東日本大震災で町長と職員40人が犠牲になった、岩手県大槌町の旧役場庁舎。
犠牲者を供養しようと、地元の住民グループが設置した献花台です。
ここでその思いを踏みにじる犯行が繰り返されています。
この花と花の間にですね、こちらにさい銭箱が置かれていたんですが、おととい午後9時半ごろ、盗まれているのが見つかりました。
盗まれるのは6月、7月に続いて3度目です。
さい銭箱がなくなった献花台。
線香を立てる木の筒にさい銭を入れる人もいました。
さい銭は献花台の維持管理に充てられ、多い日には2万円を超すこともあったといいます。
去年7月に設置された献花台。
当初はパイプなどで作った簡易なものでした。
住民グループは、献花台を少しでも立派なものにしたいと、集まったさい銭などを使って作り替えていきました。
繰り返される盗難被害。
さい銭箱を管理する住民グループの事務局長、池ノ谷伸吾さんは、憤りを隠せません。
さい銭箱が最初に盗難の被害に遭ったのは、ことし6月11日。
震災から3年3か月の月命日でした。
鍵が壊され、こじあけられた箱の中から現金が盗まれました。
被害に驚いた住民グループは、防犯対策により力を入れることにしました。
さい銭箱を、献花台の小屋の土台に、8本のねじで固定したのです。
ところが先月、またしても被害が。
ねじはバールのようなもので壊され、さい銭箱は献花台から20メートルほど離れた場所に放置され、中の現金も盗まれていたということです。
さい銭箱は、古くから木工が盛んだった、秋田県五城目町の職人から贈られました。
盗難だけでなく、繰り返されるさい銭箱の破損。
住民グループはこれ以上の被害を防ぐために、毎晩、さい銭を回収することにしました。
ところが。
おととい16日の午後9時半ごろ、住民グループの池ノ谷さんが、さい銭の回収に来てみると、さい銭箱がなくなっていました。
住民グループによると、その日の午後5時半には、近くのガソリンスタンドの店員が、さい銭箱があるのを確認していたということです。
この日、夕方から灯籠流しがありました。
終わったあと、回収に来たところ、さい銭箱がなくなっていたといいます。
繰り返される被害に、住民グループは、さい銭箱を改めて設置するのかどうか、検討するといいます。
追悼の思いを繰り返し踏みにじる犯行に、怒りと無念さが広がっています。
こんばんは。
井上あさひさんはきょうから夏休み。
代わって今週は佐々木彩さんがキャスターです。
よろしくお願いします。
それにしても盗まれたおさい銭。
亡くなった人を悼む気持ちが込もったものですから、もう、怒りを通り越して、ちょっと悲しくなりましたね。
本当ですよ。
なんでなんだってことをね、その地元の人たち、嘆いていらっしゃいましたけども、それももっともだと思います。
犯人はその罪の深さというものを知ってもらいたいと思います。
さて、ことしのお盆休み、夏らしい夏が恋しいと思った方、多いのではないでしょうか。
きのうにかけて、各地で降った激しい雨の影響で、今も多くの人が苦しめられています。
断続的に激しい雨がお盆休みを襲いました。
おとといの昼過ぎ、京都市中心部では、雨水が一気に流れ込み、下水管が壊れて、道路などから水が噴き出しました。
京都府福知山市です。
きのう朝までの24時間に降った雨の量が300ミリを超え、記録的な大雨に。
市によりますと、建物が水につかる被害は、きょう夕方までにおよそ2000棟に上ったということです。
今回、大雨が降った福知山市です。
雨は今回、この町の中心部、市街地が浸水しました。
こうして水は引いたんですけれども、道路上、泥が残った状況です。
そして路肩には、泥をかぶったさまざまなものが並べられていて、住民の皆さんが後片づけに追われています。
こちらのアパートは、1階が水につかりました。
ここですね。
あー、線ここですか。
完全に腰より高いですよね。
そうですね。
1階に住む桐村豪一さんが異変に気付いたのは、きのうの未明だったといいます。
急激に水かさが増し、桐村さんは家族と共に泥水をかき分けて、2階に避難しました。
桐村さんたちは6時間近く、2階で水が引くのを待ち続けたということです。
市内にある寺では。
大雨で墓地が一面、水につかりました。
記録的な大雨はほかの所でも。
きのうの岐阜県高山市です。
降り始めからの雨量は、平年の8月1か月分の2倍を超えました。
裏山が崩れて、大量の土砂が流れ込みました。
玄関には水がたまったままです。
また、兵庫県丹波市では、降り始めからの雨量が300ミリ近くに上っています。
建物が水につかる被害は、丹波市だけで1100棟を超えています。
一方、山では事故が相次ぎました。
このうち岐阜県高山市の北アルプスでは、おととい、登山者3人が、雨で増水した沢を渡ろうとして流されました。
3人はきょう、警察のヘリコプターで収容されましたが、全員死亡が確認されました。
西日本や東日本を中心に各地でまとまった雨が降り、所によって記録的な大雨になっています。
こうした原因は、太平洋高気圧の位置が関係しているということです。
先月29日からきのうまでの20日間に降った雨の量を平年と比べてみると。
緑色が濃いほど、平年に比べて雨の量が多いことを示しています。
西日本を中心に、平年の3倍以上降っている所があります。
その雨ですが、夕方以降、強まっている所も。
福島県棚倉町付近では、レーダーによる解析で午後6時までの1時間に、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
こうした不安定な天気はいつまで続くのでしょうか。
その傾向は、今週いっぱい続きそうなんですね。
ことしはいつもの夏とは違って安定した夏空、長くは続きません。
特に西日本ではすでに多くの雨、降っていますので、土砂災害には引き続き、注意をしていただきたいと思います。
西アフリカで、過去最大の規模で患者が増え続けているエボラ出血熱。
感染の拡大を恐れて、人の行き来が滞り、必要な支援が行き届かなくなっています。
最も多くの死者が出ているリベリアに、NHKの取材班が入りました。
味田村太郎記者です。
モンロビア市内の大通りに来ています。
あそこに見えますのが、大きなポスター。
エボラウイルスの感染予防を訴えるポスターです。
ポスターには、野生動物を食べるのは、感染の原因になるという警告が。
西アフリカでは、人々が野生動物の肉を食べることもあるということです。
また、町では防護服姿の人たちが、2日間放置されていた男性の遺体を運び出していました。
感染との関連は分かりませんが、現場は消毒されていました。
過去最大規模で患者が増え続けているエボラ出血熱。
これまでに、感染や感染の疑いで死亡した人はリベリア、ギニア、シエラレオネ、それにナイジェリアの西アフリカ4か国で、1145人に上っています。
4か国の中で最も多くの死者が出ているリベリア。
国の首都で拡大するのは初めてのことで、感染の拡大を恐れて、人の行き来が滞り、必要な支援が行き届かなくなっています。
このため、WHO・世界保健機関は、首都モンロビアに、地元政府とともに新たな治療センターを設置しました。
用意されたベッドは50余り、病室はシートで仕切られた簡易なものです。
施設では、みずから志願した地元の医師などが常駐し、診断や治療に当たります。
しかし、今回の流行では、地方にとどまらず、都市部にも感染が広がっています。
市内で新聞が売っていたので見てみます。
新聞の1面は、エボラ出血熱の記事で埋め尽くされています。
エボラ出血熱の感染拡大に、街の人たちは。
また、取材した人と握手をしようとすると。
感染の拡大を懸念する動きはほかにも出ています。
アフリカの主要な航空会社の一つ、ケニア航空は、リベリアとシエラレオネへの路線の運航を、今月19日から一時的に中止することを発表。
ほかの航空会社も運航の中止を相次いで決めていて、物資の支援などに影響が出ることが懸念されています。
感染拡大への言い知れぬ不安。
リベリアの首都を覆っているのが実態です。
味田村記者は今、リベリアの首都モンロビアにいます。
味田村さん。
一見すると街は平穏に見えます。
ただ、住民に実際に話を聞いてみますと、エボラが怖い、エボラウイルスに知り合いが感染してしまったと、みんな、不安を訴えていました。
そして、住民がいかに不安に思っているかを象徴する場面にも出くわしました。
皆、握手を避けるようになったんですね。
この国では固く握手をしたり、抱き合ったりするのが普通なんですけれども、私がちょっとこう、手を動かそうとするだけで、驚いて手を引っ込めるような人もいました。
こうした中で、中でも感染のリスクが高い医療従事者の人たちの不安は募るばかりです。
病院から医療スタッフが逃げる、逃げてしまう、そうした事例も相次いでいるようです。
こうした中で、感染が広がっている国々がさらに孤立化する動きが出ていると感じています。
実際、航空会社の間で、乗り入れを見合わせる動きが相次いでいるんですね。
私自身も、当初の予定を早めて出国をしなければならない事態になっています。
多くの住民の間でエボラウイルスに対する偏見や、そして誤解がまだ続いています。
医療物資の支援とともに、国際社会として感染が広がる国々の住民を支えていく、そういう強い姿勢をさらに打ち出していく必要があると感じています。
握手をしようとして手を引っ込められるというあたりに、市民を覆う恐怖感の強さがうかがえました。
味田村記者に伝えてもらいました。
中東の混乱に日本人が巻き込まれた可能性があります。
ユーチューブに投稿された映像では、あおむけになって、イスラム過激派組織から問い詰められる、日本人と見られる男性が映っています。
今や、アルカイダをしのぐともいわれている、過激派組織イスラム国の関与が疑われています。
シリアとイラクにまたがる地域で活動を活発化させ、国を名乗る強大な過激派組織。
国際社会にとっての脅威になりつつあります。
内戦が続くシリア北部のアレッポの郊外で、日本人と見られる男性が拘束された可能性があるという情報が、現地時間の16日、隣国ヨルダンの日本大使館に寄せられました。
日本大使館は、イラクやシリアで活動を活発化させている、イスラム過激派組織イスラム国に拘束された可能性があると見ています。
日本大使館から情報を受けた外務省では。
日本人と見られる男性は、戦闘が最も激しいこの地域に、なぜ、足を踏み入れたのか。
この男性のものと見られるフェイスブックのページです。
シリアやイラクに入国したと書き込んだり、シリアで銃の試し撃ちをしている映像を投稿したりしています。
そして、民間軍事会社を運営していると、みずからを紹介しています。
この男性をよく知るフリージャーナリストは、こんな話をしていたといいます。
シリアの反政府武装勢力の関係者によりますと、男性は数日前、反政府勢力のイスラム系組織イスラム戦線に同行して、イスラム国との戦闘の現場に行ったということです。
その戦闘のさなかに、アレッポ北部の町で、イスラム国側に拘束されたと見られるということです。
そのイスラム国は、イスラム教スンニ派の過激派組織です。
イラクに拠点を置いて、テロを繰り返していましたが、アサド政権の政府軍と反政府勢力が、激しい戦闘を続けるシリアで、混乱に乗じて攻勢を強めていました。
ことし6月、シリアとイラクにまたがる地域に、国家の樹立を一方的に宣言しました。
その指導者とされるアブバクル・バグダディ容疑者。
数多くのテロに関わったとして、アメリカ政府から指名手配されています。
アラブ諸国や欧米などから、過激な思想を信奉するイスラム教徒を、戦闘員として集めています。
イスラム国は、イラクとシリアの間の国境の壁を破壊するなど現在の国境線を無視。
命令に従わない住民や、敵対するグループの戦闘員を容赦なく殺害し、その映像をインターネット上に公開するなど、残虐性が際立っています。
さらにイラク北部では、少数派のヤジディ教徒の住民を殺害し、アメリカ軍が空爆に踏み切る事態にまでなっています。
安否が心配される日本人と見られる男性。
日本政府は、邦人の保護に当たる外務省の領事局に対策室を設置。
ヨルダンの日本大使館などを通じて、情報収集に全力を挙げています。
ただ現地は、反政府勢力と政府軍の戦闘が激化して、極めて混乱した状況であり、事実関係の確認に時間がかかっているとしています。
これまでのところ、犯行声明や身代金の要求などの情報は入っていないということです。
イスラム過激派組織に対しては、アメリカが今月8日に、空爆に踏み切りました。
16日から17日にかけては、最大規模の空爆を行うなど、事態の悪化への危機感を強めています。
一方、やはり中東のガザ地区では、5日間の停戦が最終日を迎えています。
しかし、イスラエルとハマスの主張は真っ向から対立したまま。
戦闘停止の延長に向けた合意のメドは立っていません。
結婚式を控え、幸せそうなイスラエルのカップル。
新婦はユダヤ教徒、新郎はイスラム教徒です。
宗教の違いを乗り越えての結婚でした。
祝福されての門出となるはずでしたが。
結婚式場の前に押し寄せたユダヤ教徒のデモ隊。
この結婚に反対の声を上げたのです。
ガザ地区への軍事侵攻をきっかけに深まる憎しみ。
平和な日常をいつ取り戻せるのか。
5日間の停戦期間の最終日を迎えたガザ地区。
一時的な停戦の期限が切れるのが間近に迫ったガザの市場です。
ご覧のようにすでに…は本格的に停戦したかのようなにぎわいを見せています。
イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが合意した停戦の期限は、日本時間のあす午前6時。
先月、イスラエルが軍事作戦を開始して以降、最も長く平穏が維持されています。
ガザ地区唯一の発電所では、急ピッチで復旧作業が続けられています。
燃料タンクが破壊され、完全に復旧するまでには1年はかかると見られています。
壊滅的な被害を受けたこちらの地区。
この男性は僅かな停戦期間を利用して、壊された自宅の様子を見に来ました。
今は国連が設置した避難所に身を寄せているといいます。
市民の平穏な生活を取り戻すためにも、求められる本格的な停戦。
しかし。
停戦期間中も、ガザ地区ではイスラエルに反対するハマスによるデモが。
本格的な停戦に向けて、イスラエルとハマスを含むパレスチナの代表団は、カイロで断続的に交渉を行っていると見られます。
ハマスが求める経済封鎖の解除。
イスラエルが求めるガザ地区の非武装化。
一時的な停戦の期限が迫る中、両者が合意するメドは立っていません。
歴史の教科書の記述が変わるかもしれません。
こちら、伊能忠敬です。
江戸時代に日本で初めて、実測による日本地図を作りました。
通称、伊能図。
これ、現代を生きる私たちが見ても正確さ、びっくりしますよね。
そうなんですよね。
まさに日本地図の原形といえば、伊能忠敬なんですが、ところが、この地図の完成を支えたもう一人の重要人物の存在にスポットライトが当たっています。
伊能忠敬が作製した全国地図、大日本沿海與地全図、通称、伊能図。
江戸時代後期の1821年に完成しました。
その伊能図について、きょう、新たな事実が。
この間宮という人物。
当時の樺太や北海道を探検したことで知られる、間宮林蔵です。
間宮は伊能忠敬の弟子で、伊能図の北海道部分の測量を手伝ったといわれてきました。
しかし、きょうの発表で、北海道部分のすべてが間宮の測量によるものであることが明らかになったのです。
研究グループでは、国立公文書館が公開した伊能図のもととなったデータを、完成した伊能図と比較しました。
その結果、2つの地図にはずれがあったことが分かったのです。
1800年、間宮が調査に加わる以前に伊能が単独で測量したデータです。
これを完成した伊能図と比較します。
赤色の線が伊能自身の測量データです。
青色で示した完成版の海岸線と一致しません。
ずれは最大で5キロに及んでいました。
このことから、北海道部分のデータは、伊能単独で測量したものではなく、後に間宮によって測量されたものであることが分かってきたのです。
なぜ一度、伊能が調査した北海道を弟子の間宮が再び調査することになったのか。
伊能が行った全国の測量調査。
最初に訪れたのが北海道でした。
しかし、当時の技術は、歩幅をもとに距離を測る歩測によるもので、正確ではありませんでした。
その後、12年かけて全国の測量を続ける中で、技術が向上。
当時60歳を超えていた伊能は、32歳という若さの間宮に、それまで培った技術のすべてを伝授し、北海道の測量を託しました。
北海道へ出発する間宮に、伊能が宛てた手紙です。
偉大なお前ならできる。
国のために役立て。
測量の歴史に詳しい専門家は、伊能はまな弟子の間宮に全幅の信頼を寄せていたと見ています。
間宮が挑んだ北の大地、北海道。
当時、蝦夷と呼ばれていました。
間宮が測量を始めたころの蝦夷は、荒涼とした大地が広がる未開の地でした。
1811年12月。
間宮は蝦夷へ向かい、測量を始めます。
伊能から授かった最新の測量技術は、どのようなものだったのか。
専門家の協力のもと、再現しました。
まず、正確な方位を調べます。
目標となる棒を立て、その棒の位置を装置の穴からのぞいて確認します。
この装置には方位磁石がついていて、目標の正確な方角が分かります。
続いて距離。
装置から目標までロープを引いて、このロープの長さで距離を測っていきます。
これを何度も繰り返し、データを収集しました。
この測量の原理は、現在の土木調査にも生かされています。
高齢の伊能忠敬に、一刻も早く結果を届けたい。
間宮は極寒の中でも休むことなく、測量を続けたと見られています。
当時、間宮が身につけていた防寒具が残っていました。
アイヌの人たちから譲り受けた、木の皮で作った布です。
開始から6年後。
間宮は測量を終え、江戸に戻ります。
その翌年、地図の完成を待たずに、伊能忠敬は帰らぬ人となりました。
完成した地図には、すべて間宮の測量データが生かされることになりました。
200年の時を超え、判明した日本地図を巡る新たな事実。
伊能を支えた弟子の存在が再評価されています。
こちら、出ますかね。
このサハリン、元の樺太とユーラシア大陸の間にあるこの細い海峡、この海峡を見つけたのが、間宮林蔵ということで、それで間宮海峡というふうに呼ばれています。
非常に、この探検家としては名前の知れた人ですけれども、伊能忠敬の信頼の厚い弟子だということを初めて知りました。
私も初めて知りました。
その伊能が、地図を作るうえで、正確性を期すため、データは自分が測量したものに限るとこだわっていたとされているんですけれども、北海道については間宮のデータを全面的に採用したと。
それだけ特別な師弟関係にあったとされています。
がん治療に画期的な変化をもたらすものになるのでしょうか。
血液を調べるだけで、がんを早期発見できるようにする新たな検査法の開発を、国立がん研究センターなどのグループが始めると発表しました。
新たな検査法の開発の鍵となるのは、マイクロRNAという、細胞が血液中に出す物質で、細胞ががん化すると、分泌されるマイクロRNAの種類や量が変わることが、最新の研究で分かってきたということです。
グループでは、大量のがん患者の血液を詳しく分析し、乳がんや大腸がんなど、日本人に多い13種類のがんについて、初期のがんの目印となる、マイクロRNAを見つけ出し、新たな検査法の開発につなげたいとしています。
研究は、今後5年間行い、最終的には健康診断などの血液検査でがんの早期発見が行えるようなシステムの開発を目指します。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、沖縄防衛局は、移設先とする名護市辺野古沿岸部の海底の地質を確認するボーリング調査を始めました。
沿岸部の掘削を伴う調査が行われるのは初めてで、移設計画は新たな段階に入りました。
アメリカ軍キャンプ・シュワブの前では、反対する住民や、市民グループのメンバーなどが、計画の中止を訴えました。
ボーリング調査は辺野古沿岸部の21地点で行われる予定で、沖縄防衛局は、11月末までに終わらせたいとしています。
JR東日本のICカード乗車券、スイカの会員向けホームページに、不正なアクセスがあり、個人情報が閲覧された可能性があることが分かりました。
今月15日未明、スイカの利用でたまったポイントを、電子マネーに交換できる、スイカポイントクラブのホームページに大量のアクセスが確認され、756人の会員のページが不正にログインされていたということです。
氏名や生年月日などのほか、会員によっては、住所や電話番号が閲覧された可能性があるということです。
このホームページには、3月にも一部で不正なログインがあったということです。
全身、濃いピンク色のバッタ。
体長2センチほどのヒナバッタの幼虫です。
群馬県高崎市の小学生が、おととい、家族で市内の墓地に墓参りに行った際、近くの草むらで見つけました。
昆虫の専門家は、突然変異によるものと見られ、非常に珍しく、大変貴重だと話しています。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きのうまでの大雨で、ご覧のように桃の実が落ちて、傷んでいます。
こちらは岐阜県高山市の桃畑です。
記録的な大雨の影響で、農作物にも被害が出ています。
きょうの最高気温は、きのうよりも10度以上上がり、蒸し暑くなる中で、落ちた桃の片づけを行っていました。
この不安定な天気、まだまだ続きそうですね。
そうなんですね。
今週いっぱい続きそうですね。
あすは特に九州で雨の量が多くなりそうなんです。
では、雨雲の様子を見ていきます。
午前0時からです。
赤や黄色の活発な雨雲が日本海にかかります。
初め、海上が中心なんですけれども、だんだん午後になると、九州北部にかかってきそうなんですね。
夕方以降は中国地方にもかかってきそうです。
特に雨の量が多くなりそうなのが、九州の北部です。
長崎県や佐賀県、200ミリ、福岡県でも150ミリと、多い所で予想されています。
すでに各地、この夏、雨の量、多くなっていますので、少しの雨でも土砂災害など、注意をしてください。
では天気図を見ていきましょう。
あすは再び日本海に前線が延びる見通しです。
その上を低気圧が進んでいくでしょう。
詳しく見ていきます。
高気圧周辺の湿った空気、流れ込んで、特に九州の北部であすは雨の量が多くなってきそうです。
そしてもう一つ、低気圧が進んできますので、この低気圧の影響で、北海道も雨となりそうですね。
特に午後は北海道でも、激しい雨の降る所が出てきそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
盛り上がってます。
廣瀬さんです。
こんばんは。
夏休みの間、大越さんも夢中になっていた夏の全国高校野球は8日目です。
第4試合は高崎健康福祉大高崎高校の機動力が光りました。
健大高崎は1回から仕掛けます。
脇本スタート。
3塁へも盗塁。
脇本は投球動作が遅いと、ピッチャーの隙を見つけていました。
5番柘植。
脇本の盗塁でシングルヒットで十分と、気持ちの余裕がありました。
健大高崎はこの回、4つの盗塁を得点につなげ、3点を先制します。
追う利府は2回、チャンスでピッチャーの奈須野。
失点は自分の責任と、意地のヒット。
いいボールが返ってくる!
利府は相手の守りに阻まれ、得点できません。
健大高崎は徹底して走りました。
脇本はチームトップの4盗塁。
健大高崎は11盗塁で10得点と、狙いどおりの機動力野球で3回戦進出です。
走って走って、ユニホームも真っ黒になっていました。
第2試合は、東北高校が日本文理高校と対戦。
1回戦で好投した1年生ピッチャーが先発しました。
先輩たちと長く試合をしたいと藤嶋。
強気のピッチングで、5回まで無失点に抑えます。
そして2てんりーどの6回。
ストレートを狙われ、ノーアウト2塁に。
マウンドに向かったのは、エースナンバーをつけた3年生、大井でした。
勇気づけられた藤嶋。
それでも3連打などで逆転され、藤嶋はここでマウンドを降ります。
リリーフは、伝令に走った大井。
後輩が作ったピンチを切り抜け、反撃を待ちます。
その反撃が最後まで出なかった東邦。
藤嶋、先輩との夏が終わりました。
三重は1回戦サヨナラ勝ち。
1回チャンスに、4番西岡。
リラックスしていたと、先制タイムリー。
初戦の勢いをつなげ、2回までに4点を挙げます。
エース、今井は序盤、失点しますが、4回以降、腕が振れるようになりました。
得意のスライダーを軸に、抑えます。
2点差で迎えた9回。
大垣日大、先頭、榊山の当たり。
準備していたとキャプテン、長野。
今井はバックの好プレーにも助けられ完投。
三重が22年ぶりの3回戦進出です。
星稜は9回、レフトに入っていた先発ピッチャーの岩下が再びマウンドへ。
3点リード、しかし、3塁2塁のピンチでした。
岩下は気持ちを切らせていませんでした。
鹿屋中央は7番神田。
144キロの速球でねじ伏せます。
下位打線、ホームランはないと思ったと岩下。
エースが力を発揮し、星稜が3回戦進出です。
あすの第3試合は、ともに優勝経験がある明徳義塾と大阪桐蔭が対戦します。
この大会、北信越の5チームすべてが勝ち進んで、快進撃が続いているんですね。
星が今大会での勝利数です。
新潟県出身の大越さん。
高校野球で、北信越ブロック、この5県が1つのブロックになってて、春はこの5県から大体2校なんですよね。
野球的に、高校野球的に言うと、ちょっと目立たない地域なんですが、これが全部勝ち進んでるっていうのは、これは有史以来、初めてだと思いますよ。
大越さんも朝からこの話ばっかりで持ちきりでした。
これしか頭にないです。
佐久長聖はあす、2回戦に臨みます。
若い世代のスポーツの祭典、ユースオリンピックです。
土曜日に開幕した大会は3日目。
この時間にご紹介した卓球の加藤美優選手が、女子シングルスの予選リーグで、圧倒的な強さを見せました。
中学3年生の加藤。
感じたことがない雰囲気と、大舞台特有の緊張感を楽しんでいます。
2連勝で迎えた、予選リーグ最後の試合。
序盤から得意のバックハンドが決まり、第1ゲームを奪います。
このあとも相手の選手を寄せつけません。
課題の強いフォアハンド。
磨いてきた成果を見せて、加藤はストレート勝ち。
予選リーグを全勝で通過し、決勝トーナメントに進みました。
加藤選手、先ほど終わった決勝トーナメントの1回戦も勝ち、あすの準々決勝に進みました。
大リーグ・ヤンキースの黒田博樹投手が、攻めのピッチングで今シーズン8勝目を挙げました。
黒田、前回の登板でコースを狙いすぎて、球数が増え、苦しみました。
ストライクを取って勝負しようと臨んだ試合。
テンポのいい攻めの投球でレイズ打線を抑えます。
リズムのよさは、バックの好守備も引き出しました。
チームのローテーションを守り続ける39歳。
黒田は持ち味を発揮して、8勝目です。
今夜はこちら、日本ハムの大谷翔平投手。
プロ2年目を迎えて、投手と野手の二刀流は、新たな次元に突入しているんですね。
大谷投手がより手応えを感じているのが、ピッチングなんです。
チームトップの9勝を挙げて、防御率、奪三振ともにリーグで2位。
なんといっても、私たちを魅了してくれるのが、そのスピードですね。
今シーズンの成長の理由を探ってきました。
今シーズンの大谷投手は、スピードだけではありません。
大きな成長を見せているのが、コントロール。
フォアボールは、去年に比べて大幅に減っています。
大谷投手が成長を実感したというのが、6月の阪神戦。
鳥谷選手との対戦です。
鳥谷選手がストレート狙いと見るや、変化球2球をきっちりコントロールして追い込みます。
そして4球目。
アウトコース低めに、159キロのストレート。
すべてがイメージどおりでした。
コントロールについて詳しく探ると、興味深いデータが見つかりました。
注目すべきはボールゾーン。
去年に比べてボール球を振らせる割合が増えています。
ボール球を振らせているのは、主にストレートとフォークボールです。
球威が増したストレートで。
ストレートを意識させてフォークでも。
ストレートとフォークの相乗効果が、成長の一つの要因だったのです。
しかし、今月に入り、新たな壁が。
勝ち数が増えることで、強い責任感から、フォームのバランスが崩れるケースが出てきました。
首位、ソフトバンク戦で、2週連続の負けを喫しました。
大谷投手について、栗山監督はどう見ているのか。
二刀流という自分だけの道を進む大谷投手。
最後に、こんな問いかけをしてみました。
取材をしていても、もう二刀流を反対する声というのを、ほとんど聞かなくなりました。
ご自身ではどういうふうに感じていますか?
謙虚じゃないですか。
今、最も注目を集める選手ですが、その語り口は入団当初と変わらず、実直な姿勢感じました。
プロ野球はきょうは1試合。
パ・リーグ首位のソフトバンクは、南海時代に本拠地としていた大阪で、西武と対戦しました。
4点を追うソフトバンクは5回、3塁2塁で3番内川。
チームを生き返らせようと、技ありの一打で2点差に迫ります。
8回、再び内川。
3本目のヒットが2ベース。
チャンスを作ります。
1アウト1塁2塁として長谷川。
これで2人がかえり、同点。
さらに満塁で今宮。
犠牲フライで決勝点。
終盤に集中打を見せたソフトバンク、逆転勝ちで、オリックスとのゲーム差を3.5に広げました。
69年前に長崎を襲った爆風を大学の実験室で再現しました。
2014/08/18(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽善意を踏みにじるさい銭箱盗難▽エボラ被害地からリポート[二][字]
▽許せない!被災地のさい銭箱が盗難・善意を踏みにじる行為に関係者は▽エボラ出血熱の深刻な被害に見舞われているリベリアから記者リポート▽伊能図の作成に愛弟子が関与
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,佐々木彩,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,佐々木彩,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
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