日本武道館の廊下を走る一人の男がいた。
EXILEのリーダーHIRO。
(歓声と拍手)この日EXILEは新メンバー5人を迎え総勢19人として新たな一歩を踏み出した。
(拍手と歓声)
(掛け声)
(掛け声と拍手)希望に満ちた門出。
その陰にはメンバー皆の知られざる覚悟があった。
デビューから音楽界の最前線を走り続けてきたEXILE。
そんな彼らが去年結成以来最大のターニングポイントを迎えた。
この激変の中でメンバーが見つめ直したのはEXILEの原点。
決めていかないとだってそんな目指してる人超いるわけだからさ生き残っていけないわけですよ。
ファンに最高のエンターテインメントを届けるための…そして結成以来こだわってきた…僕らは夢を追う事の大切さとかずっと追っかけてたグループなんで…。
明確なビジョンを決めていくと一個一個本当に夢がかなっていくはずなんですよ。
いろんなやりたい事つまり夢がほんとに目標となり道しるべとなり…。
EVERYBODY!
(掛け声)そのために彼らは自らの何を捨てそして何をつかんできたのか…。
脚が酸欠だ。
私たちは変革を余儀なくされたEXILEの500日に密着。
よっしゃあ!夢を追い続ける男たちの真実に迫った。
EXILEは2001年HIROを中心に結成されたダンス&ボーカルグループ。
…など数々の金字塔を打ち立ててきた。
ライブをすれば若者のみならず子どもからお年寄りまで幅広いファンが駆けつける。
1,017,000人。
去年日本一の観客を動員したモンスターグループだ。
今から1年半前の…私たちが彼らの取材を始めたのは「紅白歌合戦」のリハーサルの日。
現在はパフォーマーから引退しているがこの時はまだ現役。
世間は彼の引退を知らない。
(一同)おはようございます。
(スタッフ)あそうなんですか。
はい。
(HIRO)あと乾燥なんで。
この年EXILEは8度目の「紅白」出場。
既に芸能界で確固たる地位を築いていた。
「紅白」の舞台袖。
リハーサルを待つボーカルのATSUSHIがこんな言葉を発した。
そうですね…う〜ん。
ATSUSHIはHIROのパフォーマー引退というまだ世間に発表されていなかった事実とそれに向けての覚悟を語った。
EVERYBODY!
(掛け声)絶対的リーダーHIROがステージを降りるのはこの日からちょうど1年後の大みそか。
これから幕を開ける2013年はEXILEにとって大きなターニングポイントの年となった。
「紅白」の翌日1月1日。
EXILEのメンバーが事務所に集まった。
呼びかけたのはHIROと共に結成当初からグループを支えてきたATSUSHI。
リーダーのパフォーマー引退に大きな危機感を抱いていた。
メンバーそれぞれが具体的な「ビジョン」や「夢」を提示しそれを全員で共有する事。
ATSUSHIはそれこそが新たなEXILEに向けての第一歩だと言った。
(笑い声)それぞれの夢を語るメンバーたち。
HIROはEXILE結成当初からメンバー一人一人が夢を持つ事を大切にしてきた。
本物感を出して。
そんな中明確なビジョンを持てないメンバーもいた。
(HIRO)だからほんとそういうチームでいつづけたい。
あえて厳しい言葉を投げかけるHIRO。
その背景には傷つきながらも夢を追い続けた男の苦難の歴史があった。
HIROは1990年代に活躍したZOOのメンバーとして芸能界にデビュー。
代表曲「ChooChooTRAIN」はミリオンセラーを記録し21歳にして大きな成功を収めた。
しかしZOOはメンバー間の方向性の違いから6年で解散。
栄光から一転収入は激減した。
HIROは再起を懸けて仲間を探した。
そんな中出会ったのがストリートダンサーの間でカリスマ的な人気を持っていたMATSUUSAMAKIDAIの3人。
新たな仲間を得たHIROはメジャーデビューの夢を懸けある人物に相談を持ちかけた。
HIROと同じ高校の先輩だ。
HIROはエイベックスの専務であった松浦に必死に頭を下げた。
松浦の後押しでHIROは4人のダンサーにボーカル1人を加えJSoulBrothersとしてデビュー。
しかし世の中の反応は冷たく厳しい時代が続いた。
(笑い声)そんな状況に追い打ちをかけるように…彼らはすぐに代わりを探さなければならなかった。
そんな中HIROはテレビのオーディション番組で一人のボーカルを見つけた。
その若者こそがATSUSHI。
そこにもう一人のボーカルSHUNが参加。
グループ名をEXILEに改め2001年に再びデビューを果たす。
デビュー曲「Youreyesonly」はドラマの挿入歌になりヒットチャート4位を獲得する。
HIROはその成功をきっかけに…会社をつくりEXILEを自由にプロデュースできるようになったHIROは独自の発想で自分たちを売り出した。
EXILEが登場する以前音楽界におけるダンサーはボーカルのバックで踊る添え物だった。
HIROはダンサーをボーカルより前に出す事でその存在を社会に認知させパフォーマーという役割をメジャーにした。
まあそこは強引に…。
会社の設立からおよそ13年。
夢を持ち具体的な行動で実現するというHIROのスタイルは多くの社員に浸透しダンススクールの経営やアパレル展開など事業の多角化に成功している。
メンバー6人で立ち上げた会社は今やおよそ150人のアーティストそして250人の社員を抱えるまでに成長した。
「助けなきゃと思って気が付いたら…」。
会社という自分たちの城を持ったEXILEのメンバー。
その土台の上にそれぞれの夢を築こうとしている。
「わしは太閤豊臣秀吉の甥じゃ。
出陣を拒むわけにはいかぬ」。
メンバーの夢こそがこの会社の原動力だ。
1月中旬。
この日都内のスタジオにボーカルの2人がいた。
これからHIROのラストイヤーを飾る新曲のボーカル録音が行われる。
タイトルは「EXILEPRIDE」作詞はATSUSHI。
あえて自らのグループ名をタイトルに据えた。
表現されているのは未来への決意表明。
録音を終えれば曲の制作はほぼ完了する。
しかしATSUSHIは「そこはゴールではない」と言う。
観客に喜んでもらって初めて曲が完成すると言うATSUSHI。
2013年はこの「EXILEPRIDE」を携えて全国ツアーを行う。
ツアーの半月前。
メンバーは東京を離れ秋田にいた。
(NAOKI)う〜わでかい!でかっ!ここはリハーサルのためだけに貸し切った会場。
メンバーはここで1週間をかけ徹底的にライブの準備を行う。
このリハーサル数億円という桁外れの額がつぎ込まれている。
この一週間メンバーは4時間近いステージの振り付けを繰り返し確認する。
パフォーマンスに集中するためにセットの形状を徹底的に体にたたき込む。
ステージでのリハーサルが終わっても更なるメニューがメンバーを待っている。
会場の一角で心肺機能や筋力を向上させるトレーニングを行うのだ。
専属のフィジカルトレーナーの指導の下科学的根拠に基づいて肉体づくりが行われている。
はいオッケーです。
321オッケーです。
鍛え上げたHIROの体脂肪率は4%。
トップアスリートを凌駕する肉体をつくり上げるのは全てライブのためだ。
一瞬で観客を夢の世界に引き込むEXILEのライブ。
その魅力の一つは壮大なスケールの演出。
2011年から12年にかけてのライブツアーにおけるセットは海外メディアからも高く評価された。
今回のツアーでは床なども含めセット全面を100mを超える巨大なLEDスクリーンにした。
さまざまな映像で曲ごとの世界観を表現する。
(MATSU)もうちょい出てから時間あった方が…。
ドーンドンドドーンドドドドーンバーンみたいな。
巨大なスクリーンゆえに細部にこだわらなければ説得力を持たない。
ツアー初日まで3週間を切っている。
HIROはいらだちを隠せなかった。
修正点は自分の口で直接スタッフに伝える。
何か最後にアクションがあってバッと開いたここに…。
こうしたミーティングはツアー中でも頻繁に行われ演出のブラッシュアップを続ける。
HIROはツアー本番を前についにパフォーマー引退を発表した。
(スタッフ)すっきりしました?ツアーの準備は整った。
HIROがパフォーマーからの引退を発表した日ツアーのテーマソング「EXILEPRIDE」がファンの手に届けられた。
メンバーはこうしたCDのジャケットやセットのデザイン映像などさまざまな企画に関わり意見を出し合っている。
EXILEのような大所帯のアーティストがこうした合議制を採用している事は極めて異例だ。
手紙みたいな後ろにスタンプみたいなのを貼られたり…。
国民的アイドルグループAKB48のプロデューサー秋元康。
HIROと旧知の間柄でもある秋元はEXILEの意思決定システムについてこう語る。
EXILEのとる徹底した合議制はメンバーに自然と自覚や責任感を芽生えさせる。
後ろに行くっていうのはBABYNAILと一緒に何かやるというのが目的なんでしたっけ?イエーイ!3万9,000人の観客が客席を埋める。
(拍手)よっしゃ〜。
一気に緊張感が。
一公演一公演を大切に集中して頑張っていきましょう。
(一同)はい!それでは…。
EVERYBODY!
(掛け声)
(拍手)ライブのオープニングはHIROのパフォーマー引退を飾るために作った「EXILEPRIDE」。
ファンの前でこの日初めて披露する。
「最高のステージを届けたい」。
14人のメンバーと全てのスタッフの夢が3万9,000人の観客に向けて解き放たれた。
ついに開幕した2013年EXILEライブツアー。
全国5大ドームで行われる公演は9月まで続く。
パフォーマー引退を控えたHIROはツアーの合間を縫ってこの街を訪れた。
今回ニューヨークを訪れた目的はボーカルのいないパフォーマーだけのミュージックビデオを撮影する事。
レコード会社がパフォーマーHIROの集大成として企画した。
この企画実はEXILEオリジナルメンバーである4人が無名時代から語り合っていた夢だった。
彼らが出会った90年代後半ボーカルの引き立て役にすぎなかったダンサーのみのミュージックビデオなど論外だった。
面白いな。
夢を抱いておよそ15年。
ボーカルのいない今回の撮影は「ダンサーの地位の向上」を目指し続けたHIROにとって一つの到達点となった。
若手メンバーも興奮を隠せない。
荒唐無稽に思われる夢も諦めずに前に進めば現実になる。
HIROは身をもってメンバーにそれを伝えた。
日本に戻ると再びツアーが始まる。
2013年EXILEのライブツアーは全国5大ドームで25公演が行われた。
それぞれのステージはおよそ4時間。
アップテンポの曲は全力で走る短距離ランナー並みの運動量だ。
みっちりと鍛え抜いた体をもってしても相当な苦痛となる。
壮絶な舞台裏だ。
数分後には何事もなかったかのように笑顔でステージに戻っていく。
観客に最高の夢を見てもらうため極限まで体を追い込む。
HIROはこの姿勢を貫いてきた。
(歓声)ツアー後半戦のある夜。
ライブを終えたメンバーが滞在先の一室に集まっていた。
そこでは結成以来初めてリーダーHIRO抜きのメンバー会議が開かれていた。
HIROさんが踊り終わったらみんながグワーッとこう。
議題はツアー最終日HIROを送り出す時の演出。
およそ2時間全てのメンバーが思い思いの意見を出し合った。
わっしょいわっしょい。
感謝を込めて胴上げをするというアイデアが持ち上がった。
サプライズ演出のためステージでのリハーサルはできない。
メンバーは急遽練習を始めた。
NAOTOさんぐらいでしょ多分。
多分そうだね。
え〜。
何で何で?
(笑い声)胴上げしたいと思いま〜す!
(一同)イエーイ!せ〜の!わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい…。
(ATSUSHI)何か…ライブの中でHIROとメンバーが夢を共有できる時間は残り僅かだ。
HIROがEXILEの中心に据えてきたライブという現場もこの日で最後になる。
これからはステージの上から観客の笑顔を見る事もなくなる。
HIROさんお疲れさま!イエーイ!お疲れさま!ずっとこれから皆さんが必要とされるEXILE輝き続けるEXILEを必ず創っていくんで今以上にすごいEXILEになると思うんで応援よろしくお願いします!それでは記念にHIROさんを胴上げしたいと思います!
(歓声)せ〜の!わっしょいわっしょい!HIROとその夢を受け継ぐ後輩たちが作り上げた2013年のライブツアーは幕を閉じた。
HIROのパフォーマー現役生活は残すところ3か月。
ステージを降りる者もいればステージに上る事を夢みる者もいる。
HIROはEXILEを結成して間もない頃から若きダンサーの育成に力を入れ夢のサポートをしてきた。
ここはHIROが2003年に開校したダンススクール。
EXILEに加入する前のAKIRAも立ち上げに参加した。
設立から11年生徒の数を増やし続け現在では日本各地と台北に合わせて10校。
およそ4,000人が在籍するまでになった。
このスクールの子どもたちにはEXILEと同じステージに立つチャンスが与えられている。
実力をつければ事務所の所属アーティストとしてデビューできる可能性もある。
EXILEの弟分…既に人気グループとして活躍するメンバーにはこのスクールの出身者が少なくない。
スクールの生徒からEXILEのメンバーになるという夢をかなえた者もいる。
例えば4年前にEXILEに加入した…彼はダンススクールに在籍中そのテクニックが認められ2007年EXILEの弟分二代目JSoulBrothersのメンバーに抜擢。
アーティストとしてデビューした。
その後2年間の経験を積み…更に…その責任は日に日に重くなっている。
裾野のダンススクールから頂点のEXILEに至るステップは「EXILEピラミッド」と呼ばれている。
またこのピラミッドの一角を担うアーティストは「EXILEの一族」という意味を込めて「EXILETRIBE」と名付けられた。
HIROは努力しだいでEXILEそしてEXILETRIBEという場所を目指す事ができるチャンスを用意し子どもたちや若者の夢をサポートしている。
ライブツアー終了から3か月。
私たちがEXILEを追い始めてちょうど1年がたった。
HIROはついにこの日パフォーマー生活の最後を迎える。
締めくくりは「紅白歌合戦」。
この年の「紅白」にはEXILEの他に…そしてHIROが手がけたガールズユニットE−girlsが出場する。
メンバーのほとんどが子どもの頃から手塩にかけて育ててきたダンススクールの出身者だ。
HIROのパフォーマー引退の日に幼い頃から成長を見守ってきた者たちが「紅白」出場という夢をかなえる。
お願いします!よっしゃあ!いよいよパフォーマーHIROの引退の時が近づいてきた。
よっしゃあ。
お願いします。
・
(アナウンサー)さあ中間投票の結果どうなったでしょうか?こちらです!・
(アナウンサー)白組!前半は勝ったという事でこちら白の籠に入れて下さい。
(HIRO)楽しんで!楽しんでいきましょう!EVERYBODY!
(掛け声)
(拍手)HIROのパフォーマーとしての最後のステージが始まった。
(ATSUSHI)Comeoneverybody!
(歓声と拍手)
(相葉)EXILEの皆さんありがとうございました!そしてHIROさん本当にお疲れさまでした!最後終わって普通にこうやって終わるんですけど…
(拍手)お疲れっした!最後のステージを終えたHIROを迎えたのは自らが育て上げた多くの後輩たち。
初めて「紅白歌合戦」に出場した時HIROの周りにいたのは5人のメンバーだった。
それから9年この年「紅白」に出場した仲間は総勢45人に上った。
(拍手)頂きました!
(拍手)夢を受け継ぐ多くの仲間に囲まれてHIROのパフォーマー生活がこの時終わりを告げた。
ありがとうございます。
(拍手)2014年1月10日。
この日は事務所の仕事始め。
パフォーマーを引退したHIROが社長としての所信表明を行った。
HIROは自分がステージにいた時よりも更にEXILEを輝かせるという新たな夢に向かって動きだした。
去る2013年9月27日。
HIROのラストステージではこんな告知が行われていた。
(スクリーン音声・MATSU)「新パフォーマーを…」。
(どよめき)パフォーマーのオーディションを開催し新メンバーを増員する事をファンに知らせた。
EXILEが新メンバーを増員するのは今回で3度目。
1度目は2006年。
日本武道館でパフォーマーAKIRAとボーカルオーディションを勝ち上がったTAKAHIROのお披露目が行われた。
2度目は2009年。
人気絶頂の中後輩グループ二代目JSoulBrothersとして活躍していた7人をEXILEの新メンバーとして一気に迎え入れた。
当初この増員劇に戸惑ったファンも少なくなかった。
しかし彼らは更に大きな人気を獲得してその不安を吹き飛ばした。
新メンバーを加える度に輝きを増し続けるEXILE。
彼らはなぜ変わる事を恐れないのか?EXILEの過去2回の増員。
いずれも決めたのはHIROだった。
しかし今回は違った。
トップを走り続けるために変化の道を選んだEXILE。
彼らにとって避けて通れない大勝負が始まった。
2014年2月新メンバーオーディションがスタート。
夢に燃える多くの若きダンサーが集まった。
この日からおよそ3か月かけて審査が行われる。
既にアーティストとして活躍するEXILETRIBEのメンバーも希望しだいでこのオーディションに挑戦する事ができる。
彼らはシード枠として合宿審査から合流。
新メンバーの発表は4月27日日本武道館にて行われる。
それぞれの夢を懸けて踊る若者たち。
HIROとEXILEのメンバーによって一人一人のダンスが入念にチェックされた。
審査の合間にボーカルTAKAHIROがこんな事を漏らした。
オーディション参加者だった8年前の事を思い出していた。
2006年ボーカルSHUNの脱退というピンチを切り抜けるためEXILEは初めてのオーディションを開催。
夢を追う若者たち1万人が集まった。
EXILEの一員になる夢を抱きこのオーディションに参加したTAKAHIRO。
なみいる強豪を押しのけ見事栄冠を勝ち取った。
田敬浩!
(歓声)合格が発表された瞬間EXILEのメンバーとなったTAKAHIRO。
しかし夢の実現とともにメンバーとしての責任が発生した。
一般人をいきなりメンバーにするオーディションはEXILEにとっても大きなリスクだった。
しかしTAKAHIRO加入後のシングルは初登場1位を獲得。
EXILEは新たな同志とともにオーディションの成功を勝ち取った。
果たして今回のオーディションでメンバーはTAKAHIROのような同志と出会う事ができるのだろうか。
3月審査は最終段階に入った。
9日間にわたる合宿審査が始まる。
「紅白」にも出場した三代目JSoulBrothersのメンバーやEXILETRIBEの若きアーティストGENERATIONSから手を挙げたメンバーもこの合宿に加わり候補者は18人になった。
早朝から深夜までびっしり詰め込まれた合宿メニュー。
EXILEのツアー並みのハードスケジュールを与えメンバーにふさわしいかどうかを審査する。
安定した成長を見せるEXILETRIBEのメンバー。
しかし彼らでさえ合格が約束されているわけではない。
一般参加者から頭角を現す者も出始めた。
それが変なこういうのじゃなくて。
よっしゃあ!ラスト!オーディション中合宿所に足しげく通うメンバーがいた。
若手のNAOKIだ。
NAOKIはこの合宿で審査だけでなく指導も積極的に行った。
何が彼を突き動かしたのだろうか。
1年前未来のビジョンをメンバー同士が語り合ったミーティングを思い出して頂きたい。
NAOKIはこんな事を語っていた。
あれから1年。
NAOKIはEXILEのメンバーとして三代目JSoulBrothersのリーダーとして着実に進化していた。
EXILE新メンバーオーディション。
ついに発表の日がやって来た。
合宿をくぐり抜け大きな夢に挑戦する最終候補者たちが観客に紹介された。
この中から新メンバーが決まる。
バックステージではEXILEメンバーがその様子を食い入るように見つめていた。
新メンバー決定の会議は合宿とこの日の間にHIROと13人のメンバーで何度も行われていた。
今回の新メンバーオーディション。
HIROは最終決定権を13人のメンバーに委ねる事で新たな仲間を迎え入れる覚悟を求めた。
新メンバー発表の直前。
ボーカルのATSUSHIがTAKAHIROに宛てて書いた手紙を読み始めた。
そこには8年前TAKAHIROをメンバーとして迎え入れ新たなEXILEを立ち上げた時の覚悟がつづられていた。
コンビを組んでいたボーカルの脱退と加入。
劇的な変化の中でATSUSHIは重圧と責任を感じ続けた。
「EXILEATSUSHI」。
(拍手)その時バックステージでは合格者発表を迎えていた。
大丈夫?メンディーおめでとう。
(拍手)
(HIRO)世界おめでとう。
(拍手)
(HIRO)大樹君おめでとう。
(拍手)
(HIRO)岩ちゃんおめでとう。
(拍手)
(HIRO)亜嵐おめでとう!
(拍手)
(HIRO)以上5人です。
おめでとうございます!
(拍手)じゃあ5人はダッシュで着替えて!夢をかなえた者たち。
夢が破れた者たち。
HIROはそんな彼らに夢はまだ続く事を伝えた。
彼らの思いも携えて新生EXILEがいよいよ誕生する。
新メンバーが決まりました!ありがとうございます!
(歓声と拍手)第四章最高に盛り上げましょう!
(掛け声)EVERYBODY!
(掛け声)
(拍手)19人それぞれの夢と覚悟。
新生EXILEが動きだした。
・「昨日までの時を超えて」・「繋がるはずの想い」・「手繰り寄せたその絆がROCKPRIDE」新生EXILE誕生の瞬間。
HIROはバックステージでその様子を見守っていた。
日本を代表するエンターテインメント集団EXILE。
私たちは彼らが生まれ変わる激動の500日に密着した。
そこにあったのは自分たちそしてファンの夢を追い続けるために自らの全てをささげて前に進む男たちの生きざまだった。
そんな彼らがつかみ取ったものは真のEXILEの魂。
新生EXILEはその誇りを胸に新たな夢に向かって今走り始めた。
(ATSUSHI)EXILE第四章必ず皆さんに喜んで頂けるように頑張ります!
(歓声)2014/08/17(日) 01:20〜02:35
NHK総合1・神戸
EXILE 夢を追い続ける者たちの真実 500日密着ドキュメント[字][再]
2012年の紅白から、リーダー・HIROのパフォーマー引退、そして新メンバー加入までの激動の500日に密着。全てを犠牲にして夢を追いかける男たちの生き様を描く!
詳細情報
番組内容
▽2012年、そしてHIROのパフォーマー引退の舞台となった2013年の紅白裏舞台。三代目JSB、E−girlsがそろっての感動のフィナーレ▽2013年のライブツアー、壮大なスケールで行われるその舞台裏を紹介!「1分の1リハーサル」「鬼の筋力トレーニング」など鬼気迫るメンバーを活写▽1月1日に行われたメンバー会議。14人の「覚悟」が語られる▽新メンバーオーディション。新たなEXILEの真実とは?
出演者
【出演】EXILE,秋元康,松浦勝人,三代目 J Soul Brothers,GENERATIONS from EXILE TRIBE,E−Girls,【語り】北大路欣也
ジャンル :
音楽 – 国内ロック・ポップス
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
音楽 – ライブ・コンサート
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