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政治
【月刊正論】朝日新聞炎上 他社への抗議乱発が示す窮状
朝日は検証記事で、「宮沢首相の訪韓時期を狙ったわけではありません」と書いているが、それは大した問題ではない。報道機関が政治スケジュールに沿って報道することは、よくあることだ。問題は報道の中身である。十分な調べもせず、朝日に乗せられて簡単に謝罪した宮沢内閣の罪も重い。慰安婦問題のボタンのかけ違いは、ここから始まった。
朝日などの慰安婦と挺身隊を混同した記事により、それが日本や韓国の教科書で独り歩きしたことを、改めて記しておきたい。
吉田証言への疑義に聞く耳持たず
朝日はまた、宮沢首相訪韓後の1月23日付夕刊の論説委員室コラム「窓」で、朝鮮・済州島で200人余の女性を慰安婦として強制連行したという山口県労務報国会下関支部動員部長だったという吉田清治氏の証言を、事実として取り上げた。
「吉田さんと部下、十人か十五人が朝鮮半島に出張する。(朝鮮)総督府の五十人、あるいは百人の警官といっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。木剣を振るって若い女性を殴り、けり、トラックに詰め込む」「一つの村から三人、十人と連行して警察の留置所に入れておき、予定の百人、二百人になれば、下関に運ぶ。女性たちは陸軍の営庭で軍属の手に渡り、前線へ送られていった。吉田さんらが連行した女性は、少なくみても九百五十人はいた」
このおどろおどろしい記事が本当なら、まさに「強制連行」である。
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