NEWS23 2014.08.15

あれから69年。
伝え続ける。
今夜は岸井さんとともにお伝えします。
今年で69年目を迎えた終戦の日。
シリーズで放送しています特集「若者たちの戦争」とともに愛媛県伊予市で、住宅の押し入れから17歳の無職、大野裕香さんの遺体が見つかりました。
警察は、この家に住む36歳の女と少年3人の合わせて4人を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
大野さんと4人の間に何があったのでしょうか。
今日未明、17歳の女性の遺体が部屋の押し入れの中から発見されました。
場所は愛媛県伊予市内にありますこの3階の一室、押し入れの中でした。
現在、ブルーシートがかけられていますが洗濯物は干されたままです。
事件が発覚したのは昨日深夜、警察への通報からだった。
警察官が駆けつけ、今日午前0時過ぎ、団地の3階にある部屋の押し入れから遺体が発見された。
部屋の間取りは3DK。
押し入れは、6畳の和室にある1畳ほどのスペースで遺体には、毛布がかけられていた。
その後、死亡していたのは17歳の無職、大野裕香さんとわかった。
遺体は死後数日が経過していると見られ、消防によると、顔には複数のアザがあり、右側が大きく腫れ上がっていたと言う。
遺体が見つかったとき、部屋には36歳の女と女の4人の子どものほか、子どもの友人も数人一緒にいた。
現場の部屋には、30代の母親とその子ども4人、合わせて家族5人が暮らしていたということなんですが、近所の方の話によりますと、日頃から10代の男女が頻繁に出入りしていたといいます。
警察は、この部屋に住む窪田恵容疑者と16〜18歳の少年3人を死体遺棄の疑いで逮捕した。
家族の知人や近所の人によると、部屋には居候のように家族と一緒に暮らしていた若い女性がいて、家族から暴行を受けていたという情報もある。
その居候が亡くなった大野裕香さんだという知人の証言もある。
大野さんは窪田恵容疑者の長女の友人だった。
大野さんは、現場から車で30分ほど離れたこちら、松山市内の実家で家族と生活をしていました。
しかし、警察によりますと今年6月末頃から家に帰らなくなり、7月19日には家族から警察に行方不明者届が出されていました。
大野さんとこの家族との間に、何があったのか。
警察は、詳しいいきさつを調べている。
普天間基地の移設に向けた準備が着々と進んでいます。
辺野古の海では、埋め立て予定地を囲むようにブイなどの設置作業がほぼ完了しました。
ボーリング調査を円滑にするためと見られますが周辺の反対派の船は強制的に排除され、緊張が高まっています。
名護市辺野古沖の海上で続けられていた抗議行動。
これに対し、海上保安庁はカヌーやゴムボートを次々と拘束。
ロープでくくりつけるなどして強制的に港に引き上げた。
また、海上で抗議する人少なくとも3人が海上保安庁の船に乗せられ、港へと運ばれた。
海上保安庁は今回の強制的な排除について、海上保安庁法第2条を根拠に挙げ海上の安全及び治安の確保を図るためと説明した。
昨日は何本かのオレンジ色の線にすぎなかった立ち入りを制限するための浮具。
そのオレンジ色のラインが今日はくっきりと海を区切っています。
沖縄防衛局は昨日に続き、ブイなどの設置を進め、岬の北側と南側の沖合での作業をほぼ完了させた。
今後、ボーリング調査に進むと見られ、それが終われば、いよいよ本体工事に着工することになる。
一方、東京では、自民・沖縄県連の代表が仲井真知事の自民党の推薦をとりつけるため、党本部を訪れた。
11月に行われる沖縄県知事選。
辺野古移設について、今後を左右するのは間違いない。
ブイで海が区切られていましたけれども、それにしても、この作業、かなり早いという印象があるんですが?やっぱり焦りもあるんじゃないでしょうか。
11月の知事選挙でもし反対派が当選することになれば事実上、移設不可能に、これは大変なことになりますからね、政府としては辺野古の移設が選挙の争点ならないよう、それを避けるために作業を前へ進ませたいと。
逆に言えばそれは、最大の争点になるということなんですよね。
もう1つ、重ねて言いたいのは、辺野古の海が日本有数の生態系の宝庫であると。
先月にも民間団体がジュゴンの生息を示す、エサをはんだ後があると発表しましたよね?普天間を移設するというのはいいんですよね。
だけど、これだけすばらしい、希少価値のある生態系も無視できませんよね。
そもそも環境アセスメントというのは、防衛省がやっていたんですよ。
もちろんいろいろな意見を聞いているんですけれども、やっぱり改めて環境調査を第三者を入れてやるべきだと思いますね。
タイで24歳の日本人男性が多くの子どもを代理出産させていた問題で、また新たな証言です。
この男性が代理出産を仲介した人物に対し、死ぬまで毎年10人子どもをつくりたいと話していたことがわかりました。
渦中の日本人男性について語るのは、グルジアに本部を置き、タイで代理出産の仲介を行う団体の創設者。
女性は2年前、日本人男性から依頼を受け、タイで2人の代理母を紹介。
去年、双子を含む3人の子どもが生まれたと言う。
さらに代理母の紹介を要求する日本人男性に対し、不審に思った団体側は、その後、紹介を断ったと言う。
これまで日本人男性が代理出産させたと見られる子どもはタイ国内に12人、そしてカンボジアに出国した4人の合わせて16人いるものと見られる。
タイ警察によると、日本人男性の親族から連絡があり、海外に出た4人の子どもは元気だと話していると言う。
毎年10人の子どもをほしがっていたと言う日本人男性は代理出産の仲介を行う団体の女性に対し、こうも話していたと言う。
日本人男性は、日本のパスポートに加え、カンボジアのパスポートを持っていたことがわかっているが、女性からはこんな証言も…タイの警察は、男性側に対して出頭するよう呼びかけており、18日にも事情を聞く方向で調整している。
今日は69回目の終戦の日です。
東京の日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が行われました。
遺族の高齢化が進み、今年は参列者のおよそ8割が70歳以上になりました。
69回目の終戦の日。
日本武道館で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式には、遺族ら6000人あまりが参列した。
遺族は高齢化が進み、今年、参列者のおよそ8割が70歳以上になった。
最年長は戦争で夫を亡くした100歳の難波いそさん。
追悼式では、安倍総理も式辞を述べた。
歴代の総理大臣が表明してきたアジア諸国への加害責任と反省については去年に続き、言及しなかった。
一方、安倍総理は靖国神社への参拝は見送ったが、自民党の萩生田総裁特別補佐を通じて自民党総裁として私費で玉串料を納めた。
終戦の日の参拝見送りは2年連続。
政府は、11月のAPEC首脳会議での日中首脳会談の実現を目指していることから中国に配慮したものと見られる。
閣僚では、新藤総務大臣、古屋国家公安委員長、そして稲田行政改革担当大臣の3人が参拝した。
安倍総理による玉串料奉納や、閣僚の参拝について、中国外務省は…一方、韓国では日本の植民地支配からの解放を祝う光復節の式典が開かれた。
パク・クネ大統領は、来年の国交正常化50年に向け、日韓関係を改善する必要性に言及。
その上で、慰安婦問題の正しい解決で両国の関係が堅実に発展すると述べ、改めて日本政府に対応を求めた。
シリーズでお伝えしています「若者たちの戦争」。
こちらは、出撃直前の特攻隊の写真です。
撮影されたのは、終戦を告げる玉音放送から4時間後のことです。
彼らは、戦争が終わってから飛び立ったことになります。
この出撃で、18人が命を落としました。
なぜ彼らは終戦後に出撃したのか、そして、向かった先で何が起きたのか。
戦後69年の証言です。
現存している唯一の艦上爆撃機「彗星」。
「彗星」は太平洋戦争末期、最後の特攻機となった。
その「彗星」が飛び立った場所がある。
当時、海軍の航空隊基地だった大分県の大洲公園。
公園の一角の石碑に、隊員たちの名が刻まれている。
昭和20年8月15日。
終戦を告げる玉音放送の後に、特攻機の飛び立つ姿を見た人がいる。
学童疎開で大分に来ていた。
終戦後の夕方、この地から11機の特攻機で23人が飛び立ち、18人が帰らぬ人となった。
そのうちの1機に乗っていて、仲間の機体とはぐれ、鹿児島に不時着して生還した人がいる。
川野和一さん。
終戦を告げる玉音放送は聞かずに出撃したと言う。
出撃前の1枚の写真がある。
通常2人乗りの「彗星」だが、1機だけ3人が乗りこんでいた。
この3人目の人物、実は海軍第五航空艦隊・宇垣纏司令長官だった。
山本五十六海軍大将の参謀長を務め、海軍の作戦の中枢にいた。
昭和18年4月、南方戦線視察中に山本海軍大将が戦死。
同行した宇垣長官には、身代わりとなれなかったという痛恨の思いが、以来つきまとったと言う。
4000人以上の若い命が失われた特攻。
その特攻を命じ続けた1人が、宇垣長官。
昭和20年2月、鹿児島県の鹿屋航空基地に第五航空艦隊が新設。
その司令長官に着任早々、宇垣長官は、作戦の主体を特攻とし全員特攻を徹底させた。
出撃を命じた際、特攻兵が爆弾を命中させたら帰還してもいいかと尋ねると「まかりならぬ」と大声で答えたと言う。
終戦間際、第五航空艦隊の司令部が大分に移された。
宇垣長官は、鳥取の美保基地に彗星隊を大分に派遣するよう命じる。
そこで白羽の矢が立ったのが後に宇垣長官とともに最後の特攻隊を率いることになる中津留達雄大尉だった。
大正11年、中津留大尉は現在の大分県津久見市に生まれた。
両親は軍人ではなく、教師にしたいと考えていたが、一人息子が志したのは海軍だった。
中津留大尉が、両親へ送った手紙が残されている。
その文面に、彼の信念が記されていた。
中津留大尉は美保基地にいたときに上官から、犬死にするな、戦果を挙げることだけを考えよと聞かされていた。
確実に爆弾を命中させ、必ず帰ってまた出撃する、そんな信念を中津留大尉は抱くようになっていた。
正反対の考え方で全く別の場所にいた2人。
運命の歯車は回り始めていた。
大分にいる生まれたばかりの娘にひと目会わせてあげたい、上官のそんな思いからの配置転換。
中津留大尉は一度だけ、生まれたばかりの子どもと会えた。
同じ頃、川野さんらはほかの部隊とは別行動で滑走路近くの河川敷で待機。
終戦を告げる玉音放送を聞かされることはなかった。
宇垣長官の日記「戦藻録」ではこの日、こうつづられていた。
午後4時、整列する中津留大尉の部隊の前に宇垣長官が現れた。
1列目に操縦し、2列目に偵察員、合わせて22人。
指示した以上の人数が集まっていた。
出撃前、襟にある階級章を外す宇垣長官。
手には山本五十六海軍大将の形見の短剣。
まさに、死に場所を求めた特攻だった。
生きることにこだわっていた中津留大尉は、どんな思いで宇垣長官の命令に従ったのか。
大分県宇佐市で、戦争遺跡の保存などの活動を続けている平田崇英さん。
元特攻兵たちの数多くの証言を聞いてきた平田さんは、こう考えている。
そして、部下をともに連れていかざるを得なくなった背景には、皮肉にも中津留大尉と部下たちとの信頼関係があった。
午後5時、11機の特攻機が出撃した。
率いる中津留大尉の特攻機に、宇垣長官は乗りこんでいた。
それを怒りを込めながら見送った隊員がいる。
偵察部隊にいた安永弘さん。
それから2時間あまり。
飛び立った11機のうち2機が沖縄最北端の島、伊平屋島。
この穏やかな島にも、アメリカ軍が2カ月前に上陸。
島は一日で占領され、すべての住民が捕虜となっていた。
あの夜、アメリカ軍が終戦で沸き立つ中、住民が、上空を旋回する2機の特攻機の音を聞いていた。
1機目は、アメリカ軍の兵舎近くにあった畑に墜落。
そして、2機目は…アメリカ軍の上陸用舟艇が停泊している場所から100mほど離れた岩礁に墜落した。
この2機目に中津留大尉と偵察員、それに宇垣長官が乗っていたと見られる。
それが宇垣長官だったと考えられている。
ただ1人、飛行服ではなく制服で飛び立っていたため。
宇垣長官が残した突入電文は敵艦空母見ゆ、我必中突入す。
しかし、2機とも標的をとらえていないという事実がある。
意図的に標的を外したのではないか、同じ操縦桿を握る立場から、川野さんはそう考えている。
中津留大尉は終戦を知っていて、突っ込む直前に回避したのか。
終戦後に特攻が行われていたら一体、どうなっていたのか。
中津留大尉は、生前、一度だけ生まれたばかりの娘と面会している。
それから69年。
中津留大尉の墓前で手を合わせるのは、その娘の鈴子さん。
一方、中津留大尉の部隊を道連れに飛び立った宇垣長官の遺族は長い間、沈黙を守ってきた。
つらい思いをされたんだなということは思いますけど。
やっぱりその人その人の立場がありますからね。
その立場にならなければ、わからないことですから。
私は別にそれを恨んでいらっしゃっても仕方がないと思います。
生きることにこだわりながらも、抗い切れない運命を背負った最後の特攻隊長・中津留達雄大尉。
たった一度だけ抱かれた娘の胸に刻み込まれた思いがある。
そういうことはもうしてはいけないと。
69年前、終戦後に飛び立ち、散っていった若者たち。
不条理の中で生き、運命を狂わせれた戦争の悲劇であることに変わりはない。
悲しくて、そして無念さを禁じえない出来事ですよね。
終戦後に特攻に飛び立った人たちがいることを実は初めて知ったんですけれども正直、驚きました。
本当につらいですよね。
これも戦争の1つの不条理なんだと思うんです。
彼ら1人1人が終戦の事実を知っていたかどうか、これは定かではありませんよね。
何人か知っていたかも知れないけれど、ギリギリまで特攻に飛び立っていくという、個人の思いや本音は隠さざるを得ない事態だった、それが戦争だということなんでしょうね。
組織の中で、個を保つ難しさ、今とは比較にはなりませんけれども、当時はとにかく上官の命令は絶対ですからね、そういう中で個人の思いは封印せざるを得なかったのは事実だと思いますね。
「NEWS23」では7回にわたって「若者たちの戦争」としてシリーズでお伝えしてまいりました。
今年は本当に例年に比べてさらに戦争を身近に考えざるをえないそういう年になったような気がするんですよね。
集団的自衛権の行使容認の閣議決定がありました、武器輸出三原則の見直しがありました。
そして特定秘密保護法の成立という、この1人年間非常に戦後政治を変えるような大きな動きがあったんですよね。
ですから、このシリーズでも被ばく者とか、あるいは戦争体験者といいますか、そういう方から今の動きに対する非常に強い不安や懸念の声が上がっていたんですよね。
今日の追悼式は参列された遺族の方の8割が70歳以上ということで、時間の経過とともに風化してしまうことが本当に気がかりですよね。
さっきの最後の特攻の人たちも、平均年齢で言うと20歳前後ですよね。
だから、日本では、問題なのはいつも思うんですけれども、戦争の総括というのが十分されていないんですよ。
戦争責任をすべて、ある意味でA級戦犯に押しつけているようなところがありまして、そして、来年は終戦70年ですからあの無謀な戦争はいつどこで間違ったのかそれで、なぜそれを止められなかったのか、徹底した検証を行うべき、そのための今回のシリーズのタイトルになるんですけれども、若者、本当に若い人たちが最初に犠牲になるんですよ。
だから、こういう戦争の実情を若い人たちにぜひ知ってもらいたいなと思いますね。
ここからは、「23TODAY」。
注目のニュースとスポーツを続けてお伝えします。
ベネッセによる情報流出事件を受けて茂木経済産業大臣は会見で、来週、経団連など経済団体に個人情報保護の強化を要請する文書を送り、今月26日に内部不正の防止に関する緊急セミナーを開くと述べた。
また、来月中をメドに個人情報保護法の指針を改正する方針も明らかにした。
個人情報保護に関して、役員を責任者に任命することや、情報を管理する部署へのカメラの設置、外部に情報管理を委託する場合の監督強化などを検討する。
事故から1年を迎えた現場では、追悼式が開かれた。
去年の8月15日の夜、京都府福知山市の花火大会の会場で、露店の店主が、ガソリンの取り扱いを誤り、爆発を起こし、観客3人が死亡、54人が重軽傷を負った事故。
店主には、禁固5年が確定しているが被害者たちは、今も事故と向き合う日々が続いている。
偽装表示が発覚したしゃぶしゃぶ店を運営する木曽路が会見を開き、社長が謝罪した。
木曽路では、3店舗でおととし4月から先月まで松阪牛などブランド牛と表示し、実際は価格が安い国産和牛、7000食あまりを提供していた。
木曽路は、偽装の背景について、店ごとに利益目標があり、それを調理長が守ろうとしたのではないかと釈明。
再発防止に努めるとし、申し出があった利用客に対しては差額分を現金で返金するとしている。
イラクのマリキ首相は14日、退陣を表明。
新たに首相に指名された同じ政党のアバディ氏を支持すると述べた。
イスラム教シーア派のマリキ氏は、スンニ派を冷遇して宗派間対立を招き、スンニ派の過激派組織イスラム国家の勢力拡大につながったと批判されていた。
続投にこだわっていたが、過激派の攻勢を受けて同じシーア派や後ろ盾だったイランからも退陣圧力が強まっていた。
西アフリカで拡大しているエボラ出血熱の対策として、政府は閣議でWHOなどに対し、150万ドルの緊急支援を行う方針を決めた。
4月にギニアに対して行った支援と合わせるとおよそ200万ドル、2億円相当の支援となる。
エボラ出血熱は、今年3月にギニアで最初の症例が確認されて以降、国境を節するリベリアやシェラレネオに拡大していて、これまでに1000人を超える死者が出ている。
愛媛県四国中央市にある自動車販売店の店内で、男性の胸を包丁で刺し、殺害したとして市内に住む無職の石村裕一容疑者が殺人の疑いで今夜、逮捕された。
殺害されたのは、50歳くらいの男性で警察で現在、身元を確認している。
続いては、夏の甲子園。
大会屈指のエースとスラッガーが1回戦でいきなり激突。
名勝負の歴史に新たな1ページが加わりました。
2つの才能がぶつかり合ったとき、ドラマは生まれる。
これも運命のいたずらか。
1回戦で早くも実現する強打者×好投手。
強打の智弁学園を引っ張る高校通算73ホーマーの岡本和真。
明徳には、この男がいる。
最速147kmのエース、岸潤一郎これまでも幾多の名勝負が刻まれてきた。
1974年の準々決勝、定岡正二×原辰徳。
日本中が注目した対決は3安打を放った原に軍配。
だが、最後に笑ったのは延長15回まで投げ抜いた定岡だった。
1982年の準々決勝。
当時、大フィーバーを巻き起こした荒木大輔。
やまびこ打線の主軸、水野のホームランに女性ファンの悲鳴が響きわたった。
甲子園の夏もこれで終わりました。
やっぱり寂しい気もします。
2006年の2回戦。
大坂桐蔭の4番は2年生の中田翔。
その前に立ちはだかったのが、早稲田実業の斎藤佑樹だった。
衝撃の3三振。
中田は、無念の涙を流した。
そして今年、智弁の岡本か、明徳の岸か。
結末は、果たして。
夏の甲子園5日目。
明徳義塾×智弁学園。
注目の対決は1回。
まずは、明徳・岸がスライダーで空振り三振。
明徳リードの3回。
智弁は、岸からチャンスをつくり打席には3番・岡本。
1点差に詰め寄るタイムリー。
今度は、岡本が意地を見せる。
両校譲らず、迎えた7回。
明徳、代打・田中が智弁を引き離すスリーラン。
逆境に立たされた智弁。
岡本のバットで流れを変えられるか。
対するは岸、勝負の行方は…制したのは明徳・岸。
見事完投で、食い下がる智弁を下した。
優勝候補の一角、大阪桐蔭は島根・開星の追撃をしのぎ切って初戦をものにした。
母校・東海大相模出身のタイムリーを放つなど、この回、3点を奪う。
こうなると防御率トップの先発・金子は伊藤のミットに投げ込むだけ。
オリックス、首位攻防戦に快勝。
西武は、大阪桐蔭で春・夏連覇の森友哉。
去年まで高校球児だったとは思えないスイングで前の試合から2打席連続のホームラン。
後輩たちの勝利への祝砲となった。
広島の先発はPR学園時代、甲子園2度出場の前田健太。
激しい雨が降り続く中、ぬかるんだマウンドに集中力を欠き、今シーズン最短の3回6失点と大乱調。
甲子園のときのような輝きを放つことはできず、エースに1カ月勝ち星がない。
阪神は広陵高校出身、上本。
高校時代、1年から4度甲子園を経験し、全国制覇もなし遂げた男が走者一掃の決勝タイムリー。
阪神、連敗ストップ。
17年前の夏、秋田商のエースとして輝いたヤクルト・石川。
身長167cmの小さな大投手は気迫あふれるピッチングで6回2失点。
自身3連勝で9勝目をマークした。
中継ぎから先発に復帰の楽天・則本甲子園とは無縁の男が奮闘。
7回、ワンアウトまでパーフェクトピッチング。
大記録は逃したものの、ひるむことなく投げ切り、6月29日以来となる涙の1勝。
よかったです、はい。
女子体操界は今、ジュニア世代が熱いんです。
体操女子は、アジア大会代表6人のうち4人が高校生。
中でも注目は、身長147cmの本田美波選手。
全日本ジュニア選手権でダイナミックな演技を披露した。
もう1人の注目株、湯元さくら選手こちらもバッチリ。
秋の大舞台、アジア大会の目標は?天気予報です。
週末のお天気、どうでしょうか?雨の降るところが多くなりそうなんです。
ここが日本列島なんですが、前線の北側には秋の空気が入り始めているんですが、南側は比較的まだしっかり夏の高気圧があるということで、しばらく同じような気圧配置が続いてしまいそうなんです。
日本海側で大雨となり、多いところでは、東北や北陸などで100ミリ以上の大雨となりそうです。
落雷や突風などにも注意してください。
放送中にいただいたツイートから一部ご紹介します。
一連のシリーズの中でいろいろな証言がありましたけれども、一番印象に残るのは、いざとなるが人間が人間じゃなくなっちゃう残酷さ、悲惨さですよね。
2014/08/15(金) 23:30〜00:30
MBS毎日放送
NEWS23[字]

69年目の終戦記念日 若者たちの戦争