ここがポイント!!池上彰解説塾 2014.08.18

その名のとおり世界の中心はこの国になってしまうのか。
目覚ましい経済発展による大気汚染。
尖閣諸島問題など近隣諸国への進出。
更には食品などのモラル問題。
しかし今や中国なしでは世界経済が成り立たないといわれている。
池上彰が得意の分野で徹底的にわかりやすく解説。
夏休みにぜひ家族で知ってもらいたい。
中国の知られざるそのわけとは…。
今回はその中国を徹底的に解明してみよう。
そこから…。
皆さんは中国と聞いて何を思い浮かべますか?すごい力を持ってそうなイメージはありますよね。
強そう。
強そう…。
経済成長を遂げていくみたいなそういう勢いを感じる。
宇宙から万里の長城が見えるっていう事がね。
すごく…私たちもう古い人たちなんで驚きましたね。
そうですね。
やっぱり万里の長城というのは…。
パンダもそうですね。
若い世代は今の中国をイメージしご年配は歴史や文化的なものをイメージしているよう。
そもそも日本と中国は1972年に国交が結ばれその後パンダブームが到来。
上野動物園にはひと目見ようと大行列が。
中国といえばとにかく人口が多く隣に住むちょっと不思議な大家族で結構仲よくしてきたのに…。
ある時から急にいざこざが起こるようになり…。
ソ連が崩壊し社会主義より資本主義と思われていたのに…。
もちろん経済だけでなく軍事力でも巨大化し続ける中国。
池上解説で中国の事中国といいますとね先ほどのVTRを見るとでも今急激に存在感を強めているその一方で例えば期限切れの食材を平然と使ってしまうような…。
日本ではちょっと考えられないようなさまざまな仕組みがあるわけですね。
そこで今回はその中国を徹底的に解明してみようと。
今世代によってイメージが違うというお話がありましたけれども。
竹下さんはどんなイメージ持ってますか?やっぱり壮大な歴史があってその中で刻々と変わり続けていて…。
(宇賀)松村さんはどうですか?やっぱり経済成長が今本当にすごいっていうイメージが一番ありますね。
あとなんかちょっと怖いっていうイメージがありますねいろんな面で。
怖いっていう表現も出ましたけれども。
それではまず中国を知るうえであなたはわかりますか?このくらいは
(宇賀)中国の基礎知識を確認。
中国といえばなんといっても世界一を誇る人口。
その数およそ13億人。
夏休みのプールはまさに芋洗い状態。
都市部では道路も車で大渋滞。
それでは膨れ上がる人口を抑えるために30年以上前から始まり今なお続いている政策は何?
(宇賀)若林さんお答えください。
政策ですか?一番聞くのは子どもを1人しか産んじゃいけない一人っ子政策。
(宇賀)正解です。
(若林)よかった。
怖いなこれ。
(北村)怖いですよね。
一人っ子政策って今も続いているという事なんですよね。
これ基本的に2人以上の子どもを産むと罰金が科せられたりあるいは会社での出世が止まったりという事が起きたという事なんですね。
もともととにかく人口が増える。
このままじゃ大変だ。
食糧不足になるからという事で始まったんですけれども。
結果的にみんな一人っ子になるわけですよ。
実は小皇帝。
小さな皇帝のようにすっかり甘やかされて育ってわがまま放題。
特に今中国行くと子どもの肥満が目立ってますね。
とにかく太った子どもが非常に多いと。
一人っ子政策で中国の軍隊にも影響が出始めているらしいのですが…。
ここで
(宇賀)武井さんお答えください。
中国の軍隊の名前…。
人民解放軍。
正解です。
そもそも資本家によって搾取されていた人々を解放するんだっていうところから人民解放軍という名前が付いたんですね。
もともとアメリカや日本などの資本主義と戦うのが目的だったため人民解放軍と呼ぶのだそうですがそんな人民解放軍に最近とある異変が起きているのだとか。
最近一人っ子政策でとにかく子どもの数が減ってきたでしょ。
そうすると人民解放軍に入って…。
なんでうちの子どもにこんな厳しい訓練を受けさせるんだという。
通称全人代。
しかし国民の代表とはいえ
(宇賀)松村さんお答えください。
えー…あれですよね。
日本にも同じ…。
同じ名前の政党はありますよ。
わかります。
これわかります。
(松村)あれ違う?どうしよう…。
(宇賀)違いますね。
(松村)じゃあ違う!でも事実上の一党独裁の「事実上」とはどういう意味なのか?中国の事をよくね共産党による事実上の一党独裁って言い方します。
わかります?えー…。
実はね中国には中国共産党以外に8つ政党が存在するんですよ。
ところがこの8つの政党はいずれも中国共産党の指導に従うっていう方針なんですね。
意味がないですね実際。
それ客観的に見れば共産党が一党独裁してるわけでしょというわけでメディアは「事実上の一党独裁」とこういう言い方をしている。
憲法のもとで全ての制度が出来ているっていうのが普通の国ですね。
こちらはそうじゃないんですね。
中国共産党が憲法の上にあります。
そもそも憲法に中華人民共和国は中国共産党の指導に従うって書いてあるんですね。
えー!憲法に?憲法にそもそもそう書いてあります。
法治国じゃないっていう事なんです。
つまり日本ならね全ての人が日本国憲法を守るって事を前提でしょ。
ここはその上にあるわけですから。
ですから中国の憲法を見ると例えば言論の自由とか集会の自由っていうのを保障するって書いてあるんですよ。
でもどのようなものを認めるかっていうのは共産党が決めるわけですから。
ああだからか…。
共産党の悪口を言ったら捕まってしまったり共産党に反対する集会を開いたら全員逮捕されたりする仕組みになってるわけですね。
当たり前ですが…。
しかし社会主義の中国ではですから…。
それぞれの地元で共産党がお前ここの地区の代表として行きなさいと指名を受けて行くんですね。
だからそもそも選挙がない。
ところがその中国で最近その選挙とは中国の若者たちは初めて投票した人たちがいるわけですね。
そういう事になるんですよね。
つまり生まれてからこれまで選挙ってやった事ないわけですよみんな。
そもそも仕組みを知らなかった彼らがですね選挙で
(竹下)いいですね。
SNH48。
(北村)いいですね。
しかし事実上の一党独裁だからこそ急激に発展出来たといえるのです。
独裁なのは昔から変わっていないのに中国だけが儲かるカラクリがあった。
そもそも中国っていうのは社会主義国。
とにかくみんなが平等ですよ。
国が全ての計画を立てますよ。
みんな平等だから働いても働かなくても同じ給料っていう事になると結局…。
それが1990年代からこういう言い方をするようになりました。
社会主義市場経済。
北村さん…。
これはそうなんです。
平等を理想とする社会主義国家の場合国が企業を経営し給料は基本的にみな同じ。
しかしこれでは頑張っても給料が上がらないため仕事の意欲が減っていきます。
これが社会主義の国の経済がなかなか発展しない要因の1つ。
なので中国は90年代から資本主義化を進めたのですが資本主義とはいえないので社会主義市場経済と呼んでいるのです。
でも資本主義化しただけでは急激には発展しないはず。
そのカラクリが人民元という中国のお金にあった。
とある仕かけによって中国製品が海外で売れるようになっているというのですが…。
(宇賀)若林さん。
(若林)え…仕かけ?紙幣にですか?この紙幣に仕かけたわけではないですよ。
違います。
(若林)違う。
(宇賀)北村さんは…。
そうなんですね。
意図的に人民元の価値を低くしている。
つまり…日本もだから円高とか円安とかその時々によって変わりますよね。
それがだから中国の場合は自国の通貨が安いと海外に輸出する場合物が安くなるのでたくさん売れます。
これは輸出国にとっては重要な事で日本の場合円高だと不況になるのは日本製品が高くて売れないから。
もし円を安くしたくても世界のルールでしかし中国はだから中国製品は安く世界でバカ売れ。
どんどん経済が発展するのです。
(若林)でもそんなにいいシステムならねえ。
そもそも世界のいわゆる自由経済をとっている国々が昔はだから固定相場制だったのを全部変動相場制にした時に自由にマーケットに任せましょうっていう方針できたんですね。
中国はその時まだ鎖国のような状態で一切その世界経済に入っていなかった。
あとから世界経済に入ってくるからうちにはうちのやり方がありますっていう言い方をとってるわけですよ。
だから日本も中国のようなやり方をやろうと思えばやれない事はないですけど…。
ルールは守らないといけないですからね。
そうですね。
ルールは守らなければいけない。
つまり中国というのはですね例えば世界の国際情勢に関していえば世界はアメリカと中国でコントロールしていこうじゃないかみたいな大国の顔をするんですね。
政治的な問題に関しては。
ところがいったん経済の話になったらいやいやうちはまだまだ開発途上国ですから。
そんな人民元を高くしたらやっていけませんからうちはまだまだ低くしますよ。
それぞれによっていやうちは開発途上国ですから。
いやうちは世界に大きな影響力を持っている大国なんだからという。
これを使い分けている。
GDPが日本を抜きアメリカに次ぐ世界第2位となった今も人民元が高くならないよう日本では考えられないルールは他にも。
それは私たち日本人の感覚ではしかしこんなニュースがあったの皆さん覚えてますか?2007年3月中国内陸部の都市重慶にあるこの1軒の民家の映像が世界中で話題になりました。
ズームアウトしますと…。
(竹下)なんですか?これ。
陸の孤島になってますでしょ。
見てください。
ほら周りが全部掘り返されてしまってる。
実はここ人がちゃんと住んでましてね食料や手紙などは落としたり投げたりして運んでる。
これどういう事かといいますと…。
つまり土地の売買って出来ないんですね。
地方の政府の役人がその土地をどうするかを決める事が出来るんですね。
そうするとこの地区の市役所がここは再開発するんだ巨大なショッピングセンターを造るんだと決めたらここの人たち全員それがイヤだここに住み続けたいと言ってたら嫌がらせをされて周りを全部掘られてしまって陸の孤島になってしまったという事なんですね。
ところがこの中国人ですから最近は特に中国のお金持ちがニューヨークあるいはロンドンの土地をどんどん買い占めて土地の住宅価格が上がっているという事がありますでしょ。
中国人は外国の土地を買えるけど…。
これじゃ不公平じゃないかっていう事にもなっている。
時には国が国民から強引に土地を取り上げ道路や鉄道商業施設などを開発。
お金や土地など中国に有利な仕組みを存分に利用して世界の工場世界の市場へ成長してきたのです。
摩擦を恐れずどんどん世界に進出する問題。
尖閣諸島に中国の船がやってくるのも南シナ海でベトナムなどと領有権争いでもめるのも…。
狙うは資源?世界の工場を動かすためにはそのためには13億人を養っていくためには資源が必要だ。
アフリカには…アフリカっていうのは資源大国ですから。
これまた日本にはマネ出来ない中国流のやり方でアフリカに進出していたのです。
石油もいっぱい埋蔵されていますしレアメタル。
携帯電話とかコンピューターとか…。
その時の中国のキーワードはですね内政不干渉。
つまりそれぞれの国がどうであろうと我々は口出ししませんよ。
例えば日本の場合基本的に国民を抑圧する軍事政権には援助しない方針。
しかし時には武器さえ輸出して軍事政権と仲よくなり…。
例えば道路を造る時なんですけど日本の場合はなるべく現地の雇用を増やそうとしてですね現地の人を雇って道路を造る。
ところが言葉が通じなかったり道路の造り方がよくわからなかったりして能率的じゃないんですね。
中国はどうするか…。
建設作業員から何から。
建設作業員を連れていきますと当然食事をするところも必要ですよね。
そうすると中華レストランのコックさんたちもみんな来るわけですね。
クリーニング店というのも全部中国の人たちがやります。
結果的にだから効率よく工事は進むんですけど現地にお金が全く落ちないんですよ。
で工事が終わると建設作業員はみんな引き揚げるんですけどレストランとかクリーニング店で来た人たちはそのままここに住みつくんですね。
結果的にあちこちにこうやってチャイナタウンが出来ていく。
アフリカのそこらじゅうに実はこうやってチャイナタウンが生まれているという事があります。
今アフリカ全体で中国人100万人暮らしているといわれているというわけですね。
実際アフリカの人たちは中国の進出をよく思ってる?迷惑に思ってる?カメルーンにある中華街のそばに住む人たちに話を聞いた。
歓迎の声がある一方で更に中国人が増えすぎて中国製品の大量流入で産業が混乱したなど進出を懸念する声も。
中国が来てくれたおかげで豊かになったよかったという人もいれば植民地のようになってしまったって反発してる人もいると。
私が昨年いわゆる粗悪な道路だったわけですね。
そういう事を考えるとどこかでバランスが悪くなるって事を中国は考えてないんですか?そこなんですね。
(竹下)そうでした。
何年経っても大丈夫なんですよ。
その分コストが違うんですね。
あるいは製品についてもそうなんですね。
中国製品の方がうんと安いからっていって買ってみたらすぐ壊れちゃった。
…っていう言葉を最近アフリカの人たちは知るようになったというところがあるんですね。
信用によって長期的に利益を上げるという事を学んでいかなければいけないんだろうという事ですよね。
やっぱり中国が大きくなりすぎちゃった事によって周りの国にいろいろこう…なんていうんですかね迷惑というか…かけてしまっているような気がするんですよね。
やっぱり中国が世界的に発展する一方で…。
経済が発展し世界に進出。
今やその名のとおり世界の中心に躍り出た中国。
しかし問題はモラル。
近年の発展とともにモラルを疑う中国で発生したウイルスに全世界で8000人以上が感染700人以上が死亡。
感染拡大の大きな要因といわれたのが中国政府による隠蔽。
中国政府がWHOに報告したのは最初の感染者確認から3か月後。
このため初期の対応が遅れ世界に広まってしまったといわれています。
停電で止まった列車に後ろから別の車両が衝突し落下。
原因の調査が世界から求められたが…。
事故車両を即座に埋めてしまうという信じられない対応。
食べ物についてモラルが問われたのも今に始まった事ではない。
業者が量を増やすため牛乳を水で薄めたうえに…。
不足したたんぱく質をごまかそうとしてたんぱく質に似た有害物質を混ぜたという。
これにより同じ年には毒入り冷凍餃子事件も発生し日本人にも被害が。
中国の食に対するモラルの低さが大きく問われたのです。
更にビジネスの世界でもモラルを疑う出来事があるという。
しかし中国への進出には危険があるとよくいわれる。
中国ビジネスのトラブルを本にも書いている人に話を聞いた。
日本の広告代理店に勤めている中国出身の張さん。
2010年の上海万博の際参加企業を決めるコンペに日本企業の一員として参加。
…っていうようなそういうのも結構ありました。
残念ながら自分たちのアイデアではしかしほとんど同じアイデアで中国の企業が参加していたと張さんは言う。
ただちょっと担当者が変わると契約が無効とかになるケースが多かったですね。
このようにその他にも最近でも期限切れ食肉が大きな問題に。
なぜこんな信じられない事件が続くのか?池上彰は言う。
中国に関してはですね特にモラルがひどいんじゃないかっていろいろありますでしょ。
でもここにはですねモラルが破壊された実は歴史があったんですね。
ちょっとその歴史を振り返ってみましょう。
実は中国には文化を破壊した歴史がある。
誰が破壊したのか?この人ですね。
中国の建国の父といわれてる初代国家主席になった毛沢東なんですが。
今中国がそれがそれは今からおよそ50年前毛沢東が行った文化大革命。
皆さんも文化大革命って聞いた事ありませんか?でもそれが結果的にモラルが低下した原因になったとはどういう事なのだろうか?当時の中国は中国共産党の中には資本主義を取り入れた方がいいのでは?と考える者が出てきた。
しかし毛沢東はあくまで社会主義で理想の国家を目指すと主張。
資本主義的な考え方をする者を次々と失脚させていった。
それが文化大革命。
毛沢東に反対する者は次々に捕まり中には処刑される者も。
毛沢東を崇拝する国民が多かったため国民の中でも反対する者が探し出され互いに密告しあうようになったという。
…っていう事を学校で教えますから子どもたちが自分の親を密告して親を売るっていう事が次々に行われるようになったんですね。
本当の事を言えば殺されるという事になります。
そうすると嘘をつく事は仕方ないと。
つまり今のやり方はおかしいと親が思っていても子どもにそんな事を言ったら自分の身が危ないですから今はすばらしい世の中だよという事を…。
結果的に他人を信用するなっていう事が文化大革命の時代に行われたんですね。
更に言いますと孔子の教え儒教ですよね。
特に目上の人には礼儀正しくという儒教の教え。
あれは封建制度の名残であるといって徹底的にあれを破壊したっていう事があります。
それまでのやり方を全部ひっくり返そうという事になったものですから。
例えばね…。
だからそれが今のモラル問題につながったのではないかと池上彰は言う。
そして今第2の毛沢東ともいわれる人物が。
それが去年1年間で公務員5万人が摘発されるなど汚職が蔓延している中国では大物幹部だけは見逃すのがこれまでの暗黙のルール。
ところが先月超大物幹部の1人周永康氏を汚職の疑いで取り調べていると発表。
その狙いは対立する派閥の一掃ではないかとみられているのです。
こういう事を言ったんですね。
虎っていうのが大物ハエっていうのは小物。
一緒にたたくと言って国民からはよくやったって拍手喝采を受けながら…。
…と言われるようになっている。
実はこの独裁体制こそが巨大化が止まらない大きな理由。
日本では信じられない中国監視社会の実態とは?皆さんも聞いた事はあるでしょう。
中国の言論弾圧問題。
実際にどのような事が行われているのだろうか?そこにはではここで中国で24時間何ポリス?とりあえずカタカナですよね。
(松村)カタカナ…インターネット。
コンピューターとかインターネットの世界の事を別の言い方でなんて言います?
(北村)サイバー…。
そうですね。
(宇賀)そうです。
サイバーポリスですね。
中国ではですね3万人以上といわれるサイバーポリスが24時間目を光らせているんですね。
例えばブログとかなどで政府への不満を言ったらそれをすぐ削除しちゃうんですね。
その一方で政府を擁護するアルバイトがあるんですよ。
「共産党はすばらしい」とか「中国政府はよくやった」って書き込みをすると…。
(武井)サクラみたいな。
そうまさにサクラですね。
「よくやった」ってこうやると1件につき五毛。
大体日本円にすると8円ぐらいですね。
政府に有利な書き込みをしてお金をもらうアルバイトが数万人もいるといわれているのです。
そしてとにかく…。
ですから大学にもあるいは大企業にも当然の事ながら共産党の組織があるわけですね。
もちろん警察にも検察にも裁判所にも共産党がありますから裁判官は判決を書く時に共産党にお伺いを立てるわけですよ。
共産党のオーケーの出る判決しか書く事が出来ない。
(若林)へえ…。
(竹下)そうですね。
中国共産党の言論弾圧について中国人はどう思っているのか?それはもちろんすごく…。
私は実際…。
意見はいろいろですがこのような国民の声を政府はどう思っているのか?そこには中国の国民はどう思っているかっていう事を知るすべがないんですよ。
中国には世論調査がないんですね。
(武井)ないんだ。
だって世論調査っていうのはね独立した自由なメディアがやるものでしょ。
だから日本はいろんなテレビ局や新聞社が定期的に世論調査してますよね。
安倍内閣の支持率が上がったとか下がったっていうのは毎週のようにニュースに出るでしょ?ですからそれによって安倍政権としては自分がやってる事が国民から…。
でも向こうには世論調査がないんですよ。
どれだけ支持されているかわからない。
そうするとね国民の考えをどこで知るのか?ネットで知るしかないと。
(武井)なるほど。
…という事になりましてね。
でも当然の事ながらだから実際はね中国の国民に会ったり若者に会ったりすると実は中国人の方自体はもちろん気付いてますよね。
…というところがあるんだと。
自国の通貨をコントロールなどなど発展する要因はわかった気がしますが…。
ここがポイント。
それはズバリ…。
さあというわけでさまざまな面から中国を見てきましたが…。
なんといってもまずは人口。
そして事実上の一党独裁。
一党独裁だからなんでもものすごくスピードは早く出来るわけですよね。
民主主義の国ではいろいろな意見を聞かなくてはならないので調整などに時間がかかったり反対意見で計画そのものが潰れたりしますが…。
中国の場合全てがスピーディに動きます。
人口13億の巨大マーケットでみんなが一斉に従う事で急激に発展。
しかしそううまくは続かないはず。
現に一人っ子政策による少子高齢化や膨らみすぎたバブルなど問題は山積み。
しかし現時点で中国経済がうまくいかないと世界がうまくいかないのも事実。
中国ってなんとなく怖いっていうイメージがあったりする。
よく知らないで怖がるんではなくて今の中国がそして中国の国民は本音と建前を使い分けてる部分があるんだよっていう事も含めてですね考えていかなければいけないんじゃないかそう思います。
続いては池上彰も驚いた注目ニュース。
今から38年前アフリカ中部のエボラ川近くの住民が発症した事からその名前が付いたエボラ出血熱。
病原体のエボラウイルスは最強最悪ともいわれるウイルスです。
それが現在西アフリカで猛威を振るいエボラ出血熱では池上彰が一番注目したポイントは…。
実はエボラ出血熱ってこれが都市部にいったら大変だなって私昔から気になっていたんですがそれがついに起きてしまったという事ですね。
エボラ出血熱とはどれだけ恐ろしいのか?エボラが恐れられているとか大きなニュースになっている理由といってはなんといってもこちら。
致死率ですね。
致死率が最大90パーセントと非常に致死率が高い。
更にいいますと有効なワクチン治療法がない。
まだ薬として正式な認可をとったものがないという状態なんですよね。
つまり感染して病状が悪化してしまうと更に恐ろしいのはこれ出血熱っていう名前ですよね。
さあ宇賀さん私たちあれ止める働きをしているのは?そうですよね。
その血小板を破壊してしまうんですよこのウイルス。
だから出血を止めるためのシステムを破壊する。
最悪の場合全身から大量出血して死んでしまう人もいるそうです。
となるとですねまず一番危険にさらされるのは医療従事者って事になりますでしょ。
ああお医者さんも危険。
治療しているお医者さんあるいは看護師さん。
治療の過程で血液に触れてしまう事があるわけですよね。
そうすると自分では気が付かなくても手にちょっとした傷がついてたりする。
そこにその出血の血が付きますとそれで感染をしてしまう事があるんですね。
血液や体液に直接触れると感染をするという事なんですね。
感染源はジャングルに生息するオオコウモリだと考えられています。
オオコウモリの糞や尿を介して野生の最近特にゴリラが急速に減っているんですね。
絶滅危惧種といわれるくらいに減っていてジャングルがどんどん人間によって開発されたからだとか内戦によって犠牲になったんだといわれてたんですけど過去にエボラに感染して5000頭ものゴリラが死んだ事があるんですね。
ですからどんどんゴリラの数が減ってるのは実はエボラ出血熱が大きな理由ではないかと最近いわれるようになったと。
ジャングルで倒れたチンパンジーやゴリラに触る事で人間に感染していると考えられています。
そして今回一番の問題はですねこちらです。
都市部で発生したっていう事なんですよ。
そうこれが最も注意すべきポイントなのです。
西アフリカで猛威を振るう理由は定かでないが都市部で発生。
これが一番の注目ポイント。
エボラ出血熱に感染しても潜伏期間というのがあるんですよね。
3〜4日から場合によっては2週間3週間。
その間に飛行機に乗ればあっという間に移動が出来てしまう。
エボラウイルスが可能性としては十分あり得ますよね。
感染した事に気が付かないで飛行機に乗れば日本にすぐに来るわけでしょ。
(宇賀)はい。
日本に戻ってきてからしばらくして発病するっていう可能性はありますよね。
という風に考えれば決してひとごとではない。
更にですねこれは考えたくないんですがナイジェリアですとこの北部にボコ・ハラムというイスラム過激派がいるでしょ。
(宇賀)はい。
特に武装勢力というのが。
そうするとそういう勢力が例えばウイルスを手に入れれば…。
ああそうか…。
だからそういう悪用されないようにするためにもとにかく一刻も早く感染を抑える必要があるんですね。
感染を抑えるにはその理由はこれまでの感染地域がアフリカ中西部と限られ感染者数も少なかったため。
莫大な開発費用をかけても更に感染者が少ないため…。
これらの理由で致死率が高いにもかかわらず積極的にワクチンの開発が行われてこなかったのです。
しかし今回の事態は過去最悪だといわれ現在ワクチンの開発が急がれています。
でもその一方でいわゆるグローバル化が進みますとね飛行機で世界中あっという間ですよね。
そしてアフリカの奥地まだまだ開発が進められていなかったところ今急激に開発が進んでいる事によって未知の病原体っていうのがこれからも出てくる可能性はあるわけですね。
それに備えるという仕組みがこれから求められているんだろうと思います。
2014/08/18(月) 21:00〜21:54
ABCテレビ1
ここがポイント!!池上彰解説塾[字]

世界の大国へと発展しつつある、中国。一体中国はどうやって発展を成し遂げたのか、日本にはまねできないその仕組みとは一体何なのか?池上彰が解説します!

詳細情報
◇番組内容
◆近年急速な発展を見せる中国。しかしその一方で食品にまつわる様々な問題や、汚職事件も大きなニュースに。一体その背景には何があるのか?日本人にとっては「ずるい」とも思える中国の発展の秘密を解説します!
◇出演者
【ニュース解説】池上彰
【進行】宇賀なつみ(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】竹下景子・北村晴男・神保悟志・武井壮・若林正恭(オードリー)・松村沙友理(乃木坂46)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/ikegami/

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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