科捜研の女10 2014.08.19

(パトカーのサイレン)
(土門薫)ご苦労さまです。
先輩所轄より先に着いたそうですね。
(沢郁夫)あぁ帰る途中たまたまこの近くを歩いてたんだよ。
(榊マリコ)ご苦労さまです。
市内東山に住む三河真治48歳。
外傷はない。
顔が赤い。
眼球の充血。
このにおい…。
手伝って。
(乾健児)はい。
死斑は鮮やか。
青酸中毒の可能性が高いわね。
特有のアーモンド臭もある。
青酸かどうかは知らんが服毒死だろ。
確かに粘膜にただれた痕跡があります。
なんで服毒ってわかったんですか?あぁ…おいさっきの瓶。
はい。
死体の近くにあった。
毒物らしい。
指紋はどうでした?
(沢)ホトケさんのだけだ。
(権藤克利)じゃあ自殺ですね。
自殺か他殺かは解剖と鑑定を待って。
(吉崎泰乃)お預かりします。
あぁ。
あっ!大丈夫ですか?大丈夫…。
(泰乃)あっ…!
(権藤)沢さん!動かさないで!救急車。
はい!過労ですね。
2〜3日は仕事を休まれた方がいいですよ。
お大事に。
捜査一課今そんな忙しいの?いや本部が出張るような事件はここ数日起きてないが…。
(武田凛子)あっあのすいません沢郁夫は…?失礼ですが…。
あの…。
あぁ…。
なんだ何しに来た。
倒れたって聞いて…。
聞いたって…本部に電話したのか?だって電話も繋がらないし…。
土門悪かったな面倒かけて。
いや。
行くぞ。
(権藤)沢さん送っていきますよ。
(沢)いい大丈夫だ。
娘さん?うん?でしょうね。
沢さん娘さんいるんで。
あれ…?おい。
でも沢さん半年ぐらい前から家族と別居してましたよね。
(風丘早月)口の中食道胃の粘膜に腐食があった。
これで血液から毒物が出れば服毒死で間違いない。
問題は自殺か他殺かですね。
(佐久間誠)先月沢さんと同じ捜査本部にいたな?はい。
その時着替えを届けにきた女性がいたらしい。
見たか?見ましたけど…。
ゆうべ沢さんが病院に運ばれた時女性が来たそうだな。
捜査一課でうわさになってる。
同じ女性だったか?そんな事はどうでもいいんじゃないでしょうか。
どうでもいいわけないだろう。
着替えを持ってこれるという事は沢さんのうちに自由に出入り出来るという事だ。
それがなんでしょうか?もし2人が男女の関係なら…妻子と別居中とはいえ処分の対象になる。
自分にどうしろとおっしゃるんですか?沢巡査部長の内偵を頼む。
スパイをしろとおっしゃるんですか?沢さんには静養目的で自宅待機させているから。
失礼します。
(ドアが開く音)
(榊伊知郎)これが現場にあった毒物の分析結果。
三河さんの血中から検出された毒物の成分はこれ。
(泰乃)「シアン化カリウム」どちらも青酸カリですね。
死亡した三河真治がこんな資格を持っていました。
「毒物劇物取扱者」。
工業系の専門学校を出ている。
この手の毒物を手に入れやすいね。
(日野和正)だとするとやっぱり自殺だ。
自殺の動機はあるの?うん3か月前に解雇されている。
そのせいか友人知人に借金をして人間関係もうまくいってなかったようだ。
精神的にも経済的にも追い詰められていたって事か。
三河さんが青酸カリを購入したかどうかは調べたの?今やってる。
少し時間がかかるだろうがな。
自殺の判断はその結果が出てからでもいいんじゃない?事件性がない以上俺たちは手を出せない。
知ってるけど…。
しかし遺族にはちゃんと説明したい。
死因の説明お前がしてくれるか?
(三河紀子)自殺…?警察はそう判断しました。
そんな…どうして!?
(泣き声)自宅待機なのに…。

(カメラのシャッター音)
(佐久間)広域暴力団勢田沼興行の社員塚原勲55歳。
傷害と脅迫の前科がある。
沢さんはこの男から金を受け取ったのか?
(権藤)ええ間違いありません。
(佐久間)「勢田沼興行はヤミ金だ」ヤミ金からの借り入れは処分の対象になる。
(権藤)あっ!また…またかけ直します!
(犬の鳴き声)若い刑事につまらん仕事をさせないでやってください。
質問に答えてください。
その女性とはどういう関係ですか?言えない関係です。
沢さんあなたほどの人がどうして…。
もういいですか?沢さん。
(佐久間)知ってるようですね。
警察官が違法金融から金を借りたら大問題ですよ。
私はあと1か月で定年になります。
それに免じてあと1か月時間をもらえませんか?沢さん…。
すいません遅くなりました。
なんだ沢さんのスパイで忙しいか?おい。
しかし本当なのか?あの沢さんが…信じられんな。
見たんですよ彼女が沢さんの家に入るのを。
それもだがヤミ金から金を借りたってのがな。
暴力団系のヤミ金やってる塚原って男です。
塚原!?外傷はない。
顔面の紅潮。
眼球の充血。
アーモンド臭もある。
死斑は鮮やか。
青酸中毒の可能性が高い。
この前の自殺死体と同じですね。
だが今回は現場に毒物がない。
他殺の可能性が高い。
新しいタイヤ痕がいくつかありました。
遺棄された可能性もあるな。
調べてくれ。
はい。
これ血ですかね?血じゃないわね。
採取して鑑定。
はい。
(権藤)土門さん。
なんだ?塚原の携帯です。
沢さんからの着信があります。
やっぱ塚原の客だったんですよ。
三河さんが自殺した夜にも沢さんからの着信があるな。
ですね。
他にも顧客らしき番号があります。
最後にかかってきた番号は…。
口と食道と胃の粘膜に腐食が見られた。
やはり服毒死ですね。
(権藤)死亡推定時刻は?
(風丘)昨夜8時から10時。
塚原の血液から青酸カリが検出されました。
青酸カリ自殺した三河さんと同じだね。
はい。
塚原の爪から採取した付着物は?鑑定した結果こんな成分でした。
「亜麻仁油柿渋ベンガラ」亜麻仁油は漆や木製品革製品の仕上げに塗ったりします。
柿渋は防腐剤に使われるね。
防水効果もあるし。
ベンガラは酸化第二鉄を主成分とする顔料ね。
亜麻仁油柿渋ベンガラが混ざってるって事は塗料じゃないかなぁ。
どんなところに使われるんですか?様々な木造建築に使われますよ。
その他にも家具陶芸ガラス細工なんかも考えられますね。
範囲が広すぎるな。
あ範囲が広いといえば塚原の死体発見現場にあったタイヤ痕。
流通量が多く特定するのは難しいと思います。
とにかくこのベンガラを使った塗料の製造元や使用先を調べましょう。
そこから何かつかめるかもしれない。
塚原の死亡推定時刻は昨夜8時から10時。
お前が沢さんに尾行をまかれたのは何時だ?6時頃ですけど。
そのあと沢さんを確認したのは?夜の9時頃自宅に帰ってきました。
沢さんが塚原を殺したっていうの?時間的に犯行は可能だ。
青酸カリを沢さんがどうやって手に入れたの?自殺した三河さんの現場に沢さんは誰よりも早く臨場していた。
帰る途中たまたまこの近くを歩いてたんだよ。
沢さんなら所轄が来る前に三河さんが使った青酸カリの残りから致死量分抜き取る事は可能だったって事?動機と手口が成立しアリバイはない。
刑事なら疑うべき線だ。
沢さんが殺人などするはずがない。
なぜそう言えるんですか?部長はなぜそこまで沢さんにこだわるんですか?
(佐久間)私は沢さんの部下だったんだ。
沢さんは私の先生だった。
先生?キャリアにも刑事研修がある。
刑事として初めて配属された署に沢さんがいたんだ。
佐久間部長の教育係だったというわけですか。
警察官としての心得を本当に色々教えてもらったよ。
まあ昔の話だがな。
ご苦労さまです。
こっちお願いします。
(乾)はい。
(権藤)沢さん何やってるんですか?
(沢)俺に構うな。
(権藤)そんなわけにはいきません。
とにかくここから出てってください。
ちょっと触らないで…。
(沢)いいから!
(権藤)困りますちょっと…!捜査一課沢巡査部長ですね?ご同行願います。
さあ。
おいなんだよ?ええ!?
(沢)おい理由は!?監察官ですね。
監察官って…。
警察の犯罪を捜査する…。
(佐久間)定年まで実質軟禁状態にするおつもりですか?
(国持三郎)そんなに時間はかけない。
出来るだけ早く辞表を書かせ警察とは無関係の人間になってもらう。
ただいま。
(伊知郎)あっ家宅捜索の収穫?ええ。
でも塚原の所属する勢田沼興行にも自宅にも青酸カリやベンガラを使った塗料はありませんでした。
(泰乃)その塗料なんですが製造元がわかりました。
これが市内で使われてる主な場所です。
神社や文化財指定された建物の分だけですけど。
とりあえずここを1つずつつぶすしかないわね。
ええ?でも結構あるよこれ。
見て。
苦しんで引っかいたと思えない?じゃあこの中につめの跡がある場所があれば…。
そうそこが殺害現場かもしれない。
日野さん行きましょう。
えっ?僕もやるの?沢巡査部長が犯人でない事を証明してくれ。
残念ですが結果ありきの鑑定は出来ません。
せめてその他の線も探る…それも出来ないのか?あらゆる線を探るのが刑事の仕事です。
科捜研も先入観を持った鑑定は絶対にしません。
あらゆる線を調べるって他にどんな線を調べるの?塚原の顧客だ。
違法な金貸しだから怨恨の線はある。
沢刑事以外の顧客わかってるの?塚原の携帯に登録してある番号から調べている。
間違いないベンガラだ。
塚原の携帯に登録されていた彼の顧客だ。
判明したのがこの20名。
しなかったのがこの2つだ。
この武田も携帯の番号だが現在使われていない。
公衆電話はいくつか番号があったが最後の着信はこの今出川にある公衆電話だ。
その電話にあった全ての指紋を調べたが前科はなかった。
近くに防犯カメラは?ない。
塚原の殺されるまでの足取りは?手に入った映像は2か所。
塚原だ。
ここで沢さんに金を渡していた。
早送りして。
はい。
ストップ。
再生。
(乾)はい。
誰かが塚原と接触してるんだけど…。
拡大鮮明化。
はい。
(乾)女ですね。
帽子で顔がよく見えないけど。
おいもう少しなんとかならないか?これ以上は…。
戻して。
このあと塚原はこの女性と一緒にどこかへ向かってる。
塚原の死亡推定時刻は20時から22時。
塚原に最後に会った可能性が高いな。
ええ。
塚原の客に女が5人いる。
写真と照合出来ないか?うーん…顔はほとんど帽子で隠れてるししかも夜で民間のカメラだから画像も悪いし。
うーん無理ですね。
辞表を書けば依願退職です。
退職金はもちろん年金も支払われます。
別居中の奥さんや娘さんの生活費も必要でしょう?
(監察官)最後にこちらを。
(沢のため息)ふふっ…。
これじゃいかにも無理矢理書かせましたって感じになるぞ。
俺の机の引き出しに使い古した三文判入ってるよ。
これでやっと帰れますね。
(机をたたく音)嘘つけ!どうせこのあとは捜査一課の取り調べだろ。
俺は被疑者だからな塚原殺しの。
殺人は担当外なのでわかりません。
担当は土門っていう刑事だ。
すぐ呼んでくれ。
さっさと終わらせて…帰りたい。
なんだよそれくらいしてくれたっていいだろ?それとも何か?こいつをここで破いてまた振り出しに戻すか?警務部です。
土門刑事いますか?はい…。
おい!
(凛子)そうですか。
わかりました。
ありがとうございました。
あっ…。
あの…。
どうしたんですか?沢さんが昨日からうちに戻ってなくて…。
すみません。
私も何もお教え出来なくて…。
(凛子)いえ沢さんは今厳しい立場に立たされてるんですね。
きっと私のせいで…。
あの…あなたと沢刑事のご関係は?すいません。
沢さんに口止めされてるんで。

(凛子)あの!本当は私沢さんに…。
(携帯電話)ちょっとすいません。
(携帯電話)はい。
あっちょっと!えっ?沢刑事が逃げたってどういう事?わからん。
今防犯カメラで捜してる。
(伊知郎)出入り口の防犯カメラには映ってない。
(乾)駐車場の防犯カメラにも映ってません。
これは?誰かが非常階段下に下りてる。
戻してください。
この走り方…。
沢さんだ!走り方…。
(乾)非常階段から先はカメラに映らず外へ出られますよ。
なぜ逃亡なんか…。
佐久間部長に知らせてくる。
はい。
土門さん。
さっきの写真5人の女性塚原の客の。
うん。
塚原と接触した女性と照合してみる。
でもそれ女の顔がわからないと…。
顔がわからなくても照合する方法があった。
準備オーケー?うん出来ました。
では最初の方こちらへどうぞ。
こちらから壁に向かって普通に歩いてください。
はい。
では次の方どうぞ。
ただ今戻りました。
(伊知郎)ご苦労さんどうだった?ああもう棒が足…じゃなくて足が棒ですよ棒!あの塗料が使われてる場所は一通り回ったんですけどつめで引っかいた跡はありませんでした。
一応サンプルは採取してきましたけどね。
じゃあこれとこの塗料の照合お願いね。
えっどうして?だって同じメーカーの塗料でしょ?外壁に塗られた塗料は同じものでも雨風や土ぼこりで微妙な違いが出てくるわ。
塚原のつめにあった塗料と完全に一致するものがあればまだそこが殺害現場である可能性は捨てきれない。
ああ…これって明日でいいよね?明日の朝までね。
それって必然的に徹夜になっちゃうんですけどね。
準備出来ました。
なんの準備ですか?これはね歩容認証。
(泰乃)歩容認証?
(乾)塚原が最後に接触した女性の映像がこれ。
で彼女とこの5人の女性たちの歩き方を照合するの。
ふ〜ん。
人の歩き方は指紋と同様個人によって違うのよ。
(泰乃)へえ〜。
歩行速度歩幅歩行周期腕の振り左右非対称性歩行姿勢の6項目で識別出来るの。
違うわね。
次。

(伊知郎)これも違うか…。

(乾)5人目も不一致か…。
結局該当する人いませんでしたね。
塚原の客じゃないのかね。
うーん…。
泰乃君やるよ!はい。
塚原の携帯にあった現在未使用の番号は以前武田修一という男が契約してました。
その武田半年前に自殺してました。
自殺…。
(権藤)自殺を処理した所轄に行ってきました。
それでちょっと気になる事がわかったんです。
ん?どれも合致しませんね。
って聞いてます?うーん…。
失礼します。
はい。
ああ…捜査一課の者です。
塚原から押収した手帳や携帯電話がここにあると聞いたんですが。
あっはい。
じゃあこちらへ。
(ノック)はい。
(泰乃)失礼しまーす。
乾さんって塚原の携帯鑑定してましたよね?ああそこにあるよ。
(泰乃)刑事さんが借りたいって。
あっでも一応土門さんから預かったんで土門さんに確認の電話を…。
(泰乃)えっ?
(乾)えっ嘘っ!?
(泰乃)えっ?えっとここを通って…。
沢さんはずっと府警本部の中に潜伏していたんだな。
ええ。
非常階段で外へ出たと見せかけて。
でもどうして塚原の手帳と携帯電話を…。
その携帯に気になる人物が登録されていました。
半年前に自殺した武田修一です。
(伊知郎)自殺?ええ。
その自殺を捜査した刑事の中に沢さんがいました。
そして自殺した武田修一の娘が…。
武田凛子です。
本当は私沢さんに…。
現在高野橋の近くのアパートに住んでいます。
じゃあ沢さんと同居してたわけじゃなかった。
うん。
(沢)土門。
お前ならそろそろたどり着くと思った。
半年前だ。
その捜査を担当したのは。
(沢の声)現場の状況や死体の痕跡どう見ても自殺だった。
(凛子)お父さん!お父さん!お父さん…お父さん…なんで…。
(凛子)お父さん!
(凛子)自殺じゃありません!父は殺されたんです!殺されたんです!殺された?自殺に追い込まれたのは借金取りのせい。
詳しく聞いたらそんな意味だった。
その借金取りが塚原。
その時にはまだわからなかった。
彼女も知らなかった。
だから調べたんですか?おかしいだろ?そんなのデカの仕事じゃない。
今までだって悲惨な事件の遺族は嫌ってほど見た。
なのに事件でもない自殺の遺族をなぜかほっとけなかった。
半年前といえば奥さんや娘さんと別居された頃ですね。
いやあれは俺が捨てられたんだよ。

(沢の声)それまで家族の事なんて考えた事もなかった。
後悔はいつも遅すぎる。
(沢)そんな時に出会った家族に捨てられた親父と父親を失った娘ってわけだ。
しかしそれならそうとなぜ言わなかったんですか?
(沢)自殺を調べてるとわかったら止められる。
不倫をにおわせとけば上は公になるのを恐れて一般人の彼女の素性は調べんだろう。
覚悟の自殺だったんだろうな。
携帯の履歴もメールも全部消して娘に相続は拒否しろという遺書だけ残した。
娘さんに借金が残らないように…。
おかげで塚原にたどり着くまで3か月もかかっちまった。
塚原に金を借りたのは接触するためですか?塚原は警察の聴取で彼女の父親との関係を否認した。
2人の関係を証明する何かがどうしても必要だったんだ。
それで塚原の手帳や携帯電話を…。
凛子の父親の携帯番号が残ってた。
凛子の父親が塚原の客だった動かぬ証拠だ。
先輩それだけで脅迫罪を立証するのは困難です。
それでもいいんだ!塚原を送検しないと俺の刑事人生は終われない。
(権藤)青酸カリを買ったのは三河さん自身でした。
やっぱり自殺だね。
(乾)買ったのは1週間前ですね。
そんな前から覚悟してたんだね自殺を。
(権藤)その覚悟はもっと前かもしれません。
2週間前にも買ってる。
つまり三河さんは青酸カリを2本持っていた。
もう1本はどこに?採取してきた塗料なんですが塚原のつめにあったものと完全に合致するものはありませんでした。
神社や文化財じゃないのかもしれないね。
このメーカーの塗料他にはどんな事に使ってるの?あとは古い家の建具なんかの塗り直しとか補修ですけど。
ほう…ベンガラ格子っていうからね。
もしかして…。
凛子さんは知ってるんですか?父親の自殺を先輩が今でも調べてる事を。
俺が勝手にやってる事だ。
あの日先輩は最初に現場に来られていましたね。
あの時も塚原の事を調べていたんですか?
(沢)あの夜は仕事が終わって帰る途中いつものように塚原と接触するために電話をした。
また金を借りたい今から会えるかって。
ええ。
その履歴が塚原の携帯にありました。
フッ…それであの近辺に呼び出されたんだ。
三河さんが自殺した現場の近くですか?ああ。
という事は塚原は現場で三河さんに会ったのかもしれない。
どういう事だ?塚原に会った後三河さんは自殺しています。
三河さんも塚原の客だった?かもしれません。
だが塚原の携帯に三河さんの登録はなかったぞ。
何回か公衆電話の着信がありましたよね。
ああ…。
最後の着信も公衆電話でした。
(携帯電話)失礼。
土門だ。
どうした?土門さんすぐ来てほしいところがあるの。
なぜ三河さんは2度も青酸カリを買ったのか。
なぜ翌日同じ青酸カリで殺された男のつめの間にベンガラの塗料が付着していたのか。
その2つを考えた時あなたの可能性が浮かんだんです。
あなた塚原勲知ってますね?知りませんそんな男。
これを見てください。
撮影された時間から見て塚原が最後に会った可能性が高い人物です。
この家の近くに設置されている防犯カメラの映像です。
ここに映っているのはあなたですね?鑑定の結果塚原と最後に会っていた女性はあなたです。
塚原はあなたと会った直後に殺害されています。
ご主人が自殺した時その現場の近くに塚原がいました。
ご主人は塚原の顧客でしたね?塚原がうちの人を追い詰めたのよ。
それで自殺するために青酸カリを購入したんですね?あの人が追い詰められている事はわかってました。
だけど私あの人の大丈夫だっていう言葉を鵜呑みにして…。
(紀子)違う…!本当は怖くてそれ以上問い詰める事が出来なかった。
問い詰めていたら自殺を止める事が出来たかもしれなかったのに…。
私あの人が買ってきた青酸カリを隠す事しか出来なかった。
だから三河さんは2度も同じものを買った。
あなた方に主人が青酸カリで自殺をしたと聞かされて絶対にあの男も同じ目に遭わせてやるって…。
それで公衆電話を使って塚原を呼び出したんですね?主人がいつもそうやっていたように…。
(紀子の声)借金の返済の事で話があると偽って待ち合わせ…。
(紀子の声)主人から隠していた青酸カリを使って…。
(塚原勲)ああー…!
(泣き声)定年までまだ1か月ありますが。
部長のおかげで処分は免れました。
(ため息)長い間お疲れさまでした。
先生。
下手くそ。
昔しつこく教えましたね。
室内の敬礼はこうです!聞きました。
沢さんがずっと父の事を…。
さて…どこから話したらいいかな?無念だろうな沢さん。
えっ?半年も追っかけていた塚原を送検出来なくて。
でもその沢さんの思いは伝わったと思う。
彼女に。
2014/08/19(火) 08:00〜09:00
ABCテレビ1
科捜研の女10[再][字]

「刑事の闇!歩行分析が暴いた殺意の謎!?」

詳細情報
◇番組内容
沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所研究員の榊マリコが、事件現場に残された微細証拠を手がかりに真相を究明する科学捜査ミステリー。
◇出演者
沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、田中健 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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