全国の皆さん、こんばんは。
newsevery.です。
私は今、未明の大規模な土砂災害がありました、広島県の安佐南区の現場に来ています。
これまでに主な場所で5か所の土砂崩れが起きました。
27人の方が亡くなり、10人の方が現在も行方が分からないということです。
画面の奥では、現在も懸命の救出活動が行われています。
未明に起きました土砂災害の一部始終をまとめました。
ご覧ください。
昨夜から、雷を伴う記録的な大雨に見舞われた広島市。
冠水した道路を車は激しい水しぶきを上げながら走っていきます。
マンションの駐車場にも、大量の水がたまり、自転車は半分以上水没していました。
玄関前に土のうを積む住民。
雨に悩まされるな、すごかったもんね、雷が。
さらに停電の影響で、信号は消えていました。
周りが真っ暗だったんで、驚いています。
2時間ぐらいずっと続いてますね。
ろうそくとかスマートフォンの電気とか使って、ちょっと部屋動くときは使ってますね。
そして一夜明けると。
広島市安佐南区、土砂崩れの現場上空です。
緑の山肌に茶色い土砂が流れた跡、土砂崩れの爪痕が残っています。
その流れを土砂が、その土砂が家を飲み込んで、家を押し流しています。
そして現在、消防などによる救助活動が続いています。
崩れた民家、そして土砂を押しのける作業が続いています。
広島市安佐南区では、至る所で山の斜面が大きく崩れ、土砂が住宅街を飲み込みました。
一面、茶色い土砂で埋まった住宅街。
車が土砂に埋もれています。
1階部分が土砂に埋まった住宅には、押し流されてきた数台の車が止まっていました。
住宅の1階部分は土砂で埋まり、跡形もなく崩れています。
土砂が押し寄せ、崩壊した住宅。
屋根は真っ二つになり、別の住宅の所まで押し流されています。
民家の2階部分でしょうか、避難している、もしくは避難できないのかもしれませんが、民家の2階に人の姿が見えます。
屋根の部分に上がり、救助が来るのを待つ住民がいました。
次々にヘリコプターでつり上げられ、救助される人も。
また別の土砂崩れ現場では、山から大量の水が流れ出してきていました。
ふもとに近い住宅街の地盤は、高さ数メートルにわたって崩落。
さらに押し流されてきた土砂や木々で、住宅が跡形もなく崩れています。
そして今、画面の左上の部分で救助活動が行われていますが、こちらは1階部分の、1階部分が完全に土砂に埋まっておりまして、2階から避難されている方が救助されているという状況です。
こちらの民家は1階部分が完全に土砂に埋まってしまっています。
2階部分から救助されている、今、お年寄りが救助の方々によって、助け出されたという状況です。
取り残された住民が、住宅の2階部分から救助されていました。
これは午前5時半ごろの安佐南区八木の様子です。
山側から流れ込んできた大量の水で、道路は冠水しています。
かなり濁流で、もうどんどん水かさ上がって、もう店の半分ぐらいまで、でもう、冷蔵庫から何から浮いてしまって。
一方、安佐南区山本では、消防隊員らが住宅の中で、行方不明者の捜索活動を行っていました。
この住宅には家族5人が暮らしていましたが、土砂が流れ込み、子どもが行方不明に。
救急車が今、出ようとしております。
中には救出されたと思われる子どもが乗っていると思われます。
しかし、この家に住む平野遥大君11歳と、弟の都翔くん2歳の2人が、死亡しました。
土砂に押しつぶされ、倒壊した住宅。
1階部分は跡形も残っていません。
近所の住民は。
そこの家が、1階の方がもう、たぶんもう、3時に家が崩れて、2人生き埋めになってます。
まだ見つかってないです。
上は上、1人。
安佐南区八木では、アパートに取り残された住民が、物置などを伝って避難。
足が動けん人なの。
3階にいらっしゃる?
いらっしゃるの、1人で、1人暮らしだから、じゃけん、どうにかあの人が助かるまでは、私もどうにもならんけん、もうまっとった。
でも電気はこんでしょ、水道もこん、もうどうにもならんから、一応は避難しようと。
1人で避難することができない住民も無事救出。
その後もスコップで窓ガラスを割り、取り残された住民がいないか、捜索を行っていました。
心配で駆けつけた職場の同僚と再会し、抱き合う人の姿も。
一方、安佐南区緑井では。
こちらはJRの線路なんですが、このように、レールが土砂に埋もれてしまっていて、見えないほどです。
こちらには警察の姿がありまして、救出活動、捜索活動が行われています。
捜索活動を行う警察や自衛隊。
ちょっと待って、ああっ。
しかし、土砂に足を取られるなど、思うように動けません。
市内には、土砂で押し流されてきた車などがこのように何台も見られます。
こちらは住宅街の間を通っている道なんですが、この奥にもあのように、いくつもの車が積み重なっていて、奥は全く見えないような状況です。
私がいる所、民家の入り口のインターホン、このように低い所にありまして、辺り、かなりの高さまで土砂などが積み重なっていることが分かります。
雷がひどくって、音がするからちょっと、ぽっと見たら、もう車が上から流れてきて、水が入り出したから、みんなを起こして、2階へ、後ろのドアが開かないから、ベランダのほうから2階の非常ばしごを下ろして。
水とか泥の勢いっていうのは、どうでしたか?
3時過ぎぐらいだったかね、みんなで避難してて見てたら、すごい音がして、家が上から流れてきた。
この辺り、流されてきた木々や岩などが転がっています。
そしてこちらは、流されてきた家と見られるんですが、こちらに見えているのは2階部分ですね、ベランダ部分が目の前にあります。
そしてこの奥にあります、あちらの家も、家の半分ぐらいでしょうかね、真っ二つのように見えてしまっています。
近所の方によりますと、あちらの家の方と連絡が取れなくなっているということです。
住民はボートに乗って避難していました。
今みたいにこんな、足が抜けなくなる。
こちら側と家を行き来するには、今、ボートを使うしかないと?
それしかないね。
時刻は午前11時前です。
水が引いたため、消防隊員が孤立していた住民たちを救出しています。
消防隊員に手を取ってもらい、慎重に避難する住民。
中には高齢者の姿もありました。
カーテンを開けたら、もう家の横に白い車とか、隣の畑のテントとかがもう迫っていたんで、こりゃ大変だなということで、家族全員起こして、食べ物と水と2階に持って上がって、ずっと夜を明かしたんですが。
また避難所には多くの住民が集まってきていました。
大きな山だしね、崩れないだろうとおもっとったから、なんの支度もしてなかったんですけどね。
自然の力じゃけん、しょうがないよね、ある意味じゃね。
この土砂災害で、安佐南区では、土砂に巻き込まれた77歳の女性が死亡するなど、現在までに合わせて25人の死亡が確認されています。
昨夜からの記録的な大雨の影響で、土砂崩れが起きたのは、安佐南区だけではありません。
隣接する安佐北区でも、至る所で土砂崩れが発生しました。
可部6丁目の現場です。
高齢の夫婦2人暮らしの民家に、裏山の土砂が流れ込みました。
現在も夫婦は土砂に埋まっていて、その救出作業が続いています。
広島県の雨量計で、1時間に130ミリの猛烈な雨を観測した安佐北区。
消防士の政岡則義さんと、子どもが死亡。
これまでに安佐北区と安佐南区、合わせて27人の死亡が確認されており、現在も10人の行方が分からなくなっています。
一方、安倍総理は滞在していた山梨県から急きょ、総理官邸に戻り、対応に当たっています。
大変大規模な被害が発生しており、私のほうから政府一体となって、今後もさらに雨が降るおそれもありますので、政府一体となって、救命救助対応に当たるように、指示をいたしました。
安倍総理は救命、救出、救助の態勢を強化するため、派遣する自衛隊の規模を数百人規模にするよう指示し、状況が整いしだい、古屋防災担当大臣を現地に派遣することを明らかにしています。
また政府は、これに先立ち、けさ4時20分に、総理官邸の危機管理センターに、情報連絡室を設置。
その後、被害が拡大したことから、午前11時15分に、官邸連絡室に格上げしました。
広島市で土砂崩れが多発するなど、
昨夜から広島市などで降った記録的な大雨の影響で、至る所で発生した土砂崩れ。
今、民家の2階の窓から、小さな子どもが今、自衛隊によって救助されました。
屋根から下に下ろされていきます。
しかし別の場所では。
息子が下敷きになってるけん。
どなたがなんですか?
あそこの赤い家の…。
無事、息子が救出されることを願う女性。
自衛隊らによる懸命の捜索が行われています。
広島県で、きのう午後7時ごろから降り始めた雨。
雨雲の様子を見てみると、日付が変わったきょう未明から、広島市付近で激しい雨を示す赤色の表示が集中しているのが分かります。
広島市安佐北区三入では、午前4時半までの僅か3時間で217.5ミリの、観測史上1位の大雨を記録しました。
これは平年の8月1か月に降る雨の量のおよそ1.5倍になります。
なぜ、これだけの局地的な雨が降ったのでしょうか。
大雨が降った理由の一つは、停滞する前線です。
そしてもう一つは、日本の南東海上に中心を持つ高気圧です。
この高気圧と、前線の組み合わせというのは、南海上にある非常に湿った空気、これを前線付近に運んでくる、そういう働きをするんですね。
今回の場合、この九州、四国、中国地方、それよりもさらに、南東側に非常に多くの湿った空気がありました。
これがこの一連の気流に乗って、広島のほうへ流れてきた。
これが局地的に大雨の降った理由の一つです。
今回、広島にだけまとめて降ったというのは、実は、この前線と高気圧の位置関係っていうのが、このところほとんど変わっていないんですね。
つまり、同じ湿った空気の流れが、同じ所へ流れ込んだ。
その先が広島だったということなんですね。
ですから、ピンポイント的に同じ場所だけ、ずっとピンポイントで雨が降ることになるわけです。
広島県では、今夜にかけても、一時的に雨が降る可能性があります。
少しの雨でも土砂災害などにつながるおそれがあるため、厳重な警戒が必要です。
ご覧いただきましたように、こちらです。
安佐南区、安佐北区を中心に、主に5か所で土砂災害が起きています。
私が今、おりますのがここ、安佐南区の緑井という場所です。
その上に、字を少し大きくしてありますのがこの安佐南区の八木という場所なんですが、実はこの現場が、私の後ろにあります現在、懸命の捜索活動が行われている場所なんです。
今、消防、そして警察の多くの関係者が、大きな石を相手に、救出活動を続けているというところです。
実は、その上のほうを見てみますと、山があるんですけれども、非常に高い山になっています。
この辺り、急斜面になっておりまして、頂上から下の辺りまでが急斜面、そして住宅地にいきますと少し斜面が緩やかになっていくんですね。
ですからその急斜面の勢いを借りた水が、この住宅街で急にスピードを上げて住宅街を飲み込んでいったということになります。
また今、映りましたけれども、この辺り、道が非常に細いということもありまして、実は重機が入れない状況です。
ですから警察、消防、そして自衛隊が、まさに手作業で救出活動を行っているところです。
今、木が倒れている左奥の辺りが見えますが、実は白い線のようなものが見えるでしょうか。
まだ水が多く山の頂上からこの住宅街に流れ落ちているところなんです。
これだけの水が、まだ現在、住宅地を襲っているところで、救出活動を妨げているという状態です。
そして建物の奥を見てみますと、木が見えるんですが、非常に背の高い木なんですね。
その足元をすくうようにして、土砂を巻き込み、そして住宅街に流れ込んでいったものと見られます。
現場は雨が少しずつ弱くなっているんですが、雨は降り続いています。
湿気も少しありまして、救出活動を妨げているという状態です。
懸命の救出活動が続けられています。
今、入ってきた新しい情報をお伝えします。
広島県警察によりますと、亡くなった方は32人、亡くなった方は32人。
そして行方が分からない方は9人だということです。
亡くなられた、確認された方が急激に増えています。
現場は雨が少しずつ強くなってきました。
その中でも私の後ろに見えます八木地区では、懸命の救助活動が行われています。
この救助活動の行われているじょうくうでは広島テレビの宮脇さんがいます。
宮脇さん、伝えてください。
広島市安佐南区八木の上空です。
広島市の中心部から、直線距離で北に約10キロ、車で30分ほどの所にあります。
広島市内を流れる太田川も大量の雨と、流れ込んだ土砂によって、茶色く濁っています。
この八木地区には3つの小中学校もあり、多くの家族が生活を営む閑静な住宅街です。
この場所で、大規模な土砂災害が発生しました。
山から流れ出た大量の土砂がその住宅地を茶色に飲み込んでいます。
土砂によって、家は1階部分から完全に流され、その形をとどめていないものもあります。
住宅が倒壊し、人が下敷きとなるなど、行方不明者が多数出ています。
午後4時、この八木4丁目の一部の地区に避難指示が発令されています。
またこのほか、安佐南区と安佐北区の地区では避難勧告が発令されています。
この土砂災害、1か所だけではなく、数か所にわたって、この大規模な土砂崩れが起きています。
山の山頂付近から大量に流れ込んだ土砂が、町を飲み込んでいる様子がうかがえます。
このあとも懸命な行方不明者の捜索が続く安佐南区の上空からお伝えしました。
この八木地区の住宅街の前には、加藤リポーターがいます。
加藤さん。
こちらは、その八木地区と緑井地区という所のちょうど区境のような辺りから中継でお伝えします。
土砂崩れのその力によって、横転してしまっている大きな倉庫、そして手前には泥だらけ、そしてところどころ壊れてしまっている車が見られます。
辺りにはいくつもの車がこのようにぶつかり合って止まっているような状況なんです。
そしてこちらで取材をしていまして、30分ほど前から今、映像で分からないくらいかと思いますが、小雨がぱらつくようになってきました。
私の後ろ側、見てみますと、住宅街の中を通る道なんですが、このようにこの辺りも泥によって一面、覆い尽されています。
そして道をあの辺り、何台もの車が積み重なって、向こうが見えないほどなんですが、そのまさに車の上の辺り、1、2、3、4、5名ほど、白いヘルメットをかぶった警察と見られます、警察の姿があります。
つい15分ほど前なんですが、あの今、警察がいる辺りの、左側に見えていますこちらの集合住宅、この1階部分、外に出ることができなかった女性が、警察の手によって救助されるという姿がありました。
ただ、この辺り、道が非常に悪くなっていまして、どのような導線で救助するのか、難しいような状況も見られました。
この辺りは大きな被害を受けた地区です。
辺りには泥がたまっています。
こちらの民家、入り口の所のブロック塀、見てみますと、ここまで泥で汚れているのが分かるんです。
一番高かったとき、ここまで土砂が埋め尽くしていたものと見られます。
そして、入り口のところの、もう少し高い位置にあったはずのインターホンが、もうこの辺り、私の腰ぐらいの高さに今あるんですね。
この右側のほう、この民家の庭を見てみますと、こちらはちゅうしゃじょうですか車が1台止まっているんですが、タイヤの辺りは今もこのように埋まってしまっているような状況なんです。
一面泥にまみれています、八木地区、
大規模な土砂災害がありました、広島県の安佐南区に来ています。
懸命の救出活動が続いているんですが、このように、一般道は、流れ込んだ土砂などが泥のようになりまして、少し乾き始めました。
重みを持ち始めています。
今までの一般生活を送るようになるまではしばらく時間がかかりそうです。
それでは東京にお返しします。
ここからは東京のスタジオからお伝えします。
まずは政府の対応についてです。
夏休みで山梨県に滞在していた安倍総理大臣は、午前11時ごろ、総理官邸に戻り、対応に当たりました。
中継です、竹内さん。
朝から行っていたゴルフを中止し、総理官邸に戻った安倍総理は、政府一体となって対応に当たるよう指示しました。
救命、救出、救助のための態勢を強化するために、自衛隊の規模を数百名規模とするように指示をいたしました。
また安倍総理は、古屋防災担当大臣を現地に派遣することを明らかにしました。
内閣府によりますと、現地に派遣される自衛隊は、500人規模になるということです。
これに先立ち、政府はけさ4時20分に、総理官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置しましたが、被害が拡大したことから、午前11時15分に官邸連絡室に格上げしました。
また政府はきょう午後、広島市内に、現地災害対策室を立ち上げました。
一方、安倍総理がけさ、およそ1時間、ゴルフを行っていたことについて、野党からは深刻な事態であることは分かっていたはずで、にもかかわらず、なぜゴルフを強行したのかなどと批判も上がっています。
以上、記者会館でした。
ここで最新の被害情報を改めてお伝えします。
これまでに32人が亡くなり、また今も9人の行方が分かっていません。
土砂災害が起きたのは広島市の北に位置する、安佐南区と安佐北区です。
警察によりますと、安佐南区で29人、安佐北区で3人の死亡が確認されています。
特に被害が大きいのは安佐南区の八木で21人が亡くなりました。
また緑井では77歳の女性など6人が、山本では自宅に土砂が流れ込み、11歳と2歳の兄弟2人が亡くなりました。
安佐北区でも救助活動に当たっていた53歳の消防士が土砂崩れに巻き込まれて亡くなったほか、3歳と見られる男の子が亡くなるなど、狭い範囲に被害が集中していることが分かります。
そして現在も9人の行方が分かっておらず、捜索が続けられています。
それではここで専門家の方にお話を伺います。
スタジオには土砂災害にお詳しい砂防・地すべり技術センター理事長の近藤浩一さんに来ていただきました。
よろしくお願いいたします。
よろしく。
まず近藤さん、今回、非常に大きな被害が出てしまいましたけれども、その原因というのは何なんでしょうか?
今回、広島市の安佐南区、あるいは安佐北区の限られた範囲内で、土石流だとか崖崩れによります、同時多発的な災害が起こりましたけれども、主な原因としましては、やはり3時間に200ミリを超すような雨、あるいは1時間に130ミリでしょうか、そういった豪雨が記録されています。
こういった記録的な豪雨によって、山が崩れ、そして土石流が発生したということではないかと思います。
短時間に狭い範囲でというお話だったんですが、こちらにその現場上空の写真を用意したんですけれども、こちらを見ていただいて、この地形から分かることというのはございますか?
これは安佐南区の八木地区を中心に、写してると思いますけれども、この辺りで沢地形をしている所がございます。
この沢地形をしている所は、土石流が流下しております。
こういった硫化した谷の出口には、もうすでに市街地になっておったわけですので、そこへ土石流等が直撃をしたということです。
それなりに、この写真でお分かりのように、もう山のかなりすそまで、びっしりと市街化がなってる、土地の少ない所ですので、平地の少ない所ですので、この山あいの所まで土地利用されているというような状況が分かると思います。
それと沢筋もそうですし、それから斜面そのものの近くにも家が建っておるわけですので、その斜面が今回の雨で、崖崩れといいましょうか、そういう山崩れを起こして、それが直撃をしたことによって、土砂災害もさんけんっていうか、この写真の中でも見受けられます。
この夏は非常に西日本を中心に大雨が続いていましたから、土の中に含まれている水分っていうのも多かったんでしょうね。
そうですね。
この雨の前から、台風の11号とか12号の影響による雨、あるいはそのあとの前線性の雨が絶えずこの中国山地、あるいは近畿地方にも、雨を降らしてましたんで、相当前から、相当、山には水分が含まれてたというふうに思われます。
今一度この写真を見ていただきたいんですけれども、それぞれの箇所でどのようなことが起きていたのでしょうか。
ここで分かりやすく言いますと。
真ん中ですね?
真ん中ですね。
上のほう、これ、沢地形をしていますので、谷といいましょうか、沢といいますか、その上流部分で斜面がこの雨によって崩れまして、その崩れた土砂が、この谷に沿って勢いよく流れてきます。
その勢いとともに、その谷にたまっておる土砂、あるいはその谷の両側を削りながら、あるいは両側を削ることによって、そこに立ち木、もともとこの辺、たぶんこの災害前は、緑に少し覆われてたと思うんですけど、そういった立ち木ももろとも巻き込みながら、この市街地に街の中に土石流が一気に押し込んできたというようなことだと思います。
いろんな複数の箇所で崖崩れなどが起きているんですけれども、こういった地質というのは、この土砂災害、この辺りっていうのは起きやすいものだったんでしょうか。
中国山地は、ほとんどがですね、花こう岩で出来ております。
今、手元の写真がありますね。
花こう岩というのは、土の中にある…状態では、もちろん岩ですので、硬いんですけれども、長年のいろんな形で、地震を受けたり雨を受けたり、あるいは地下水によって、いろいろ変化したり、そういう風化作用を受けておるんです。
花こう岩というのは非常に風化起きやすいといわれておりまして、風化を受けた土砂をまさと呼んでおりますけれども、そういうまさどが全体、山全体を覆っているというふうに考えられます。
そういったまさどを中心として山が崩れ、崖が崩れ、そして崩れた土砂が、沢では土石流となって、被害を大きくするというような特色を持っております。
ですから中国山地ですので、広島県もそうですし、お隣の岡山、あるいはその東側の兵庫県、あるいは山口県。
いずれも瀬戸内海側でふだんは雨が少ない、瀬戸内海地方で少ないんですけれども、やはりこういうようなことで、前線性豪雨が起こるたんびに、そういう記録的な雨を受けるたんびに、こういう土砂災害を受ける、ちょっと宿命を持ってるというような地域だというふうに思います。
近藤さんのお話からありました、その宿命ですけれども、その広島県というものを考えますと、以前にもこのような大きな土砂災害が起きていました。
これ、15年前ですか?
そうですね、ちょうど15年前、平成の11年の6月に、梅雨前線豪雨が広島県を中心に襲いました。
そのときはもう少し広い範囲だったんですけど、広島市を中心に、あるいは東のほうの呉とか、そういった範囲で、やはり大きな土砂災害を起こしました。
それだけ、広島という所も先ほど言いましたように、地形的に地質的に、非常にそういう危険性を持っておる。
そうするとその平地が、平地が限られていますので、どうしても山に近い所まで住まわざるをえないといいますかね、そういう宿命を持っておりますので、そういった雨のたんびに、そういう災害を受ける危険性の非常に高い所ですので、土砂災害の危険箇所とよくいわれるんですけれども、土石流の危険箇所、あるいは崖の危険箇所というのを合わせますと、広島県が確か一番全国でも、一番多いといわれてます。
今回、被害が拡大しましたよね。
これはなぜだとお考えですか?
拡大といいますと?
広い範囲でという。
やはり、相当の土砂が谷の出口、あるいはその谷あいの集落まで襲ったということで、その辺は結局、それ相当の土砂特有のエネルギーといいますかね、ものすごいスピードで崩れてきたり、流れ込んできたりしますので、そういうことによって、被害が大きくなった。
それと、やっぱり時間帯が、起きた時間帯が、夜中の2時から4時にかけての短期集中豪雨ですので、そういうことで、気付く、ほとんどの方が寝ている時間帯ですよね。
そういった時間帯で起こったということも、その被害を大きくしたというようなことではないかというふうに思います。
そして最後に一点、現場でも雨が降り始めたということがありましたから、こちらの現場であったり、二次災害に、非常にこれ、警戒しなければいけませんよね。
そうですね。
先ほど来の映像にも、まだ災害が終わってからも、水が流れて。
流れてました。
流れてましたね。
ということは、以前からの雨、そして今回の雨も十分山を含んでおりますので、それらが今、流れてきていると思いますので、そういったこと、それとやはり、崩れたり削られたりして、山の斜面そのものが不安定になってるんです。
土壌が、土壌水分も多いという、全体的な危険性もそうですし、こういった崩れた箇所の付近も、やはり斜面が不安定になってるという所もありますので、やはり今後の雨にも十分注意をすることが大事だと思いますね。
そうですね、警戒が必要ですね。
ここは非常に土砂崩れの被害を大きく受けた場所です。
2014/08/20(水) 16:53〜17:53
読売テレビ1
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