ここは非常に土砂崩れの被害を大きく受けた場所です。
たぶん、建物の2階だと思われますが、家の2階の部分がここまで流されてきてしまっています。
そして、その2階の下には、非常に大きな形の岩が、ごろごろと、この辺りまで流れ着いています。
息子が下敷きになってるけん。
あそこの赤い家で。
うずたかく積もった木々と土砂。
住宅に取り残された女性の救出が懸命に行われていました。
1階部分は土砂で埋まっているため、ベランダの手すりに立つ住民。
このあと、救助隊に支えられ、ようやく避難することができました。
一夜明けてみたら、えっ、うそ、この夜のものとは思えん。
もう一つ南の棟、残存者がおられるかもということなんで。
一方、救助隊に手を引かれ、避難する住民。
泥がひざの辺りまで深くたまっていました。
土砂に埋まった住宅街を、
こんなことになるとは思わんかったけど、相当ゆるんどったんだろうね。
心配し、駆けつけた職場の同僚に会い、2人は抱き合いました。
本当によかった、よかった。
ありがとう。
広島市安佐南区と安佐北区にまたがる、山のふもとに広がる住宅街。
広島市安佐南区、土砂崩れの現場上空です。
上空から見ますと、街全体が茶色い土砂につかっているような状況です。
流れてきた大量の土砂と木々が、ふもとの民家を襲いました。
土砂に囲まれた民家。
車も埋もれてしまっています。
集合住宅のベランダには救助を待つ人の姿が。
土砂災害は、多くの住民が寝ている時間帯のきょう未明に起きました。
2階部分から救助されている、今、お年寄りが救助の方々によって助け出されたという状況です。
家の周りを取り囲むように流れ続ける泥水。
着のみ着のまま、泥につかりながら、はだしで避難する住民も。
僅かな荷物を手に土砂の中を歩いていました。
警察によりますと、この土砂災害で32人が死亡、いまだ9人の行方が分かっていません。
広い範囲にわたり、複数の場所で起きた土砂災害。
山肌には、少なくとも3か所で土砂災害が発生しているように見えます。
こちらは2年前、2012年4月の写真。
駅近くの住宅街を土砂は襲いました。
きのう午後7時ごろから雨が降りだした広島県。
雨雲の様子を見てみると、日付が変わったきょう未明から、広島市付近では、激しい雨を示す赤色の表示が集中しているのが分かります。
もうすごかったです、雨と雷で、眠れないぐらいだったんですけど。
土砂の崩れる音とか、聞こえました?
聞こえました。
もう、すぐがらがらって、たぶん家の隣の隣の隣ぐらいだったと思うんですけど。
そして、こちらは流されてきた家と見られるんですが、こちらに見えているのは2階部分ですね。
ベランダ部分が目の前にあります。
そしてこの奥にありますあちらの家も、家の半分ぐらいでしょうかね、真っ二つのように、家の中が、こちらから見えてしまっています。
一晩で一変してしまった町の様子。
足が抜けない。
そうですよね。
足が抜けない!
ちょっと危ないですよね。
ちょっとでも危ないですね。
こっちは道、どうなってるんだろう。
ふだんと全然違う。
今、民家の2階の窓から、小さな子どもが今、自衛隊によって救助されました。
小さな子どもを抱いたお父さんと子どもでしょうか、小さな子どもを大事そうに抱えています。
救助活動を行っていた消防士1人も亡くなっています。
聞いた話では、旦那さんが子どもをだいとるときに、安全な所まで行けれんから、旦那さんが消防隊員に子どもを渡して、その消防団員と子どもさんが亡くなったって言ってた。
安倍総理は今週夏休みで、きょうは朝から山梨県内でゴルフをしていましたが、プレーを中止し、総理官邸に戻りました。
大変大規模な被害が発生しており、私のほうから政府一体となって、今後もさらに雨が降るおそれもありますので、政府一体となって、救命、救助、対応に当たるように指示をいたしました。
安倍総理は救命、救出、救助の態勢を強化するため、自衛隊を派遣するよう指示しました。
内閣府によりますと、現地に派遣される自衛隊は500人規模になるということです。
なぜ被害はこれだけ広がったのでしょうか。
国交省は、広島県には土砂災害の危険箇所がおよそ3万2000か所あるとしています。
これはすべての都道府県の中で、最も多い数字です。
広島県の地質はやはり、花こう岩に中国山地が覆われてるというようなこと、そしてそれは非常に風化しやすくて、雨に遭遇すると、やはりそういう山崩れを起こし、土石流となる、あるいは崖崩れを起こすと、そういうことを起こしやすい地質だと。
今回、大規模な土砂災害が発生した広島市安佐北区では1999年にも、大雨による土砂災害が発生しています。
気象庁によりますと、このとき、広島県で31人が亡くなりました。
今回、土砂崩れの被害で最初に通報があったのは、午前3時20分ごろでした。
しかし、この地域に広島市が避難勧告を出したのは、その後の午前4時半ごろです。
広島市の消防局の危機管理部長は、避難勧告を出すのが遅かったと話しています。
専門家によりますと、今もまだ山には水分が残っており、
広島県の安佐南区、そして安佐北区を中心に、大規模な土砂災害が発生しました。
これまでに32人の方が亡くなり、9人の方の行方がまだ分かっていません。
この辺りは、少しほこりが立ち始めました。
泥が乾きまして、車が通るたびに、辺りが少し、粉じんを巻き上げるような状態になっています。
現在32人の方が亡くなって、9人の方が行方不明と申し上げましたが、現在も懸命の救出作業が、活動が行われています。
これまでに広島市の安佐南区と安佐北区で32人が亡くなりました。
警察などの情報によりますと、名前が分かっているのは、安佐南区山本の平野遥大君11歳と、弟の都翔くん2歳、また救出活動に当たっていた、安佐北消防署の消防士、政岡則義さん53歳、安佐南区緑井の澤本範子77歳、竹内重喜さん55歳です。
先ほど私、取材にまいりましたが、救出活動が行われている中で、消防の隊員、そして警察の隊員が担架を持ってこの住宅街まで下りてまいりました。
そして1人のご遺体が確認されたということです。
9人の方が現在、行方不明になっているこの現場ですけれども、その上空にはヘリコプターがいます。
ヘリコプターから伝えてもらいます。
広島テレビのみやわきさん。
広島市安佐南区八木の上空です。
緑の山を切り裂くかのように、土砂崩れが何箇所にもわたって発生しています。
この土砂崩れが発生した阿武山は、標高586メートル。
その山頂付近から、勢いを持って土砂が流れ込んでいる様子が上空からもうかがえます。
この阿武山のふもとにある八木地区は、閑静な住宅街。
その住宅も上空から見えます。
ただその住宅街が全域にわたって、土砂によって茶色に染められています。
全体の死亡者32人のうち、八木地区では分かっているだけでも、21人が死亡しました。
住宅が倒壊し、人が下敷きになるなど、行方不明者が多数出ています。
上空から見ていても、大量に土砂が流れ込んでいるため、災害発生から半日がたった今でも、車や大型の重機を使った、大がかりな復旧作業が行われているという様子は見えません。
町の色、そして町の姿を一瞬にして変えました、その大きな被害の様子は、信じられないほど、上空からも痛々しいほどに見て取れます。
上空からお伝えしました。
続いて、今ヘリコプターの映像で捉えました現場のすぐそばにいます。
加藤リポーターです。
伝えてください。
八木地区、地上からお伝えします。
住宅街の辺りを通る道、今も濁った水に覆われています。
冠水状態が続いているんです。
そして私がいる所から50メートルほど先で今もまさに、消防や警察による救出活動が行われていまして、今、隊員がかがんでいる辺り、たった今1分ほど前に、1人の住民の方と見られる男性でしょうかね。
救助されまして、今、あちらに用意された担架の所に今、救助されました。
そして毛布を掛けられるようです。
このように辺りでは救助活動、捜索活動などが続けられているわけなんです。
そして地上を歩いてみますと、このように住宅街の間を川のように濁った水が流れていまして、民家の間、このように今も勢いよく流れている光景が続いているんです。
もとの景色が全く分からないほど、民家の間を土砂や木々などが埋め尽くしています。
復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
中継でした。
加藤さん、今、救出されたという情報が入りましたけれども、加藤さんの手元で、安否の情報は確認できるでしょうか。
今、カメラはこちら、動いていますけれども、ここから見た限りでは、隊員によって背負われて、1人の男性が救助される姿が見えました。
ただ、こちらからは後ろ姿しか見えませんでしたので、はっきりと安否情報というのは、分からないんです。
今、救助された方に関しては、正直、今、この現場でははっきりしたことは分かりません。
ただ、先ほどからこの辺りでは、何人もの方が救助される姿が見られています。
加藤リポーターに伝えてもらいました。
現場は、空は雲の切れ間が出ているんですけれども、辺りを見てみますと、少し黒い雲も遠くに見えてまいりました。
雨が降るおそれがあり、二次災害が…。
シリアで湯川遥菜さんと見られる日本人男性が拘束された事件で、新たな証言です。
直前まで行動を共にしたという反体制派組織の幹部は、湯川さんは制止したにも関わらず、戦闘の激しい地域に入ったなどと語りました。
湯川遥菜さんの隣で写真に収まる1人の男性。
湯川さんが拘束される直前まで、行動を共にしていたといいます。
きのう、この男性が、NNNの取材に応じました。
この男性は、反体制派組織イスラム戦線の地区の幹部で、湯川さんはこの組織のメンバーに同行していたといいます。
男性の家に残されていたのは、湯川さんの持ち物。
パスポートには漢字で、湯川遥菜というサインが。
携帯電話や日本語が書かれた歯磨き粉もあります。
そして先週木曜日の14日、戦闘が激しい地域に行くことになったメンバーらは、同行を止めたものの、湯川さんは写真を撮りたいといってついてきたといいます。
この直後に湯川さんは拘束されたと見られています。
男性によりますと、湯川さんが拘束されたのは、シリア第2の都市、アレッポ近郊のホールアルナハル。
その後、およそ30キロ離れた、アルバブという町に連れていかれたとの情報があるということです。
こうした中、イスラム国と見られる組織が19日、新たな映像を公開しました。
その映像に映されていたのは。
19日に、イスラム国系のウェブサイトで公開された映像。
アメリカへのメッセージというタイトルがつけられています。
覆面の男の横にいるのは、おととし11月からシリアで消息を絶っていた、アメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏と見られる白人男性です。
フォーリー氏の発言は、強要されていると見られています。
このあと、映像には、覆面の男が白人男性の首をナイフで切り、殺害する場面が映し出されていました。
イスラム国の戦闘員が男性を殺害した理由として挙げているのは、今月8日から行われている、アメリカによるイラクの空爆に対する報復です。
この映像は、別のアメリカ人ジャーナリスト、スティーブ・ソトロフ氏と見られる男性が映し出され、覆面の男が、空爆を続ければ命の保証はしないと述べて終わっています。
同じイスラム国に拘束されていると見られる湯川さん。
イスラム戦線の地区幹部の男性によりますと、仲介人を通じて、湯川さんの解放を働きかけているものの、2014/08/20(水) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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