NHKニュース おはよう日本 2014.08.15

おはようございます。
7時になりました。
終戦からきょうで69年を迎えます。
およそ310万人の戦没者を追悼し、平和について考える催しや集会が、全国各地で開かれます。
このうち東京の日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、戦争で亡くなった人の遺族など、およそ6000人が参列する予定です。
式典では、安倍総理大臣が式辞を述べたあと、正午の時報に合わせて、全員で1分間の黙とうをささげます。
そして、天皇陛下がおことばを述べられたあと、参列者が式壇に菊の花を手向けて、およそ310万人の戦没者を追悼します。
終戦から69年を迎え、遺族の高齢化は一層進み、参列を予定している遺族のおよそ8割が70歳以上となっています。
参列する戦没者の妻も19人と、10年前の10分の1以下になり、最年長の100歳の女性は、フィリピンで戦死した夫のために、神奈川県から家族に付き添われて参列する予定です。
きょうはこのほか、遺族の団体や自治体などが式典を開くなど、戦没者を追悼し、平和について考える催しや集会が、全国各地で開かれます。
終戦の日のきょう、続いては、こちらです。
太平洋戦争末期、戦況が悪化していた中で行われた特攻です。
アメリカ軍が沖縄に迫る中、追い詰められた日本軍が取った作戦でした。
隊員が、爆弾を積んだ戦闘機とともに、敵艦に体当たりしました。
特攻に出撃する前、多くの隊員たちは、親や子ども、兄弟、そして恋人に宛てて、このような遺書を書き残しています。
こうした遺書、鹿児島の平和会館などで展示されていますが、実はその多くはコピーです。
今、その原本を展示施設に託す人が相次いでいます。
なぜ遺族たちは、大切な遺書を手放す決断をしているんでしょうか。
かつて、基地があった知覧特攻平和会館です。
ここには、出撃直前に残した隊員たちの遺書が、数多く展示されています。
人生の総決算。
何も謂ふこと無し。
妻と幼い3人の子どもがいながらも、言うことはないとした遺書。
母様、藤夫は笑って征きます。
元気でさようなら。
19歳の青年が、母親に宛てた遺書には、笑顔で死んでいくと記されています。
多くの遺族にとって、遺書は大切な形見のため、平和会館ではそのコピーを集めてきました。
遺書の原本を寄贈する遺族は、これまで年に数人。
しかし、3年ほど前から、毎年30人ほどが遺書の原本を寄贈するようになっています。
ことし2月に送られてきた遺書です。
久野正信中佐。
出撃直前、2人の子どもに宛てました。
オトウサンハマサノリキヨコノオウマニハナリマセンケレドモ。
フタリナカヨクシナサイヨ。
遺書で記された久野中佐の長男、正憲さんです。
これが家族の出撃前の、最後の写真だと思います、これがね。
真ん中が私で。
正憲さんにとって遺書は、5歳のときに亡くなった父の面影を感じることができる、数少ないものの1つでした。
しかし、正憲さんには遺書を引き継げる子どもがいません。
ことしで74歳。
いつまで自分で保管できるのか、不安を感じるようになっていました。
正憲さんは、形見として親戚に託すことも考えましたが、父の思いが埋もれないようにと、寄贈することに決めました。
潔い言葉と共に亡くなっていった特攻隊員たち。
遺書に書かれたことばの裏にある思いを知ってほしいと、手紙や日記を併せて寄贈した人もいます。
福島たかしさん夫婦です。
遠縁に一人の特攻隊員がいました。
非常に母思いの人だったんですね。
安部正也大尉です。
昭和18年、学徒出陣で入隊し、その1年7か月後に、特攻で亡くなりました。
みずからも幼少期に空襲などを目の当たりにしてきた福島さん。
それでも、安倍大尉の手紙や日記を読んだあとには、想像もつかない経験をしていたことに、強い驚きを感じたといいます。
入隊して半年余りたったとき、安部大尉がつづった日記です。
吾等は消耗品ダトイワレタ。
勿論俺はソレヲ承知デ志願シテ来タ。
努力セン死ノ為ニ。
一方、入隊前に母に送った手紙には、梅の押し花と共に、体調をいたわる優しい文面がありました。
それが、僅か9か月後には、死ぬことを当たり前と捉えることばを書き記すようになっていました。
なぜ、このようなことばを残すようになっていったのか。
特攻で何があったのかを知るために、福島さんは、安部大尉にゆかりがある人たちを訪ね、その証言をノートにまとめてきました。
直接、話を聞けた人は、生き残った元特攻隊員や、同じ部隊にいた戦友など、7年間で100人以上に及びました。
すると、残された文章だけでは分からない、特攻隊員たちの本音がかいま見えてきました。
死ななければならない。
本当はもっと生きたかった。
でも命令だからしかたない。
そして、行き着いたのは、ある特攻隊員が書いた詩でした。
100%死ぬ運命にある。
死ぬ日が何月何日かわからない。
ふと湧き上がる生への意欲。
ふと忍び寄る死の黒い影。
生と死の間で揺れ動く特攻隊員たちの葛藤。
安部大尉もまた、死は当然だということばを、自分に言い聞かせることで、運命を受け入れようとしていたのではないか。
福島さんはそう思うようになりました。
7年かけて、一つの答えにたどりついた福島さん。
こうした隊員の本音や葛藤は、肉筆の原本でこそ伝わると考え、手放す決断をしました。
原本を託された知覧特攻平和会館は、遺書や遺品の裏にある思いを知ってもらうために、遺族や元隊員への聞き取りを新たに進めています。
隊員たちの生い立ちや、出撃までの経緯をまとめた企画展などを開き、心の葛藤をより深く伝えていきたいと考えています。
69年前、特攻隊員が死の直前に書き残していったことば。
今、遺族の手を離れ、肉筆で最期の思いを私たちに語りかけようとしています。
こうした遺書や遺品の原本は、期間を区切って、特別に展示することも検討されています。
原本だから分かる、筆圧や文字のにじみなど、実物を見ることで、さらに伝わってくるものもあるでしょうね。
特攻隊員たちが残したことばについてお伝えしました。
きょうは、終戦の日。
韓国や中国などの隣国とこれからどのような関係を築いていくのか考えるうえで、重要な日でもあります。
まず、日韓関係です。
日韓関係は、いわゆる従軍慰安婦の問題や、島根県の竹島を巡り、ぎくしゃくしてきました。
関係改善に向け、安倍総理大臣は先月、日本と韓国は自由と民主主義、そして基本的人権、法の支配を尊ぶ国だ。
問題があるからこそ、率直な意見交換を行っていくべきだと述べ、パク・クネ大統領との首脳会談の実現に意欲を示しています。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、日本側は、河野官房長官談話を継承していく立場で、今月の日韓外相会談で岸田外務大臣がこうした考えを示したのに対し、韓国側は、誠意ある措置を取るよう重ねて求めました。
両外相は、今後も懸案事項を話し合うため、さまざまなレベルで意思疎通を図っていくことで一致しました。
ぎくしゃくしてきた日韓関係ですが、今、韓国では、対日政策を巡る世論に、日本への批判一辺倒から、変化が起き始めています。
保守系の大手経済紙、韓国経済新聞。
論説委員長のチョン・キュジェさんです。
パク・クネ政権は、外交政策を転換すべきだと指摘しています。
チョンさんが特に問題視しているのは、先月の中韓首脳会談です。
韓国政府は、両首脳が日本への厳しい姿勢で一致したと発表したのです。
チョンさんは、アメリカが日米韓の結束で、強大化する中国に向き合おうと考える中で、中国への傾斜は韓国の安全保障のバランスを崩しかねないと、危機感を強めています。
ほかの主要メディアからも、同じような危機意識や、日本との対話を探るべきだという主張が提起され始めています。
外交の軸にしてきた米日が、韓中接近を憂慮している。
パク大統領は、そろそろ安倍総理大臣と議論すべきだ。
こうした中、先週、国際会議の場で、日韓の外相が顔を合わせました。
会場で隣り合ったユン・ビョンセ外相は、岸田外務大臣に手を差し出して握手。
日韓関係修復への意欲がかいま見えました。
このあと、11か月ぶりに日韓外相会談も実現しました。
さらに中国との外相会談。
中国の王毅外相が、歴史問題で韓国との共同歩調をアピールしたのに対して、韓国側は互いの立場を述べるにとどまったとして、中国との温度差を印象づけました。
チョンさんは、パク大統領は今こそ、日本を批判するだけでなく、関係改善に向けたメッセージを出すべきだと訴えています。
日本との関係改善を求める声が上がり始めた韓国。
こうした世論が、パク大統領の姿勢に変化をもたらし、首脳会談へ向けた流れにつながっていくのか。
きょうのパク大統領の演説が、一つの試金石となります。
一方、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題などで、日中関係も冷え込んだ状態が続いていました。
関係改善を巡り、5月には、自民党の高村副総裁が、日中友好議員連盟の会長として、北京を訪問。
中国共産党の序列3位の張徳江氏と会談。
先月には、福田元総理大臣が、習近平国家主席と会談しました。
安倍総理大臣は、ことし11月に中国・北京で開かれる、APEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて、日中首脳会談を行いたいという考えを示しています。
日本側は、首脳会談について、前提条件を付けず行うべきだとしています。
今月には、第2次安倍内閣が発足して以来、初めてとなる日中外相会談が開催され、岸田外務大臣は、中国側が前提条件なしに首脳会談に応じる用意があるかどうかを探りました。
では、北京にいる高木記者に聞きます。
高木さん、中国側は日本との関係改善について、どう考えているんでしょうか。
中国側も、なんとか関係を改善していかなければならないと考えています。
今後も経済成長を続けたい中国は、日本の協力や技術を必要としていますし、11月には、APEC・アジア太平洋経済協力会議で13年ぶりに議長国を務めます。
各国首脳が集結する国際舞台で指導力を発揮したい習近平国家主席にとって、日本との対立が続いたままでは、会議の成功はおぼつきません。
一方で、中国指導部には、安倍政権は中国を脅威だと見ているのではないかという不信感があります。
中国としては、安倍総理大臣が靖国神社に参拝しないことを確約し、日本政府が沖縄県の尖閣諸島を巡って、争いが存在することを公に認めることが、関係改善の前提だという立場は変えないと思います。
では、中国は今後、どう出るのでしょうか?
中国側も、安倍政権がこの2つの条件を受け入れるとは見ていませんが、安倍総理大臣が靖国神社に参拝するのかどうかを注視しています。
終戦の日のきょう、安倍総理大臣は去年に続いて、靖国神社に参拝しない方針を固め、周辺に伝えています。
ただ中国は、靖国神社の秋の例大祭が続くことから、警戒を解いていません。
今後は11月のAPECに向けて、国内の世論の動向を見ながら、慎重に日本の出方をうかがうものと見られます。
次です。
イラクのマリキ首相。
イスラム過激派組織の勢力拡大を招いたとして、国内外から退陣を求められていました。
14日夜、日本時間のけさ、テレビで演説し、退陣する考えを表明しました。
イラクでは、政府軍とイスラム教スンニ派の過激派組織との戦闘が続く中、マリキ首相がシーア派を優遇し、スンニ派を冷遇したことが、過激派の勢力拡大を招いたとして、退陣を求める声が国内外から強まりました。
マリキ首相は、今月11日に、新しい首相候補として、国民議会の副議長で、同じシーア派のアバディ氏が指名されたあとも、退陣を拒否していましたが、14日夜、日本時間のけさ早く、テレビを通じて演説しました。
この中でマリキ首相は、私を標的にした多くの計画を目の当たりに死、トラブルのもとにはなりたくないと考えたと述べたうえで、首相職の続投を取り下げる。
アバディ氏を支持し、どんな地位も求めないと述べ、退陣する考えを表明しました。
イラクでは、アメリカ軍が過激派に対する限定的な空爆に乗り出し、アメリカ軍の支援を受けた政府軍やクルド人部隊が、過激派への攻撃を強化していますが、過激派の勢いは弱まっていません。
こうした中、マリキ首相が退陣を受け入れたことで、政権と厳しく対立してきたスンニ派やクルド人勢力が参加して、アバディ氏のもとで挙国一致の政権が早期に発足し、過激派に一致して対処していくことができるかが、今後の焦点となります。
前線と低気圧の影響で、これからあすにかけて、西日本から東北の広い範囲で、大気の状態が不安定になり、激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や落雷、突風などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、九州から本州付近に延びる前線と日本海側にある低気圧に向かって、南から湿った空気が流れ込んでいるため、昨夜から西日本や東海、北陸などの各地で、雨雲が発達しています。
高知県須崎市では、昨夜10時前までの1時間に、88.5ミリの猛烈な雨が降りました。
前線はこのあとも停滞し、低気圧が前線の上を東へ移動するため、西日本から東北にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、あすにかけて、雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、東北と北陸で120ミリ、中国地方で100ミリなどと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や、土砂災害、急な川の増水、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
さて、この夏の不安定な天気や台風の影響で、値上がりしているのが野菜です。
東京都中央卸売市場では、キュウリが57%、ナスは23%など、主な野菜14品目のうち9品目が、平年よりも値上がりしています。
産地は今、どうなっているのでしょうか。
収穫最盛期のナス畑。
しかし。
収穫できるものがなかなか見つかりません。
育ちが悪く、出荷できる20センチにまでなるナスが少ないのです。
この農業法人では、出荷量が去年よりおよそ20%少なくなっています。
台風や長雨の影響による野菜の値上がり。
農林水産省は、少なくとも今月下旬までは続くのではないかと見ています。
また台風11号は、果樹にも大きな被害を出しました。
和歌山の特産、ミカンは。
台風で枝が折れたり、根元から傾いたりする被害が出ました。
さらに、影響はお米にまで広がる可能性も出ています。
佐賀県小城市の水田です。
こちら、ご覧ください。
日照不足や長雨の影響が、稲の葉に出ています。
発生しているのは、イネいもち病。
日照が少なく、湿度が高いと、発生しやすくなります。
佐賀県ではこの病気が平年より多く発生。
米の収穫現象が心配されていて、県が対策を急ぐよう呼びかけています。
スイス東部の山岳地帯を走る列車が脱線し、日本人5人が重軽傷を負った事故についてです。
現場では、土砂崩れに警戒しながら車両を撤去する作業が始まっています。
この事故は、13日、スイス東部のグラウビュンデン州の山岳地帯を走る鉄道で、土砂崩れが起きて列車が脱線し、乗っていた日本人5人を含む11人が重軽傷を負いました。
5人のうち腰に大けがをした横浜市の男性とその妻は、依然として現場からおよそ20キロ離れた州立病院に入院しています。
治療を担当している医師によりますと、男性はヘリコプターで病院に到着した際にも、意識はしっかりしていたということで、現在、集中治療室で手当てを受けています。
そして、早ければ数日で、集中治療室を出られる見込みだということです。
一方、事故現場では。
脱線事故の現場では、車両を1両ずつ撤去する作業が行われています。
14日から、列車の撤去作業が始まり、大型クレーンを使って、脱線した車両をレール上に戻したうえで、移動させています。
ただ、土砂崩れの原因になった雨はやんだものの、斜面は依然として多くの水を含んでいるもようで、作業員らはさらなる土砂崩れを警戒して、斜面の様子を点検しながら、作業を行っていました。
続いてはきのうから始まった沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる、名護市辺野古沿岸部でのブイの設置についてです。
沖縄防衛局は、きょうにも設置をいったん終わらせ、あす以降、海底の調査に向けた作業に着手する方針ですが、今後、計画に反対する住民などの反発が強まることが予想されます。
普天間基地の移設先とされる、名護市辺野古沿岸部。
今、船からブイを海中に投入しました。
海底の地質を調べるボーリング調査を前に、きのう朝、工事の区域を示すブイやフロートの設置が始まりました。
宜野湾市の市街地にあり、危険が指摘される普天間基地。
辺野古の沖合およそ160ヘクタールを埋め立て、基地を移設する計画です。
長さ1800メートルのV字型の滑走路を2本建設することになっています。
10年前に行われたボーリング調査は、激しい抗議活動などのため中止されました。
沖縄防衛局は、当面のブイの設置作業は、きょうにもいったん終わらせ、あす以降、調査に向けた作業に着手する方針です。
一方、計画に反対する住民グループおよそ150人が、昨夜、名護市で抗議集会を開きました。
計画を巡って、今後、反発が強まることが予想されます。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
この時間は夏の甲子園の話題ですね。
きのうの第2試合では、南北海道の東海大四高校のエース、西嶋亮太投手が、甲子園を沸かせました。
この超スローカーブで、相手打線を翻弄。
12個の三振を奪いました。
東海大四高のエース、西嶋。
初回から持ち味の超スローカーブを繰り出しました。
この緩いボールです。
球速表示が出ません。
表示が出ない?どういうことですか?
通常ですと、画面の右下に急速が表示されます。
しかし、90キロ以下のボールだと、球速が計測できないため、表示されないということなんです。
そうなんですか。
90キロ以下なんですね。
またこのボール。
このボール、打つの、難しいでしょうね。
三振!振らせました。
西嶋は初めての大舞台でも、持ち味を存分に発揮。
マイペースで、相手打者を揺さぶります。
4回には、さらに極端な超スローカーブ。
緩ーいカーブからきた。
完全にカメラから消えますね。
真上から落ちてくるような感じがしますよね。
本当。
画面から見えなくなりましたね。
次はどんなスローカーブなんでしょうか。
と思いますよね?ところが。
今のボールが速く見えるわけです。
なるほど。
超スローカーブのあとに、速球と。
この球速の差が、西嶋の狙いです。
なるほどね。
次にどんなボールが来るか、バッターも読めないですね。
強打が持ち味の九州国際大付属ですが、終始、ほんろうされました。
つまり、西嶋投手にとっては思いどおりのピッチングができているということですね。
西嶋の投球に、観客も目が離せなくなります。
何かあのボールで、甲子園の高校野球ファンを味方につけてしまったような。
東海大四高は、西嶋の12個の三振を奪う会心のピッチングで快勝。
21年前に続く初戦突破です。
超スローカーブと速球の組み合わせに、相手打線、翻弄されてましたね。
そうですよね。
敗れた九州国際大付属高校のキャプテン、清水選手は、スローボールは打っても引っ掛けるだけなので、甘く入ってくるストレートとスライダーを狙っていましたが、しっかりとコーナーに決められてしまって、低めの球にも手を出してしまったと、このように話していました。
西嶋投手ね、あのスローカーブ、どうして投げることになったんですか?
そのきっかけがこちら。
遊びでやっていたら、いけるんじゃないかと思ったと。
それを本番の、しかもあの甲子園の舞台で?はー、それが今では持ち味になってるわけですね。
そうなんですよね。
次の試合も見られるかどうか、楽しみですね。
ではそのほかの結果です。
福島の聖光学院が5年連続で2回戦進出を決めています。
大会5日目のきょうは、1回戦最後の2試合と、2回戦1試合が行われます。
ここまでスポーツをお伝えしました。
続いては、けさの知りたい!中山アナウンサーです。
おはようございます。
いや、本当に蒸し暑い日が続いていますけれどもね。
そんな暑い日に、手軽に涼める所といえば。
涼しくなるといえば、池田さんのダジャレ?
そっちですか?
どうもすみません。
居酒屋なんて方も、いるかもしれませんけれども。
手軽ですね。
飲み過ぎないようにしてほしいんですが。
涼しい所といいますとね、ことし、全線で復旧しました三陸鉄道で行ける場所で、この夏、人気が高まっている所があるんです、それがこちら。
日本三大鍾乳洞の1つといわれる、岩手県の龍泉洞です。
暗い洞窟の中を歩いて、歩いて、その先には、地底湖がありました。
湧き出る水が作り出す幻想的な世界、ドラゴンブルーとも呼ばれているんです。
きれいな青ですね、本当。
しかも洞窟の中、気温は12度4分。
汗が一気に引くほどの涼しさなんです。
涼しいっていうより寒いって感じる人も入るでしょうね。
そうですね。
というわけで、けさは、この真夏でも涼しい、洞窟の魅力についてお伝えします。
さあ、こちらの龍泉洞なんですけれども、ある形をしているんですね。
ちょっとね、よく見てほしいんですけれども、何かの形が見えてきませんかね?
ピンク。
なんでしょうかね。
とげとげ、なんだろう。
正解いきましょう、こちら。
ほら、この岩と岩との間の空間、ハートの形に見えませんか?
あー、うーん。
よく見てみると、ハートに見えるということで、ことしの1月、恋人の聖地として紹介されました。
なかなか強引な。
なんてこと言うんですか。
龍泉洞の八重樫さんと橋本さん、この涼しい龍泉洞で舞い上がらず、落ち着いてプロポーズしてくださいと話しています。
冷静に。
冷静に頭を冷やして、将来を考えられると。
涼しい洞窟といえば、こんなツアーも今、人気を集めているんですよ。
こちらです。
栃木県の宇都宮市。
かつて大谷石を切り出していた採石場の跡地です。
残された巨大な空間に水がたまっていまして、まるでもう、湖のようになっているんです。
ここをボートで探検しようというんですが、このツアー、今、人気急上昇中。
お客さんの半数以上は、若い女性たち。
どうですか?池田さん。
これ、なんか子ども連れていったら、お父さんのすごいところ、見せてやるぞみたいな感じでね、…。
お父さんすごいと。
探検家になれそうですね。
でも、それにしてもね、人はどうしてこういう洞窟に引かれるのかということで、この人に聞いてみました。
世界300か所の洞窟を探検してきた洞窟研究家の沢勲さんです。
自宅の洞窟のミニ博物館になっていまして、近所の子どもたち、見学にやって来るそうです。
中には、鍾乳石の成長を学ぶ模型もあるんです。
さらに驚くのはまだ早い。
自宅の床下にも作ってしまいました。
これ。
ミニ洞窟。
中には世界各地の洞窟の石が置かれているんですね。
実際に中に入ることできるんですが、内部は地上よりも涼しく過ごせるんだそうです。
やっぱり涼しいんだ。
洞窟と共に暮らす沢さん、洞窟には同じものがない。
どこに入っても、新たな発見がある。
そこに魅力があるんだと、熱く語っていました。
さあ、洞窟には発見があるということで、実は都会にも洞窟って、結構あるんですね。
ということで、この方に教えてもらいました。
東京近郊の洞窟100か所を紹介する本を書いている中野純さんです。
中野さんのお勧め。
まずはこちら。
東京・世田谷区の住宅街にある、玉川大師です。
私、きのう行ってきました。
本堂の一角には、地下に伸びる階段があるんです。
この先、真っ暗な通路をそろそろ進むと、空気、次第にひんやり。
そして、昭和の初めに掘られたという、この洞窟。
地下5メートルの所に奥行きおよそ100メートルも曲がりくねったトンネルが続いているんです。
中には石仏が300以上も祭られていました。
どうですか?池田さん。
本当に。
もともと修行のための霊場ということで、背筋が伸びる雰囲気でありました。
さあ、一方で、今度は自然の中でリラックスできる洞窟、ご紹介しましょう。
こちらです。
埼玉県飯能市の尾須沢鍾乳洞。
洞窟の中に沢が流れていまして、心地よい水の音、そしてひんやりと冷気。
これ、中から見たところ。
日が暮れると、洞窟の入り口から、ここにね、夜空が見えるんですね。
ちょっと暗くて残念ながら写っていないんですが、月明かりに照らされる夜空を楽しむことができます。
お寺の洞窟、そして山の洞窟、どちらも自分を見つめ直すきっかけになるかもしれませんね。
まだまだ厳しい残暑が続きます。
皆さん、洞窟で体と心を…させてみてはどうでしょうか。
けさの知りたい!でした。
では続いて気象情報です。
きょうは全国的に雨の所が多いようですが、東京・渋谷はどんな様子でしょうか。
渡辺さん。
こちらは、青空戻ってきてますよ。
本当に日ざしがかんかん照りで、もうこの時間から暑くて汗がにじみ出る感じです。
日ざしもじりじり、セミもじりじり鳴いていて、とても夏らしいですよね。
でもこんなふうに夏空が広がる所、実はきょう、本当に少ないんです。
こちらを見てください。
きょうの昼過ぎの天気分布です。
オレンジ色で晴れる所は関東地方や北海道、それに沖縄くらいで、そのほかは九州から東北、広く、雨になりそうなんです。
ではこの雨の降り方を詳しく見ていきましょう。
このあと昼ごろから、日本海側を中心に激しく降りそうなんですが、四国など太平洋側でも、局地的には大雨となりそうですから、注意が必要です。
さらに、このあと日本海側を中心に、あすにかけて断続的に激しい雨が予想されています。
あす朝までに降る雨の量は、多い所で東北、北陸、120ミリ、中国地方は100ミリとなっています。
低い所の浸水や川の増水、土砂災害には十分な注意が必要です。
この週末といえば、ちょうどお盆のUターンラッシュと重なりますね。
広い範囲で雨になりますから、特にドライバーの方、雨の降り方、注意してください。
では予報です。
では、けさお伝えしているニュースです。
イラクで、イスラム過激派組織の勢力拡大を招いたとして、国内外から退陣を求められていたマリキ首相が、日本時間のけさ早く、声明を発表し、退陣する考えを示しました。
今後は首相候補に指名されているアバディ氏が率いる挙国一致の政権が早期に発足し、事態の沈静化につながるかが焦点となります。
車両の撤去作業が始まりました。
13日、スイス東部の山岳地帯を走る鉄道で、土砂崩れが起きて列車が脱線し、日本人5人を含む11人が重軽傷を負った事故。
現場では、土砂崩れに警戒しながら車両を撤去する作業が始まりました。
この事故で、腰に大けがをした横浜市の男性は、現場からおよそ20キロ離れた州立病院に入院しています。
医師によりますと、順調にいけば、1週間程度でベッドで日本に搬送できる程度に回復しそうだということです。
2014/08/15(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

終戦から69年。特攻隊員の基地があった鹿児島県知覧の平和会館に特攻隊員の遺書を寄贈する遺族が増えています。なぜ遺書を手放すのか、決断の裏側に迫ります。

詳細情報
番組内容
▼終戦から69年、全国各地で戦没者を追悼し、平和について考える催しや集会が開かれます。▼戦争末期、特攻隊の基地があった鹿児島知覧の平和会館に最近、隊員の遺書を寄贈する遺族が増えています。背景にあるのは遺族の高齢化による保存の難しさ、そして隊員の本音を伝えたいという思い。遺族の決断を見つめます。▼歴史認識などでぎくしゃくしている日本と韓国、中国の関係。変化の兆しはあるのか、リポートでお伝えします。
出演者
【キャスター】池田達郎,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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