(テーマ音楽)皆さんの毎日の健康作りに役立つ確かな情報をお伝えしましょう。
「きょうの健康」です。
今週はこちら…今日は2日目です。
まずこんなグラフをご覧下さい。
こちらは1日にとりたい推奨されるカルシウムの量と実際にとっているカルシウムの量についてのグラフなんですね。
これ青が男性赤が女性ですがこれを見ますとこの線がカルシウムの必要な量でしょ。
どの年代男女ともに足りてませんね。
そしてカルシウムのほかにも実は骨のためにとりたい栄養があるんです。
どんな食材をどのくらいとればよいのかその目安を簡単に分かるという方法もお伝えしていきます。
更に骨粗しょう症の新しい薬についてもお伝えします。
という事で今日のテーマはこちらです。
今日も専門家をお迎えしています。
分かりやすく教えて頂きましょう。
ご紹介致しましょう。
整形外科リハビリテーションの分野で骨粗しょう症の診断治療をご専門とされています。
今日もどうぞよろしくお願い致します。
さて今日は食事と薬をテーマに致しますがやはり骨を丈夫にしたいという場合はこの2つは大きな柱なんですね。
はい。
骨粗しょう症と診断された場合は薬で骨密度を維持していく。
あるいは少しでも増やしていく事が大切なんですがそれだけでなく食事あるいは運動こういったもので骨や筋肉を強くする事も大切です。
また予防で考えた場合も日頃から食事と運動で骨筋肉を丈夫にする事が大変大切なんです。
特にリスクが高いという方は積極的に取り組んで頂きたいと思います。
食事と運動は予防の段階から大事な要素だという事ですね。
さてその食事という事を考えますと骨といえばカルシウムなんだろうと当然パッとイメージが湧く訳ですがほかの栄養素も大事なんだという事なんですね?骨の材料となる栄養素であるカルシウムのほかにもカルシウムの吸収を助けるビタミンDですね。
それから骨を作るのを促すビタミンK。
こういったものも積極的にとって頂きたいと思います。
それではまずはカルシウムですがこれはどれぐらいとればよいという事になっているんですか?この黄色い線は1日に必要な推奨量であります。
例えば50歳代の女性でありますと650mg摂取する必要があります。
それが推奨量ですね。
骨粗しょう症の場合にはカルシウムは700から800mg摂取すべきだと骨粗しょう症のガイドラインで定められていますので更に増えます。
800mgはここの線になります。
例えば女性の50代を見てみますと骨粗しょう症の方ですとおよそ300mgも足りていないという事になります。
これは日常生活でかなり足りてないんだという事を自覚しなければいけませんね。
しかしこれ毎日の事ですからどんな食品でどういうふうにカルシウムを補っていけばいいんだろうとかなかなかイメージしにくいですね。
それがそこを補う方法があるんですよ。
簡単な方法があるという事ですね。
それではそれはどんな方法なのか久田さんからです。
今日はこちらに萩野さんお薦めのカルシウムを多く含む食材を用意してみました。
では詳しく見ていきましょう。
まずは牛乳ですね。
180mL。
そしてヨーグルト160g。
プロセスチーズ30g。
更にこちら。
ゆでた小松菜130g。
木綿豆腐1/2丁。
煮干しが10g。
そしてこちら。
めざし4尾。
干しひじき15g。
しらす干し40g。
がんもどき75g。
ごまが大さじ2杯となっています。
いろいろ出ましたね。
私しょっちゅう食べてるものばっかりのような気がしますが面白いですね。
この煮干し君なんかこんな大きいの。
もっとちっちゃい煮干しもありますよね。
立派ですよね。
さてこの分量というふうに整理されたのは何か意味があるんでしょうか?実はこれそれぞれカルシウムが大体200mgぐらいになるようになっています。
まずはこの食品と量を覚えて頂きたいと思います。
覚えて下さいという事でもう一度見ていきましょう。
まずは乳製品ですね。
これは大変身近なものですよね。
これはとりやすそうですね。
更にこういった小魚類ですよね。
これは本当に丸ごと食べられるというようなものです。
そして大豆製品。
これも身近ですがこういったものにも多く含まれているという事です。
実際これはどのように活用していきますか?日頃のお食事にこの中から2つのものを選んで頂いて追加して頂きます。
そうするとカルシウムが400mg増やす事ができる訳です。
そうかそれぞれ200mgでしたからね。
では濱中さんでしたらこの中から2つといえば…。
結構ちゃんととってるんですよ。
でもちょっと乳製品が苦手なのでいつもたっぷりとっている小松菜。
そしてお豆腐ですね。
ほぼ毎日とってるかな。
こういったものを積極的にとっていけばという事ですね。
さあこれでどうでしょうか?そうそう。
そうなんですよ。
今お二つお選び頂きましたが必ずしも2つでなくても違う食品を半分ずつとって頂いてもそれで1つになるんです。
例えば朝にヨーグルトを80gとって頂いて昼に豆腐を3/3夜はごまを大さじ1杯ごはんにかけて頂いてそれに牛乳を90mL加えて頂くとこれでちょうど400mgになる訳です。
いろんなものを少しずつでももちろんいい訳ですよね。
しらす干しをちょっとかけるとか。
これ丸ごとと考えると多いかもしれませんが1回の食事で少しずつとっていくという事でもいい訳なんですね。
それなら簡単にできそうですよね。
ではカルシウム以外に食べた方がよいものありましたね。
ちょっと後ろの画面で見ていきましょう。
今カルシウムについて見ましたが…。
ビタミンDですね。
これはカルシウム不足と同時にビタミンDもやっぱり不足しているんですか?日本人は。
そうですね。
特に高齢者の方々は約44%がビタミンDが不足しているので積極的に食べて頂きたいと思います。
多くの方が足りないんだ。
そうなんですね。
ではどんなものに含まれているんでしょうか?ビタミンDは…こういったものに多く含まれています。
こういった食品なんですね。
ビタミンDは吸収を助けるんだという事でございましたがカルシウムの吸収をですね。
これをうまくとるコツはありますか?カルシウムとビタミンDを一緒にとって頂きますと腸でのカルシウムの吸収が高まりまして効率よくとって頂く事ができます。
このほかビタミンDは食事以外にも体の中で増やす事ができます。
例えばビタミンDは日光に当たると体内で合成されますので顔や手などで結構ですので日光に浴びる事も心掛けて頂きたいと思います。
少しは日に当たった方がいいという事なんですよね。
さてもう一つビタミンKですね。
これはどんな食品にありますか?ビタミンKも大事ですがそれが多いのが…こういったものにビタミンKは多く含まれています。
こういったものもヘルシーな食品が並んでいるという…。
小松菜思い出しますがカルシウムも多いんでしたよね。
小松菜はカルシウムもビタミンKも多く含んでおりますので積極的にとって頂けたらと思います。
こういった食品を皆さんよく覚えて頂いてそれでは次に薬についてのお話を伺いましょう。
あちらで伺います。
さて骨粗しょう症と診断された場合治療としては薬がメインのものとなるという事でしたがどのような人が薬物治療の対象となるんでしょうか?薬物療法の治療の対象となりますのはまず大たい骨の付け根や背骨にぜい弱性骨折これは骨がスカスカになって折れてしまう骨折の事をいいますがこういった骨折がある方がまず対象となります。
また若年成人平均値若い成人の女性の方の平均値に比べて70%を切っている場合こういった場合も薬物による治療が開始されます。
それに加えまして若い女性の骨密度の70%以上だけども80%未満の方であっても骨折した家族がいたりそのほかの骨折のリスクが高かったりして骨折の危険性が高い場合にはやはり薬物療法の対象となります。
では薬はどんなものを使っていくんでしょうか?骨粗しょう症の治療薬には骨を壊す働きを抑える薬がございますしそれから骨を作る働きを助ける薬。
そして骨代謝のバランスを整える薬などがございます。
1つずつ伺いましょうね。
骨を壊す働きを抑える薬どんなお薬でしょうか?これまではビスホスホネート薬と女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするSERMというものがございました。
エストロゲンは骨の吸収つまり骨の破壊を抑える働きがありますがSERMもこれに似た働きを持った薬剤です。
これらに加えまして昨年6月から新しいタイプの薬デノスマブが使用されるようになりました。
これが新しいお薬なんですね。
この新しい薬はこれまでの薬と比較して何かメリットはあるんですか?ビスホスホネート薬と比べてみますとビスホスホネート薬は毎日あるいは週に1度月に1度といった服薬が必要でした。
また薬によっては決まった時間に必ず飲まなくてはいけませんでしたがデノスマブは半年に1回注射するだけで骨密度を上げて骨折を予防する効果があります。
また経口のビスホスホネート薬は早朝空腹時に服用して服用後30分間は食事をとらずに上体を起こしておく必要がございましたがデノスマブにはこうした条件はございません。
じゃああまり手間がかからないといいますか使いやすそうに思いますがどうですか?ただデノスマブは6か月に1度なんですが注射のお薬でございます。
ですから注射が苦手な方には不向きでございます。
それとデノスマブ自身は6か月に1度なんですが同時にビタミンDとかカルシウムを一緒に飲んで頂く必要があります。
これは毎日飲んで頂く必要があります。
こういった薬の使い分けはお一人お一人の患者さんに合わせて決められております。
あと1つ残っております。
SERMはどういう人に使うのが適切なんでしょうか?これは骨折のリスクがあまり高くない50から60代の女性の方に使用しております。
さてほかのお薬伺いましょう。
ほかのお薬これですね。
骨を作る働きを助ける薬。
これは?これは骨芽細胞の働きを強める副甲状腺ホルモン薬がございます。
これは週に1回通院して注射をするタイプとそれから自分自身で自己注射ですね毎日して頂くタイプがございます。
この薬は主にどのような人が対象になるんでしょうか?これは重症の骨粗しょう症の方が対象でありまして主に骨折をこれまでしたような方が対象になります。
そして骨代謝のバランスを整える薬。
これは?これはビタミンDがございます。
これは食事で摂取したカルシウムの腸管からの吸収を増やす働きがございます。
骨というのは分解と再形成を繰り返しておりますがそのバランスを調整する薬剤です。
特にビタミンDが不足しているような方では極めて有効です。
これは素朴に思うんですがカルシウムをどんどん補給した方がいいだろうと思うのでカルシウム薬とかサプリメントとかをとるのはどうなんですか?骨粗しょう症に対しての薬としてのカルシウム薬は十分な効果が証明されていません。
ですからカルシウムは先ほどお話ししたようなああいった食物からきちっとしっかりとって頂く事が極めて大切になります。
食事でとる事が大事なんだという事ですね。
お薬について是非伺っておきたい事は副作用は気にする事はございませんか?骨粗しょう症治療薬はどれも比較的重篤な副作用は少ないですがビスホスホネート薬やデノスマブを長期間使用している場合歯を抜く時インプラントの治療といった歯の治療の時に極めてまれでありますが後に治りにくいという事がございます。
ですからこういった方は必ず歯科の先生に治療している事をお話し頂きたいと思います。
どうも今日のお話ありがとうございました。
2014/08/19(火) 20:30〜20:45
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 始めよう 骨粗しょう症対策「食事と薬で骨太」[解][字]
不足しがちな「カルシウム」。しかし、簡単にその不足分が補えてしまう方法があった!骨粗しょう症の治療では、新しい薬が登場!選択の幅が広がっている。詳しくは番組で。
詳細情報
番組内容
骨を丈夫にする栄養素の一つ「カルシウム」。残念ながら、日本人はカルシウムの摂取量が少ないのが現状だ。でも大丈夫!ある食品を1日2品、通常の食事に加えるだけで、簡単にその不足分が補えてしまうのだ。また「骨粗しょう症」と診断された場合、欠かせないのは「薬」。去年から使用され始めた「新しい薬」は、これまでの薬と使用回数や使用上の注意点が異なる。自分が使いやすい薬を選ぼう。骨太になるための方策がぎっしり!
出演者
【講師】鳥取大学教授…萩野浩,【キャスター】濱中博久,久田直子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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