≫先ほどから、ごく弱い雨がぽつぽつと降り始めました。
広島県広島市安佐南の八木地区です。
これまでのこの土砂災害で27人の方が死亡10名の方の行方がわかっていません。
この八木地区でもこれまでに5人の方の死亡が確認され更に10名の行方不明者のうち数名が、この八木地区で行方不明になっているというふうにもみられていますが確実なところ何人の方が八木地区で行方不明になっているかについてはまだ的確な情報はつかめていません。
この場所なんですが押し流されてきた土砂がかなりの量で降り積もっています。
今、私のこの長靴が埋まってしまうんですが。
本当に重たい粘土質の土砂なんですね。
この地質の特徴が今回の被害に大きな拍車をかけたということなんです。
そして、この奥なんですがご覧のように非常に大きな本当にどこから出てきたんだろうというような石が降り積もってきています。
そして流木もあります。
これらのものは全く本来、ここに存在しているものではありません。
この上の山の上から山肌を伝うようにして押し寄せてきた土石流が一気にここまで、流し込んできた石がれきなんです。
土石流が流したものはこうした大きな岩や流木だけではありません。
向こうをご覧いただけますでしょうか。
前面の壁が、すっぽりと抜け落ちてしまっている形で流されてきた、あの家屋。
実はうんと上の山の中腹に位置している家屋だったんです。
そして、あの家屋が流されてきたことによって私の横にあるこの白い家屋。
まさに玉突き状態のようにして上から流されてきて、ここでせき止ったということなんです。
そして、この家屋の先には車が数台埋まったままになっています。
画面でおわかりいただけますでしょうか。
木の根元のところにはシルバーの車がまだ、埋まったままになっています。
この周辺ではこうした車が数台、上から土砂で流されてきて堆積した土砂の中で埋まったままになっています。
ここは、ご覧いただいておわかりいただけますように全く復旧作業の手が入っていません。
今、現在はもっと山の上のほうの土砂災害に遭った周辺で行方不明者の捜索が行われていまして全く、まだこの周辺には救出の作業が始まっていません。
≫安藤さん、スタジオの榎並です。
そのような状況ですと物資の供給も気になるんですがそのような物資の供給作業というのも進んでいるんでしょうか。
≫まずこの周りの周囲の国道が今大変な渋滞を起こしています。
というのは、災害車両それから救急車両更には緊急車両こういったものが大量にこの地区に来ていますのでそうした車両だけでも交通渋滞が起きています。
まず物流が途絶えているというのが現在の状況なんですね。
ただし、避難所に指定されているところについては避難の物資が配られつつあるという情報が入ってきています。
≫わかりました。
≫こんにちは。
8月20日、水曜日の「スーパーニュース」です。
お伝えしていますように住宅街に流れ込んだ大量の土砂が多くの人の命をのみ込みました。
今日は、このニュースを中心にお伝えしてまいります。
それでは、これまでに入っている被害の最新情報をお伝えします。
今日の未明の豪雨で起きた土砂災害で27人が死亡10人が行方不明となっています。
警察によりますと広島市各地で発生した大規模な土砂災害でこれまでに27人の死亡が確認されています。
安佐南区では住宅の裏山が崩れこの家に住んでいる11歳と2歳の男の子が巻き込まれ、死亡しました。
安佐北区では救助活動に当たっていた消防隊員の政岡則義さんが生き埋めになり死亡しました。
また10人が行方不明となっていて警察や消防が捜索活動に当たっています。
現在、安佐北区と安佐南区の合わせて20の地区に避難勧告が出ていて各地に避難所が開設されています。
中国地方では引き続き雨が降りやすい状態が続くため大雨や土砂災害への警戒が必要です。
そして今回の土砂災害をめぐる対応について広島市消防局の危機管理部長は降雨量の分析を誤った部分があるのは間違いない。
避難勧告が遅かったなどと延べ対応が不十分だったことを認めました。
≫捜索活動が続く広島市安佐南区の上空から中継です。
青坂さん。
≫こちら広島市安佐南区八木地区の上空です。
15分ほど前から雨が降ってきました。
小雨ではあるんですけれども私が乗っている上空のヘリコプター窓に、雨の粒がついたりそしてそれがやんだりということを繰り返してはいるんですが雨が降る時間帯というのが出てきました。
そして地上を見ますと懸命な救助活動が続いています。
災害犬を使ってがれきの上を重点的に捜索しています。
こちらが面でも見えるところは山肌の見える山のふもと近くでの捜索が続けられています。
午後から多くの救助隊員がこのように、1つの場所に集まっているというときには救助者を発見したというような動きも多く見られたんですがまだ、見えるだけの情報ではあるんですが、それに近いあわただしい動きにはなってきていますね。
≫青坂さん、集中的に救出活動捜索活動が続いているということですが何か所ぐらいで大体上空から見て集中していますか。
≫カメラを振ると、これが警察の救助隊員だと思うんですがそのほかに、消防隊員も出ていまして上から見える限りは私からは2か所ほど見えますね。
≫依然として10名の方が行方不明ということですから日も傾いてきましたし上空からの救助活動というのも続いているんでしょうか。
≫ヘリコプターからも救助者を捜索するといった動きも見受けられますね。
ちょっとパラパラと15分ほど前から降り始めた雨も心配ですが捜索活動が続いています。
≫そして、被害の大きかった広島市安佐南区の八木地区では肉眼で確認できるだけでもこれだけの土砂崩れが発生して山肌も丸見えになっています。
それぞれのふもとには住宅が広がっていたんですけれどもご覧のように大量の土砂が流れ込みました。
そして、避難所となっていますふもとにあります小学校には福井アナウンサーがいます。
福井さん、お願いします。
≫こちら避難所となっている梅林小学校の体育館内です。
今回は実際に今、避難をされているマスダさんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。
まずお伺いしたいのが昨日お家にいてどういったものが異変として感じられました?≫急に強い雨というかよくテレビで聞くようにバケツの水をひっくり返したような雨というのを今まで感じたことが一度もなかったんですけれども寝てるつもりでも寝れなくて。
ピカピカと雷は鳴るし。
雨は、今みたいにバケツをひっくり返したように降るし。
なんか気になって寝られないから窓を開けてみたら20〜30cmの水のかさが、どんどん流れるじゃないですか。
≫家の前をですか?≫道路が4mあるかないかのところそんなところから流れてきて、その中には木のくずとか、葉っぱとか泥とか混ざっていて。
お父さん、大変、大ごとになりそうだよっていって。
窓を開けたりとか、下に下りていろんなものを閉めたり落ち着かない時間がありまして。
2時ぐらいからずっと寝れないでおりましたよ。
3時ぐらいからかな。
雷も気になって気になって。
≫お休みになれなかったんですかね?≫寝れませんね。
怖くて。
≫最終的に何時ぐらいに避難しようと決めたんですか?≫避難は夜が明けてのことです。
町内会とかから避難したほうがいいという指示があって初めて、避難する気にはなったんですが。
≫ここに着いたのは何時ころだったんですか?≫9時半ぐらいでしたかね。
≫半日以上は体育館で過ごされているんですね。
実際、ここで半日過ごされて不安とか不足なものというのは出てきてますか?≫正直言うと帰りたいと。
帰って何かしなきゃいけないことがいっぱいあると。
心にあるんですけど。
まだ二次災害がありそうだということを各方面から聞くので、今晩は覚悟して、この場で寝ようかと。
親子3人が。
心決めてますけど。
ほかに行くよりも近くがいいと思っていますね。
≫飲み物、食べ物夜寝るときの毛布とかそういった類のものはどうですか?≫来た瞬間から毛布を2枚もらって仕切りを汚れないやつからもらってまして。
その上に毛布敷いてますけど飲み物もボランティアかどうかはわかりませんが町内会とかいろんなほうからたくさん見てもわかるように至れり尽くせりはしてもらってすごい感謝してます。
≫夜になるんですが不安もありますか?≫こういうところで寝たこともないし帰りたいのでいっぱいです。
でも、すぐ近所の仲よしの夫婦が亡くなっちゃったんですよ。
なんとも言えない悲しい気持ちですけど。
やっぱり、助かっただけじゃ喜べない。
あの人に対したり今までたくさん亡くなった人とか苦労している方を見れば私は元気だったから幸せなのかなって思っています。
≫未明の集中豪雨によって発生した土砂崩れによって山あいの住宅街が大量の泥とがれきで埋め尽くされました。
複数の現場で相次いだ土砂災害。
その現場の状況をまとめました。
≫今朝、土砂災害に見舞われた住宅街で撮影された映像に記録されているのは山から流れてくる激しい水の音。
茶色くにごった泥水が辺りを覆いつくしていました。
≫こちら広島市安佐南区八木の上空です。
広島市中心部から北西に車で20分ほど行った地域なんですが山あいの住宅地が点在した地域です。
こちらでも土砂だけでなく山からの泥水が住宅まで流れ出しているのが上空から確認できます。
≫広島市安佐南区と安佐北区の広範囲にわたって起きた今回の土砂災害。
住宅地の背後にそびえる山には筋状になった土砂が流れた跡がいくつも確認できました。
≫昨夜からの激しい雨により今日未明同時多発的に起きたとみられる土砂崩れ。
その瞬間のことを住民はこう話しています。
≫住宅をのみ込んだ土石流は住宅を押し流し道路のアスファルトをはがし車を押しつぶしました。
避難する住民や救助に駆けつけた消防隊員らは腰近くまで泥に浸かった状態に。
中には、ビニール傘や物干し竿で足場を確認しながら前に進む人の姿も。
≫ヘリコプターによる住民の救助が今まさに行われているところです。
≫多くの住民がベランダや屋根で救助を待つ中倒壊した住宅から呼びかけに答える生存者がいるとの情報が入りました。
≫こちらの住宅には2人、行方不明だということで奥から、人の声が聞こえているということで今、消防隊員が住宅の中へと入ってきます。
≫救助活動が始まって3時間。
ようやく、1名の方が救助されました。
今、酸素ボンベを口につけて担架で運ばれています。
呼びかけには応じているようなのでなんとか、命に別条はないのかと思われますが。
≫助け出されたのは体が泥まみれになった高齢の女性でした。
こちらは、土砂が流れ込んだ住宅。
≫すぐ裏手が山になっているこちらの住宅は午前4時ごろ住民がものすごい大きな音を聞きあわてて車庫に避難して難を逃れたといいます。
≫室内に流れ込んでいたのは足首が埋まるほどの泥と大きな石の塊でした。
この部屋には住民男性の妻が寝ていたといいます。
午後になっても山から大量の水が川のように流れる現場。
その脇には倒壊した家に押しつぶされた車や倒れた電柱山から流れてきた大きな岩や木が散乱していました。
≫まもなく午後1時です。
崩壊した斜面に上層部に続々と自衛隊が到着しました。
≫午後になると現地に到着した自衛隊員らによる行方不明者の捜索が本格化。
しかし、その行く手を大量のがれきや土砂が阻んでいました。
≫山すそに向かって今歩いているんですけれどもだんだん両側によけられている土砂の高さが高くなってきました。
≫そして安藤キャスターも土砂に覆われた住宅街へ。
ある住宅には自宅が半壊したため避難していた女性がいました。
≫この女性の自宅に向かうと…。
≫現在時刻は午後1時45分。
八木小学校には近隣住民の方およそ100名の方が避難している状況です。
≫避難所では連絡が取れない住民の名前が貼り出され治療を受ける男性の姿も。
≫ここで新たな情報です。
土砂災害による死者が32人行方不明者は9人となりました。
土砂災害による死者が32人行方不明者は9人となっています。
≫それでは救助活動中の消防隊員も犠牲となった広島市安佐北区の現場と中継がつながりました。
若木さん。
≫広島市安佐北区可部東の現場です。
こちらも、先ほどから雨がぱらつきはじめました。
そして、私の後ろに見えます山肌が見えている部分。
あちらが土砂崩れがあった現場です。
あそこには住宅1棟があったんですが後ろからの土砂によって押しつぶされ、押し流されて現在は土砂に埋まってしまっている状態です。
また現在も、山のほうから山水がどんどんと流れ出ているのが確認できます。
また、その土砂なんですけれども下のほうまで広がっていきまして下には小さな小川が流れているんですがそこにかかっていたコンクリートの橋を倒壊しまたその下には流れ着いた車が土砂をかぶっているのも確認できる状況です。
こちらにはちょうど午前4時ごろに土砂崩れが発生したということです。
消防が駆けつけまして救助作業を行っていたところ再び山の中腹にあります土砂がまた崩れその下にあります住宅に住んでいた親子3人のうち3歳の男の子が亡くなったということです。
また、その際に救助活動に当たっていた消防隊員の政岡則義さん、53歳も亡くなっています。
この可部地区こうした土砂災害があちらこちらで起きていましてあちらの住宅も含めまして6か所で土砂が住宅を押しつぶすなどして合わせて6人が死亡。
現在も4人が行方不明となっています。
捜索活動はずっと続いているんですがちょうど1時間ほど前にも2人が救助されたんですけれども1人は亡くなっているという状況です。
またこの辺り一帯ですが住宅ありますけどすべて停電していまして皆さん、近くの可部小学校に避難されているということです。
周辺では現在も山から大量の濁流が流れ出ていましていくつか危険な箇所というのも確認できます。
以上、安佐北区可部東の現場でした。
≫そして、豪雨により住宅に大量の水が押し寄せる様子を視聴者が撮影しました。
ご覧いただいている映像は広島市安佐南区八木で午前4時ごろに視聴者が撮影したものです。
撮影されたのは住宅の玄関前で茶色くにごった大量の水が画面の左側から押し寄せてきています。
急な水の流れが今回の雨の激しさを物語っています。
広島県の三入地域気象観測所では午前3時から4時までの間に101ミリの降水量を観測しています。
≫スタジオは気象予報士の太谷さんです。
広島では本当に記録的な大雨になったんですが今後どうなるんでしょうか?≫今回の雨なんですが広島県の三入という観測所なんですが観測史上1位3時間に217.5ミリという雨を観測したんですね。
昨日の段階では広島県内でここまでの雨というのは予想できなかったんですよ。
九州北部では大雨が予想されていたんですがその九州北部でも予想以上の雨となりまして予想以上の暖かく湿った空気勢いが強かったのではないかと言えます。
そしてこの先の雨の予想なんですが大雨のピークというのはどうやら過ぎそうなんですね。
≫今もぽつぽつと降っているという場所もありましたが小康状態と。
≫降っても弱い雨程度と見ていまして明日の午後、特に明日の夜になるとまた雨が予想されているんですが大雨にはならないと見ています。
明日にかけて夕方までに予想されている雨量は広島県内40ミリと普通の雨なんです。
ただ、まだ、土砂災害には厳重な警戒が必要なんです。
今、土の中に含まれている水分量なんですがこの広島市周辺なんですが真っ赤になっていますね。
これは、まだまだ土の中に水がいっぱい含まれているという状況を表しています。
そして、この先のお天気を見ていきたいんですが週間予報を見ていくと晴れマークがほとんどないんです。
≫曇りが続いていますね。
≫特に山沿いを中心に急な雨というのは今週いっぱい起こりやすい状況ですから少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。
あとは気温も高いです。
日中は30度以上。
夜も熱帯夜の日が多くなりそうですから≫土砂災害がとりわけひどかった安佐南区八木地区です。
土砂がどのような山肌をどのような道筋をたどったのかはっきりとここから見て取れます。
ずっと木をえぐりとるように土砂は流れ込んできて住宅を押しつぶしてその下へと流木などを運んできました。
また更にその勢いで車を押し流して下のほうまでと土砂が押し寄せてきたわけです。
ただ、ご覧になっていただいておわかりのとおりこの土砂が通った道というのはそんなに幅が広いものではありません。
本来、本当に細い道だったところを伝うようにして土砂が瞬く間に押し寄せてきたということなんです。
今日はこの土砂災害を上空から取材をした山村さんなんですが特に目に付いたことはどんなことなんでしょうか?≫上から見ますと頂上付近とかあるいは中腹とかいろいろなところから同時多発的に土砂災害が発生している。
土石流だけではなくて崖崩れもある。
そういうところが一気にこの斜面全体で近くに住宅街があるんですね。
住宅街の大部分が斜面にある程度建物もあるんですね。
ですから、そこを抜けてくるとそこの勢いが一気にまだ止まらないで広がりながらドンと落ちてくると。
これは、やはり、大量の水ですね。
≫実は中腹の辺りに滝のようなものが流れているのがおわかりいただけますか。
あれも、まだ水が流れている証というか。
≫山腹から水が噴き出している状態ですね。
小さな森の中にへこみの黒い部分がありますがあれは、ほとんど崩れているところです。
それぐらいにいくつもの筋が土石流として山の斜面を傷つけて、そしてそれが土石流となって住宅街を襲ったということです。
≫つまり、この山からいく筋も野山肌を伝っていく筋もの土石流が発生していると。
それがすそ野15kmにわたって住宅に押し寄せてきたわけですね。
≫ですから、大雨と地質、地形発生した時間ですね。
こういう一番悪い条件が重なったといえますね。
≫さっきから聞こえていらっしゃると思うんですがひっきりなしに救急車両のサイレンが鳴り響いています。
今、必死の救出活動が行われていまして、行方不明者が増えたり、亡くなった方も増えたりしています。
まだまだ被害が拡大しているわけなんですがなぜ、このような土砂災害が発生してしまったのかこれについて山村さんが上空から検証しました。
≫多数の犠牲者が出た今回の土砂災害はなぜここまで大規模なものとなったのでしょうか。
防災システム研究所の山村武彦所長に現場上空から分析してもらいました。
≫広島県は土砂災害危険箇所が全国で最も多いところです。
その理由は、真砂土という特徴的な地質にもありました。
これは、広島市周辺の地質分布図。
ピンク色の地域は広島花こう岩という岩石で広く県内の山地を覆っています。
広島花こう岩が長い間雨や風にさらされると真砂土と呼ばれる土に変化します。
≫とにかくすごいですね。
重さが。
こういう粘土質なんですかね。
本当に重たいです。
粘土のような土砂がこの町の中心まで押し寄せています。
≫真砂土は、水を含むと非常にもろくて崩れやすくなる性質があります。
≫国土交通省によると広島県は斜面の表面を広く、この真砂土が覆っているため大雨が降ると土砂災害が発生しやすい状況となってしまうといいます。
広島県で15年前にも梅雨前線による豪雨で多数の土砂災害が発生しており31人が死亡し1人が行方不明になりました。
土石流は今回、被害があった広島市安佐北区と安佐南区でも発生しています。
被害の拡大の要因はほかにも…。
≫これは、52年前の広島市安佐南区の写真です。
今回、土砂災害が発生した付近は当時田畑でしたが5年前には山すそまで宅地開発が進んでいるのがわかります。
人口の増加に伴い山を切り開いて住宅地を開発されたことで土砂災害の被害を受ける恐れが高まっていました。
そうした場所に、今回記録的な集中豪雨が襲ったのです。
≫広島市内では午前1時ごろから5時ごろまでの間同じような場所で集中的に雨が降りました。
広島市安佐北区では午前3時50不までの1時間に県の雨量計で130ミリという猛烈な雨を観測。
午前4時半までの2時間雨量も200ミリを超えました。
更に今回は深夜から明け方にかけて豪雨が降ったことも被害を拡大させたとみられています。
≫再び八木地区の土石流の現場です。
押し流された家屋今現在救出活動が始まっております。
先ほど、応援に駆けつけた大阪府警の捜索チームが手にスコップそれから発電機などを持ってこの山の上のほうに上がっていきました。
これから夜通しこうした救出活動が続けられるものとみられています。
山村さん先ほどいった発生した時刻それから地質、更には地形そして住宅街のあった位置ですね。
1つ1つ、整理してお伝えしたいんですがまず発生した時刻。
これはどういうことでしょうか。
≫これ防災の魔の時間といわれる時間です。
これは、朝方、あるいは深夜このときというのは情報を取りにくいですよね。
特に豪雨災害のときには音がものすごい音だし雷雨もなっていたと雷もあったということですからそういった中で情報を取りにくい時間帯。
あるいは避難ができない状態。
ですから、それも急激に短時間にものすごい豪雨が降ったということで予期していないんですね。
これから降るよとか降りそうだとわかっていれば別ですが短時間に局所的な集中豪雨。
この状態が魔の時間に発生した。
ですから、避難できるあるいは心構えができないうちに土石流が襲ってきたというふうに思います。
≫午前4時ごろにお年寄りがたった1人が土石流の中を避難しろといっても無理だと。
あと、もう1つは聞いた話は避難しようにも避難すべき道が土砂で埋まっていたという話もありました。
地質なんですがとにかく重たい土砂です。
≫この一帯は表層地盤が比較的崩れやすい花こう岩が風化しやすい地質。
風化したものが真砂土という水を一旦含んで一定量水はけもいいんです。
保水能力もあるんですがそれが飽和状態になったときには一気に崩れやすい地質ということでこの関西から西日本一帯に堆積している地質なんですね。
≫今、ちょうど救出作業が行われている山の中腹の住宅なんですが本当に山の斜面に立っているような位置関係になっているわけですね。
この点についてはどうなんでしょうか?≫急斜面にそして山すそに近いところに住宅が立っている。
大変急傾斜地法という法律があるんですがその急傾斜地法では斜度30度、高さ5m以上の斜面そして、そこに5軒以上の民家があるということが条件なんですね。
それの危険な区域は崩壊危険区域に指定するんです。
その場合には家を建てる規制だとか場合によってはそこから離れてくださいというような指導とかそういったさまざまな要素が含まれているんですがこの一帯はどちらかというと急斜面の崩壊危険区域になるだろう。
あるいは指定されている地域だと思います。
こういうふうに密集した住宅街が山すそまで迫っている状態のところにあるということはこういう危険が大きくなっているのかなという感じがしますね。
≫被害を受けたお宅に聞きますと家の中を本当に土砂の小川が一瞬にして押し寄せて流れていったというような話しもありました。
そのくらい、山の急峻な斜面のすぐ、すそ野のところに立っているお宅が大きな被害を受けたということだと思いますね。
今もお伝えしましたように今回の被害なんですが地質、起きた時刻更には、立地。
こうしたものも大きく今回の被害の拡大に≫スタジオには都市防災研究所の吉村さんです。
よろしくお願いします。
先生、先ほどVTRにもありましたが広島県のこの地域、1999年にも土砂災害の被害が出ているということなんですがこの土砂災害が起きやすい特徴があるんでしょうか。
≫先ほどの安藤さんそれから山村さんのコメントにもありましたけどとにかくこの地域は、非常に崩れやすい地形。
しかも集中豪雨の起きやすい地形。
更には、災害って本当に意地悪ですね。
つまり、みんなが寝静まったころにやってくるということですから特にこの地域は先ほど話にありましたように花こう岩で覆われていまして。
真砂土っていうのは花こう岩が風化して砂状になったものを真砂というんですね。
それでこれが地層になるのが真砂土とかいうんです。
非常に崩れやすい。
≫粘り気もありましたよね。
スタジオにも真砂土を用意したんですがちょっと触ってみますと大小さまざまな大きさの砂が混じっていて非常にもろいような感触がありますね。
≫真砂土っていうのは園芸店なんかでもよく売っています。
非常に水はけがよくて保水能力があるんだけどある一定限度を超えると非常に崩れやすい。
しかも崩れたあと水分を含むと粘土状になってしまう。
だから、このあとの災害復旧作業ものすごく障害になってしまうんですね。
足をとられるような粘り気もありましたよね。
この真砂土が崩れやすいというのがいってみればわかっていてもこのような被害が起きてしまったということなんでしょうか。
≫ですから先ほどのニュースの中で避難勧告が遅れたというような話がありますけど私は、もう避難勧告とか避難指示なんていうものを待たずに自分で危険を察知したらとにかく安全なところに避難しておくということがやっぱり、命を守る一番の対策ではないかなと思います。
都市防災研究所の吉村さんに伺いました。
ありがとうございました。
≫土砂災害の現場では日没が迫る中で捜索活動が続けられています。
現場上空から中継です。
坂元さん。
≫安佐南区の上空を飛んでいます。
今ありましたように日没が近づいていることもありまして辺りは暗くなってきています。
それにも増して、今黒い雲が広島市の上空を覆っています。
いつまた雨が降ってきてもおかしくない状況のように感じます。
今日のお昼ごろから上空を飛んでいまして、感じる変化の1つというのが捜索範囲が確実に広がっているなということは感じています。
これが我々が目視できる範囲で一番被害の大きい場所なんですが午前中はここにまで救助活動は来ていなかったんですね。
今、警察の皆さん自衛隊員の皆さんが懸命に行方不明者の捜索活動を行っています。
自衛隊員の人たちは杖のようなもの棒のようなものを地中にさしまして行方不明者の方がいらっしゃらないかこの辺りを懸命に山を登りながら捜索活動をしているという状況です。
そして、空からの救助について取材用のヘリコプターと救助用のヘリコプターが同じへリポートでしたので話を聞くことができました。
県の防災ヘリコプターで実際に救助に当たった方によりますと現在の上空は自衛隊のヘリコプターのみが上空を旋回しているということです。
これも、救助をしているよりは俯瞰で見て人の配置などを整えて被害の大きな場所に多くの人員を配置すると。
地上での捜索に全力を尽くしていますので現在、空からの救助活動は行っていないと話をしておりました。
日没が迫っている現場から坂元アナウンサーでした。
≫それではお天気太谷さん、お願いします。
≫今日もお台場新大陸マイナビステージ前からお天気をお伝えします。
今日は西日本で局地的な大雨となりました。
広島市内では大規模な土砂災害も発生しています。
そして、明日はこの大雨の地域が変わってきそうなんです。
明日は東北で大雨に警戒が必要になるんですね。
では、早速明日の天気図を見ていきたいと思います。
まず、今日大雨に遭った原因この暖かく湿った空気なんですが吹き込むようにして湿った空気の一番強いところというのは海上が中心になりそうなんです。
この影響で西日本では明日は大雨の可能性は低くなりました。
ただ、この前線がつながる先東北地方は前線がかかりますから激しい雨の恐れが出てきてるわけです。
では、明日の雨の予想を見ていきましょう。
まず明日朝なんですが東北北部を中心に日本海側はところどころで雨になるでしょう。
お昼過ぎ、東北はまだ雨が降りやすい状況で山沿いも局地的に雨が降り出します。
夜まで同じような状況が続きそうなんですね。
山沿いの雨は局地的ですから雨の降らないところもあるんですが今日大雨に遭った地域はまだ油断ができません。
土の中に含まれている雨の量を見ていきますと広島、あとは九州北部高知辺りに赤色が目立っているようにこの時間も地盤がかなり緩んでいるんです。
雨が降らなかったとしても少なくともあと1日〜2日は土砂災害、厳重に警戒してください。
そして明日も蒸し暑さが続きます。
汗かき情報を見ていきますと明日も東北から九州沖縄にかけてビッショリタラタラの予想が並んでいるんです。
熱中症には各地くれぐれも注意してください。
では全国の明日の予報です。
≫土砂災害で大きな被害が出ています広島県広島市安佐南の八木地区に来ています。
今、私が立っているところは一面、山から押し流されてきた水、水、水で足元が埋まってしまっています。
これまでにこの土砂災害では32人の方が死亡。
9人の方が行方不明となっています。
いまだに、この辺りでは捜索活動が続けられていまして救助される方たちも多数いらっしゃいます。
あちらの女性はこのすぐご近所の方なんですが足首まで土砂に埋まったまま今、活動の様子をじっと見ていらっしゃいます。
この辺りから先ほどご高齢の女性それから子どもさんなんかも消防隊員や自衛隊員によって救助されました。
やはり今晩はまだ、二次災害の恐れがあるということでこの辺り孤立した家屋の中に取り残されている方たちに対する積極的な救助活動が行われているところです。
今晩は非常に心配されるのは今後の雨なんですが局地的に雨がポツリポツリと落ちてくることはあるんですが昨日のような土砂災害を生むような大雨になる恐れは極めて低いということです。
≫激しい勢いで住宅に流れ込む泥水。
これは今日午前4時ごろ広島市安佐南区八木で住民が撮影した映像です。
その数時間後。
≫山から流れ出した土砂が住宅まで押し寄せているのが確認できます。
≫山肌にくっきりと残る筋状になった土石流の跡。
多くの住宅が押し流され車も折り重なるように泥に埋まっています。
≫奥に本当に壁がすっぽりと抜けたような形になって斜めになっているお宅。
あのお宅はもっと、山すその上のほうにあったということなんですね。
それが土石流によってここまで流されてきました。
≫この場所には住宅があったということですが流れている水によって基礎だけになっています。
そして家屋は、前方にひっくり返っている状態です。
≫ベランダや屋根の上で手を振って救助を待つ住民。
≫ヘリコプターによる住民の救助が今、まさに行われているところです。
≫消防や警察などによる救出活動が続けられました。
住宅から男性にヘルメットをかぶせておんぶして救出する警察官。
続いて女性も救出しました。
2014/08/20(水) 16:50〜17:54
関西テレビ1
FNNスーパーニュース[字]
広島で大規模土砂災害各地で発生!死者多数生き埋め行方不明者も被災現場から安藤報告記録的豪雨その時何が続く捜索…緊迫救出劇住宅街に大量のガレキほか
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