報道ステーション 2014.08.18

そしてアフリカの奥地まだまだ開発が進められていなかったところ今急激に開発が進んでいる事によって未知の病原体っていうのがこれからも出てくる可能性はあるわけですね。
それに備えるという仕組みがこれから求められているんだろうと思います。
当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫池上さんの番組から直結で「報道ステーション」ということになります。
先週1週間私、お休みをいただきました。
今週からまた務めさせていただきます。
今日番組後半ですが番組後半特集を構えております。
テレビ欄にも載っておりましたが朝日新聞と共同で「報道ステーション」は南シナ海の取材をしました。
ここに中国がありますね。
非常に広い海上交通路としても非常に重要なご存じ南シナ海の中にあってさまざまな場所を中国はあとでお伝えしますけれども実効支配し始めている。
まだ、フィリピンがかろうじて実効支配しているのがこのアユギン礁という小さな、ここなんですね。
ここを取材しました。
一体どういうことが、ここで起こっているかということです。
番組の後半です。
まず、冒頭でお伝えするのはこちらのニュースです。
シリアの北部アレッポの近郊で日本人の男性が拘束されました。
一体誰が拘束したのかといえばシリアの隣のイラクでアメリカ、空爆しています。
アメリカが空爆している相手といってもいいですね。
勝手に名乗っているのはイスラム国と名乗っている過激派グループであります。
ここが日本人男性を拘束しました。
≫仰向けに寝かされ尋問を受ける男性。
日本人とみられている。
≫男性は職業を写真家だとしている。
だが、武装組織は全くそれを信じない。
≫コンバットブーツを履きズボンはミリタリーパンツの男性。
≫男性を拘束したイスラム過激派イスラム国のツイッターではこう説明している。
≫日本人のスパイとされていた。
拘束された男性の名は湯川遥菜氏とみられる。
自ら代表を務める会社のホームページにはPMCと書いてある。
PMCとは民間軍事会社の訳だ。
会社設立の趣旨はこうある。
≫では、今回シリアに行ったのも何か仕事あってのことだったのか。
≫この関係者によると男性に自衛隊入隊歴はなく軍事経験は一切ないという。
ジャーナリストの後藤健二氏は今年4月にこの男性と会っていた。
≫このとき、湯川氏は後藤氏に民間軍事会社の名刺を渡したという。
≫後藤氏が交渉した結果湯川氏は解放されたがその後、自らの意思で自由シリア軍と行動をともにしたという。
湯川氏は帰国後もまたシリアに戻りたいと後藤氏にしきりに繰り返していた。
≫湯川氏とみられる男性は反体制派の1つイスラム戦線に同行していたとされる。
イスラム戦線は反体制派の中でも比較的、穏健派だといわれている組織だ。
今回、男性が拘束されたのはこの組織の拠点の1つアレッポの北側に位置するマレアだ。
先月末、湯川氏はこの町から後藤氏にメールを送り現地は空爆が減り穏やかな状況だと伝えていた。
だが先週土曜日にはイスラム国がマレアに対して、迫撃砲で攻撃を行っている。
≫男性はこのときに同行していた兵士が戦闘で死んだためその銃を持っていたと説明する。
≫シリアの内戦は勃発から3年以上がたつ。
当初は、反体制派の武装組織自由シリア軍とアサド政権との戦いだった。
しかし、自由シリア軍の弱体化などで反体制派は内部分裂が進んでいる。
今回、男性を拘束したとされるイスラム国は前身をISISという。
元アルカイダのバグダディ容疑者が2006年にイラクで立ち上げたイスラム過激派組織だ。
彼らの目的は徹底したイスラム教の教義に基づく国家の建設。
2013年にシリア内戦に参戦するがアサド政権、反体制派と三つ巴の戦いを繰り広げた。
その後、再びイラクに勢力を拡大し今年6月、国境をまたぐ形でイスラム国という国家樹立を宣言する。
アメリカもその脅威を無視できなくなりイスラム国への空爆を始めた。
今は再び主戦場をシリアに移し武器と人員が還流しているとの見方もある。
一方で支配地域では方針に賛同しない一般市民や異教徒などを惨殺。
その残虐性はアルカイダをも上回るといわれ中心的な構成員はアラブ人だけでなく欧米やチェチェン人など多岐にわたる。
資金も豊富だ。
その源は考えに賛同した湾岸諸国からの献金。
武器の転売や、麻薬の密売。
人身売買銀行強盗に身代金誘拐などなど。
誘拐に関しては今年4月シリアで拘束されたフランス人ジャーナリスト4人に対し、フランス政府は18億円支払ったとされる。
今、最も危険になイスラム過激派のイスラム国に拘束された日本人男性。
安否は今どうなっているのか。
≫男性が同行していたイスラム戦線が捕虜交換で解放を目指しているとの情報もあるが明確な反応はないという。
≫シリアとの国境トルコ側ですがキリスに荒木基記者がいます。
荒木さん、そちらからどんな情報がそちらには入っていますか?≫まず、私の立っている場所なんですがここトルコ側のシリアとの国境のトルコ側の検問です。
この先1.5kmほどのところに自由シリア軍が持っているシリア側の検問所があります。
そして実は、ちょうど2年前私、ここ同じ場所から実はジャーナリストの山本美香さんが殺害されたニュースをお伝えしました。
その当時と今と変わらないのはこの先がまだ自由シリア軍の支配下にありまして出入りが比較的自由にできる。
そのためにジャーナリストの多くここを使ってシリアに入っていくんですね。
今回、湯川さんもここを通じてもしかするとシリア側に入っていったのかもしれません。
そして、今回入っていったのかもしれないんですがシリア側の向こう側なんですね。
向こう側、2年前と大きく違うのがこの紛争しているのが当時は反体制派とアサド政権だった。
ところが、ここに今イスラム国が割り込んできてしまっているんですね。
今、東側のイラクユーフラテス川に沿って徐々にこの小さな町や村を占拠してここから40km先にありますアレッポに入ってきている。
その中心地の支配権をめぐって今、アサド政権とイスラム国そして反体制派が三つ巴の争いを繰り広げている。
そうした状況の中で今回の事件が起きてしまったということなんです。
そして、湯川さんの安否ですが現在のところ確たるものが出てきていないんです。
実は今回中東のメディアでも今回の事件大きく扱われていません。
といいますのもイスラム国に関するニュースは、今ほとんどが、イラク北部に対するアメリカ軍の攻撃これがどうなるかということなんですね。
シリアの反体制派の中にはなぜシリアを助けないのにイラクばかりを助けるのかと。
これではダブルスタンダードではないかという形でアメリカを非難する論調も出始めているんです。
こういった状況の中で話題がそちらにいってしまっていてなかなか今回の事件の情報が出にくいという状況もあるようです。
≫先ほど、荒木さんのしゃべりだしのところで鉄の固いゲートをたたいているかのような音がずっと聞こえていたんですがあれは、そういうふうに鉄の門をたたいていたんですかね。
≫先ほど、何か門を修理しているような感じだったんですが、ここは今トラックも見えていると思うんですがこれ、今、自由シリア軍が支配している地域に向かって建築資材を運び込んでいるそうなんです。
政府軍による空爆で破壊された町や村を復興するために今こうやって実業家が建築資材を運び込んで復興に努めている。
そしてトルコ側に親戚を持つ人たちが、徐々に帰ってきているところなんですがシリア側と、出入りをして行き来をして復興に向けた努力を続けているという状況なんです。
≫それはつまり反アサド側の人々という理解の仕方でいいわけですね。
≫この先には自由シリア軍、反アサドの支配下になっていますのでここ、簡単に出入りできるのはそこの住んでいる人たちということです。
≫わかりました。
ありがとうございました。
恵村さん、考えてみますとシリアはずっと内戦していますけどそもそもがシリアとロシアの関係もあってアメリカは動こうとしたけどそれを一度、やめて結果、化学兵器これを差し出すという一点でロシアの仲介を得る形でああいう形になっていって結果、アサド政権は選挙なんていうのは形ばかりで結果、アサド政権は圧勝する形で今があります。
やっぱり国際社会アメリカをはじめとして今のアサド政権を半ば承認するような形になってしまっている。
このことが大変な悲劇を生んでしまっているということも考えてしまうんですけどね。
≫混乱が続いていますね。
シリアの日本大使館。
これは2年前から隣国のヨルダンに退避をしていますし今、シリアの中に日本大使館に送り込むというのは極めて厳しい情勢になっていますしイスラム過激派と直接連絡できるようなルートも日本は持っていないんですよね。
この中東での日本人人質事件は2004年にイラクで相次ぎました。
このときは自衛隊がイラクに派遣されていたときですが日本は海外での危機管理のノウハウを十分には持っていないわけですよね。
そういう意味でフランスはかつてシリアを統治していましたし歴史的関係が深いですからフランスから情報をもらうとか各国と協力することが大事かと思いますが。
≫どういういきさつでどういう狙いや目的で今回の男性は、入っていったかは判然としませんけどとにかく命がかかっているので心配ですね。
≫そこが最優先ですよね。
≫次のニュースまいりましょう。
≫こちら、ご覧ください。
昨日の京都府福知山市の様子ですが街一面が茶色くにごった水に覆われてしまっています。
大雨の影響です。
この雨のピークは午前2時半ごろだったんですがこちらをちょっとご覧いただけますでしょうか。
これは、気象庁が新しく始めたこれまでよりも更に細かな予測ができるというシステムなんですけれどもこれを見ても1時間前の予測でこのように福知山市周辺が赤や紫色で表示されていて雨が降るという予測がなされていたんですね。
この福知山市を含めてこの週末は各地で大雨の被害がありました。
≫福知山市です。
昨日の大雨から一夜明けて道路の水は引いたんですが流れ着いた流木が道に散乱しています。
そして、こちらには大量の泥が残っています。
皆さん、懸命な復旧作業を続けています。
≫街中を覆う泥。
1日中シャベルを動かしても片付けは一向に終わらない。
流れ込んだ水はそれほどまでに多かった。
≫京都府福知山市。
家も車も道路も、ビルも昨日降り続いた雨により一帯が茶色い水に浸かった。
昨日朝までの24時間で観測史上最多となる303.5ミリの雨を記録している。
冠水の理由。
由良川に流れ込む3本の川が急激な水量の増加に耐えきれずあふれ出した。
家屋などへの浸水は床上・床下合わせて2500棟近くに上るとみられる。
市内の広い範囲が冠水したのにはもう1つ、理由があった。
≫こちらは福知山市の下水に流れ込んだ雨水を排水するポンプ場です。
雨が降り始めた当初は排水ができていましたが昨日の大雨で予想をはるかに超えた雨量が降りポンプが水没してしまったことで排水できなくなってしまったということです。
≫下水に流れ込んだ雨水は4台のポンプを使って由良川に送り出している。
昭和38年に設置されこれまで、およそ50年にわたって稼働してきた。
≫それでは、そもそも雨の予想はどうだったのか。
福知山市で一番強く降ったのは昨日午前2時半ごろで90ミリの猛烈な雨だったとみられる。
この時間の雨の予想。
今月7日に始まったばかりの気象庁の最新システム高解像度降水ナウキャストで1時間前からの予想を見せてもらった。
これまで以上にきめ細かく雨雲の分析ができるものだ。
予想では福知山市の辺りは継続して1時間あたりの雨量が80ミリを超えることを示す紫色になっている。
今回降った雨は予想のままだったといえる。
精度の高い予想で防災への活用も期待される。
被害は、福知山市の南に位置する兵庫県丹波市でも。
大量に降った雨は山から土砂を押し流した。
家屋がつぶされているのが上空からありありとわかる。
≫兵庫県丹波市駅上空です。
駅に流れ込んだ流木により電車が止まっています。
≫川の護岸が削り取られ、橋脚が崩れ落ち、道路が寸断されている様子がうかがえる。
丹波市内の浸水被害は1100棟を超えた。
更に大雨は岐阜の観光地飛騨高山も直撃した。
濁流に押し流される車。
≫そして削り取られた護岸。
すさまじい水の勢いだ。
169か所で崖崩れの被害が報告されている。
週末の大雨で、これまでに全国で5人の死者が出ている。
なぜこれほどの大雨が降ったのか。
先週末から北にある高気圧が強まったために夏のこの時期には珍しく前線が停滞。
前線がへの字型になる場所では暖かく湿った空気が集中的に流れ込みやすい。
それが、ちょうど福知山市付近で起きていた。
一方、先々週、先週と大雨の被害を伝えた高知県。
今日も雨が強まった。
≫午後7時過ぎの高知県大豊町です。
時々、ぴかっと光る雷も落ちてきました。
大粒の雨が降っています。
≫大豊町では今月5日からずっと避難指示が続いているところもある。
今後も解除のめどは立っていない。
住民たちも土砂崩れの危険がある限り住み慣れた家に戻るという選択肢はないという。
≫各地、本当に気になる場所まだ多くあるわけですけどさっきの気象庁の今月から始めたナウキャストというやつ非常に細かく局地豪雨の予測ができる。
それからウェザーニューズ社のレーダー設置計画とかいろいろあるようなので今後、ああいうふうにあるもの今後できつつあるものをどれだけ利用して豪雨対策を事前にキャッチしてうまく減災の方向に持っていくかというのは大事な課題ですよね。
≫本当にそうですね。
ナウキャストというシステムはインターネットで閲覧することができますがインターネットを使っていないお年寄りの方々にどういうふうにその情報をお伝えするとかいろいろ考えないといけないですよね。
≫福知山の例もありました。
非常に有効であるという部分が見えているのであれこそ、どう行政が、当局が運用するかとかいろんな手立てがありますよね。
≫10年前の辺野古の海はこういう感じではありませんでした。
作業やぐらが設置されて反対派の方々がそれをよじ登る形で結果、掘削を阻止するという行動に出たわけです。
そのてつは踏まないとばかりに防衛当局は今度はやぐらじゃなくて台船を設置して、2台目も設置しつつあるという情報ですが防衛省はついにボーリング調査を開始しました。
ここが最大の壁といわれていたボーリング調査です。
これを作業を急ぐ意味もはっきりと見えてまいりました。
≫体長は3mほどあるようだ。
人魚伝説のモデルともなったジュゴン。
この映像は沖縄県辺野古の北東10km付近で先月、撮影された。
絶滅危惧種に指定されていてめったに姿を現さないのだが昨日もまた現れた。
やはり辺野古の東5kmの海域。
辺野古周辺が慌ただしくなる中の出現だ。
辺野古沖わずか50m。
基地が造られようとしている海中にはジュゴンの餌場もあった。
海底の海藻をジュゴンは食べている。
ジュゴンだけではない。
周辺では今も新種が次々と見つかっている。
辺野古の海が埋め立てられるとその貴重な生態系に悪影響を与える懸念がある。
≫現在、午後11時過ぎです。
こちら、キャンプ・シュワブの海上に設置されましたあの台船からたった今、ボーリング調査が着手されました。
この辺野古の海にボーリング調査によって杭が打たれ始めました。
周りを二重のフロートによって囲まれています。
4つの支柱によって、この台船宙に浮いています。
海面上かなり高い位置にありますね。
作業員の姿が見えます。
そして、その周りを網で覆っていますね。
かなり厳重に周りから固めた状態でボーリング作業が始められています。
ちょうど4つの支柱の真ん中に細い管のようなものが海中に下ろされていますね。
これがボーリングの管です。
≫沖縄防衛局は今日辺野古沿岸部の埋め立てに向け海底のボーリング調査を開始した。
アメリカ軍普天間基地を辺野古に移設するためだ。
ボーリング調査で地盤に問題がなければ基地建設は本格化する。
今日も反対派の船が多数、出ていた。
世論調査では沖縄県民の大多数のおよそ7割が辺野古移設に反対している。
≫こちらは2つ目の台船です。
こちらでもボーリング作業がまもなく始まろうとしています。
そしてその横を見てください。
反対派のカヌーが何隻も集まっているんですがここから先手前をフロートにさえぎられて中に入ることができていません。
反対派3人のカヌーが止まっていますね。
両側から海上保安庁もゴムボートで挟んでいます。
ここから出るように説得しているようですが今のところ離れる様子がありません。
抗議行動を続けています。
≫今回、防衛局は規制区域を設け反対派が入れないように仕切りを厳重に設けた。
というのは、今から10年前今日と同じように防衛局は辺野古沿岸のボーリング調査を行おうとしたが反対派がボートなどで近づき作業やぐらに登るなどして抗議。
負傷者が出るなどしたため調査は中止に追い込まれた。
そのため今回は規制区域を広く設け厳しく取り締まっているのだ。
≫一面に非常に長いオレンジ色のフロートが張り巡らされています。
ものすごい長さですね。
≫ボーリング調査は11月30日までなのだが政府は普天間基地の移設のため一日も早く終えたいとしている。
その背景には11月16日投開票の沖縄県知事選もある。
政府・与党は知事選で辺野古移設を争点にしたくない。
ボーリング調査を早めに終わらせ辺野古移設が後戻りできないよう既成事実を作りたいという見方もある。
≫ここを取材したときの印象がどうしても強くて。
もう美しい海。
ここが、どうなっちゃうのという一点とそれから行ってみてわかることは何回も申し上げますがあそこにV字の滑走路ができるというからどうも滑走路のイメージでとるんですけど海面の小船から見たときは高さ10mの分厚い壁が立ちはだかるんですね。
それと浜辺でじっくり聞かせていただいた地元・辺野古の方のもう疲れた、反対運動にと。
どっちでもいいと。
家族が親戚が、町の人が分断されて、賛成だ反対だでやり合ってきた。
この長い年月がもうたまらないと。
本当にすごい出来事が地元でずっと織り成されながら今ボーリング調査が始まったということなんですね。
≫ジュゴンも何か訴えかけにきたように見えましたね。
≫ジュゴンプラスジュゴンの背景にある≫こちらは産経新聞のソウル支局長です。
この支局長が書いた朴槿惠大統領に関する記事が名誉毀損にあたると市民団体から告発されましてソウルの検察に出頭を命じられました。
≫検察の建物の前には大勢のカメラマンや記者が待ち構えていた。
≫産経新聞のソウル支局長が今ソウルの検察庁に出頭しました。
≫ソウル中央地検に出頭したのは産経新聞の加藤達也支局長だ。
記事の内容をめぐって日本の特派員が韓国の検察当局に出頭を求められるのは極めて異例なことだ。
問題とされているのは産経新聞のウェブサイトに掲載された加藤支局長の、このコラム。
韓国の有力新聞朝鮮日報の記事を引用しながらもセウォル号沈没事故の当日に朴大統領の所在がおよそ7時間にわたり確認されなかったと伝えた。
更に、独自に取材した証券街の関係筋の話として朴大統領が、その日に男性と密会していた可能性をほのめかしていた。
韓国政府はこの記事が出た直後から強く反発していた。
≫韓国ではこの産経新聞の記事を受け領土問題を主張する保守系の市民団体などが国家元首の名誉を傷つけたとして告発。
検察当局は支局長を出国禁止措置にしたうえで事情を聴くため出頭を要請していた。
産経新聞は今日このコラムが問題視されることは理解に苦しむが捜査には真摯に応じるなどとコメントしている。
≫形としては保守系の市民団体が告発をして検察が動いたという運びになっているようですけれども普通に考えるとやはり大統領府が裏で動いたんじゃないかと推察してしまいますよね。
独裁国家じゃないんですから≫黒人住民たちの激しい抗議行動に州知事が州兵を動員する命令を下しました。
≫アメリカ・ミズーリ州のニクソン知事は18日、白人警察官による黒人青年射殺への激しい抗議が続くファーガソンの治安を回復させるため州兵を動員する命令を出した。
ファーガソンでは抗議デモ参加者の一部が略奪行為をしたり警官隊に火炎瓶を投げたりし警察が催涙弾で応酬。
抗議が続く目抜き通りは黒人が一時、占拠した。
白人主体の警察に対する積年の不信感が爆発した模様だ。
今のところ、混乱収束のめどは立っていない。
≫自民党の石破幹事長は安倍総理大臣から打診されている安保法制担当大臣を受ける方向で検討していることがわかった。
安保法制担当大臣は集団的自衛権に関する法整備を所管する。
石破氏は外務大臣や防衛大臣などとの兼務を前提に検討している。
だが、石破氏周辺からは閣僚になれば来年の総裁選で安倍総理と戦いにくいなどとして要請を拒否すべきという声が続出している。
≫気象情報なんですけれどもついこの間までは明日の天気はなんていっていたんですが≫現在、北陸から九州のところどころに雨雲がかかっています。
岐阜では1時間に40ミリを超える激しい雨が降っています。
今日、朝鮮半島付近にあった低気圧と前線が明日になると日本列島にかかってきます。
ここに暖かく湿った空気が流れ込みますので前線の活動がより、活発になります。
特に前線に近い九州と北海道では雨が強まりそうです。
朝は九州北部に赤色の非常に活発な雨雲がかかりそうです。
また北海道や青森でも雨が降り始めます。
昼になると近畿や東海の山沿いでも雷雨の可能性があります。
夜になっても北海道には雨雲がかかり続けます。
九州北部では再び雨脚が強まるところがあるでしょう。
明日の気温を見てみますと雨が降る札幌では23度と9月中旬並みの涼しさとなるんですがそのほかでは30度超えばかりなんです。
特に、京都では猛暑日予想です。
大雨被害のあった福知山市では蒸し暑い中での片付け作業となりますので皆さん、どうか熱中症にお気をつけください。
そして東北から西には熱中症の厳重警戒マークが並んでいます。
危険レベルも5地点あります。
外に出る際はなるべく日陰を利用するようにしてください。
≫スポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まず競泳からです。
オリンピック、世界水泳に次ぐ国際大会パンパシ水泳が今週木曜日から開催されます。
今回、開催地はオーストラリアのゴールドコーストなんですがなんと、プールが寒いんです。
≫南半球に位置するオーストラリアの季節は冬。
しかも本番は海沿いにある屋外プールで行われる。
入江陵介はプールに来るとすぐに水温をチェック。
予選が行われる午前中は28度と温かかった。
ところが、決勝が行われる夕方6時を過ぎると気温はおよそ17度。
なんと10度以上も下がった。
更に海に面していることで冷たく強い風が吹き選手はダウンコートを着ている。
日本とは正反対のこの気候が今大会1つのポイントとなる。
≫続いてプロ野球今夜は1試合です。
こちら、西武のルーキー森友哉選手。
先週プロ初ホームランを放ってから3試合連発中です。
今夜、高卒ルーキー史上初となる4試合連続ホームランは出たんでしょうか。
≫1点を追う9回。
代打、森。
その初球。
初球を狙うも151キロにファウル。
2球で追い込まれ3球目。
4試合連続ホームランはならず≫夏の高校野球。
今日は大会8日目。
第4試合に登場したのは群馬の健大高崎です。
チームのスローガンはこちら、機動破壊。
足を使う野球なんです。
≫健大高崎1回から足を使います。
2番、星野が足で揺さぶると3番、脇本が内野安打で出塁。
更に…。
続く4番、長島が犠牲フライ。
先制のホームを踏みます。
畳み掛ける健大高崎。
≫3塁へ盗塁成功。
≫内野安打から盗塁2つで3塁まで来た脇本。
5番、柘植のツーヒットの間に悠々ホームへ。
1回だけで4盗塁3点を奪います。
利府バッテリーを徹底研究した健大高崎。
6回までに10盗塁大会記録の13個に迫ります。
8点リードで迎えた8回。
3番、脇本がこの試合3本目のヒットで出塁すると…。
≫チームの盗塁は11になりました。
≫終わってみれば15安打11盗塁10得点。
機動力で相手を翻弄した健大高崎。
ベスト16進出です。
2点を追う新潟日本文理は6回無得点に抑えられてきた愛知・東邦の藤嶋からチャンスを作ると…。
1番、星のタイムリーで1点を返します。
更に4番、池田。
一気に逆転した日本文理。
準優勝した2009年以来のベスト16進出です。
1回戦、逆転勝ちの石川・星稜。
この日はエース、岩下が1失点の高等で一度もリードを許すことなく逃げ切り北信越税は5校すべてが勝ち残っています。
≫明日注目は第3試合、明徳義塾対大阪桐蔭。
好カードです。
≫南シナ海に取材班が大変重要なところに入りました。
まず、この南シナ海で冒頭でも申し上げたように赤い点線すべて、その枠内は中国が自分たちの権利だと主張しているわけです。
現実今どうなっているかというと例えば、この海南島の南パラセル諸島ですね。
パラセル諸島は完全な中国の実効支配の場所になっています。
それから、ちょっと南。
この辺りで、例えばベトナムの排他的経済水域200海里の中に入っている場所で中国は石油の掘削をしました。
7月に一旦それを止めてはおりますけれども。
それから、こちらのスカボロー礁。
これは完全にフィリピンから中国が実効支配を奪っております。
そして、この下ここも大変、石油、ガス田が眠っているという重要な場所とも言われている英語名スプラトリー諸島それから中国では南沙諸島と呼ぶ。
フィリピンはまた別な島の名前で呼んでいるわけですがここの中のミスチーフ礁というのがありますがこれは、やはり中国が漁船の待避所をすでに作っております。
そのちょっと下になります。
今回、取材班が入りましたのはアユギン礁です。
これはかろうじてまだフィリピンが実効支配をしておりますがどういう実効支配の仕方をしているか。
中国がどう取り巻いているかご覧いただきます。
≫強い南西風が波をうねらせ船を揺らす。
今月初旬、私たちは朝日新聞と合同でフィリピンから小さな漁船に乗り込み南シナ海対立の最前線へ向かっていた。
午後6時半。
洋上に突然、光が現れた。
中国海警局の巡視船だ。
猛スピードで迫ってくる。
≫事態は一気に緊迫した。
≫今、中国海警の船が私たちの目の前に現れました。
こちらに向けてサーチライトを照らしています。
これは、先に進むなということでしょうか。
なんらかの意思表示だと思われます。
非常に強い明かりが、こちらに向けて照射されています。
≫前方をさえぎる中国の巡視船。
進路をふさがれた我々の漁船は右に急旋回した。
≫こちらとの距離は50mから100mほどでしょうか。
非常にまぶしいライトですね。
≫巡視船も反転し距離を詰めてくる。
およそ50mまで接近。
漁船は左に舵を切り浅瀬へと滑り込んだ。
ここから先には巡視船は入ることはできない。
20分間にわたる追跡劇は終わった。
夜が明けた。
遠くに我々を追い回した巡視船が見える。
彼らの視線の先に一体何があるのか。
前方の軍艦が現れた。
その名をシエラマドレ号という。
船の形はとどめているものの再び動くことはない座礁船だ。
到着を伝える呼び声。
迷彩服を着たフィリピン軍の兵士が姿を見せた。
ここはアユギン礁という名のサンゴ礁に囲まれた浅瀬。
フィリピンが中国と対峙する最前線の拠点だ。
≫シエラマドレ号にはフィリピン軍の精鋭部隊といわれる海兵隊の兵士たちが交代で駐留している。
11人の隊員の平均年齢は33歳。
≫シエラマドレ号はアメリカ軍の揚陸艦として第2次世界大戦中に造られ沖縄戦にも使われた。
建造からすでに70年が経過し船内は、荒れ果てている。
さびて、ぼろぼろになった甲板。
頭上から光が差し込む。
今にも朽ち果てそうな船には無数の蚊が飛び交いネズミが走り回る。
≫兵士たちは薄暗い船内で暮らしている。
小さなスペースに設けられたトレーニングルーム。
ロープの先についた重りは壊れた船の部品だ。
なぜ、ここに座礁船が。
時は1990年代にさかのぼる。
ここスプラトリー諸島は南シナ海のほぼ中央にある小さな島や岩礁の集まりで周辺諸国が領有権を主張し入り乱れるように実効支配している。
1995年フィリピンの排他的経済水域の内側にあるミスチーフ礁で中国が一瞬の隙を突き実効支配を奪った。
次は、30km東のアユギン礁が危ない。
フィリピン軍はその4年後アユギン礁にシエラマドレ号をわざと座礁させ実効支配の証しとした。
一方、中国もアユギン礁には自らの主権が及ぶと主張し対立を続けてきた。
兵士たちは毎日海に出る。
食料が乏しいため貝や魚をとって暮らしているのだ。
自分で食べるものは自分でとる。
それが彼らのルールだ。
28歳のウォン隊員は魚釣りの名人だ。
木の切れ端をつなぎ合わせた手作りの釣り竿で器用に魚を釣り上げる。
≫兵士たちは貝や魚を慣れた手つきで調理する。
船に冷蔵庫はない。
余った魚は干物にする。
雨が降ると、兵士たちは雨どいから水を集めてタンクにためる。
この水を使って米を炊く。
食事の時間。
メニューはほとんど米や魚だ。
時々、缶詰や肉が出ることがあるが野菜がテーブルに並ぶことはない。
≫突然、中国の巡視船が動き出した。
兵士たちが慌てて警戒態勢につく。
≫中国がアユギン礁を巡視船で取り囲むようになったのは去年4月からのこと。
それ以来、フィリピン軍による補給を妨害するようになり船の物資も不足しがちだ。
力ずくの動きが緊張を一気に高めている。
中国は南シナ海を覆いつくすように9本の境界線いわゆる九段線を引きこの内側にはすべて中国の主権が及ぶと主張する。
2年前、中国はスカボロー礁の実効支配をフィリピンからもぎ取った。
更にほかの環礁では大規模な埋め立て工事を進め滑走路を建設しているとみられている。
また、今年5月にはベトナムの排他的経済水域の中で石油の掘削を一方的に通告。
中国はおよそ80隻の艦船を導入。
ベトナム側と衝突し負傷者が出る事態に発展した。
中国の狙いは南シナ海に眠る豊富な石油・ガス資源。
次の照準はここアユギン礁なのか。
壁に大きな穴が開いた部屋の片隅でウォン隊員は暮らしている。
8人兄弟の末っ子として生まれた。
軍隊に入ったのは経済的な事情もあったという。
≫妻と幼い娘は800km離れたフィリピン中部の島に住んでいる。
≫船には、ここで過ごした多くの隊員たちの言葉が刻まれている。
スプラトリー諸島には人々の暮らす島もある。
アユギン礁から北西に220kmパガサ島だ。
島には100人あまりが暮らし小学校もある。
もともと、ここにはフィリピン軍の基地しかなかったが居住の実態を作るため政府が住民を誘致した。
食料も水も電気も無償で提供される。
しかし、島には港がなく滑走路は舗装さえされていない。
経済的にも軍事的にも中国に太刀打ちできない中町長は、懸念を募らせる。
≫今月、ミャンマーで開かれたASEANと中国の外相会議。
フィリピンは南シナ海で緊張を高めるような行動を凍結するよう求めたが中国はこの提案を一蹴した。
≫シエラマドレ号に響く歌声。
遠く離れた家族を思う歌だという。
ある隊員はこう語った。
我々から戦いを仕掛けることはない。
それでも彼らにはとどまらなければならないわけがある。
ここにいることが彼らの任務なのだ。
≫恵村さん、ここを中国がおさえるということになりますと本当に九段線のほぼ全域をカバーと。
現実に迫っているんですね。
≫フィリピンの本当に目と鼻の先ですからね。
中国の力任せの海洋権利拡大の動きにどう立ち向かっていくのかということだと思うんです。
南シナ海というのは資源が豊かですし世界中の貨物の半分が行き来すると南シナ海に面する国々と、それから日本を含めた東シナ海に面した国々共通の課題だと思うんです。
VTRで紹介されたフィリピンですが3つの対応をしているわけです。
1つは、国際海洋法裁判所に仲裁を求めるという法の支配の側面だと思います。
2つ目はASEANで共同歩調をとっていく。
これは国際協調の枠組みですよね。
それから3つ目はアメリカに米軍の再駐留を求めるということですよね。
3つとも重要なんですけれどもとりわけ注目を集めているのはアメリカ再駐留の問題で中国の力任せの行動というのが明らかになってきたのはやはりアメリカの力の低下というのが背景にあるからですよね。
米軍がフィリピン再駐留しても中国が力任せの行動をやめるということは考えにくいわけで、だとするとそのときにアメリカがどういう行動をするのかということですね。
それは中国とアメリカの間の間合いを慎重に図っているASEANの国々それから世界中の国々がそこに注目しているというところだと思います。
2014/08/18(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

日本人拘束か?シリア北部で過激派▽フィリピン兵士常駐の座礁船を包囲する中国巡視船…環礁の領有権をめぐり両国が対峙▽高校野球…熱戦続く

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
松岡修造、工藤公康、澤登正朗、中山雅史
◇おしらせ
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ニュース/報道 – 定時・総合
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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