(まりあ)こちらは「聖女プラクセデス」。
フェルメールの初期の作品と言われています。
このように聖女プラクセデスが水差しに血をしぼり殉教者の身を清めているところが描かれています。
フェルメールは「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」など日常的な光景を描いた作品が多くこのような宗教的な作品は珍しい。
またフェルメールのサインや年号が書かれているにもかかわらずこの作品が本当にフェルメールによって描かれたものなのかどうか疑念を持っている研究家が少なくありません。
ではこの絵は偽物という事ですか?私はこの絵がフェルメールのものかどうかは見た人それぞれが心の中で判断すればよいと考えます。
先生は本物と偽物どちらだと思いますか?私は…。
すいません。
ちょっとよろしいでしょうか?肘井基子さんですね。
いいえ。
あなたを詐欺の容疑で逮捕します。
署まで一緒に来てもらいます。
(晴樹)
彼女はただ清らかでいたかったんだ
強く気高くいつも頭が痛くなるほど真っ白な服を身にまとい頬には慈愛の笑みを浮かべその崇高な姿に誰もがひれ伏し賞賛する
そして何からも永遠に汚される事のないそんな女でありたかった
ただそれだけ。
それだけだったんだ
はっ?聞いてないよ。
何だよ急に家庭教師って。
(百合子)1日ぐらいいいじゃない。
模試明日よ。
ちょっとどこ行くのよ?別にどこでもいいだろ。
今度の成績で受ける大学決めるんだから少しは危機感持ってよ。
ねっお兄ちゃん見なさい。
小さいころから絶対に東大に行くって自分で計画立てて勉強して。
だからこそ本当に東大入れたんじゃない。
はい。
ちょっと!もちろんね晴樹にはそこまでの事ちっとも望んでないの。
でもね模試の前ぐらい。
お願い!いいんだよ俺は。
あっ!わっ…!あっすいません。
あっ…ぶつけた?いいえ大丈夫です。
あっこちらこそ…表鳴らしたんですけど反応がなかったので入ってきちゃって。
そうそう。
ごめんなさい。
今チャイム壊れてるんですよ。
ああ…内藤先生?はい。
私家庭教師に参りました内藤と申します。
どうして分からなかったかを自分で分析するのも大切よ。
もう少し考えてみて。
うん。
単語はほら読み取れてるのに間違ってるのは文章の構造を考えれば分かると思う。
この単語とこの単語この間に関係代名詞が省略されてるの。
だからちょっと分かりづらいんだけどでも…。
あの…そんなに一生懸命見ても透視できないと思うよ。
うわっ…。
いや…そんな笑う事ないじゃないですか。
あっ…ほんとにごめんなさい。
バカにした訳じゃないのよあなたの若さを。
何それ?でも…何かほんとに胸の中まで見透かされそうで。
見える訳ねえし。
そうよね。
あなたはまだ若くて何もできない。
何も知らない。
でもこうやってちゃんと勉強を頑張ればいろんな将来が開けてくる。
何だってできるようになる。
何だって?ええ何だって。
だから今頑張らなきゃ。
はい。
ほら。
ここ。
ここに気を付けてもう一度全文訳してみて下さい。
終わったら声かけて。
(克樹)家庭教師?晴樹が?山の手女子大の大学院の人なんだけどね一度お願いしたら模試の点がぐわ〜っと上がっちゃって。
そしたら晴樹もようやくやる気が出たみたいで。
自分からよ「同じ先生お願いします」って言ってきて。
へぇ〜何でも中途半端なあいつがねぇ。
内藤先生。
どうしたの?ああこんにちは。
なかなか来ないからどうしたのかと思って。
ごめんなさい。
海見てた。
ああ…もしかして嫌だった?うち東京からちょっと遠いし。
ううんちっとも嫌ではないんだけど。
今度からはビーチサンダルが必要かなと。
うん?ああ…。
えっ完全に折れてるじゃん。
足首もやっちゃったみたい。
えっ?バカだよね。
道歩けばいいのに海の近く歩きたくなっちゃって。
でも…こんなにゆっくり海見たの久しぶりだな。
よし!えっ何!?ちょっと…。
うちまで運ぶよ。
やだちょっとやめてよ!いいから。
大丈夫。
重いから…。
やめて!降ろして!降ろしてよ!わっ!ちょっともう…。
降ろして!降ろして!危ないよ!あっ!ごめんなさい。
ほらやっぱり…。
思ったより重かった〜。
信じられない。
うそです。
(笑い声)実はね…私内藤あかねじゃないの。
えっ?内藤さんはゼミの友達でバイトの日に急にデートの約束が入っちゃって困ってたから1回だけならって私が代理しただけなの。
うそ…。
そうだったの。
そう。
もう信用できない?私の事。
いや信じるよ先生の事。
ありがとう。
お母様にはないしょにしてくれる?家庭教師の派遣事務所にばれたらきっとやめさせられちゃうから。
うん分かった。
じゃあ先生の本当の名前は?本当の名前は…緒沢まりあ。
緒沢まりあ。
あ〜ダメだ!難しい!こういう堅い評論文は読解力を求められるからね。
なるほどね。
じゃあ先生ここはどうすんの?これは4色を並べて順列の考え方。
あっ…そっか。
うん。
(ノック)晴樹ここ置いとくね。
だいぶ正答率が上がってきてる。
すごいでしょ。
でもまだできてないところもあるから。
英語は頭の中で日本語に変換しないで英語として理解しなきゃ。
何度も何度も繰り返す事。
そしたらどんどんできるようになるから。
うん。
先生。
これ模試の結果。
すごいわね〜こんなに成績が上がるなんて。
何これ?絵?そう。
私の大好きな絵なの。
へぇ〜。
ほい。
何?あっこれ…。
俺のと色ち。
私に?うん。
超安いけどね。
ありがとう。
うん。
まあちょっとしたお礼。
先生のおかげで勉強面白くなったしさ。
それはもともと優秀だったんだよ。
そんな事ないよ。
うち兄貴がすげえ頭よくてさその上すげえ真面目で。
おかげで親の期待は全部あっち。
俺はバカやってても全然放置されてたの。
そうなの?そう。
大学も「どっか入れればいいわね」ぐらいで。
それじゃお母様もまたびっくりね。
担任に東大受けろって言われた。
ほんとに?うん。
まあでも俺はどこ受けてもいいんだけどね。
ほら例えばもっと先生の大学と近い…。
東大に入ってよ。
東大に入っていっぱい勉強して誰にも見下されない立派な人になって私を恋人にして。
えっ?えっ?あっそれ…。
な〜んてね。
冗談言っちゃった。
でも目標は高い方がいいよ。
よし頑張ろう。
さっ勉強勉強。
お祝いの食事?この間学年1位取ったでしょ。
それで母さんが今日はおやじも早いしうまいもの作るって張り切っててさ。
それで先生も是非一緒にって。
でも私は遠慮しとく。
そういうのは家族水入らずの方が。
そんな事ないよ。
それに…。
あの…少しでも長く先生と一緒にいたいなって。
勉強の時間だけじゃなくてそれだけじゃなくてもっと…。
もっと…俺…。
いいの?友達?ええ。
男の人?どうかな?彼氏とか?さあ?出なくていいの?じゃあ出てもいい?ああ…ごめん。
先生の事好きだ。
先生彼氏いんの?どこ住んでんの?ふだん何してんの?俺…俺先生の事何も知らないけどでも…。
誰にも渡したくない。
ダメ。
晴樹くん。
晴樹くん。
ごめんなさいね先生。
もうすぐ帰ってくると思いますので。
どうぞ。
すみません。
晴樹はねほんとに勉強が嫌いだったんですよ。
でもまあ落第する事なかったんでやれば出来る子かなって思ってたんですけど。
いやこんなに変わると思わなくて。
ほんと先生のおかげです。
晴樹そんなに食べないでよお父さん帰ってくる前に。
克樹。
克樹ごはんよ。
(ドアの開閉音)
(晴樹の父親)ただいま。
お父さん。
すいません。
お帰りなさい。
あのさ…。
こんな事聞くのすげえ格好悪いんだけど…。
俺の事…好き?好き?何で泣いてるの?ううん。
好きよ。
それが彼女に会った最後の日だった
ただいま。
(百合子)あ〜お帰りなさい。
何か分かった?ううん。
派遣事務所もね全然連絡取れないんだって。
おかしいわよねぇ2週間も無断で来ないなんて。
ねえ?どうしちゃったのかしら?
(事務員)電話でも何度も言ったけど学生の情報は部外者には一切出せないんだよ。
何のために調べてんの?君まだ高校生だろ。
(女子大学生)ねえあかねも行けるでしょ?
(あかね)行く行く。
やった合コン!内藤ちゃんが来てくれると盛り上がるんだよね。
この間すごかったじゃん。
覚えてないでしょ医大生の時。
あの…。
あの〜すいません。
内藤あかねさんですか?ああ緒沢さんってあの静かな子でしょ。
最近見かけないなと思ったらうちの大学の子じゃなかったみたいなんだよね。
えっ?携帯もアドレスもつながんなくなっちゃったし。
そういえば何となく変わった子だったもんね〜。
あっ実は私もバイト代わってもらったりしてたから困ってんの。
もし見つけたら私にも連絡してね。
はい。
回想東大に入ってよ。
誰にも見下されない立派な人になって私を恋人にして。
回想好きよ。
あった…。
あったよ先生。
おめでとう。
どこ行っちゃったんだよ先生…。
先生!
(泉美)ねえ!うわっ!今見てた夢女の人出てこなかった?それも私以外の。
えっ?夢なんか見てないよ。
いや見たけど…依頼人。
そう依頼人の夢。
仕事の夢だって。
そう。
晴ちゃんは弁護士さんでよかったね。
だって逆に犯罪者にはなれないよ。
そんなにうそが下手なんじゃ。
まあ弁護士もかなり半人前だけどね。
キッチンの方だけ片づけといた。
忙しそうだけど頑張って。
じゃお先に行ってきます!おう行ってらっしゃい。
泉美!来週末ようやく休みが取れるって。
えっ?だから…来ないか?うちの実家。
うん行く!うれしい!行ってきます!
(前原)じゃあみはるちゃんは将来的には弁護士を目指してるのかな?
(田中)はい。
ドラマとか見てて私も格好いい弁護士になりたいなぁって。
それで勉強のためにバイトを。
女の子は弁護士はやめといた方がいいよ。
えっそうなんですか?そうだよ。
特にかわいい女の子はね。
今は弁護士なんて全然花形職業じゃないんだから。
普通の人間よりず〜っと長く勉強しなきゃならないのにいざとなったら就職難でしょ。
もったいないもったいない。
女の子の一番いい時期をどぶに捨てるようなもんだから。
(黒坂)所長。
それ聞き方によっちゃ立派なセクハラ発言ですよ。
(前原)このちょっと怖いおねえさんが黒坂くんね。
うちの稼ぎ頭で頼りになるんだこれが。
ねっ。
向こうが小池くん。
僕の長年のパートナー。
若いころは弁護士会の野球部でも一緒にバッテリー組んだりね。
(小池)ええ万年補欠でしたけどね。
あっ田中みはるです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ただいま戻りました。
(前原)これが一番新人の中村くんね。
今日から手伝ってくれる田中みはるちゃん。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
東大法学部在学中に司法試験に一発合格っていうからどんな優秀なヤツかと思って入れてやったらこれがほんとつまんねえ男でね。
(黒坂)だから言ったじゃないですか。
新人なんかより経験者を雇った方がいいって。
ほらまた僕が怒られちゃったじゃない。
すみません。
頑張ります。
みはるちゃんの席ここにしようか。
はい。
顔もいいのに頭もいいなんてすてき。
おっ!面白そうなニュースやってるな。
何ですか?
(アナウンサー)「送検されたのは自称アートコーディネーターの肘井基子容疑者です」。
(黒坂)あらあらあらあら。
隠しもせずに堂々と顔見せちゃって。
美人だね。
何よ?すいません。
(アナウンサー)「金をだまし取った疑いが持たれています。
また過去にこの女の周辺で2人の男性が亡くなっている事から警察は肘井容疑者が何らかの関連があるものと見て更に捜査を進めています」。
男たちもバカだよね。
美人だからってころっとだまされちゃうなんてさ。
晴ちゃん?
(リポーター)「この山に肘井容疑者も同行していた事が分かり警察は殺人の疑いで更に捜査しています」。
来たぞ!肘井さん!事件について…。
やっぱり…まりあさん。
肘井さん!肘井さん!何やってんだ俺…。
そうか婚約か。
(2人)はい。
それはよかったじゃないの。
おめでとう。
(2人)ありがとうございます。
式には所長にも出席して頂きたいと思ってまして。
もちろん行きますよ。
仲人でもスピーチでも何でもやります。
しかしよかったな。
これからは泉美ちゃんのためにももっとしっかりしなきゃな。
はい頑張ります。
黒坂さんだ。
すいません。
もしもし。
あいつ事務所に入ったころほんと陰気くさくて若いくせに人生に絶望したみたいな顔してたんだよ。
今でも辛気くさいけどね。
でも泉美ちゃんと出会ってからは生気を取り戻したというか。
前向きになってきたんだよね。
我が事務所のためにもこれからも末永くあいつの事よろしく頼みます。
はい。
こちらこそよろしくお願いします。
(ウエイター)お待たせしました。
夏野菜の前菜でございます。
おはようございます。
おはようございます。
(美咲)あっ泉美ちゃん。
はい。
ちょっと婚約したんですって?おめでとう!ありがとうございます。
恥ずかしいなぁ。
(文江)あら本宮さんご結婚なさるの?それはおめでとう。
お式はいつ?それがまだ…。
今年中には挙げようって話をしていて。
へぇ〜そうなの。
いいわね。
ご主人今日はいかがですか?相変わらず。
あなたが結婚するころには主人も少しでも意識が戻っていてくれるといいんだけど。
きっと戻ってらっしゃいますよ。
もしよかったら結婚のパーティーには2人でいらして下さい。
私こっちの方来るの何回目でしょうか?何?いきなり。
覚えてる?何回来た?7回。
惜しい!惜しい!何回?8回目でした。
8回!いつも悪いわね手伝ってもらっちゃって。
いいえ。
晴樹さんの好きなメニューもっともっと覚えておかないと。
いや〜もうこんないいお嫁さん晴樹あんた幸せ者よ。
自覚してるよ。
そうよね〜。
それに比べてお兄ちゃんは…。
もう!お母さんったらそんなに褒めても何も出ませんよ。
休んでて下さい。
あとは私がやっときますから。
いいの?ありがとう。
あ〜うれしいな。
え〜と…何だったかな?晴樹に会ったら聞こうと思ってた事があるんだけど。
あ〜もうすぐ忘れちゃって。
何?最近忘れっぽいよ。
しっかりしてよ。
あ〜思い出した!そうそうこれよこれ!このね人殺しの犯人。
まだ犯人じゃなくて被告人だけどね。
あ〜そうそうそうあの美人被告人。
ねえ似てない?ほらあの内藤先生に。
覚えてない?急に行方不明になっちゃって…。
何の話ですか?似てないよ。
えっ?全然似てないよ。
まああんまり覚えてないけど。
…っていうか僕が覚えてないんだから母さんが覚えてるはずないじゃん。
もう〜失礼しちゃう!まあそれもそうねぇ。
ああこの事件来月から裁判だとかでまた報道が過熱してますよね。
俺も何か料理手伝おうかな。
珍しいね。
じゃ何やる?何できる?じゃあにんじんの皮むいてもらおうかな?にんじん?そう。
できる?ああこれね。
大丈夫?どっちだっけ?
(ノック)兄貴。
久しぶり。
泉美と来てるんだ。
ほら言ったろ婚約したって。
ちょっとでいいから兄貴にも会ってもらいたいなと思ってさ。
気が向いたら下りてきてよ。
肘井基子34歳。
福岡県出身。
肘井基子が殺したとされている1人目の男性は飲食店プランニング会社社長阿川博之氏
戻りました。
(小池)お疲れ〜。
お疲れさまです。
都内に20店舗以上の飲食店を出店するやり手で肘井基子は阿川氏と交際していたとされる期間英会話や美術の学校に通うなどぜいたくな暮らしをしていた。
しかし5年前の秋阿川氏が自宅マンションでガスを漏出させ大量の睡眠薬を服用。
同じ日時にマンション前に止まっていたタクシーのドライブレコーダーにマンションを出ていく肘井基子の姿が録画されている。
2人目の被害者とされるテレビ局勤務のプロデューサー坂東幸雄氏は神奈川県内の山中で転落死。
肘井基子はその山中に同行しており坂東氏と口論になり突き落としていたようだったという目撃情報がある。
3人目の千倉泰蔵氏は大企業の役員。
都内の賃貸アパートで就寝中に火災に遭い慌てて2階の窓から飛び降り頭部を強打。
現在も意識不明で入院している。
肘井基子は当日このアパートを訪れており千倉氏には受取人を肘井基子とする多額の保険金が掛けられていた
ありえない。
こんな女がまりあさんなんて…。
「ぶっちゃけきれいですよね。
俺もだまされちゃうよ」。
「むしろだまされてみてえ」。
(黒坂)まあ死刑だねこの女。
死刑?うん。
検事たちがいきまいて殺害を認定させようとしてるし弁護団も弱そうだし。
まあ勝ち目ないね。
ダメ?派手です。
じゃこれは?
(黒坂)戻りました。
あ〜お疲れ。
所長どうかしたんですか?えっ?ああ。
肘井基子が方針の違いで弁護団を解任するらしい。
それで新しい弁護士に変えるとかで。
新しい弁護士を?そうそう。
せっかくだから僕も一度会ってみようと思ってね。
みはるちゃんこれにするわ。
はい。
本気ですか?裁判員対象事件なんて他の業務がストップしちゃいますよ。
無謀すぎます。
だからちょっと顔を見てみるだけだって。
とか言いながら僕もころっとだまされちゃったりしてね。
(笑い声)ちっとも笑えませんなぁ。
そんな怖い顔しないでよ。
中村。
お前も来い。
僕ですか?
(前原)そう!「解任された松原弁護士は先ほど会見を開き肘井被告との信頼関係が築けなかったと語りました」。
「それにしてもね公判まで半月と迫っての解任これ異例ですよね」。
「現在新たな弁護士を立てるべく多数の弁護士と接見しているそうです」。
ふ…ふざけないでよ!全部…全部あんたのせいなのよ!死んでしまえ!死ね!死ね!落ち着いて下さい!死ね!
(叫び声)千倉さん大丈夫ですか?大丈夫ですか?ゆっくり呼吸しましょう。
落ち着いて下さい。
大丈夫ですよ。
(美咲)千倉さんね愛人に殺されそうになったんですって。
愛人?でその愛人っていうのがほら例の肘井基子らしいの。
あの…?うん。
命は助かったとはいっても奥さんにしてみたらやりきれないよね。
金子さんお願いします。
はい。
じゃあ。
(ドアが開く音)前原総合法律事務所の前原です。
こちらは中村と言います。
今日は接見して頂いてありがとうございます。
はじめまして。
肘井と申します。
(前原)ああ…じかにお会いすると更にお美しい。
あっ失礼。
弁護士を探しておられるとか。
はい。
私死刑だけは絶対に避けたいんです。
日本の死刑制度自体に大きな疑問があって。
そうでしょうそうでしょう。
そのご意見には私も大賛成でしてね。
うちは小さな弁護士事務所ですが任せて頂ければ精いっぱいの事をさせて頂きます。
ありがとうございます。
でも…。
信用できますか?私の事。
(前原)もちろん全面的に信用しますよ。
もう信用できない?私の事。
信じるよ先生の事。
ありがとうございます。
これも一応見てもらおうかな。
・「なぐさめの台詞なら今はまだ欲しくない」・「あなたのその声に似合う言葉ではないから」
これが僕と彼女の運命の再会だった
・「『これで終わりにしてよ』切りだしたのは私」・「きらめいてる想い出錆びてゆくまえに」
(前原)死刑になるかもしれないっていうのにあの余裕だよ。
驚いたねぇ。
やはりただもんじゃないな。
・「ふたつの現実
(リアル)ひとつの真実」・「こんな場面出遭う予感がしていた」・「なぐさめの台詞なら今はまだ欲しくない」・「あなたのその声に似合う言葉ではないから」・「さよならもいらないわ」・「どこかへ消えてほしいだけ」・「これがラストシーンあなたと私にふさわしい最後」・「不確かなものばかり」・「かき集め暮らすより」・「心をふるわせて生きたい」2014/08/19(火) 22:00〜22:50
NHK総合1・神戸
ドラマ10 聖女(1)[新]<全7回>「運命の再会」[解][字]
9年前、彼女は突然僕の前から姿を消した。そして今、彼女と僕は運命の再会を果たす。連続殺人の容疑者と、弁護士として…女と男の切なくも狂おしい愛の物語がいま始まる!
詳細情報
番組内容
連続殺人容疑で肘井基子(広末涼子)という女が逮捕された。若手弁護士の中村晴樹(永山絢斗)は、9年前に突然姿を消した自分の家庭教師・緒沢まりあ(広末涼子=二役)が基子にそっくりだと驚くが、同一人物だとは思えない。基子は裁判直前になって弁護団を解任する。晴樹の事務所のボス・前原(岸部一徳)が弁護団に名乗りを上げようと、晴樹を連れ拘置所の基子を訪ねた。そこで対面する晴樹と基子…それは、運命の再会だった。
出演者
【出演】広末涼子,永山絢斗,蓮佛美沙子,岸部一徳,田畑智子,田中要次,清水富美加,青柳翔,筒井真理子,大谷亮介,中田喜子,浜野謙太,森岡豊,上野なつひ,篠原真衣
原作・脚本
【作】大森美香
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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