Nスタ 2014.08.18

胸元にナイフを突きつけられる男性。
内戦が続くシリアで、日本人男性がイスラム過激派に拘束されたと見られる。
インターネット上に投稿された映像からは男性があおむけにされ、顔から血を流している姿が確認される。
周りには、イスラム過激派の戦闘員と見られる男たちが男性を囲み、立て続けに尋問をしている。
男性は、日本から来たと話し、自らをユカワ・ハルナと名乗っている。
日本人男性が拘束されたと見られるのはシリア北部の都市アレッポで男性はイスラム過激派と対立する反体制派武装組織、自由シリア軍と行動をともにしていたとのこと。
アレッポでは、シリア政府軍と自由シリア軍など反体制派が街を二分してにらみ合っていたが、ここ数カ月で、シリアとイラクで支配地域を拡大しつつあるイスラム過激派組織、イスラム国家が北から迫ってきていた。
別の動画で、男性がイスラム国家、永遠なれと唱和させられていることなどからイスラム国家の戦闘員による犯行の可能性が高いと見られる。
この男性は、なぜ内戦が続くシリアにいたのか。
イラクで、この男性に会ったというジャーナリストによると、動画の男性はユカワ・ハルナさんに間違いないとのこと。
また、ユカワさんは訓練を受けた経験がないまま、シリアやイラクの現状を見て回っていたようだと話したほか、自由シリア軍のリーダーには危険なので早くユカワさんをトルコに出させた方がよいと言っていたが、こんなことになったとしている。
男性は、戦闘員の男たちに写真家などと答えていた。
この男性のものと見られるフェイスブックによると男性は民間軍事会社を運営していたとのこと。
その民間会社の関係者は、こう話す男性を拘束した可能性が高いイスラム国家はその前身組織が過去にシリアでフランス人ジャーナリスト4人の誘拐事件を起こしている。
4人は、およそ10カ月後に解放されたが、アメリカの情報関連会社によるとその際、1800万ドル、日本円でおよそ18億円が身代金として支払われたと報じられている。
一方、日本政府は拘束されたと見られる日本人男性について、安否の確認など情報収集を急いでいる。
また外務省は、今のところ、犯行声明や身代金の要求といった情報はないとしている。
日本政府は現時点で過激派組織と直接連絡をとる状況にはなく、ヨルダンの首都アンマンに現地対策本部を立ち上げた外務省が様々なルートを通じて現状の把握に努めているとのこと。
内戦が続くシリアで日本人男性が身柄を拘束されたと見られています。
男性の渡航の理由、はっきりしませんよね。
そうですね、ただこれは安倍政権が重視する自国民の保護の問題であることには変わりはないんですよね。
舞台となっているのは日本政府の対応が遅れがちの中東の紛争地なんですけれども、街全体が濁った水に浸かってしまったこちらは記録的な豪雨に見舞われた京都・福知山市の昨日の様子です。
お盆休み最後の週末、西日本では局地的に非常に激しい雨が降り、各地で土砂崩れや浸水被害が相次ぎました。
木は倒れ、泥だらけの車が住宅の壁に突っ込んでいる。
先週末、近畿・北陸・東海地方の各地は観測史上最大を記録するほどの豪雨となった。
岐阜県高山市では今日午前1時までの48時間で330.5ミリと8月の1カ月で降る雨のおよそ2倍の雨が降った。
各地で山崩れが発生。
さらに、川沿いの駐車場では…激しく流れる川に駐車場がえぐられていく。
そして…停められていた3台の車は、流されてしまった。
一夜明けた今日、被害の状況が明らかになってきた。
増水し、橋が流された川上川です。
現在は橋げたの一部がわずかに残されている状態です。
川岸が広範囲にわたって、えぐり取られていましてあちらには公民館があるんですが、その一部が宙に浮いた状態になっています。
現場では新しい電柱を立てるなど復旧作業に追われていた。
また、高山市の北穂高ではおととい、登山客3人が激しい雨で増水した沢の周辺で流された。
そのうち2人は、昨日発見され、今朝から救助活動が行われた。
また、残る1人も今日発見され、3人の死亡が確認された。
一面濁った水に浸かってしまった街。
京都府福知山市では、おとといから昨日にかけての24時間で、303.5ミリの観測史上最大となる雨が降った。
乗り捨てられた車は水没し、クラクションが鳴り続けている。
福知山市では、床上・床下合わせて1000棟以上が浸水。
なぜこれほどまでの豪雨となったのか。
この大雨による死者も各地で出ている。
京都府福知山市では、市内の飲食店の駐車場に停められていた車が水に浸かり、中で寝ていた店員の男性が死亡した。
マフラーの中に水が入り、車内に一酸化炭素が入り込んだことが原因と見られている。
倒壊した家屋の中から住民の方が運び出されていきます。
また、兵庫県丹波市では、崩れた土砂が住宅を押し流し、住人の79歳の男性が死亡した。
そして、石川県羽咋市では昨日昼過ぎ、長濱英子さんが住宅裏で土砂に埋まっているのを町内会長が見つけ、病院に運ばれたが、死亡した。
実は、長濱さんは去年夏に裏山が崩れているのを見つけ、市に対し、町内会長を通じて土砂崩れの対策を求めていた。
しかし、市は現場を確認したものの裏山が私有地であることを理由に対策を講じていなかった。
市は今日午後、JNNの取材に対し次のように話した。
週末に降った大雨の影響で今後も土砂災害などの被害が起きる可能性もあり、十分な警戒が必要。
こちらの岐阜県高山市では、300ミリを超える大雨でご覧のように橋が完全に流されてしまいました。
懸命の復旧作業が続く現場から中継。
岐阜県高山市では20分ほど前から再び強い雨が降り出しました。
今回のこの大雨の影響で、後ろに見える川上川、河渡橋という橋が右端の部分を残してなくなるなど、2つの橋が流されました。
ほかにも中心部を流れる苔川では増水で川岸の駐車場が崩落し、停めてあった車3台が濁流にのみ込まれるなど高山の様々な場所で増水が被害をもたらした。
そして、川だけではない。
ほかにも住宅街の裏山から土砂が崩れ、建物が壊れたり、車が埋まったりして住宅4棟に被害が出た。
高山市内だけで土砂や崖崩れが169カ所、床上・床下浸水が51棟となっている。
そして、観光客の足となるJR高山線も一部今日は終日不通となっていて夏の観光地を襲った豪雨の影響は今後も、市民生活、そして観光にもじわじわと効いてきそうです。
続いては、タイで24歳の日本人男性が多くの子どもを代理出産させたとされる問題でこの男性が警察に出頭するため、昨日の夜、タイに入国しました。
男性が警察に対し、何を語るのか注目されます。
昨夜、タイの首都バンコクに到着した渦中の日本人男性。
タイの入管警察の捜査関係者によると男性は、詰めかけた報道陣の目を避けるように関係者出口から空港を後にしたとのこと。
情報がメディアに漏れることに神経質になっている警察は、男性の動向について、わからないの一点張りを続けている。
この男性をめぐっては、16人の子どもが代理出産で生まれたと見られていてDNA鑑定でも、父親は同一人物との結果が出ているがこの人物が問題の日本人男性なのかどうかはまだ確認されていない。
このため警察は、男性の事情聴取を行い、子どもたちの父親かどうかを確認するとともに、代理出産の経緯を詳しく聞く方針。
一方で男性の弁護士がつい先ほど会見。
男性は、タイに入国していないとしているが捜査関係者はあくまで入国を認めている。
韓国で日本の報道機関が標的となっています。
産経新聞に掲載されたパク・クネ大統領に関する記事が名誉毀損に当たるとして、市民団体が告発していた問題、韓国の検察当局は記事を書いたソウル支局長の事情聴取に乗り出しました。
産経新聞の加藤達也ソウル支局長は韓国の市民団体から名誉棄損で告発されていて今日、検察の求めに応じてソウル中央地検に出頭した。
問題とされているのは、今月3日の産経新聞の記事で旅客船沈没事故当日のパク大統領の動静について密かにある人物と会っていた噂があるとした韓国の新聞記事を引用したほか証券街筋の話として、大統領と男性の関係をめぐる噂の内容を報じている。
この問題ではソウル外信記者クラブが緊急理事会を開き、高い関心を持ち注視することを確認している。
韓国では、1970〜80年代の軍事政権時代に、政権に批判的な記事を書くなどした複数の日本メディアが支局の閉鎖や特派員の出国命令を受ける事態が続いた。
今回は、大統領府が民事・刑事上の責任を追及すると表明したことから、韓国の一部メディアからも、権力が言論の自由を脅かすとして疑問視する声が上がっている。
産経新聞は、東京編集局長名でコラムが問題視されたことは理解に苦しむが、捜査には真摯に応じるとコメントしている。
辺野古への基地移設に向け、本格的な作業に着手です。
アメリカ軍普天間基地の移設に向け、沖縄防衛局は今日、名護市辺野古沖の海底を掘削するボーリング調査を始めた。
地盤の強度などを調べるこの調査は、直径6〜11cmの穴を最大50m掘るもので、海上と陸上の合わせて21カ所で予定されている。
今日は、キャンプシュワブの陸上部分でもボーリング調査が始まったほか、2台目の足場となる台船が辺野古沖に設置され、明日以降、海底を掘削する見通し。
辺野古への移設計画に伴う海底の掘削が行われるのは初めてで、移設計画は新たな局面を迎えている。
札幌の市議会議員で自民党会派の金子快之議員が短文投稿サイトツイッターに、アイヌ民族なんて今はもういないと書き込んでいた問題で、今日、所属する会派から事情を聞かれた。
金子議員は、取材に対しどこからどこまでがアイヌ民族なのか現状ではあいまい、お金が欲しいからアイヌと認定してくれと言うのは間違っていると話し、低利の融資制度など、行政からの支援を目的にしている人がいるのではと主張している。
これに対し北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は、歴史を学んでほしいと話し、不快感を示している。
何とも不可解な、あの事件でする愛媛県伊予市の住宅で17歳の少女が遺体で見つかった事件。
密室での暴力の実態が少しずつ見えてきました。
この17歳の少女は同居していた36歳の女などから日常的に殴られ、家事などをさせられていたと見られています。
また、逃げ出しても執ように連れ戻されていたこともわかりました。
先週金曜日、愛媛県伊予市の市営住宅で遺体で見つかった大野裕香さん。
大野さんの遺体は部屋の押し入れの中で毛布がかけられた状態で見つかった。
逮捕されたのは、この部屋に住む36歳の女と16歳の長男を含む少年3人。
捜査関係者への取材で、遺体には新しいもの以外にも、複数のアザが見つかっており、大野さんが日常的に暴行を受けていた可能性が高いことが新たにわかった。
大野さんの遺体発見の2時間ほど前、女から生活についての相談を持ちかけられていたという近所に住む男性は、あちらの女の住まいを訪れていました。
女の部屋に何度も出入りしたことがある男性は…男性によると、大野さんはこの部屋で女と女の子どものほか、出入りしていた少年らと同居し、家事をやらされていたと言う。
執ような暴力に対し、大野さんは…また、大野さんの家族の知人によると、大野さんは、携帯の番号を変えたりしたが女の家に連れ戻されていたと言う。
行政や警察が介入する機会はなかったのか。
今年4月、大野さんの家族が家出している娘を連れ戻したいと児童相談所に相談。
しかし…さらに事件のおよそ1カ月前の先月19日、近所の住民から…大野さんが暴行を受けていると通報を受け、警察は36歳の女に連絡を取ったが、大野さんはいないと言われ、直接、大野さんが暴行を受けていたか確認しなかったと言う。
近所では周知の事実だった大野さんへの暴力。
行政や警察の対応について、児童虐待の問題に詳しい弁護士は…伊予警察署は、今回の対応についてさらに踏み込んで対応すべきだったとコメントしている。
警察は、殺人や傷害致死容疑も視野に2014/08/18(月) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ[字]

取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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番組内容
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【出演】
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藤森祥平(TBSアナウンサー)

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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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