どんちゃん騒ぎで済みませんよこれ。
(3人)こんばんは。
さあ「鑑定団」今日は2時間スペシャルでございます。
もう期待していただきましょうね。
とんでもないお宝が今日はどんどん出てきますのでご期待ください。
早速ご自宅にお伺いしました。
ごめんくださ〜い
こんにちは遠いところようこそ。
どうぞこちらへ。
では失礼します。
うわぁステキなお宅ですね
ありがとうございます。
実はですね…。
聞けば高木さん。
旧帝国ホテルを手がけた名建築家フランク・ロイド・ライトに憧れ40年ほど前一級建築士になったそうです。
そのためご自宅もレンガ作りにし階段には外光をふんだんに取り入れるなどいたるところライトの美学を参考にしています
江戸時代に活躍した3人の奇想の画家の作品です。
テレビ番組を観てアメリカ人の日本画コレクタージョー・プライス氏の存在を知ったことがきっかけでした。
プライス氏は何の知識もないまま自分の審美眼だけを頼りに1953年から日本画を収集。
その世界的なコレクションにより伊藤若冲曾我蕭白長沢芦雪は近年再評価されるようになったとまでいわれています
以来猛勉強を重ねついに…
プライスさんもびっくりのお宝を発見しました。
本物間違いないと思います。
鑑定のほどよろしくお願いいたします。
日本画を猛勉強した…
依頼人の登場です。
滋賀県からお越しのお願いします。
さあどうぞこちらのほうへ。
憧れてから建築士の資格を取られたんですか?そうですね。
それから日本画も勉強して今回いいお宝を見つけたということですか?もうねプライスさんと張り合う意味じゃないんですけどね。
こちら。
伊藤若冲曾我蕭白そして長沢芦雪です。
それぞれどうやって手に入れられたんですか?伊藤若冲につきましては2年ほど前ですねネットオークションで結構競り合いましてですね50万かかりました。
特にツタのリズム感ですねあとこの余白ですね。
これがすごくきれいだなと思いましてですね。
描けそうで描けないシリーズですよ。
曾我蕭白これもネットオークションです13万でしたね。
細密でそれと指の描き方ですねすごく力強く。
うまいようでこのへん俺描けそうなんすよ。
疲れが見えるもんこのへん。
長沢芦雪の鶴図なんですけども京都の骨董市で5〜6年前だったと思うんですけども2万円だったと思いますね。
非常に凛としたいい絵でですね手に入れたいなと…。
3つともやはり自信あるわけですよね。
もちろんそうですね。
俺が番組構成してたら2万が実は本物でメチャ高くてでこの50万が意外と…。
アンタ嫌いなのそれ?
写実に徹した円山応挙が1,000名あまりの門弟を擁し隆盛を誇っていた。
そんななかこの応挙とは一線を画し極めて斬新な絵を描いたのが…
伊藤若冲は…
応挙と同様写実を重んじたが極めて装飾的で応挙の作とはまったく印象が異なる。
その才能をいかんなく発揮したのが10年の歳月をかけて完成させた花鳥画三十幅の連作…
いずれも周りの自然を徹底して省略しておりシュルレアリスムの絵画のごとく幻想的である。
あるいは小さなマス目およそ8万6,000個の一つひとつに色を入れ描いた…
古今東西の美術史を見渡してもこれほど奇抜な絵を描いた絵師は若冲の他に誰一人いない
曾我蕭白は若冲に遅れること14年
酒と放浪に明け暮れ異端の絵師と呼ばれたがひとたび気が向けばその筆は冴え渡り誰にも追随できない世界を描いてみせた。
時に醜悪。
時に軽妙。
しかしいずれもその印象は強烈で一度見たら二度と忘れることができない。
気位も高く応挙に対してはこう言い放っている
長沢芦雪は…
数多の応挙の弟子の中でただ1人師をしのぐほどの画境を開いた絵師である。
芦雪の魅力はなんといってもその意表をつく空間構成にあるといえよう。
例えばこちらの六曲一双の屏風右隻には大きな白い象とその背中に2羽の黒い烏。
一方左隻にはこれまた大きな黒い牛とその腹に寄りかかる白い子犬。
白と黒。
大と小。
諧謔と抒情。
このみごとな対比こそ芦雪の真骨頂であった。
改めて依頼品を見てみよう。
伊藤若冲曾我蕭白長沢芦雪の掛軸である。
伊藤若冲の掛軸は余白を大胆にとったひと房の葡萄。
曾我蕭白の掛軸は中国三国時代の武将張飛でその表情や指先の筆致は実に繊細である。
長沢芦雪の掛軸は降りしきる雪の中にじっとたたずむ1羽の鶴。
いずれの絵師も人気が高くニセモノも極めて多いが…
さあご本人の評価額ですがおいくらでしょうか?それではまいりましょう!オープンザプライス!おっ!355万!中に1点ニセモノがございます。
1点だけ?はい。
どれかわかります?真ん中!ぴったり。
すごいですね。
伊藤若冲ステキな作品だと思います。
葡萄は大変好んで描いた画題でございます。
葉の部分と実の部分を薄い墨で描いてその紙に対するにじみで瑞々しさを表現してるんだと思います。
蕭白絵は比較的蕭白らしい人物画として描けていると思います。
紙に時代がないなというのが一番の私の印象なんですけれどもそれで印がやはりひと目で違うなと思いました。
芦雪背景に薄墨を一面にひいてですね雪夜の闇の奥行きというのを表現していると思います。
非常に静寂を強調しているようでいい絵だなと思ってこちらも拝見しました。
2勝1敗とはいえすばらしいですね。
10年勉強してダテじゃないですね。
本物も混ざってるので…。
あれを見破れなかったのがまだまだ…。
まだ勉強の余地があるかもわかりませんが。
これからも頑張ってください。
ありがとうございます。
ありがとうございました!
早速ご自宅にお伺いしました
こんにちは!
着物姿で出迎えてくださったのが…
見てくださいこの塀。
あたりを圧するほどの大豪邸です
祖父が建てたんです。
古いだけが取り柄でしてね。
清田家はもともと熊本藩主細川家の家臣で明治維新後祖父が建てたこの母屋は江戸時代の庄屋造りを忠実に再現していることから現在熊本市の有形文化財に指定されているそうです
ところどころ英語が混じりまるでルー大柴さんのよう。
聞けば清田さん昔は日本航空の国際線機長で35年間で飛行した時間は延べ2万3,570時間。
これは日本航空の最長記録で退職から15年経った現在も破られていないそうです。
道理で英語がお得意だったんですね
アイシーバイザウェイ…
日本の貨幣史に燦然と輝く大珍品です。
実は清田さん熱烈なコインコレクターで45年前フライト先のロンドンで参加したオークションでそのお宝に一目惚れしたそうです
とてもスペシャルなお宝です。
鑑定よろしくお願いします。
日本の貨幣史に燦然と輝くとてもスペシャルなお宝の登場です
依頼人の登場です。
熊本県からお越しのよろしくお願いします。
プリーズ。
なんでパイロットになろうかなと思いはったんですか?あのね中学生のときに近くに飛行機が不時着したんです。
そのときのパイロットの操縦さばきが非常にみごとだったわけです。
それに感動していの一番に駆け寄ったわけですよ。
彼が言うのにはね僕にワラーワラーッて言うんですよ。
たくさんの人が集まってきて英語がわかる人がいたんですね。
彼は水を飲みたいんだと。
ウォーター!だから初めてそのときに水のことをワラと言うんかと…。
ワラーワラー!わら渡したらノーッて…。
さぁそんなお宝を持ってきて…拝見しましょう。
こちらです。
えっ?明治9年に発行された20円金貨です。
オークションカタログにねアメリカ独立100周年を記念してフィラデルフィアでね万国博あったと1876年ですね。
明治9年なんですよ。
それにちなんで日本政府が日本からね20円をはじめとする明治9年の金貨を出品したというのが出ておったんですね。
でこれはなんとかね僕は持って帰りたいなと。
おいくらで落札されたんですか?200万くらい出したかなと思ってるんですけど。
当時の200万って大金じゃないですかそれは…。
どうやって払ったんですかそれは。
そのときに持ってるものだけデポジットにおいてあとは日本から送金ですよ。
もちろんこれ本物ですよねこの輝き。
と思うんですけどねまだ鑑定してもらったことないんです日本で。
1回も。
1回も。
ロンドンであったオークションを信じて。
そうです。
ときの政府にとって新たな貨幣を発行することは近代国家としての権威を示すための大きな一歩であった
明治維新後国内では幕藩体制の通貨に加え新政府がやみくもに発行した紙幣や硬貨が流通し混乱を極めていた。
この状況を打破すべく新たな貨幣制度を建白したのが大隈重信である。
その結果明治4年に公布された新貨条例では…
実は当初大隈は銀本位制を採用するつもりであった。
これは当時日本には銀が豊富にあったことまたアジア貿易決済が銀だったことによるが外遊中の伊藤博文が欧米諸国は金本位制に移行しつつあることを指摘。
これにより金本位制を導入したのであった。
こうして発行されたのが…
5種類の金貨であった。
しかし当時の日本には十分な金の備蓄がなかったため
10年13年も極端に少ないことからいずれも流通を目的としない試作品だったと思われる。
金の不足を補うため政府は苦肉の策として貿易用限定の1円銀貨を発行したが…
金本位制は名ばかりのものとなった。
結局日本が真の金本位制を導入できるようになるのは明治30年。
日清戦争の勝利により多額の賠償金を手に入れてからであった。
これを受けときの首相松方正義は貨幣法を制定し新たに5円10円20円の金貨が発行された。
しかしその際1円の価値は金0.75グラムにまで下落しており1円金貨は小さくなりすぎるため発行が見送られた。
更にこのときわずかに残っていた旧金貨はそのほとんどが溶解されてしまった
改めて依頼品を見てみよう。
明治9年の20円金貨で彫金の緻密さは実にみごとである。
もともとの発行枚数が極めて少ないためもし本物なら大珍品だが…
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?700万でお願いします。
まいりましょう。
オープンザプライス!1,200万!え〜っ!?注目すべきはやはり発行枚数なんですね。
9年10年13年は極端に発行数からして少ないんですね。
これは流通用というよりも外国のVIPの方に対しての贈答用とかそれから国際博覧会の展示品として作られた…。
これはね作り方にも表れてると思うんです。
通常の貨幣と違ってプレスを複数回して非常に丁寧に作られている。
収集界ではプルーフと呼んでるんですけどもそのために表面が鏡状になってとてもきれいに輝きになって…。
その反面菊の紋章それから錦の御旗ですね。
こういった図案がつや消しのように浮き上がって見えてくる。
国内のオークションでも10年に一度出品があるかないかだと思います。
決してネットオークションには出ませんねこれは。
これは出ないでしょうねさすがに。
大変貴重な金貨だと思います。
守ってくれる人にね…。
私もそろそろお迎えが来ると思いますからそのときはそういう人に譲ろうと…。
頑張ります!ありがとうございました。
ありがとうございました。
特別企画「出張!なんでも鑑定団」海外編。
今回の舞台は南海の楽園ハワイ。
太平洋のほぼ中央に位置しカウアイオアフマウイハワイなど8つの島と100以上の小島からなる
それを機に本格的なリゾート地となった。
その中心部オアフ島にはダイヤモンドヘッドやワイキキ・ビーチなどおなじみの観光名所が多く世界中から年間720万人もの人々が訪れる。
しかし実はハワイには他にも驚くほどの大自然があり例えば最北のカウアイ島には何百万年もの川の浸食でできた高低差1,000mのワイメア渓谷が広がり太平洋のグランド・キャニオンと呼ばれている。
またハワイ州最大の島ハワイ島は活火山地帯でキラウエア火山は31年前に始まった噴火が今なお続いている。
そんなハワイは古くから日本と深い繋がりがあり…
これは当時ハワイ各地でサトウキビ農場が次々と設立されたもののその労働力が極端に不足していたからであった。
1924年に移民が禁止されるまでに海を渡ったのはおよそ22万人で現在はその子孫日系3世4世の方々が各分野で活躍している。
本番前のひととき。
コバルトブルーの海を眺めクルージングを楽しんでいるのは…
一方こちらは大人気の海洋公園…
人懐っこいイルカとたわむれているのは…
なんとイルカに運ばれ登場!
会場は…
早速いってみよう!
(2人)「出張!なんでも鑑定団INハワイ」。
ハウアーユー?ナイストゥーミートユー。
アイムベリーファイン。
ハウアーユー?ファインサンキュー。
そうですね。
この「鑑定団」がねハワイに来て鑑定大会やりますよっていうのを結構ラジオで言ってくれたんですよね。
はいそうですねありがとうございます。
いえいえこちらこそありがとうございます。
皆さんもありがとう。
ありがとうございます。
例えばどういう番組をやってるんですか?ラジオの番組は。
いろんなトークとか音楽。
いちばん人気というのは…。
何?電話応答。
これはリスナーが投げかけた質問に別のリスナーが答えるもので開局以来ずっと続いている人気番組とのこと
すごいですね。
じゃ僕らもハワイに来て何か困ったことがあったり何かあったときには相談すれば…。
あっなるほどね!あっすごいかもしれないそれ。
お宝は伊東深水の色紙である。
少年が描かれているがそのモデルは…
えっ!?これご本人なの?はい。
父昇さんは終戦直後の1947年ホノルルで邦画専門の映画館日本劇場を経営し大繁盛
どういうもの流してたんですか?はいはい寅さん。
そのためさまざまな文化人とも交流があり深水もその一人であった。
この絵は51年前ホノルルを訪れた深水と父が食事をした際たまたまそばにいた自分に目をとめ描いてくれたもの。
そのときの印象は?
優しい人で。
ほ〜っ。
ありがとうございます。
今度私ラジオ局行っていっぱいしゃべりますから。
ありがとうございます。
明日何時…。
明日行きますよじゃ。
本人評価額はやや控えめの…
昔は紅顔の美少年。
大人になって相撲取りのように太ってしまうとは夢にも思わなかったが果たして結果は!?
ジャカジャン!はい!
大幅アップ!!
今回本人評価額より鑑定額がアップした方には…
ステキなプレゼントが。
間違いなく本物ということで。
伊東深水さんは明治にお生まれになって大正昭和と活躍された日本画家。
美人画でいちばん有名なんですけれども…。
昭和38年7月に次男さんのやはり日本画家の伊東万燿さんと一緒にブラジルに行ってらっしゃいますね。
でその帰りにハワイに寄って親交のあった古屋様のところでかわいい坊ちゃんだなということで描かれたんだろうなと思います。
やっぱりうまいですね。
ちょっとしたスケッチなんですけれども一瞬の描写ができていると思うんですよ。
これからも飾って思い出とともにとてもとても大切にしていただければと思います。
続いては10年前ハワイに移住した…
91年からもう20回以上…。
そのときからいずれは絶対ハワイに移住するからっていう目標を持って。
で実際にハワイで暮らしてみると…
夏でもあんまり汗かかないし。
さっきまでのお話は何だったんですかね?えっ…え〜っ?
お宝は…
どうなさったんですか?これは。
これは骨董市で買ったんですけど。
日本に帰ると暇なときはほとんど骨董市巡りしてるんです。
5年前都内の骨董市に行くとなじみの骨董商が店を出していた。
話しかけるとその骨董商は高齢になり近々廃業するので在庫を早く処分したいと言いだし…
これそもそもおいくらだったんですか?これ。
(一同)え〜っ…。
300万の半値?そう。
しかも箱に「尾洲徳川家傳来」とありいい買い物をしたと大満足
なんか徳川家って書いてあるだけでちょっとすごいじゃないですか。
すごい感じがするでしょ?
本人評価額は買ったときと同じく…
300万円の言い値があっという間に半値になったので少々不安だがこの茶碗で喫する茶の味は格別。
果たしてどうなるのか?
5年前なじみの骨董商が高齢になり廃業するので在庫を早く処分したいと言い出し300万円を半値の150万円にまけてくれた。
箱には「尾洲徳川家傳来」とありいい買い物をしたと思っているが。
果たして結果は!?
どうぞ!ジャカジャン!
あちゃ〜!
何から何まで意図的に仕立てられたニセモノですね。
形が悪いね。
まるでコマのようですね。
釉薬も硬いし土もカチカチですね。
そしてね箱の表に「天目志野茶碗」と書いてあるでしょ。
天目というのは茶碗の天目型ということですから天目と茶碗というのがダブることはない。
この場合は「志野天目」そういうふうに書かなきゃいけない。
そして大きな間違いは箱の蓋の裏に書いてある言葉で「隼人正正往」というこの名前ねこれはおそらく八代正住を意図したんでしょうけどもぎょうにんべんにしちゃった。
本当はにんべんなんです。
そして安政4年亡くなってるんですよ。
安政5年死んだ人がそれをもらうというのもおかしいですね。
続いてはハワイの日本人ツアーガイドの草分け…
外国に行くっていうのはあんまりわからなかったから文化の違いとかいろんなことがあったんじゃないですか?冬にお着きになるとこちら暑いでしょ。
それでずっとスーツケースが出てきますよね。
もうそれ自分のを開けちゃって表なんですけれどね…。
ですからねちょっと待ってって言ってこちらへどうぞって言ってちょっと横のほうで…。
日本のほうで脱がせてからね。
お宝はこちら
それともう一つが何ていいましたかね…。
正しくは…
30年くらい前ですかもうずっと前にですね日本でおっしゃるフリーマーケットそこで買ったの。
知り合いの子供にあげようと思い買ったもの。
しかし渡しそびれ以来ずっとしまいっぱなしになっていた
こないだ探し物してたらね見つかったんです。
捨てないでねよかったわね。
ホントにね。
改めてじっくり見てみると…
背中とかかわいいですよね。
なんか虫の格好してます。
虫ですね。
顔もなんか…。
似てる!?顔は似てないですよ全然でも。
本人評価額は期待を込めて…
もし高ければこの際思いきって売り払い大学院に通う孫の学費に充てたい。
果たして結果は!?
どうぞ!ジャカジャン!
これはすごい!
珍しい2体が出てきたっていう感じですよね。
これはブルマァクという会社の後期の傑作ソフトビニールの怪獣です。
メガロのほうですね。
1973年にゴジラ対メガロという!D。
カブトムシだとかセミだとかミックスしたような昆虫怪獣。
実はハワイバージョンというものがあるんです。
それになるともっと高いんです。
もうひとつが74年にゴジラ対メカゴジラということで8x3+されたんです。
なぜ珍しいかというと映画の公開時映画館のみ売られていたんです。
それがハワイでは一般に売られていたんです。
え〜っ!だから日本では非常に珍しいんです。
実は今30万30万っていう値段をつけたんですけど10年くらい前もっと高かったんですよ。
これにて前半戦はひとまず閉幕!
こちらの立派なご自宅にお伺いしました。
ごめんくださ〜い
はいようこそいらっしゃいました。
江戸時代謎の浮世絵師が遺した傑作です。
そのお宝は井上さんが幼い頃からずっと祖母米子さんの家に飾られていたそうです
おばあちゃんの家に行くたびに…。
と思って見てました。
米子さんは美術に造詣が深く趣味で油絵を描いているため…
この絵じゃなくておばあちゃんの絵を飾ればいいのになと思ってました。
でもおばあちゃんが最近その絵の由来を初めて話してくれて…。
その人物とはなんと…
実は井上さんの曽祖父定之助さんは生前文藝春秋社に勤めていたため初代編集長だった菊池寛と親交がありあるとき何か頼まれごとを引き受けた際そのお礼としてこの絵をいただいたそうです。
更に最近母からその作者の絵がパリのオークションで高値で落札されたと聞いたため…
鑑定よろしくお願いします。
依頼人の登場です。
茨城県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
なんかおばあちゃまも品のある…ねぇ?ありがとうございます。
ステキなおばあちゃん。
今ちゃんすみません。
今ちゃん!すごいファンなんですけどあとで写メ一緒に撮ってもらっていいですか?もちろんですよ。
超嬉しいです!そのために今日会社有休とって来ました。
有休とってわざわざ…。
僕と写メ撮るために!そうです。
資産ってどれくらい…。
ちょっとそのお宝のほう拝見しましょう。
これはどなたのなんですか?写楽の浮世絵になります。
あの写楽!お宝を初めて見られたときどうでした?なんかちょっと気持悪いなと思って…。
ちっちゃいときに見るとちょっと怖いですよね確かに。
おばあちゃんはお宝についてはなんかおっしゃってました?菊池寛さんからもらったものなのできちんとしたものかなとは言ってたんですけどもしニセモノだったら外歩けないんで…。
おばあちゃんは万が一ニセモノやったら恥ずかしいと。
パリに行っておばあちゃん何をしたいんですか?おばあちゃん絵が好きなので美術館に連れていってあげて私は本場のフランスパン食べてきたいです。
寛政の頃わずか10か月のうちに140点あまりの錦絵を描いた浮世絵師である。
しかしその後忽然と姿を消したため今なお多くの謎に包まれている。
謎その1
幕末の考証家斎藤月岑の増補浮世絵類考にはこう記されている
そこで多くの研究者が徳島で調査を行ったがその実在を示す証拠は何ひとつ見つからず写楽別人説として葛飾北斎喜多川歌麿歌川豊国などの名が挙げられるようになった
斎藤家の菩提寺であることが判明しそこから十郎兵衛の過去帳が発見されたこと。
また東洲斎は江戸時代「とうじゅうさい」と発音するのが一般的でこれを並び替えると斎藤十になること。
更に写楽の大首絵に見られる鉤型に曲げた指は歌舞伎ではなく能の所作であることなどから今日では…
最も有力とされている。
写楽の錦絵を出版した版元は蔦屋重三郎だが当時は寛政の改革により身代半減の刑を受け危機的状況に陥っていた。
また歌舞伎界も窮地に立たされており江戸三座は厖大な借財を抱え休業。
その代わりに控櫓が興行を行っていた。
そこでもう一度歌舞伎の人気を取り戻すべく蔦屋が十郎兵衛に白羽の矢を立てたのであろう。
謎その2
写楽は28点の大判錦絵を一挙に出し華々しいデビューを飾った。
これらは江戸歌舞伎5月公演の役者をモデルにしたもので今でいうブロマイドである。
黒い背景に豪華な雲母をちりばめ上半身だけを描いた黒雲母摺り大首絵はそれまでにはまったくなかった様式でしかもまぶたのシワ鷲鼻受け口など役者の欠点までもが大胆に誇張されていた。
また悪人を描いたときの全体にみなぎる緊張感は実にみごとで同時代のライバル豊国の作と比較するとその差は一目瞭然であろう。
しかしその後写楽の浮世絵はその画風も様式も大きく変化。
それに伴い筆力も急激に衰え平凡になってしまう。
これに加え1期と2期では「東洲斎写楽画」と記されていた銘が3期と4期では単に「写楽画」となるため後半の作は別人あるいは工房作との説を唱える研究者もいるほどである。
謎その3
例えばこの大首絵に描かれた中島和田右衛門と中村此蔵は当時まったく無名で端役しか与えられない役者であった。
更に錦絵は芸術などではなく利益を前提とした工芸品であり売れなければすぐに回収されていた。
蔦屋ほどのやり手がなぜ費用のかさむ黒雲母摺りでまったく売れる見込みのない無名役者の大首絵を作らせたのか。
この謎に明快に答えた研究者はまだ誰ひとりいない
改めて依頼品を見てみよう。
東洲斎写楽の黒雲摺り大首絵である。
近松門左衛門の名作…
最も人気が高い第1期の作である
ご本人の評価額おいくらくらいでしょうか?パリに行ってきます。
パリに行ってくる。
もう本物だと信じて。
だといいです。
それではまいりましょう。
オープンザプライス!えぇ〜!5,000円ですか。
パンは買えそうです。
買えそうですね。
おそらくは昭和初期の復刻版だろうと思います。
一見本物に見えますがまず触らせていただきましたが紙の手触りが江戸時代の紙ではありません。
もう少し新しい紙です。
それから写楽の作品にそれだけ大きな余白がないです。
首のところに髪の毛がありますがもうちょっと細かいです。
それは非常に髪の毛の本数が少ないんですね。
これでも細かいけどこれでも?全然少ないです。
それからあと紋所が着物に入っておりますが微妙に違うんですね。
この図柄は公的な美術館でだいたい十数点確認されておりますしその他にも流通しているものでそれとは別に数点あると思いますのでまったくないわけじゃないんですね。
もしこれ本物であればですね少なくても2,000万以上はすると思います。
え〜!残念ながら…。
はいありがとうございます。
あとで満面の笑みで僕写真撮りますけど。
ありがとうございますやった!それだけでも思い出にしてください。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/08/17(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【史上最強のお宝大集合SP!(前編)】[字]
放送開始20周年記念の超豪華スペシャル!新発見!?“謎の浮世絵師”写楽の傑作ほか驚きの名品続々登場!!▽ハワイ出張
詳細情報
番組内容 1
▼鑑定団初登場!“謎の浮世絵師”『東洲斎写楽の傑作』が登場!依頼人が幼いころから祖母の家に飾られていたものだというが、その由来を祖母に尋ねてびっくり!なんと若いころ、かの文豪・菊池寛からいただいたものだというのだ。江戸時代に大人気を博すも、顔も本名もわからないままこつ然と姿を消した写楽の浮世絵は、本物なら数千万円はくだらない。菊池が持っていたものなら、もしかしたら本物か!?
番組内容 2
▼そのほか、江戸時代に活躍した三人の奇想の画家の名品、日本貨幣史に残る超貴重な大珍品!!
▼さらに大爆笑の出張鑑定はハワイ特別編!!
出演者
【司会】
石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】
吉田真由子
【出張リポーター】
松尾伴内
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団 1
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
鑑定士軍団 2
竹内俊夫(「銀座コイン」会長)
増田孝(書蹟史家)
渡邊章一郎(「渡邊木版美術画舗」代表取締役)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
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