おはようございます。
7時になりました。
内戦が続くシリアで、日本人と見られる男性がイスラム過激派組織に拘束された可能性があることが分かりました。
隣国ヨルダンの日本大使館などが情報収集に当たっています。
内戦が続くシリア北部のアレッポ。
ヨルダンにある日本大使館によりますと、アレッポの郊外で、日本人と見られる男性が拘束されたとの情報が入り、16日、大使館に対策本部を設置しました。
男性の名前や年齢などについては、明らかにしていません。
男性の拘束に関わっている可能性があると見られるのが、イスラム過激派組織イスラム国。
インターネットの動画投稿サイトには16日、拘束された可能性のある男性の映像が、投稿されています。
男性は英語で、日本から来たなどと答えています。
外務省では、拘束された可能性のある男性と見られる人物の映像が投稿されていることは把握しているとしていますが、具体的な内容は現在、確認中だとしています。
アレッポ周辺は、アサド政権の政府軍と、反政府勢力との攻防が最も激しい地域で、イスラム過激派組織イスラム国も戦闘に加わって、活動を活発化させています。
外務省によりますと、今のところ、犯行声明の情報は入っていないということで、領事局に対策室を設置して、情報収集に当たるとともに、事実関係の確認を行っています。
前線の影響で、西日本と東日本では、きのうにかけて断続的に激しい雨が降りました。
岐阜県高山市では、降り始めからの雨量が300ミリを超え、統計を取り始めてから最も多くなりました。
では、大雨による被害が相次いだ岐阜県高山市から中継です。
高山市中心部を流れる苔川です。
ご覧のように、川の両岸が長さ50メートルにわたってえぐられています。
護岸は集合住宅の近くまで崩れ、住民は避難しているということです。
川を管理する県では、けさから復旧作業を始めています。
高山市では、降り始めからけさ5時までの雨の量が386ミリと、平年の8月1か月分の2倍を超えました。
市内ではおよそ30件の住宅が浸水したり、2か所で橋が流されたりする被害が出ています。
JR高山線では、線路に土砂が流れ込み、きのうから一部区間で運転を見合わせています。
きょうも復旧作業のため、高山からの上下線は、1日運休が決まっており、鉄道を利用する観光客に影響を与えそうです。
以上、高山市からお伝えしました。
記録的な大雨となった岐阜県高山市。
斜面から崩れ落ち、住宅に迫った土砂。
車の一部も土砂に埋まりました。
そして一夜明けたけさ。
川に架かる橋が流され、電柱も大きく傾いていました。
記録的な大雨は近畿地方でも。
降り始めからの雨量が300ミリを超えた京都府福知山市では、市街地の広い範囲で道路が冠水。
100棟以上の住宅で床上や床下の浸水被害が出ました。
消防が、住宅から出られなくなった人たちをボートで助け出していました。
兵庫県丹波市では、JR福知山線の線路の土台の土が流されました。
福知山線は、一部区間で運転ができなくなっていて、復旧には数日かかる見通しです。
丹波市では、裏山が崩れて住宅が押しつぶされ、79歳の男性が死亡しました。
今回の大雨では、兵庫県で2人、京都府と石川県でそれぞれ1人の合わせて4人が死亡しました。
またこれまでに確認されただけでも、兵庫県や京都府を中心に、1400棟以上の住宅で浸水の被害が出ています。
大雨などで各地の夏山で登山者が行方不明に。
岐阜県高山市の北アルプスでは、先ほど7時から救助・捜索活動が再開されました。
おととい、槍ヶ岳から下山中の登山者3人が、雨で増水した沢に流され、2人と見られる人が沢の下流で見つかりましたが、今も1人の行方が分かっていません。
北アルプスではこのほか、富山県の赤木沢で、京都市の60代の男女が、雨で増水した沢を避けているうちに行方が分からなくなっていましたが、きのう、救助されました。
また、奥穂高岳を目指していた広島県の男性が、雨が降っているので、これから下山すると家族に連絡したあと、連絡が取れなくなっているということです。
警察は遭難したと見て、天候が回復ししだい、捜索を行うことにしています。
大気の不安定な状態はいつまで続くんでしょうか。
今後の見通しについて、気象情報担当の檜山さんです。
少なくとも向こう1週間、まだ不安定な状態、続きそうです。
こちら、高気圧、夏の高気圧はことしは勢力、張り出しが弱くなっています。
日本列島にしっかり張り出して覆っていれば、安定して晴れますが、この高気圧、外側というのは、高気圧に沿って湿った空気が流れています。
これがちょうど、この通り道が日本列島に当たっています。
さらに今週後半になりますと、上空には寒気も流れ込んできますので、より大気の状態が不安定になりそうです。
そこでこの先の天気、マークを見てみますと、このあと曇りや雨が多く、特に今週後半、傘のマーク多くなっています。
傘のマーク、ついていない所も、にわか雨、雷雨の可能性があって、局地的に激しく降るおそれがあります。
今後も引き続き、突発的な大雨、起こりやすい状態ですから警戒が必要です。
特に山は天気が変わりやすく、川は急に増水することがありますので、十分な注意をしてください。
次です。
エボラ出血熱の感染が拡大している、西アフリカのリベリアに、このほどNHKの取材班が入りました。
今回の流行では、地方にとどまらず、都市部にも感染が広がり、医療施設の不足が深刻です。
現地からの報告です。
西アフリカのリベリア。
今回の感染では、これまでに413人が亡くなり、感染国の中では最も大きな被害となっています。
NHKの取材班が、その首都モンロビアに入りました。
市内のあちこちには、こうした消毒液があって、市民が感染予防のために手を洗っています。
市内の拠点病院を訪れましたが、閉鎖されていました。
医療スタッフの感染が相次ぎ、先月から診療を取りやめているということで、エボラウイルスの感染拡大で、ほかの病気の治療にも影響が及んでいることがうかがえました。
WHO・世界保健機関の専門家として、現地に派遣された、国立国際医療研究センターの加藤康幸医師です。
加藤医師と共に、17日、新たに開設されることになったエボラ出血熱の治療センターを訪れました。
センターの病室はシートで間仕切りをした簡易なものですが、治療用のベッドが並べられ、患者の受け入れに向けた準備が進められていました。
しかし、エボラ出血熱の治療施設は現在、市内ではここを含めて2か所だけ。
増え続ける患者に到底対応できる状況ではありません。
センターでは、スタッフが防護服やマスクなどの使い方の説明を受けていました。
ほかの医療施設では、感染を恐れて、病院に来なくなるスタッフが大勢いる中で、ここでは多くの人が有志で集まってきました。
エボラ出血熱の感染が地方だけでなく、国の首都で拡大するのは初めてのことです。
国際社会のさらなる支援が求められています。
次は、北朝鮮による拉致被害者らの新たな帰国に備える動きです。
政府の拉致問題対策本部は、被害者らが帰国した場合、給付金の支給などの支援を円滑に実施するため、来年度・平成27年度予算案の概算要求に、今年度より25%多い15億8000万円余りを計上する方針を固めました。
政府は、北朝鮮が特別調査委員会を設けて、拉致被害者らの調査を行っていることを踏まえ、拉致被害者らが帰国する場合に備え、現在は10年となっている給付金の支給期間の延長を検討することなどを盛り込んだ支援策を決定しました。
これを受けて、政府の拉致問題対策本部は、政府が認定している拉致被害者のうち、帰国が実現していない12人や、その家族が帰国した場合などに、給付金の支給などの支援を円滑に実施するため、来年度・平成27年度予算案の概算要求に、今年度より3億円余り、率にして25%多い、15億8000万円余りを計上する方針を固めました。
また、拉致問題対策本部は、早ければ秋の臨時国会で、拉致被害者支援法を改正したいとしています。
今週は、夏点描と題して、ことしの夏を象徴する現場にカメラを入れ、定点取材するシリーズをお伝えします。
1回目のけさは、LCCで変わる成田空港です。
LCC・格安航空会社は、運賃の安さが受け、利用者の数を急激に伸ばしています。
そのLCCを今、積極的に活用しているのが、成田空港です。
羽田空港の国際化などによる競争の激化で、国際線の利用者の数が伸び悩み、国内線にも力を入れるようになっています。
成田空港では、この1年でLCC3社が新たに就航。
今、成田空港を発着する国内線17路線のうち、LCCは赤で示した11路線、80便のうち52便を占めるまでになっています。
LCCを増やしたことで、夜の成田空港の風景が様変わりしています。
お盆休みのある夜を見つめました。
夜10時過ぎ。
最終便が飛び立ったあとの空港に、続々と人が集まってきます。
ロビーのソファーに陣取る人々。
その数、100人以上。
翌朝早くに出発するLCCの飛行機に乗る人たちです。
LCCの1便が出るのは、朝の6時。
始発電車が到着するのはそのあとなので、前日から空港に泊まっているのです。
すみません、こんばんは。
初めて空港に泊まる田中賢次さん。
お盆休みを利用して、単身赴任している東京から、家族のいる札幌に帰ります。
家族と会う回数を増やすため、LCCを利用することにしました。
大手航空会社と比べ、半額から3分の1で済むといいます。
札幌では、妻と中学3年生の息子が待っています。
家族との連絡はスマホだけ。
すでに単身赴任生活も3年目です。
物流会社の新入社員、川崎恵さんです。
千葉から兵庫の実家に帰省します。
LCCで節約したお金で、両親に食事をごちそうしたいと考えています。
学生時代からLCCに乗るために、何度も空港に泊まったことがあるといいます。
LCCの利用客が集まるカプセルホテル。
先月、空港内にオープンしました。
1泊3900円で、連日ほぼ満室です。
山下達也さん。
ことし3月、香川県でゲームソフトなどを開発する事業を立ち上げました。
お盆ですが、打ち合わせで東京に来て、LCCで香川に戻ります。
夢は大企業に負けないおもしろいゲームソフトを、香川から生み出すこと。
夢の実現まで、節約してがんばるつもりです。
深夜2時。
何度も泊まっている川崎さんは、ぐっすり眠っていました。
午前3時。
単身赴任の田中さんは、もう起きていました。
空港で泊まるのは初めての田中さん。
結局、ほとんど眠れませんでした。
朝5時過ぎ。
川崎さんが目を覚ましました。
田中さんも、まもなく出発です。
体にはきついですが、家族と会うため、LCCをまた使いたいと思っています。
夢の実現、家族との再会。
さまざまな思いの人々が、一晩を過ごした成田空港。
それぞれの思いを乗せて、LCCの飛行機が飛び立っていきます。
成田空港は、こうした利用客に対して、空調を入れたり、24時間営業のコンビニを誘致したりするなどの対応をしているということです。
さて、東日本大震災の被災地で、新たな困惑が広がっています。
津波の被害を受けた沿岸部では、今後も津波の危険があるとして、住宅の再建が禁止され、自治体が土地を買い取る区域があります。
長年暮らしてきた土地を、苦渋の選択で売却する被災者も少なくありませんが、この土地の売却が、思わぬ負担の増加につながるケースがあることが分かりました。
石巻市の老人ホームで生活している、88歳の吉田國勝さん。
妻のフミさんです。
介護保険を使って、9年前からこの施設で暮らしている國勝さんのもとに、1通の通知が届きました。
施設に払う料金が2倍近くに上がるというのです。
料金が急に上がった理由は、思わぬことでした。
やむなく行った土地の売却が、影響していたのです。
吉田さんが20年間暮らした自宅は、石巻市の川沿いにありました。
3年前の震災では、1階の天井近くまで津波につかり、住宅の建設を禁止する災害危険区域に指定されました。
その後、石巻市が公園を建設する計画を立てたため、吉田さんは市に土地を売らざるをえなくなり、去年11月、70坪の跡地を300万円余りで売却しました。
土地を売却して得た300万円は、この先の夫婦の医療費などに充てるつもりでした。
ところが、今の生活に大きな影響を与えることになりました。
お待たせしました。
きょうのお昼です。
震災前の吉田さんのように、所得が少なく、住民税を払う必要がない人は、自治体から食費などの補助が受けられるため、介護施設の利用料金は、低く設定されています。
しかし、吉田さんは去年、自宅の跡地を売って得た収益が所得と見なされ、今年度は自治体の補助が打ち切られ、利用料金が大幅に増えたのです。
県内沿岸部の13自治体によりますと、一定の所得があるために今年度、住民税を支払う人は震災前より2.8%、2万1000人余り増加しました。
吉田さんのように震災のあと、土地の売却によって所得が上がった人が、増えたと見られています。
所得が上がったことによる負担の増加は、施設の利用料金だけではありません。
國勝さんは毎日のんでいた3種類の薬代など、これまでは医療費が免除されていましたが、今後は年間で1万6000円程度かかる見通しです。
そのほか、住民税なども加えると、このままのサービスで新たにかかる負担は、年間107万円に上ることが分かりました。
フミさんは今回の負担増で、今後のために取っておくはずだった土地の売却代金300万円を、生活費に回さなければいけないと感じています。
被災者の法律相談に取り組んでいる弁護士は、被災地での特例を考えるべきではないかと指摘しています。
こうしたケースについて、厚生労働省は、被災地に限らず、これまでも区画整理などで所得が増え、給付の対象にならなくなる人がいた。
在宅で生活する人との公平性も考える必要があり、理解をいただきたいとコメントしています。
介護施設の料金は毎年変わるので、新たな料金は1年限りですが、吉田さんのような訴えは今後も増える可能性があります。
被災者の生活に大きな影響を及ぼすだけに、個々人の事情にあった配慮が求められています。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
この時間は夏の甲子園ですね。
沖縄尚学高校は、エース、山城投手の好投で、作新学院との接戦を制し、3回戦に進みました。
沖縄尚学の山城。
地方大会30イニング1失点です。
1回、作新学院の朝山。
ストレートを狙っていたという朝山のソロホームランで先制されます。
沖縄尚学は、同点の4回、1アウト3塁1塁で久保の当たり。
内野ゴロの間に、3塁ランナーがホームイン。
勝ち越します。
山城は6回、2アウト2塁で再び朝山との勝負。
打たれたストレートで抑えると山城。
ピンチを切り抜けた山城は、14奪三振で完投。
沖縄尚学が3回戦進出です。
武修館は4回、1アウト3塁で3番早坂。
マウンドはエースの中川。
バットに当てればなんとかなると信じて振りました。
エラーで出たランナーが、犠牲フライでかえり、ノーヒットで先制します。
追う八戸学院光星は8回、先頭のエース、中川。
なんとか追いつきたいと、変化球を狙いました。
このヒットが反撃のきっかけとなります。
このあと満塁で、3番の森山。
必ず決めてやるという当たりが、逆転の2点タイムリー。
八戸学院光星が3回戦進出です。
富山商業は11年ぶりに3回戦進出。
敦賀気比は2試合連続の2桁得点で快勝です。
さあ、続いて今週の気になるです。
こちらもテーマ、甲子園です。
こちら側の2人は、何か披露宴の余興か何かですか?
応援です。
あ、応援ね。
笑顔で振ってますね。
けさ、甲子園を巡る懐かしい映像を振り返ります、どうぞ。
こちらは終戦直後、昭和21年の映像です。
当時、甲子園はアメリカ軍に接収されていました。
行われているのは、軍隊のアメリカンフットボールの試合です。
兵隊ですね。
あれ、観客、日本人いないようですね。
甲子園にも戦争の影が残っていました。
こういう風景が。
空から始球式のボールが落とされ、いよいよ熱戦の火ぶたが切られました。
再び高校野球が甲子園で開催されるようになったのは、昭和22年からです。
戦争で中断していた高校野球の復活は、戦後の日本に明るさを取り戻させました。
こちらは昭和34年、優勝校の地元での祝勝会の様子です。
うわぁ、大変な人の数ですね。
ねえ。
5万人余りの町民が総出でお祝いしました。
郷土の英雄をたたえようと、オープンカーのパレードに、お祭りの山車まで登場。
祝賀ムードは夜通し続いたと伝えられました。
へぇー。
昭和40年代になると、参加校の増加とともに、応援合戦も過熱。
今では応援スタイルの定番となったブラスバンド。
そしてチアリーディングなどがお目見えしました。
カラフル。
さらに。
人文字です。
人文字を応援に取り入れたのはPL学園が最初といわれています。
その斬新な応援に、相手の応援団は。
そして昭和50年代、甲子園の人気は野球ファンの枠を越え、さらに広がりました。
浪商高校の香川伸行選手。
人気漫画、ドカベンの主人公に、実力も風貌も似ていると話題を呼びました。
そして。
きゃーきゃー、なんですか?
あー、荒木大輔さんですね。
1年生からエースとして活躍。
その実力と甘いルックスから、女性誌でも特集が組まれ、大ちゃんフィーバーを巻き起こしました。
試合に負けてしまうと。
女性が号泣してますね。
お目当ての選手を追っかける甲子園ギャルも名物になりました。
森田君!
平成に入ると、高校野球に大きな変化が。
こちらの先生、野球部の部長です。
女性が史上初めて甲子園のベンチに座りました。
一方、甲子園を目指す地方大会では、こんな問題も。
少子化により、参加校の数は平成15年をピークに減少。
部員不足によって、試合ができなくなる学校も出てきました。
そうした学校を救うため、複数の野球部を一つにした連合チームが現れるようになりました。
ユニホームはばらばらでも、心は一つです。
甲子園から本当に数々のヒーローが生まれてますけども、大ちゃんフィーバー、私も覚えてますね。
そうですね。
あのあと男の子が生まれると、大輔と名付ける人がたくさんいたんですよね。
大リーグで活躍している松坂大輔投手も、荒木大輔さんにちなんで名付けられたんですよね。
そうなんですね。
それから最後に、紹介した連合チームって、これまでに甲子園に出場したことはあるんですか?
地方大会の決勝に進出したことは過去にありましたが、甲子園に出場したチームというのは、これまでないんですよね。
ことしは48の連合チームが参加して、中にはこの夏に初めて勝ったというチームもあるそうです。
さあ、ことし3917校の頂点に立つのは、どの学校でしょうか。
大会8日目のきょうは、2回戦4試合が行われます。
ここまで甲子園についてお伝えしました。
では続いて気象情報です。
東京・渋谷、けさはどんな様子でしょうか。
渡辺さん。
風鈴の音を聞きながら、お盆休みはゆっくり休むのが一番ですよね。
皆さん、ゆっくり休めましたでしょうか。
けさは全然風が吹いていないので、風鈴もほとんど鳴らないんですよね。
そうですね。
もう風が吹いていない分、よけいにムシムシと感じます。
さあ、お盆を過ぎますと、もうそろそろ夏の終わりを意識し始めますが、厳しい残暑はきょうも続く見込みです。
かなり暑くなる所も多くて、湿った空気たっぷりなので、ムシムシです。
予想最高気温、見ていきましょう。
きょうは特に、関東地方から近畿にかけて厳しい残暑になりそうです。
東京33度、大阪34度、名古屋35度まで上がる見込みです。
東北でも30度近くまで上がって、全国的にムシムシしそうです。
続いて予報見ていきましょう。
一見、きょう、傘マークの所、少ないですが、きょうも広く大気の状態、不安定なんです。
九州は雨が降ったりやんだりするでしょう。
では時間ごとに詳しく見ていきましょう。
さあそして、今週しばらく大気の不安定な状態は続く見込みです。
特にこのあとも崖や川のそばでは十分な注意をしてください。
次は、終戦の翌日に爆発事故で亡くなった特攻隊員についてです。
隊員らの慰霊祭が、命日に当たるおととい、基地のあった高知県で開かれました。
特攻隊員が乗り込んだのは、震洋と呼ばれる全長5メートル程度の小型のボートです。
爆薬を積んで、乗員もろとも敵の艦船に体当たりするため、開発されました。
終戦の翌日に多くの隊員が亡くなったことについて、元隊員や遺族は、69年たった今も、割り切れない思いを抱えています。
おととい、高知県香南市で行われた慰霊祭です。
遺族や地元の住民など、およそ60人が参加しました。
黙とう。
亡くなった隊員の多くが、10代後半の若者でした。
慰霊祭に毎年参列している、小板杲さんです。
当時16歳だった兄の徹郎さんを亡くしました。
内地に配属されていた兄は、戦争が終われば当然、生きて帰ってくると信じていました。
当時部隊が配備されていた海岸です。
終戦の翌日に、一体何が起きたのか。
昭和20年春、アメリカ軍が沖縄に上陸。
軍部は本土決戦に備え、太平洋沿岸の兵力を増強しました。
高知の沿岸にも、次々と基地が作られました。
その一つが水上特攻艇、震洋の基地でした。
震洋はベニヤ板で作られた小型のボート。
250キロの爆薬を積んで、乗員もろとも、敵の艦船に体当たりする特攻兵器でした。
震洋の元搭乗員、神保公一さんです。
終戦翌日の爆発事故を、奇跡的に生き延びました。
17歳で特攻隊員になった神保さん。
震洋を初めて見たとき、その簡素な装備にことばを失ったといいます。
本土決戦に向け、準備していたやさき。
日本が無条件降伏を受け入れ、戦争が終わるという放送が流れました。
しかし翌日16日の午後。
部隊に出撃準備の命令が下されます。
隊員たちが震洋に乗り込もうとした瞬間、1隻のエンジンの付近から火が出て爆発。
ほかの20隻余りも、次々に爆発しました。
111人の命が失われました。
しかし、実際には敵艦隊は来ておらず、味方が漁船を敵と見間違えていたことが後で分かりました。
兄を亡くした小板杲さんです。
毎年慰霊祭に参加したことで、あの日、何が起きたのかは分かってきました。
しかし、兄はなぜ終戦の翌日に死ななければならなかったのか。
納得のいく答えは見つかっていません。
なぜ終戦の翌日に、出撃準備命令が出たのか。
8月16日の時点でも、もし攻撃を受ければ反撃しろという命令が各部隊に出されていたことなどが理由として挙げられていますが、詳しいいきさつは分かっていません。
慰霊祭は、悲劇を語り継ごうと毎年開かれてきましたが、全国からの参列者が減ってきていることから、来年以降は規模を縮小して行われるということです。
けさお伝えしているニュースです。
福島県川内村の一部に出されている避難指示について、政府は解除する方針を示し、村もこれを了承しました。
原発事故で、避難指示解除準備区域に指定され、現在、139世帯の自宅がある川内村の一部の地域に関して、政府はきのう、住民懇談会を開き、およそ80人が参加しました。
この中で、政府側から10月1日の避難指示の解除が提案され、村も受け入れを表明しました。
懇談会では、住民から放射線への不安などを理由に反対意見が相次ぎ、今後、住民の不安を解消する取り組みが課題になります。
2014/08/18(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼各地で猛烈な雨が降り、被害が広がりました。最新状況と今後の見通しについて詳しく▼格安航空会社の参入で、成田空港では新たな風景が生まれています。夏の一夜に密着!
詳細情報
番組内容
▼大気の状態が不安定となり、各地で猛烈な雨が降り、被害が広がりました。最新状況と今後の見通しについて詳しく▼西アフリカで事態が深刻化するエボラ出血熱。被害が最も多いリベリアの首都に取材班が入りました。懸命な闘いが続く現場は?▼格安航空会社の参入で、成田空港では新たな風景が生まれています。夏の一夜に密着!▼長年暮らした土地を苦渋の選択で売却したら、思わぬ負担が。被災地の高齢夫婦の困惑。いったいなぜ?
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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