(グッさん)健太ごめんな。
(心電計の心停止音)
(健太)お〜す!
(一同)お〜す!
(広子)でもグラウンドぐしゃぐしゃでしょ?こんなんで野球なんかできるの?
(大介)大事な定期戦だからな。
まったとえ中止になったとしても球場へは行かなきゃ…。
(美紀)あっもう着く?翔君の学ラン?今お母さんがアイロンしてる。
あれ?もしもしどうしたの?・
(物音)
(美紀)もしもし翔君?えっ…。
キャ〜!ねえちょっと翔君!ねえ翔君どうしたの?
(広子)翔君!
(美紀)どうしよう!翔君が…どうしよう。
(翔)あっ団長。
ち〜っす。
(広子)えっ翔君!
(広子)美紀。
う〜わ…。
嘘…38℃もある。
(広子)えっ?大丈夫か?それ…美紀ちゃんに会えるの楽しみでちょっと体温上がっちゃったかな。
お父さんのせいだからね。
えっ?お父さんが翔君無理やり応援団に入れたりするから…。
(翔)美紀ちゃん。
だからこんなことになっちゃったんだよ。
美紀ちゃん。
それは…。
昨日の雨のせいじゃないのか?何も知らないくせに分かったようなこと言わないでよ!翔君はねお父さんのせいで応援団に入ってからバイトする時間がなくてすっごい無理してるんだからね!練習終わった後も夜中に工事現場のバイトして朝も新聞配達して。
親にはお金の迷惑掛けられないからって。
だから寝る時間もほとんどなくて。
美紀ちゃんもういいよ。
ホントなのか?
(広子)そうよ。
だからうちでご飯食べたりお風呂に入ったりとか少しでも食費とか光熱費をね…。
何で言ってくんなかったんだ?だってパパに言ったって…。
翔君のこと嫌ってたみたいだし。
そうだよ。
どうせお父さんに言ったって通じないし。
もういいよ。
俺そういうのキャラじゃないしさ。
あ〜マジださいっすね俺。
ねえ団長俺ね少し熱あった方がねいい仕事するんすよ。
大事な定期戦だし。
いい。
無理するな。
お父さん。
定期戦のことは気にするな。
何とかなる。
そうよ。
肺炎にでもなったら大変。
でも…。
無理すんな。
今日はうちで休んでろ。
(広子)ねえパパ。
何だ?ごみ出しか?違うわよ。
パパもあんまり寝てないんだから倒れないように気を付けて。
パートで行けないけど頑張ってね。
じゃああいつのこと頼むな。
あ〜…。
1つ聞いていいか?えっ?美紀とあいつどうやって知り合った?あれ言ってなかったっけ?うん。
美紀が学校の帰りに貧血で倒れたところを助けてくれたのよ。
わざわざ家まで来てくれて。
ああ…そっか。
ああ見えていい子よ翔君。
じゃあいってらっしゃい。
そっか…健太も無理か。
(沙耶)今日は仮通夜であしたはお通夜。
あさってがお葬式だそうです。
今日は色々準備もあるとかで。
そうだな。
でもホントにやるつもりかな?雨でグラウンドぐちゃぐちゃだろ?ケイガクからは何の連絡もないし。
(江本)おす!おはようございます。
決行?
(江本)けさほどわが校のOBから連絡が入りまして「何が何でも試合は決行せよ」とのことでしたので。
「何が何でも」ですか。
(江本)セタショーいえ…翌檜さんのOB会幹事長荒川さんよりこちらのOB会長藤堂の方に連絡が入ったようで。
あっ荒川しゃ…幹事長から?
(江本)昨夜野球部のOBの方が亡くなられたそうで。
心からお悔やみ申し上げます。
ただし勝負は勝負。
手は抜きません。
まあ抜いたところでうちが翌檜さんに負けるとは思えませんが。
では私も整備があるので。
いつも思うんだけどあいついったい幾つなんだ?
(沙耶)えっ?社会人でもあそこまで嫌みったらしいやつはいねえぞ。
本気でムカついてる場合ですか?準備しますよ。
・
(村田)藤巻団長!
(村田)野口先輩のこと聞きました。
ああ…そっか。
すまんな。
健太葬儀の準備や何かで来られそうにないんだ。
(村田)いえ。
それと…翔が熱出しちゃって。
(村田)えっ?だから今日は2人だけだ。
ごめんなさい。
(村田)いえ。
しかたのないことですから。
俺たちは俺たちで頑張るしかありません。
野口先輩のためにもいい試合をします。
ですから熱い熱い熱い応援よろしくお願いします!
(一同)よろしくお願いします!あっ。
お〜す!
(沙耶)おす!
(男性たち)おす!
(大介・沙耶)おす!
(男性)おす!早いよな。
開始までまだ1時間あるぞ。
時間厳守…いえ時間前厳守が団の規律ですから。
というか気合入っちゃってるんだと思います。
(齊藤)当たり前じゃ!おっ…。
(齊藤)年に一度のケイガクとの定期戦に気合入らないでどうする!おす!昨日はありがとうございました。
お前らに礼を言われる筋合いはねえ。
(山下)あれはわしらの気持ちや。
おす。
グッさんの名に恥じない応援をしてくれ。
おす。
ありがとうございます。
(山下)おい金髪が倒れたっちゅうのはホンマか?おす。
誰が旗手やるんじゃ?私がやります。
(齊藤)サヤオが?えっ…ほっほな太鼓は?あの誠に心苦しいお願いではありますが…。
おう。
齊藤先輩と山下先輩も加わっていただくっていうわけ…。
定期戦を何だと思ってんだ!
(山下)お前アホか!おす!
(山下)ほんちゃんの試合でOBが応援する学校どこにあんねん!おす!何を考えてんだ!
(玲奈)私やります太鼓。
私やります。
(沙耶)玲奈さん。
(玲奈)応援パターン全部のみ込んでるんで大丈夫です。
いやでもね…。
チアも応援団の一員なんで。
おす!さっ準備しましょう準備。
セタショー元い翌檜大応援団が女子2人と藤巻か。
しゃあない非常事態や。
これもご時世や。
(広子)ごめんね。
パパに付き合わせてこんなことに。
(翔)いえ。
美紀今解熱剤買ってくるからもう少し待ってて。
おす。
すいません何から何まで。
いいのよ。
でもどうしてそこまでやるのかしらね。
団ってそんなに大事なのかしら。
ねえ定期戦って勝つと思う?負けると思う?あっいや俺には…。
(広子)う〜ん。
「祝」だと負けたときに使えないじゃない?でも「お疲れさま」だと文字数がな…。
(玲奈)開始15分前ですよね?ケイガクも。
こういうご時世で団張るのはいずこもおんなじっちゅうこっちゃ。
おす!
(齊藤)とにかく!今日は!ひたすら!死ぬ気で〜!・
(原)ねえどういうことなの?これ。
大急ぎで討論会の相手をぶっつぶしてやって来てみればこのありさま。
こんな中で応援する意味はあるのかしら。
ねえ?松下さん。
メールだけで抜け出してその後連絡もよこさない。
あなたどうかしてるんじゃないの?
(沙耶)すみません。
(原)この単細胞で直情的なアホな連中にまさか洗脳されたんじゃないでしょうね?
(男性)何だこら。
(男性)何じゃこら。
(齊藤)おばはん。
試合前の大事なときに何をごたごた抜かしとんじゃ!
(山下)せや邪魔や!
(原)お話にならないわ。
分かりました。
帰ります。
私は忙しいんです!何よ…人がせっかく駆け付けてあげれば。
(翔)原先生〜。
そんなこと言わないでせっかくだから見てってくださいよ。
金髪!大丈夫か?ここで来ないと話になんないでしょ。
団長には悪いんですけど美紀ちゃんの愛の力で熱下がっちゃいました!・
(健太)おす!遅くなりました!健太君。
(齊藤)大丈夫なのか?おす!定期戦で応援団席に立つことが父へのはなむけになるかと。
原先生。
せっかくこちらまで足を運んでくださったんですから最後まで見ていってやってください。
自分はともかく学生たちにとってはこれが初陣ですから。
お願いします。
(沙耶)お願いします!
(翔・健太)お願いします!分かりました。
私も何も鬼ではないんですよ?顧問としての責任きちんと果たしましょう。
いくぞ〜!
(一同)おう!
(江本)気合入れてくぞ!
(一同)お〜す!
(齊藤)いいか?金髪。
旗揚げは相撲の立ち合いとおんなじだ。
旗を揚げるタイミングはこっちの気合と向こうの気合が揃ったときじゃ。
早過ぎても遅過ぎてもいかん。
分かったな?
(翔)おす!藤巻!サヤオ!健太!翔!どんなときも気と手を抜いたらあかんど!とにかくひたすら精いっぱい。
それが応援や!おす!
(一同)おす!
(齊藤)藤巻!多摩川の練習思い出せ!
(山下)大丈夫や!お前の思いはきっと届く!きっと!おい…権田先輩だ。
(山下)ホンマや。
えらいこっちゃ。
(原)何なの?あのじじいは。
(齊藤)権田先輩おす!お疲れさまです!おす!お疲れさまです!
(権田)荒川が来られないそうじゃな。
おす。
(権田)まったくもって…。
示しがつかんな。
お〜す!
(一同)お〜す!これよりエールとなります。
ご起立ご脱帽よろしくお願いします。
『翌檜大学校歌』それ〜!
(一同)・「多摩川の水面に光るわれらが汗と」・「涙こぼれる友らの絆」・「翌檜わが胸に未来の光あれ」
(齊藤)藤巻!気合入れろ!フレ〜!フレ〜!駄目だこりゃ。
あ〜す〜…。
何をやっているの?な〜ろ〜!それ〜!はい!
(一同)フレーフレー翌檜!フレーフレー翌檜〜!
(審判員)ストライク!フレー!
(一同)かっ飛ばせ〜安藤!ファイトファイト安藤!
(一同)頑張れ頑張れ村田!
(一同)ケイガク!
(一同)頑張れ頑張れ村田!頑張れ頑張れ村田!フレー!
(一同)かっ飛ばせ〜安藤!
(審判員)ストライク!バッターアウト!おっ…。
まだ勝負はついていません!皆さん声出していきましょう!そ〜れ!
(大介・沙耶)村田!村田!村田!村田!村田!村田!村田!村田!村田!
(大介・沙耶)村田!
(大介・沙耶)フレー村田!帰る。
(山下)先輩!
(齊藤)権田先輩!申し訳ございません!
(山下)申し訳ございません!
(審判員)ストライク!
(部員)よっしゃ〜!
(一同の歓声)ゼンちゃん。
紫乃。
(紫乃)玲奈先輩。
来てくれたんだ。
(紫乃)あっいやあの…私が無理やり来てもらったんです。
園田先輩にどうしても試合見てほしかったから。
見に来るくらいだったら吹奏楽も参加してほしかったよ。
(紫乃)先輩…。
そしたら指導部ももうちょっとましな応援できたかもしれないし。
(玲奈)指導部だけじゃないよ。
チアにとっても定期戦は晴れ舞台だったの。
ゼンちゃんはチアの夢も壊してんだよ。
分かってんの?
(紫乃)先輩やめましょうよ。
園田先輩せっかく…。
(善彦)分かってるよ!でもどこかで誰かを犠牲にしないと自分たちのやりたい音楽なんてできないじゃないか。
人のことばっかり考えてたら生きていけないよ。
(善彦)何だよ。
わざとらしく走り去ったりするなよ。
嫌なんだよこういうのは。
応援団の皆さん応援ありがとうございました!
(一同)ありがとうございました!精いっぱいの応援を頂いたのにこんな無残な試合をしてしまいすいませんでした。
こんなときに来てくれてありがとう。
勝てなくてすまん。
いえ。
いいんじゃないか?なっ?これは初陣だ。
これから始まるんだ。
俺のことはともかく君らはまだ若い。
先が長い。
人生も応援も同じようなもんなんじゃないかな?失敗に失敗を重ねて恥を幾重も上塗りするようなことになっても人はそうやって成長してくもんなんじゃないか?先があるってことは幸せなんだぞ。
まあ…今回はこういう結果になってしまったけどまた次があるんだ。
そんときはまたみんなでさ…。
何を甘っちょろいこと言ってんじゃ藤巻。
おす!何だ今日のこのざまは!おす。
先がある幸せだと?わしが団長ならこの場で切腹じゃ!おす。
申し訳ありません。
応援には勝ち負けもないが次もない。
野球部に礼言われてどうする!敵に笑われてどうすんじゃ!野球部が負けたのはなお前らが悪いんじゃ。
お前らのせいで負けたんじゃ!罰練!全員腕立て100!
(沙耶)意味が分かりません。
負けたのは野球部です。
確かに私たちは情けなかったかもしれません。
ですが全てが私たちの責任などと言われるのは筋が違います。
それはただのへ理屈です。
もう一度言ってみろ。
(沙耶)何度でも言います。
ただのへ理屈です!
(齊藤)何を生意気なこと言っとんじゃ!やめてください!
(山下)さっ…齊藤やめ!団長は私です。
その私がふがいなかったことはおわびします。
ですが…。
こいつらこんな最悪な状況の中で一生懸命やってくれました。
それは認めてやってください。
今どきのやわなやつだと思ってたこいつが熱を押して球場までやって来てくれました。
健太は父親の葬儀を…その準備の途中抜け出して来てくれた。
そういうところにあなた感動しないんですか?私はじゅうぶん感動してます。
サラリーマン生活30年。
忘れてた…青春の感動を思い出してます。
ていうか学生時代にもそんな熱い思いになったことありませんが。
この金髪は私を…団を助けようとして寝ないでバイトしてるんですよ。
父親亡くした健太の気持ち分かってくれてたんじゃないですか?私は…。
私は団長です。
私は私のやり方でこの団をまとめていきます。
こいつら認めた上で…。
じゃかましい!わしだってな金髪がバイトしてたことぐらい知っとるわ!えっ?
(山下)グッさんのことをわしらが悲しんでないとでも思うとんのか?わしと齊藤はグッさんを20年前から知っとるんや。
現役で投げとるあいつを知っとるんや。
じゅうぶんに健太の思いは分かっとる。
だったら!
(齊藤)だが!そのことと今日の応援は関係ない。
罰練!全員拳立て100…いや200!いやエンドレスじゃ!死ぬまでやれ!齊藤さん!団長は私です。
藤巻…貴様!
(齊藤)おら!いいかげんにせいや〜!このバカ親父ども!こんなことしてる場合か!早くこの2人を家に帰してやれ!
(健太)すいません。
お先に失礼します。
(沙耶)気を付けて。
(翔)う〜す。
(沙耶)大丈夫?歩ける?
(翔)うっす。
帰った?
(沙耶)はい。
ご苦労さん。
すまなかったな。
いえ。
あのさ。
あの。
どうぞ。
ワインなら付き合えます。
ただし日本酒焼酎はNGですが。
(翔)あれ?どうしたの?美紀ちゃん。
翔君のこと心配になっちゃ…。
(翔)あっ大丈夫。
あっごめん…。
いやそれよりさ美紀ちゃんのお父さん…あっいや団長のこと心配してあげて。
何か熱くなっちゃってたから。
だから今日は早く帰ってあげて。
(美紀)でも…。
あ〜これ本格的にヤバいわ。
だっせ〜俺。
翔君…。
どうしたのかしら2人とも。
せっかく作ったのにな。
悪かったな大騒ぎして。
いえ。
今日に限ってですが団長の気持ち分からなくはありませんでした。
えっ?齊藤さんのあの言い方はないです。
それに何でも暴力で押さえ込もうとするあの旧態依然なやり方。
最悪です。
罰練のどこが悪いんじゃ。
あいつは何も分かっとらん。
何が「団長は自分だ」だ。
自分のやり方?ふざけるな。
100年…いや1,000年早いわ。
いやもう…まあまあもう分かったからやっやめとけよおい。
団長はよく言ってくれたと思います。
あの古い体質は改善しなければいけません。
なっ?鉄拳制裁罰練しごき。
そんなん通用したんはな昭和の遠い昔や。
わしらの時代とは違うねん。
そうだよな。
ありがとう分かってくれて。
でもだからといって「かばう」と言いながら翔君や健太君のことをすっかり忘れている団長もどうかしています。
(山下)そうや。
周り見んと暴れて。
お前だって昔は年中やっとったじゃねえかよ。
(山下)何すんねん。
あのな年を考えろ。
わしらな立派な中堅社会人や。
なっ?それがやでお前OBがやなっ?暴れて後輩殴ったって世間に知られてみ団は即刻これや。
つぶれるぞ!ホンマに。
(沙耶)結局男は自分のことしか考えてない。
自己満足できればそれでいいわけですか?あ〜息苦しい。
息苦しくてやってられん。
(山下)お前どこ行くんや?帰るよ。
けど藤巻も根性出てきたんちゃうか?お前に楯突くんやから。
じゃあそろそろ帰ろうか。
(沙耶)いえ。
私はまだ少しここにいます。
あっそう。
(沙耶)いいです。
割り勘にしてください。
いやそういうわけにはいかないだろう。
団長が…。
そういうのが嫌いなんです。
じゃあこういうのはどうだ?親父が娘におごる。
(沙耶)団長。
んっ?すみません。
慰めようと思ったのに。
あっ…。
団長。
団長のやり方って何なんですか?
(アナウンス)留守番電話に接続します。
発信音の後にメッセージを録音してください。
俺のやり方か…。
何が根性や。
(景子)ホントお忙しい中ご丁寧にありがとうございました。
すいませんこんな遅くに。
一目グッさんに会って別れが言いたくて。
ありがとうございました。
ちび今日は悪かったな。
いえそんなことないです。
(齊藤)奥さん何か困ったことあったら何でも言ってください。
それじゃ。
(齊藤)何じゃ?何か用か?団長として健太の様子を。
ちびの所へはわしが行ってきた。
そうですか。
ああ。
それじゃ。
藤巻。
何でしょうか?俺は…。
俺は…。
わしは悪いことしたとは思ってないからな。
おす。
時代錯誤と言われようとがきと言われようとわしは団で育って団で生きてきた。
団のやり方は貫き通す。
野球部が負けたのはお前らのせいじゃ。
お前らの熱意が足らなかった。
悔しかったら翌檜応援団本気で立て直してみ。
二度とあんな恥ずかしい応援はするな。
返事は?おす。
(男性)あれ?学生さんがこんな夜中に出歩いていいんですかね?あっ学生さんかと思ったら親父じゃん。
ハハハハ!
(男性)おじさん幾ちゅ?何この長ラン。
(男性)氣志團?カッコイイっすね。
ちょっと俺に貸してくんない?何シカト?いいじゃん学ラン貸してくれよ。
(男性)学ラン親父がよ気張ってんじゃねえぞ。
学ランは貸せない。
はっ?学ランはな団の魂だ。
(3人の笑い声)学ランの襟が何でこんだけ高いかお前ら知ってるか?何言ってんだ?この親父。
頭おかしいんじゃ…。
うつむかないようにするためだ!何だこの野郎。
(男性)おら!はいよいしょ!
(男性)よし来い!
(男性)よっしゃおら!
(男性)おら!
(男性)よいしょ!
(男性)よっしゃおら!
(男性)よいしょ!
(男性)よいしょ!
(店主)あっ。
警察…警察呼ばないと。
はい。
(主人)あっもしもし?藤巻さん?
(広子)はい。
どうしたんですか?今駅前の交番にいるんだけどさ学ラン親父…いやご主人大変なことになっちゃったよ。
えっ?あっ藤巻さん。
(広子)すみません!いや…。
(広子)どうもすみません!パパ!パパいったい何してるの!?あ〜…これ作ってくれたのか?そうよ。
あっ…。
もうちょっと痛くないようにさ。
してるわよ。
ケガする方が悪いんでしょ。
ったくケンカなんかして最低。
大丈夫?おなかとか頭とか打ってない?あっ腰は?大丈夫だ。
奇跡ね。
美紀は寝たのか?いない。
えっ?翔君の所に行った。
えっ?今夜は帰ってこないって。
何で?パパのせいよ。
何が?パパが翔君のこと無理やり応援団に入れたりするから。
だからそれが何でだよ。
だからもう…あ〜説明すんのめんどくさい。
とにかく熱が上がっちゃって翔君のそばに付いていたいって。
泊まってくるって。
どうしようかしらね。
このまま同棲するとか言いだしたら。
何言ってんだ。
美紀まだ高校生だぞ。
「帰ってこい」って言うのが親だろ。
だからあなたが帰ってこないからでしょ。
2人とも帰ってこなくて私どうしたらいいか分からなくて。
それは関係ないだろ。
だいたい未成年の娘を泊めるってことはな…。
ケンカして交番に厄介になったパパが翔君のこと言わないで!もう嫌だから!何なの応援団って!何でパパがこんなことやる必要あるの?何でパパがあんな学ラン着て夢中になってるの?町の不良とケンカなんかして…。
ねえ見たでしょ?あの人ね私のパート先のパン屋さんのご主人なんだよ?パパのことバレちゃったじゃない。
もういいかげんにしてよ応援団なんて。
仕事だよ!団に出向したのは仕事。
お前と美紀のためだろ。
家族のためなんだよ。
何それ。
だってこれやらなきゃ首なんだよ。
そしたらさ家のローンだの美紀の学費だの俺たちの老後だってさ…。
ホントはさ少しは自分でもやってみたいって思ってたんじゃないの?はあ?結構楽しそうにやってたじゃない。
夢中になって。
合宿だ定期戦だって。
バカ言ってんじゃないよ!ぜ〜んぶお前らのためだろ!「お前らお前ら」って言わないで!自分だけが犠牲になってるみたいに言わないで!お前ら誰に食わせてもらってると思ってんだ!じゃ辞めていいよ。
会社辞めて応援団も辞めればいいじゃない。
そうしたら?俺は辞めないぞ。
絶対辞めないぞ〜!2014/08/19(火) 21:00〜21:54
関西テレビ1
あすなろ三三七拍子 #06[字]
情けなさすぎる初陣!情けなさすぎる団長…大失敗の応援団をかばったつもりが…団長、心も体もボロボロになる▽柳葉敏郎 剛力彩芽 風間俊介 ほんこん 反町隆史
詳細情報
番組内容
翌檜(あすなろ)大学と京浜学院大学の定期戦当日。藤巻大介(柳葉敏郎)の家へやってきた保阪翔(風間俊介)は、高熱を出し玄関で倒れ込んでしまう。美紀(飯豊まりえ)は、翔が応援団に入ったことにより、学費を稼ぐためのバイトの時間でかなり無理をしていたと大介を責め立てる。事情を知った大介は、定期戦に行こうとする翔を止め、球場へ向かう。
大介と松下沙耶(剛力彩芽)が球場で準備をしていると、
番組内容2
齊藤裕一(反町隆史)と山下正人(ほんこん)たちセタショー応援団OBがやってきた。大介は齊藤と山下に応援に加わってもらえないかと頼んだ。が、正式な試合でOBが応援するわけにはいかないと一蹴される。すると、チアリーダー部部長の葉月玲奈(高畑充希)が現れ、太鼓を担当すると申し出る。
様子を見に来た原智子(森口瑤子)は閑散としたスタンドを見てあきれ、メール連絡だけで手伝いを抜け出した沙耶を叱責する。
番組内容3
帰ろうとする原を、美紀に付き添われてやってきた翔が引き止めた。続いて、野口健太(大内田悠平)も姿を見せる。必死の思いでかけつけたふたりに胸を熱くした大介は、学生たちの“初陣”を見て欲しいと原に頭を下げる。
いよいよ試合が始まった。エール交換で声を張り上げた大介だが、緊張のあまり声が裏返ってしまう。その緊張は沙耶たちにも伝わり…。
出演者
藤巻大介: 柳葉敏郎
松下沙耶: 剛力彩芽
保阪翔: 風間俊介
葉月玲奈: 高畑充希
野口健太: 大内田悠平
藤巻美紀: 飯豊まりえ
藤巻広子: 菊池桃子
荒川剛: 西田敏行(特別出演)
原智子: 森口瑤子
山下正人: ほんこん
齊藤裕一: 反町隆史
スタッフ
【原作】
重松清「あすなろ三三七拍子」(講談社文庫刊)(C)重松清/講談社
【脚本】
吉田紀子
ふじきみつ彦
【編成企画】
水野綾子
【プロデュース】
小林宙
【演出】
土方政人
植田泰史
【音楽】
大友良英
【劇中歌】
Sachiko M
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
共同テレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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