国地方、今夜からあす、再び線上に雨雲が発達するおそれもあります。
このため、また寝ている間に激しい雷雨となるおそれもあるんです。
寝ている間も家の2階以上、そして崖から一番離れた所が安全とされています。
安全確保に努めましょう。
では予報です。
気象情報でした。
お伝えしていますように、局地的な豪雨で、広島市内の各地で、住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、これまでに39人の死亡が確認され、7人の行方が分からなくなっています。
西日本から東北の広い範囲で、大気の状態が不安定になっているため、今夜にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、土砂災害への警戒を呼びかけています。
広島市安佐南区の八木地区のけさの映像です。
警察と自衛隊、消防は、災害現場で、夜を徹して行方の分からない人の捜索を続けました。
八木地区では住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。
警察によりますと、八木地区では、左官の鳥越勇司さんと星野藤夫さん、真鍋美千子さんが死亡するなど、これまでに25人の死亡が確認されたほか、5人が行方不明になっているということです。
一方、安佐南区の緑井地区では、岡村健二さんと澤本範子さん、それに広島市都市交通部長の竹内重喜さんが死亡するなど、合わせて8人が死亡、1人が行方不明となっています。
緑井地区では、住民から、10棟前後あった建物がなくなっているという通報が入り、消防が現場で確認しようとしたものの、二次災害のおそれがあることから、近づけない場所もありましたが、消防によりますと、現在は安佐北区と安佐南区のすべての現場で、捜索活動を行っているということです。
また安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れて、子ども2人の行方が分からなくなり、消防が捜索した結果、平野都翔ちゃんと兄の平野遙大君の兄弟の死亡が確認されました。
さらに、安佐北区の可部東では、安佐北消防署の消防司令補、政岡則義さんが、被害に遭った住宅での救助活動中に死亡し、政岡さんが救助しようとした畑中和希ちゃんも死亡するなど、合わせて3人の死亡が確認されました。
安佐北区の可部町桐原では、1人が死亡、安佐北区の三入南でも、1人が行方不明となっています。
これまでに確認された広島市内で亡くなった人は39人、行方不明者は7人となっています。
安佐南区と安佐北区に市が設置した避難所にはきょう午前6時現在、合わせて442世帯1071人が避難しているということです。
土砂災害の様子について住民たちは。
気象庁は引き続き、土砂災害への警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海にある前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から東北の広い範囲で、大気の状態が不安定になっています。
東北北部では昨夜遅くから断続的に激しい雨が降り、秋田県由利本荘市では、午前6時半までの1時間に、36ミリの激しい雨を観測しました。
秋田県内では土砂災害の危険性が非常に高まっている地域があります。
広島市では、きのう明け方にかけて猛烈な雨が降り、広島市三入では、午前4時半までの3時間に降った雨の量が統計を取り始めてから最も多く、平年の8月1か月分を上回る量になりました。
西日本から東北の広い範囲では、今夜にかけて局地的に1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降るおそれがあり、広島市ではきょう夕方から、雨が強く降る所がある見込みです。
これまでの雨で地盤が緩んでいる地域では今後、弱い雨でも土砂災害の起きるおそれがあります。
気象庁は土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水など、十分注意するよう呼びかけています。
局地的な豪雨で広島市内の各地で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、これまでに39人の死亡が確認され、7人の行方が分からなくなっています。
西日本から東北の広い範囲で、大気の状態が不安定になっているため、今夜にかけて、非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害への警戒を呼びかけています。
では、為替と株です。
2014/08/21(木) 07:00〜07:45
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▼多数の死者・行方不明者を出した広島市の大規模土砂災害。現場の最新状況は?被害は防げなかったのか?気象庁は引き続き土砂災害の警戒を呼びかけ。今後の雨の見通しは?

詳細情報
番組内容
▼局地的な豪雨により、多数の死者・行方不明者を出した広島市の大規模土砂災害。現場の最新状況は?被害の全体状況は?なぜ、被害を防げなかったのか?現場からの中継を交え、詳しくお伝えします。▼大気の不安定な状況はこのあとも続く見込みです。局地的に激しい雨が降るおそれがあり、地盤が緩んでいる地域では、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれが。気象庁は警戒を呼びかけています。今後の雨の見通しを解説します。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

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