障害者のための情報バラエティー…
(拍手)MCも僕ズビーと…。
そしてまりあでお送りします。
(拍手)ていうかね…またですか!
(ズビー)申し訳ございませ〜ん。
いやでもズビーちゃんしっかりしてる。
今日は学校をデザインするプロジェクトの後編という事で。
(ズビー)はい。
学校によくあるルールあるじゃないですか。
あれをもう一度考え直して誰にもバリアがないそんな学校をもう一度デザインし直していくそういう企画でございます。
なるほど。
ふだん当たり前と思われている学校の設備には障害のある子どもたちにとってはバリアがいっぱい。
例えば学校のトイレといえば和式が当たり前だが…。
黒板は緑色が当たり前。
でも…。
もちろん階段だって当たり前だが…。
前回学校で発見した数々のバリア。
それらを解決するため自由なアイデアを持ち寄りみんなで学校をデザインし直す。
COWCOWさん前回の感想はどうでしたか?当たり前の事が当たり前じゃないというのが分かって…。
このプロジェクトの強い味方が平井康之先生でございます。
よろしくお願いしま〜す。
平井先生はデザインの専門家。
生活の中でバリアを感じている人たちのSOSを…みんなが持っている困難…これが一番大事です。
WOW?はいWOW。
デザインをみんなで考える作るっていうのをWOW。
…は3段階。
この3段階でSOSをWOWに変える。
今回プロジェクトのメンバーたちは4つのチームに分かれそれぞれテーマを立てアイデアを形にしていく。
トップバッターはチーム…メンバーは廊下や階段など学校の設備にバリアを感じていた4人だ。
脳性まひのあすかちゃんにとって階段は最大のバリアだ。
前回STEP1でみんなのこうしたSOSを集めた。
同じ色が続く階段は段差が分かりにくくて危ないのだ。
カーリーがSOSを出したのは黒板。
結局ノートに写す前に黒板の文字を消されてしまうのだ。
(ズビー)はるなちゃんは「私はこんな学校にしたいな」って…?はるなちゃんのSOSは廊下。
目が見えないためほかの生徒が走ってくるとぶつかりそうで怖いと言う。
そして今回はSTEP2。
みんなのSOSを解決するアイデアを考えていく。
教室には工作の素材や道具がたくさん。
これを使ってアイデアを具体的な形にしていこう!ズビーが考えたのはまるという丸形ロボット。
みんなのSOSを解決してくれるらしい。
それを見たあすかちゃんは?まるはどうやってSOSを解決してくれるのか?4人で形にしたアイデアを発表する。
みんなが作ったのは学校の模型。
教室にいるのは…
(ズビー)例えばこの女の子が先生がせっかく書いてくれたのに見えないなって思ってそんな女の子を見たまるが気付いてこのスクリーンを映し出します。
でこのスクリーンに目から黒板の様子を映してこの女の子はノートがとれると。
階段まるは階段に色を投影し見やすくしてくれる。
廊下まるは走る子がいると立ち塞がって注意してくれるという。
夢のロボットまるはどんなSOSも解決してくれる。
さてここからがSTEP3。
みんなのアイデアを平井先生とプロのデザイナーの井原さんがデザインしてくれた。
それがこちら…小型カメラや超音波センサーを搭載し場所に応じた働きをする。
廊下まるは壁に等間隔で配置。
歩いていれば何も起こらないが一定のスピードを超えると上履きに仕込まれたセンサーが超音波を感知し音と光で警告を発する。
井原さんがテストモデルとして分かりやすい廊下まるの模型を用意した。
これが廊下の設定です。
廊下廊下。
で廊下をま普通にゆっくり歩いていると別に何も起こらない。
何も反応しない。
はいはい。
ただここで走っているとこのまるが走っている人を検知して上履きまるがなんと警告をしてくれます。
(善し)なるほど〜。
(多田)すごい!そして実際にテストモデルを作ってきました。
テストモデルもう既に作って…。
はるなちゃん履いてみますか?履いてみる!おっ履いたよ。
ちょっと走った…。
ここ足バタバタバタってその場だけでいいからバタバタってしてみようか。
(警告音)おっ鳴ってる。
(警告音)
(多田)あ〜はいはい。
聞こえますか?
(はるな)うん。
これだと分かりそうですか?うん。
お〜なるほどね。
(多田)確かに。
続いては…はるかぜちゃんとまりあちゃんが考えるのは…実はまりあちゃん性別に違和感を感じている。
本当は女の子の服で学校に行きたいがズボンをはいて通学している。
青色のランドセルも嫌い。
赤いけど嫌だ?じゃあ好きな服で行けばよさそうだがそうできない理由がある。
何を言われるかもしれないの?私服の今でさえつらい思いをしながら学校に通っているまりあちゃん。
今後中学生になると多くの場合決められた制服を着なければならない。
私服と制服自由と規則。
この正反対の事柄をうまく結び付けるアイデアは生まれるのかな?
(拍手)えっと私たちは…服を作りました。
シンボルマークをつける事で見事制服のバリアを解決!更に2人はこんなアイデアも考えていた。
2人が考えたシンボルマークとニックネームのアイデアからどんなデザインが生まれるのかな?まりあちゃんとはるかぜちゃんが考えてくれたアイデアを基に作ったエンブレムのデザインです。
エンブレムというのはジャケットとかについている紋章のねワッペンみたいなものですよね。
何か私が適当に作ったマークがこんな事になっててちょっとすごいびっくりしてます。
はい。
エンブレムの真ん中にある猫のシンボルマーク。
これが学校の校章にあたる。
エンブレムをつける事で制服でなくても…更にですねここの中に磁石が入ってまして…あ〜なるほど。
裏返せる。
学校の中では…学校から一歩外に出ると名前を隠して校章に早変わりする。
一石二鳥のデザインだ。
しかもこのエンブレム服装に合わせて…まりあちゃんも早速オリジナルエンブレムを作ってみる事に。
(はるかぜ)後ろもちゃんと…。
(井原)後ろも変える事ができると。
(善し)後ろも派手にできるんだ。
あ出来た!
(はるかぜ)すごい!
(多田)あかわいいな。
ええやん。
(はるかぜ)いいね。
(ズビー)ちょっと服の雰囲気も変わりますよね。
(多田)変わっていいよ。
(笑い声)ウケたウケた!まりあちゃんどうですか?すばらしいアイデアでございました。
ありがとうございました。
続いてはチーム…メンバーは発達障害のある3人。
彼らのSOSは?家みたいな感じで…。
テントみたいな?落ち着く事ができる場所が欲しいなと。
まっちゃんは感覚過敏。
いろんな音に囲まれていると疲れてしまう。
落ち着くために雑音を消してくれるヘッドホンが欠かせない。
一方tiraは感情のコントロールが苦手。
tiraもまた一人になって感情を落ち着かせる空間が欠かせないのだ。
そこで彼らが落ち着けるための段ボールハウスと呼ばれる小さなシェルターを用意した。
彼らは教室に自分専用のシェルターがあればいいと考えた。
でも…シェルターに入ると落ち着くけどクラスメートの目も気になるよね。
そしてこのチームのもう一つのSOSが…tiraは友だちのつくり方が分からず悩んでいる。
悩んでいるのはたかとらも一緒。
ふざけ過ぎてしまうキャラクターで周りの反感を買ってしまう事がしばしばある。
3回ぐらい。
どうすれば友だちができるのか?何やら段ボールハウスをもう一つ作り始めた。
そして2つをドッキング。
一体どうして?友だちになるねんな。
これとこれをつなげて…いや「最高のアイデア」じゃなくて分かってるか?段ボールハウスのアイデアを発表。
(まっちゃん)開かないようになってます。
壁には黒板が映し出されるモニターを設置。
授業が受けられるように机も作った。
果たしてプロのデザイナーはどうデザインするのかな?チームOVERLOADのアイデアをデザインしてくれたものがこちらです。
(平井)みんなが考えてくれたアイデアを基に楽しいシェルターのデザインをしました。
パネルがですねいろいろ付け替えができるようになってまして。
シェルターの原型は骨組みだけのシンプルなもの。
それを自分の好みに合わせて…こちらはシェルターを使った授業のイメージ。
壁をどこまで閉じるのかも自分の状態に合わせて調整できる。
まっちゃん的にここはいいと思うここちょっと改良の余地あるなみたいな…。
もうちょっとこれがしっかりというか…「折りたためたら」って言いました?実はですね…折りたためる!えっとですねこう外す事によってパタンと広げて更にこれを全部取る事によって折りたためるという事ですね。
お〜!あ〜そうですね。
机といすも例えば折りたたみ構造的に壁にこういう作りを作ってこう出るようにしたらいすになってしまったりもしますし同じようにもうちょっと大きいやつで机にしたりとか折りたたみ構造で…。
こっちに机を置いてこっちこう向いて勉強したい。
こっちに机を置いてこっちからこう勉強したいというのやったらそれやったら壁にくっついているから壁を剥がしてでまたくっつけてってやったら面倒くさい。
なるほど。
めっちゃ出てきますねアイデアが。
だからこうやって一緒に考えて意見を出してまた次のいいものを作るっていうのが一番いいやり方だと思います。
だから今日もいい意見はすごくたくさんもらいました。
最後は…メンバーは想像力豊かなこの3人。
どこまで行きたい?実はおおちゃん障害のため疲れやすく授業中に眠ってしまう事もある。
話し合いの結果みんなのアイデアを乗せた夢の学校電車を作る事に決定!車両ごとにユニークな授業が開かれる学校電車。
自分たちが乗りたい車両のアイデアをスタッフと一緒に電車の中に盛り込んでいく。
(拍手)こちらが完成した夢の学校電車。
お泊まりする車両はもちろんおおちゃんのデザイン。
ふかふかベッドが気持ちよさそう。
3号車は学習机を作る車両。
しずかちゃんはここで赤くて大きな机を作りたいんだって。
3人の夢が詰まった電車発車しま〜す!今回3人の思いというのが…電車っていうアイデアをどうやってなるほどと思えるところに持っていこうかと考えたんですが。
デザインのアイデアなんですがハートフルトレインといいます。
略して…電車なので学校じゃなくて社会の中で学ぶ。
電車という一つの空間を使って楽しみながら学べる。
トラベルしながら積極的に学ぶ事ができる空間のデザインです。
実はハートレインで行く旅のプランを考えてきました。
旅のプラン!それが…シュガーロードって訳すと砂糖…砂糖の道なんですけどなんともうお菓子食べ放題の旅になります。
シュガーロードは長崎と福岡小倉をつなぐ街道で江戸時代ここを通ってカステラや金平糖など海外のお菓子が日本に広まった。
ツアーでは電車内でお菓子の歴史を勉強したりカステラ作りを体験したりできる。
これが新しい学習旅行のデザインだ。
勝手に学べちゃうっていう。
すごいな〜!しずかちゃん何かこういうお菓子を学びながら電車乗っていけるってどうですか?僕どこ行ったらいいんですか?
(多田)向き合って下さい。
(ズビー)ジェネレーションギャップ。
100点中何点か答えて下さい。
じゃしずかちゃん。
もっとどうなればいい?あっかわいくね!玉木ちゃん!玉木ちゃんの声で。
デザインっていうのがもともとはプロダクトもののデザインが中心だったのが今は社会の仕組みとかそういう広いところで考える。
まさに今回のプロジェクトは子どもたちは社会の仕組みとそれから具体的なデザイン両方ともですねすごく直感的にいいアイデアを出して頂いたと思います。
すばらしいね。
さあみんな最後は…今日も元気にいってみよう!イエ〜イ!
(拍手)2014/08/20(水) 00:25〜00:55
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー「学校をデザインするプロジェクト」(後編)[解][字][再]
障害がある子どもたちが学校での困りごとを、自分たちのアイデアで解決策を生み出す「学校をデザインするプロジェクト」の後編。子どもならではの自由なアイデアが続出!
詳細情報
番組内容
今回は、障害がある子どもたちが学校で困っていることを、自分たちのアイデアで解説策を生み出す「学校をデザインするプロジェクト」の後編。段差に悩む子どもからは「階段を段によって色分けしてほしい!」。怒りっぽい子どもからは「学校に落ち着ける場所がほしい」。そうした希望に応えるため、助っ人のデザイナーが具体的なアイデアをスタジオで披露。どんな道具やアイデアが飛び出すのか?【ゲスト】COWCOW
出演者
【ゲスト】大橋グレース,COWCOW,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,西村頼子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:5961(0x1749)