こんばんは。
土砂が一気に住宅地を飲み込みました。
被害に遭われた方は、今も不安な夜を迎えています。
記録的な大雨となった広島県では、大規模な土砂災害が発生し、これまでに36人の方が亡くなり、今も7人が行方不明となっています。
なぜ被害はこれほどまで拡大したのでしょうか。
足元線路注意。
足元注意。
今夜、大規模などしゃ災害が起きた広島市内では、行方不明者の捜索が続いていた。
午後9時30分を回りました。
緑井地区のこの場所では、現在、5名の方の行方が分からなくなっているということです。
消防や警察が現在、救出活動を行っています。
大きなライトなどはありません。
ヘッドライトを頼りに救出活動が続けられています。
この現場では、人の手でがれきや木を動かし、作業が続けられていた。
安佐南区の八木地区では、倒壊した住宅に挟まれている男性の救出活動が続いていた。
中年の男性です。
身元については分かっておりません。
上半身が見えるが、呼びかけに対し応答はないという。
突如、広島を襲った土砂崩れ。
この辺りは斜面になっていますから、こうした土砂が家と家の間を縫うようにして、そのまま下まで流れているような状況です。
土砂は、大量の大木と共に住宅に押し寄せた。
別の場所では、大型バスやトラックも土砂に埋もれた。
こちらの民家は1階部分が完全に土砂に埋まってしまっています。
救助隊が2階部分から住民を助け出す場面も見られた一方。
ビニールシートで覆われた所も。
犠牲となった住民たちだ。
ご遺体でしょうか。
今、捜索活動、救助活動に当たっていた警察が、担架を運び出していきました。
倒壊した家屋からは、住民たちが変わり果てた姿で運び出された。
ワイヤ切ってくれ。
懸命の救助活動。
しかし、犠牲者は後を絶たない。
警察によると、この土砂災害で36人が死亡、いまだ7人の行方が分かっていない。
1階の方がもう、たぶんもう、3時に家が崩れて、2人生き埋めになってますね。
まだ見つかってないです。
一帯が茶色い泥に埋もれた町。
高齢の夫婦2人暮らしの民家に、裏山の土砂が流れ込みました。
現在も夫婦は土砂に埋まっていて、その救出作業が続いています。
ひざの高さまでつかるほどの泥で、救助活動も困難を極めた。
一方、懸命の救助活動で助かった命も。
今、民家の2階の窓から、小さな子どもが今、自衛隊によって救助されました。
家に取り残された幼い子ども。
恐怖からだろうか、自衛隊員の手をずっと握り締めていた。
一方、住民の中には、1人で避難しようとする人も。
娘がおるから、娘の所まで行こうかなと、その上ですね。
ゆっくりと、足伸ばせますか、ここまで。
大丈夫ですか?
大丈夫です、ありがとう。
自宅からなんとか避難をすると、そこには女性を心配して駆けつけた職場の同僚が。
わざわざ来てくれたの?ありがとう。
よかった…。
大丈夫よ、大丈夫。
大きな被害をもたらした土砂災害。
被害は市の中心部から北およそ10キロに集中している。
上空から見ると、被害の状況が見えてきた。
大規模な土砂災害に見舞われました広島市安佐南区の上空です。
このように山肌を見てみますと、爪でえぐったような土砂崩れの跡が確認できます。
さらに、画面を転じてみますと、幾筋もの土砂崩れが起きているのが分かります。
これが、山の頂上付近ですが、土砂崩れの筋というのが分かります。
さらにそこがずっと下っていきまして、このように住宅街へと大量の土砂が押し寄せました。
こちらの住宅は、完全に倒壊してしまっているんですが、そこに消防のレスキュー隊でしょうか、今、捜索を行っています。
さらに地元の方と思われる人も屋根の上に上っていまして、心配そうにその様子を見つめています。
この山のすそ野に広がる安佐南区の住宅街。
ここで、多くの方が亡くなっている。
安佐南区の緑井地区。
崩壊した住宅の周りでは、警察や自衛隊が行方不明者の捜索を行っていた。
その様子を、じっと見守る女性。
孫1人と息子が下敷きになっている。
こんなことになるとは、ほんと。
私のおいっ子と、その子どもが、まだ見つかってないの。
あそこで、あの家で。
茶色っぽい屋根が。
ものも言えん、ごめん。
大人の背丈よりも大きな岩が、いくつも流されてきた現場。
遺体なのだろうか、シートがかけられたものが、自衛隊員らによって運ばれていった。
安佐南区の八木地区。
山肌の近くには、オレンジ色や茶色の屋根が特徴的な集合住宅がある。
これは以前、上空から撮影された八木地区の様子。
山の近くには民家、そして道路が整備されていた。
しかしきょう、土砂はこの辺りまで流れ込み、周辺では被害が相次いだ。
安佐南区の八木に来ています。
こちらではアスファルトの道路が至る所で陥没しています。
今もなお、山側から泥水がすごい勢いで住宅街へと流れ込んでいます。
まるで川のように泥水が流れていく道路。
辺りに散乱する巨大な岩や木々。
集合住宅は、1階部分が土砂に埋もれ、出入りができない状態となっていた。
ベランダで救助を待つ取り残された住民たち。
救助隊が用意したはしごを使って避難していった。
ほっとしました。
ずっともう、部屋おるしかないと思って。
ずっとおりました。
すごい大きな音でしたから、山鳴りいうんでしょうか、ドドドドという音がね、すごい怖かったです。
全体の死者36人のうち、最も多い24人の死亡が確認されている八木地区。
現地入りした国土交通省の調査官は。
急な勾配のきつい所に、人家が密集しているということで、かなりのスピードを持った、破壊力のある流れが、民家のほうを襲ったんじゃないかということは想像できます。
安佐南区の山本。
住宅の1階で、幼い兄弟が土砂に襲われた。
行方不明になった兄弟に居場所を知らせるよう、母と見られる女性が声を上げる。
遥大、助けてって言って。
この住宅には家族5人が暮らしていたが、1階の和室に寝ていた、平野遥大君と都翔くんが、裏山から流れ込んだ土砂に飲まれたのだ。
救急車が今、出ようとしております。
中には救出されたと思われる子どもが乗っていると思われます。
2人は発見されたが、死亡が確認された。
被害は隣の、安佐北区可部東地区でも発生している。
こちら、広島市可部東6丁目です。
道は寸断されています。
そして土砂が町を飲み込んだのがよく分かります。
安佐北区可部東地区では、午前4時前に土砂崩れが発生。
この女性が音に気付き、外を見ると、隣の家が土砂でずれていたという。
見たら、隣の家が半分くらい前に押し出されてて、そこの家族は子どもさんが小さい家族で、旦那さんが子どもを抱えて、避難してたんだけど、もう腰ぐらいまで土砂が来てて。
救助に来た安佐北消防署の副隊長が子どもを受け取り、避難誘導を始めたが、そのとき、また土砂崩れが起きた。
気付いたら、隣の家の人は家が全部流されてて、子どもさんも見当たらなくて、旦那さんしか見えなくて。
消防団員と子どもさんが亡くなったっていってた。
亡くなったのは3歳の子どもと、安佐北消防所の政岡則義副隊長53歳。
同僚によると政岡さんは非常に真面目な人だったという。
多くの命を奪った土砂災害。
それをもたらしたのは、昨夜からきょう明け方にかけて観測された記録的豪雨だった。
きょう未明からの雨雲の動きを見てみると、激しい雨を表す赤色が、絶え間なく広島市を通過していた。
広島市の安佐北区三入では、午前4時半までの3時間で、観測史上1位となる217.5ミリを記録。
これは、平年の8月1か月分の雨量を大きく上回るという猛烈な雨だ。
この雨が引き金となり、同時多発的に土砂災害が発生したと見られる。
では、なぜ被害は拡大したのか。
地質学の専門家は、広島の特徴的な地質に注目した。
花こう岩が風化すると、これはまさ土というふうに一般の人にはいわれている土ですね。
現場付近の地表は、花こう岩が風化したまさ土と呼ばれる土で覆われているという。
実際に広島の現場では。
この辺りの土を触ってみますと、このように中には小石も混じってはいるんですが、かなり目の粗い土という印象があります。
実は、広島県の48%は、このまさ土に覆われている。
その特徴は。
水が少しでもあると、ぼろっと崩れてしまうというですね、すごくもろい特徴があります。
こうした地域にまとまった雨が降ったらどうなるのか。
硬い花こう岩の岩盤の上には、風化した花こう岩、まさ土の軟らかい土壌がある。
そこに雨が降ると、まさ土の層には雨がしみこむが、花こう岩の層にはしみこまず、水は間にたまっていく。
これによって、弱くなったまさ土の層が滑り落ちる、表層崩壊が起きるのだ。
山の頂上付近から土砂崩れが発生しているように見られます。
そして、そこから大量の土砂が一本の筋のように、大量に流れ込みまして、この住宅街を襲いました。
家のすぐ近くを土石流が通ったという人は。
土砂の崩れる音とか聞こえました?
聞こえました、もうすぐ、ガラガラって、たぶん家の隣の隣の隣ぐらいだったと思うんですけど。
朝、見に行きましたけど、家も崩れてて、すごいびっくりしましたね。
すぐ近くに聞こえた土砂の音。
実際に映像を見てみると、山と住宅の距離がかなり近いことが分かる。
被害が大きかった安佐南区は、昭和40年代後半から50年代にかけて、山地部を切り開いて宅地開発を進めてきたという。
こうして、山の裾野に住宅が建つという状況が生まれていた。
土石流は平地に近づけば、徐々に勢いは弱まるが、山と家が近いため、土石流の勢いが弱まる前に直撃してしまい、大きな被害につながった可能性が高い。
この地域でこうした被害が出るのは初めてではない。
今から15年前の1999年6月。
安佐北区も含むこの辺りで、やはり大雨による土砂災害が起きている。
このときの死者・行方不明者は32人に上った。
過去に同じような土砂災害があり、危険視もされていた場所にもかかわらず、被害を防ぐことはできなかったのか。
広島市内に雨が降りだしたのは、きのうの夜7時ごろから。
午後9時26分には、気象庁から大雨・洪水警報が出されていた。
広島市によると、夜10時ごろから防災無線などで大雨や土砂災害への注意喚起を行っていたという。
しかし住民は。
防災の指示いうのは、聞いてないですね。
雷がものすごいんで、テレビも入れてもだめなんよ、停電じゃし。
聞くようなことは物理的にできんかったわけ。
その後、日付が変わった午前1時15分、土砂災害の危険が高まっているとして、気象庁などが土砂災害警戒情報を発表。
広島市は2時間以上たった午前3時30分、災害対策本部を設置した。
しかし、その10分前にはすでに最初の土砂災害被害が報告されていた。
また、土砂災害のあった地域に避難勧告が出されたのは、さらに遅れること午前4時20分。
土砂災害警戒情報が出されてから、3時間以上経過してからだった。
空白の3時間。
広島市は避難勧告の遅さを認めている。
直前に発した防災情報メール、あるいは防災行政無線での避難の呼びかけ、これがなぜ避難勧告にできなかったかなと。
このときにできていれば、違った結果はあったかもしれないという悔いはあります。
避難勧告の基準とか、そういった対策を講じてきたにもかかわらず、意味のある、効果のある避難勧告が出し切れなかったと。
そもそも広島県は、土砂災害の危険箇所に指定されている地域が全国で最も多く、およそ3万2000か所。
こうした地域でありながら、避難勧告は、被害が報告されたあとにしか出されていなかった。
専門家は。
もっと早めに行政の側が、住民に対する情報の提供をしてくれれば、もう少し災害軽減できたかもしれないとも思いますね。
一方で、夜間の大雨による避難の危険性も指摘する。
避難をし始めて、全く別の災害に遭ってしまうという可能性もないわけじゃないんでね、土砂災害に対しては、例えば2階建ての家なら、1階は避けて、2階に上がっていてくださいと。
さらに、行政の遅れはこんなところにも。
広島県砂防課によると、土砂災害の危険性があるとして建築制限などが設けられている土砂災害特別警戒区域は、広島市内に1698か所。
しかし、今回被害に遭った地域のうち、この区域に指定されていたのは1か所のみ。
ほとんどがその対象になっていなかった。
県によると、今後、指定する予定だったものの、調査などに時間がかかるため追いついていなかったという。
甚大な被害をもたらした大雨による土砂災害。
被害を食い止めることはできなかったのか。
現場では、夜を徹しての捜索活動が続けられている。
最新の被害情報をまとめます。
土砂災害が起きたのは、広島市の中心部から北にある、安佐南区と安佐北区です。
警察によりますと、午後9時現在、安佐南区で32人、安佐北区で4人の死亡が確認されています。
まずその安佐北区の可部東では、土砂崩れに巻き込まれ、救助活動に当たっていた53歳の消防隊員と、3歳の男の子ら3人が死亡しました。
また、可部町では1人が死亡しています。
次に安佐南区です。
特に被害が大きいのが、八木地区です。
複数の箇所で土砂崩れが発生し、住宅が飲み込まれました。
この八木地区では24人の死亡が確認されています。
このほか、緑井地区では77歳の女性など6人が、山本地区では自宅に土砂が流れ込み、11歳と2歳の兄弟2人が亡くなりました。
これまでに36人が亡くなり、また、今も7人の行方が分かっていません。
被害の大きかった広島市安佐南区の八木地区には、右松キャスターがいます。
右松さん、夜になったげんばのじょうきょうを伝えてください。
現在、雨はやんでいます。
日中も空気を湿らす程度の弱い雨しか、こちらでは降っていません。
そして、私のすぐ後ろには、赤色灯をつけた警察の車両が止められています。
その手前には、自衛隊の災害派遣の車両、この辺りというのは、救出現場に向かう前線基地の一つとなっているんです。
そして、現場のほうにと歩いていきますと、住宅街なんですが、このように足元は泥で覆われていまして、非常に足もと、すごく悪くなっていますね。
そして、目の前には踏切が見えます。
こちら、JR可部線と言いまして、広島駅と広島市北部を結ぶ単線なんですが、こちらにも大量の土砂が押し寄せました。
夕方までJRの職員の方が、泥のかき出し作業を行っていました。
そして、山手のほうを見てみますと、いくつかですね、現在、ちらほらと小さな明かりが見えるんですが、現在、あちらで救出活動が続けられています。
その救助活動なんですけれども、捜索の状況はどうなってるんでしょうか?
こちらに入ってきた情報ですと、つい2時間ほど前に、あちらの現場で、1人の方が見つかったという情報が入ってきました。
ただ、そのときというのは、呼びかけには応じていなかったということなんです。
そして、私はあの場所とはまた別の捜索現場の取材を行いました。
そこに向かう途中も、山からの水が流れていたりですとか、足元、相当泥でぬかるんでいたんですね。
その泥というのが、同じような泥というのはこちらに、まさにあるんですが、こういった状況なんですね。
いったん足を入れますと、なかなか足が抜けなくなってしまったりですとか、手で触りますと、このようにかなり粘着性のある泥なんです。
このような状況で、足を取られながら、現在、この時間も懸命な救出活動が続けられています。
現在、あちらは、住宅街は停電してしまっています。
本来であれば、家の明かりというのが見える時間帯だと思うんですが、真っ暗闇になった住宅街で、現在も懸命な救出活動が行われています。
広島で起きた大規模な土砂災害。
なぜここまで被害が広がってしまったのか。
ここからは日本地すべり学会副会長の落合博貴さんに話を聞きます。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
まず、こちらの映像なんですけれども、これ、土砂災害の現場を上空から撮影したものですが、あちこちで土砂崩れが起きていますが、なぜ同時多発的に起こったのでしょうか。
今回、災害が起きた場所は、地形に特徴がございまして、このように、崩壊が発生した場所というのは、緩い谷になっております。
ですから、水が集まりやすいということで、たくさんの水が土砂を崩して、流れた土砂が規模を拡大して土石流になったということが言える。
地形が谷間だったということなんですが、現場の地質も関係あるんでしょうか。
今回は、花こう岩の上にそれが風化して出来た、まさ土が載っていると、そういう構造をしております。
これが、今回の被害を拡大させた一つの要因になってるかと思います。
その花こう岩なんですが、こちらに、現物の花こう岩を用意してきました。
これですね、非常に硬くて、水を通しにくいことは私でも分かります。
一方で、花こう岩が風化したまさ土なんですが、このようにサラサラとして、砂のようなんですね。
これ、水が簡単に染み込むのではないかと思われるんですが、どうでしょうか?
その水をとおしにくい硬い花こう岩の上に、水を通しやすいまさ土が乗っかっていると、そういうことになっております。
砂のような性質を持っておりますので、水が簡単にしみるということですね。
しみた水が花こう岩の上にたまって、あるところで一気に限界に達して、崩れてしまうと、そういうことになるかと思います。
この種の土砂災害なんですけれども、これはほかの場所でも起こりうるんでしょうか?
今回のような花こう岩の地質の場所というのは日本に分布しておりまして、このように、今回の広島、山口から六甲山、それから長野県西部、それから…、このように分布しております。
赤い部分ですね。
ですから、こういう所で同じような雨が降れば、同じような災害は起こりうるということができます。
これは土砂災害が起こる前に、私たちが気付くことができるような予兆というのは、あるんでしょうか?
一般的には例えば山が崩れるときに、根が切れたりする音とか、あるいは岩がこすれたりするような音がするというふうにいわれておりますが、今回、災害が起きましたのは真夜中で、しかも暗くて、大雨が降っておりますので、そういった音がしたとしても、それを聞き取るのはちょっと難しいんではないかと思います。
私たち、身を守るために、常日頃、私たち自身でできること、これは何かあるんでしょうか?
実は今回、災害が起きました地域は、15年前にも同じような土石流災害が起きております。
ですから、一度災害が起きてしまったら、次は起きないということではなくて、さらに大きな雨が降れば、もう一度起きる可能性があるということを知るということですね。
つまり自分の住んでいる場所の状況をよく知っておくということが必要だと思います。
それでみずから身を守るということが重要だと思います。
そして、自分の土地でかつて被害状況があったかどうか、これを調べるのは、例えば役所に行って調べてみることも可能ですよね。
自治体によっては、ハザードマップと呼ばれる地図を用意してございますので、そういった情報を活用していただくことが重要かなと思います。
きょうはどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
それでは広島の今後の雨の情報です。
現在、広島県付近に発達した雨雲は見られませんが、中国地方は一部に雨雲がかかっています。
そして大気の不安定な状態はあすも続きます。
広島では朝にかけて、雨の降る所がありそうです。
そのあと、日中はいったんやむ見込みですが、夜は再び雨が降りだす所がありそうです。
1時間に最大で25ミリの強い雨が降るおそれがあります。
このあと、少しの雨でも再び土砂災害が発生するおそれがあり、引き続き警戒が必要です。
あさって以降も、しばらくは湿った空気の流れ込みやすい状態が続く見込みです。
土曜日は雨が降る予想で、そのほかの日も、変わりやすい天気が続きそうです。
今後の気象情報にご注意ください。
いまだ7人の方が行方不明ですよね。
その方たちの救助が最優先ですよね。
ところで、今回の土砂災害では、この土砂災害警戒情報が出て3時間後に、避難勧告が出されたということなんですが、これ、行政の対応に問題はなかったのかどうか。
近年、大雨による被害が少なくない中で、行政が住民をどう安全に、かつ速やかに避難させるか、その在り方を見直す必要があります。
なお、今夜のNEWSZEROは内容を一部変更してお伝えしています。
スポーツです。
サッカー日本代表のアギーレ新監督が、きょうも精力的に試合を視察しました。
一体どんな選手を選んでいくんでしょうか。
選手選考のその条件といわれているのが、守って攻めることができる、90分間戦えてチームプレーができる、そしてピッチ外のふるまいも重視しているということですが、来週のメンバー発表に向け、気になる選手はいたのでしょうか。
アギーレ監督が訪れたFC東京対松本山雅。
日本語の名鑑で選手をチェックする中、アピールしたのは、FC東京のボランチ、23歳米本。
前半41分、左足でミドルシュート。
強烈なミドルは最後にクロスバーに当たりますが、これをつないで河野がゴール。
アギーレ監督の前で、米本は先制ゴールを演出すると、今度は守備。
ゴール前で相手シュートをブロック。
完封勝利に貢献しました。
なおアギーレ監督は試合後、何も語らず、スタジアムを後にしています。
さあかわって、海外サッカーです。
今週末の開幕を前に、昨シーズンのカップ戦王者、レアル・マドリードと、リーグ王者、アトレチコ・マドリードが対戦したスペインのスーパーカップ、ファーストレグ、ホームであるレアルは後半36分、こぼれ球を押し込んだのは、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス。
今シーズン、およそ110億円の移籍金で加入したロドリゲスのレアル移籍後、公式戦初ゴール。
しかし、試合終盤に追いつかれ、1対1の引き分け。
セカンドレグは23日に行われます。
さあ、続いてまいりましょう。
盛り上がってますが、プロ野球、今夜もハラハラさせられました。
ラインナップはこちら。
ノーヒットノーランなるか?両親の前で…、野球も白星もポロリ。
3試合に1本ペース!さらには4重丸。
サンキューでーす。
一体どういうことなんでしょうか。
まいりましょう。
エキサイティングベースボール、プレイボール!きのう、延長戦を制し、連敗を止めた巨人。
そこに立ちはだかったのはヤクルトのナーブソン。
緩急自在なピッチングに完全に沈黙の巨人、7回までなんとノーヒット。
このまま大記録達成となってしまうのか?このピンチに、片岡。
チーム初ヒットを放ち、ノーヒットノーラン達成を阻むと、さらにチャンスにきのう4安打、逆転勝利の立て役者、長野。
タイムリーヒット。
ナーブソンもオーマイガッ!これぞ王者の底力、驚異の粘りで、1点差に迫ります。
そして9回、ホームランが出れば、逆転の場面で、代打、高橋由伸。
見逃し三振。
あと一本が出なかった巨人、接戦を落としました。
こちら、阪神と対戦した中日に悲劇が。
同点の7回、2アウト満塁のピンチ。
ここを打ちとったか?どっちが捕る?どうする?まさかの落球。
勝ち越された中日、ボールも白星もぽとり。
連敗です。
スタンドに、丸、丸、丸のファンということは、広島、丸の登場。
満塁のチャンスで、打った。
そのファンの期待に応え、弾丸ライナー、逆転満塁ホームラン。
4点入って、お見事四十丸。
広島、勝利です。
こちらは3試合に1本のペースでホームランを打っている、西武のメヒア。
途中加入の外国人選手がホームランを打てば、史上初の快挙。
トップに3本さと迫る一発で、西武快勝です。
旭川の日本ハムファンをきょう一番沸かせたのは、この男、陽岱鋼。
旭川を愛していると、2安打2打点の活躍。
チームを勝率5割に戻すと最後は決めゼリフで!
サンキューでーす!
公式グッズ、ハフマントも大人気。
ロッテの助っ人、ホフマンはいつにも増して気合い十分。
それもそのはず。
きょうは両親が観戦に来ているんです。
そのハフマン。
ウワーオ!ママ、大喜び!孝行息子、ハフマンです。
順位表です。
セ・リーグは首位巨人と2位阪神とのゲーム差が0.5に。
3位広島とは2ゲーム差と、上位3チームが大混戦です。
さあ、続いては夏の全国高校野球選手権です。
最速150キロを誇るプロ注目、盛岡大附属、松本裕樹。
初回、ピンチで敦賀気比のみねを空振り三振。
得点を許しません。
しかし、1対1で迎えた3かい。
浅井にソロホームランを浴び、勝ち越しを許します。
続くピンチで7番平沼にもタイムリーを浴びるなど、敦賀気比打線に捕まった松本。
打者一巡を許し、この回8失点。
3回途中でマウンドを降ります。
松本を攻略した敦賀気比は、93年ぶりとなる、3試合連続2桁得点勝利。
大量20安打を放ち、ベスト8進出を果たしました。
11月に開催される、2014スズキ日米野球シリーズの記者会見が行われ、メジャーリーグオールスターのメンバーが発表されました。
指揮官には、ダルビッシュが所属する、テキサスレンジャーズのロン・ワシントン監督。
そして、通算500本塁打の、現役最強バッター、プホルスなど4選手が決定。
残りのメンバーは9月末に発表予
シリアで日本人の湯川遥菜さんがイスラム過激派イスラム国に拘束されたと見られる事件で、新たな情報です。
湯川さんと行動を共にしていたという、反体制派組織の幹部が20日、イスラム国側から、湯川さんが生存しているという情報を得たことを明らかにしました。
これは、シリアの反体制派組織、イスラム戦線の地区幹部が明らかにしたものです。
この幹部は、捕虜の交換を提案するなどして、湯川さんの解放を働きかけているということです。
しかし、イスラム国側からは、交渉に応じるかどうかの返答がないということで、引き続き努力を続けると話しています。
中国当局は、自動車部品の価格でカルテルを結んでいたとして、デンソーや住友電工など、日本のメーカー10社に、総額204億円に上る罰金を科すと発表しました。
2000年以降、メーカー間で調整して部品の価格をつり上げたと認定しています。
当局は自動車本体についても価格調整がなかったか、詳しく調べるということです。
日本マクドナルドは、期間限定で値下げ販売していた豆腐しんじょナゲットと、マックウィングについて、誤って料金を取り過ぎていたと発表しました。
全国2583店舗で、取り過ぎた額は73万円余りです。
日本マクドナルドでは、各店舗に値下げを伝える際、うまく伝わっていなかったことが原因だとしていて、レシートを持参すれば、差額を返金するとしています。
ことし4月、東京・世田谷区の玉川病院で、90代の女性の入院患者が突然、意識混濁の状態に陥っていたことが分かりました。
女性は回復しましたが、血液からインスリンが高い濃度で検出されたということです。
警視庁は、看護師の女が治療に必要のないインスリンを、故意に投与した疑いが強まったとして、きょうから傷害の疑いで女の取り調べに乗り出しました。
きょう午前、長野県松本市のJR篠ノ井線の線路で、子どもの遺体が見つかりました。
遺体は近くの公園で、おとといから行方不明だった、小学1年生の曹海想君7歳と判明しました。
曹君が行方不明になった公園と線路は、遊歩道でつながっているということで、警察は、列車にひかれたと見て詳しく調べています。
韓国のユ・フンス次期駐日大使はきょう、日本メディアの取材に応じ、冷え込んでいる日韓関係の改善に、全力を尽くすと意欲を示しました。
ユ次期大使は、安倍総理について、リーダーシップのある立派な政治家だと評価。
国交正常化から50年を迎える来年が、新たな日韓関係の元年になるよう、共に努力していくべきだと訴えま
ニュースでもお伝えしましたが、広島では引き続き、土砂災害に警戒が必要です。
では全国あすの予報です。
九州北部や東北北部で雨が降り、そのほかの各地も、ところどころでにわか雨や雷雨があるでしょう。
広島も朝晩を中心に、雨の降ることがありそうです。
予想気温です。
関東から近畿は35度近くの厳しい残暑が続くでしょう。
お伝えしていますように、広島市の安佐北区と安佐南区で大規模な土砂災害が発生しています。
先ほど新たな被害が確認され、39人が死亡、7人が行方不明となっています。
降り続いた雨の影響できのう未明、住宅地に面した山が広い地域で崩落したことによるものです。
民家に流れ込んだ土砂で、2歳と11歳の兄弟が死亡したほか、救助活動中に土砂崩れが発生し、消防の副隊長も死亡するなどの被害が出ています。
現場では現在も、300人態勢で夜を徹しての捜索が行われています。
広島市内の小学校や公民館には、現在も395世帯914人が自主避難しています。
住民の皆さん、不安な夜を過ごされていることと思いますけれども、いまだ行方不明の方もいらっしゃいますからね。
もちろん、救助活動は最優先だと思います。
ただ、二次災害のおそれもありますから、細心の注意が必要ですよね。
ではまたあした。
2014/08/20(水) 23:00〜23:59
読売テレビ1
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