邪悪な戦士に戻ったベジータと孫悟空の超絶な戦いは続いた
そしてそのダメージエネルギーを受け魔人ブウの玉は…
(バビディ)魔人ブウがフルパワーになったぞ!フルパワーになったー!
(界王神)あぁー!
(バビディ)ついに魔人ブウの復活だー!キヒヒイヒッイヒヒ!な…何てことだ!こんなに最悪な結果になるなんて。
完全に私の誤算だ!
ついに封印は解かれた
とうとう恐ろしい怪物魔人ブウがその姿を現すか!?
(トランクス)うん?あっ。
(悟天)うぅ…。
何やってんだよ悟天。
早くしないと魔人ブウが見らんなくなっちゃうぞ。
だって…。
(トランクス)何だよ。
(悟天)僕おしっこしたくなっちゃったよ。
おしっこ?そんなの我慢しろよ。
駄目だよ。
武道会始まってもうずっと行ってないんだもん。
漏れちゃうよ。
チェッ。
しょうがないな。
うーん。
よーしあそこだ。
あそこでしてこい。
急いで。
(悟天)うん!うん?はぁ…。
あっトランクス君。
(トランクス)ヘヘヘー俺も。
ふぅ…。
ヘヘッ俺の方が遠くまで飛ぶぞ。
(悟天)僕だって。
(トランクス)ヘヘッそれー!それそれー。
(悟天)ハハハ。
(トランクス)それーそれー。
(悟天)わーい。
(足音)
(悟天・トランクス)うん?
(怪獣)グアー!
(トランクス・悟天)うわー!うわー!
(怪獣)グアー!あぁびっくりした。
(トランクス)急がなきゃ。
飛ばすぞ悟天。
(悟天)うん。
(悟空)うわー!
(ベジータ)でやー!
(悟空)くたばれ!
(ベジータ)たぁ!たぁ!うっ!ふっ!ふっ!だぁー!はっ!うわ…。
(ベジータ)たぁ!
(ベジータ)どうした?カカロット!あっ…うわ!うわ!
(ベジータ)そこだ!ふっ!死ねカカロット!あっ。
やるなベジータ。
うん?オラも燃えてきたぜ。
(トランクス)お…おい。
何だかめちゃくちゃものすごい気だぜ。
誰だよ。
パパたちか?わ…分からないよ。
少し前は武道会の方でもしてたよ。
(トランクス)何でこうあっちこっちでこんなすごい気を感じるんだ?もしかして世界中で戦いが起こってたりして。
何がどうなってんのかさっぱり分からない。
行くのやめて帰ろうか?ヤダヤダよ!魔人ブウ見たい!絶対見たいよ。
(トランクス)わ…分かったよ悟天。
よーし。
やっぱりあの一番おっきな気の方に行ってみよう。
(悟天)うん。
うわ!とりゃー!
(ベジータ)うわ!ふっ!ふっ!うわ!
(ベジータ)久しぶりだぜ。
こんなに体が騒ぐのは。
お前にはどんなことがあっても負けねえ。
だぁー!うわー!
(ベジータ)でや!たぁー!ふっ!
(ベジータ)やっ!どわー!お返しだー!うわ…うわー!うまくかわしたなカカロット。
せっかくのパワーも空振りだったな。
なーにこれからだ。
うーら!はぁはぁ…。
はぁ…。
信じらんねえ。
オラあの世で相当の修業したつもりだがな。
まったくの互角なんてよ。
お前はオラ以上に修業してたんだな。
違う。
確かに貴様以上の特訓はしたと思うが貴様は俺のさらに上をいく天才だ。
いつまでたってもその差は変わらなかった。
分かったんだよ。
貴様がバビディの送り込んだ化け物と戦っていたときに!
(ヤコン)《うおー!》《うぅ…》《うおー!》
(ベジータ)ショックだったぜ。
この殺りくの天才王子が下級戦士のお前ごときにいつまでも差をつけられてるなんてな!だから俺はひそかに決心した。
フッ…。
そうかバビディに…。
お前それでバビディの魔術にわざと。
ああ。
そこで俺は思い出した。
武道会にいたバビディの手下にされた2人を。
(スポポビッチ)《うっ…ふっ!》《ヘヘヘヘヘはっ!》《ふっ!はっ!はっ!はっ!》
(観客)《前と全然違うぜ。
人が変わったみたいに強え》あの男たちを以前から知っている者たちは前よりずっと強くなったと言っていた。
そのことを思い出し俺は考えたんだ。
俺もやつに支配されればカカロット。
貴様との差はなくなるんじゃないかとな。
結果はそのとおりだった。
気に食わない手段だったがな。
ベジータ。
強くなりてぇだけでプライドの高ぇお前があんなやつに支配されたってのか?
(ベジータ)お…俺は俺は昔の俺に戻りたかったんだー!残忍で冷酷なサイヤ人の俺に戻って何も気にせず貴様と徹底的に戦いたかったんだ!気に入らなかった。
知らないうちに貴様たちの影響を受けて穏やかになっていく自分が。
お…俺ともあろう者が家族を持ちわ…悪くない気分だった。
居心地のいい地球も好きになってきてしまっていたんだ。
だ…だからバビディに支配され元の悪人に戻る必要があったんだ!フッ…。
おかげで今はいい気分だぜ。
ホントにそうか?ベジータ。
うっ…でや!ふっ!
(鼓動)
(ダーブラ)フフフフ。
(ダーブラ)いよいよですなバビディさま。
魔人ブウの封印が解かれるぞー。
イヒヒヒイヒヒ。
出るぞ魔人ブウが出るぞー。
(悟飯)くっ。
(ダーブラ・バビディ)おぉ!あぁ…あっあぁ!くっ…。
(悲鳴)
(サタン)な…何だ?どうしたんだ?
(アナウンサー)さぁ。
ミスター・サタン。
みんなに落ち着くように呼び掛けてください。
(サタン)しかし…。
このままだとパニックになり収拾がつかなくなります。
まだミスター・サタンに優勝の賞金も渡してないし。
あぁ!賞金。
そうだ。
まだ賞金をもらってなかったな。
は…早く賞金を!む…無理ですよこんな状態じゃ。
諸君!慌てるな。
どんなときにもこのミスター・サタンがついてるではないか!たとえこの世に終焉が近づいてこようともこのミスター・サタンがいるかぎり君たちを守ってみせる!
(女性)ミスター・サタンよ!
(男性)ミスター・サタンだ!
(男性)そうだ!俺たちにはミスター・サタンがいるんだ。
(男性)ミスター・サタン頼りになるぜ!
(一同)サタン!サタン!サタン!サタン!サタン!
(サタン)フン!ハハハハハハハハハ。
《決まった。
カッコ良く決まった》《早く賞金もらって帰ろう》
(亀仙人)うーん。
何かが起こっている。
今までになくとてつもなく恐ろしい何かが。
(チチ)そ…そんな!悟天ちゃんはどっか行っちまったし悟飯や悟空さは現れたと思ったらまた消えちまったしオラどうすりゃいいだ!
(牛魔王)あぁあぁあぁ!
(悟天)トランクス君。
ストップストップ!うん?何だ悟天。
(悟天)さっきから何か変だよ。
向こうの方にも大きな気が。
(トランクス)うん分かってる。
今まで感じたことのない妙な気だ。
結構おっきいぞ。
うん。
(トランクス)あっちにもこっちにも。
あぁ!ますますややこしくなってきた。
ふーん。
うん?
(鳥の鳴き声)と…鳥だ。
あんなにたくさんどうしたんだろう?いったい何が起こっているんだ?魔人ブウと関係あんのかな?
(悟天)さぁ。
(鳴き声)
(鼓動)
(界王神)あっ…あぁ…。
あぁ…あぁ…。
ヒーッヒヒヒヒヒヒヒヒ!
(ダーブラ)ヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッ。
くっ…。
(バビディ)ヒーッヒヒヒイヒヒヒイヒヒヒヒヒ。
ダーブラ。
ついに出るよ。
魔人ブウが出るよ。
(ダーブラ)は…はい。
とうとう封印が解かれたんだ。
や…やっと魔人ブウが見られるんだー。
さぁ出てこい!どんなすごいやつなんだ?パパの作った魔人ブウは。
楽しみですなバビディさま。
(バビディ)僕はこの日を待ち望んでいたんだ。
早く出てこーい!イーッヒヒヒ。
《お…お父さんのダメージエネルギーが…》《超サイヤ人を超えたお父さんのダメージエネルギーがこんなに早く魔人ブウを蘇らせるなんて》もう駄目です。
逃げましょう悟飯さん。
えっ?逃げましょう悟飯さん。
そんなこと言ったって。
どうするんですか?このまま放っておくわけには…。
そんなことしたら魔人ブウは蘇ってしまう!いいですか?魔人ブウには絶対に勝てない。
あなたたちだって誰だって倒せる者など存在しないのです。
ここにいれば間違いなく殺されてしまうのですよ!しかし界王神さま!早く!悟飯さん逃げましょう!界王神さま!早く!くっ…。
どうせフルパワーになってしまったのならせめて…。
くっ!くっくぅ…。
くっうぅ…。
うわー!な…何を?あぁー!うわー!あ…あいつ何をする気だ?
(ダーブラ)さぁ。
うっ…。
これぐらいの抵抗はしてやる。
うぅ…くぅ…。
(バビディ)あぁ…。
(ダーブラ)うぅ…。
うりゃー!あぁ…。
(ダーブラ)うぅ!うわー!
(界王神)あぁ!くっ!うぅ…。
くぅー。
どわー!悟飯さん。
あぁー!うわー!
(鼓動)あぁー!あぁ…あぁ…。
くっ。
あいつめ。
バビディさま。
私がやつをおとなしくさせてきましょう。
あっ…。
(バビディ)だ…大丈夫さ。
あんなことぐらいで魔人ブウはびくともしないよ。
あぁー!バ…バーカめ。
そんなことしたって無駄だよーだ。
はぁー!あっ!
(ダーブラ)うっ!あぁ!くっ!ふっよーし。
とりゃー!あっ…。
くっ。
あぁ!おぉー!出るぞー!魔人ブウが!バビディさま。
(ダーブラ・バビディ)か…空っぽだ。
あぁ…。
あっ…あぁ…。
ち…違う。
そんなはずはない。
そんな…。
何で?何でなの?出てこい!出てこいったら魔人ブウ。
出てきてくれー!
(界王神)ハハハハハハ!ハハハハハハ!アハハハハ!何という幸運!あぁ…あぁ…。
残念だったなバビディ。
魔人ブウは今の攻撃で消滅してしまった。
おそらく長い眠りの間に干からびてしまいどんなにエネルギーを注いでも昔のように頑強ではなくなっていたのだ。
これで地球は救われる。
(バビディ)うぅ!よろしいではありませんかバビディさま。
魔人ブウなどいなくても私がおります。
それにあのベジータというやつも完全ではないにしろ支配下にあるのです。
だ…だけど魔人ブウはパパの作った魔人ブウは…。
バビディ。
この期に及んで泣き言か?ハハハハハ!くぅ!ダーブラ。
こうなったらあの生意気な界王神だけはやっつけてしまおう。
はい。
フン。
(界王神)私はバビディをねじ伏せてみせます。
後は悟飯さん。
あなたがダーブラを倒せばバビディの野望は完全に消えうせるのです。
さぁ悟空さんに言われたように今こそ怒るときです。
怒ってあなたの真の力を見せてください。
くっ…。
悟飯さん。
平和はもうそこまで来ているのです。
くそー!それは違う。
えっ?すさまじい気が…すさまじい気が膨れ上がっている。
こ…これは。
くっ!な…何を言っているのですか?いったい。
煙が!さっき玉の所から出ていた煙が!すさまじい気だ。
あぁ…あぁ!お…おい。
あ…あれ。
も…もしかして!あぁ!
(ブウ)ブウー!
ついに魔人ブウは蘇った
だが果たしてこいつが地球を危機に陥れるほど強いやつなのかな?
ぷはぁー。
プレゼントのお知らせだ!いっぺぇ来んのオラ待ってっぞ。
次回『ドラゴンボール改』あぁ…魔人ブウの気がはね上がった。
2014/08/17(日) 09:00〜09:30
関西テレビ1
アニメ・ドラゴンボール改[字]【再編集でスピーディーな展開にしたHDリマスター版】
復活寸前のブウの玉に悟飯はかめはめ波を連射!玉は割れるが、中身は空っぽ。界王神が喜ぶ一方で、悟飯は凄まじい気が膨れ上がっていることを感じ取っていた…。
詳細情報
番組内容
■ドラゴンボール改とは…1989年から96年まで放送されたメガヒットアニメーション番組「ドラゴンボールZ」の当時の映像をそのままにフィルムをHDリマスターしてフルハイビジョンに対応。物語には新たな編集を加えて、より原作に近づけたため、スピーディーな展開を実現。そしてさらに、オープニング・エンディング含め、音楽・音響効果を一新したのが、このドラゴンボール改である。
出演者
孫悟空&孫悟飯&孫悟天: 野沢雅子
ベジータ: 堀川りょう
魔人ブウ: 塩屋浩三
ピッコロ: 古川登志夫
トランクス: 草尾毅
ブルマ: 鶴ひろみ
クリリン: 田中真弓
ヤムチャ: 古谷徹
チチ: 渡辺菜生子
ビーデル: 柿沼紫乃
バビディ: 島田敏
ミスター・サタン: 石塚運昇
界王神: 三ツ矢雄二
ナレーション: 八奈見乗児
スタッフ
【企画】
情野誠人
森下孝三
【原作】
鳥山明(「DRAGONBALL」集英社刊)
【プロデューサー】
野