ちびまる子ちゃん 2014.08.17

(まる子)あ〜…。
今日も暑いねぇ。
(すみれ)まる子あんたまただらだらして。
ちゃんと宿題やってるんでしょうね?こう暑いとやる気もなくなるってもんだよ。
暑くなくてもまる子のやる気は最初からない
ハァ…。
そういえばあんた今日何か当番があったんじゃなかった?当番?そうだ!ハァハァハァ…。
ハァ何だ。
永沢もまだ…。

(永沢)遅いよ。
えっ?鍵取ってきてくれたんだね。
ありがとう。
いやぁ悪いね。
(永沢)君は夏休みも遅刻するんだね。
うっ…。
さっさと掃除を済ませよう。
掃除道具を持ってきてくれよ。
えっ?あたし一人で?鍵は僕が待ってきただろ。
えっ…。
分かったよ。
何さ偉そうに。
ちょ〜っと遅れたぐらいでさ。
《永沢と二人で掃除なんてやんなっちゃうね》《あ〜。
さっさと終わらせちゃおう》
(鶏の鳴き声)よっと。
ハァー終わった終わった。
じゃあ掃除道具を…。
あっ今度は永沢が道具を片付けてよ。
鍵はあたしが返しに行くから。
別にいいけど。
ヘヘヘヘ。

(永沢)うわー!なっ何!?永沢どうしたの?蜂が!蜂がー!ふぅ…。
プッ!蜂ぐらいで大騒ぎしちゃって。
うるさいな。
「蜂がー!蜂がー!」仕方ないだろ。
結構大きい…。
あー!なっ何で外に出てるんだよ!ドア閉めてなかった…。
何で開けっ放しにしちゃったんだよ!永沢が大声で叫ぶからじゃん。
僕のせいにする気かい?
(鶏の鳴き声)とっとにかく捕まえよう。
うん。
(鶏の鳴き声)あと1匹が見当たらないよ。
捜すしかないね。
あ〜あ。
誰かが小屋を開けっ放しにしなければ今ごろ帰れたのになぁ。
悪かったね。
(永沢・まる子)フンッ!ああ…。
もう。
どこ行っちゃったんだろう。
あっ!いた!何だ…。
(山田)冷たくっておいしいじょ。
(鶏の鳴き声)
(山田)んっ?鶏だじょ。
おいでおいでおいで。
あっ。
お母さんのアイス解けちゃうじょ。
あれ?山田。
さくら。
ああ今鶏がいたんだじょ。
どっちに行った?今捜してるんだよ。
あっちの方へ行っちゃったじょ。
ありがとう。
うん。
どこにいるのかなぁ。
あっ!《どうしよう。
取りあえず鶏小屋の方に追い詰めるしかないか》あっ!
(鶏の鳴き声)ああもう!あっ!
(まる子・永沢)あっ!
(鶏の鳴き声)
(まる子・永沢)あ〜!
(鶏の鳴き声)まったく。
君が戸をちゃんと閉めていれば今ごろゆっくりしていたのに。
何回もしつこい男だね。
まだ2回目だけど。
細かい男だね。
(戸川)んっ?さくらさん。
永沢君。
いったいどうしたんですか?
(まる子・永沢)先生。
(戸川)なるほど。
学校の鶏が。
とにかく捜しましょう。
(まる子・永沢)はい。
コケコッコー。
出ておいで〜。
ああもう。
どこにいるんだろう。
《誰もいない学校って何だか変な感じだね》あっ。
ヘヘヘヘ。
朝一番に学校に来たみたい。
あっ。
(せきばらい)さくらさんこの前のテスト100点でしたよ。
よく頑張りましたね。
ヘヘなんちゃって。
…とこんなことしてる場合じゃなかったよね。
(鶏の鳴き声)あ〜!ちょっと待って!
(鶏の鳴き声)《にっ鶏って近くで見るとやっぱり怖いね》
(鶏の鳴き声)うっ…。
うわ〜!
(鶏の鳴き声)うわ〜!
(鶏の鳴き声)ハァ…。
いやー!うわー!なっ永沢。
驚かせないでよ。
それはこっちのせりふだよ。
さくら君もう少し落ち着いた方がいいんじゃないのかい?・
(鶏の鳴き声)あっ。
それより鶏を捕まえなきゃ!
(まる子・永沢)先生。
(戸川)二人ともそこで待っていてください。
・おや?仕方ありませんね。
私が戻るまでここで見張っててください。
(まる子・永沢)えっ!?・
(鶏の鳴き声)
(まる子・永沢)うわっ!ああ…。
もう!全然止まってくれないよ。
そうだ!どうして暗い部屋に入れるのさ?鳥は暗いと動きが鈍くなるんだ。
そうしたら捕まえやすくなるはずさ。
そうなんだ。
頭いいじゃん。
まあ君よりはね。
(鶏の鳴き声)うわっ真っ暗。
にっ鶏は?う〜んと…。
うわっ!痛い!ちょっと大丈夫?あっ痛っ!鶏はどこだ?
人間だって暗ければ動きが鈍くなる
(永沢・まる子)うわっ!
(扉の開く音)どうしました?さくらさん?永沢君?
(3人)あっ!あそこは行き止まりだ。
(鶏の鳴き声)
(永沢・まる子)え〜!?あっ。
山田。
何やってるの?落とし穴を掘ってるところだじょ。
鶏を捕まえるわなも作ったんだじょ。
(永沢)そんなの引っ掛かるわけないだろ。
何言ってんのさ。
何もないよりはましじゃん。
アハハハ。
じゃあもっともっと深く掘るじょ。
山田。
お菓子箱から出しといた方がいいよ。
はっ蜂!?あっあっち行って!やだ〜!
(永沢・山田)えっ!?う〜!やだ。
やだよ〜!
(山田)ああ…。
さくらさん!あっ!
(永沢)ああ!
(鶏の鳴き声)
(山田・永沢)あっ!
(鶏の鳴き声)
(山田)やった。
鶏を捕まえたじょ。
やった!よかった。
(鶏の鳴き声)さあ喉が渇いたでしょう。
(3人)ありがとうございます。
(3人)ああ…。
そういえばさくらだって蜂くらいで大騒ぎしたね。
ごめんってば…。
お互いさまだね。
だね。
鶏を追って追われて転がって
慌ただしい夏の1日であった
どのフルーツをキャッチするか当ててね。
よっ!ほっ!フフフ。
正解はブドウ。
当たったかな?あ〜暑いよ…。
暑い暑い暑い…。
(さきこ)うるさいな!まる子の声聞いてると余計に汗が出るでしょ。
だって暑いんだもん。
お姉ちゃんよく本なんて読んでられるね。
フンッ!だからこれ読んでるの。
なっなるほど…。
やっぱりこれだよね。
あっ!返してよ。
駄目。
今日2つ目でしょ。
暑いんだもん。
仕方ないじゃん。
そうやってご飯も食べずに冷たいものばっかり食べてるから体がだるくなるの。
う〜…。
だらだらしてないで外で元気に遊んでらっしゃい。
そうすればおなかがすいてご飯も食べられるしご飯を食べれば元気が出る。
暑さなんて吹き飛んじゃうわよ。
あんた人ごとだと思ってよく言うねぇ。
この暑さで元気なのはセミくらいなもんだよ。
そう。
じゃあ今日はうちにいてしっかり宿題やりなさい。
ドリル残ってるんでしょ?チェッ。
マッチ売りの少女は真冬の町をさまよったけど今日の私は炎天下をさまようかわいそうな少女。
くぅ〜!お母さんの鬼め!鬼め!
宿題が嫌で外に出たのはあんただろう

(ブー太郎・ハマジ)お〜い!あっ。
ハマジにブー太郎。
夏休みだと友達に会うのがそんなにうれしいのかね。
お〜い。
(ハマジ・ブー太郎)お〜い!えっ?あっ!小巴川!
(ハマジ)小巴川元気だったか?
(ブー太郎)久しぶりだブー。
遊ぼうブー。
どうしたの?お休み?
(小巴川)ああうん…。
おいら肩車してほしいブー。
(ハマジ)俺も!
(小巴川)ごめん。
今日は遊べないんだ。
えっ?何で?どっか行くのか?うん。
ちょっと…。
ごめんな。
つまんねえの。
前はいっぱい遊んでくれたのに。
もしかして疲れてたのかもよ。
(おばあちゃん)相撲の修業は厳しいからねぇ。
そうなの?
(友蔵)ああ。
親元から離れて相撲部屋に住み込んで毎日稽古に明け暮れるんじゃ。
(さきこ)ふ〜ん。
それに新米のうちは先輩力士のお世話や掃除洗濯食事の支度もしなくちゃならないんだよ。
へぇ〜。
大変なんだね。
(ヒロシ)それに勝てなきゃ後輩の方が偉くなっちまうしまあ弱肉強食の世界だな。
気苦労も絶えないんでしょうね。
小巴川の取組もいつかテレビで映るようになるといいねぇ。
清水から横綱が出たらこんなにうれしいことはないんじゃが。
ホント頑張ってほしいわ。
(一同)うんうん。
ごちそうさま。
あらまる子。
またそんなに残して。
もうおなかいっぱい。
(すみれ)あらまる子ったら。
(さきこ)さっきまで机で漫画読んでたんだけど。
夏バテかしら。
ちゃんと食べないから。
あ〜…喉渇いた。
んっ?えっ?うん?え〜。
冷えてないの?ぬるい…。
氷氷。
そんな…。
《アイスもジュースも氷も禁止なんて…》《ラムネでも飲んで元気つけなきゃあたしゃゆでだこになっちゃうよ》わっ!あっ!待って〜!わ〜!ハァハァ…。
ああ…しんど〜い。
ハァハァ。
やっぱりご飯食べてないからかな。
つらい…。
ハァ…。
(ラムネの開く音)日陰のベンチの所でお飲み。
ヘヘ。
あっ。
(まる子・小巴川)あっ。
(まる子・小巴川)あー!染みるね。
まるちゃん。
んっ?昨日はごめんな。
俺ちょっと落ち込んでてさ。
あっううん。
(小巴川)ここんところ負け続きなんだ。
体も大きくしたいのに食欲もなくって。
こう暑いとね。
仕方ないよ。
色々考えていたら急に巴川が見たくなって帰ってきたんだ。
初心へ帰るっていうのかな。
力士目指して頑張ってた子供のころを思い出して元気が出てきたよ。
よかった。
うちの家族はみんな小巴川のこと応援してるよ。
ごっちゃんです。
(女性)あのこの子抱っこしてもらえますか?はい。
いいですよ。
(女性)ありがとうございます。
んっ?あっ。
あのねお相撲さんに抱っこしてもらうと強い子に育つんだって昔からいわれてるのよ。
へぇ〜。
知らなかった。
べろべろべろばぁ〜。
(赤ん坊の笑い声)
(女性)ありがとうございました。
(男の子)あの握手してもらえますか?
(小巴川)うん。
いいよ。
わぁ〜すごいでっかい!
(男の子)グローブみたい。
みんなぶら下がってごらん。
よ〜し。
どすこ〜い!
(男の子たちの笑い声)
(男の子)すごいすご〜い!
(小巴川)どすこ〜い!小巴川頑張ってね。
(男の子)バイバイ小巴川。
さようなら。
俺なんかで喜んでくれるなんてうれしいなぁ。
(おなかの鳴る音)あっ。
すごい音。
ヘヘ。
うれしくなったら腹減ってきた。
(おなかの鳴る音)ハハ。
あたしもだ。
(小巴川・まる子)アハハハハ。
おなかすいてるって…。
お相撲さんに何食べさせたらいいの?何でもいいよ。
腹ぺこなんだから。
そんなこと言ったってご飯も炊けてないし。
(友蔵)わっ!なっなっ…何で?何でお相撲さんがうちに!?小巴川だよ。
おなかがすいてるって言うから連れてきたんだ。
えっ?あっどうも。
私さくら友蔵と申します。
初めまして。
小巴川です。
はぁ〜。
こんなに間近でお相撲さんを見られるなんてわし長生きしててよかった。
(小巴川)ごっちゃんです。
おお〜!
(おなかの鳴る音)
(友蔵)おおっ!?すみません。
腹減っちゃって…。
そりゃ大変じゃ。
お母さんちゃんこ。
ちゃんこ鍋じゃ!悪いね。
買い物までさせちゃって。
(小巴川)ごちそうになるんだから当然だよ。
あ〜楽しみ。
どんな味なんだろう。
すごい量!これ全部買ってきたの?半分以上はおまけ。
お店の人たちがこれ食べて小巴川に頑張れって。
心強い応援だね。
小巴川は地元の期待の星なんじゃ。
ありがたいです。
いつか必ず立派な力士になって故郷に錦を飾ります。
よっ!横綱!
(小巴川)いろんな種類のちゃんこがあるけどこれは験を担いで鶏肉だけを使うんだ。
何で鶏肉だけなの?相撲は手をついたら負けだろ?鶏は牛や豚と違って2本脚で立っている。
だから力士にとって縁起がいいんだ。
相撲じゃ勝ちは白星。
負けを黒星っていうんだ。
この肉団子は白星の意味。
ほう。
奥が深いのう。
でも毎日鍋ばっかりで飽きない?いろんな味があるから飽きないなぁ。
それと相撲部屋では食事全部をちゃんこって呼ぶんだよ。
じゃあカレーやハンバーグでもちゃんこって言うの?うん。
へぇ〜。
面白い!
(一同)おお〜!夏に鍋っていうのも乙なもんだな。
我慢大会みたいだけどね。
(小巴川)さあ腹いっぱい食ってください。
(一同)いただきます!あ〜おいしい!思ったよりさっぱりしてるわ。
これなら毎日食っても飽きねえな。
本物のお相撲さんに作ってもらえるなんてありがたいねぇ。
(友蔵)わしは寿命が10年延びたわい。
(ヒロシ)ふぅ〜。
うまかった。
腹パンパンだ。
うん。
あれ?何か体が涼しい。
私も。
あんなに熱いもの食べたのに。
(おばあちゃん)思いっ切り汗をかいたからだよ。
暑いときこそ温かいものを食べる。
それが秘訣なのよ。
ホントだね。
俺も猛烈に力が湧いてきました。
おいここで四股を踏まないでくれよ。
家が壊れちまう。
分かりました。
じゃあ失礼して…。
んっ?あっ…おっおい。
よいしょ!
(ヒロシ)おい下ろしてくれよ!
(一同)アハハハハ。
次あたし!
熱々ちゃんこでおなかも元気もいっぱい
暑さも吹き飛んだまる子たちであった
おじいちゃんあたしたちに何か隠してるの?あの電話はいったい誰からなの?もういい!今夜の花火は来てくれなくていいから!まる子との絆もはかない花火みたいに消えちゃうんだね。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/08/17(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]

「にわとりをつかまえろ」の巻 
「暑さをふきとばせ!」の巻

詳細情報
番組内容
 あーもう!何でこの暑いのに学校中駈けずり回らなきゃなんないのさ!あ、小巴川!ひさしぶりだねぇ。なんだか疲れてるみたいなのに悪いけど、そのおっきな体であたしたちを助けて!

 今回のちびまる子ちゃんは「にわとりをつかまえろ」「暑さをふきとばせ!」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
おじいちゃん: 島田敏 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
吉成郁子 
松島恵利子 

【絵コンテ】
岡英和 
赤城博昭 

【演出】
岡英和 
赤城博昭 

【作画監督】
荻野紀子

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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