2014年09月10日

ルカ・ディ・モンテツェモロ、フェラーリ会長を辞任: 「辞めることを決意した」

Montezemolo: I have decided to leave my position

ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP

ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP

ルカ・ディ・モンテツェモロ(67歳)は、長年勤めたフェラーリの会長を辞任することを発表し、彼の将来に関する盛んな憶測を終わらせた。

2014年09月06日
ルカ・ディ・モンテツェモロ退任の噂がモンツァで高まる: F1イタリアGP

10日、メディア声明で、彼はニューヨークでのフィアット-クライスラー・グループの上場を前に、私のフェラーリ時代の終わりだと述べた。

彼は「これはひとつの時代の終わり、1970年代にエンツォ・フェラーリのそばで過ごした時間に加え、ほぼ23年間にわたる素晴らしく、忘れがたい年月のあと、会長としてのポストを去ることに決めた」と述べた。

「何よりもまず、ファクトリー、オフィス、レーストラック、世界中の市場のフェラーリの素晴らしい女性と男性に感謝したい。彼らは我が社の見事な成長、忘れることのできない優勝、世界最強のブランドのひとつへの変貌の本当の立役者だった」

「また我が社の技術的・商業的パートナー、世界中のディーラー、そして特にわたしと心から情熱を共有するクライアントやコレクターにお別れと感謝を伝えたい」

「しかし、特にスクーデリアの困難なときに大きな熱意で我々を常に応援してくれたファンのことも考えている。フェラーリは世界で最高に素晴らしい会社である。そのリーダーを務めたことは光栄かつ名誉なことだった。わたしは長年、熱意とコミットメントを捧げてきた。家族と共に、これは人生の中で最高に重要なことだったし、これからもそうあり続ける」

「株主、常にそばにいてくれたピエロ・フェラーリ、会社のみなさんには、フェラーリにふさわしい成功が長く続くことをお祈りする」

フェルナンド・アロンソ、ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP
フェルナンド・アロンソ

キミ・ライコネン、ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP
キミ・ライコネン

バーニー・エクレストン、ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP
バーニー・エクレストン

マルコ・マティアッチ、ルカ・ディ・モンテツェモロ、2014年F1イタリアGP
マルコ・マティアッチ(チーム代表)と臨時記者会見

上の写真はすべて、ルカ・ディ・モンテツェモロ最後のF1イタリアGP (2014年9月6日予選)

ニキ・ラウダ、ルカ・ディ・モンテツェモロ、1975年
ニキ・ラウダ、ルカ・ディ・モンテツェモロ、1975年

ルカ・ディ・モンテツェモロのモータースポーツ経歴

ディ・モンテツェモロのモータースポーツのキャリアは、友人のクリスティアーノ・ラタッツィとともにレースをしたジャンニーニ・フィアット500から始まった。その後、彼はHFスクアドラ・コルセと呼ばれる有名なランチアのプライベート・ラリーチームで短期間ドライバーを務めた。

彼は、イタリア、トリノにあった自動車製造コングロマリットのフィアット社に入社し、1973年にフェラーリに移った。そこで彼はエンツォ・フェラーリのアシスタントを務め、1974年にはスクーデリアのマネージャーとなった。彼がチームに関わった期間、1975年と1977年、フェラーリはニキ・ラウダでF1ワールドチャンピオンシップで優勝した。

1976年、彼は昇進してフィアットのレーシング活動の責任者になり、1977年にはフィアットのシニア・マネージャー昇進した。

1991年11月、フィアットのジャンニ・アニェッリ会長が、ディ・モンテツェモロをエンツォ・フェラーリの死後、低迷していたフェラーリの会長に任命した。彼はF1コンストラクターズ・チャンピオンシップ優勝を個人的目標に掲げた。

彼は、フェラーリがF1で最も成功したミハエル・シューマッハ時代の重要人物をマラネロに招いた立役者だった。

-Source: GrandPrix247

+関連記事
2014年09月02日
フェラーリF1チーム代表の歴史 5: 他の人々とルカ・ディ・モンテツェモロ
2014年09月03日
フェラーリF1チーム代表の歴史 6: 歴代代表一覧表
ルカ・ディ・モンテツェモロ: 1974年〜1975年

+関連記事
2006年03月28日
ルカ・ディ・モンテツェモロ 経歴


markzu at 21:53│Comments(0)フェラーリ 

2014年09月10日
ルカ・ディ・モンテツェモロ、フェラーリ会長を辞任: 「辞めることを決意した」
ミハエル・シューマッハ、退院して自宅に戻る: ザビーネ・ケーム、声明発表
F1、チーム無線の制限を検討 3: ファンにとってよいこと
F1、チーム無線の制限を検討 2: 「孤立無援」のルール
F1、チーム無線の制限を検討 1: ファンを失う原因になっている
フラヴィオ・ブリアトーレ「アロンソは勝ちたがっているし、勝たなくてはならない」
2015年F1は3チーム撤退、アダム・パーが予測: ウィリアムズF1元会長
2014年09月09日
ルイス・ハミルトンには勢いがある: クルサードのF1コラム
ロズベルグはハミルトンのフレッシャーに負けた: クルサードのF1コラム
ハミルトンの人気とロズベルグへのブーイング: クルサードのF1コラム
F1イタリアGP 予選・決勝データ: 2014年第13戦
F1イタリアGP スライドショー
2014年09月08日
F1イタリアGP チーム分析
ウィリアムズ、2015年もマッサとボタス: 正式発表
小林可夢偉「次のレース出るか出ないか決まっていない」: 動画
レッドブルRB10: モンツァのフロント・ウィング
トロ・ロッソSTR9: モンツァのフロント・ウィング
レッドブルRB10: モンツァのリア・ウィング
F1イタリアGP 決勝動画
ジェンソン・バトン: F1イタリアGP決勝後コメント
セバスチャン・ベッテル: F1イタリアGP決勝後コメント
フェリペ・マッサ: F1イタリアGP決勝後コメント
ニコ・ロズベルグ: F1イタリアGP決勝後コメント
ルイス・ハミルトン: F1イタリアGP決勝後コメント
クリスチャン・アルバース、ケータハムF1チーム代表の座を降りる
キミ・ライコネン: F1イタリアGP決勝後コメント
フェルナンド・アロンソ: F1イタリアGP決勝後コメント
小林可夢偉: F1イタリアGP決勝後コメント
2015年暫定F1カレンダー: 20戦

 トップ | 今月の記事 | 月別目次 | ドライバー別記事 | F1通信 HISTORY VIEW




 誤字脱字誤訳誤変換その他間違いご指摘お願いします
名前: