うまいッ!「栄養たっぷり!夏の味覚“オクラ”〜高知・南国市〜」 2014.08.15

夏野菜として人気の「オクラ」。
この糸を引くネバネバが特徴ですよね。
豆腐にかけるもよしそうめんに合わせればツルッとした喉越しが魅力。
おいしいだけではなく栄養満点。
夏バテの体にもお勧めですよ。
そんなオクラを求めてやって来たのは…こちらがオクラの花。
その中には…。
(大和田)花を取ったら中にちっちゃいオクラが。
育ててくれたんだオクラをね。
やわらかい食感を守るため扱いはデリケートです。
謎の道具も登場。
これがオクラにあまみをもたらすんだとか。
顔。
え〜オクラの?かわいい表現だな。
取れたてのオクラは生で頂きます。
(かんだ音)音がいいよね。
野菜のあまみっていうかオクラのあまみがちゃんとしますね。
ちゃんとしますよね。
国が変われば食べ方もさまざま。
意外な国のオクラ料理も紹介。
う〜ん最高!そして産地では若い力がオクラを盛り上げようと頑張っています。
2,000万稼ぐようにそういう方向で進んでいきたいです。
さあネバネバパワーで暑い夏を乗り切りましょう!夏野菜オクラの魅力に迫りま〜す。
(2人)おはようございます。
今日の主役主役ですね?間違いなく。
オクラです。
オクラが主役になる番組はね「うまいッ!」だけかもしれないですね。
ちゃんとお野菜召し上がってますか?いや食べてますよ。
オクラはね山芋と塩昆布とオクラを刻んであえてズルズルっといきます。
おいしそう!塩昆布上手にお使いになりますね。
おはようございます。
大和田美帆です。
高知放送局アナウンサーの千野秀和です。
こちら高知県南国市のオクラをお持ちしました。
どことなく品があるような。
奥さんが持ってきてくれたんですね。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
こちら新鮮な緑色で産毛がしっかり生えているのが新鮮な証拠なんです。
テリテリですよね。
うんきれい!新鮮なものを新婚さんが持ってきてくれた。
もういいですか?新婚同士でね。
天野さんも新婚じゃない?いやいやいや。
でもすごい産毛がシュッと生えるんですね。
そのご新婚のお二人にも欠かせない健康。
健康志向ブームに乗ってこのオクラのネバネバ成分これも注目されて人気なんですよね。
ただこれてっきり日本のものかなと思う方も多いと思うんですけど…。
じゃないの?違うんです。
もともとアフリカ原産だと言われているんです。
かなり離れてますよね。
日本には幕末以降に入ってきて食べるようになったのはちょうど天野さんがお生まれになったぐらいの昭和40〜50年とかなんです。
じゃ僕オクラ世代といっても過言ではないんですね。
しかもオクラ英語だって知ってましたか?知らない!「okra」って言うんですよ。
通じるの?通じます。
昨日ちょうどアメリカ人の方と会話してて「Okra」って言ったら「AhOkra」って言ってました。
それおぐらさんか誰かと間違えたんじゃない?違う違う。
「あの緑の」って言って。
知らない事ばっかりですよね。
「okra」って陽気な南国な空気もしますけどやっぱりアフリカ原産という事で日本でも温暖な所で今回取材しました高知そして鹿児島沖縄とそういった所で作られているんです。
そんな夏野菜の定番オクラのあまさとやわらかさの秘密を探ってきました。
高知県の中部南国市。
88軒の農家がオクラを作っています
オクラに愛情を注ぎとりわけやわらかさとあまさにこだわる農家を訪ねました
こんにちは。
大和田です。
はじめまして。
よろしくお願いします。
まあかわいらしい人や。
アハハハ。
笑顔いっぱいの…
オクラを作り続けて35年の大ベテランです
オクラ愛してらっしゃるんですね?そうです。
奥にいらっしゃる方は?呼びましょうか。
秀男さん。
夫の秀男さんは18年前定年退職を機に芳さんと共にオクラ作りを始めました
よろしくお願いします。
雨ですけど…。
ご夫婦のオクラ畑は12アール。
6月初めおよそ2万株のオクラが収穫期を迎えていました
オクラは下から順々に花を咲かせ実になっていきます
お花が咲いてますね。
そうです。
これがオクラの花なんですよ。
きれい!かわいらしいお花ですね。
この花何かに似ていると思いませんか?オクラはハイビスカスと同じアオイ科の植物なんですが…
これが昨日咲いた花だと思うんですよ。
見てて下さいね。
ほら実がなってるんですよ。
花を取ったら中にちっちゃいオクラが。
あ〜面白い!
オクラは花がしぼんでからおよそ1週間で収穫するんです
これ本当にそのまま食べてもらったらいい。
とってねぐらいおいしい。
はい。
やわらかくてあまいというオクラの収穫を一緒に体験させてもらいました。
収穫の微妙なタイミングを見極める事がまずオクラのやわらかさを決めるといいます。
オクラは一日に3cm伸びる事もあります。
芳さんがこだわるのは適度な大きさ。
成長不足はもちろん大きすぎても駄目だというのです
これは今どれぐらいの大きさのものをとっているんですか?これより例えば大きくなっちゃうと…?
右は皮も厚くなり白い筋のような繊維もついています。
この僅かな違いで歯応えや食感が変わってくるといいます。
やわらかさを大切にするため傷みやすいオクラの収穫には細心の注意が必要です
どうしよう?そのぐらいで。
なるほど。
今押さえちゃった。
ちょっと握っちゃうと産毛取れちゃうんですか?はい。
そこから変色起こると思うんですよね。
オクラは産毛が取れてしまうとそこが黒く変色してしまうんです
それでとりますよね。
デリケートなんですねオクラ自体もね。
大事に育てたやわらかいオクラ。
芳さん自慢の子供たちです
顔?え〜オクラの?オクラがかわいい顔してますか。
わあいい表現だなぁ。
もう一つのこだわりあまさを実現するために収穫より前に大事な一仕事があります
おじゃまします。
どうぞ。
試行錯誤の末芳さんがたどりついたあまさのもと
これが油かすというものなんですよ。
菜種油の油を取ったかすですよね。
本当にサラサラ〜と。
こんなに細かい感じなんですね。
これがあまさを出すと。
それと味を良くする。
そのために使ってます。
そしてこちらが堆肥。
落ち葉や木のくずを発酵させて作った有機肥料です
芳さんはこれらの肥料を収穫前にまいていきます
肥料はムラができないよう油かすと堆肥を別々に丁寧にまきます
肥料をまき終えると今度は秀男さんの出番。
自家製の道具で保温用のシートに小さな穴を開けていきます。
雨や水をかけた時に水浸しにならないよう穴から少しずつ水を吸収させる工夫なんです
土の状態を見てみると…
黒いシートがかかっている所は少し土が湿ってる程度ですけどこっちの雨がかかってる方は随分ベッチョリなっちゃってますね。
品質と収量が安定するといいます
(秀男)適当な肥料の溶かし具合で徐々に吸収していくから…
あまくてやわらかいオクラは芳さん夫婦の愛情が注ぎ込まれて生まれてくるのです
とったばかりの芳さん自慢のオクラを料理してもらいました
これからの時期芳さんのおうちには毎日のようにオクラ料理がテーブルに並ぶそうです。
ちくわにオクラを挟んで揚げた天ぷら。
白だしで味付けしたゴマあえ。
そしてそうめんなどいろんなオクラ料理を楽しんでいるんです。
まずは芳さんがどうしても味わってほしいという何も手を加えない生のオクラを頂きました。
軽く塩をつけただけです
初めて生いただきま〜す。
(かんだ音)音がいいよね。
うん。
歯応えがあってシャキシャキしてますね。
そうですよね。
野菜のあまみっていうかオクラのあまみがちゃんとしますね。
おいしい。
これは新鮮だからこそですかね?そうですよね。
やっぱり鮮度が良かったらおいしいですよね。
かけま〜す。
お〜!
こちらはしらすと梅が入ったオクラ丼。
やっぱりこのネバネバな食感を楽しみたいですよね
う〜ん!もう夏って感じの。
サッパリ。
暑い日に食べるといいですねこれ。
おいしい!梅の酸っぱさとポン酢の酸っぱさと一緒になるとオクラのあまみが引き立ちますね。
やっぱり大変じゃないですか?暑くなってくると。
そうですよね。
それでも…朝になったらね来て下さいよとって下さいよと呼んでますから…なんてすてきなキャラクターの芳さん。
もう芳さんのオクラになりた〜い。
オクララブ半端ないね。
すてき〜!ねぇ。
生で食べられるって。
知らない!いいんですね?新鮮なオクラは生で食べられるんですって。
塩ちょいとぐらい。
すごいコリッて言ってたもんね。
いい音してましたよ。
これが新鮮なんですね?やはり。
産毛が生えてるのね。
産毛が生えてるんですけれども芳さんのオクラにももちろん生えてるんですがやわらかいのでそのまんまで調理してもいいんです。
普通ゆでる前に…。
お塩でやったりとか。
よく網目のネットに入ってるのそのままゴリゴリやるけどやらなくていいの?産毛取らないで。
生でいいの?洗っただけ。
はい。
そして鮮度の見分け方なんですけれどもまず産毛がしっかり生えているという事。
種類によっては産毛が少ないのもあるんですけど芳さんのところはこれがやっぱり決め手です。
そしてヘタの切り口が白い。
これがポイントです。
キャベツとかレタスも切り口大事ですもんね。
そこで新鮮さを見るんですね。
是非是非「オクラ愛」の詰まったこの芳さんのオクラ食べてみて下さい。
生で。
僕ら食べていいんですか?どうぞどうぞ。
お塩をちょいちょいとつけて。
何も要らないかもしれないけど。
歯切れがいい!あっおいしい!青臭さもないね。
本当だ。
あま〜い!かめばあまさが。
そしてネットリ感も出てきた。
ほんとだ。
かんでるうちにね。
これだけでフルコースで味わえるんですよねオクラを。
スゲエ!新しい感覚になる。
本当ですね。
おいしいですね。
何本でもいけちゃうね。
ほんと。
塩だけでいける。
生で十分オクラそのものを味わって頂いたら続いてこちら。
地元の農家の方こんな食べ方しているそうでキャベツの代わりに生オクラを使ったお好み焼き。
キャベツ入ってないんですか?キャベツ入ってません。
つなぎも入ってません。
粉だけです。
これはじゃあ「オクラみ焼き」ですね。
なるほど!わ〜気付かなかった。
高知県の方に伝えておきます。
おいしい!山芋だけで作ったやつもあるけどそれに近い感じ。
それでオクラの食感がちゃんと残ってる。
ね。
モチモチっと。
これはおいしい!「オクラみ焼き」いけます。
山芋要らず。
他にも芳さんのお宅で頂いたそうめんなんかは麺つゆではなくて芳さんはおみそ汁を冷やしたものをつゆにして食べたんですよ。
合うの?オクラはつゆも合うんですけどみその方が合うんじゃないかと夏なのでおみそ汁を濃いめに作って冷まして。
独自に考えられてるんですねこっちの方が合うんじゃないかと。
ゆでてかつお節しか知らないから私なんか。
冷や汁の感覚ね。
食べ方にも愛があるわけですね。
本日の専門家ご紹介いたしましょう。
野菜といえば鈴木誠さんでございます。
ますますいい色に焼けてますね。
畑に出てらして。
芳さんの栽培方法すばらしいですね。
愛情こもってて。
ほんとそうですよね。
有機肥料って一般的には天然由来の主成分ですから結構扱いが難しいんですよ。
でも今の芳さんのように組み合わせとかまき方とか独自の工夫をなされているから結果としておいしい特別なものに仕上がってくると。
油かすと堆肥のバランスとかもきっと難しいんですよね?また独自で機械までも生み出してしまうと。
秀男さんの手作りで。
(千野)草刈り機を重ねているんです。
高知は結構どしゃぶりの雨なんか降ったりするんですけれどもそうすると雨も過ぎたるは及ばざるがごとしで降りすぎちゃうといけないわけですよね。
だからああいう独自の工夫で雨が少しずつ浸透する事で結果として肥料も少しずつ浸透して結果としていい作物につながっていくってすばらしい匠の技だと思います。
その町に住んでいる人にしか分からない感覚みたいなところもありますもんね。
本当にすごい雨が降りますよね高知は。
例えて言うと下から降ると言われるんです雨が。
何でかっていうと傘を差しても落ちてきた雨が地面から跳ねてもうよけられないぐらいという。
じゃあ傘また下にもつけなきゃいけない。
歩けないじゃない。
でもシートで随分守られているのよく分かりましたもんね。
うまくできてる本当に。
すばらしいと思います。
芳さんも和風のいろんな食べ方ご提案してたんですけれどももともと外国生まれのものですから当然いろんな食べ方が世界中にあるわけです。
これから暑くなる時期お勧めの物いっぱいありますのでどうぞ。
アフリカが原産と言われているオクラ
こちらは先月東京都内で行われたコートジボワールのお祭りです。
サッカーワールドカップで戦った国オクラどのように食べられているんでしょうかね?
みんな明るい人たちですね。
それをかき分けて屋台の料理をのぞいてみますと…こちら代表的な料理の一つ「ジュングレ」といいます。
肉と野菜の煮込み料理なんですけど…
オクラ入ってるんですか?そう。
見当たらないですよね。
どこにオクラ入ってるの?さあどこでしょう?
実はこちら乾燥して粉にした状態で天日干ししたものなんですね。
コートジボワールは煮込み料理にとろみをつける食材としてオクラを使う。
一般的に
それはとろみはつきますよね。
粉にしてもね。
生も使いますけどね。
何かおいしそう!ジュングレ。
僕が一番好きな料理です。
う〜ん最高!「オクラ」だけど「根暗」ではないんですね。
(チャイム)
(取材者)こんばんは。
よろしくお願いします。
こちらインド人の…
横浜でインド料理の店を営んでいらっしゃるんです。
自宅のキッチンなんですがたくさんのオクラです
実はインドほぼ一年中オクラとれるんですよ。
これ暑さを乗り切るためスパイスをふんだんに使った炒め料理が定番です
生のオクラに10種類以上のスパイスを詰めて炒めた「バルワビンディ」。
こちらが「ビンディマサラ」という他の野菜と炒めた料理。
炒めるんですね。
近所に親戚の皆さんが住んでらっしゃって集まってオクラパーティーをすると。
家庭ごとに我が家の味付けがあるほど身近なのがオクラなのです。
一方日本です。
ネバネバ成分に注目して新たな食べ方を提案する研究者もいます
高知県の野菜を研究していらっしゃる…
胃の粘膜を保護する力がすぐれているというネバネバ成分のムチンです。
このとろみはすごい!
田村先生がお勧めなのは「オクラジュース」です。
材料こちらのゆでたオクラとオレンジリンゴそして牛乳です。
実はオクラ夏野菜の中でもカルシウムを多く含んでいるのが特徴なんです。
そこに牛乳を加えましてより多くのカルシウムをとる事ができるんです
オクラをジュースでとる事によって夏場は胃腸が弱ってますから胃腸にも優しいと。
夏は食欲が落ちますので胃を保護するためにもいいです。
出来ました。
トロトロな感じですね。
ツルッといきますね。
あのネバネバが喉の中をスーッとこう胃の中までスムーズに流れていってほんと自然なあまみでおいしい。
でもおいしかったですよ。
(武内天野)え〜!どんな感じなの?とろみがすごそうだね。
すごいのでさっき例えを考えていたんですけど本当に柔らかいゼリーをフルッと飲み込んだような感じ。
ジュレみたいな。
味もそんな青臭くないんですか?ないんですよ。
生でもそんなに青臭さは感じなかった。
栄養もたっぷりなんですね。
カルシウムが入ってるの?こちら見て頂きたいんですけどもこれまずデータなんですがカルシウム92mg食物繊維5.0gと書いてある。
実はこれ生魚の中でも多いとされているマイワシよりも多いんですね。
そして食物繊維はゴボウに匹敵。
サツマイモの倍。
ゴボウはいかにも繊維ありそうな雰囲気あるけどオクラも?こんな柔らかいのにね。
どこに?と思うんですけど。
おなかにいいですね。
スルッといけそうな感じ。
しかもムチンがいいんでしょ?胃に膜を張るから。
そしてこれ。
加工品としても注目されてるんですけれどもこちらオクラを粉末状にしたパウダーです。
また海外の粉末とは違うね。
(千野)あれ天日干しして潰したものなんですよ。
これはもう違う製法で。
これはなぜそのままスプーンがあるんですか?これもちろんこのままでも頂けてあとお料理に使ったりとか。
そのまま食べるものではないんでしょ?あとパンに入れるとモチモチしたりとか。
パンに入れたやつを頂けないでしょうか。
そんだけいきますか?せっかくだからいってみます?
(千野)結構いきましたね。
天野さんお口からフワッと出ましたけど。
どうですか?飲み物を下さい。
とろみがね粉にも出てるという事で。
でもオクラのいい香りしますよ。
栄養をこのままとれますからねこのお粉を料理に入れるだけで。
全ての水分を奪います。
皆様あくまでもこれはお料理に。
入れて下さい。
ジュースとか。
あれ?ムチンが出てきちゃった。
それ違うものだと思う。
赤ちゃんの離乳食とかでも入れられるじゃないですか。
大丈夫です。
さっきみたいにつなぎにしてお好み焼きとかにやっても栄養もとれるしつなぎにもなるし。
お口の中しっとりスベスベどころじゃないと思うんですけど実はこれ化粧品パウダーとかクリームにも使えて。
保湿効果。
これはね口の中の保湿もできますよ。
鈴木さんオクラの生産量ってどうなんですか?日本では。
実はこの健康ブームに乗ってぐんぐん伸びてるんですよ。
作物では珍しいんですが。
見て下さい。
びっくりしますが2年前のデータなんですけれども16年前に比べるとなんと1.5倍。
野菜の中でも伸びてる野菜なんて結構限られてるでしょ?非常にいい意味で珍しいケースだと思います。
需要が増えてる?食べる人も増えてる?
(鈴木)はい。
消費者の方がオクラのすばらしさをここのところどんどん認識され当然買ってくれれば生産者の方もたくさん作れるという事で非常にいい循環でマーケットがどんどん拡大して今消費者にも生産者にもメリットが出ているとこんな状況です。
いい関係になってるんですね。
そんな中その勢いに乗ろうと高知県でも新しい若い新規就農者が増えて産地を盛り上げようと頑張っていました。
南国市の隣に位置する香美市。
県内でも有数の産地で現在130軒の農家がオクラを作っています
(千野)こんにちは。
おじゃまします。
訪ねたのは5年前脱サラしてオクラ農家となった…
天候に左右されず収量の安定が見込めるハウスで栽培しています。
5年前に始めたんですがこれ見て下さい。
奥行き62m幅24mの大きなハウス
これ収穫大変じゃないですか?アルバイトさんだいぶ雇ってますねん。
ご家族だけではなくて?それは無理です。
中西さんは年々ハウスを増やし栽培規模を拡大してきました。
収穫量なんと5年前のおよそ3倍です
去年までは24アール。
今年が39アール。
おかげさんで何とかやってます。
新規就農者には地域の手厚いサポートもあります。
オクラの作り方を教える地元農業団体の指導員…
今年は特に自分に担当になって初めて一番新規の方が多くて…
小川さん現場に指導に向かうという事で同行させてもらいました。
なんと多い時には半日で4軒の農家を回るという事もあるそうで。
伺ったのが去年就農したばかりの新人農家です
でも立派なハウスですね。
これもあとでご説明します。
でもベテランがいるというのは心強いですね。
こちら尾潤生さん33歳です。
祖父の土地20アールを譲り受けてオクラ作りを始めました
これなんですけどこんな色が出ちゅうがですけど。
この日小川さんを呼んだのは実に問題が出たためです
ボコボコしちゃってる。
ちょっと肥料切れが問題かもしれんですね。
はぁ〜。
パッと解決。
慣れない新人農家にとって指導員は本当に心強い味方なんですね。
そして更に県などが協力して初めての人でもオクラが作りやすいように栽培マニュアルも作成しました。
イラスト付きでその時期その時期に行う作業が分かりやすく書かれていて手助けになっています。
初年度は200万円売り上げたという尾さん。
成長を見込んで大きな夢を膨らませています
ああしたいこうしたい次こうしたいというのが出てくるんでやはりそれも楽しいですね。
やっぱ目標を立てる事が大事やと思うんでもう何とか…最後急にお金の話が出てきた。
僕の大好きなお話。
夢はでっかく2,000万円売り上げたい。
あくまでも尾さんが大きな目標掲げたものなんですけれどもただ意外とそろばんはじけそうな感じがするんです。
売り上げとして。
地元香美市では冬に春菊を作るその2つの作物で合わせて売り上げ1,000万という農家も既にあるんです。
尾さんもまず春菊を兼ねてやりながらやがては2,000万円までまっしぐら。
10倍の売り上げを目指して。
鈴木さんオクラは夢が描けるお野菜なんですね?そうですね。
そもそもオクラは収益性が高いと言われておりまして他の作物よりも。
またこうやって売り上げを拡大していこうという意欲も持たせるようなすばらしい作物だと思うんですね。
ただ農業の場合売り上げを拡大するという事はすなわち面積を広げるという事につながっていきますからその時にきちっと自分の目が行き届く範囲なのかどうなのかと。
やり過ぎちゃうとこれまたという事もありますから。
品質が。
ですから適正な規模でできるだけ拡大を図っていくというこのバランス感覚が非常に重要なところだと思うんですよね。
また一方でそれに対して当然周り例えば県とか市町村とかそういう方々も今度は補助金とか栽培マニュアルとかさまざまな支援制度も持って地域一丸となってみんなでこの産業作物を育てていこうとこの取り組みがまたすばらしいと思うんですね。
さっき武内さんが気にされていたハウス立派でしたよね。
あれも実は補助が出ていましてIターンやUターンで帰ってくる新規就農者に本当に手厚いんですねあの土地は。
それで大体半分450万円ぐらいの補助を得て建てたと。
初めて農業やってみようという方にはいい狙い目であるという事は間違いないですね?そうですね。
重要な選択肢だと思います。
若い人たちが新規で入ってきてくれたらうれしいですよね農業界にとっても。
とってもいい希望の光だと思うんですね。
オクラはそうは言っても海外の物も入ってきてますからこういう競争という部分もありますが海外はどうしても天候不順だったり政治的な状況だったりいろんな事の中で必ずしも安定的に入ってくるかどうかという部分もあります。
一方で品質という事から含めても国内産の高品質のオクラがこれからますます我々の社会にとって重要であり期待される作物であるという事は言えると思うんですね。
安心ですよね国産だとね。
ほんとですよね。
国の中でそういうのがたくさん作られるというのは私たち何かちょっとうれしいですよね。
美帆ちゃんどうでしたか?今回オクラ愛情ラブラブあふれる感じの現場でしたけど。
本当に仲良しのご夫婦でしたしね。
オクラの次に旦那さんの事愛してるっていうぐらい。
オクラの次?旦那さんに聞いたら奥さんの方が大好きだというぐらいすてきな夫婦で。
身近な食材でしたけど知らない事ばっかりだったのであの生え方もそうですしカルシウム満点というのもね。
栄養価もあって。
そうなんですよ。
どんどんやってもらいたいですね若者にね。
パウダーはそのまま召し上がらないで下さいね。
番組の後半口数が減ってしまってすみませんでした。
むせてました。
オクラパワー今日はよく分かりました。
次回も皆さんお楽しみに!「オクラ」はみんな生きている!
(笑い)未確認生物ネッシーの正体に迫る。
2014/08/15(金) 02:10〜02:45
NHK総合1・神戸
うまいッ!「栄養たっぷり!夏の味覚“オクラ”〜高知・南国市〜」[字][再]

今や夏野菜の定番の一つとなっている「オクラ」。おいしいだけでなく栄養も満点。夏バテした体にもオススメだ。高知県の“甘くて柔らかい”絶品オクラの秘密に迫る。

詳細情報
番組内容
今や夏野菜の定番の一つとなっている「オクラ」。おいしいだけでなく栄養も満点。夏バテした体にもオススメだ。高知県南国市では、“甘くて柔らかい”絶品オクラを作るため、農家が手間を惜しまず、愛情をたっぷり注いでいる。産地では若い作り手も続々登場。おいしさの秘密を探る。もともとはアフリカが原産のオクラ。世界ではいろいろな食べ方で愛されている。家庭でできる料理も紹介。オクラの世界をディープに堪能していく。
出演者
【司会】天野ひろゆき,武内陶子,【解説】農業生産法人代表…鈴木誠,【リポーター】大和田美帆,千野秀和

ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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