5分で「花子とアン」 第20週「海にかかる虹」 2014.08.17

大震災から3年目の夏。
歩はもうすぐ5歳になります
(花子)歩ちゃん!おじぃやんとおばぁやんが来てくれたよ。
(吉平)歩〜。
グッドイブニ〜ング!
(歩)おじぃやんおばぁやんグッドイブニング!もう海水着着てるだけ?歩ったら明日が待ち切れなんで朝から大騒ぎさ!
(雨の音と雷鳴)雨なんか嫌いだ!ずっと降らなきゃいいんだ!「ある暑い夏の朝の事です」。
「あんまり太陽の光線が強いので人々は時々空を見上げては雲に向かって『ああ…あの雲が私たちを助けてくれたらな』」。
さあ雲は何て言ったと思う?「助けてあげるよ」って。
そうね。
「涼しいうれしい夕立の滴となって自分の体をなくしました」。
雲は死んじゃったんだね。
ええ…。
僕分かったよ。
雲はね雨を降らせて消えちゃったあと虹になるんだよ!ほうね!お別れにお空の虹になったんだ。
そして次の日曜日歩と海に行く約束をした花子ですが…
もう朝…。
しまった!寝ちまった!早く!海海海!
(英治)どう?行けそう?まだこれだけ…。
お母ちゃまの嘘つき。
締め切り間に合いそう?ええ。
今夜頑張ればなんとか。
お母ちゃま…。
僕お熱があるかもしれないよ。
(英治)歩?歩ちゃん?歩!?早く医者を呼べ。
はい。
歩ちゃん。
(平祐)歩!
(医者)残念ながら疫痢の可能性が高い。
(英治)疫痢…。
そんな…。
(英治)先生…。
(医者)もうお時間がないので抱いてあげて下さい。
花子さん…。
お母ちゃま…。
何?お願い…何か言って!お願い歩ちゃん…。
(泣き声)歩…。
その日の明け方歩は息を引き取りました
海に連れていけばよかった…。
仕事なんかしないで…海に行けばよかった…。
行きましょうよ…。
これから海に行きましょう。
もっと私がちゃんと見ていれば歩ちゃん…あんなに早く天国に行く事もなかったのに…。
そんな事ないって!私の子になんか生まれてこなければよかったのに!それは違うよ!歩言ってたんだ。
「神様に頼んだ」って。
回想神様と雲の上から見てたんだ。
そしたらお母ちゃまが見えたの。
雲の上から?英語のご本を読んだり紙にお話を書いたり忙しそうだったよ。
でも楽しそうだった。
だから神様に頼んだの。
「僕はあの女の人のところに行きたいです」って。
歩がそんな事を…?君は歩が選んだ最高のお母さんじゃないか。
はなちゃん!歩…。
ありがとう…。
花子は書き始めました。
歩に話してやったお話を思い出しながら
2014/08/17(日) 05:45〜05:50
NHK総合1・神戸
5分で「花子とアン」 第20週「海にかかる虹」[字]

花子(吉高由里子)は仕事が忙しくなり、息子・歩(横山歩)と海へ行く約束を先延ばしにする。歩と海に行けるよう仕事を頑張る花子。だが、歩が突然の病に冒され息絶える。

詳細情報
番組内容
第20週「海にかかる虹」
出演者
【出演】吉高由里子,伊原剛志,室井滋,鈴木亮平,賀来賢人,横山歩,中原丈雄,仲間由紀恵
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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