理科5年 ふしぎワールド「かたちをかえる川」 2014.08.15

カワイシさん次回こそ全問正解目指してがんばってくださいね!は〜い!では次回ふしぎワールドをお楽しみに!
(ミスターQ)みなさ〜ん覚えてますか?カーブした水の流れには決まりがありましたよね。
そうです。
外側の流れは内側よりも速くってどんどんみぞをけずっていくのです。
えっ?そんな事は百もしょうち?では実際の川ではどうでしょう。
実験と同じようになるんでしょうかねえ?きょうは川のなぞに挑戦して頂きましょう!ウヒヒ!
(テーマ音楽)
(はく手)ふしぎのある所にクイズあり!テレビの前のみなさまにはふしぎなクイズの数々をお楽しみ頂きましょう!きょうのテーマは「川の流れ」。
挑戦者はカワイシさん2度目の登場です。
がんばります!今回の全問正解賞もこちら。
「ゆったりと景色を楽しむ川下りの旅」にペアでご招待。
どなたと行かれます?両親にプレゼントします!は〜い!では川にかんする問題第1問。
カーブのある流れの実験で外側がどんどんけずられていきましたよね?では実際の川ではカーブの内側と外側のどちらがけずられるでしょう?実験と同じように外側がけずられると思います。
いいんですか?自然はわかりませんよ。
でもやっぱり外側の方が流れが速いと思うから。
ゴロンゴロン。
ではVTRを見てみましょう。
川のカーブでは内側と外側でどのようなちがいがあるのでしょう?内側には川原が広がり石がたくさん見られます。
一方外側はがけになっていて川原はありません。
流れる速さにちがいはあるのでしょうか?ボールを流して5mのひもがのびきるまでの時間を測ります。
まずは内側。
12秒です。
次はカーブの外側です。
4秒でした。
上がカーブの外側下が内側です。
比べてみると外側の流れの方が内側よりも断然速いのがわかります。
川の底の土はけずられているかどうか水の中を見てみましょう。
まずは内側の水の中です。
底は浅く水面近くまで石が積もっています。
外側はどうでしょう?内側よりもずいぶんと底が深いです。
底にある石が水の流れの強さで転がりそうになっています。
川のカーブを流れる水の働きを見てみましょう。
赤い矢印が外側青い矢印が内側の流れです。
外側の流れは速く川の底や岸をけずる働きがあります。
一方内側の流れはゆるやかで小石や砂などを積もらせる働きがあります。
こうした水の働きが時間をかけて川の形を変えていくのです。
川のカーブの内側と外側では流れる速さや地形がちがうのです。
「川のカーブの内側と外側でどちらがけずられているか?」…という問題でしたが答えは外側。
軽く正解ですね。
やった!やったよお父さん。
全問正解を目指してぜひがんばってください。
テレビの前で全国のみんなが見ていますよ。
カチンコチン!ところで山の中から海へ流れる川ってとっても長いですよね。
そこで第2問。
水の流れが一番速いのは川のどの部分でしょう?そうですねえう〜ん始めは水の量も少ないし。
終わりが一番水の量が多くて勢いがあるんじゃないですか。
おやおやカワイシさんあいかわらずかたくてしんちょうなお答えですね。
ではVTRを見てみましょう。
ふしぎワールド!川の上流中流下流にはどのようなちがいがあるのでしょう?山のおく深くを流れる川の上流です。
およそ5mほどの川はばで山を流れる水はとても激しいようすです。
水車の回転を数えて水の速さを調べてみます。
10秒間で何回回転するでしょうか?11回転しました。
山あいをぬけたこの辺りは川の中流です。
上流よりも川はばが広くなったようですが水の流れる速さはどうでしょう?同じように水車の回転数で調べてみます。
10秒間で5回転です。
平野に出たこの辺りは川の下流です。
川はばはさらに広く水はゆったりと流れているようですが速さはどうでしょう?2回転しました。
川の水の流れる速さは上流から下流へ向かうほどゆるやかになっていくのです。
「川の上流中流下流のどこの流れが一番速いか」…という問題でしたが答えは「上流」です。
母さんの喜ぶ顔が見たかったのにな。
あ〜あ。
川は下流へ向かうにつれて川はばが広くなり流れはゆるやかになっていたんですね。
では第3問カワイシさん。
川の石は上流中流下流で形や大きさは変わるんですか?う〜んう〜ん…。
ぼくはもっと大きくなりたいんで2番の「下流へいくほど大きくなるという」方向で!ほほう下流へいくほど大きくなるというお考えで。
さて真相はいかに!川の石は場所によって何かちがいがあるのでしょうか?まずは上流を見てみましょう。
大きくてごつごつした岩や石がたくさん見られます。
水の中の石をとってみましょう。
やはりごつごつと角ばった感じです。
川の上流では流れが速く石が少しずつ流されていきます。
流された石はおたがいにぶつかりあったり底に当たりながら川を下っていきます。
では上流から中流に流れついた石を見てみましょう。
中流では大きな岩は見あたりません。
川の中の石を見てみると上流よりも角が丸くなっています。
流される間に角がけずられたのです。
次に下流の石を見てみましょう。
ここでも大きな石は見当たりません。
水中の石を見ると角はまったくなくつるつるした感じです。
川の石は流れる間に角がけずられるため下流へいくほど丸く小さいのです。
「上流から下流に向けて石の形や大きさはどう変わるのか?」…という問題でしたが答えは「丸く小さくなる」でした。
カワイシさん残念。
川が石を小さくしちゃうなんて…。
とほほ〜。
ところが石どころではないんですよ。
リカさ〜ん!
(リカ)はいは〜い水の力ってホントにすごいのよ!栃木県日光市にある名所「華厳の滝」です。
滝の落ち口は常に水の流れにさらされています。
1986年突然滝の景観が変わってしまいました。
滝の落ち口の岩がごっそりとくずれ落ちたのです。
水の力は長い時間をかけて大きな岩をもけずってしまうのです。
現在でも滝の岩はけずられ続けています岩までけずってしまうなんて〜。
ガ〜ン!ところでカワイシさん流れる水にはけずる以外にも働きがありましたよねえ?石や土を運んでカーブの内側や下流など流れのゆるやかな所に積もらせたりしていたと思います。
お〜そうでした。
では最後の問題です。
こちらをご覧ください。
これらはすべて川の水の働きでできた地形です。
この中で一つだけちがう働きでできたものがあります。
どれでしょう?う〜ん2番と3番は少し似ているから1番でお願いします。
なるほど!地形が似ているものは水の同じ働きでできたと考えた訳ですね?ではVTRスタート。
川の水の働きでできる地形を見てみましょう。
富山県黒部川が流れる黒部峡谷です。
黒部峡谷は深い谷になっています。
アルファベットのVの形に見える事からV字谷といいます。
V字谷は激しい水の流れが長い年月をかけて川岸の岩や山はだをけずっていきできた地形です。
谷でけずられた岩や石などは川で運ばれていきます。
運ばれた石などは山間部をぬけて流れが急にゆるやかになった所に積もります。
こうして扇状に広がるゆるやかなけいしゃの扇状地ができます。
山あいを勢いよく流れてきた川が平地に出ると流れがゆるやかになります。
そして流されてきたものが積もってできるのが扇状地です。
川が海に注ぎこむ河口に広がる平野三角州です。
三角州は川はばの広い河口で流れがとてもゆるやかになった所に砂や小石などがどんどん積もりできるのです。
けずったり積もらせたりする川の働きによってさまざまな地形がつくられます。
扇状地と三角州は積もらせる働きでそしてV字谷はけずる働きでできた地形でした。
みごと正解です。
やった〜!よし次こそ全問正解だ!えっ?まだ出るつもりなんですか?ぜひ挑戦させてくださ〜い!予定をあけておきますから!さて次回はどんなふしぎが待ち受けているかお楽しみに!2014/08/15(金) 01:35〜01:50
NHKEテレ1大阪
理科5年 ふしぎワールド「かたちをかえる川」[解][字]

小学校5年生向け理科番組。川の流れる様子を観察し、水の流れが川の姿を形作ることをとらえる。

詳細情報
番組内容
【声】中尾隆聖,むたあきこ,古賀慶太
出演者
【声】中尾隆聖,むたあきこ,古賀慶太

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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