静かな住宅地を、土砂や岩が一気に飲み込みました。
広島市で、土砂災害が相次ぎました。
こちらの住宅、1階の部分が完全に壊れています。
住宅が流され、ヘリコプターによる救助活動が続いています。
救助活動と、行方不明者の捜索が続いています。
これまでに36人の死亡が確認され、7人の行方が分からなくなっています。
時間がたつにつれて、被害の大きさが次々に明らかに。
きのう、夜になって降りだした雨。
日付か変わり、明け方にかけて猛烈な強さに。
夜が明けると、住宅地の様子は大きく変わっていたのです。
このうち被害の通報が集中して寄せられているのが、広島市安佐南区の八木地区です。
山のすぐ近くまで住宅地が立ち並んでいます。
安佐南区に入りました。
この市街地からも土砂災害の現場、確認できます。
あの山手のほうです。
ちょうど山の中腹辺りから、茶色い山肌がむき出しになっています。
斜面から土砂はこの住宅街、市街地まで押し寄せています。
見てください、この先、道路が全く見えないほど、川のようになっています。
もう車も半分以上が水につかった状態です。
全く水が引いていません。
今、ちょうど、消防関係者、そして警察関係者が中へと入っていきます。
手にはスコップ、そしてロープなどを持っています。
未明から明け方にかけて、猛烈な雨が降ったこの地区で、一体、何が起きていたのでしょうか。
地区の人からは。
現場周辺は、こうした車1台が通れるぐらいの狭い路地です。
入り乱れていまして、重機が入れないんですね。
ですから、ああやって、もう手作業で撤去作業ですとか、泥のかき出しを行っています。
家のすぐ近くまで土砂が流れ込んできたという男性を取材しました。
深夜、これまで経験したことのないような雨の音で目を覚まし、妻と子どもと両親を2階に上げました。
そのとき土砂が流れ込んで、駐車場の建物が傾き始めていました。
押し寄せてきた土砂。
男性は2階に避難して、被害に遭うまでの間のことはほとんど覚えていないといいます。
避難所には、家族や友人と連絡がつかないという人が、相次いで安否の確認に訪れています。
広島市が設置している避難所には、900人を超える人が避難しているということです。
夜に入って、不安が募っています。
こんばんは。
豪雨がもたらした複数の土砂崩れが、山すそに造成された住宅地を襲いました。
佐々木さん。
被害が出た地域を地図で見てみます。
こちらが広島県安佐南区と、安佐北区は、ここに位置しています。
そしてこの地域を拡大したのが、こちらです。
2つの区は山沿いの住宅街です。
これまでに分かっている情報では、安佐南区の八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、21人の死亡が確認されています。
山本地区では、2歳の男の子と11歳の男の子の兄弟が亡くなりました。
そして緑井地区では、合わせて6人が亡くなり、2人が行方不明になっています。
今回、被害の通報は南北におよそ20キロの範囲に及んでいて、その地域のほとんどが土砂災害の危険箇所に指定されていました。
多くの人が亡くなった広島市安佐南区に、井上裕貴リポーターがいます。
井上さん。
こちら、安佐南区の現場です。
被害が大きかった緑井地区、八木地区の境目になる場所です。
画面の左奥が、土石流が起きた斜面です。
今はもう、暗くなっていて分かりませんけれども、時折、救助活動で使っているサーチライトの明かりが、ちらちらと確認できます。
大量の土砂は、この山の斜面からこの市街地まで押し寄せました。
この時間になっても見てください、水で道路はあふれています。
奥の車、半分、水につかっています。
そして、雨で水が一番多かったときは、この白いガードレールよりも高い所に、水があふれていたということです。
こうした状況が続いているため、この中に車が入ることができません。
あそこを見てみると、自衛隊車両、そして警察関係車両など、この斜面から離れた安全な場所に車を止めて、歩いて、一人一人、山のほうへと救助活動へ向かっていました。
井上さん、ということは、かなり救助活動は難航していると言わざるをえない状況ですね。
そうですね。
大きな障害となっているのが、大量の泥です。
こちら見てください。
これがその現場にあった泥なんですけれども、触ってみると、このように水分を多く含んでいて、持っても重たいです。
こうした泥を住民の皆さん、もうずっとかき出し作業をしていたんですけれども、かき出すたびに、この水分が多くて、さらさらしていて、どんどんどんどん次から次へと流れてきてしまうんですね。
ですからかなり、時間がかかっています。
また救助から帰ってきたこの自衛隊員ですとか、あとは消防隊員の方々、服装を見ても、腰の上まで、もう泥だらけでした。
ですから、上に行けば行くほど、この泥などがまだたくさん残っているということです。
もう一つ、困難にしているのが、この路地です。
今回、土石流が起きた場所は、住宅密集地です。
この道路の先を行くと、もう狭い路地が入り組んでいて、車が1台通れるぐらいのぎりぎりの狭い道路です。
ですから、大型の重機が通れないんですね。
地元の消防団の方に聞くと、上では、もう一人一人が手作業で、こうした岩ですとか、土砂を取り除いている状況だということです。
長期化が予想されます。
山の上のほう、見てみても、今も助けを待つ人を捜す明かり、救助の明かりが絶え間なく動いています。
中継でした。
井上リポーターでした。
未明に広島を襲った豪雨。
夜になっても被害の全体像はまだつかめていません。
土砂崩れへの恐怖を訴える書き込み。
午前4時前、インターネットのツイッターに投稿された内容です。
この前後にも投稿が相次いでいました。
土砂崩れで周りの家がない。
絶対土砂崩れだよ、119つながらん。
被害が大きかった地区の一つ、広島市安佐南区の緑井地区。
押し流された家。
住宅には土砂が流れ込み、屋根も大きく壊れています。
当時の状況について、住民は。
こちらは、土砂崩れが発生する前の緑井地区の様子です。
そして右側が、きょう上空から撮影した映像。
山のほうから土砂が流れ込んでいる様子が分かります。
緑井地区では、澤本範子さんが土砂に流されて死亡しました。
広島市都市交通部長の竹内重喜さんの死亡も確認され、この地区では6人が死亡、1人が行方不明になっています。
また住民から、10棟前後あった建物がなくなっているという通報も。
消防が現場で確認をしようとしていますが、近づくことができない場所もあるということです。
救助活動に向かった消防署員も犠牲になりました。
安佐北消防署の政岡則義さん。
政岡さんは午前4時半ごろから、安佐北区の可部東地区で、住民の避難誘導に当たっていました。
そして3歳の畑中和希ちゃんと母親を救おうと、和希ちゃんを抱きかかえ、懸命に避難していたところ、新たに土石流が発生。
2人とも巻き込まれ、死亡が確認されました。
この可部東地区では合わせて3人が死亡しました。
広島市では、このほか安佐南区の八木地区で、これまでに24人の死亡が確認されたほか、5人が行方不明になっています。
安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れ、当時1階の裏山に面した部屋にいた、平野都翔ちゃんと兄の遙大君の2人が死亡しました。
安佐北区の可部町桐原では、1人が死亡、安佐北区の三入南でも、1人が行方不明となっています。
警察によりますと、これまでに確認された広島市内での死者は36人、行方不明者は7人となっています。
夏期休暇で山梨県に滞在していた安倍総理大臣は、午前6時半、関係省庁に対し、早急に被害状況を把握するとともに、救命・救助に全力で取り組むことなどを指示しました。
そして安倍総理大臣は、山梨県内で行っていたゴルフを中止し、午前11時ごろ、総理大臣官邸に戻り、菅官房長官と共に、古屋防災担当大臣らから被害状況などの報告を受けました。
雨は、人々が寝静まった未明の時間帯に猛烈な勢いとなり、数時間にわたって降り続けました。
昨夜、広島市に降った雨。
きょう未明から明け方にかけて、雨は猛烈な強さになりました。
レーダーで見てみると、筋状の強い雨雲が、広島市付近にかかっていたことが分かります。
広島市三入では、昨夜から降っていた雨がきょう未明に一気に強まり、午前3時までの1時間に80ミリ、午前4時までに101ミリの猛烈な雨を観測。
午前4時半までの3時間には、217.5ミリと、平年の8月1か月分を上回る雨量になりました。
また広島県が、広島市安佐北区上原に設置した雨量計では、午前3時50分までの1時間に、130ミリの雨を観測しました。
1時間に100ミリを超える雨とは、どのようなものなのか。
今回、広島市に降った雨は、これを上回っていたと見られます。
なぜ短時間に猛烈な雨が降ったのでしょうか。
こちらは、広島で猛烈な雨が降った時間帯、午前3時の天気図です。
日本海には前線、そして日本列島の東の海上には、高気圧があります。
日本列島はこのところ、前線の南側に入って、南西の方向から非常に湿った空気が流れ込む状況が続いています。
さらに、高気圧の縁を回って南から湿った空気が流れ込んで、この風と風がぶつかり合って雲が発達したのが、広島付近だったと見られます。
ただ、今回は広島付近で雨雲、発達しましたが、どこで雨雲、発達しても九州北部から中国地方にかけては、おかしくなかったといえる状況だと思います。
さらに昨夜9時からの雲の様子を見てみます。
海上から次々に大量の水蒸気が送り込まれて、このように九州の北部から中国地方にかけて、雲の帯が出来ています。
線状に連なる雨域のことを、線状降水帯ということがあるんですが、過去の多くの集中豪雨はこの線状降水帯によってもたらされています。
さらに今回のように、前線に伴って発生するということが多いんですね。
特に今回は午前4時ごろ、広島にまあるく雲が固まっていますけれども、ここで急速に雲が発達しました。
このときの風の循環を見ると、反時計回りに風が回っていまして、ここで風が集まって、雨雲が発達したと見られます。
実際に午前0時からの雨雲の様子を見てみます。
広島付近、または九州の北部にかけても、赤や黄色の活発な雨雲がかかっていますけれども、そのものは小さいんですね。
このように局地的な雨雲、どこで発生するかというのを予想するのは、非常に難しい状況だったといえるのではないかと思います。
未明に集中した猛烈な雨。
広島地方気象台は、きょう午前1時15分に、広島市などで土砂災害の起きる危険が高まっているとして、土砂災害警戒情報を発表。
さらに午前3時49分には、記録的短時間大雨情報を出し、災害の危険が迫っているとして、安全を確保するよう呼びかけていました。
こうした中、広島市が最初に避難勧告を出したのは、午前4時20分ごろ。
安佐北区の5つの地区が対象で、その後、順次、地域を拡大していきました。
しかし、最初の土砂崩れは、それより1時間ほど前の午前3時20分ごろ。
安佐南区で起きていたと見られています。
被害が出始めたあとに避難勧告を出した形になった広島市消防局は。
このように、大量の雨によって広島市各地で発生した、大規模な土砂災害。
中でも、被害の通報が集中して寄せられた安佐南区八木の様子を見ていきます。
こちらは、ヘリコプターの映像を立体的に処理したものです。
まず、住宅地の裏山を見ていきます。
さらにこの上流部分を見ていきますと、このように、山がえぐられるようにして崩れているのが分かります。
ここで発生した大量の土砂が、住宅地に向かって流れ込みました。
こうして見てみますと、角度のある斜面を土砂が流れ下ったという様子も分かると思います。
さらに、この白っぽい沢の筋が見えていまして、専門家によりますと、土石流が発生したということです。
さらに、ここだけではなくて、そのすぐそばのこの辺りでも、沢筋に沿って土砂が流れているのが分かると思います。
こちらも専門家は、土石流だと指摘しています。
こうした大規模な土砂災害が発生した原因は、大量に降った雨以外にも、指摘されています。
土砂災害に詳しい専門家は、原因の一つとして、現場の地質を指摘しています。
そのまさ土、もともとは花こう岩です。
しかし、風化すると、このように手で握ると崩れてしまうほどもろくなってしまいます。
広島県内の面積のおよそ半分がこのまさ土で占められています。
こうしたもろい地質が多い広島県。
土砂災害の危険箇所は、全国で最も多いおよそ3万2000か所で、過去にも大規模な土砂災害が起こっています。
平成11年には、大雨で広島市などで土石流や崖崩れが発生。
31人が死亡、1人が行方不明となりました。
そして今回、再び、広島市で起きた土砂災害。
特に大きな被害が出た安佐南区の八木地区には、土石流が発生するおそれがあるとして、土石流危険渓流に指定された川が13本も流れています。
さらに、それぞれの川の下流などには、土砂災害が発生した場合に、被害が及ぶと予想される地域が扇状に広がっています。
被害が出ている場所は、その周辺に集中しました。
しかし八木地区には、ハザードマップは作られていませんでした。
そして専門家は、人口の増加などでこうした地域に宅地が造成されてきたことも、被害を大きくした一因ではないかと指摘しています。
では、土砂災害には具体的にどう備えればいいのでしょうか。
別の専門家は、ふだん生活している地域が、土砂災害の危険性があるかどうか、事前に知っておく必要があるとしたうえで、次のように話しています。
社会部災害担当の島川英介記者です。
よろしくお願いします。
お願いします。
全体状況、まだ把握しきれないという段階ではありますけれども、36人もの方がこれまで亡くなっているこの大災害、特徴として指摘されることは、どんなことでしょうか?
まず言えるのは、やはり夜間かつ短時間に猛烈な雨が降り続いたということが言えると思います。
今回は1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったということですけれども、中には10分間に30ミリという猛烈な雨が降りました。
これ、10分間に30ミリといいますけれども、1時間に30ミリ降っても都市部では冠水の被害が出るような雨量です。
これが10分間に降るということは、周りを確認する、人影を確認することも難しい、息をすることもかなり困難な状況であったことが想像されますので、非常に厳しい状況だったというふうに思います。
なるほど。
今回の状況がどう変化していった、そして自治体がどう対応したか、佐々木さん、ちょっと紹介してください。
こちらで見ていきます。
広島市では昨晩、大雨警報が、きょう午前1時に、土砂災害警戒情報が出されました。
市の消防に、安佐南区の住民から、土砂崩れの通報が寄せられ始めたのは、午前3時20分ごろ。
このころ安佐北区では、1時間に110ミリを超える猛烈な雨が降っていました。
避難勧告が出されたのは午前4時20分ごろ、通報から1時間後でした。
島川さん、これは行政の側にとっても、気象状況の把握が難しかったということでしょうか。
そうですね、国はことし、ちょうど避難のガイドラインというのを新たにまとめました。
それによりますと、今こちらで出ている土砂災害警戒情報ですね、この土砂災害警戒情報を材料にして、避難勧告を発表してほしいということでした。
その点から考えますと、呼びかけというのを、もう少し早く出せた可能性はあります。
一方でなんですが、この時間帯ですが、このあとを見ていきますと、猛烈な雨というのが広島市、降り続いていた状態になります。
そうですね。
しかも周囲の状況の確認が難しい夜間でありますので、避難が非常に危険な状態であったといえます。
ですから仮に情報が出ていたとしましても、避難を住民の方がこの段階でするというのが、非常に困難な状況であったということは言えると思います。
島川さん、ここのところ、平年の1か月分の雨量が数時間で降ってしまうというような情報、ニュースを聞きますし、気象台とか、あるいはその自治体の情報が追いついていかない、そういうケースも、これからありうるんではないかというふうに考えるんですが、どうなんでしょうか?
そうですね。
これまでの台風による雨ですね、台風から離れた所でも大雨が降ったりですとか、こういった、今回のような局地的な短時間の大雨というのは、いわば全国どこにでも起きうるといえると思います。
そういった場合はやはり、避難の情報が間に合わずに、災害が発生するということが、十分起きうるというふうに思っていただきたいと思います。
まずは、その場合、自分のお住まいになっている地域の特性、どのような災害が起こるリスクがあるのかということをまずもう一度、把握をしていただきたいというふうに思います。
その上でなんですけれども、災害というのは、どうしてもふだんにはない条件というのが重なるということで起きます。
ですから今回の場合でいえるのは、ふだんにないような雨の音、それから土の臭いですとか、異常な石の転がるような音、そういったものが聞こえたという状況も、先ほどお話もありました。
ですから、周囲の異変を感じたら、まず、みずからの身の安全を確保する、情報が出る前に、身の安全を確保するということをしていただきたいと思います。
土石流のような場合は、家ごと押し流されますので、まず一番に避難するということが大事ですし、もし、それがもう難しいという場合でしたら、少なくとも2階より上、斜面よりも離れた場所という所に逃げるということが、有効な場合もあります。
現地ではすでに救出活動が続いていますけれども、少しの雨でも崩れるというおそれがあります。
今回、すでに救助中の被災というのも起きていますので、今後、やはり二次災害というのに、十分警戒をしていただきたいというふうに思います。
ここまで島川記者でした。
これまでに36人の死亡が確認されて、7人が行方不明のままです。
被害を受けた方々に、心からお見舞いを申し上げます。
そして、今回のように予測が難しい、そして行政の対応が追いつかない豪雨災害が起きうるということが明らかになりました。
私たち自身の五感を大事にして、早めの行動を心がけたいというふうに思います。
おととい、岩手県沖で炎上し、2人が行方不明になったさんま漁船。
きょう、船内から2人の遺体が見つかりました。
福島県いわき市のさんま漁船、第15観音丸。
おととい、岩手県沖の海上で火災を起こし、16人の乗組員のうち14人は救助されました。
2人が行方不明になっていました。
行方不明になっているのは、宮城県南三陸町の安部三二さんと、岩手県陸前高田市の峯井健太さんの2人です。
海上保安部はきのう、船を釜石港内までえい航しましたが、船室の温度が下がらず、捜索を一時中断していました。
海上保安部は、けさ、捜索を再開し、船体後方のエンジンルームの上にある船室で、2人の遺体を発見しました。
安部さんと峯井さんと見て、身元の確認を進めています。
遺体が見つかったことを受け、安部さんの親戚は。
峯井さんのおばは。
第15観音丸は、きょう夕方、釜石漁港に接岸。
岸壁では安部さんと峯井さんの家族が花を手向けたあと、海上保安部と消防が現場検証に入りました。
今後、出火原因など本格的に調べることにしています。
シリアでイスラム過激派組織に拘束されたと見られる日本人の男性について、新たな情報です。
解放に向けて、交渉に当たっている武装勢力の幹部は、過激派組織側から、男性は無事で、われわれが預かっているという反応があったことを明らかにしました。
イスラム過激派組織、イスラム国によって拘束された男性とされるインターネット上の映像。
千葉市の湯川遥菜さんと見られ、隣国ヨルダンの日本大使館が、事実関係の確認を行っています。
男性は直前まで、シリアの反政府勢力、イスラム戦線と行動を共にし、シリア北部のアレッポ郊外で、敵対関係にあるイスラム過激派組織、イスラム国に拘束されたと見られています。
イスラム戦線の幹部は20日、NHKの電話取材に対し、過激派組織から捕虜の交換に前向きなメッセージが届いたとしたうえで、男性が無事だと知らされたことを明らかにしました。
この幹部は、対立するイスラム国側に捕虜との交換などを持ちかけ、男性の解放を働きかけていたところ、20日までにイスラム国側から、初めて回答を受けたということです。
ただ、過激派組織のどのレベルの人物が回答してきたかは分からないとして、現在、この人物について調べるとともに、交渉の具体的な時間や場所について、やり取りを進めているということです。
さて、去年の参議院選挙。
高松市で不正開票事件が明るみに出たことをご記憶でしょうか。
ある候補者の得票がゼロとされた、いかにも不自然な開票は、その後の調べで、開票作業の途中で起きた一つのミスを職員が隠そうとして立て続けに不正が行われたと見られています。
こちらは、総務省がまとめた選挙の開票作業などでのミスの件数です。
3年ごとの参議院選挙で比較すると、去年は133件、10年前のおよそ2倍に膨らんでいます。
何がミスを誘うのか、課題が見えてきました。
お願いします。
今月31日に、香川県知事選挙が行われる高松市。
先週、事件の調査委員会が、開票作業のスピードよりも、正確さを優先するよう提言しました。
去年7月の参議院選挙で起きた、不正開票事件。
ある候補者の得票が、ゼロ票になっていたことから発覚しました。
当時の選挙管理委員会の事務局長ら6人が起訴されました。
投票用紙の数が合わなくなったミスを隠すために、白票を水増しして、つじつまを合わせるなどの不正を行ったと見られています。
なぜミスが起きるのか。
背景の一つには、開票作業を早く終えたいという事情がありました。
7年前の参議院選挙の開票にかかった時間を比べたランキングです。
高松市は951の自治体中、714位でした。
そうした中で、去年、参議院選挙から導入したのが、投票用紙を仕分ける自動読み取り機です。
およそ3000万円かけて、6台導入しました。
開票作業は4年前と比べて、1時間早く終了しました。
開票スピードを上げようとする動きは、全国に広がっています。
去年、全国の自治体を対象に行われたアンケートでは、7割近くが開票作業を速くしたいと答えました。
しかし、開票作業のミスは増えているのが実情です。
去年の参議院選挙では、41の都道府県で、合わせて133件のミスが起きていることが分かりました。
ミスが起きた鳥取県湯梨浜町です。
町が発表した開票結果では、高松市と同じように、ある候補者の得票が当初、ゼロ票になっていました。
その候補者の手書きの集計表です。
ここでは得票数は42票となっています。
しかし、パソコンに入力する際に別の候補者と間違えて、ゼロと入力してしまったのです。
投票した人からの指摘で気付き、開票結果を訂正しました。
ミスの多くは、確認不足から生まれています。
兵庫県芦屋市では、集計用のパソコンに入力する際、一部の候補者に、誤って100倍の票数を入力していることが分かり、途中で修正しました。
相次ぐミスを、いかになくすのか。
選挙事務に40年以上携わってきた川崎市選挙管理アドバイザーの小島勇人さんは、次のように指摘します。
香川県知事選挙に向けて、高松市ではミスを防ぐ取り組みが始まっています。
開票所に、複数の監視カメラを新たに設置することを決め、取り付ける場所の検討を進めています。
監視の目を増やすことで、職員の意識を高めることなどがねらいです。
さらに職員の研修を行い、選挙の正確さを優先していくよう周知していくとしています。
有権者の声を正しく伝える。
選挙の基本を、自治体がいかに守っていくのか、今、改めて問われています。
お伝えしていますように、局地的な豪雨で土砂崩れが起きている広島市内では、これまでに36人の死亡が確認されています。
亡くなった方の身元の情報が入ってきています。
これまでに身元が確認されているのは9人です。
広島市安佐南区緑井の岡村健二さん、澤本範子さん、竹内重喜さん、広島市安佐南区八木の星野藤夫さん、真鍋美千子さんです。
広島市安佐南区山本の平野都翔ちゃんと、兄の平野瑶大君、そして、広島市安佐北区可部東の畑中和希ちゃん、安佐南区毘沙門台の政岡則義さん、以上、9人の方です。
警察によりますと、これまでに確認された広島市内での死者は36人。
行方不明者は7人となっています。
不安定な空もよう、依然、注意が必要な状況が続いています。
井田さん。
そうですね。
こちらは広島市内の今の様子です。
今、雨は降っていませんが、大雨警報は発表されています。
あすの明け方にかけて、土砂災害に引き続き警戒が必要です。
ではあすの広島市内の予報を見ていきましょう。
朝から夜にかけて、曇りのマークが並んでいますが、あすも不安定です。
特に朝と夜を中心に、雨が降りやすいです。
少しの雨でも、弱い雨でも、地盤が緩んでいます。
土砂災害には十分警戒をしてください。
そして気温は、朝は25度、日中は32度と、一日を通して蒸し暑くなりそうです。
ではあすの雨の予想を見ていきましょう。
あしたの朝にかけて、広島付近、断続的に雨雲がかかりそうです。
そして、あすは東北付近にも線状の雨雲がかかってきそうです。
明け方や夜中の時間帯、暗いうちの雨ですので、激しい雨に注意をしてください。
そしてそのあと日中も不安定な状況は続いていきそうです。
そして、あしたの夜になると再び、広島付近、雨雲がかかってきそうです。
そして九州の北部には再び、線状の雨雲がかかっています。
激しい雨に注意、警戒が必要です。
では、天気図を見ていきましょう。
あすも日本海側には前線が居座ります。
そして、東北付近にも前線がかかるでしょう。
詳しく見ていきます。
このために、前線付近の東北で、あすは激しい雨が降りそうです。
湿った空気、流れ込んでいます。
そして上空の寒気も居座ってきますので、あすも広い範囲で大気の状態が不安定です。
急な雷雨、激しい雨に引き続き注意をしてください。
そして関東から近畿地方ではあすも暑いでしょう。
気温の変化を見ていきます。
朝は関東から九州沿岸で黄色、25度以上の所が多いでしょう。
そして午後になりますと、特に東北の南部から九州にかけて、30度から35度近くに上がる所もありそうです。
そして夜です。
関東から九州、沿岸を中心に25度以上、あす夜も暑いでしょう。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
あすも不安定な状況が続いていきます。
新たな土砂災害に注意をしてください。
見て、聞いて、かいで、感じてください。
小石が転がってきたり、ひびが割れていたり、また石がぶつかり合ったり、木が裂けるような音がしたり、腐った土の臭い、それから物の焼ける臭い、こうした所は、土砂災害の前兆になります。
感じたらすぐに避難するようにしてください。
避難が危険な場合には、山側からできるだけ離れて、安全に行動するようにしてください。
気象情報でした。
前です、前です。
ナイスキャッチ!
スポーツ、廣瀬さんです。
こんばんは。
夏の全国高校野球は3回戦に入りました。
第2試合、沖縄尚学高校は、エースの戦う姿勢が終盤、流れを引き寄せました。
沖縄尚学の山城は、8回までに5点を奪われる苦しいピッチング。
同点の9回、2アウト2塁で6番の秦。
この試合、タイムリーを打たれています。
勝負するかは自分たちで決めろと指示されました。
山城は、今度は抑えると、真っ向勝負を選びました。
気迫で投げたと、すべてストレートでピンチを切り抜けます。
直後の沖縄尚学は、サヨナラのチャンスで4番の安里。
山城に、決めてくれと言われ、俺が助けると誓っていました。
追い込まれてからバットを短く持ちます。
落ちた、ヒット!サヨナラ!
エースの力投に、打線が応えた沖縄尚学。
夏、初めてのベスト8です。
第4試合は、大会注目の盛岡大付属高校のエースと、敦賀気比高校の強力打線の対決です。
盛岡大付属のエース、松本。
同点の3回、敦賀気比の先頭は、浅井。
ストレートを狙われていました。
ホームランで勝ち越されます。
松本は、右ひじのじん帯の炎症で痛みを抱えていました。
敦賀気比の強力打線が畳みかけ、打者12人の猛攻を見せます。
松本はこの回だけで8失点。
強力打線の前に屈しました。
三重は2回、1点を先制し、9番、エースの今井。
タイムリー2ベース。
この回、5点を挙げ、3回にも1点を加えます。
城北の反撃は5回、ノーアウト満塁と今井を攻め、1番安達勇輝。
後ろにつなぐ気持ちでタイムリー。
城北は粘りを見せ、この回、4点を返します。
それでも今井、持ち味を出せたと、打たせて取るピッチングで、2試合連続の完投勝ち。
三重が46年ぶりのベスト8です。
八戸学院光星は、1点を追う8回、4番ふかえ。
この大会、まだノーヒット。
監督から、ホームランを打ってこいと活を入れられました。
主軸のこのホームランで、試合は延長戦になります。
延長10回、八戸学院光星は満塁のチャンス。
星稜のいわしたは球数が150球を超えていました。
ワイルドピッチで、八戸学院光星が2年ぶりのベスト8進出です。
あすは3回戦の残り4試合。
富山商業対日本文理は両チームのエースが好調で、共にここまでの2試合、完投しています。
ユースオリンピック。
卓球の村松雄斗選手が金メダルに挑みました。
シングルスの決勝。
村松は世界ランキング3位のハンと対戦。
多彩な攻撃をしのぎ、ゲームカウント2対1とリードしました。
しかし、第4ゲーム。
ミスから流れが変わり、逆転負け。
銀メダルでした。
競泳では、男子200メートル平泳ぎで、渡辺一平選手が金メダルを獲得しました。
プロ野球。
セ・リーグ首位の巨人は、最下位のヤクルト相手に、きのうは延長戦の末、勝利。
きょうも接戦となりました。
巨人の先発は小山。
先に1点を失い、5回は2アウト1塁2塁で、5番雄平。
ファーストの阿部が捕れず、2ベースヒット。
点差が2点に広がります。
打線はヤクルトのナーブソンからヒットが打てないまま、8回、先頭の片岡。
ようやくチーム初ヒットが出ます。
2アウト2塁として、きのう4安打の長野。
タイムリーヒットで1点差に迫ります。
長野が盗塁で2塁に進み、代打、井端。
同点はなりません。
試合はヤクルトがこのまま2対1で勝ちました。
阪神の岩田。
先月の月間MVPも3連敗で、この1か月、白星がありません。
2回、満塁のピンチ。
ここはアウトコース低めの速球をうまく打たせました。
一番大きい場面だったと、無失点で切り抜けます。
打線は同点の7回、チャンスで代打、関本。
しかし、空振り三振で2アウト。
このあと満塁で上本。
チャンスを逃したかと思われましたが、中日の名手、大島と藤井。
ラッキーな形で決勝点を奪った阪神が3連勝です。
阪神の和田監督。
こんなこともあるんだなという決勝点だった。
上本の打球は執念でしたねと話していました。
7試合連続2桁安打と勢いが止まらない広島。
1点を追う3回、絶好調の2番菊池。
うまく腕を畳んで打てたと、インコースを引っ張りました。
菊池はこれで21試合連続ヒット。
2点タイムリーで逆転します。
このあと、DeNAに再びリードされますが。
すぐに4回、2本のヒットとフォアボールで満塁のチャンス。
打席には3番丸。
アウトコースを振り抜きました。
再び試合をひっくり返す満塁ホームラン。
広島は今夜も2桁安打でリードを広げています。
試合は先ほど終わりました。
広島が11対9で勝ちました。
広島はこの試合で、8試合連続2桁安打の球団タイ記録を達成しています。
パ・リーグ。
首位ソフトバンク対西武です。
きのうは延長12回で引き分けた両チーム。
打線の出来が勝負を決めました。
先制を許したソフトバンク。
5回、1塁3塁と攻め、7番吉村。
強烈な当たりは犠牲フライ。
同点に追いつきます。
育成出身の飯田。
2勝目をかけての登板です。
6回、5番メヒア。
これが2試合連続ホームラン。
飯田はふんばれず、2点を勝ち越されます。
自慢の強力打線は、岡本洋介に翻弄されました。
7回まで僅かヒット4本。
ソフトバンク、4試合ぶりの黒星です。
ソフトバンクの秋山監督は、飯田について、外す球を打たれた。
そのへんのコントロールと駆け引きが課題だなと話していました。
ロッテの先発、大嶺祐太はまだ勝ちがありません。
立ち上がりのピンチで、オリックスの4番ペーニャ。
ストレートが高くなり、いきなり先制されます。
打線は3回、ランナー2塁で3番の角中。
カーブを狙っていました。
大嶺を勝たせたいと、狙い球を振り抜き、タイムリー3ベース。
ロッテはこの回、2点を奪い、逆転します。
大嶺は毎回ランナーを出しながらも粘りました。
要所を抑え、5回を1失点。
勝ち投手の権利を得て、マウンドを降りました。
ロッテは後半に突き放して、2週間ぶりの連勝。
大嶺は去年6月以来の勝ち星です。
楽天の松井裕樹。
前回、先発初勝利を挙げていますが、きょうは立ち上がりからピンチ。
陽にタイムリーヒットを打たれました。
1回に2点を失います。
4回、打線が松井を援護します。
1点差としてチャンスで枡田。
2人がかえり、楽天が逆転します。
2回以降、無失点の松井。
7回、コントロールを乱し、このフォアボールで満塁のピンチ。
続く西川。
フォアボールで押し出し。
松井はここで交代。
このあとチームも逆転されました。
楽天の星野監督は松井について。
ピンチを乗り越えなければ、勉強にならない。
新人だけど、新人で済ませてはいかんと、厳しい口調でした。
さて、局地的な豪雨によって、広島市で相次いだ土砂災害。
現場から再び、井上リポーターです。
こちらは現場です。
この時間も救助活動は続いています。
まさに、これから救助関係者、この道路を渡って、現場に向かっていくということです。
この時間も絶え間なく救助関係車両もこの道路を渡っていく姿が見られました。
きょうは昼過ぎから、この現場で取材を続けているんですけれども、その間、まとまった雨は降っていないんですが、見てください、この道路。
まだこうして水がつかっている状況です。
水、引いているようには感じられません。
実際、広島消防局の対策本部で聞いたところ、山の上のほうでは、まだまだ水が流れていて、非常に危険な状態が続いているということです。
行方不明者の捜索は、今夜は交代で、夜を徹して行われるということです。
中継でした。
局地的な豪雨で、広島市内の各地で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、これまでに36人が死亡、7人の行方が分からなくなっています。
一部の地域では、今もなお、近づくことができない場所もあるということです。
大気の不安定な状態は、あすにかけて続く見込みで、局地的に雷を伴って、激しい雨が降るおそれがあります。
これまでの雨で、地盤が緩んでいる地域では、今後、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれがあります。
2014/08/20(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽広島の土砂災害で多数の死者行方不明者 今も救出作業続く[二][字]
広島の土砂災害で多数の死者行方不明者が 懸命の救出作業続く 今の状況を現地から中継 大雨の理由は?被害はなぜ拡大したのか?▽高松市の不正開票事件 開票作業の課題
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,佐々木彩,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,佐々木彩,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
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ニュース/報道 – 定時・総合
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