終戦から69年を迎えたきょう、およそ310万人の戦没者を慰霊する、政府主催の全国戦没者追悼式が、東京の日本武道館で行われています。
式典には、全国の遺族の代表など、およそ6000人が参列しました。
戦没者の皆様の尊い犠牲の上に今、私たちが享受する平和と、繁栄があります。
そのことを片ときたりとも忘れません。
歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そしてあすを生きる世代のために、国の未来を切り開いてまいります。
歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを、せつに願い、全国民とともに、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和とわが国の一層の発展を祈ります。
終戦から69年を迎え、遺族の高齢化が一層進み、参列した遺族のおよそ8割が70歳以上となっています。
式典では、このあと参列者が式壇に菊の花を手向けて、戦争で亡くなったおよそ310万人の霊を慰めます。
安倍総理大臣は、全国戦没者追悼式に出席するのに先立って、午前11時半ごろ、東京・千鳥ヶ淵の戦没者墓苑を訪れました。
千鳥ヶ淵の戦没者墓苑には、第2次世界大戦で戦死し、名前が分からないため遺族に引き渡すことのできない遺骨が納められています。
安倍総理大臣は、花束をささげ、深々と頭を下げ、戦没者の霊を慰めました。
終戦の日のきょう、安倍総理大臣は、東京・九段の靖国神社に参拝せず、自民党総裁として、私費で玉串料を納めました。
一方、安倍内閣の閣僚では、古屋国家公安委員長と新藤総務大臣が、靖国神社に参拝しました。
終戦の日のきょう、安倍総理大臣は、靖国神社に参拝せず、自民党の萩生田総裁特別補佐を通じて自民党総裁、安倍晋三として、私費で玉串料を納めました。
第2次安倍内閣が発足したあと、安倍総理大臣は、総理大臣就任から1年がたった去年12月、靖国神社に参拝しましたが、去年の終戦の日も参拝はせず、私費で玉串料を納めています。
また靖国神社の春と秋の例大祭でも参拝はせず、真榊と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納しています。
一方、安倍内閣の閣僚では、古屋国家公安委員長と、新藤総務大臣が、きょう午前8時前、個別に靖国神社を訪れ、本殿に上がって参拝しました。
また新藤総務大臣は、私費で玉串料を納めたことを明らかにしたうえで、次のように述べました。
また小泉復興政務官や、衛藤総理大臣補佐官も、きょう午前、靖国神社に参拝しました。
一方、根本復興大臣は閣議のあと記者団に対し、終戦の日に先立って、靖国神社に参拝したことを明らかにしました。
またきょうは、超党派の国会議員らで作る、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会が、靖国神社に参拝しました。
会長を務める自民党の尾辻元参議院副議長や、民主党の羽田参議院幹事長ら、自民党や民主党などの衆参両院の国会議員およそ80人が、午前11時過ぎに靖国神社の本殿に昇殿し、そろって参拝しました。
安倍内閣から岸外務副大臣らが参拝したほか、自民党の高市政務調査会長も参拝しました。
このあと尾辻氏が記者会見し、安倍総理大臣が靖国神社に参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を収めたことについて、亡くなった方々は、ひたすら国のために散っていった。
参拝されるかどうかは安倍総理大臣が国益をどう判断されるかであって、これは亡くなった方々も同じ思いだと思うと述べました。
東京電力は、経営の抜本的な立て直しを図るため、老朽化した火力発電所の建て替えや、燃料の共同調達に向けて設立することにしている新会社の提携先として、中部電力を軸に検討を進めていることが明らかになりました。
東京電力は、原子力発電所の運転停止によって、火力発電への依存が高まり、燃料費の増加や効率の悪い老朽化した発電所の運転で経営が悪化しています。
このため、東京電力は、老朽化した火力発電所の建て替えや、燃料の共同調達を行う新会社を、ほかの企業と提携して設立し、抜本的な経営の立て直しを図ることにしています。
関係者によりますと、東京電力は、提携先に名乗りを上げた5社のうち、中部電力を軸に検討を進めていることが明らかになりました。
具体的には、両社が共同出資によって新会社を設立し、LNG・液化天然ガスなどの調達から、火力発電事業を包括的に行う計画です。
特に両社が調達しているLNG・液化天然ガスの量は、日本全体の半分近くを占めており、コストの大幅な削減効果が見込めることを考慮しているものと見られます。
一方、東京電力は、東京湾岸でLNGの受け入れ基地を共同で運用する東京ガスとも、提携先として交渉を続けており、コスト削減効果を見極めながら、早ければ来月にも優先交渉先を決めることにしています。
提携が実現すれば、戦後60年余りにわたって続いた電力会社の地域独占体制から、異業種を含めた本格的な業界再編につながる可能性もあります。
政府軍とイスラム過激派組織との戦闘が続くイラクで、過激派組織の勢力拡大を招いたとして退陣を求められていたマリキ首相が、日本時間のけさ、退陣する考えを表明しました。
アメリカ政府は、イラクの結束に向けた大きな一歩だと歓迎し、挙国一致の政権を速やかに発足させるよう求めました。
イラク北部では、イスラム過激派組織が、少数派のヤジディ教徒などへの迫害を強めていて、国連によりますと、今月だけでも20万人以上が避難を余儀なくされ、多くの人が山岳地帯で身動きが取れなくなっています。
国連はイラクでの人道危機を、世界でも最も規模が大きく支援の緊急性が高いレベル3に指定し、総力を挙げて支援に当たる方針を明らかにしました。
こうした過激派組織の勢力拡大を招いたとして、国内外から退陣を求められていたマリキ首相は、日本時間のけさ、退陣する考えを表明しました。
アメリカのライス大統領補佐官は、イラクの結束に向けた大きな一歩で、マリキ首相の決断を評価するという声明を発表しました。
また、ケリー国務長官は声明で、新しい首相候補に指名された国民議会の副議長のアバディ氏らに対し、過激派組織に対抗するため、挙国一致の政権を速やかに発足させるよう求めました。
アメリカ軍は14日も、イラク北部で過激派組織の装甲車両を破壊したと発表するなど、1週間連続で空爆を実施し、今後も過激派組織の活動に応じて、空爆を続ける構えを見せています。
韓国のパク・クネ大統領は、日本の植民地支配から解放された記念日のきょう、演説し、日韓国交正常化から50年を迎える来年を、両国が未来志向の関係に向けて出発する元年になるよう願うとして、いわゆる元従軍慰安婦への前向きな措置を重ねて求めました。
演説でパク・クネ大統領は、日本に対し、いわゆる元従軍慰安婦に関して、前向きな措置を重ねて求めました。
きょうの演説は、日本政府がいわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、謝罪と反省を示した河野官房長官談話の作成過程などの検討結果を公表したことへの批判は避けるなど、抑制的なトーンにすることで、この問題の解決に向けた安倍政権の対応を促すものとなりました。
前線と低気圧の影響で、西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、九州では局地的に非常に激しい雨が降っています。
低い土地の浸水や土砂災害などに、十分注意が必要です。
気象庁によりますと、西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっていて、午前11時までの1時間には、長崎県平戸市で72.5ミリと、非常に激しい雨を観測したほか、高知県香美市物部でも、30ミリの激しい雨が降りました。
大気の不安定な状態は、あすにかけて続く見込みです。
西日本や東海、北陸、それに東北では、あすにかけて局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。
為替と株の値動きです。
「BSコンシェルジュ」。
2014/08/15(金) 12:05〜12:25
NHK総合1・神戸
ニュース[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:1604(0x0644)