8おはなしのくにクラシック「平家物語」 2014.08.18

とうとうよくばりじさまはモグラになってしまったそうな。
平安時だいのおわり平家という武士の一ぞくがおりました。
平家はそれはそれは栄えけん力もとみも一手ににぎっておりました。
きょうのおはなしはその一ぞくのはらんばんじょうの物語です。
平家一ぞくのそうぜつなうんめいをえがいた…今からおよそ800年前人々がいくさに明けくれた時だいのおはなしだ。
琵琶法師という語りべたちが琵琶の音色にのせてつたえてきた。
そのぼう頭をかざるのが「祇園精舎の鐘の声」ではじまるゆう名な文しょうだ。
人のうんめいのはかなさをおもおもしく歌い上げている。
「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらはす」。
「おごれる人も久しからずただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬひとへに風の前の塵に同じ」。
「祇園精舎という寺では鐘の音がこんなふうに響くという。
ものごとはかわりゆくものであると。
娑羅双樹という木の花の色はこんなことをあらわしている。
栄えている者も必ずいつか衰えるのがさだめだと」。
「えらそうにしている者もいつまでもつづきはしない。
それは春の夜の夢のようにはかないものだ。
強くいさましい者も最後には滅びてしまう。
まるで風にふきとばされる直前の塵のように」。
「平家物語」では数多くのたたかいのエピソードが語られている。
中でもとりわけかなしくむねをうつのが敦盛という少年のはなしだ。
しゅ人公は17さいの美少年…ふえの名手として知られている。
てきの武しょう。
敦盛と同じ年ごろのむすこがいる。
なみうちぎわでたたかい直実はわかい敦盛をおいつめた。
しかしむすこのような敦盛をあわれに思いこっそりにがそうとする。
だが敦盛はしずかにうんめいをうけ入れるのだった。
「名前をおっしゃってください。
おたすけもうし上げましょう」。
「よかったな。
わたしをうちとったらよい手がらになるぞ。
わたしが名のらなくても頸をとって人にたずねてみろ。
知っていることだろう」。
ふりむくとみ方のぐんが近づいてきていた。
もはやたすけるのはふかのうだ。
直実はなみだながらに敦盛の頸をきった。
「ああ。
弓矢をとってたたかう身ほどつらいものはない。
武士に生まれなければこんな思いなどしなくてすんだのに」。
(なみの音)平家はその後いくさでのはい北をかさねついに壇ノ浦の合せんで滅びてしまいます。
あれほど栄えていた一ぞくがわずか数十年ですがたをけしてしまったのです。
しかし物語は語りつがれ人々の心にふかくきざまれていきます。
800年の月日がながれた今でも物語は生きつづけている。
「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり」。
「娑羅双樹の花の色」。
「盛者必衰の理をあらはす」。
意味あれじゃないの?中身がそういうものでしょ?たしか。
「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからずただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬひとへに風の前の塵に同じ」。
2014/08/18(月) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
おはなしのくにクラシック「平家物語」[解][字]

有名な冒頭文「祇園精舎」と、武士の人生の悲哀を描く「敦盛の最期」を紹介。重厚な言葉の響きを味わう。出演:山西惇(やまにしあつし)

詳細情報
番組内容
鎌倉時代に成立し、琵琶法師によって語り継がれた「平家物語」。「祇園精舎の鐘の声…」で始まる有名な冒頭文は、重厚なリズム感で耳に心地よく、日本人ならだれでも知っている名文だ。番組では、俳優・山西惇(やまにしあつし)が、冒頭文と「敦盛の最期」の一節を朗読する。懸命に生きながらも運命に翻弄された武士たちの姿を通して、人の世のはかなさ、無常さを説く「平家物語」の世界観へ案内する。
出演者
【出演】山西惇,【語り】小林ゆう

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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