こんばんは、6時になりました。
ニュースをお伝えします。
局地的な豪雨で、広島市内の各地で、住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、32人の死亡が確認されたほか、9人の行方が分からなくなっていて、警察や消防が捜索を進めています。
では広島市安佐南区の上空から、中継でお伝えします。
広島市安佐南区の土砂崩れ現場です。
山の斜面がえぐれています。
今も大量の泥水が流れ込んでいます。
そして、大量の土砂が住宅地に流れ込んでいます。
住宅と住宅の間、こちらには、流れ込んできた流木、そして土砂が流れ込んでいるのが分かります。
そして、たくさんの人が集まっています。
捜索活動が行われています。
そして、こちらの建物、傾いているように見えます。
この建物の周りにも、捜索活動が行われています。
広島市安佐南区上空からお伝えしました。
各地の被害の状況です。
まず広島市安佐南区です。
八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれました。
警察によりますと、これまでに、21人の死亡が確認され、6人が行方不明になっているということです。
同じ安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れて、消防が捜索した結果、11歳の男の子と2歳の男の子の兄弟の死亡が確認されました。
この住宅に住む家族の話によりますと、2階建ての住宅の1階部分には、山の斜面に面した側に和室があり、土砂は、兄弟がいた和室に流れ込んだということです。
また安佐南区の緑井地区では、澤本範子さんが、土砂に流され、死亡が確認されました。
この地区では、ほかにも広島市都市交通部長の竹内重喜さんの死亡も確認され、合わせて6人が死亡、2人が行方不明となっています。
消防によりますと、緑井地区では住民から、10棟前後あった建物がなくなっているという通報が入っているということで、消防が現場で確認をしようとしていますが、近づくことができない場所もあるということです。
次に安佐北区です。
可部東地区では、安佐北消防署の消防司令補、政岡則義さんが、被害に遭った住宅での救助活動中に死亡したのをはじめ、合わせて3人が死亡しました。
政岡さんは、住宅が倒壊した現場で、住民5人を救出したあと、再び崩れてきた土砂に巻き込まれて死亡しました。
安佐北区では三入南でも1人が行方不明となっています。
警察によりますと、広島市内での死者は、安佐南区で29人、安佐北区で3人の、合わせて32人となっています。
また行方不明者は、安佐南区で8人、安佐北区で1人の合わせて9人となっています。
今回、被害が出た地域では、午前3時20分ごろから、住民から土砂崩れの通報が相次ぎましたが、広島市が最初に避難勧告を出したのは、午前4時15分でした。
これについて、広島市消防局の金山健三危機管理部長は、1時間に115ミリという急激な雨で、同時多発的に土砂災害が発生したとしたうえで、次のように述べました。
次です。
甘利経済再生担当大臣は、NHKの国際放送に出演し、来年10月に予定されている消費税率の10%への引き上げについて、予定どおり引き上げるのがベストだとする一方、仮に引き上げられない場合には、引き上げの時期を明示した財政再建案を示す必要があるという考えを示しました。
また甘利大臣は、現在35%程度の法人税の実効税率を引き下げることについて、数年かけて30%を切ることになるので、6%近く、今から下げていく。
基本は5年以内だが、経済状況を踏まえて設計していくので、来年度の下げ幅は、現時点で言明できないと述べました。
さらに甘利大臣は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定の交渉について、アメリカ議会の中間選挙が終われば、不確定要素がなくなるとして、交渉は、現在より加速することになるという見通しを示しました。
このインタビューの詳しい内容は、インターネットの英語サイト、NHKワールドオンラインで見ることができます。
URLは以下のとおりです。
東京電力は、福島第一原子力発電所で、汚染された地下水を浄化して、海に排水する計画を巡り、実際に地下水から、どの程度の放射性物質を取り除くことができるか確認する試験を行いました。
今後、試験結果を地元に説明して、理解を求める方針ですが、風評被害を懸念する声は強く、反発が予想されます。
東京電力は、福島第一原発の汚染水対策の一環として、原発の建屋の周囲にある、サブドレンと呼ばれる井戸などから汚染された地下水をくみ上げ、一定の基準まで浄化して、海に排水する計画です。
この計画を巡り、東京電力はきょう、試験的にくみ上げたおよそ500トンの地下水のうち、290トンを浄化設備に通し、どの程度の放射性物質を取り除くことができるか、確認する試験を行いました。
試験の結果はまだ出ていませんが、東京電力では、放射性物質の濃度をもとの1000分の1から1万分の1まで下げることができるとしています。
今回の計画は、汚染された地下水が直接、海に流れ出すのを防ぐとともに、原発の建屋に流れ込んで、汚染水を増やし続けている地下水の量を現在の1日400トンから半分程度に減らすことがねらいです。
その一方で、東京電力は、地元の同意がなければ、海への排水はしないとしていて、今後、試験の結果を地元の漁業関係者に説明して理解を求めることにしていますが、風評被害を懸念する声は強く、反発が予想されます。
お伝えしていますように、局地的な豪雨で広島市内の各地で、住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、32人の死亡が確認されたほか、9人の行方が分からなくなっていて、警察や消防が捜索を進めています。
テレビの画面では現在の広島市安佐南区の上空からの様子をお伝えしています。
広島市安佐南区の八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。
警察によりますと、八木地区では、これまでに21人の死亡が確認されたほか、6人が行方不明になっているということです。
また安佐南区の緑井地区では澤本範子さんが土砂に流され、その後、発見されましたが、死亡が確認されました。
この地区ではほかにも、広島市都市交通部長の竹内重喜さんの死亡も確認され、合わせて6人が死亡、2人が行方不明となっています。
安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れて、2歳の男の子と11歳の男の子の兄弟の死亡が確認されました。
2014/08/20(水) 18:00〜18:10
NHK総合1・神戸
ニュース[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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