第96回全国高校野球選手権大会[SS] 第8日 第1試合 第2試合 2014.08.18

大会8日目の甲子園球場です。
山下剛です。
すっきりとした、晴れ模様です。
当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
また、内容により字幕放送を中断させていただく場合があります。
96回目の夏も、まさに折り返しになりました。
第1試合は三重高校と岐阜の大垣日大です。
強豪が顔を合わせるということになりました。
三重高校と大垣日大の対戦が始まります。
大会8日目の朝を迎えている甲子園球場。
放送席には前拓大紅陵高校監督、小枝守さんをお迎えしています。
マウンドには今井が投球練習を行っています。
小枝守さんです。
おはようございます。
千葉の拓大紅陵を率いまして、今年は千葉大会4回戦で悔しい涙を流したんですね。
500人を超える教え子が詰めかけたということですね。
一般の方も多かったですね。
小枝守さんのお話で、たっぷりお聞きしていきたいと思います。
互いに劇的な勝ち方をした両チームになりました。
甲子園ならではの戦いぶりでしたね。
阪口監督が率います。
8点差の逆転で、藤代高校を下し、2回戦進出を決めています。
その時の攻撃の起点は、種田
(おいだ)でした。
8点差です。
私も見ていまして、びっくりしましたね。
その時に、初回8点取られてしまった、切り開いていったというのが、今バッターボックスに入っている種田
(おいだ)君です。
三重の先発は今井重太朗。
阪口監督が「よし、行けるぞ!」と、チームのスイッチが入っているそうです。
三重高校、極端なシフトを敷いています。
ここまでお互いに進んでくるという両チームですから。
外野をごらんいただきましょう。
ライトは右中間の真ん中です。
データは分析しているとか、いろいろあると思いますが、これはすごいですね。
すごいですね、プロ並ですね。
見きわめました。
先頭バッターとして出塁しました種田
(おいだ)です。
前回は嫌な流れの中、打って、今回は粘って粘って出塁。
1番バッター、強気でありながら、選球眼がいい、適していますね。
2番は湯口です。
阪口監督は、今日は攻撃面に関しては、今井君のスライダーを見きわめられるかどうか、ここだけですと。
三重高校のピッチャー今井は、今のスライダーが一番の武器です。
真っすぐにツーシームも時折投げる。
変化球が多いです。
アウトにしました。
三重高校キャッチャー中林、好送球。
いかがですか。
ちょっと持ち直した感じがあったんですが、ナイスボールですね。
今井と中林のバッテリーです。
左バッター、湯口に対しても、ライトを守る世古が、ほぼ右中間の真ん中辺りを守っていたんですが。
その正面です。
ヒットにはなりましたが、今日のゲームのおもしろさが予感されますね。
そうですね。
左バッターに対しては、全体的に、ずっとこの守備をとるんでしょうか。
1番から5番まで、そして7番まで、ずっと左バッターが並んでいます。
浜風はそれほど強くありません。
ごらんのような今日の浜風です。
今日の甲子園球場は夕方ころから、にわか雨の可能性があります。
熱中症にご注意いただきたいと思います。
午後にかけては、風が強まりそうという予報もあります。
大垣日大は応援団は全て女子生徒です。
1回表大垣日大、1回裏、三重高校の攻撃です。
前回ナイスリリーフの滝野です。
今日は高田航生は、ベンチから見詰めるということになりました。
前回ミラクル勝利の阪口監督。
小枝守さんも、その背中を追ってこられた存在だと思いますが。
センバツのときに当たった事があるんですが、絶対にギブアップをしないという監督さんですから。
高校野球ファンの中では、「鬼の…」という表現もされているんですが。
前回の逆転勝利、本当に選手を褒めました。
心からの喜びを伝えないといけないと思いましたと。
ベンチの中で涙されていたそうです。
今は子供たちについていく感じですよと、暖かいほほ笑みでした。
大垣日大の前回のミラクル撃破、この滝野君が呼んだといってもいいと思います。
本当にすばらしかったですね。
大垣日大のミラクル、逆転の8点差、お話しいただきましたが。
三重高校も9回2アウトから同点、それを打ちました。
甲子園球場は時にラッキーボーイ、流れを持っている選手をつくり出します。
この佐田の同点劇があって、延長戦に入って、サヨナラ押し出しフォアボール。
延長戦サヨナラでの進出です。
滝野と、宇都宮は幼なじみだそうです。
放送席のお話は拓大紅陵の前監督・小枝守さんでお送りしています。
どこに注目していますか。
基本的には打撃戦になるんじゃないか、どこで仕掛けるかということですね。
大垣日大は先頭バッターを出して、送ってこようという動きを見せつつ、盗塁アウトというシーンもありました。
ちょっと守りのミスが出てしまいました。
種田
(おいだ)のエラーです。
お互いに劇的な勝ち方をして、迎えた今日の2試合目です。
バッターボックスには4番の西岡。
お互いに1回勝って迎える2試合目。
チームとしては、しっかり地に足が着いている感じですか。
同じタイプだと思いますので。
流れをつかんでいるのが三重高校。
4番のタイムリー。
打撃戦になるのではないかというお話ですが、三重高校が先制点を上げました。
先ほどのように、送球がそれてしまった、逆に行ってしまったという感じですかね。
そういうプレーを、いかに少なくするかですね。
お互いに同じ地区で、手の内は知り尽くしていると思いますので。
早川選手が、伝令役として行きました。
今日のキーマンと話す稲葉です。
あるいはスクイズをしたり、1塁ランナーを動かしたり、どうでしょうか。
可能性としてはあると思います。
1点でも多く取りたいということですからね。
打撃の状態は非常にいいんだということです。
犠牲フライには十分な距離。
相手のミスも追い風に、三重高校。
1回に2点を先制しました。
そつのない攻撃ですね。
3塁に置いた場合の攻撃というのが、低めのボールを捨てて、高めのボールを反対側に、7、8割ぐらいの力かげんで行くというのが、定石ですが、大体その感じで行きましたね。
三重高校は打撃のチームです。
バッター、内田も5割5分6厘の地方大会。
三重高校は打撃も武器なんですが、その選球眼も武器です。
大垣日大先発の滝野。
バッター内田との勝負。
三重高校はチーム全体の三振数が、5つだけなんです。
もうひとつは、相手投手に対しての投球数を、多くさせるという、これがきいていると思います。
バッターボックスには世古です。
この世古、そして8番の中林、この2人が前回のミラクル勝利の起点になりました。
世古は甲子園で大当たり。
3点目。
2アウトから打線がつながっていきます。
際どいところは、見きわめられ、甘く入ったら、はじき返される。
本当にお手本ですね。
1回戦では3安打。
今日もタイムリーの世古です。
バッターボックスに入ったのは中林です。
三重高校の攻撃が終了しました。
3対0です。
3点を先制した三重高校の先発ピッチャーはエースの今井重太朗です。
キャッチャーは中林。
1回戦のホームランは劇的でした。
野崎です。
三振です。
三重高校、ショートのポジションには宇都宮です。
放送席のお客様に、甲子園を何度も経験されました。
今年の夏をもって、拓大紅陵の監督を勇退されました。
小枝守さんのお話でお送りしています。
8点差逆転の大垣日大にとっては、3点差1回、何の何のというところでしょうか。
2アウトからですが、このバッティングはいかがでしょうか。
少し中に入ったというボールをコンパクトに振り抜きましたね。
あの腕の畳み方、運び方、すばらしいですね。
すばらしいですね。
大胆に左バッターに対しては、左寄りのシフトをとっている三重高校の逆をついていきました。
実は立ち上がりはそんなに得意じゃないんですと話すのは、ピッチャーの今井重太朗。
きょうはインコースもしっかり使いながらという話ではありました。
3点差を追いかけている大垣日大。
右バッターにはチェンジアップもあります。
こういう抜けたボール。
抜けるボールがないように、今日は気をつけたいんですよと。
前回は左バッターにデッドボールを与えてしまった。
こういう抜けたボールがないようにしたいと話していました。
相変わらずセンターの長野は左寄りに守っています。
これはチームの意図があるんでしょうか。
ランナーの数によっても違いますね。
ランナーの数、状況によっても違うと。
そうですね。
いない時は、極端なシフトでもいいと思いますけど、いた場合には、点差もあるし、大会8日目の第1試合。
三重と大垣日大の試合です。
放送席には拓大紅陵前監督小枝守さんのお話でお送りしています。
大垣日大は8点差逆転のチームですから。
まだ、そんなにダメージはないんじゃないかと思います。
諦めないということを、この甲子園の大舞台で実践してみせた両チームです。
東海地区でも、このバッティングでならしてきました三重高校。
今井がうれしそうな表情を仲間に見せました。
今井はこれが3度目の、自身甲子園の経験になります。
今のヒットが3度目の甲子園で初めてのヒットですね。
三重の62チーム代表で勝ち上がりました。
3季連続の甲子園。
県内でも公式戦は20連勝。
ただ全国大会で勝てないというのが、チームのキーワードだそうです。
ピッチャーが代わります。
阪口監督が、ブルペンでボールが火の玉だったんですよということで、先発起用しました滝野要。
彼は打線でも中軸ですので、外野のポジションに移動します。
エースがマウンドに上がります。
高田航生。
2回から早速マウンドに上がっている高田航生です。
去年は開幕戦でも好投を見せました。
ただチームは残念ながら敗れました。
先発の滝野はレフトにポジションに回っています。
9番の金田に代わって、高田が起用されまして、9番です。
そして先発ピッチャーの滝野がレフトに入り、レフトを守っていた大久保が、ライトのポジションに回ります。
かなり早めの継投策になりました。
打順がトップに回りました。
1回に西岡タイムリー。
稲葉の犠牲フライ。
世古のタイムリー。
3点を上げている三重高校が、2回もチャンス。
早めの継投ということになりました。
タイミングがピッタリ合っているということでしょうね。
見きわめができる経験値というのは、私たちにとっては、まだまだ追いつかないところですね。
阪口先生の、自分の選手の調子の出ぐあいというか、そういうところも、日ごろの練習の中で見抜いていると思います。
こういう場合には一旦下げて、代えようというところもあるんじゃないでしょうか。
打ったのはキャプテンの長野。
三重高校4点目。
反対方向へ、すばらしい打球でした。
この打撃はいかがでしょうか。
逆らわないで、大きいのを狙っているスイングじゃないと思うんです。
緩やかな浜風にも乗りました。
先ほどはヒットで出塁した佐田。
いいバントです。
この佐田は前回、同点タイムリーを打ったときに、甲子園球場に温かく包まれたような気持ちになりましたと。
うらやましいコメントをしていました。
そんな感覚を味わえる人間はそうそういないですからね。
ランナーに出て、1塁からかえってきた、ピッチャーの今井君が、ちょっと時間をとらせたいという、そういう作戦でもあるかもしれませんね。
手堅くいきましたね。
落ちついて、湯口が、真っ白な歯を見せました。
こういう、いいプレーを1つずつ積み重ねて、流れを持っていきたいですね。
何げないプレーですが、3塁ランナーが…。
3塁ランナーが内野ゴロをついているという、判断と。
内野ゴロを打つという、打撃術ですね。
こういうところが洗練されていると思います。
打つほうも打つほうで、見どころがあったんですね。
3アウトになりました。
守ります三重高校のベンチスタートのメンバーです。
甲子園の経験をしている選手も数多くいます。
三重高校は中村好治監督です。
チームとしては、2季連続甲子園が続いていたんですが、中村監督はこの4月に就任、チームを見事、甲子園に導きました。
放送席には拓大紅陵前監督、小枝守さんのお話でお送りしています。
マウンド上で、感情をあらわに。
淡々とクールに話す表情が印象的なんですが。
また悔しそうな表情を見せました。
今井重太朗投手も立ち上がりが苦手なんですというお話でした。
かたさは抜けていると思いますね。
2番の湯口。
先ほどは、いいバックホームもあった。
第1打席にはヒットも打ったという湯口です。
1番の種田
(おいだ)は2打席連続で2塁。
ここは1点を取らなければ、2点が来ないわけですから、前半ということで、手堅く行くか、あるいは足で動いてくるか。
もちろん選手のタイプであるとか、阪口監督ですから、今の気持ちまでくみ取って、サインはかわると思いますが。
私たちがやっておったときは、今みたいなスピードよりも速かったですね。
語りながら、悟らせながらという、そういう雰囲気を醸し出していますね。
1回戦に続いて、また試合を盛り返していきます大垣日大。
3番、内藤のタイムリーツーベースヒット。
私たちが思う以上に、チームのメンバーの中では、まだまだ分からないという思いが強いでしょうね。
そうですね。
まずはマウンドで悔しい思いをした滝野です。
かつて東邦高校、さらに大垣日大を率い、名将、阪口監督をして、監督人生の中でも、トップスピードを持っていると。
信頼を寄せる4番です。
1・2塁間が、広くあいている、内野守備。
2アウト、ランナー3塁。
結構左バッターが、思い切り引っ張っていく打撃も印象的ですね。
外に逃げるボールよりも、入ってくるボールを待っている感じがします。
阪口監督のコメントでは、今井君のスライダーを見きわめられるかというコメントではありましたが。
裏を返すと、ここをしっかり見きわめてということ。
逃げていくボールの見きわめということですね。
内藤が2点目のホームイン!大垣日大、早くも2点差。
記録はパスボールです。
何か、チームが、アルプスが、8点差?いやいやなんのと。
そんな雰囲気にも見えます。
4点差を2点差に詰めました。
マウンド上の今井も球数がふえてきます。
今のボールは狙いたいですか。
6割強ですね。
ストレート来ていますけど、ちょっとコントロールが甘いかなと思いますね。
バッターはスライダーを待っていると思うので、今のボールが差し込まれると思いますね。
見きわめつつ、ねらいつつなんですか。
そうですね。
今の真っすぐも差し込まれ手ますか。
高さが低いのでよかったんですが。
粘ります。
変化球を反対方向に打とうという意識が、ああいう打球になるんじゃないでしょうか。
なかなか倒れません。
野崎が粘って、13球目。
粘って粘って、前回勝ち越しホームラン男・野崎。
大きな意味を持つヒットです。
これはバッテリーへのダメージはどうですか。
バッテリーはスライダーを意識させているというところで、ストレートを多めに投げさせているんですが、結局最後は甘かったんですね。
よく打ちましたね。
三重高校、1681人、生徒会長を務める三宅君が、マウンドに行って、監督の言葉を伝えました。
この状況をどう打開するかですね。
ストライクからボールになっていく変化球の対応を、指示を出されていると思うので。
ベンチの中に、もし、いるとしたら、バッテリーには、どんなアドバイスを送りたいですか。
こういうふうに際どいところでも、手を出さないですね。
あとはストライク、自分の持ち球を、一生懸命投げろと。
後ろには7人の仲間が守っているわけですからね。
できれば、ボール、ボールと続いたときに、後ろから声をかけてあげるとか、間を置いて投げるといいですね。
アウトにはなりましたが、強烈なインパクトを残しました。
4対2です。
4対2。
序盤から、ゲームが目まぐるしく動いています。
放送席には拓大紅陵前監督、小枝守さんをお招きしています。
中村監督が、今日のキーマンですと話す稲葉。
1回は低いボールをすくい上げて、犠牲フライを打っていったという稲葉ですが。
1アウト、ランナーはありません。
バッターボックスに内田です。
先ほど3回表の大垣日大の2点。
ゲームの中において、どんな意味合いでしょうか。
前半で追いつこうとしている中で、うまく絡んだ得点かなと思います。
シフトの逆を突いた長打。
それからパスボールというような中で、3点目をどう取るかと考えられるようになると。
1アウトからヒットで、内田が出塁。
バッターボックスには世古です。
三重高校は前回弘陵との試合。
4回、9回、11回と、得点シーンが3度あったんですが、全部起点になっているのが、この世古です。
今スタートはよかったですか。
悪くないですね。
普通ですね。
バッテリーが見事に防いだという、盗塁阻止になりました。
打席の世古ですが、前回は4回、タイムリーを打ちました。
11回はツーベースでサヨナラのチャンスを演出しました。
先ほどはタイムリー、今度は出塁。
各バッター本当に見きわめがいいです。
本当に際どいところですね。
甘い球は引っ張り込むと。
バッティング練習のときに、打席に入らない選手が、アンパイアを務めて、そこで目を養う、そんな練習も行っているそうです。
三振はチームで5つのみです。
3アウトになりました。
三重高校、ランナー出しましたが、2点を追いかける大垣日大高校。
1回戦、劇的な勝利でした。
8回の同点において、野崎の決勝ホームランが出たということでした。
監督は涙が出て、ベンチの奥で涙をふいたそうです。
宿舎に帰っても、最高の思い出をありがとうと。
喜びを伝えたそうです。
そこから、しっかりと気持ちを切りかえて今日来たそうです。
立ち上がり苦手という今井も、ゲーム中盤に入っています。
放送席のお客様には拓大紅陵前監督、小枝守さんをお招きしています。
余分な四死球。
守りであれば、エラーを出さない、出たときに、暴投とか、エラーをしないということだと思います。
相手にしっかり攻略されるなら仕方がない、相手にチャンスを与えてしまわないようにと。
横の意図をつなぐ、縦の意図をつなぐという、そんな感覚が大事だと思います。
横は内野手同士ですね。
縦は外野手。
甲子園は風は強いですから、風のいたずらがありますね。
お互いにしっかりと見きわめているのは、やはり打力に自信を持っているという、両チームの特徴をうかがわせます。
お互いに三者凡退はないですからね。
ここのところ、ゲームの進め方が、送りバントのケースでヒッティングがあったり、今は投手であるということで、おくらせましたね。
種田
(おいだ)が随所でヒットを放って、攻撃の起点になりました。
球数が85球なんですよね。
多いですよね。
左バッターはイメージして投げたスライダーですか。
と思います。
インコースから曲がり込んでくる。
パターンを変えようという意図ですか。
そんなことはないと思います。
同じボールで違うところ。
同じ高さで違うところ。
同じスピードで違うところ。
基本的なピッチャーのですね。
よく見ていますね。
スライダーは完全に警戒しています。
放送席ゲストの小枝守さんがおっしゃいます。
見きわめて、スライダーが軸になりそうです。
三重高校、監督の言葉を送っています。
2アウトですが、ランナーが2人たまりました。
いずれもフォアボールのランナーです。
既に今日5つ。
フォアボールを出しているというピッチャーの今井。
左バッターが、ずらりと並ぶ大垣日大です。
ちょっと、この回、左バッター、インコースのスライダーがふえているようです。
前のイニングはストレート系が多かったですね。
2アウトからピンチを迎えましたが、三重高校も1回戦は、劇的な勝利でした。
9回2アウトから、佐田の2点タイムリーで同点。
11回。
ナイスピッチングをしていた広陵高校のピッチャーから、チャンスをつくりました。
三重高校は県内、さらには東海地区では敵なしだったんですが。
去年は済美高校、安樂に敗れました。
今年の春は初戦、智弁学園、岡本君が、ホームランを打って敗れました。
全国の大会で勝ちたいというのが、チームのキーワードだったそうです。
思いを見事につなげた。
劇的な勝利で、全国での、甲子園での1勝をものにしました。
去年、2年生エース安楽に、やられた。
悔しい思いを持っているそうです。
長野。
三重高校は例年、キャプテンは推薦だそうですが、その悔しさから、自分で手を挙げる、僕にキャプテンをさせてくださいとお願いしたそうです。
こういうところで足が動いて、連係して、これがかわってくるんですか。
何げないプレーですが、ピッチャーのカバーリングが、本当に大切になりますね。
大垣日大、初めて、三者凡退イニングをつくりました。
反撃のタイムリーヒットを打ちました。
内藤大貴。
この回、先頭バッターです。
0対4という、序盤ゲームの流れをつかみ損ねた中での、呼び戻すタイムリーになりました。
大胆な守備シフトを取り続ける三重高校です。
それが、はまったような形になりました。
状況によるということではありますが、全体的な左寄りの守備位置というのは、ピッチャーが今井君だからでしょうか。
どこにボールをほうったら、どこにボールが飛ぶかということを見たと思いますね。
立ち上がりほど極端ではありますが、左寄り。
ゲームの入りを見て、ゲームの中で修正しているんですか。
そうですね。
2アウトです。
大垣日大は先ほど三者凡退で、いい流れで攻撃だったんですが。
逆に今井もエンジンがかかってきたようです。
リズムもよくなってきました。
球数が100球を超えてます。
3回、4回のヒッティングで、大垣日大、5人の走者を出しているんですね。
片や三重高校は2人のランナーしか出ていないんです。
流れはスタートの3点、1点の三重と、それから今度は3回、4回、この回5回、大垣日大のほうに流れが来ているような動きではあるんですね。
打席に榊山。
守りではつらつとした、いい動きがありました。
100球に近づいてきたぐらいから、ちょっとボールの状態がよくなってきたような、そんな印象を受ける今井です。
いいボールですね。
最近の高校生は、チェンジアップというのを、やっぱり使う理由があると思うんですね。
マシンのスピードとか、スピード感はなれが大事だと思うんですけれども。
ランナーを許しても、バッテリーで落ちついてアウトにして、ゲームの流れがおもしろくなってきています。
大会8日目の第1試合。
放送席のゲストは、拓大紅陵前監督、小枝守さんです。
春夏10回の甲子園を日大三高で、数々の経験をお持ちの小枝守さんです。
宇都宮がヒットを打って、ノーアウトからランナーが出ています。
これがこの夏、初安打。
不動のレギュラー。
非常に明るい選手です。
2点リードの三重高校。
4番の西岡に託してというところだったんですが。
学校によっては、3番でも4番でも、しっかりとバントでチャンスをつくってということもあるんですが、三重はそんな事もなさそうです。
打力には自信を持っています。
三重と、流れが大垣日大のほうに行っていましたので、しっかりつかみたいですね。
今井の踏ん張りで、3人で攻撃を終わらせて、この回を迎えています。
高田は前回のミラクル逆転劇は、うれしかったけれども、素直に喜びきれなかったそうです。
先発して、自分のピッチングができなかったと。
技術的なことどうこうよりも、気持ちが空回りしてしまって、デッドボールの後、みずから崩れてしまったり、気持ちの部分でうまくいかなかったということを反省していました。
2回以降いいピッチングができたので、そこの手ごたえは感じていますということです。
お見事!2アウトになりました。
各選手、きれいな歯が見えているのが印象的。
完璧に読み切り、外しました。
抜群でしたね。
三振!リベンジのこの2回戦。
それでは気温も上がっていますが。
アルプスの熱気を伝えてもらいましょう。
大垣日大サイド。
川添佳穂アナウンサーです。
1試合目で、勝利を決め手となった、野崎君のおばあちゃんです。
ツーランは本当にすごかったですね。
まぐれだと思いますけど。
見ていて、ボールばかり追っかけてました。
小学生のときから応援に来られているということですが、今日はどんな思いですか。
おじいちゃんがいたら、最高にいいと思います。
逆転したらいいですね。
めいっぱい応援して、逆転するように。
今日も3塁側は打線爆発を願います。
勝ちます!絶対におじいちゃんは見てくれているはずです。
続いて1塁側。
草薙和輝アナウンサーです。
三重高校のアルプス、最前列に。
1人の男性がいらっしゃいます。
山内といいます。
何年間写真を撮っているんですか。
10年になります。
写真を撮っていて、どういった写真が好きなんでしょうか。
個人的には失敗をしたとか、涙の写真が一番好きです。
どうしてですか。
今撮って、選手が見てもいいんだけど、10年後、20年後に、自分の子供と見てほしいので、いろんな失敗したところを見てほしいです。
教えてもらえることはありますか。
一生懸命なんです。
僕も昔はあったんですが、思い出させてくれるので、助かります。
大切なことを教えてもらえるということですね。
子供たちに教えてもらっています。
ありがとうございました。
両アルプスから、胸が温かくなるような、人生の大先輩のリポートが届きました。
悔しい涙を流している。
そこも好きだということですね。
練習のときから追いかけている、そんな感じを受けましたね。
おばあちゃんが映っていましたが、ホームラン、まぐれじゃないですよね。
おばあちゃんならではの温かいエールでした。
バッターボックス、先頭は榊山です。
三重高校はレフトが代わりました。
山本が入っています。
三重高校、稲葉に代わって、山本が入っています。
お互いのピッチャーが、ちょっとずつ、自分のピッチングができ始めていますか。
このボールを振ることは、序盤はなかったんですが。
見きわめられていたものが、それでも手が出るということは、切れがよくなっていますね。
100球を超えて、切れがよくなったという今井です。
2点を追いかける大垣日大です。
できれば三者凡退イニングをつくりたいという三重高校。
放送席のお客様。
拓大紅陵前監督、小枝守さんです。
ファインプレー。
3アウトになりました。
三重高校、この後は、6番から攻撃です。
甲子園球場は大会8日目。
この後には、打線でならした日本文理と東邦。
これが注目になります。
健大高崎に、初出場の利府が挑みます。
放送席のお客様は拓大紅陵前監督、小枝守さんです。
今井が6回にして、初めて三者凡退イニングをつくりました。
中盤は大垣日大サイドに流れが来ているのではないかというお話がありましたが。
ここで少しずつ流れが動いてきているにもかかわらず、選手たちが、簡単に打ってしまうとか、そういうところが、固まってしまうゲームの感じですね。
そこの流れを感じて、改めて、ここまで両チームよかった見きわめとか。
ピッチャーも両方ともに、立ち上がりに比べると、リリーフした高田君も、しっかりほうってますのでね。
2回の代わりっぱなに、長野にヒットを打たれてしまいましたが、その後は、ここまで2安打抑えています。
持ち味は、2種類のスライダー。
カーブも球速差をつけるそうです。
ファウルです。
打撃の中心、起点になっている世古。
2アウトをポンポンと、とりました。
打席には中林。
中林も1回戦、いいところでヒットを打ちました。
中林と、大垣日大、滝野は幼稚園のころから、仲がよかったそうです。
今よく聞くLINEで、滝野が、おれたちが戦うのは、運命かなと。
中林は、そうなっても、絶対に負けないよと、やりあったそうです。
滝野が先発でした。
マウンドを後にしましたが、高田が踏ん張っています。
いい表情で投げています。
前回は自分がゲームを作れなかった。
その責任を感じて…。
一つ声を上げて、ベンチに戻ります。
1回、三重高校は西岡タイムリー。
稲葉、犠牲フライ。
それに対して、大垣日大が反撃しています。
1回戦は、粘り強さを見せて、大逆転につなげました。
「諦めない」という言葉を甲子園球場で、ファンの皆さんに、たっぷりと見せてくれた両チームです。
ピッチャー高田から、攻撃が始まります。
エンジンが全開になってきた今井に対して、どう攻略するか。
4回以降、両チーム得点なし。
ちょっとゲームが固まってきました。
両チームともに、ピッチャーが大分調子が上がってきていますね。
今日は3打席フォアボールの種田
(おいだ)。
非常にテンポが上がってきた今井の前に、追い込まれています。
よくボールをとりました世古。
4打席目、初めて塁に出ることができなかった種田
(おいだ)です。
フェンスも気になる。
風もある。
バックスクリーンの旗とはちょっと違うんですよね。
逃げるんですよね。
外野手泣かせですよね。
何とか2点差詰めていきたい大垣日大。
1年生、2番バッターの湯口。
今日はヒットを打っています。
3アウト。
3イニングス続けて、序盤は三重がペースをつかみ。
中盤以降は両ピッチャーの投げ合いが続きます。
大垣日大、高田航生。
去年は開幕戦、好投も負けました。
今年の1回戦、初回に8失点。
中盤もホームラン。
悔しい思いでした。
ただ、味方が大逆転。
絶対にお前をマウンドに立たせるからと、ベンチで言われたそうです。
エースナンバー同士の対戦。
7回裏。
甲子園という場所は最高級の技と、力がぶつかり合う場所であり、ハートがぶつかり合う場所でもありますね。
人をつくるというか、育む場所だというふうに考えていますけれども。
すばらしいところですね。
ホームラン打って、8点差逆転して、お前を、もう一回、マウンドに上げるからなと。
燃えない思いがない、そんな思いがメラメラ燃えている高田ですが。
ただ、そう簡単に行かせないぞという思いは、お互いに一緒です。
いいバッターの前に、ランナーを出しました。
1塁ランナーがピッチャーの今井です。
バントの構え。
どう考えますか。
終盤ということで、ピッチャーの今井君の、スタミナを考えたら、ここのところは、定石どおり、バントと。
この大会見てると、2ストライクとられた後の、ヒッティングが多いんですね。
1塁ランナーにスタートを切らせるのは想像しにくい。
1塁ランナーは今井です。
中村監督は、キャプテン長野のバットに託すようです。
大垣日大サイド、絶対に抑えたいと話すキャプテン中心、長野。
このボールはいかがですか。
このバッターにして、このスイングになってしまうわけですから、ボールが非常に生きているんじゃないでしょうか。
宇都宮、西岡という、強力なクリーンナップを考えますと。
ここで犠打も十分ありますね。
考えられます。
できれば、ピッチャーの今井君が、ランナーになっていますので。
長い時間、塁上に置かせたくないんですよ。
既に1塁ランナーの今井は、133球を投げています。
1回戦でも9イニングス。
8月13日。
しばらく間はあいているんですが。
本人は前回149球投げて、スタミナは全然大丈夫ですと。
けろりとしていました。
大会序盤は雨で涼しい日も多かったんですが、ここにきて、灼熱の太陽が球児を照らします。
次の1点は勝敗を左右しそうな展開ですね。
終盤に来まして、今の見送りも、吉と出るか、凶と出るかのせめぎ合いだと思います。
1アウトフルカウントというところで、今井ですが、スタートを切ってきました。
三重高校、2回までに4得点上げたんですが、2回以来の得点圏走者です。
バッターボックスに3番、宇都宮。
外野はどうでしょうか。
ほとんど定位置。
ある程度、3番、宇都宮を考えると、リスクはあるかもしれませんが、守備位置は前にせざるを得ないですね。
前ですね。
1回戦でサヨナラフォアボール。
うれし過ぎて、1塁に行くのを忘れかけてしまいましたと。
明るい表情で振り返っていました。
3アウトになりました。
この回得点なし。
今年の夏は、ドラマティックが戦いが、連日続きます。
最もインパクトのあったゲームといってもいいでしょう。
大逆転の大垣日大。
2点を追いかけて8回、3番、内藤から。
守備では滝野を、高田を、サインを出して、盗塁を阻止して、助け続けるキャッチャーです。
三重高校の守備シフトが、また、ここも、はまりました。
左中間は、なかなか打球が抜けません。
放送席のお客様。
拓大紅陵前監督、小枝守さんです。
春夏30回の甲子園の経験を持つ阪口監督が、トップスピードを持つと、目を細めています。
今日はマウンドで悔しい思い。
打つほうでも、快音が聞かれません。
今井、なかなかならないまま、ここまで来てしまいました。
ここへきて、フライが多いですね。
100球を超えてから、エンジン全開の今井。
序盤は、「今日は点の取り合いになるかな…」という状況でしたが、特に4回以降は高田、三重高校の今井。
両者の投げ合いが続いて、4対2。
結局、序盤3回を終えて、4回以降は点が入らないまま、ここまできました。
4番、西岡から。
この展開を予想していましたか。
両チームともに、チーム力が互角ということだと思います。
大垣日大サイドから、うかがいます。
高田君には、どんな声をかけてあげたいですか。
打たせてとるというピッチング、信じてあげたいと思いますね。
打球はセンター前へ。
山本がバッターボックスに入ります。
センバツでは、この人がレギュラーでした。
普通に考えれば、やっぱり送りますかね。
このケース、8回裏ですから、どうしても1点欲しいですよね。
送りバント成功。
1アウト2塁。
3、4、5、6と、なかなかチャンスを作れなかった三重高校ですが得点圏にランナーを送る場面が続きます。
この2人の勝負はどうでしょうか。
ここのところで、単発で、走者が出ていましたけれども、ようやっと、ここで、突破口が出るかなと、そんな雰囲気があるんですが、我慢してきた、大垣日大の流れの中で、我慢して、抑えてきたというところで、ようやくめぐってきたチャンスですね。
自分の後ろには守ってくれる仲間たちがいます。
もう一度、自分に立たせてくれるチャンスをくれました。
その思いを胸に、高田は腕を振ります。
そして好投を見せています。
ここにきて、今日最速。
先発の滝野も頑張りました。
ただ今日は滝野がつかまった。
「ならば俺が」という高田です。
次の1点は余りにも大きな意味を持ちます。
粘ります。
4回くらいまでのいい粘りが、三重サイドに出てきているように、そんな印象を受けます。
2アウトですが、ランナーは3塁。
2アウトにはなりましたが、特に高校野球ということにおいては、ランナー2塁3塁、同じスコアリングポジションでも意味が違いますね。
ワンミスで1点になってしまう、その緊張が高ぶってくるほど、ふだんのチームの力が、倍加されているということも、加味しないといけないわけですね。
何でもない、ボールの処理というものにプレッシャーを感じてしまったら。
ワンミスが出やすいですね。
2アウトまで来ました。
しかし、このランナーはかえしたくない大垣日大。
絶対にかえしたい三重。
同じ東海地区でしのぎを削る、両校の意地がぶつかり合います。
高田が、野崎が、みんなが踏ん張って、最後の攻撃。
9回表。
大垣日大。
8点差をひっくり返した大垣日大にとって、4点の相手のリードなんて、なんのその。
そう思わせた序盤の攻撃。
ただ、ここは甲子園。
そうそう簡単にいかないことは、チームもみんな分かっているでしょう。
中盤は粘りの展開。
ただ9回。
思いを託して、最後の攻撃に移っていきます。
今日スタメンに起用されました榊山から。
低め、いいボールなんですが、見きわめています。
中盤からフルスロットル。
全開のこの今井。
3ボールまで行って、崩れそうなんですが崩れなくなってきました。
追いついた!志願して、悔しさを晴らすために、キャプテンとなった長野。
再三のファインプレー!難しい体勢から、ボールをつかみとりました!大きなプレーが出ました。
すばらしいの一言ですね。
逆に大垣日大としては、チャンスかというところ、1アウトになりました。
キャプテン大久保。
この見きわめです。
この見きわめで序盤2点を取りました。
キャプテンのファインプレーの後は、キャプテンのチャンスメーク。
諦めないという言葉は彼ら自身が、よく知っています。
さあ三重高校サイド、勝利に向けて、あとアウトは2つ。
中村監督、再び三宅穂昂選手をマウンドに送りました。
2点差です。
バッターボックス古谷大至。
滝野が、準備をしています。
2点リードしている守る三重高校ですが、ダブルプレーを取れればという守備位置ですが。
1球1球非常に大胆なシフトをとって。
追い詰められた大垣日大。
追い込んだ三重。
ピッチャー高田に、代打が起用されます。
2年生の新井健矢。
ここで、阪口監督は、2年生新井を甲子園初打席に送ってきました。
チームの中でもパンチ力はトップクラス。
好きな言葉は「全力」。
ここをつなぐと大きいですね。
投球数が160球を超えてますのでね。
しかし頑張ってますね。
大垣日大はここをつなげば、種田
(おいだ)が待っています。
打球はセカンドのグラブの中。
接戦が終わりました。
4対2。
三重高校。
22年ぶりの3回戦進出!試合終了は9時48分です。
笑顔で握手というシーンも見られます。
三重高校が勝利。
「諦めない」大垣日大の夏。
ここで終わりということになりました。
去年の夏、神宮大会。
今年の甲子園。
初戦負けが続いた。
全国で勝てないという思いがあった三重高校。
しかし、甲子園で勝つという合い言葉をしっかりと刻み込み、3回戦の進出を決めています。
アルプスからの大声援を受けて、誇らしく、胸を張る三重高校の選手たちです。
名将、阪口監督とともに、ミラクルを起こしました。
8点差逆転。
忘れられない夏の戦いを残してくれた大垣日大。
エース高田の、胸を打つピッチングもありました。
滝野の男気あふれるピッチングもありました。
もう一度お前をマウンドに立たせる。
野崎の熱い思いもありました。
「本当にいいチームだな」という印象を残して、大垣日大が、96回の夏、甲子園を去ります。
放送席のお客様は拓大紅陵前監督、小枝守さんのお話をお送りしてきました。
3回までの4点、2点、これが最終スコアになりましたね。
立ち上がりのちょっとした守備のほころびからの加点。
追加点。
それで行くはずのないゲーム展開だと思ったんですが。
三重高校が1回の2本のタイムリー。
犠牲フライ。
キャプテンの長打もありまして4点。
大垣日大が2点を返したときには、「やっぱり来たな」という予感が、湧いてくるような感じでしたね。
また来るぞと、そういう感じできたんですが。
ピッチャーの今井君が、踏ん張りましたね。
球場の雰囲気、相手の思い。
アルプスからのプレッシャーを、足を踏ん張って食いとめましたね。
なぜ、とめられたんですか。
気が強いというか、精神力があるというか。
戦前のコメントの中に、甲子園大会を基準にした考え方の質の高い練習ということ。
ピッチャーのほうも、つらい練習の中から、補ってきたんじゃないかと思いますね。
大垣日大は選手たち、砂をとりましたか。
とってないようですね。
とる様子はありません。
最後まで、胸を張って。
キャプテンの野太い声が響きました。
甲子園の土は持ち帰りません。
鮮烈な戦いの印象と、そしてチームの中、ベンチの中にいる下級生は、絶対に帰ってくるという思いを胸に、甲子園を去ります。
敗れはしましたが、阪口監督、年齢、御年70歳。
阪口監督の夏も終わるということになりました。
大先輩でもありますし、采配の妙といいますか、初戦の、8点ビハインド、追いかけて、つかまえて、返したという、監督さんの心中や。
選手は夢中だと思いますけど、監督していると、いろんな場面のシチュエーションを取るわけですから、精神的な情緒の安定というか、名将と言われたる、その名のとおり、発揮されたと思います。
ご立派でしたね。
三重高校が今回は序盤の相手のミスも飲み込む攻撃。
甲子園での2勝目を飾りました。
阪口監督には笑顔も見えます。
甲子園での通算勝利数は、37勝目。
蔦監督に並ぶ、歴代7位タイという数字になっています。
大垣日大。
また恐らく、温かく厳しい指導のもと、甲子園に帰ってくることもあるでしょう。
三重高校のエース今井君です。
ゲームセットの瞬間どんな気分でしたか。
2回勝つ事が、一度もなったですし、東海地区が相手で、負けたくないという気持ちがあったので、勝てたときはうれしかったです。
絶対に抜けたと思ったんですが、とってくれた、自分も楽になりましたし、長野に助けられたという感じです。
中盤から終盤にかけてのってきたと思うんですが、どうでしたか。
序盤はリズムも悪く、フォアボールばかりだったんですが、中盤から終盤にかけて、リズムよく投げられたと思います。
修正はしたんですか。
序盤のことは忘れて、しっかり切りかえて投げようと思って。
切りかえることができました。
暑い中、160球を超えましたが、スタミナ面ではどうですか。
疲れてなく、そんなに投げたというのは、今知りましたし、そんなに投げていると思わなかったです。
次の目標はどうですか。
チームの目標が国体に出場することなので、勝って、国体に出場できたらいいと思います。
ありがとうございました。
今井投手でした。
今日は第1試合で三重高校が大垣日大を下しました。
ごらんのようになっています。
放送席のお客様は拓大紅陵前監督、小枝守さんのお話でお送りしています。
高校生のすばらしいプレーに後押しされているような、そんな大会ですね。
三重高校、見事な勝利でした。
青空がとってもきれいな甲子園球場です。
大会8日目。
三重高校対大垣日大の試合が終わったところです。
ABCアナウンサーの角野友紀です。
第1試合、ねったまアルプスリポートの2人も来てくれました。
この大会はお天気が心配な日が続きましたが、今日はいいお天気ですね。
肌がじりじりしました。
暑いアルプスの様子は後ほど。
第1試合のハイライトです。
1回、三重はヒットと相手のエラーでチャンスをつくり、4番、西岡君。
レフトへ先制のタイムリーヒット。
三重は序盤から打線がつながり、4対0とリードします。
大垣日大は3番、内藤君。
ライトへタイムリー。
4対2と差を詰めます。
三重は中盤以降、今井君が落ちつきを見せます。
長野君がファインプレー。
バックもエースを守り立てます。
大垣日大はリリーフの高田君が、しっかりと抑え、緊迫した展開となります。
9回、大垣日大は2アウトながら、チャンスをつくり、代打新井君。
最後はセカンドゴロ。
4対2。
三重が接戦を制しました。
4対2で三重が勝ちました。
岐阜代表、大垣日大、最後まで諦めない姿を見せてくれました。
三重高校のアルプスから、10年、三重高校の野球部を撮り続けてる山内さんをインタビューしましたが。
うれしかったことがあったそうです。
今度結婚式でとってくれた写真をいただきたいということです。
野崎君のおばあちゃんを紹介してくれましたね。
暑い中だったんですが、自分の帽子の上に、さらに大垣日大のピンクの帽子をかぶって応援していました。
おばあちゃんだけじゃなくて、いとこの小学3年生の男の子も来ていました。
野球を始めたいと思ったみたいです。
みんなに夢を与えてくれますね。
ここからはアルプスの物語です。
昨日敗れてしまった武修館のアルプスにも、初めての夏がありました。
武修館の野球部の皆さんは、同じ代表の東海大四の応援にも来ていましたね。
すてきな笑顔でした。
試合開始の時間が近づいてきました。
1塁側は新潟代表、日本文理高校。
注目は2年生の星兼太君です。
対する3塁側は愛知代表、東邦高校です。
グラウンドコンディションが悪い中でも、1年生にして、あの力投を見せてくれました。
1年生のピッチャー、初戦と同じく、今日も豪快にほえてくれることでしょう。
第2試合、当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
また、内容により字幕放送を中断させていただく場合があります。
完成して90年がたった甲子園で、第2試合です、新潟代表日本文理3塁側も伝統校です。
夏準優勝がありました。
バンビと呼ばれた坂本から、また1年生ピッチャーがこの甲子園で躍動しています。
放送席は近大付属高校元監督豊田義夫さんをお迎えして、実況は高野純一でお送りしてまいります。
8日目を迎えましたけども、夏の日差しも戻ってきました。
やはり照りつける太陽のもとではつらつとしたプレーをしてくれるということを期待したいですね。
太陽に照らされて、輝いて、本当に格好よく見えます。
両アルプスどうですか。
日本文理のアルプスです。
ABC北條瑛祐アナウンサーです。
記憶に新しいのは2009年の日本文理勝利までには届きませんでした。
逆転で上がってきたチームだからこそ、信じて勝ちを待ちたいと言っていました。
この試合を突破して、勢いをつけて優勝を目指します。
うちはもう打つしかないんですからと大井監督は話をされていましたが、東邦に立ち向かうという言い方もされるかもしれません。
メ〜テレアナウンサーの田中麻耶アナウンサーです。
1年生から3年生まで、相手はどんなピッチャーでしょうか。
コントロールもよくて、変化球も要所要所で使ってくるのでいいピッチャーだと思います。
ねらい球を絞って、しっかりしたバッティングをしてくれれば、打てると思います。
雄たけびでまた勝つ確率が上がったかもしれません。
スタンドから応援をする控えの選手と言えども、いいコメントでしたね。
初戦13安打と打線が火を噴いた。
中でも星兼太、ツーランホームラン。
6年ぶり16回目の出場、愛知代表東邦。
注目は1年生右腕藤嶋。
気迫で投げ込み甲子園を沸かす。
マウンドでほえる。
バンビ坂本という1年生ピッチャーが大活躍、大人気。
この投法でまた活躍しています。
1年生とは思えない迫力でしたけどもね。
いいピッチャーでしたね、バンビ君、彼にしてみたら、うれしいニックネームだったかどうか、聞いた事ないですけども、いいニックネームだったんじゃないかと思っていますけども。
注目されるのはうれしいと藤嶋も話していました。
日本文理です。
1回戦は大分を相手に、しっかり攻略して勝ちました。
飯塚が完投勝利。
3度目の甲子園で初勝利を上げたと。
実績、経験もあるという飯塚です。
それでも打つ勝つ野球を目指している大井監督72歳です。
6点取って勝つこのぐらいのスコアを予想しているようです。
スタイルをしっかり持っているのも一つのかつ要因だと思います。
非常に大事なことじゃないでしょうかね。
東邦は1回戦猛打でした。
11対3、ホームランあり、スクイズありという自在な攻撃を見せました。
4安打を放った選手も3人いたということで。
東邦高校の伝統をそのままに引きついでの第1戦のゲーム内容じゃなかったかなと私は拝見しておりますけどもね。
藤嶋が先発です。
持っている力を出せるのがすばらしいんだと東邦の森田監督も話していました。
エースナンバーの大井も控えるという投手陣です。
大事なところで1年生にマウンドを託している森田監督です。
藤嶋がしっかりゲームをつくるのが理想であると。
左バッターは積極的に生かせる、右バッターには内、外、コースを絞らせたいんだと話していました。
新潟代表と愛知代表といいますと、日本文理が猛烈に追い上げた試合がありました、結局は中京大中京が勝ったわけなんですが、春でも、愛知代表豊川高校が日本文理と戦いまして、延長13回を戦ってサヨナラ勝ちと。
1回ぐらい新潟を勝たせてくれないとという話をされていました。
それが本音だったんじゃないでしょうか。
東邦のキャプテンは峰です。
このあたりも自分たちのペースにいかに持っていくかと。
勝負を分ける一番の原点になるかもしれませんですね。
近年実績を上げている日本文理。
後攻は東邦です。
1年生藤嶋健人。
キャプテンの峰がマスクをかぶります。
77年夏準優勝があった東邦高校その時のキャプテンでした森田監督です。
きずなといいますか、とうといご立派な監督さんのもとで、ご指導を受けてこられただけに、そのまま引き継いでおられるんじゃないかなと思いますけどね。
1番星がバッターボックスです。
初回初球から振っていきたいと言っていた星ですが、1球目はボール。
140キロ出ました。
1回戦は決してよくなかったと話していました藤嶋です。
緊張もした、内容もよくなかった、でも勝ててよかったですと。
今日はレベルの高いバッターがそろっています、攻めますと大きな声で、答えてくれました。
1番星もすばらしい成績を残したのが初戦でした。
初戦、ツーランを放っている星に投げます。
143キロ。
まず1年生と思えないですね、落ちついたマウンド度胸をお持ちじゃないかなと思いますけど。
いいピッチャーですね、バランスがいいですね。
2番は黒台騎士です、優勝候補とも言われるチームだし、今日も精一杯楽しみたいですと話していました。
勝てば自信がつく、そのチャンスですと言っていました。
熱球を捉えました。
日本文理の打線も全国トップクラスと言われています。
センター返し、お手本のようなバッティングでしたね。
強打の日本文理の中でも中心です、小太刀。
1アウト1塁。
1回戦はノーヒットでしたが、調子は悪くないですと。
持ち味はやわらかいスイング、それができなかった、1回戦はガチガチでしたと。
試合は中断しています。
セカンドのベルトが切れましたかね。
スライディングキャッチが、ベルト、切れたんですかね。
打球に向かって飛び込んでいくとか。
勢いがついておりますからね。
ストレートが8割以上という藤嶋、右バッターには半分ほどなんですが、一気にストレートの球種がふえるというデータも1回戦はありました。
強打者小太刀にどう対していくか。
打ち合いに持っていきたい日本文理です。
ここもストレートから入りました。
藤嶋もキャッチャーの峰もストレートでドンドン押していきたいという話をしていました。
注目はされてるのはうれしいけど、あんまりテレビは見ませんと、困惑しながらもうれしいという話をしていました。
何度も牽制を送っています。
日本文理は初戦、盗塁はありませんでした。
ただ、走らせてスイングするそんな可能性が十分です。
日本文理はバントは基本的にしないというスタイルだそうです。
打ってつなぐ攻め方をされるようですね。
1回戦は1犠打でした。
送りバントがあったんですけども、その時は後ろに小太刀がいたから送らせたと。
それだけ信頼をおかれている3番バッター。
ランナーを置いた中での藤嶋の振る舞い、いかがですか。
落ちついてられますね。
1年生です。
松原、鈴木、児玉と渡りました。
川口、初スタメンです。
お客様は近大付属高校元監督豊田義夫さんでお送りしています。
東邦、1番の鈴木が入りました。
1回戦6打数4安打。
少し序盤制球に苦しんだのが、飯塚です。
コースぎりぎりをねらい過ぎましたと、1回戦の立ち上がりについて話していました。
ピッチャーゴロ。
1アウトです。
今日の立ち上がりは真ん中から少しずらすぐらいの感覚で投げていきたいんだと、1回戦の反省を生かすコメントをしていました。
いい考えですね、どちらかというと、外れていたかも分からんですけど、そのボールを打ってくれたのは、立ち上がりにいいかもしれませんね。
東邦は打順を入れかえまして、児玉が2番。
クリーンナップを打てるバッターが2番に入っているという東邦です。
強みですね。
7番から4番に溝口が上がりました。
溝口、ホームランも放ったということで上げました森田監督です。
139キロ。
当たってるバッターはやはりストライクボールは見送りませんね。
強気に立って、ボックスで、攻撃精神旺盛、というやつですね。
142キロ。
スライダー、カーブ、そしてフォークも持っているという飯塚です。
投げ分けているんじゃないかと話しているのが森田監督でした。
去年の夏かなりフォアボールを出してしまったのがこの東邦に立ち向かう飯塚です。
10球目になります。
今日1つ目の三振を奪いました、2アウトです。
この夏は、この1年で成長を遂げています飯塚です。
1回は静かな立ち上がりになりました。
1年生の藤嶋、3人で攻撃を終わらせました。
キャプテンの池田、4番が入りました甲子園です。
3年生の意地を見せたいと、1年生ピッチャーに対しています。
打線はいいので打ち合いに持ち込みたいと話していたキャプテンの池田。
校歌を歌えてよかったと1回戦を振り返りました。
甲子園での校歌というのは、また特別ですからね。
また歌いたいですとキャプテンは話していました。
2009年の夏は記憶に新しい準優勝がありますが。
バッターとしたら追い込まれてますからね、ファウルでもいいんですよね、バットを振ってくれることが大事じゃないかと思いますけれど。
1回戦は、途中からの出場でした、背番号13の川口。
大井監督が代わったメンバーがキーじゃないかと話していました。
まずはバッターボックスに立ちます。
180センチ78キロ。
ストレートが見事にミットに決まっています。
しかも本当にコースいっぱい、インコース、アウトコースですね、ぎりぎりのところをストライクを取れるというのは強みですね。
6番の新井です。
逆転となるツーランを放った1回戦。
1回戦は7番でしたが、その7番がホームランを打てます日本文理打線。
3アウトになります。
2回を投げていますが、1年生の藤嶋がすばらしい立ち上がりを見せています。
2度目のマウンドとなると、力のいい意味での力の抜き方とか。
1回目の経験を生かしているということにつながると思うんですけどね。
4番が打席です。
4安打4打数の1回戦。
甲子園で初めてアウトになりました。
1アウトになっています。
戦前の豊田さんの見立てと、どうですか、この2イニングス。
初回だけでどうこうは言えませんけれど、両軍のピッチャーは落ちついたグラウンドさばきでもって、コントロール先行で攻めてられますね。
7番だった溝口が4番に上がって、そして5番に入ったのが、1回戦4番だった宮沢です。
宮沢はノーヒットでしたけど調子はいいんですと話していました。
バッターボックスの前に立って変化球の曲がり初めのところをたたきたいと話していました。
1回戦ノーヒットだった宮沢が、2回戦初めての打席でヒットを放ちました。
コンパクトなスイングでもって腰の回転がいいですね。
ボールを迎えにいかず、引きつけてジャストミートという手本のようなバッティングでしたね。
キャプテンの峰。
ランナーは動きません。
この2回はボール先行の飯塚です。
先ほどのバッターにもノースリーまでいきましたね、僕の言いましたストライク先行じゃなしに、ボール先行になっていると思うんですけども、やはりボールは先行したらだめじゃないかなと思いますね。
エンドランカウントというところをねらわれたと思いますね。
2回戦なんですが、今日から大会が始まると思っていると、こんな言い方をされていましたね。
なるほどね。
1回戦は打つほうでも活躍、藤嶋です。
日本文理の外野陣はどうですか。
まず2アウトで定位置、レフト、ライトは少し前かと思います。
風を計算に入れてのポジションかなと思うんですけれどもね。
6年ぶり16回目の夏、東邦高校です。
夏はその藤嶋も比べられる、春は優勝4回。
77年の準優勝のときのキャプテンで4番が東邦の森田監督です。
どうですか、藤嶋、バッターとしての雰囲気は。
ランナーセカンドですけどね、1本打ってセカンドランナーを迎え入れたいという思いが伝わってきますね。
大会は8日目です。
3回戦進出をかけた戦い。
日本文理は2009年以来の3回戦進出です。
夏の甲子園は全て初戦敗退だったんですね。
これも意外だったんですが、そんな中で今年は1勝を上げました。
愛知東邦は春は優勝が4回です。
春夏合わせてすごいですね。
ここから夏1勝を積み上げて、67勝、今日勝てば68勝になります。
ノーアウト1塁。
ねらいどころがいいですね、3回に入ってきまして、打順は下位になりますけれども、この下位のトップバッターとしては責任重大、果たされたと思いますね。
日本文理は打ち合いを望んでいますが、すばらしい立ち上がりの両ピッチャーです。
ただ、バントの構えはないんですね、8番なんですが。
新潟大会も6試合で7つの犠打が記録されています。
バントは1試合に1回やるかなというぐらい。
日本文理です。
というのも9番を打つ飯塚は、クリーンナップを打てる選手です。
4番を打つこともあるようなバッターが、ピッチャーとしての負担も考慮して9番にいます。
いいピッチャーがバッティングもいいですからね。
1年生ピッチャーの藤嶋、3年生キャッチャーの峰、読んでいました。
東邦も日本文理も足を使いながらの攻撃です。
今の場合は思い切った監督さんとしての攻撃をされたと思うんですけどね。
監督さんのサインか、バッテリーの読みか、そこの点はちょっと分かりませんが、恐らく監督さんのご指示じゃなかったでしょうかね。
そしてフルカウントまで持ち込めます。
コントロールのあるピッチャー。
2アウトです。
ちょっと下唇をかみましたが、ファーストが助けます。
ギブアンドテークが繰り返されるのがいいところです。
この飯塚の前にランナーを置くことができませんでした。
1回戦は、飯塚の決勝打でした。
大分高校を下しています。
ピッチャーのことを聞いてるときは本当に真剣な表情なんですが、バッティングのことを聞きますと、表情が緩みます。
バッティングが好きなんでしょう、むしろピッチングよりもバッティングにという気持ちが強いんじゃないでしょうか。
その飯塚に対する1年生藤嶋です。
飯塚は3度目の甲子園ですが、まだ甲子園でホームランはありません、秋の明治神宮大会では2打席連続ホームランも放ちました。
いろんな球種でカウントを取れるのが藤嶋。
左バッターのインサイドに入ってくる、鋭い変化球でしたね、今のは。
近大付属高校元監督豊田義夫さんをゲストにお迎えしてお送りしています。
0対0で3回裏まで来ました。
8番セカンド松原です。
このピッチャーのできがすばらしいですね。
落ちついたマウンドで、いいコースを丁寧に突いておられるような印象を受けているんですけどね。
これは両チームのピッチャーに共通しているんですけども。
昨日の富山のサウスポーエースも、1回戦、2回戦、人が変わったようにすばらしいピッチングを見せたりとか、1試合、2試合、この違いを飯塚も見せています。
少し挟んでますかね。
2番から9番に下がりました岡田です。
飯塚は1番から9番まで切れ目のない打線です、1人1人集中したいと話していました。
いい球ですけどね、インサイドに。
最高のボールですけどね。
背番号13川口がしっかりボールを抑えました。
投球フォームのバランスなんかはどんなふうに映りますか。
いいですね、まだ立ち上がりですから、中盤から後半になればどうかと思いますけど、いいフォームで投げておられますね。
二巡目に入っています。
3ボールです。
まだ今日フォアボールはありません。
1年生藤嶋との投げあい、3度目の甲子園飯塚。
ストレートのフォアボールになります。
2アウト1塁です。
これはセオリーから言って、やってはいけないと。
打順がトップにかえってきておりますからね、上位につながっていく危険性もありますから、打ちとっておきたかったでしょうね。
2アウト1塁、鈴木が出ました、俊足です。
表情変わりません、飯塚を救いました。
近大付属高校元監督豊田義夫さんのお話でお送りしています。
4イニング目に入ります。
0対0で中盤に入ります。
このあとの展開はどんなふうに予想されますか。
お互いにピッチャーがコントロールよく、いいボールを投げておられますから、攻略をすると言えばねらい球を絞って、そのねらい球に対してジャストミートしていくという突破口をそこに開くという攻撃が大事になってくるんじゃないでしょうかね、これから。
ランナーは出していますが、バッテリーに盗塁を読まれていたり、結局は今まで打者9人で終わっています。
まずは藤嶋君のストレートを捉えたいということでした。
捉えましたがショートライナーでした。
いい当たりだったですけどね、ショート、いとも簡単に今のライナーをさばいたですね。
守備に対しては自信がおありなんでしょうね。
東邦、1回戦ノーエラーです。
日本文理もノーエラー。
非常に引き締まった今大会。
藤嶋4イニングス目も快調。
1、2番ともストレートを打っての結果です。
小太刀はこの夏、甲子園ではまだヒットがありません。
この春の甲子園では6打数3安打と当たりましたが、日本文理のキーマン。
2年連続の甲子園、日本文理としては初めてです。
なかなかストレートを芯に当てることはできていません。
球がやはり切れてるんでしょうね。
この小太刀君、やっぱり3番として、1、2番が2アウトとられておりますから、ボールを放らすというバッティングも必要じゃないかなと思うんですけどね。
142キロ、外れました。
ここでしっかり球数を投げさせています。
小太刀は2塁へ行きました。
好走塁です、2アウト2塁。
走塁も見事でした。
いい足をしてますね。
ファーストを回ってセカンドまで、逆にスピードが乗りますね、今のベースランニングを拝見しておれば。
記録はツーベースになりました。
小太刀緒飛。
世界に飛び立ってほしいという願いでつけられました、小太刀緒飛。
小太刀のこの夏の甲子園、初ヒット。
このキャプテン池田が打つとチームが乗っていく。
そう選手たちは話しています。
小太刀もストレートを打ったということでよかったですね。
カウントがフルカウントになってましたしね、ねらいどおりのバッティングができたんじゃないでしょうかね、小太刀君。
4番池田は追い込まれました。
ストレートを3球続けましたバッテリー。
優勝候補を相手に自信をつけたい、そして楽しみたいと話していた藤嶋。
ストレート全球。
豊田さん、藤嶋がすばらしいピッチングでした。
1本レフト線に快打されましたですね、しかも、4番バッターのチームの重鎮じゃないですか、それを三振で打ちとるというのは、ピッチャーとしての素養がうかがえる、いいピッチャーです。
工藤が打ちます。
浜風に押し戻されて前に落ちました。
ここは浜風、ボールを押し戻しました。
これがあるんですね、甲子園は。
途中ボールをレフトが見失ったんじゃないですかね。
バウンドするボールをとるのに、少し手間かかったやつを、バッターランナーがセカンドを陥れたという好走塁でした。
7番から4番に上がりました溝口です。
今日の第1打席はセカンドゴロ。
この甲子園で初めてアウトになりました。
キャッチャーよくとめます。
飯塚と鎌倉のバッテリーです。
好きな言葉は、栄光に近道なし。
外れました、ストレートのフォアボールになります。
ちょっと力みがあったんじゃないでしょうか、勝負を嫌ったということはないと思うんです、0対0で中盤ですから、力みがボール先行してしまったんじゃないかと思います。
バントの構えは宮沢。
バントの動きはうなずけますか。
十分に、0対0ですからね、ここでバントというのは考えられるんじゃないでしょうか。
1回戦4番を打った宮沢が送りました。
そしてキャプテンに託す形になりました。
1回戦は5番、今日は6番の峰です。
1打席目はショートゴロでした。
飯塚はピンチ。
また鎌倉がとめました。
余談になりますけれども、1、2年生のころの今の3年生の諸君、下積み生活がつらかったらしいですね。
そのハングリー精神をここで出してくれたらなと思いますけどね。
よくここまで来たという話も、その3年生のメンバーを見て話していました、森田監督です。
1年生が見詰める中、3年生キャプテン。
空振りです。
日本文理の内野陣は、前進守備を敷いています。
ここはフルスイングはできませんでした。
今のファウルでいいんです、左バッターの打ちにくいといいますか、遠めの、低めの球でしたですからね。
欲しいところで奪いました飯塚、三振、今日3つめです。
最後のボールも厳しいところでした。
ファウルで逃げた後だったんですがね。
あの球は左バッターの泣きどころでしたからね。
ランナー置いて藤嶋。
先ほどバッターとしても非凡なところを見せたような気がします。
はっきりとキャッチャーが、ストライクゾーンから外れて構えたりキャッチャーの要求どおりにピッチャーは投げております。
ただ、この場面は狙い球を絞ることでしょうね。
大胆に行きたい、内、外の出し入れで勝負したい、そう話していたのは飯塚です。
これまでインコースのストレートは余り使えてなかったんだけれども、1回戦ではしっかり使えたという話です。
1年生と3年生のピッチャー対決。
キャッチャーそらしている。
先制点はバッテリーミスでした。
東邦が4回裏先制しています。
フルスイング、そういったシーンもなく、静かに1点が入りました。
キャッチャーの股の下を抜けたようです。
パスボールが記録されました。
ちょっともったいないなという気がしますね。
2アウト1塁3塁にかわっています。
そして8番の松原です。
スクイズを含む2安打3打点がありました1回戦。
ここは打つところ。
ここは打つところ。
3アウトになりました。
しかしパスボールがありました。
1点が入りました、パスボールで1点が入りました。
両チームともチャンスをつかんだ4回でしたが、東邦先制、5回に入ります。
ここまでの藤嶋、豊田さん、感想をお願いします。
無難なピッチングですね、少しバッターのほうが気おくれしているようなバッティングになっているんじゃないかと思いますけれどもね。
日本文理のバッターもドンドン攻めてきますね。
受け身にならないようにという話をしていました。
できられるもう少し積極性のバッティングが必要じゃないかなと思いますね。
ストライク、ボールの見送りが少し多いんじゃないかと思いますね。
大井監督はメンバーを入れかえた、2014/08/18(月) 07:55〜11:20
ABCテレビ1
第96回全国高校野球選手権大会[デ][SS][字] 第8日 第1試合 第2試合

【第1試合 08:00〜】
三重(三重)×大垣日大(岐阜)
【第2試合 10:30〜】
日本文理(新潟)×東邦(愛知)

詳細情報
◇番組内容
第96回の熱い夏 3917校の頂点に立つのは?舞台は今年90周年の甲子園球場!高校球児のひたむきなプレーをあますことなくお伝えします!
◇ゲスト
【第1試合】
小枝守(拓大紅陵 前監督)

【第2試合】
豊田義夫(近大付 元監督)
◇データ放送1
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是非、ご参加ください。
◇データ放送2
テレビにインターネットを接続すると登録選手情報・本大会の戦績・地方大会の戦績・過去の大会情報など、より詳しい高校野球の情報をご覧いただけます。

ジャンル :
スポーツ – 野球

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映像
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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