世界まる見え!テレビ特捜部 キセキの瞬間!2時間SP 2014.08.18

世界まる見え!テレビ特捜部、2時間スペシャル。
さあ、きょうのテーマはなんですか?
今回は、思わず目を疑うミラクル映像満載、題してキセキの瞬間スペシャル。
いいね!
ということで、本日のゲストは、キセキ的にいいかげんな男、キセキの食欲を持つタレントさん、キセキの結婚を果たした方まで、キセキな面々。
そしてことしの24時間テレビ、小さなキセキ、大きなキセキの総合司会、水卜アナウンサーも。
そして、数々のキセキを起こしてきた、この方もいらっしゃっています。
数々のキセキ。
なんでもきょうは、3つのキセキを起こすそうですよ。
確かにキセキ感が漂ってる。
修行の成果を見ろ!あい!
来た!
水卜、私の念力を。
なんで、バミリの所へ行くんだ!えい!水卜はすごい!わざわざ確認して…。
すごいな。
あー。
いつ打ち合わせしてるんですか?2人で。
何を言っているんだ、もう一つあるぞ。
石塚!わーっ!
何もあるわけないじゃない、そんな。
ほー、ほー。
すみません、今、小学生でも、こんなことやらないですよ。
さあ、ここからは、本当のキセキの瞬間を大連発。
まずはこちらから。
爆弾で吹き飛ばされたがれきの下から、なんと赤ちゃんが。
世界各地で起きた信じられないようなキセキの救出劇。
その驚きの映像をたっぷりとご覧いただこう。
アフリカ・ナイジェリア沖で一そうの船が転覆。
3日が経過していた。
船は水深30メートルに、逆さまの状態で沈んでおり、その中にダイバーたちが入っていく。
すでに多くの乗組員の遺体が収容されていた。
海上でモニターを見ているチームが、ダイバーに無線で指示を出す。
その扉を壊せ。
ハンマーを使うんだ。
たたき続けるんだ。
結構、頑丈だ。
よし、外れた。
ダイバーは、さらに中へ。
生存者はいない気がするよ。
なぜだ?
靴が浮いてる。
靴か?
ああ。
そこに見えるのは階段か?
そう、階段だ。
よし、その階段を進んで行くと、船室があるはずだ。
OK、進んでみる。
船室に着いたか?
ああ、船室にいる。
すると、突然。
うわー。
どうした?
誰かいる!生きてるぞ、生きてる!
よし、いいぞ、手を離さず、安心させるんだ。
いいか、大丈夫か?
分かった。
まずは落ち着かせるんだ。
すごいな、生きてたなんて。
いいか?落ち着かせるんだぞ、いいな。
大丈夫だ。
そして…。
よーし、いいぞ。
大丈夫だ。
もう大丈夫です。
安心してください。
唯一の生存者となったハリソンさんは、海水が船内に流れ込んだとき、空気のたまったこのスペースに逃げ込み、缶コーラで飢えをしのぎながら、救助を待っていたという。
このあとハリソンさんは、潜水用具を装着し、船内から脱出することに成功。
まさにキセキの救出だった。
こちらは南米コロンビア。
男の子が誤って下水道に転落、流されてしまった。
捜索開始からすでに14時間が経過。
救助隊も最悪のケースを想定していた。
よし次はここだ。
すると。
おい、いたぞ!生きてる!
坊や、大丈夫よ、落ち着いてね。
大丈夫よ。
急げ!また流されるから、早く捕まえろ!さあ坊や、おいで、おいで。
よーし、偉いぞ。
持ち上げろ、持ち上げろ!
男の子は無事、母親のもとへ。
そして、そのまま病院に運ばれ、大事には至らなかった。
実は、あのマンホールは数時間前に一度、捜索したんです。
そのとき、坊やはいませんでした。
2度目に開けたときに、ちょうど流れ着いていたんでしょう。
諦めない懸命な捜索が、キセキにつながったのだ。
中東の国、シリア。
紛争が絶えないこの国では、この日も、爆弾によって多くの家屋が吹き飛ばされた。
おい、この辺りで声がするぞ!
誰か埋まってるかもしれない、掘り起こすんだ。
がれきを必死に取り除く人々。
すると。
いたぞ!
そこにいたのは、なんと、赤ちゃんが。
そして。
動いた、生きてるぞ!掘れ、掘るんだ。
どうやって呼吸をしていたのだろう。
確かに生きている。
ついに無事に救出。
今ではすっかり元気になった。
ロシア・ウラジオストクからは、壮絶な交通事故現場での救出劇。
トラックの荷台に押しつぶされた1台のタクシー。
一体、何が起こったのか。
これは、監視カメラが捉えた事故の瞬間の映像。
停車しているタクシー、そこへ突然。
跡形もなく潰れたタクシー。
運転手はぴくりともしない。
駆けつけたレスキュー隊が、特殊な工具でタクシーを切断。
事態は一刻を争う。
果たして運転手は生きているのか?ようやく運転手を引きずり出すと。
えっ、歩いてる?
どこか痛くないんですか?
とっさに座席の隙間に倒れ込んだんだ。
すごいだろう。
そんなことより、水をくれないか?
水なんてないわよ。
なんだよ。
こんな大事故にもかかわらず、ほとんど無傷で済むなんて、キセキとしか言いようがない。
アメリカ・カリフォルニア州の火災現場。
消火を終えた消防士がまだ煙の充満する室内へ。
すると、一匹の子猫を見つけた。
だがすでに体の硬直が始まっている。
それでも消防士は、なんとか子猫を救いたいと外へ連れ出し、なんと酸素吸入をし始めたのだ。
さらに、水をかけたり、体をマッサージしたりと、必死に蘇生を試みる。
すると。
キセキが起こった。
子猫が息を吹き返したのだ。
子猫はラッキーと名付けられた。
アメリカ・オクラホマ州ムーアの街を襲った巨大な竜巻。
街は一瞬にしてがれきの山と化してしまった。
ニュース番組が被災した方々にインタビューを行うのだが、このあと、キセキを目の当たりにすることに。
竜巻はどのような感じでした?
ああ、犬と一緒にバスルールに隠れていたの。
そうしたら突然、体が持ち上がって、そのあと、床に転がったわ。
がれきの中で倒れていたんですね。
ええ、気が付いたら犬がいなくなっていて、名前を呼んだんだけど返事もなくて。
どこに行ったか分からないの。
今回のことをどう思いますか?
こんな大きな街がなくなるなんて…。
犬よ、犬がいますよ。
犬ですよ。
えっ?あー!バウジー!バウジーなのね。
よかった。
なんと、がれきの下から、おばあさんの愛犬が。
キセキ的にがれきに押しつぶされることなく、生きていたのだ。
私の願いが神様に届いたのね。
本当に感謝します。
こちらはニューヨークでバスの運転手をするバートンさん。
この日も多くの人々を乗せ、バスを走らせていた。
すると。
橋の上で、手すりを乗り越え、たたずむ少女を発見。
何かおかしい。
お嬢さん、大丈夫ですか?どうしました?
返事はない。
お嬢さん?お嬢さん、大丈夫ですか?
きっと、悪いことを考えているに違いない、心配したバートンさんは、乗客には待ってもらい、ゆっくり彼女に近づくと、手すりの内側に招き寄せた。
やはり少女は自殺を考えていたという。
バートンさんは少女の隣に座り、親身になって話を聞いてあげた。
その間、実に20分。
そして落ち着きを取り戻した少女を警察に引き渡し、ようやく運転席へ。
すると。
乗客たちから大きな拍手が。
心温まる救出劇だった。
すごいな!水卜さん、どうですか?
いや、すごいですね。
キセキを、例えば助かった猫ちゃんもそうですけど、そのたすけてあげようとした消防士さんっていう方がいて、そのキセキを起こしてくれたっていうのがまたすごいですよね、周りの力っていうのが。
石ちゃん、どうだった?石ちゃん。
ハリケーンのおばあちゃん、あれ、もうちょっとインタビュー長かったら、犬死んでますよね。
本当に。
あれ、キセキ的。
あそこで受けてたのもキセキ的だし。
そうだよね。
さすがに高田さんも、この映像にはなんの文句もないでしょ?
もう、感動で涙が止まりませんでした。
泣いてました?
一番最初、空気から顔出して、立派な入浴してたやつ。
違いますよ!
入浴じゃないです。
3日間、あそこに閉じ込められてたんだよ。
あれで酒でも飲んでたら、殴ってやろうと思った。
コーラでしのいでたんです。
温泉でお酒飲んでるんじゃないですよ。
違います。
思いましたけど、やっぱり海で、3日間なり、やっぱ生き延びるっていうのは、ちょっとやっぱ石塚さんみたいな、かっ幅がいい方のほうが。
そうだね。
脂肪がいっぱいあったほうがいいよね。
僕は3日間、コーラとあと、焼きそばがあれば、別ですけど。
ぜいたく。
所さん、たけしさん、インド担当のゴーシュです。
突然ですが、石塚さん。
26年前、何をやっていたか、覚えていますか?
26だと、ホンジャマカ結成のときですね。
恵と組んだときです。
そうだったんですね。
実はですね、今回お届けする番組は。
聞いただけ?
26年前に生き別れになった家族を、ある驚くべき方法を使って捜し出したキセキの実話です。
これにはインド人もびっくりです。
インド人もびっくりって。
しかもこれが結構、ドラマチックになっておりまして、今回、映画化も考えられているそうです。
キセキの実話、ぜひ、ご覧になってください。
こちらのサルー・ブライアリーさん。
インドで生まれた彼は、5歳のとき迷子になり、家族と生き別れてしまったのです。
その後、オーストラリア人に引き取られたのですが、迷子になってから26年後、信じられない方法で、生き別れた家族を見つけたのです。
その驚くべきキセキの話をたどります。
インドのとある村の、貧しい家庭に生まれたサルー。
母は女手一つで4人の子どもたちを育てていた。
サルーと一番仲がよかったのが長男のグドゥー。
父親のような存在で、いつも一緒にいました。
サルーが5歳になったある日のこと、彼は小銭や食料を手に入れるため、兄、グドゥーと駅へ向かった。
グドゥーは歩き疲れたサルーを駅のベンチに休ませ、1人で小銭を拾いに出かけた。
すぐ戻ると言われ、待っていたんですが、疲れて寝てしまったんです。
目を覚ましたとき、兄の姿はどこにもありませんでした。
心細くなったサルーは、兄を捜し、ふと目の前の列車に飛び乗ってしまった。
きっと、この列車に乗っていると思ったんです。
だが、兄はいない。
そして、彼がたどりついたのは、なんと1000キロ以上も離れた大都市コルカタであった。
人混みの中で泣きながら兄の名を呼びましたが、なんの返事もありませんでした。
住んでいた村の名前も分からず、お金もない。
僅か5歳の子どもには家族のもとへ帰る術がなかった。
結局、サルーはこの街で1人で生きていくことになった。
時には食料を盗んだり、残飯をあさったりしていました。
希望なんてありませんでした。
家族とは二度と会えないと思っていましたから。
そんな彼に、救いの手を伸ばしたのが、孤児院のサロージ・ソード院長だった。
彼のことを覚えていますか?
もちろんよ。
長い間、一緒にいましたから。
そして、孤児院で暮らすサルーに、幸運な出会いが訪れる。
オーストラリアに住むブライアリー夫妻が、サルーを養子として迎えてくれたのだ。
現在の両親である。
サルーを初めて見たとき、この子を私たちの息子にしたいと思ったの。
こうしてサルーは、6歳のときからブライアリー夫妻の子どもとして、何不自由なく育てられていった。
しかし、心の中には、決して消えないものがあった。
それは、生まれた場所や生き別れた家族。
寝るときには、母や妹のことを、いつも思い描いていました。
オーストラリアに来て19年、25歳のとき、サルーの人生は、大きく動き出す。
友達に、すごいのがあるから見てみろよと言われたんです。
それがグーグルアースだったんです。
グーグルアースとは、インターネットで世界中の衛星写真を見ることができるソフト。
これを使えば、自分の生まれ故郷を探せるかもしれない。
だが、迷子になったのは5歳のとき。
記憶はあいまいで、詳しい場所など分からない。
しかもインドは、あまりにも広く、捜し出すのは非常に困難。
コルカタに着く電車の路線をしらみつぶしに調べました。
写真を拡大しては、5歳のときの記憶とつながるものがないか、必死に目を凝らして捜しました。
サルーとの生活は幸せでしたが、どこかに彼がいなくなって悲しんでいる家族がいると思うと、心が痛かったんです。
ぜひ見つけてほしいと思っていました。
5歳のときの記憶を頼りに、グーグルアースで生まれ故郷を捜し続けるサルー。
インド中西部を走るある路線の駅周辺を調べていると。
ダムの近くの橋。
そして、ホームが3つある駅。
見覚えがあるものが出てきたんです。
キセキだと思いました。
これは、カンドワという小さな町。
ここが本当に故郷なのか?この町にやって来たサルー。
その姿をカメラが追う。
街を歩くと、不思議なことに、足が勝手に進むんです。
初めてという感じがしませんでした。
何かに導かれるように進んで行くと、かつて住んでいたと思われる場所にたどりついた。
だが、そこにあったのはがれきの山。
家があったのは、確かにここです。
家族に何か悪いことが起きたのではないか、不安でなりません。
家族の行方を知る人はいないか?孤児院で撮った子どものころの写真を手に聞き込みを始めると。
母の居場所を知っている人に出会ったんです。
母は生きていた。
しかも、すぐ近くで。
ついに、26年の時を経て、夢にまで見た瞬間が訪れる。
母に抱き締められたとき、子どものときの記憶がよみがえってきました。
彼が生きていると信じていましたか?
きっと帰ってくると信じていました。
ですので、家がなくなっても、この村を離れませんでした。
そして、育ての母、スーも、インドの母と対面することに。
今までありがとう。
私たちの子どもは、あなたのおかげで立派に成長できたわ。
こんなことが起きるなんて…。
本当にキセキだわ。
どこかに息子を失って悲しんでいる母親がいるのではと案じていた、スーの心の痛みが消えた。
今ほど幸せなことはありません。
現在サルーは、インドとオーストラリアを頻繁に行き来し、2人の母親と幸せに暮らしている。
26年ぶりでね、6年もかかったんですね、捜すのにね。
グーグルも、こういうもの見るとな。
こういうの見ると役に立つと。
だけど、俺んちの前までやられちゃうからな。
駐車場まで見えちゃいましたしね。
…がいるんだよ。
グーグルで見ました、弟子にしてくださいって、うるせえ、この野郎。
でもあのお母さん、どうするんだろう。
兄貴と書いたじゃないですか、どこ行っちゃったんでしょうね。
お母さん一人で暮らしているんだったら、オーストラリア呼んであげたいですね。
所さん、たけしさん、お兄さん、どうなったかっていう話があったんですけれども、実はですね、あの日、サルーさんを残していったあと、お兄さんは電車にひかれて亡くなっちゃったんですね。
あら。
それで結局、サルーさんを迎えに行けなかったんです。
で、今サルーさんは、インドのお母さんに、新しい家を買ってあげる計画があるそうです。
あらま。
今回の少年のキセキの再会を実現させたグーグルアースなんですが、グーグルアースを使って、さまざまなポイントにズームしていくと、楽しい世界ツアーができるそうなんです。
例えば、アメリカのぐぐーっとズームして、フロリダ。
なんと、NASAのケネディ宇宙センターの内部を見ることができます。
こちらは発射台ですね。
こちらはこのように、中を散策することができるんですね。
すごい。
一般には立ち入れない所ですが、大変貴重ですよね。
そしてこちら、格納庫に入って、スペースシャトルを間近で見ることができたリ、ほかにも、さまざまな施設をのぞくことができるようになっているんです。
そして、こちらは日本の長崎。
軍艦の形に似た通称、軍艦島、端島にも上陸できるんです。
かつて海底炭鉱としてにぎわっていたんですが、現在は無人島となっています。
このように、廃虚となった建物の内部にも入ることができるんです。
こちらですね、当時の生活をかいま見ることができるかもしれません。
さあそして、
そして、自然が大好きな方には、こちら。
ブラジル・アマゾン川支流のネグロ川周辺のジャングルです。
冷房の効いた涼しいお部屋にいながら、蚊に刺されることもなく、探検が楽しめます。
そんな説明?そんな説明なの?
先輩、今のでよかったですか?
ひどいね。
ひどいよね。
ひどいです。
所さん、たけしさん。
オーストラリア担当のアーロン・ウェンツェルです。
こんばんは。
突然ですが、くわばたさんはお子さんがいらっしゃいますけれども、出産は大変だったんでしょうか。
もちろん。
みな、ぽんと出ると思っているでしょ。
もう、その産道っていうのがある、あそこ通ってくるんですよ、子どもいうのは。
まあ、痛いのなんのじゃないんだよ。
ぽんなんてことはない?
ポンなんてないです。
うー、ぼぼぼぼぼですよ。
ぼぼぼぼぼ。
それ、ご苦労さまでした。
ありがとうございます。
続いては、ある動物の出産で起きたキセキのドキュメントです。
とても珍しい出来事で、オーストラリア国内で注目されました。
ぜひ、貴重な映像をご覧ください。
2009年7月、シドニーにあるタロンガ動物園で、オーストラリアの動物園では初となる象の赤ちゃんが誕生した。
8か月もすると、体重360キロまでに成長した赤ちゃん象。
実はこのとき、この動物園ではもう1頭、別の象も妊娠中で、続く象のおめでたに、スタッフは皆、大喜びしていた。
そのお母さん象の名前は、ポーンティプ。
彼女のふるさとであるタイのことばで、天国からの贈り物という意味だ。
しかし、そのポーンティプの出産は難産を極め、さらには世界的な象の専門家も驚かせる意外な結末となったのだ。
これは、そんな象のキセキの出産に密着した、オーストラリアのドキュメンタリー番組である。
2010年3月、ついにポーンティプの出産が始まった。
象の妊娠期間はとても長く、およそ22か月間。
監視カメラを通し、その瞬間をスタッフ全員で待つことに。
象はとても仲間意識の強い動物で、ポーンティプがいきみ始めると、仲間たちもそばに寄ってきて、励ましてくれるんです。
ところが。
相当痛がってるな。
そうだな。
事態は予期せぬ方向に。
超音波で検査してみると、赤ちゃんの体勢がとても悪いことが明らかになったのだ。
象の赤ちゃんは通常、前脚から産道に入って生まれるんですが、その足が、なかなか入っていかないようなんです。
このままでは出産は難しいかもしれません。
体をくねらせたり、逆立ちをしたり、どうにか赤ちゃんの体勢を正常にさせようと、必死に動き続けるポーンティプ。
象の場合、帝王切開すると、どうしても母親が亡くなってしまうんです。
ですから、見守ることしかできないんです。
倒れてはまた立ち上がり、何時間も苦しみ続けるポーンティプ。
2日目、そして3日目の夜になっても、一向に赤ちゃんは生まれない。
象は夜間にしか出産しない動物。
スタッフも皆、徹夜だ。
世界的な象の専門家、トーマス博士は。
けさ、ポーンティプの血液検査をしてみました。
すると、血液中のカルシウム濃度が低下していることが分かったんです。
その影響で、筋力が弱くなって、いきむ力が出ないんでしょう。
おなかの中の赤ちゃんに多くのカルシウムを使ってしまったのか、血液異常に陥っていたポーンティプ。
早速スタッフは、ポーンティプが嫌がらないよう、アイスのコーンにカルシウムの錠剤を詰め、甘いシロップをかけて、与えることにした。
しかし、翌日になっても一向に事態はよくならない。
再び超音波検査を行うと、赤ちゃんの体勢はさらに悪い状態になっていたのだ。
赤ちゃんが逆さになっているんです。
さらに、左後ろ足のひざが曲がっていて、それが引っかかって、産道に入ることが不可能な状態なんです。
なんとかして、赤ちゃんの体勢を変えようと、必死に動き続けるポーンティプ。
彼女の体力ももう限界に近づいているはずだ。
しかし、5日目の夜、ついにポーンティプが破水をした。
でも決して油断はできません。
破水後は一刻も早く出産しないと、赤ちゃんの命が危ないんです。
ひたすらいきむポーンティプ。
そう、その調子だ、いいぞ。
いい調子だ、頑張れ。
しかし、残念ながらこの日もまた、みんなの願いはかなわなかった。
だめか。
そして出産が始まって7日目の朝。
どうも様子が変です。
きのうの夜は、ほかの象たちがぐっすり眠っていたんです。
仲間意識が強い象たちが、その仲間の出産に関心がなくなるというのは、もしかすると、ポーンティプの赤ちゃんに最悪の事態が起こったのかもしれません。
そこで再度超音波による検査と、直接肛門から手を入れて触診を行った。
すると。
赤ちゃんを強く押してみたのですが、反応がありませんでした。
超音波でも赤ちゃんの生体反応が、一切認められません。
本当に残念です。
そして記者会見が行われた。
残念な報告があります。
ポーンティプの赤ちゃんは、生き延びることができませんでした。
われわれにとっても非常に悲しいことです。
死産となった今、次の課題は、ポーンティプの健康管理です。
赤ちゃんが早く母体から出てきてくれないと、今度はポーンティプが中毒症状に陥る可能性があるんです。
しかし、帝王切開はできない。
赤ちゃんがいつ出てくるのかは、ポーンティプしだいだ。
それがあすなのか、1年先になるのか、誰にも分からない。
われわれはいったん解散します。
ところがその日はすぐに訪れた。
記者会見から2日後の深夜、スタッフがいなくなった象小屋で、監視カメラは、苦しそうに動き回るポーンティプの姿を捉えていた。
すると突然、外へ出て行き、その直後。
胎内に残っていた赤ちゃんが出てきたのだ。
動くはずのないわが子を愛しむかのように鼻先でなで、体についた汚れを一生懸命取り除こうとする。
と、そのとき。
赤ちゃんが動いた。
なんと生きていたのだ。
そしてみずからの力で立ち上がろうともがき始めた。
ポーンティプも鼻を使って、わが子をなんとか立たせようと必死だ。
ところが。
赤ちゃんがフェンスの下にある溝に滑り落ちてしまったのだ。
赤ちゃんがフェンスの下にある溝に滑り落ちてしまったのだ。
ポーンティプは急いで助け出そうとするが、どうすることもできない。
翌朝、何も知らずに象小屋に入ってきたスタッフは、異変に気が付いた。
そしてフェンスの下に赤ちゃんを発見。
それは、ポーンティプが深夜に産み落とした赤ちゃんだと思いました。
驚くことに、頭を上げたんですよ。
大声でほかのスタッフを呼びました。
赤ちゃんが生きているぞ!ってね。
すぐに小屋の中に引き上げられた赤ちゃん。
しかし、産道内に長い時間いたためか、左半身がまひし、立ち上がることができない。
通常、象は生まれて1時間ぐらいで立ち上がり、この赤ちゃんは、すでに5時間が経過していた。
やはりだめなのかもしれない。
なんとか立ってほしいと、脚をマッサージしたり、関節を曲げたり、とにかく必死でした。
その間、ずっと心配そうにわが子を見守り続けるポーンティプ。
なんとか立ち上がろうとする赤ちゃん。
必死に介助をするスタッフ。
気が付けば、7時間以上が経過していた。
そしてついに。
赤ちゃんは、みずからの力で立ち上がった。
そしてお母さんであるポーンティプのおっぱいを、おいしそうに飲み始めたのだ。
きっと、もう大丈夫だ。
あのとき、赤ちゃんの反応は全くありませんでした。
恐らく3日間はこん睡状態に近かったのでしょう。
母体が激しく動いていたときに、おなかの中の赤ちゃんも動いていたら、きっと死んでいたでしょう。
こん睡状態でいたことが、キセキ的に赤ちゃんの命を救ったのだという。
そして赤ちゃんの名前が決定した。
パディーハン。
タイ語でキセキという意味だ。
結果、よかったですね。
ただ、私もこれね、2人目の子どもが、位置がおかしかったんですよ。
もうすぐ産まれるっていうときに、変な方向向いて。
ああいうふうにわらの上にごろんごろんしたの?
そう、わらの上で、しないですよ!だからあれで8日も大変なことなの。
私、それでも2時間だったけども、死ぬ思いで。
大体名前の付け方が安易だよね。
母親が天国からの贈り物。
子どもがあれだろ、キセキだろ。
普通に生まれたら普通の子って名前付けるのか。
ごく当たり前の子とか。
そのとおりですからね。
水卜ちゃん、これ感動したでしょ?
いや、すごく感動したんですけど、なんか、この一連の話で、ちょっと冷めちゃった。
そうでしょうね。
この子の名前もおかしいよ。
字、読めなかったもん。
みんな読めないよ。
みとって、読んじゃったよ。
みんなみとちゃんって呼んでだもん。
だからみとちゃんになればいいじゃん。
あっ、もう、いい。
そうします。
きょうからみとにします。
あなたはどうなの?かわいいほうなの?
それは自分が決めるんじゃなくて、高田さんとか、周りの人がいうこと。
そうかそうか。
本人に聞いてどうするの。
そりゃそうだね。
そして象の赤ちゃんのキセキをご覧になりましたが、動物の赤ちゃんの世界には、ほかにもキセキがいっぱいあるんです。
ちょっとご紹介しましょう。
まずはこちら。
ウミガメの赤ちゃんです。
かわいいですね。
実は、ウミガメの性別はホニャララで決まるんです。
さあ、皆さん、このホニャララには何が入ると思いますか?
ウミガメの性別は?
これはね、温度だったかな、違うかな。
温度?
じゃあ、正解はこちらです。
ウミガメの性別は砂の温度で決まる、たけしさん、大正解でございます。
それ見ろ。
なんだかんだ言っても当てちゃうから。
当ててるね。
ウミガメは、砂浜にピンポン玉大の卵を一度に100個ほど産むんですね。
この卵は砂の熱により、温められるんですが、温度が29度より高いとメス、29度より低いとオスが生まれることが多く、温度の違いですべてがオスになったり、すべてがメス、一方だけになることもあるそうなんです。
続いてはこちらです。
成長するほど、ホニャララになるカエルがいるんです。
さあ、このホニャララ。
カメになるわけねーもんな。
それこそなんか、性別が変わっていく。
なるほど。
途中性別が変わる。
オスやったのにメスだったり。
小さくなる。
小さく?どんどんちいちゃくなっていく?
逆にどんどんコンパクトになっていく。
さあ、正解はこちらです。
成長するほど小さくなるカエルがいるんです。
水卜さん、正解!
うそ!ありがとうございます。
すごい!
ただかわいいだけじゃないね。
いやだ。
うれしい。
このカエルは、ブラジル・アマゾンを中心に、南米大陸に広く生息している、日本名でアベコベガエルというんです。
このカエル、幼いときはこちら、全長が20センチを超える、世界最大の巨大なオタマジャクシなんですが、成長していくと、ご覧のとおり、なぜか6センチと、子どものころの3分の1ほどの大きさになってしまうそうなんです。
なぜこんなふうに小さくなるのか、いまだ、はっきりとした理由は分かっていないということなんです。
なんとか探したいね、はっきりね。
でも、卵がでかいわけだろ?
オタマジャクシの卵でかいもんね。
でも…。
でも親はちっちゃいんですもんね。
どうなってんですか?
相当な難産でしょう。
だからあの大きなオタマジャクシと、大きくなったカエルとは、全然別の種類かも分からないな。
うん?
さあ続いては、カメラが捉えたちょっと笑えるキセキから、ホントのキセキまで、どどっとご紹介。
こちらは、バスケットの試合で起こったキセキ。
1点差で負けている白のユニホームチーム、時間がない、もうだめだと思ったら。
見事逆転ゴール。
だが、これだけではキセキとはいえない。
相手チームは、最後まで諦めていなかった。
なんと、試合終了直前で、超ロングシュートが決まった。
これは無効だと審判に抗議するも、ちゃんと時間内。
キセキの大勝利だと思ったのに、こんなのありかよ!
気まぐれすぎる勝利の女神。
最後に笑ったのは、黒のユニホームのチームだった。
こちらは、アメフトのスタジアムで、アメリカ国歌、星条旗よ永遠なれを合唱。
それに合わせ、
こちらは、アメフトのスタジアムで、アメリカ国歌、星条旗よ永遠なれを合唱。
それに合わせ巨大な星条旗がウエーブ。
盛り上がりは最高潮に。
だがこのあと、とんでもないハプニングが。
大事な大事な国旗が破けちゃった!しかし、ここで落ち込まないのがアメリカ人。
そう、こんなときこそ、USAの大合唱。
結果的にこのアクシデントで、一層盛り上がったのだった。
イギリスの競馬で珍しい光景が。
さあ、最後の直線、アベイラブル、このまま逃げきれるか。
あら?今のは?別のアングルで見てみると、柵を越えて白いシャツの男性が入ってきた。
よっぽど馬と競争したかったのか、全力疾走。
だが、しょせんは人間。
簡単に追い抜かれる。
このキセキのおばかさん、すぐに捕まり、こっぴどく怒られたのは言うまでもない。
こちらは、スカイダイビングの様子をカメラに収めようと撮影。
だが。
大事な大事なカメラを誤って落としてしまった。
真っ逆さまに落ちていくカメラ。
するとこのあと、キセキの光景が映し出されることに。
そう、カメラが捉えたのは豚のアップ。
空から落ちてきたものに興味津々の豚ちゃん。
無事だったカメラもすごいが、そこに映ったのが豚とは、誰が予想しただろうか?教会の隣にある大きな岩を、ダイナマイトで吹き飛ばそうとしている。
いくぞー!
あら、そっち行っちゃだめ。
なんと大きな岩が、教会のほうへ。
大丈夫か?慌てて行ってみると。
岩は柵を乗り越え。
おー!あと30センチでぶつかっていたぞ!ぎりぎりセーフだ。
まさにキセキの寸止め。
こちらの男性は、ものすごいキセキの声を持つおじさま。
その声をお聞きあれ。
そう、まるで赤ちゃんのような声を出せるのだ。
機械も何も使っていない、生声が赤ちゃん。
何に役立つのかさっぱり分からないが、これも一つのキセキといえるのではないだろうか。
前を走るトラック。
ふらふら、ふらふらっと、とっとっとっと、キセキ的にセーフ。
うーん、よく頑張った。
今度は小型トラック、おーとっとっと、曲がりきれずにこけた!と思いきや、1回転して元に戻った。
これぞキセキの復活劇。
よーし、もういっちょ行くかー!走っていると、前の車が、危ない!ぶつかっちゃった。
でも、きれいに車庫入れ。
なんというキセキなんでしょう。
まっ、人んちの車庫だけどね。
イエーイ!みんな、盛り上がってるか、いくぞー!どうだ、どうだ、俺のロンゲ!おっ、あれ?い、痛い。
なんか髪の毛が引っ掛かった。
抜けちゃう、誰か取ってー。
って、髪の毛がギターに絡まるという、情けないキセキを見せてくれたお兄さん。
恥ずかしかったのか、下を向いたままになっちゃいました。
こちらは釣りを終え、意気揚々と戻ってきたお兄さん。
いやー、大漁だぞ!なんて調子に乗ってる人って、落ちちゃったりするんだよね。
って、ほら。
あーあ。
でも、魚が入ったクーラーボックスは、キセキ的に無事。
まぁよしとしましょう。
こちらは公園でプロレスごっこ。
さあ、チャンピオンの入場だ。
俺がチャンピオンだ。
誰もかないっこねぇ。
だが、そんな無敵なチャンピオンが倒されるときがきた。
キセキの新チャンピオン、ベニヤ板!街を走るおもちゃの車。
子どもたちは大喜び。
そしてこのあと、さらなる展開が。
なんと、ロボットに大変身。
子どもたちにとってはキセキの瞬間。
そして、みんなにあいさつすると。
再びトランスフォーム。
ぶーん。
うん?な、な、なんだこれ?
ねぇ、ちょっと、あれ見てよ。
なんだ、あの人は?
横に行ってみると。
ヤギをおぶって自転車に乗る?ま、気をつけてね。
最後はほほえましいですね。
ヤギしょって自転車って。
所さん、たけしさん、アメリカ担当のマシューです。
出た。
もうきょう出ないのかと思ってたよ。
出ますよ。
アメリカからはまる見えでも大人気の超過激浮気現場突入番組、チーターズ。
最新版をお送りします。
いいけど、キセキでもなんでもないじゃん。
申し訳ないですけど。
キセキなんだけど、テーマは。
まあ、おもしろいから持ってきましたよ。
なんでもいいんじゃないか。
まる見えでおなじみのこの番組。
あなた、一体何してるのよ!どういうつもりなの!
依頼者が、恋人の浮気の証拠をつかんで浮気現場に突入。
なんとその修羅場を、一部始終、放送してしまうという、キセキのようなおもしろさ。
アメリカの超過激番組、チーターズだ。
最初の依頼者は、テリー・ワトソン42歳。
建設作業員の彼は、同せいしている彼女、トレイシーが、最近冷たくなったことで、浮気を疑っている。
俺はずっと彼女を愛してきた。
なのに、最近はただ同じ部屋にいるだけの人って感じだ。
ちょっとしたことですぐにけんか。
しかも、この怠け者!とか、あんたがちゃんと働けば、もっといいアパートに住めるとか言われんだよ。
だけど人生って厳しいもんだろ。
早速、番組は彼女、トレイシーの行動を、11日間にわたり徹底的に調査。
すると、彼女の驚くべき裏の生活が明らかとなる。
番組ホストのジョーイ・グレコが、調査結果をテリーに報告する。
心の準備はよろしいですか。
ええ。
では、こちらの映像を見てください。
この日の夜、彼女は、ある男性と落ち合うと、体を必要以上に寄せて歩きながら、レストランに入っていきました。
そして食事を終えた2人は、再び必要以上に体を寄せ合って、店を出ていきました。
寄せ過ぎだな。
そして別の日、またその男性と落ち合った彼女は、2人でビリヤードを楽しんだあと、その帰りに。
キスをしていました。
思ったとおりだ。
やはり、彼女は浮気をしていた。
そして今も、浮気相手と2人でバーにいるという。
どうします?今から乗り込みますか?
ああ、本心を確かめてやる。
さあ、ここからが番組最大の見せ場。
言い逃れができないよう、浮気現場に乗り込むのだ。
よし、着きました、行きましょう。
いよいよ2人がいるバーの中へ。
果たしてどんな修羅場が待っているのか。
トレイシー、チーターズのジョーイ・グレコです。
何してんのよ!
お前こそ何してる!あの男とデートしてんのか?
これは一体なんのまね?
お前、俺のこと、愛してんのか。
あの男が好きなのか?どっちだ?
なんなのよ、もう。
すると、トレイシー。
浮気相手の手を取って逃げ出した。
おい待て、トレイシー。
どこ行くんだ!
帰る!あなたとは別れるわ。
理由はなんだ?言ってみろ。
あんたが働かないからよ!
働いてるじゃねぇか!
うそよ。
毎日、テレビばかり見てるじゃない。
ちょっと待て、話をしよう。
逃げる気か。
ついてこないでよ。
ちょっと、触らないで。
いまさら何を話すのよ。
2人とも落ち着いてください。
冷静に。
別の男が出来たから、はい、これで終わりって化?
そうよ。
あんた、仕事も何もしてないじゃない。
してるさ!
はっ?
働いてる。
うそつくんじゃないわよ。
男がいるなんて知らなかったんだ。
と、そこへ。
てめぇ、ふざけんな!
やんのか、この野郎。
おい、2人を止めろ。
落ち着いてください!
何やってるの、やめなさいよ。
いいかげんにして!あんな人、関係ないわ。
さあ、行きましょう。
と、今度はテリー、2人を行かせまいと、車の上へ登った。
と思ったら、すぐに下りてきた。
やめて、来ないで。
ほら、かかってこい!ぶちかましてやるよ。
2人を止めろ。
いいかげんにするんだ。
一体何なの?それでも男?ねぇ、聞いて。
働いてたのは私だけよ。
あいつは私の買ったソファに寝転び、私の買ったテレビを見てただけ。
仕事もしないで、毎日寝てるだけのくずよ!
彼は仕事はしていると。
うそ、うそ。
毎日なんて働いてない。
せいぜい月に1回くらいだわ。
ここぞとばかりに、トレイシーの怒りが爆発。
では、なぜ別れなかったのですか?
何度も別れようとしたわよ。
でも全然だめ!家から出て行かないの。
だけど、今度こそ追い出してやる!今夜、私の家から出てって!あとで行くから、それまでに出て行きなさいよ。
思わず泣き出してしまったテリー。
大丈夫ですか?
ああ、まあ…。
必ず出ていきなさいよ!
ああ、取り込み中、悪いんだけど、あの2人、代金を払ってないんだ。
そ、そうですか、すみません。
あとでお支払いします。
そうかい、悪いね。
その後、2人は意外な方向に進みました。
なんとトレイシーのほうが、テリーとやり直したいと言っているそうです。
あのときの自分はどうかしていた。
ですが、テリーにはもう新しい彼女ができたようです。
さあ、続いての依頼者は、弁護士事務所の事務員として働くフィンデシア・ホーキンズ32歳。
彼女は営業マンである夫、エドが、自分が母親の世話で家を空けている間に浮気をしているのではないかと疑っている。
2人とも忙しいので、あんまり一緒にはいられないのですが、昔はしょっちゅう、プレゼントを買ってきてくれるぐらい、優しかったんです。
でも最近、全然態度が変わって、まるで他人みたいなんです。
おかしいと思いませんか?
そこで、夫、エドの行動を17日間にわたって調査。
すると、彼の信じられない行動が明らかになった。
フィンデシア、心の準備はよろしいですか?
はい。
では、これを見てください。
この日、会社から出てきたエドは、ある女性と食事をしていました。
初めは仕事関係のように見えたのですが、食事をとった後、2人が向かったのは、ホテルでした。
そのまま数時間、出てきませんでした。
また別の日、2人はこの日も食事をとると、またどこかへと出かけていきました。
すると今度は、分かりますか?
これ、この家じゃない。
そして彼女が出てきたのは、翌朝のことでした。
なんと、夫、エドは、彼女の留守中に女性を家に連れ込んでいた。
エドは今夜も、あなたが母親の元に行っていると思い、浮気相手をこの家に連れてくるはずです。
そこで今回は、2人が帰ってくるのを家で待つことに。
しかもこの日は、間が悪いことに、バレンタインデー。
さあ、一体どんな修羅場が待っているのか?
彼が帰ってきた。
電気を消して。
さあ、行きましょう。
なっ!おいおい、一体何なんだ、これは。
ハアイ、あなた。
これ、お前!
チーターズのジョーイ・グレコです。
彼女はどちら様?
その、か、彼女はビジネスパートナーで。
あら、そう。
なぜ、ここにいるんだ?
バレンタインデーのサプライズよ。
彼女はビジネスパートナーだよ。
なんで家に泊めるのよ?
きゃ、客室に泊まってもらおうと思って。
じゃあなぜ、私にひと言電話しないの?なんで、おかしいわよね。
そのビジネスパートナーは、何度もここに泊まっていたようですが?
あなたの夫とは何もしていないわよ。
あら、そう。
ここでぶち切れたフィンデシア、驚きの行動に。
見て、これ、あなたの大事な時計。
なんだ?何をする気だ、フィンデシア。
いい?よーく見ててね。
やめてくれ!
どう、これであなたの×××ってやるわ!
なんてことすんだ!おい、やめてくれ。
さらにフィンデシア、エスカレート。
取り出したのは、なんとマスタード。
ほーら、ダーリン。
どう?プレゼント。
やめてくれ、目がしみる。
このくそ男。
だが、彼女の怒りはまだまだ収まらない。
今度は。
おい、まだなんかやるのかよ、やめてくれ!
さあ、私の家から出てって!
なあ、頼むよ、話を聞いてくれ。
嫌よ!出ていきなさい。
何も聞かないわ。
出てって!あなたもよ、泥棒猫!
ちょっと待ってくれよ。
何をする気なんだ。
あなたの服なんてさよなら。
頼む、落ち着いてくれ。
さあ、あとは何があったかしら。
お前ら、なんてことをしてくれたんだ!これはプライバシーの侵害だぞ。
あなたが悪いんですよ。
ビジネスパートナーだって。
あなたはビジネスパートナーを、家に泊めるんですか?
いや、その、君も、迷惑かけてごめん。
このばか男!あんたなんか地獄に落ちなさい!
お願いだ、もうやめてくれ!
邪魔よ、どきなさい。
勘弁してくれ。
おい、君はどこへ行くんだ?
帰る。
私、巻き込まれるのはごめんだわ。
そして怒りはマックスに。
おい、おい、待て、待て、待て。
これ、あなたの大好きなテレビよね。
頼むから、テレビはやめようよ。
嫌よ!私の家から出てけ、出ていけ!このくそ男!
なあ、テレビをこっちに渡すんだ。
嫌って言ってるでしょ。
あなたの大好きなテレビと一緒に出て行けばいいじゃない。
いいわね、ほら、どうぞ。
ああ、なんてことすんだ。
出てけ!
分かった、出ていくよ。
ええ、もう戻ってこないで!
もう終わりだ!お前らもさっさとどっか行け!いいか?訴えてやるからな!
大丈夫ですか?
彼に4年もささげたのに…。
ついてくんじゃねぇ!
落ち着いた彼女は浮気されたものの、夫のエドとやり直す気持ちはあるといいます。
しかしエドは、彼女はビジネスパートナーだと言い張っています。
まだよりを戻すには、時間がかかりそうです。
厳しいでしょう。
どうですか?
ああ、もうこんなん新婚早々に見せないでくださいよ。
ほんまやね。
あおるからね、司会者がね。
必要以上に寄り添ってとかね。
あちらのカップルもすごいですね、あれ、より戻そうとしてるんですよ。
よく仕事してないで、このチーターズに自分から行きましたよね。
自分を整えてから行きなさいってね。
難しい問題だな。
俺も相当やられちゃったからな。
あの、すみません、誰も触れようとしないのに、みずから出てくるの、やめてください。
所さん、たけしさん。
早く出てこいよ。
またアメリカ担当のマシューです。
今度は本当にキセキですよ。
嵐の中、なんと水温が0度近いゴウカな海に大勢の人々が投げ出されてしまいました。
急がなければ、全員の命がありません。
これはとんでもなく過酷な救出劇に迫ったドキュメントです。
手に汗握る迫力ある映像をご覧くださいね。
ちゃんとしたもの、持ってきたんだ。
とんでもないゴウカな海って、極寒の海だな。
極寒の海です。
世界で最も危険で、過酷な漁場といわれる、アラスカ・ベーリング海。
2008年3月23日未明、激しい嵐の中、突然の浸水で、アメリカのトロール漁船、アラスカ・レンジャー号が沈没。
なんと、47人もの乗組員全員が、荒れ狂う極寒の海に投げ出された。
海に慣れた漁師たちでも、20分以内に救出されなければ、生還できる可能性は低い。
果たして、彼らの運命は?これは、生死をかけた壮絶な実話を再現映像化し、アメリカ沿岸警備史上最も過酷といわれた大救出劇に迫る。
緊迫のドキュメントである。
トロール漁船、アラスカ・レンジャー号は、ダッチハーバーの港から180海里沖を漁場へと向かっていた。
船内では、乗組員たちが休息時間を楽しんでいた。
しかしこのとき、大嵐が近づいていたのだ。
そのことはみんな知っていたよ。
でも、このアラスカ・レンジャー号は30年間、どんな嵐にも持ちこたえてきたんだ。
みんな、心配はしていなかったよ。
だが深夜になると、嵐は今までになく激しさを増した。
これは、乗組員が撮影したそのときの映像。
打ちつける荒波と吹雪。
そしてついに。
どこかに穴が開いたのか、大量の海水が流れ込んできたのだ。
非常警報がけたたましく鳴り、船内は大混乱となった。
すでにエンジン室にも海水が入っていた。
ポンプで必死に水をくみ出そうとしたが、もう何をやっても追いつかないほど恐ろしい勢いで水が流れ込んできたんだ。
乗組員たちは浸水を逃れ、逃れ、上部のデッキへと避難するしかなかった。
そして、全員、緊急用サバイバルスーツに着替えた。
水温が0度近い海の中では、まず生き延びることはできない。
だが、このスーツは、保温性や浮力に優れ、20分程度は持ちこたえることができるという。
危険な状況を何度も経験しているやつらでも、あのときはすっかりおびえていた。
そこへ技師長のダン・クックが駆け上がってきた。
ダンは、もう無理だ、浸水が激しすぎて、破損箇所さえも分からない、このままだと危険だと、船長に報告したんだ。
メーデー、メーデー、メーデー、こちら、アラスカ・レンジャー号。
浸水している!水が流れ込んできている!
必死に無線で呼びかける船長。
すると。
アラスカ・レンジャー号、こちら沿岸警備隊、はっきり聞こえます。
浸水している旨、了解。
乗組員の数を教えてください、どうぞ!
乗組員は47人。
乗組員が47人と聞いて、がく然としました。
基地にはヘリコプターが2機ありますが、1機の収容人数は12人。
2機使っても、47人全員を一度に救出することは不可能です。
往復するしかないのです。
しかも、このときのアラスカ・レンジャー号の位置は、通常の天候でもヘリコプターで1時間半はかかります。
なんとか到着まで船が持ちこたえてくれることを願うばかりでした。
だが、1時間後、事態は最悪の方向に動き出す。
ついにエンジンが止まってしまったのだ。
乗組員たちは、すぐさま2艇ある救命ボートを下ろし始めた。
2艇あれば、47人全員が乗りきれる。
だが、突然、船が傾き始めた。
海に投げ出される船員たち。
さらに。
ボートをつないでいたロープが切れ、救命ボートが流されてしまったのだ。
1艇はどんどん遠ざかり、見えなくなってしまったんだ。
でも、まだもう1艇は波間に見えていた。
なんとか泳いでボートまでたどりつけば、助かる確率も高くなる。
すると、仲間の1人が、
こんな恐ろしい波は見たことがなかった。
海に入れば、誰一人生き残れないかもしれないと思ったよ。
それでも、さあ、行くぞ!どっちにしろ海に入ることになるんだ、ボートまで行くしかないと、みんなを奮い立たせたんだ。
乗組員たちは勇気を振り絞って、海に飛び込んでいった。
そして救命ボートを目指し、必死に泳ぐ。
しかし、泳いでも泳いでも、先へ進めない。
波は恐ろしい圧力で押し寄せてきて、息ができないんだ。
浮いているだけで精いっぱいだったよ。
最後に残ったのは、俺と技師長のダン・クック。
そして船長だった。
船長は浸水している操だ室に座り、ゆったりとたばこを吸っていた。
俺は、早く船を離れないと死ぬぞ!と叫んだ。
でも船長は動かなかった。
船と運命を共にするつもりだったんだ。
ダンと俺は、しかたなく、船から退去して海に入ることにした。
だが、激しい波に一瞬にしてさらわれてしまったんだ。
気が付いたら、ダンの姿は消えていた。
その直後だった。
アラスカ・レンジャー号は、海の中に沈んでいったのだ。
船首を上にして、僅か数秒間で消えていってしまった。
船長も船と一緒に沈んでいったよ。
俺は、流れてきたブイをつかんで、必死に泳いだ。
すると、溺れかけている新米の漁師、バイロンを発見したんだ。
やつはショック状態に陥っていた。
俺はやつを支えて、気をしっかり持たなきゃだめだ、頑張れ!と、励ましたんだ。
このとき、極寒の海に漂う乗組員も、なんとか救命ボートにたどりついた乗組員も、危険な状態に陥っていた。
スーツの中にはかなりの水が入り、重くて体を動かせなくなっていた。
もう、寒さも何も感じないんだ。
意識も薄れ始めていた。
そのときだった、遠くの空から光が近づいてきたんだ。
乗組員たちが海に入ってからおよそ20分後、ついに1機目の救助ヘリコプターが到着。
現場は風速50メートル近い風が吹き荒れ、ヘリも危険な状態でした。
アラスカ・レンジャー号の姿はなく、海上に数え切れないほどの光が浮き沈みしていたんです。
まぎれもなく、乗組員たちのサバイバルスーツのライトでした。
これを見て、事態の重大さに体が震えました。
もう、一刻の猶予もなかったのです。
だが、救助隊には苦渋の決断が待っていた。
救助ヘリに全員を乗せることができない。
12人だけだ。
そこで、救命ボートにたどりついた乗組員は後回しにして、海に浮いている乗組員から救助し、一度、基地に引き返すことにした。
本当につらかったです。
まだ海に浮いている人がたくさんいました。
往復で2時間はかかります。
戻ってくるまで、なんとか生きていてくれと、祈るしかありませんでした。
俺たちを残してヘリが飛び去ったとき、体が震え始めた。
俺も限界だったんだ。
バイロンはすでに低体温症に陥っていた。
なんとかこいつをうちに帰してやりたいと思ったよ。
そして、いろいろな思いが駆け巡った。
妻の笑顔、世界一かわいい孫娘、もう二度と会えないのかとね。
すると、そのとき。
2機めの救助ヘリが到着した。
そしてすぐさま、ジムたちの救助が始まったのだ。
まるで神様の後光がさしたかのようだった。
救助隊員が泳いできたときはうれしかったよ。
俺は、バイロンを先に連れて行ってくれと頼んだんだ。
彼は、かなり危険な状態にありました。
われわれは急いで救助バスケットに乗せ、引き上げを開始したんです。
ところがこのときバイロンは、パニック状態に陥り、バスケットの中で突然立ち上がり、バランスを崩し、バスケットの端にぶら下がった状態に。
私はなんとか、彼のスーツをつかみ、ヘリに引き上げようと必死でした。
私はなんとか彼のスーツをつかみ、ヘリに引き上げようと必死でした。
しかし。
うわー。
バスケットの端を握っていた彼の手が滑り、海に落ちていったんです。
そして彼は、波に飲み込まれ、見えなくなってしまったんです。
あのときのことは一生忘れることができません。
やむなく、救助隊員たちは、次の救出に向かう。
1秒の違いが、生死の分かれ目になってしまうのだ。
そして12人の救助者を乗せ、2機目のヘリも飛び去っていった。
だが、海の上には、まだ20人以上の乗組員たちが残されていた。
救命ボートも激しく水が入り込み、危険な状態に陥っている。
まさに絶体絶命だ。
と、そのとき。
救命ボートが大きなライトで照らされたのだ。
そこには1隻の漁船が。
同じく漁をしていたアラスカ・ウォーリアー号であった。
レンジャー号の救難信号を受信していたウォーリアー号が、急きょ、救助に駆けつけたくれたのだ。
すぐさま、ウォーリアー号の乗組員たちは救助を開始。
残されたレンジャー号の乗組員たちをなんとか救出することができたのだ。
残念ながら、船長、技師長のダン、新米のバイロンを含む5人の乗組員が犠牲となったが、このアラスカ・レンジャー号沈没事故では、極寒の嵐にもかかわらず、乗組員47人のうち42人が助けられ、キセキの救出といわれた。
よく助かりましたね。
そうですね。
42人。
まさにキセキ。
レンジャー部隊がすごいですね。
あんなね、嵐の中ね。
嵐の中飛んでいくんですからね。
でもやっぱり船長は最期まで船と共にするんだね。
たばこつけちゃってね。
さて続いては、動物たちが見せてくれる、楽しいキセキの映像集です。
びっくりしたワン!困ったニャン!動物たちのキセキ的瞬間。
こちらはウッドダックというカモの一種。
ひなは巣立ちのとき、木の上の巣から地上に飛び降りる習性がある。
そのカモがビルの上に巣を作ってしまった。
もし飛び降りてしまったら、かたーいコンクリートに打ちつけられ、一巻の終わり。
そのとき、1羽がジャンプ!ひな、ピーンチ!と、1人の男性が見事キャッチ。
次も、またその次もナイスキャッチ!飛んでこなかった最後の1羽は、捕まえて慎重に下ろす。
そして、全員そろったところで、母ガモと一緒に川へ。
いやー、無事で何よりだよ。
本当によかったね。
所変わりアフリカ。
ママ、どこー?とお母さんとはぐれてしまったバファローの赤ちゃんが泣き叫ぶ。
だが、そこに現れたのは母親ではなくライオン。
危ない、そっち行っちゃだめ!と、次の瞬間。
なんと母親が現れ、ライオンを追い払った。
子どもを思う母親。
そんな愛情が起こしたキセキだった。
ロシア・サンクトペテルブルクで、キセキ的な光景が展開された。
左の歩道にご注目。
なんと、馬と犬が街なかで競争。
一体なぜこんなことが起きたかは謎である。
こちらは、獲物を捕まえようとしているアリさん。
ん?このクモ、死んでるのかな?チャンス、なんて言っていると。
あれー!
へへーん、だまされてやんの。
と、突如クモが動き出し、アリを糸でぐるぐる巻きに。
だが、これで物語は終わらなかった。
なんと、もっと大きなクモが現れ、小さなクモをパックン。
自然界の恐ろしさを捉えたキセキの瞬間でした。
さあ、ここからは動物たちのキセキともいえるかわいらしさをご覧あれ。
猫ちゃん、窓の縁に飛び移ろうとしているが。
あれー!なんともかわいらしい。
続いては、外にいるリスを、ん?狙っているのか?でも、窓があるの分かってる?やっぱり、分かってなかったね。
こちらの猫ちゃん、どうやら流し台の上が気になる様子。
にょぼりたい、にょぼりたい。
あれれー。
このわんちゃん、急に起こすと…。
決まってかわいいリアクション。
じゃあ、もう一度。
このかわいさは、まさにキセキ。
驚いたレッサーパンダのリアクションもキセキ的。
どうです?このオーバーリアクション。
大きな犬を相手に、一歩も譲らない勝ち気な子犬。
ついに、キセキの反則技を繰り出す。
ああ、まいりました。
いよっ、元気か?
もちろんだニャン。

世にも珍しいハイタッチ猫ちゃん。
こちらの猫ちゃんも、ありえない技の持ち主、トイレットペーパーをどんどん出していき出しきったところでキセキを起こす。
なんと、今度は巻き上げていく。
最後は。
元どおり!まさにキセキのリバース猫ちゃん。
セイウチが見せた驚きの行動。
姉ちゃん、いいケツしてんなあ。
ちょっと、エッチなセイウチ君でした。
畑の真ん中で、一頭のクマが何やらもぞもぞ動いているが、どうやら缶から頭を抜けなくなってしまったらしい。
ねぇねぇ、抜けなくなっちゃった!誰か、助けて。
お願い!
と、クマが困って右往左往している。
そこで重機を使い、缶を取ろうと試みるが。
クマが暴れて、なかなかうまくいかない。
だが。
いやー、びっくりしたなー。
と、すたこらさっさと逃げていった。
こちらは、家の前で遊ぶ男の子。
そこに一匹の犬がやってきて、男の子を襲った。
すると。
なんと、この家の飼い猫が犬に体当たり。
キセキ的に救出。
ご主人思いの勇敢な猫ちゃんのおかげで、男の子は大事に至らなかったという。
こちらはアフリカ。
草原にたたずむ一人の男性。
すると。
そこに1頭のライオンが。
ライオンは男性に襲いかかる。
おい、大丈夫か?
ん?大丈夫みたいだが、さらにもう一頭、オスライオン。
うん?なんなの?遊んでるの?襲っているというよりは、じゃれている?そう、実はこの男性とライオンは大の仲よし。
たまにこうして訪れる男性に甘えているのだ。
どう猛なライオンがこんなにかわいくなっちゃうなんて、まさにキセキ。
えー!
キセキの映像見ましたね。
恐ろしいな、ライオン、出てくるの。
たまに来る男性と仲がいいって。
そんなライオンいるの?
本当ですね。
レッサーパンダの驚きよう!これはおかしかったな
さあ、きょうはいろんなVTRご覧いただきまして、ちょっとお疲れになったと思いますので、ここでちょっぴり変わったキセキのフルーツをご用意しました。
さあ、世にも珍しいフルーツですよ。
これ、なんですか?
パッションフルーツなんですが、今までのものとはちょっと違うんです。
先端を切って吸うだけで食べられる新種、その名も、パッションフルーツちゅうちゅうです。
えー!本当ですか?
こんなの初めて。
なんかの味に似てるな。
超うまい、これ!
水卜さん、いかがですか?
うん!おいしい!なんか、甘酸っぱくて中の、この種みたいなのがカリカリしてておいしいです。
ほら、食べ終わったあと、指に刺すとかわいい。
本当だ!
吸って食べるものなんですね。
何やってるの?あっ、キセキのマジック!
おー。
おー!おー!もうつきあわないですよ。
もういいですか?
ありがとうございました。
そちらのバナナは、フィリピンバナナの最高峰、アポ山スーパー800という名前なんです。
こちらはミンダナオ島のアポ山の800メートル付近で栽培され、気温が低いため、普通のバナナ、10か月で収穫できるところを、14か月かけて育てているんです。
そのため、より多くのでんぷん質が蓄えられ、濃厚な味になる。
濃厚なんですね?
まいうー!
やった、まいうー聞けた!
これ、甘い。
お値段のほうも濃厚でして、3本セットで税込み2300円。
高ーい!いっぱい食べとこ。
水卜さん、今なんとおっしゃいました?さあそして、こちらはホーンドメロンといいます。
メロン?
ホーンド、つまり角が生えたメロンということなんですけれども、原産地はアフリカ。
この果肉が、ゼリーのような食感が味わえるというんです。
これはね、あんま味ないよ。
あれ?
味がしないですよね。
あれ、さあじゃあ、水卜さんどうでしょう?
あんまり味がない。
何メロン?
ホーンドメロンです。
ほーんとメロン?
これ、種取ったら、何もなくなっちゃうんだもん。
種は食べられる。
腹痛くなりそうで。
昔の人だなあ、もう。
腹が痛くなるとか。
アーモンドチョコレート食って、種が入ってるって捨てたから。
種が入ってるじゃないかって、これがアーモンドなんだ。
どんな時代の人なんだ。
アーモンドチョコレート。
所さん、たけしさん、ネパール担当のエソダ・バスネットです。
突然ですが、水卜さんは、自分はもしかしたら誰かの生まれ変わりかもと考えたことありますか?
えー?ナマケモノ。
ナマケモノ?
実はですね、チベット仏教では亡くなった高僧の生まれ変わりを捜し出すことが実際に行われているそうです。
あっ、そうなの?
今回はそれに密着したドキュメントです。
これはキセキなのか、それとも運命なのか。
ご覧ください。
ダライ・ラマ法王14世が最高指導者を務めるチベット仏教。
その教えを説く寺の一つが、ネパールのカトマンズにあるコパン僧院だ。
2001年10月、ここで偉大な僧侶が84歳の生涯を終え、静かに息を引き取った。
僧の名は、ゲシェ・ラマ・クンチョク。
そんな彼を師と仰いでいたのが、まな弟子のテンジン・ソッパである。
私は師匠が亡くなるとき、ずっと手を握り、必ずこの世界に戻ってきてくださいと、お願いしたんです。
すると師匠は、心配するな、お前たちが祈れば必ずや会えると言われたんです。
そのことばを聞いたとき、涙が止まりませんでした。
人は死んでも何かに生まれ変わり続けるという仏教の考え方、輪廻転生。
チベット仏教では、高僧は人々を救うため、みずからの意思で、再び人間に戻ってきてくれるのだという。
そして、その生まれ変わりは、世界中のどこかにいる幼子だというのだ。
その幼子を捜し出すことが、私に与えられた使命なんです。
今、師匠の生まれ変わりであるキセキの子を捜す壮大な旅が始まる。
この日、テンジン・ソッパは、師匠を弔った火葬場にいた。
実はチベット仏教では、こうした火葬場に転生者がどこにいるかを示すサインが残されていると考えられている。
すると。
おい、見ろ!ここに何かあるぞ。
彼らは灰の中から足跡らしきものを発見。
それが向いていたのは東の方角であった。
そこでテンジン・ソッパは、足跡のことや、遺骨の状況などを書いた手紙を、台湾のコパン僧支部にいる高僧に送り、転生場所を占ってもらうことにした。
これはその様子が収められた映像である。
ゲシェ・ラマ・クンチョクの生まれ変わりである場所は、ネパール東部の山岳地帯、ツム渓谷です。
そして父の名は、頭文字がAで始まる人物であるということ。
この2つの条件を満たした子どもこそ、紛れもない、彼の転生した姿でしょう。
実はツム渓谷は、私の生まれ故郷であり、師匠と修行を積んだ思い出の場所でもあるんです。
そして2003年3月、テンジン・ソッパは、その子どもを捜すため、ツム渓谷に向け出発した。
師匠の生まれ変わりは、1歳半くらいになっているはずだ。
そんな彼を待っていたのは、数多くの村人だった。
地元出身の僧侶は、彼らにとって、尊ぶべき存在。
おー、ありがたい。
あなたにお会いできて、とても光栄です。
まずは手がかりをつかむため、地道に聞き込みをしていくことに。
すみません。
この辺りに1歳半前後の子どもはいませんか?
子どもはたくさんいるけど、思い当たりませんね。
坊や、おいで。
お菓子をあげるから。
君の名前は?
ツェリン。
お父さんの名前は?
チュンペー。
そうか、チュンペーか。
ありがとう。
もう1つあげるから、きょうだいにあげなさい。
その後もたくさんの幼子を訪ねたものの、めぼしい子どもを見つけることはできず、ただ月日だけが流れていった。
だが、そんなある日、有力な情報が。
村人の話によれば、この先のチョカン村に、頭文字がAの、アペという名の父親が暮らしているという。
早速、その家を訪ねてみると。
そこには祖母にだっこされた幼子の姿が。
まだあどけないこの幼子は、果たして師匠の生まれ変わりなのか。
テンジン・ソッパは、その真相を見極めるため、師匠が使っていた形見の数珠を取り出した。
すると。
それを見たとたん、幼子は突然、泣き出したではないか。
そこですかさずそれを渡すと。
不思議なことにぴたりと泣きやんだ。
そして、その数珠を取り返そうとすると。
師匠の数珠を取り返そうとすると。
だめ!
返してほしいんだ。
しっかりと握り、決して放そうとはしなかった。
さらに、師匠は、リンゴの木を大切に育てていたのだが、この家の庭にも、リンゴの木が植えられており、その木をこの子が世話をしていたのだ。
これらのことから、テンジン・ソッパは、この子こそ、師匠の生まれ代わりに間違いない。
そう確信したのである。
そしてその後、この幼子が本物の転生者かどうか、見極めるテストが行われることになった。
真偽を確かめるのは2人の高僧。
幼子に、鋭い視線が注がれる。
テーブルの上に用意されたのは、さまざまな仏具。
この中から、ゲシェ・ラマ・クンチョクが使用していた仏具を選び出せるか試そうというのだ。
前世で使っていた数珠を選びなさい。
真ん中の白い数珠が本物だが、果たして。
これ!
そうだ。
そのとおり!
さらには、ゲシェ・ラマ・クンチョクが使っていた鐘やつづりなどの仏具も、次々と選び当ててしまったのである。
この結果が、ダライ・ラマ法王14世に伝えられると、2か月後には、正式に転生者として認められたのである。
そしていよいよ、ダライ・ラマ法王14世に、幼子をお披露目する日がやって来た。
おー、よく来たな。
さあ、入りなさい。
法王に手渡されたのは、カターと呼ばれるスカーフ状の絹。
敬意を表すあいさつに使用されるものだ。
これを私の首に掛けるんだ。
そうだ、上手だな。
よし、お返しだ。
そうか、嫌か。
そんな彼に法王が、新しい名前を授けるという。
よし、お前の新しい名は、テンジン・プンツォクだ。
いいか、お前は肉体を変え、生まれ変わった。
よき僧侶になるため、精進するんだぞ。
どうやら法王は、この子を気に入ってくれたようだ。
しかし、テンジン・ソッパには、さらなる試練が待ち受けていた。
それは、この幼子を寺に引き渡してくれるよう、両親を説得しなければならないということ。
故郷に戻ったわが子を温かく迎える両親に、意を決して切り出したテンジン・ソッパ。
この子は私の師匠の生まれ変わりとして法王に認められました。
師匠は世界中で尊敬され、多くの弟子たちがいます。
あなた方の息子は、その使命を引き継がねばなりません。
しかし僧院に入れば、一緒に暮らすことはできないでしょう。
この子を引き渡していただけますか?
ことばを失う両親。
すると、ようやく父親のアペが、重い口を開いた。
この子が人々の役に立つのなら、しかたのないことなのかもしれません。
それがこの子の運命だったのでしょう。
ありがとうございます。
そして、2006年3月、コパン僧院では、テンジン・プンツォクの即位式が執り行われることとなった。
僅か3歳の幼子に隊列をなし、敬意を表す僧侶たち。
しかも本堂には、これまで師匠を慕ってきた数え切れないほどの弟子たちが。
そこへ手を引かれて、テンジン・プンツォクが登場。
高僧の隣に座ると、そこには、カターを手にした人々の長蛇の列が出来ていた。
そんな彼らに、一人一人祝福を授けるテンジン・プンツォク。
その姿を両親は、陰ながら見守っていた。
幼い子どもには大変な仕事だが、時には、おもちゃをもらえることも。
こうしてテンジン・プンツォクは、高僧としての一歩を踏み出した。
しかし、式が終わったころには、さすがにへとへとだ。
いい子にするのよ。
そして、
両親との別れのときがやって来た。
お母さんはもう帰るの?
そう、お母さんは帰るんだよ。
お父さんは?
お父さんも、帰るさ。
僕も行く!ねえ、お母さんとはもう会えないの?
また会えるさ。
今はつらいかもしれませんが、二度と会えないわけではありません。
これからは、私がまた師匠のときと同じように、ずっとお世話をしていくつもりです。
はぁー。
でも両親も僧侶になれたら、偉い人になるから、うれしいんじゃないですかね。
私、絶対嫌ですけどね。
いやでも、3歳であなたの子どもがすごい才能があってって言って、なんかで行くっていったらしない?例えばなんか。
しないです。
あっそう?
するんですか?
俺は今いないけど、とりあえずするとは言っておくよ。
この生まれ変わりだって認められた子が、全員が全員、ちゃんとした僧侶になっているのかな?
じゃないんですか?
途中で逃げちゃったりとか、悪くなったり。
所さん、たけしさん。
こちらをご覧ください。
あの子どもは現在、11歳です。
立派になっちゃって。
宗教や勉強に励んでいるそうです。
現在はオーストラリアの学校で、数学、科学、言語など勉強していて、2016年には、仏教哲学を学ぶために、13歳でインドの大学に入る予定だそうですよ。
13歳で。
超エリートなんだね。
ちなみにこの高僧の生まれ変わりとして認められた人には、スペイン人の方もいたそうです。
えー!
こちらが、そのトレースさんです。
1986年、生後14か月で、転生者として認められたそうですが、18歳のときに、信者たちから、仏としてあがめられることにプレッシャーを感じ、みずから寺院を離れたそうです。
寺院を離れた。
でもエソダさんはきれいだよね。
ありがとうございます。
もう何言っても信用できる。
何それ?
ありがとうございます。
何、くどいてんの。
さあ、キセキといえば、24時間。
テーマはキセキなんでしょ?
そうなんです。
ことしのテーマは、小さなキセキ、大きなキセキということなんですね。
中くらいのキセキはないのね?2014/08/18(月) 19:00〜20:54
読売テレビ1
世界まる見え!テレビ特捜部 キセキの瞬間!2時間SP[字]

キセキの瞬間SP▽迷子の少年が26年ぶりに生き別れた家族と再会▽動物園で見た!赤ちゃん象涙の出産ドキュメント▽自分の子どもが師匠の生まれ変わり!?幼子の運命は?

詳細情報
番組内容
世界中から集めたキセキの救出劇▽極寒の荒海に投げ出された47人の乗組員たち!アメリカ沿岸警備史上最も過酷な救出がはじまる▽死産の象の赤ん坊が生きていた!?感動実話▽5歳で迷子、大陸を超え養子に…実の両親を捜す男性が26年後に涙の再会!その驚きの方法とは?▽自分の子供が偉い僧侶の生まれ変わりだと言われたら?法王に認められた幼子の試練、未来とは▽話題独占!超過激浮気調査番組!チーターズ新作を見逃すな!
出演者
【司会】
所ジョージ
杉野真実(日本テレビアナウンサー)
【ゲスト】
高田純次
石塚英彦
クワバタオハラ
水卜麻美(日本テレビアナウンサー)
【スペシャルパネリスト】
ビートたけし

ジャンル :
バラエティ – その他
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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